JP2009504519A - マーカー材料を有するプラスチック包装、及び前記包装が真正であることを証明する方法 - Google Patents

マーカー材料を有するプラスチック包装、及び前記包装が真正であることを証明する方法 Download PDF

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Abstract

少なくともパッケージ(10)の構成要素は、第1の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも第1プラスチック材料(例えば、高密度ポリエチレンHDPE、ポリプロピレンPP)、及び第1プラスチック材料に分散され、視覚的に検出できないマーカーとして作用し、且つ第2の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する第2プラスチック材料(例えば、エチレン酢酸ビニルEVA)を含む。パッケージが真正であることを証明するために、第2材料により吸収される少なくとも一つの波長からなる電磁エネルギー、好ましくは赤外線エネルギーが、パッケージに差し向けられて第2プラスチック材料の存在を検出する。

Description

本発明は、製品が真正であることを証明する方法、及びプラスチックパッケージに、より具体的には、識別できる安全対策を有する中空のプラスチック容器及びクロージャを含むプラスチック方法に、並びに偽物のプラスチックパッケージへの対抗用途のために、このような包装の真正を証明する方法に向けられる。
クロージャ及び中空のプラスチック容器を含むプラスチックパッケージの製造では、予備成形物を成形し、又は押し出し、次いで、予備成形物を吹き込み成形して容器の最終形状を達成することが一般的である。或る容器では、容器の少なくとも本体部分が多層構造のものであり、その一つ又はそれ以上の中間層が容器のガス透過に対するバリアを形成する。単層構造であろうと、複数層構造であろうと、吹き込み成形容器、及びクロージャは、薬のような、個人のケア製品、及び医療製品を包装するためにしばしば使用される。
しかしながら、あいにく、薬は、時々偽造され、且つ本物の薬を売買するために使用される本物のパッケージとそっくりな偽物のパッケージに包装される。従って、このような偽物のパッケージは、薬剤師及び消費者を欺いて偽物の薬を買わせるために使用される。
本発明の一つの側面によれば、少なくとも二つのステップを含む、包装が真正のものであることを証明する方法を提供する。
第1に、パッケージの少なくとも一部分は、第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び少なくとも第1プラスチック材料と混ぜられたときに、第2の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第2プラスチック材料を備える。第2に、放射エネルギーを第2の予め決定された吸収スペクトルと関連した少なくとも一つの電磁エネルギー波長に従って、パッケージの少なくとも一部分に差し向けて第2の材料の有無を検出する。
発明の第2の側面によれば、本質的に第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び第1プラスチック材料と混ぜられたときに、第2の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第2プラスチック材料よりなる少なくとも一部分(例えばクロージャ又は容器)を含むパッケージを提供する。少なくとも一つの第2プラスチック材料は、少なくとも一つの第1材料の機能特性に実質的に影響を及ぼすほどでない量で、しかし、分光法による検出がパッケージの信憑性を証明し、又は信憑性に異議を唱えるに十分な量で提供される。
発明の好ましい実施形態では、パッケージの中間層は、パッケージの壁の中のガス、水蒸気、及び/又は臭いの移動を遅らせるためのバリア樹脂ポリマーのものである。しかしながら、以下で説明するように、中間層樹脂は、使用済み樹脂、又はマトリックス樹脂層と同じ樹脂を含む任意適当なタイプのものでもよい。発明のこの側面によれば、材料マーカーは、パッケージを識別するために、中間樹脂層に分散される。これは、好ましくは、パッケージが作られる予備成形物を成形し、若しくは押し出す前、又は成形若しくは押し出し中、材料マーカーを樹脂に混ぜることによって達成される。発明の好ましい実施形態では、材料マーカーは、エチレン酢酸ビニルであり、ベース材料は、高密度ポリエチレン又はポリプロピレンである。
発明の他の側面によるパッケージの信憑性を証明する方法は、主として、第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルを有し、第1のスペクトルとは異なる第2の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する、視覚的に検出できない量の第2材料が分散された少なくとも一つの第1プラスチック材料よりなる少なくとも一つの包装構成要素(例えば、容器及び/又はクロージャ)を前記パッケージに準備することを含む。電磁エネルギーを、第2のエネルギー吸収スペクトルと関連した少なくとも一つの波長で包装構成要素に差し向けて、第1の材料の中の第2の材料の存在を検出する。パッケージ構成要素(例えば、クロージャ又は容器)は、本質的に、第1の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び第1のスペクトルとは異なる第2の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも一つの第2プラスチック材料よりなり、少なくとも一つの第2材料は、少なくとも一つの第1材料の機能特性に影響を及ぼすほどでない量で、しかし、吸収分光法による検出が、構成要素の信憑性を確認するに十分な量である。
発明は、追加の目的、特徴、利点、及び発明の側面と共に、以下の説明、特許請求の範囲、及び添付図面から最も理解される。
図1を全体的に参照すると、本発明の例示的な実施形態による「真正」プラスチックパッケージ10が示される。ここに使用されるように「真正」という用語は、真実であることが主張され証明できる出所を有し、偽物又は模倣でないことを意味する。パッケージ10は、本物の製薬錠剤等のような、一つ又はそれ以上の本物の製品を包装するための真正プラスチック容器12、及び包装製品を作るために容器12に製品を密封保持するためのクロージャ14を含む個々のプラスチック包装部品から組み立てられる。真正の包装製品は、卸売、販売業者、及び/又は消費者市場のような市場に配送される。このような市場では、又は第2の市場では、パッケージの信憑性及び/又はパッケージの信憑性を経てパッケージ内の製品の信憑性を確認し、又は信憑性に異議を唱えることが望ましいかもしれない。従って、信憑性を確立することを望む者は、先ず、真正の包装製品であるか、真正の包装製品に似ている偽物の包装製品であるかの何れかである包装製品を手に入れ、次いで、以下に記載の手法により包装製品の材料分析を行う。
図1をもっと詳しく参照すると、容器12は、閉鎖底端16、閉鎖底端16から延びる側壁18、及び側壁18を終わらせ、支持フランジ22を含み、最後に、閉鎖底端16とは略反対側の開口端(図示せず)で終わるネック口部分20を含む。容器12は、どんな周知の容器成形方法で生産されてもよいが、好ましくは、一つ又はそれ以上のベース材料、及びベース材料に混ぜられ、又は分散された一つ又はそれ以上のマーカー材料から射出成形予備成形物、圧縮成形予備成形物、又は押し出し形成予備成形物(図示せず)を吹き込み成形することによって製造される。クロージャ14は、ベース壁24を含み、ベース壁24と実質的に反対側である開口端28で終わる環状のスカート壁26がベース壁から垂下する。クロージャ14は、好ましくは、クロージャ14のスカート壁26から内方に突出する雌ねじ山に螺合する、容器12のネック口部20の雄ねじ山(図示せず)による螺合連結を経て容器12に取り付けられる。また、スナップビード取り付けを採用してもよい。変形例として、スナップビード係合を採用することもできる。
図2は、円2から取った図1の容器12の拡大断面部分を示す。図2は、また、図1のクロージャ14の断面壁部分を表してもよい。壁18は、第1プラスチック材料、又はベース材料、及び第1プラスチック材料と混ぜられ、視覚的に検出できない量で提供される第2プラスチック材料、又は添加物よりなる一つの層30を有する単層構造のものである。「視覚的に検出できない量」という専門用語は、第2材料の量が、人間の裸眼では気づかない程にとても少ないことを意味する。第1プラスチック材料は、第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらし、又は特徴とし、マトリックス樹脂、バリア樹脂、又はその混合物のようなどんな所望の樹脂よりなっていてもよい。好ましくは、第1材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)、又はポリプロピレン(PP)よりなるが、どんな所望の包装材料よりなってもよい。第2プラスチック材料は、第1材料と混ぜられたとき、第2の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらし、又は特徴とし、どんなマーカー材料よりなっていてもよい。マーカー材料は、人間の裸目では見えない量で提供され、ベース材料の機能特性に実質的に影響を及ぼさない程である。従って、潜在的な偽造者は、本物の包装製品のマーカー材料の存在を容易に確認することができない。マーカー材料は、好ましくは、全ての材料の3乃至5重量パーセント程度の量のエチレン酢酸ビニル(EVA)である。しかしながら、包装をマークするために、より多い、又は少ないエチレン酢酸ビニルを使用してもよいことが考えられる。エチレン酢酸ビニルは、容易に入手でき、且つ安価であることから、エチレン酢酸ビニルが好ましい。
図2Aは、本発明の変形実施形態による容器(又はクロージャ)112の一部拡大断面図を示す。ここでは、壁118が、好ましくは多溶解樹脂から多層にされることが好ましく、内側層132及び外側層134、並びに中間層136を含む。図2の実施形態と同様に、層132,134,136の一つ又はそれ以上は、第1の予め決定されたエネルギー吸収スペクトルを有する第1プラスチック材料、及びエチレン酢酸ビニルよりなるマーカー材料のような、第2エネルギー吸収スペクトルを有する第2プラスチック材料よりなり、エチレン酢酸ビニルの量は、これが混ぜられる特定の層の混合物全体の約3乃至5パーセント程度である。
内側層132及び外側層134は、マトリックス樹脂ポリマーよりなり、中間層136は、バリア樹脂ポリマーよりなる。バリア樹脂ポリマーは、ガス、水蒸気、及び/又は臭いが容器の側壁118の中を通って移動するのを遅らせるために設けられる。多層側壁118は、発明の範囲から逸脱することなく、より多い又はより少ない層よりなっていてもよいと考えられている。多層化容器112、及び容器が製造される予備成形物は、好ましくは、Nマトリックス層(例えば、2又は3)及びN−1中間層(例えば、1又は2)を有する。いずれの場合にも、マトリックス樹脂層132,134は、好ましくは、高密度ポリエチレン、又はポリプロピレンよりなるが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はポリカーボネート(PC)ポリマーを含むがこれらに限定されない、他の所望の容器材料よりなっていてもよい。中間層136は、好ましくは、ナイロン、又はエチレンビニルアルコール(EVOH)パッシブポリマーよりなるが、容器のために使用される他の適当なパッシブ又はアクティブバリアポリマーよりなっていてもよい。しかしながら、発明の最も広義な側面に関連して、中間層136は、また、ポリエチレンテレフタレート、若しくはポリカーボネート組成物のものであってもよいし、又は使用済み樹脂組成物のものであってもよい、何故ならそれが、層132,134,136の一つ又はそれ以上に混ぜられ、発明の際立った特長の一つを提供するエチレン酢酸ビニルであるからである。
図4は、第2材料(EVAマーカー)のない第1材料の赤外線エネルギー吸収スペクトルを示す。一般に、吸収スペクトルは、放射線の波長(横座標沿い)に応じた放射作用の強さ(縦座標沿い)のプロットであり、質的及び量的な化学組成分析の決定のための基準を提供するために使用される。材料の分子は、周知の特性方法で、エネルギーの特定の波長でエネルギーを吸収する。かくして、材料の放出特性又は吸収特性を分光的に分析することによって材料の組成を決定することが可能である。
一般に、電磁エネルギー吸収スペクトルは、分光器、分光写真器、分光計、分光光度計、及び干渉計のような種々の器機を使用する分光技術によって作り出される。具体的には、吸収スペクトルは、典型的にはサンプル材料の薄いフィルムを、放射線源とバックグランドの間に介在させることによって作り出される。放射エネルギーの周知の連続的なスペクトルは、放射線源の放射線を平行にして、それをその成分に分離することによって作り出される。放射エネルギーのこのスペクトルは、サンプル材料に通され、結果がバックグランドで検出される。サンプル材料は、或る波長での放射線の強さを減ずる吸収媒体として作用し、それによって、バックグランドを変更する。介在させた吸収媒体によってバックグランドから除去されたエネルギーは、媒体が適切に励起されたならば吸収媒体により放出されるエネルギーであり、かくして、媒体の化学組成を示す。従って、加えられた放射線スペクトルと、バックグランドのスペクトルを形成する、透過されたが吸収されないエネルギーの間のエネルギー差は、サンプル材料の化学組成を推論するために測定される。分光分析は、破壊的であってもよいし、非破壊的であってもよい。
図4を依然として参照すると、吸収スペクトルを発生させるためにフーリエ変換赤外分光(FTIR)を使用し、放射源を使用して、比較的短時間、サンプル材料を照射する全ての適切な波長を同時に加え、しかる後、吸収スペクトルをフーリエ数理操作によって得た。スペクトルを、DTGS KBr検出器、KBrビームスプリッタ、及び赤外線源を有するNicolet510スペクトロメーターで、フィルム透過分析を使用して発生させた。分光計の設定は、32個のサンプル及びバックグランドスキャン、4.000分解能、32.0サンプルゲイン、1.5825ミラー速度、及び30.00口径を含む。
図4は、エチル酢酸ビニルが0%である高密度ポリエチレンの吸収スペクトルを示し、吸光度の一次、二次、及び三次のスパイク40,42,44は、見てすぐに判る。一次スパイク40は、約2900cm‐1の波長で起こり、二次スパイク42は、約1450cm‐1で起こり、三次スパイクは、約700cm‐1で起こる。これらの波長のスパイクは、高密度ポリエチレンの特長であり、そして100%の高密度ポリエチレンベース材料を明確に確認する。
図5は、5%のエチレン酢酸ビニルと混ぜられた高密度ポリエチレンの吸収スペクトルを示す。32個の代わりに64個のサンプル及びバックグランドスキャンを使用したこと除いて、このスペクトルを発生させるために、同じ器機及び設定を使用した。案の定、高密度ポリエチレンが全体の材料組成の約95%程度の量で依然として存在しているので、図4の高密度ポリエチレンのスパイクは、このスペクトルでは基本的には変わらず、即ち、図4と関連した材料と大体同じである。しかしながら、高密度ポリエチレンのこの減少した含有量の結果、スペクトルがいくらか変化し、幾分大きくない又は強くない一次、二次、及び三次スパイク40’,42’,44’を得た。エチレン酢酸ビニル含有量の追加の結果、スペクトルに他の変化が生じ1741cm‐1及び1241cm‐1でエチレン酢酸ビニルの第1及び第2スパイク46,48をそれぞれ得た。これらの追加の波長スパイクは、エチレン酢酸ビニルの特長であり、それによって、エチレン酢酸ビニル材料の存在を明確に識別する。
上で論じられた例示的な実施形態の一つ又はそれ以上では、マーカー材料を含む、本発明の真正の又は「本物の」パッケージ、容器、及び/又はクロージャは、このようなマーカー材料を有さない偽造、又は本物でない容器から、より容易に区別することができる。特定の材料のサインを、容器製造者、特定の製品若しくは薬、製造者、工場若しくは製造設備、市場販売会社、卸売業者、小売業者、薬剤師等のような特定の正規の出所若しくは源と関連させることができる。パッケージの一部分を、例えば分光技術を使用して検査することによって、マーカー材料を、それによって、製品及び/又はその包装を所定の市場又はアフター・マーケットで真正と証明することができ、包装は、特定の所望の出所又は源まで信頼性をもってつきとめることができる。換言すれば、包装又はその中の製品の正当性についてなにか疑問があるならば、マーカー材料は、包装の出所のつきとめ可能な証明を提供する。本質的には、本発明は、包装又はその中の製品の偽造に対する信頼できる包装安全性の特色である、包装又は製品の信憑性を識別するための材料のサインを提供し、従って、マークのついたパッケージは、偽造者が再生産しにくい。かくして、本発明を使用することによって、薬剤師及び消費者は、偽物の薬の市場への侵入から比較的厚く保護される。
かくして、先に説明した目的及び目標の全てを完全に満たすパッケージ、容器、クロージャ、及びこれらの信憑性を証明する方法を説明した。本発明を、現下好ましい実施形態に関連して開示し、複数の変形及び変更を論じた。他の変形及び変更は、上述の説明に照らして当該技術の通常の知識を有する者に容易に思いつく。例えば、発光分光及びスペクトルのような、異なる分光技術及び異なるスペクトルを使用することができる。このような技術及びスペクトルは、これらが実質的に同じ方法で実質的に同様の結果をもたらすように機能するから、ここに開示されたものと均等である。最後に、上、底、上方、下方、半径方向、円周、及びこれに似た方向の用語は、説明のために採用され、限定のために採用されていない。それどころか、発明は、添付された特許請求の範囲の精神及び広義の範囲内にある全ての変形及び変更を包含するものである。
本発明の例示的な実施形態による容器及びクロージャを含むパッケージの側面図である。 円2から取った図1の容器の側壁の断片的な拡大断面図である。 多層側壁を示す、図2の実施形態の変形の実施形態を示す。 第1ベース材料よりなるサンプルパッケージによる、波長に応じた赤外線の吸収を表す吸収スペクトルのグラフを示す。 第1ベース材料及び第2マーカー材料よりなる他のサンプルパッケージによる赤外線の吸収を表す吸収スペクトルのグラフを示す。

Claims (20)

  1. パッケージ(10)の信憑性を証明する方法であって、
    (a)主として第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも一つの第1プラスチック材料よりなり、前記第1スペクトルとは異なる第2の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する、視覚的に検出できない量の第2材料が前記第1プラスチック材料に分散されている少なくとも一つの包装構成要素をパッケージに準備するステップと、
    (b)電磁エネルギーを、第2エネルギー吸収スペクトルと関連した少なくとも一つの波長で前記包装構成要素に差し向けて、前記第1材料に分散された前記第2材料の存在を検出するステップと、を含むこと、
    を特徴とする方法。
  2. 前記第2材料は、エチレン酢酸ビニルである、
    請求項17に記載の方法。
  3. 前記第1材料は、高密度ポリエチレン又はポリプロピレンである、
    請求項18に記載の方法。
  4. パッケージ構成要素であって、
    本質的に、第1の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び前記第1スペクトルとは異なる第2の電磁エネルギー吸収スペクトルを有する少なくとも一つの第2プラスチック材料よりなり、
    前記少なくとも一つの第2材料は、前記少なくとも一つの第1材料の機能特性に影響を及ぼすほどでない量で、しかし、吸収分光法による検出が前記構成要素の信憑性を確認するのに十分な量であること、
    を特徴とするパッケージ構成要素。
  5. パッケージが真正であることを証明する方法であって、
    (a)パッケージ(10)の少なくとも一部分に第1の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び前記少なくとも一つの第1プラスチック材料と混ぜたとき、前記第1スペクトルとは異なる第2の予め決定された電磁エネルギー吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第2プラスチック材料よりなる材料を備えるステップと、
    (b)放射エネルギーを、前記第2の予め決定された吸収スペクトルと関連した少なくとも一つの波長で前記パッケージの前記一部分に差し向けて前記少なくとも一つの第2材料の有無を検出するステップと、を含むこと、
    を特徴とする方法。
  6. 前記ステップ(a)は、前記パッケージが、真正のパッケージであることを含む、
    請求項5に記載の方法。
  7. (c)真正製品を前記真正のパッケージで包装して真正の包装製品を作るステップと、
    (d)前記真正の包装製品を市場に分配するステップと、
    (e)前記真正の包装製品及び前記真正の包装製品に似ている偽物の包装製品の少なくとも一つを識別するステップと、を含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記差し向けるステップ(b)は、測定された吸収スペクトルをもたらすために、前記真正の包装製品及び偽物の包装製品の少なくとも一つの少なくとも一部分を分光学的に解析することを含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. (f)前記測定された吸収スペクトルを、前記第2の予め決定された吸収スペクトルと比較して、前記包装製品の信憑性を証明し、又は信憑性に異議を唱えるステップを含む、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記ステップ(f)は、前記少なくとも一つの第2プラスチック材料の質及び量の少なくとも一つを証明することを含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2材料は、エチレン酢酸ビニルである、
    請求項5に記載の方法。
  12. 前記第1材料は、高密度ポリエチレン、及びポリプロピレンの少なくとも一つである、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記パッケージの前記一部分は、単層構造のものである、
    請求項11に記載の方法。
  14. 前記パッケージの前記一部分は、多層構造のものであり、前記第2材料は、前記多層構造の幾つかの層(132,134,136)のうちの少なくとも一つの中に分散されている、
    請求項11に記載の方法。
  15. パッケージ(10)であって、
    主として、第1の予め決定された吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第1プラスチック材料、及び前記第1プラスチック材料と混ぜられたときに、前記第1スペクトルとは異なる第2の予め決定された吸収スペクトルをもたらす少なくとも一つの第2プラスチック材料よりなる少なくとも一部分を含み、
    前記第2の少なくとも一つのプラスチック材料は、前記少なくとも一つの第1材料の機能特性に実質的に影響を及ぼすほどでない量で提供され、前記量は、分光法による検出が前記パッケージの信憑性を証明し、又は信憑性に異議を唱えるのに十分な量であること、
    を特徴とするパッケージ。
  16. 前記少なくとも一つの第2材料は、エチレン酢酸ビニルである、
    請求項15に記載のパッケージ。
  17. 前記少なくとも一つの材料は、高密度ポリエチレン、及びポリプロピレンのうちの少なくとも一つである、
    請求項16に記載のパッケージ。
  18. 前記パッケージの前記少なくとも一部分は、単層構造である、
    請求項16に記載のパッケージ。
  19. 前記パッケージの前記少なくとも一部分は、多層構造であり、前記第2材料は、前記多層構造の幾つかの層(132,134,136)のうちの少なくとも一つの中に分散されている、
    請求項16に記載のパッケージ。
  20. 前記パッケージの前記少なくとも一部分は、クロージャ(14)及び容器(12)の少なくとも一つである、
    請求項15に記載のパッケージ。
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