JP2009500927A - プッシュ・ツー・トークおよび電話会議サービスを提供する方法および装置 - Google Patents

プッシュ・ツー・トークおよび電話会議サービスを提供する方法および装置 Download PDF

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Abstract

端末と制御装置とを含むプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いられる方法であって、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を端末へ送信することを含み、その指標は承認されたトークバーストの間に許可トーク時間の残り時間を監視するために端末で用いられるような方法を、提供する。また、端末と制御装置とを含むプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いられる方法であって、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、許可トークタイマを用いて制御装置において許可トーク時間の残り時間を監視することと、端末からのトークバーストデータの受信に応じて許可トークタイマを制御装置において開始することとを含む方法も、提供する。

Description

本発明は、例えばいわゆる携帯電話によるプッシュ・ツー・トークのような、プッシュ・ツー・トークあるいは電話会議(多者間通話)サービスにおいて使用する方法および装置に関するものである。
トランシーバタイプのサービスは、短いメッセージをすばやく相互に交信することを望むユーザの間で人気があることが、随分前から分っている。従来、そのようなサービスは、無線周波スペクトルの専用部分を利用した双方向の携帯無線機によって提供されてきたが、それらは同様の端末を利用していて、かつ無線機の比較的短い通信範囲内にいる、事前に選択されたユーザの少人数のグループと通信できるだけであった。もっと最近になって、既存の携帯電話インフラを利用したサービスが米国に導入された。しかし、これらのサービスは本質的に企業の独自仕様であり、異なる運用オペレータのネットワーク間でユーザが通信することはできなかった。
トランシーバタイプのサービスの利用拡大を目的として、携帯電話ネットワーク上で提供されるウォーライクタイプのサービスの相互接続ネットワーク運用を可能にする適切なプロトコルを標準化するため、Open Mobile Alliance(www.openmobilealliance.org)として知られる企業グループが設立された。各種の標準によって確立されたサービスはPoC(Push to talk Over cellular)(携帯電話によるプッシュ・ツー・トーク)として知られている。PoCは、関連する発話データがパケット交換アクセスネットワーク上で伝達されることを提案したサービスである。GSMおよびUMTSの場合には、GPRSアクセスネットワークとなるであろう。他のネットワークアーキテクチャにおいては、トークデータを伝達するには、類似したパケット交換アクセスネットワークが利用されるであろう。プッシュ・ツー・トーク・サービスは、回線交換アクセスネットワーク上で提供されることもありうるが、これは好適な選択肢ではない。
携帯電話によるプッシュ・ツー・トーク(PoC)システムは、高度データサービス、特に、リアルタイム・マルチメディア・サービスを携帯電話ネットワークに円滑に導入するため、典型的にはGSM/GPRSネットワーク上に実装され、第3世代パートナシップ・プロジェクトによって標準化されたIPマルチメディア・サブシステム(IMS)を利用するものである。IMSは、マルチメディアIPベースのセッションの設定と制御するために、インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)によって定義されたセッション開始プロトコル(SIP)を用いる。PoCサーバが、IMS内に位置するかまたはIMSに接続していて、PoCセッションの設定と制御の機能を遂行する。
既存のプッシュ・ツー・トーク(PTT)および会議開催システムは、通常、ユーザのうちの1人に発言権を承認する一方で、通信中の他のユーザはそのような権利を否定されてリスニングモードになるという制御メカニズムを使用する。そのような制御メカニズムは、通常、発言権制御、発話者裁定、トークバースト制御、などと呼ばれる。例えば、Open Mobile Allianceは、現在、トークバースト制御プロトコル(TBCP)を含む、携帯電話によるプッシュ・ツー・トーク(PoC)システムの仕様について作業を行っている。
発言権をユーザに代わって要求するため、端末は、通常、要求メッセージを制御装置へ送信する。制御装置は、通常、要求を承認するかもしくは拒否するかによって応答する。制御装置は、要求を承認する場合には、通常は許可トークタイマを開始することによって、ユーザが話してもよい時間を制限し、また、何らかのメカニズムを用いて、通常は取消メッセージをユーザの端末へ送信することによって、あるいは、単純にユーザのメディアを転送しないことによって、ユーザの話を中断する。制御装置によって中断されたユーザは、通常は制御装置によって何らかの方法で、例えば、一定時間そのユーザに発言権を承認されないことによって、ペナルティを課される。
この点についてのPTTシステムの典型的な動作が、添付の図面の図1に描かれている。
ここで留意すべきなのは、ここで説明している用語、メッセージは、特定のプロトコルもしくは実装とは無関係であり、端末と制御装置との間の情報の転送という概念を説明するために用いられているということである。
トークバースト制御プロトコルを使ったOMA−PoCユーザプレーン仕様(オープン・モバイル・アライアンス、PoCユーザプレーンバージョン、候補バージョン1.0−2005年4月28日、OMA−TS_PoC−UserPlane−V1−20050428−C)は、これらのメカニズムの良い例である。端末および制御装置のTBCP状態機械をそれぞれ、添付の図面の図2および図3に示す。図2は基本動作についてのOMA PoCクライアントの状態遷移図である。図3は、PoCクライアントへの通常のトークバースト動作についてのOMA PoCサーバの状態遷移図である。TB承認メッセージ(TBCPトークバースト承認メッセージ)のOMA−PoC符号化を、添付の図面の図4に示す。もう1つの例は、IETF XCON作業部会(インターネット技術タスクフォース、SCON作業部会、バイナリ発言権制御プロトコル(BFCP)、draft−ietf−xcon−bfcp−04.txt)によって現在仕様を定められつつあるバイナリ発言権制御プロトコル(BFCP)である。
本発明の第1の態様によって、端末と制御装置を含むプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる方法が提供されるが、その方法は、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を端末へ送信することを含んでおり、その指標は、承認されたトークバーストの実行中に許可トーク時間の残り時間を監視するために端末で使用される。
本方法は、トーク要求を制御装置で受信することと、トーク要求を承認するかどうか決定することを含んでもよい。
本方法は、許可トーク時間を制御装置で判断することを含んでもよい。
指標は、許可トーク時間の時間的長さに関するタイミング情報を含んでもよい。
指標は、指標を送信した時刻又はそれに近い時刻における、許可トーク時間の残り時間に関するタイミング情報を含んでもよい。
指標は、許可トーク時間の終了に関するタイミング情報を含んでもよい。
端末と制御装置とは、相互に少なくともある程度のタイミング同期を有してもよい。
本方法は、トーク要求の承認を示すため、承認メッセージを制御装置から端末へ送信することを含んでもよい。
本方法は、承認メッセージの中に指標を有することを含んでもよい。
本方法は、許可トーク時間の残り時間を端末で監視することを含んでもよい。
本方法は、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を端末で監視することを含んでもよい。
本方法は、受信した指標に基づいて許可トークタイマを端末で初期設定(初期化)することを含んでもよい。
本方法は、受信したタイミング情報に基づいて許可トーク時間の終了をウォッチ(認識)するため、許可トークタイマを端末で初期設定することを含んでもよい。
本方法は、受信したタイミング情報に基づいて時間的長さを測定するため、許可トークタイマを端末で初期設定することを含んでもよい。
本方法は、トークバーストデータの制御装置への送信を開始することと実質的に同時に、許可トークタイマを端末で開始することを含んでもよい。
本方法は、承認メッセージの受信に応じて、許可トークタイマを端末で開始することを含んでもよい。
本方法は、許可トーク時間の残り時間を制御装置で監視することを含んでもよい。
本方法は、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を制御装置で監視することを含んでもよい。
本方法は、許可トーク時間の終了を認識するため、許可トークタイマを制御装置で初期設定することを含んでもよい。
本方法は、時間的長さを測定するため、許可トークタイマを制御装置で初期設定することを含んでもよい。
本方法は、端末からのトークバーストデータの受信に応じて、許可トークタイマを制御装置で開始することを含んでもよい。
本方法は、承認メッセージの送信と実質的に同時に、許可トークタイマを制御装置で開始することを含んでもよい。
本方法は、トーク要求を端末から制御装置へ送信することを含んでもよい。
本方法は、トーク要求への応答が制御装置からまったく受信されずに所定時間が経過した後でトーク要求を再送することを含んでもよい。
本方法は、再送されたトーク要求を受信した後で、承認メッセージを再送することを含んでもよい。
再送された承認メッセージの中の指標は、承認メッセージを再送した時刻において、もしくはそれに近い時刻において、制御装置で監視される許可トーク時間の残り時間から判断されてもよい。
本方法は、端末で監視される許可トーク時間の残り時間を端末のユーザに示すことを含んでもよい。
本方法は、端末で監視される許可トーク時間の残り時間の終了を端末のユーザに示すことを含んでもよい。
本方法は、端末で監視される許可トーク時間の残り時間の終了に応じて、解放メッセージを端末から制御装置へ送信することを含んでもよい。
本方法は、端末で監視される許可トーク時間の残り時間にレイテンシ(待ち時間)調整を行うことを含んでもよい。
本方法は、端末と制御装置の間のラウンドトリップ遅延の少なくとも一部の推定に基づいて、端末で監視される許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を行うことを含んでもよい。
本方法は、制御装置で監視される許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を行うことを含んでもよい。
本方法は、端末と制御装置との間のラウンドトリップ遅延(往復遅延)の少なくとも一部の推定に基づいて、制御装置で監視される許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を行うことを含んでもよい。
本方法は、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を端末で推定することを含んでもよい。
本方法は、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を制御装置で推定することを含んでもよい。
本方法は、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、トーク要求を用いることを含んでもよい。
本方法は、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、承認メッセージを用いることを含んでもよい。
本方法は、トーク要求の送信と承認メッセージの受信との間の時間差の測定に基づいて、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定することを含んでもよい。
本方法は、トーク要求が複数回送信される場合、測定の基礎として、これらのトーク要求の1つを選択することを含んでもよい。
本方法は、異なるそれぞれの時間に行われた複数のそのような測定に基づいて、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定することを含んでもよい。
本方法は、ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、解放メッセージを用いることを含んでもよい。
制御装置で監視される許可トーク時間の残り時間は、レイテンシ調整によって増やされてもよい。
端末で監視される許可トーク時間の残り時間は、レイテンシ調整によって減らされてもよい。
レイテンシ調整は、下りリンクのレイテンシ調整と上りリンクのレイテンシ調整を統合したものであってもよい。
レイテンシ調整は、上りリンクのレイテンシ調整であってもよい。
上述した本発明の第1の態様において、用語「トーク」は、用語「データ転送」に置き換えられてもよく、データ転送バーストの中で転送されるデータは、例えば、発話データおよび/またはこれとは異なる別のタイプのデータを含む。
本発明の第2の態様によって、端末と制御装置を含むプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる方法が提供されるが、その方法は、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を制御装置から受信することと、承認されたトークバーストの間に許可トーク時間の残り時間を端末で監視するためにその指標を使用することとを含んでいる。
本発明の第3の態様によって、プッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる制御装置が提供されるが、その制御装置は、端末から受信したトーク要求を承認することを決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を端末へ送信する手段を含んでおり、その指標は、承認されたトークバーストの間に許可トーク時間の残り時間を監視するために端末で使用される。
本発明の第4の態様によって、プッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる端末が提供されるが、その端末は、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を制御装置から受信する手段と、承認されたトークバーストの間に許可トーク時間の残り時間を端末で監視するために指標を用いる手段とを含む。
本発明の第5の態様によって、端末と制御装置を含むプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる方法が提供されるが、その方法は、端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を制御装置で監視することと、端末からのトークバーストデータの受信に応じて、許可トークタイマを制御装置で開始することとを含む。
本発明の第6の態様によって、プッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いる制御装置が提供されるが、その制御装置は、端末から受信したトーク要求を承認することを決定するのに応じて、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を監視する手段と、端末からのトークバーストデータの受信に応じて、許可トークタイマを制御装置で開始する手段とを含む。本発明の第7の態様によって、制御プログラムが提供されるが、このプログラムが装置にロードされた場合、装置はこの制御プログラムによって、本発明の第3、第4、もしくは第6の態様による装置として機能する。
本発明の第8の態様によって、制御プログラムが提供されるが、このプログラムが装置上で実行された場合、装置はこのプログラムによって、本発明の第1、第2、もしくは第5の態様による方法を実行する装置となる。
制御プログラムは、搬送媒体を通じて搬送されてもよい。搬送媒体は、通信媒体であってもよい。搬送媒体は、コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
「プッシュ・ツー・トーク」サービスという用語は、本明細書では、トランシーバの性質を持つサービスを識別するのに用いられる。これらは、2人以上のユーザが、トークバーストを交換するためにすばやく相互に接続されるのを可能にするサービスである。所与の時間に話すことができるのは1人だけであるという点で、プッシュ・ツー・トーク・サービスは従来の音声通話と異なる。話をするためには、ユーザは「発言権」を制御しなければならない。制御は、通常、1人のユーザが発言権の制御を解放するためトークボタンを解放し、別のユーザが発言権の制御を行うためトークボタンを押す。ここで理解されるべきだが、添付の請求項で用いられる「トークバースト」という用語は、何らかの特定のプロトコルの使用を意味することが意図されているのではない。加えて理解されるべきだが、本発明の適用範囲は、トークセッションにおけるトークデータもしくは発話データの転送に限定されるものではなく、添付の請求項は、発話データも含めるがそれに限定されることなく、データ転送セッションにおけるいかなるタイプのデータの転送も対象とすると解釈されるべきである。さらに理解されるべきだが、本発明の適用範囲は、ある参加者が発言権制御を承認され、従って、会議における他の参加者に対して話をするかまたはデータを転送する権利を承認されるような会議開催システムを含むことが意図されている。
本発明の実施形態は、ネットワーク制御装置によって実施される許可トーク時間制限について、端末が、そして次には端末を用いるユーザが、知ることができるようにするメカニズムを提供することによって、プッシュ・ツー・トーク・システムおよび会議開催システムのユーザ体験を向上させる。これは、この分野における既存の技術を向上させるものである。
上述した複数の既知の方法は、ユーザの発言権が取り消される前にユーザがどのくらい長く話すことができるかに関する情報をユーザ端末に提供することが欠けている。従って、ペナルティを回避できるのに十分な情報をユーザが有することができないため、ユーザはペナルティを課される可能性がある。
本発明の実施形態の基礎を成す概念は、制御装置がユーザの発言権を承認するならば、制御装置は、ユーザが制御装置によって発言権を取り消される前にユーザに許可されるトーク時間に関する情報も端末へ送信するということである。
端末は、許可トーク時間についてユーザに知らせるため、この情報を利用してもよい。この情報は、各種の方法や形態でユーザに提供されてもよく、その場合、音声による指標や視覚的な指標が一般的である。制御装置から受信した情報に基づいて、端末は、例えば、許可トーク時間の残り時間を表示して、残り時間が閾値を超えたら音声信号または視覚信号を生成するような、減少タイマを走行させてもよい。端末がこの情報をユーザに提供するのに用いる厳密な方法は、重要ではない。
制御装置から受信した許可トーク時間情報に基づいて、端末は、制御装置が権利を取り消す前に発言権を解放するため、そして、従って取消に関連するペナルティの可能性を回避するため、解放メッセージを制御装置へ送信するのに必要な時間を判断してもよい。
ユーザに発言権を承認するメッセージの中に制御装置が許可トーク時間情報を含めるような、一般的な方法を提供し、また、制御装置がユーザの発話の受信を開始した場合に限って制御装置が許可トーク時間の監視を開始するような、新たな方法を開示する。
制御装置が許可トーク時間情報を端末に伝達する手法には主に2つの型があり、本発明の実施形態は、これらの2つの主要な型に関して、記述される。これらの2つの型を図5に図解し、以下により詳細に記述する。ここで理解されるべきだが、他の型も可能である。
第1の型において、制御装置は、発話を受信し始めるときに許可トーク時間を適用する。これは、以前には提案されていなかったものである。この型について、本発明の第1と第2の実施形態に関連して、以下により詳細に記述するが、これは、許可トーク時間の合計を示すメッセージを制御装置から端末へ送信することを含む。第1および第2の実施形態は、制御メッセージの信頼性のある伝達にも信頼性のない伝達にも、等しく適用可能である。
第2の型において、制御装置は、発言権を承認するときに許可トーク時間を適用する。この基本的な考えは、以前にも提案されていたが、第3乃至第8の実施形態に関連して以下で記述するように、本発明の一実施形態において、この技術は別な方法で実施されている。
第2の型の中では、制御装置が許可トーク時間を端末に示すのに、本明細書に記述する3つの主な方法がある。他の方法も可能である。
第2の型の第1の方法(以下タイプAという)は、以下の第3および第4の実施形態において記述するように、許可トーク時間の合計を示すメッセージを制御装置から端末へ送信することを含む。第3および第4の実施形態は、制御メッセージの信頼性のある伝達にも信頼性のない伝達にも、等しく適用可能である。
第2の型の第2の方法(以下タイプBという)は、以下の第5および第6の実施形態において記述するように、現在許可トーク時間を示すメッセージを制御装置から端末へ送信することを含む。第5および第6の実施形態は、メッセージ再送メカニズムが用いられる場合に、端末と制御装置との間で制御シグナリングについて信頼性のない伝達が用いられるときに、特に有益である。
第2の型の第3の方法(以下タイプCという)は、以下の第7および第8の実施形態において記述するように、発言権が終了する時刻のタイムスタンプを示すメッセージを制御装置から端末へ送信することを含む。第7および第8の実施形態は、端末の時刻と制御装置の時刻が同期しているときに特に有益であり、制御メッセージの信頼性のある伝達にも信頼性のない伝達にも、等しく適用可能である。端末と制御装置間の時刻同期の詳細は、本発明の動作には重要ではないが、当業者には既知であろう。
本発明の具体的な実施形態については、以下でさらに図17以降で記述される。その前に、まず、図8乃至16に関して、上記の方法と型の基礎を成す概念をもっと詳しく記述しよう。
第1の型において本発明を適用した制御装置の動作の基本原理が、図8および9に描かれている。具体的な実施形態について、以下でさらに記述されるであろう。
図8および9に関して、第1の型における制御装置の動作の基本原理は、制御装置がユーザから発話を受信し始めた時点でユーザは制御装置において発言権を有するということを前提条件として、以下に説明する通りである。
1.図8および9のC1
制御装置が、発言権を承認されているユーザからの発話を受信し始める場合、制御装置は、場合によってはレイテンシ調整(以下でさらに記述する)を行って、許可トークタイマを総許可トーク時間の値(許可トーク時間の合計値)に設定し、許可トークタイマを開始する。
2.図8および9のC2
タイマが走行して発話が(発言権が一時的に他の理由で別の方法で取り消されたりしていない)ユーザから受信されている間、制御装置は、受信した発話を通信の他の参加者へ転送する。
3.図8および9のC3
許可トークタイマが切れる(図8)と、制御装置は、通常、ユーザの発言権を取り消し、通常、発言権の取消をユーザへ送信する。
制御装置が、発言権を承認されているユーザから、発言権の解放を受信する(図9)と、制御装置は、許可トークタイマを停止させる。
第2の型において本発明を実施する制御装置の動作の基本原理が、図10および11に描かれている。
図10および11に関して、第2の型における制御装置の動作の基本原理は、以下のようである。
1.図10および11のC1
制御装置が、発言権を承認されていないユーザからそのような権利の要求を受信した場合、そして、制御措置が、そのような権利をユーザに対して承認できると判断する場合、制御装置は、発言権をユーザに対して承認し、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。制御装置は、場合によってはレイテンシ調整(さらに記述する)を行って、許可トークタイマを総許可トーク時間の値に設定し、許可トークタイマを開始する。
2.図10および11のC2
タイマが走行して発話が(発言権が一時的に他の理由で別の方法で取り消されたりしていない)ユーザから受信されている間、制御装置は、受信した発話を通信の他の参加者へ転送する。
3.図10および11のC3
許可トークタイマが切れる(図10)と、制御装置は、通常、ユーザの発言権を取り消し、通常、発言権の取消をユーザへ送信する。
制御装置が、発言権を承認されているユーザから、発言権の解放を受信する(図11)と、制御装置は、許可トークタイマを停止させる。
制御装置によって提供されるタイプA(総許可トーク時間)の許可トーク時間情報に関して本発明を実施する制御装置の動作の基本原理が、図12に描かれている。タイプAにおける制御装置の基本動作は、以下のようである。
1.図12のC1
制御装置が、発言権を承認されていないユーザからそのような権利の要求を受信する場合、そして、制御措置が、そのような権利をユーザに対して承認できると判断する場合、制御装置は、発言権をユーザに対して承認し、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。承認メッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間の値を含む。
2.図12のC2
制御装置が、発言権をすでに承認されているユーザからそのような権利の要求を受信した場合、制御装置は、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。承認メッセージの中に、制御装置は、C1での当初の要求に応じて返信される値と同じ値である、総許可トーク時間の値を含む。
ここで留意すべきだが、本発明に関係ない幾つかの理由で、再三の要求が制御装置に届くことがあるだろう。それは、信頼性のない伝達や、再送メカニズムや、他のプロトコルに由来するものや、他のエラーの発生の結果であることもあるだろう。
制御装置によって提供されるタイプB(現在許可トーク時間)の許可トーク時間情報に関して本発明を実施する制御装置の動作の基本原理が、図13に描かれている。タイプB(現在許可トーク時間)における制御装置の基本動作は、以下のようである。
1.図13のC1
制御装置が、発言権を承認されていないユーザからそのような権利の要求を受信する場合、そして、制御措置が、そのような権利をユーザに対して承認できると判断する場合、制御装置は、発言権をユーザに対して承認し、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。承認メッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間の値を含む。
2.図13のC2
制御装置が、発言権をすでに承認されているユーザからそのような権利の要求を受信した場合、制御装置は、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。制御装置は、場合によってはレイテンシ調整(さらに記述する)を行って、承認メッセージの中に現在許可トーク時間の値を含めるが、これは、許可トークタイマの現在の値である。許可タイマがまだ開始されていない場合(型1において可能性がある)、現在許可トーク時間の値は、総許可トーク時間に等しいであろう。そうでない場合は、許可トークタイマの現在の値は、開始されて以来すでに減少したのだから、この時点では総許可トーク時間より少ないであろう。
ここで留意すべきだが、本発明に関係ない幾つかの理由で、再三の要求が制御装置に届くことがあるだろう。それは、信頼性のない伝達や、再送メカニズムや、他のプロトコルに由来するものや、他のエラーの発生の結果であることもあるだろう。
制御装置によって提供されるタイプC(許可トーク時間終了タイムスタンプ)の許可トーク時間情報に関して本発明を実施する制御装置の動作の基本原理が、図14に描かれている。タイプC(許可トーク時間終了タイムスタンプ)における制御装置の動作の基本原理は、以下のようである。
1.図14のC1
制御装置が、発言権を承認されていないユーザからそのような権利の要求を受信する場合、そして、制御措置が、そのような権利をユーザに対して承認できると判断する場合、制御装置は、発言権をユーザに対して承認し、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。承認メッセージの中に、制御装置は、許可トーク時間終了タイムスタンプの値を含む。制御装置は、制御装置における現在ローカル時刻に総許可トーク時間を追加することによって、許可トーク時間終了タイムスタンプを算出する。
2.図14のC2
制御装置が、発言権をすでに承認されているユーザからそのような権利の要求を受信した場合、制御装置は、発言権の承認メッセージをユーザへ送信することによって、応答する。制御装置は、承認メッセージの中に許可トーク時間終了タイムスタンプの値を含むが、これは、C1で返送された値と同じ値である。
ここで留意すべきだが、本発明に関係ない幾つかの理由で、再三の要求が制御装置に届くことがあるだろう。それは、信頼性のない伝達や、再送メカニズムや、他のプロトコルに由来するものや、他のエラーの発生の結果であることもあるだろう。
本発明を実施する端末の動作の基本原理は、制御装置によって提供されるタイプA(総許可トーク時間)およびタイプB(現在許可トーク時間)の許可トーク時間情報に関して実質的に同じであって、それは図15に描かれている。端末の基本動作は、制御装置によって用いられる型には実質的に非依存である。(しかし、端末がレイテンシ調整を行う場合、制御装置が動作している型を知る必要があることがある。)
図15に関して、タイプA(総許可トーク時間)およびB(現在許可トーク時間)を扱うローカル許可時間に関する端末の動作の基本原理は、(a)ユーザが、発言権を有さずにそのような権利を要求したこと、(b)端末が、発言権要求メッセージを制御装置へ送信して応答を待っていること、そして(c)端末が、(これが端末の通常動作の一部である場合に)要求を制御装置へ再送した可能性があることを前提条件として、以下のようである。
1.図15のE1
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、発話の制御装置への送信を開始する。
端末が、発言権を承認するメッセージを新たな許可トーク時間情報と共に受信した場合、端末は、場合によってはレイテンシ調整(さらに記述する)を行って、新たなローカル許可トークタイマを、承認メッセージの中で受信した値に設定する。
2.図15のE2
ローカル許可タイマが走行中で、ユーザが話をする自分の権利を保持し続ける間、端末は、ユーザの発話を制御装置へ送信し続ける。
端末は、許可トーク時間の残り時間をユーザに知らせるためにローカル許可タイマを使用してもよい。
ユーザが、発言権をすでに有しているのに、別の発言権を承認するメッセージを受信した場合、端末は、承認メッセージの中のいかなる許可トーク時間情報をも無視し、走行中のローカル許可タイマの値を変更しない。
ここで留意すべきだが、本発明に関係ない幾つかの理由で、再三の要求が端末に届くことがあるだろう。それは、信頼性のない伝達や、再送メカニズムや、他のプロトコルに由来するものや、他のエラーの発生の結果であることもあるだろう。
3.図15のE3
発言権をユーザが解放すると、端末は、ローカル許可トークタイマを停止し、発話の送信を停止し、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
ローカル許可トークタイマが切れると、端末は、通常、このイベントをユーザに示すであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
制御装置によって提供されるタイプC(許可トーク時間終了タイムスタンプ)の許可トーク時間情報に関して本発明を実施する端末の動作の基本原理が、図16に描かれている。端末の基本動作は、実質的に制御装置の型には非依存である。
図16に関して、タイプC(許可トーク時間終了タイムスタンプ)を扱うローカル許可時間に関する端末の基本動作は、(a)ユーザが、発言権を有さずにそのような権利を要求したこと、(b)端末が、発言権を要求するメッセージを制御装置へ送信して応答を待っていること、そして(c)端末が、(これが端末の通常動作の一部である場合に)要求を制御装置へ再送した可能性があることを前提条件として、以下のようである。
1.図16のE1
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、発話の制御装置への送信を開始する。
端末が、発言権を承認するメッセージを新たな許可トーク時間終了タイムスタンプと共に受信した場合、端末は、場合によってはレイテンシ調整(さらに記述する)を行って、新たなローカル許可トーク時間終了タイムスタンプを、承認メッセージの中で受信した値に設定する。
2.図16のE2
端末でのローカル時間がローカル許可トーク時間終了タイムスタンプに達しておらず、ユーザが話をする自分の権利を保持し続ける間、端末は、ユーザの発話を制御装置へ送信し続ける。
端末は、許可トーク時間の残り時間をユーザに知らせるためにローカル許可トーク時間終了タイムスタンプを使用してもよい。
ユーザが、発言権をすでに有しているのに、別の発言権を承認するメッセージを端末が受信した場合、端末は、承認メッセージの中のいかなる許可トーク時間情報をも無視し、ローカル許可トーク時間終了タイムスタンプの値を変更しない。
ここで留意すべきだが、本発明に関係ない幾つかの理由で、再三の応答が端末に届くことがあるだろう。それは、信頼性のない伝達や、再送メカニズムや、他のプロトコルに由来するものや、他のエラーの発生の結果であることもあるだろう。
3.図16のE3
発言権をユーザが解放すると、端末は、ローカル許可トーク時間終了タイムスタンプを非アクティブにし、発話の送信を停止し、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
端末でのローカル時間がローカル許可トーク時間終了タイムスタンプに達すると、端末は、通常、このイベントをユーザに示すであろう。場合によってはユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
ここで留意すべきだが、端末および制御装置におけるタイマの実際の実装は、それらがどのように開始され、走行され、停止されるかという点では、本発明のテーマではない。同様に、端末および制御装置におけるタイムスタンプの実際の実装は、それらがどのように起動され、走行され、非アクティブにされるかという点では、本発明のテーマではない。
制御メッセージおよび発話は通常、端末と制御装置との間で伝達される場合にさまざまな遅延を生じやすい。システムの遅延特性は、上りリンク方向(端末から制御装置へ)と下りリンク方向(制御装置から端末へ)とでは異なることがある。一部の高度な端末や制御装置は、現在、使用される伝達タイプや利用可能な帯域幅や、リンク技術のタイプ等の知識に基づいて上りリンクのレイテンシと下りリンクのレイテンシを推定するメカニズムを有している。それ以外は、この機能を有していない。第8の実施形態の記述に続いて、信頼性のある伝達が用いられる場合と信頼性のない伝達が用いられる場合とを考慮しながら、制御メッセージの時間測定に基づいてラウンドトリップ遅延を推定する幾つかの方法について以下で述べる。
本発明の実施形態を、制御装置がレイテンシ調整を行うものと端末がレイテンシ調整を行うものとの間で、さらに分類し、区別してもよい。第1、第3、第5、および第7の実施形態では、端末がレイテンシ調整を行い、他方、第2、第4、第6、および第8の実施形態では、制御装置がレイテンシ調整を行う。
制御装置は、本明細書では許可トークタイマと呼ばれるタイマを走行することによって、許可トーク時間を監視してもよい。許可トークタイマは、発話が受信され始める場合(第1の型)か発言権が承認される場合(第2の型)かいずれか一方において、一定の値で開始されてもよい。許可トークタイマは、制御装置において制御装置がレイテンシ調整を行うかどうかに依存する値に設定されてもよい。制御装置がレイテンシ調整を行う(方法A)場合、制御装置は、許可トークタイマを総許可トーク時間とレイテンシ調整時間との合計に設定してもよい。制御装置がレイテンシ調整を行なわない場合、制御装置は、許可トークタイマを総許可トーク時間に設定してもよい。
また端末も、本明細書ではローカル許可トークタイマと呼ばれるタイマを走行することによって、許可トーク時間を監視してもよい。ローカル許可タイマは、発言権を承認するメッセージを端末が受信した時に、一定の値で開始されてもよい。ローカル許可トークタイマは、端末において端末がレイテンシ調整を行うかどうかに依存する値に設定されてもよい。端末がレイテンシ調整を行わない場合、端末は、ローカル許可トークタイマを、発言権の承認メッセージの中で制御装置から受信した許可トーク時間の値に設定してもよい。端末がレイテンシ調整を行う場合(方法B)、端末は、ローカル許可トークタイマを、発言権の承認メッセージの中で制御装置から受信した許可トーク時間の値からレイテンシ調整を減じた値に設定してもよい。
図6は、(第2の型の場合の一例として)制御装置がレイテンシ調整を行う、方法Aの原理を示す。図7は、(第1の型の場合の一例として)端末がレイテンシ調整を行う、方法Bの原理を示す。
端末および制御装置においてレイテンシ調整を行う別法は、本発明のさらなる態様に関連すると考えてもよい。
例えば制御メッセージの時間測定を用いて制御メッセージのラウンドトリップ遅延を推定する、以下に記述する方法は、本発明のさらなる態様に関連すると考えてもよい。
理解されるはずだが、同じ方法およびメカニズムが、発話以外のリアルタイムメディアが通信において使用される状況で使用されてもよく、下記の記述は、発話情報だけでなく、いかなる他のタイプのリアルタイムメディアをも対象とすると解釈されるべきである。
次に、本発明の第1の実施形態を、図17に関して記述しよう。図17に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図17でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図17でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。図17に図解したメッセージのシーケンスは、メッセージ損失の一例を示す。理解されるはずだが、これは、メッセージ損失から生じる、起こりうる1つのメッセージシーケンスの単なる例示であって、そのようなメッセージ損失または順序付け誤りの結果として他のシーケンスが起きることもあるだろう。
1.図17のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。端末は、要求についての再送タイマを開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
2.図17のM1
この要求メッセージが、端末によって送信され、この例示するシーケンスでは、制御装置への途中で失われる。
3.図17のE2
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
4.図17のM2
再送された要求メッセージが、順調に制御装置へ伝達される。
5.図17のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を判断するが、許可トーク時間を制御するためにこの時点でタイマを開始することはない。(注意:以前に考察された方法では、制御装置は、この時点でタイマを開始するであろう。)制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間(Tatt)の値を含める。発言権の承認メッセージの中に総許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。この時点で許可トークタイマを開始しないことにも、新奇性がある。
6.図17のM3
承認メッセージが、制御装置によって送信され、この例示するシーケンスでは、端末への途中で失われる。このメッセージは、新たな総許可トーク時間値(Tatt)を含む。
7.図17のE3
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
8.図17のM4
要求メッセージが、順調に制御装置へ伝達される。
9.図17のC2
制御装置は、再送された要求を受信すると、自分がすでにユーザに発言権を承認したことに気付く。制御装置は、発言権は承認されているというメッセージで端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間(Tatt)の値を含める。この時点では、許可トーク時間タイマは、まだ開始されていない。発言権の承認メッセージの中に総許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。
ここで留意すべきだが、制御装置の通常動作では、制御装置は、C1とC2の間の接続において、別のユーザに発言権を与えることを決めることもできただろう。本発明の動作にとって、これは重要ではないので、このケースについては本明細書では触れないが、これ以上の説明がなくても当業者には理解されるであろう。
10.図17のM5
承認メッセージは、順調に端末へ伝達される。このメッセージは、新たな総許可トーク時間値(Tatt)を含む。
11.図17のE4
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、要求再送タイマを停止する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの応答メッセージを用いてもよい。
端末は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように、上りリンクレイテンシ調整(Adup)を算出する。ローカル許可トークタイマは、(Tatt−Adup)の値で開始される。ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
12.図17のE5
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
13.図17のC3
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、発話を受信し始めると、この時点で総許可トーク時間の値(Tatt)で許可トークタイマを開始する。
発話が受信され始める時に許可トークタイマを開始することには、新奇性がある。
14.図17のE6
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの解放メッセージを用いてもよい。
上記の扱いには、新奇性がある。
15.図17のM6
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
16.図17のC4
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第2の実施形態を、図18に関して記述しよう。図18に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図18でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図18でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。この実施形態は、メッセージの反復が用いられない、もしくは、それが発生しないシーケンスの一例を示す。
1.図18のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。
2.図18のM1
要求メッセージが、制御装置へ伝達される。
3.図18のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を判断するが、許可トーク時間を制御するためにこの時点でタイマを開始することはない。(注意:以前に考察された方法では、制御装置は、この時点でタイマを開始するであろう。)制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間(Tatt)の値を含める。発言権の承認メッセージの中に総許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。この時点で許可トークタイマを開始しないことにも、新奇性がある。
4.図18のM2
承認メッセージが、端末へ送信される。このメッセージは、新たな総許可トーク時間値(Tatt)を含む。
5.図18のE2
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、その時点でローカル許可トークタイマ(Latt)を開始する。そのタイマの値は、M2で受信された総許可トーク時間の値に等しい。
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
6.図18のE3
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
7.図18のC2
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、発話を受信し始めると、この時点で、レイテンシに適応させるため総許可トーク時間(Tatt)を上方に調整した値で許可トークタイマを開始する。制御装置は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように、上りリンクレイテンシ調整(Adup)を算出する。許可トークタイマは、(Tatt+Adup)に設定される。
発話が受信され始める時に許可トークタイマを開始してトークタイマを調整することには、新奇性がある。
8.図18のE4
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
9.図18のM3
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
10.図18のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第3の実施形態を、図19に関して記述しよう。図19に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図19でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図19でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。この実施形態は、メッセージの反復が用いられない、もしくは、それが発生しないシーケンスの一例を示す。
1.図19のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
2.図19のM1
要求メッセージが、制御装置へ伝達される。
3.図19のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を制御するためにタイマを開始する。制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間(Tatt)の値を含めるが、これは、制御装置が開始したタイマの値に等しい。発言権の承認メッセージの中に総許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。
4.図19のM2
承認メッセージが、端末へ伝達される。このメッセージは、新たな総許可トーク時間値(Tatt)を含む。
5.図19のE2
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの応答メッセージを用いてもよい。
端末は、その時点でローカル許可トークタイマ(Latt)を開始する。このタイマの値は、メッセージ転送レイテンシに適応させるため下方に調整された、M2で受信した総許可トーク時間の値に基づく。この場合、端末は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように算出された、下りリンクと上りリンクの転送の合計のための調整値を、総許可トークタイマから差し引くことによって、次式のようにメッセージ転送レイテンシを調整する。
Latt=Tatt−Addown+up
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
6.図19のE3
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
7.図19のC2
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
8.図19のE4
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの解放メッセージを用いてもよい。
上記の扱いには、新奇性がある。
9.図19のM3
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
10.図19のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第4の実施形態を、図20に関して記述しよう。図20に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図20でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図20でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。この実施形態は、メッセージの反復が用いられない、もしくは、それが発生しないシーケンスの一例を示す。
1.図20のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。
2.図20のM1
要求メッセージが、制御装置へ伝達される。
3.図20のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を、レイテンシに適応させるため上方に調整された総許可トーク時間(Tatt)の値で制御するように、タイマを開始する。制御装置は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように、下りリンクと上りリンクのレイテンシ調整の合計(Addown+up)を算出する。許可トークタイマは、開始された場合には、(Tatt+Addown+up)に設定される。
制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、総許可トーク時間(Tatt)の値を含める。
発言権の承認メッセージの中に総許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。
4.図20のM2
承認メッセージは、端末へ送信される。このメッセージは、新たな総許可トーク時間値(Tatt)を含む。
5.図20のE2
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、その時点でローカル許可トークタイマ(Latt)を開始する。そのタイマの値は、M2で受信された総許可トーク時間の値に等しい。
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
6.図20のE3
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
7.図20のC2
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
8.図20のE4
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
9.図20のM3
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
10.図20のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第5の実施形態を、図21に関して記述しよう。図21に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図21でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図21でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。図21に図解したメッセージのシーケンスは、メッセージ損失の一例を示す。理解されるはずだが、これは、メッセージ損失から生じる、起こりうる1つのメッセージシーケンスの単なる例示であって、他のシーケンスがそのようなメッセージ損失または順序付け誤りの結果として起きることもあるだろう。
1.図21のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。端末は、要求についての再送タイマを開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
2.図21のM1
要求メッセージが、端末によって送信され、この例示するシーケンスでは、制御装置への途中で失われる。
3.図21のE2
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
4.図21のM2
再送された要求メッセージは、順調に制御装置へ伝達される。
5.図21のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を、総許可トーク時間(Tatt)の値で制御するように、タイマを開始する。制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、許可トークタイマの現在値(Catt)を含めるが、それは、この時点では総許可トーク時間に等しい。発言権の承認メッセージの中に現在許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。
6.図21のM3
承認メッセージが、制御装置によって送信され、この例示するシーケンスでは、端末への途中で失われる。このメッセージは、新たな現在許可トーク時間の値(Catt)を含む。
7.図21のE3
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの要求メッセージを用いてもよい。
8.図21のM4
要求メッセージは、順調に制御装置へ伝達される。
9.図21のC2
制御装置は、再送された要求を受信すると、自分がすでにユーザに発言権を承認したこと、および、自分がすでに許可トークタイマを走行させていることに気付く。制御装置は、発言権は承認されているというメッセージで端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、許可トークタイマの現在の値(Catt)を含めるが、許可トークタイマの現在の値は、この時点では、開始して以来すでに減少している。発言権の承認メッセージの中に現在許可トーク時間を含めることには、新奇性がある。
ここで留意すべきだが、制御装置は、自分を不正な端末の動作から保護するため、通常は許可トークタイマを再び開始しないであろう。
ここで留意すべきだが、制御装置の通常動作では、制御装置は、C1とC2の間の接続において、別のユーザに発言権を与えることを決めることもできただろう。本発明の動作にとって、これは重要ではないので、このケースについては本明細書では触れないが、これ以上の説明がなくても当業者には理解されるであろう。
10.図21のM5
承認メッセージは、順調に端末へ伝達される。このメッセージは、許可トーク時間の新たな現在の値(Catt)を含む。
ここで留意すべきだが、端末は、図25乃至27に関して以下に記述するように、レイテンシを推定するためにこの承認メッセージを用いてもよい。
11.図21のE4
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、要求再送タイマを停止する。端末は、この時点でローカル許可トークタイマ(Latt)を開始する。
ローカル許可トークタイマの値は、次式のように、図27に関する記述に続いて以下に記述するように算出された、下りリンクと上りリンクのレイテンシの合計に適応させるため下方に調整された、M5で受信した現在許可トーク時間の値に設定される。
Latt=Catt−Addown+up
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
12.図21のE5
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
13.図21のC3
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
14.図21のE6
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
15.図21のM6
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
16.図21のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第6の実施形態を、図22に関して記述しよう。図22に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図22でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図22でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。図22に図解したメッセージのシーケンスは、メッセージ損失の一例を示す。理解されるはずだが、これは、メッセージ損失から生じる、起こりうる1つのメッセージシーケンスの単なる例示であって、他のシーケンスがそのようなメッセージ損失または順序付け誤りの結果として起きることもあるだろう。
1.図22のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。端末は、要求についての再送タイマを開始する。
2.図22のM1
要求メッセージが、端末によって送信され、この例示するシーケンスでは、制御装置への途中で失われる。
3.図22のE2
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
4.図22のM2
再送された要求メッセージは、順調に制御装置へ伝達される。
5.図22のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間を、レイテンシに適応させるため上方に調整された総許可トーク時間(Tatt)の値で制御するように、タイマを開始する。制御装置は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように、下りリンクと上りリンクのレイテンシ調整の合計(Addown+up)を算出する。許可トークタイマは、開始された場合には、(Tatt+Addown+up)に設定される。
制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、Tattの値に設定された現在許可トーク時間(Catt)の値を含める。
発言権の承認メッセージの中に現在許可トーク時間を含めることと、レイテンシ調整を行うことには、新奇性がある。
6.図22のM3
承認メッセージが、制御装置によって送信され、この例示するシーケンスでは、端末への途中で失われる。このメッセージは、新たな現在許可トーク時間の値(Catt)を含む。
7.図22のE3
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。
8.図22のM4
要求メッセージが、順調に制御装置へ伝達される。
9.図22のC2
制御装置は、再送された要求を受信すると、自分がすでにユーザに発言権を承認したこと、および、自分がすでに許可トークタイマを走行させていることに気付く。制御装置は、発言権は承認されているというメッセージで端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、ステップC1で用いられたAddown+upの調整を許可トークタイマの現在の値から差し引くことによって算出された現在許可トーク時間(Catt)を含めるが、許可トークタイマの現在の値は、この時点では、開始して以来すでに減少している。発言権の承認メッセージの中に現在許可トーク時間(Catt)を含めることには、新奇性がある。
ここで留意すべきだが、制御装置は、自分を不正な端末の動作から保護するため、通常は許可トークタイマを再び開始しないであろう。
ここで留意すべきだが、制御装置の通常動作では、制御装置は、C1とC2の間の接続において、別のユーザに発言権を与えることを決めることもできただろう。本発明の動作にとって、これは重要ではないので、このケースについては本明細書では触れないが、これ以上の説明がなくても当業者には理解されるであろう。
10.図22のM5
承認メッセージが、順調に端末へ伝達される。このメッセージは、許可トーク時間の新たな現在の値(Catt)を含む。
11.図22のE4
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。端末は、要求再送タイマを停止する。端末は、ローカル許可トークタイマを開始する。このタイマの値は、M5で受信した現在許可トーク時間の値に設定される。
ローカル許可トークタイマのこの扱いには、新奇性がある。
12.図22のE5
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。端末は、ローカル許可トークタイマを走行させる。このタイマに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
13.図22のC3
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
14.図22のE6
ローカル許可トークタイマが切れて、トークセッションの終了を示す場合、端末は、このイベントをユーザに示すことが好ましいであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
15.図22のM6
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
16.図22のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信すると、許可トークタイマを停止する。解放メッセージは許可トークタイマの終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第7の実施形態を、図23に関して記述しよう。図23に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図23でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図23でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。この実施形態は、メッセージの反復が用いられない、もしくは、それが発生しないシーケンスの一例を示す。
1.図23のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。
2.図23のM1
要求メッセージが、制御装置へ伝達される。
3.図23のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間がいつ終了するかというタイムスタンプを判断する。制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、許可トーク時間の終了のタイムスタンプを含める。発言権の承認メッセージの中に許可トーク時間終了タイムスタンプを含めることには、新奇性がある。
4.図23のM2
承認メッセージが、端末へ伝達される。このメッセージは、新たな許可トーク時間終了タイムスタンプ(Atstmp)を含む。
5.図23のE2
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。
端末は、ローカル許可トーク終了タイムスタンプ(Ltstmp)を設定する。ローカルタイムスタンプの値は、上りリンクレイテンシに適応させるため下方に調整された、M2で受信した許可トーク時間終了タイムスタンプに設定され、調整値は、図27に関する記述に続いて以下に記述するように、次式のように算出される。
Ltstmp=Atstmp−Adup
ローカル許可終了タイムスタンプのこの扱いには、新奇性がある。
6.図23のE3
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。ローカル許可終了タイムスタンプに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
7.図23のC2
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
7.図23のE4
ローカル許可トーク終了タイムスタンプに達すると、端末は通常、このイベントをユーザに示すであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
8.図23のM3
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
9.図23のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信する。解放メッセージは許可トーク時間の終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
次に、本発明の第8の実施形態を、図24に関して記述しよう。図24に図解するイベントのシーケンスは、図中にラベルで示した部分とメッセージとに関して、以下のようである。図24でEという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、端末における手段を表す。図24でCという接頭語でラベルを付けた各部は、その部分に関して以下に述べる機能を実行するための、制御装置における手段を表す。この実施形態は、メッセージの反復が用いられない、もしくは、それが発生しないシーケンスの一例を示す。
1.図24のE1
発言権をユーザが要求すると、端末は、発言権の要求を制御装置へ送信する。
2.図24のM1
要求メッセージは、制御装置へ伝達される。
3.図24のC1
制御装置が、要求を受信し、発言権をユーザに対して承認する場合、制御装置は、許可トーク時間が制御装置ではいつ終了するかというタイムスタンプ(Ctstmp)を判断する。Ctstmpは、総許可トーク時間(Tatt)を現在時刻に追加することによって、そして、図27に関する記述に続いて以下に記述するように算出される上りリンクのレイテンシ調整値(Adup)を追加することによって、次式のように算出される。
Ctstmp=現在時刻+Tatt+Adup
制御装置は、発言権が承認されたというメッセージで、端末に応答する。このメッセージの中に、制御装置は、許可トーク時間の終了のタイムスタンプ(Atstmp)を含める。Atstmpのタイムスタンプは、総許可トーク時間を(Tatt)を現在時刻に追加することによって、次式のように算出される。
Atstmp=現在時刻+Tatt
発言権の承認メッセージの中に許可トーク時間終了タイムスタンプ(Atstmp)を含めることには、新奇性がある。
4.図24のM2
承認メッセージが、端末へ伝達される。このメッセージは、新たな許可トーク時間終了タイムスタンプ(Atstmp)を含む。
5.図24のE2
発言権が承認されたというメッセージを端末が受信した場合、端末は、通常、指標をユーザに提供し、ユーザからの発話の受信とその発話の制御装置への送信との準備をする。
端末は、ローカル許可トーク終了タイムスタンプ(Ltstmp)を設定する。ローカルタイムスタンプの値は、次式のように、M2で受信した許可トーク時間終了タイムスタンプに設定される。
Ltstmp=Atstmp
ローカル許可終了タイムスタンプのこの扱いには、新奇性がある。
6.図24のE3
端末は、ユーザの発話を受信して、制御装置へ送信する。ローカル許可終了タイムスタンプに基づいて、端末は通常、許可トーク時間の残り時間をユーザに示すであろう。
7.図24のC2
制御装置は、ユーザの発話を受信し、それを通信の他の参加者へ転送する。制御装置は、許可トークタイマを走行させる。
8.図24のE4
ローカル許可トーク終了タイムスタンプに達すると、端末は通常、このイベントをユーザに示すであろう。場合によっては、ユーザ入力または事前構成された選択に基づいて、または自動的に、端末は、その後、ユーザの発話を受信してそれを制御装置へ送信するのを止めてもよいし、その場合、端末は、発言権を解放するメッセージを制御装置へ送信する。
上記の扱いには、新奇性がある。
9.図24のM3
解放メッセージが、制御装置へ伝達される。
10.図24のC3
制御装置は、発言権を解放するメッセージを受信する。解放メッセージは許可トーク時間の終了より前に受信されるため、制御装置は、何らペナルティを課さない。
上記の第1乃至第8の実施形態は、単なる例であり、当業者には多数のさらなる可能性が明らかであろう。図6乃至16において図6乃至16に関して記述した部分は、「基礎的要素」であると考えてもよく、それらから各種の組み合わせを構築してもよいのであって、第1乃至第8の実施形態は、可能性のある組み合わせのうち8個だけを表している。例えば、制御装置が、上記の第1の型に従って、再送によってレイテンシ調整を行うように動作する場合もそうである。以下に、可能性のある組み合わせと、それらがすでに述べた8つの実施形態にどのように関係するかについて、要約する。請求項は、これらの可能性をすべて対象とすると解釈されるべきである。当業者であれば、上記の実施形態に明示されていないこれらの組み合わせをどのように実装するかについて、容易に理解するであろう。
1.型1(発話について)
a.タイプA(Tatt)
i.方法A(制御装置がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(図18、実施形態2)
b.再送あり(明示的な実施形態は記述されていない)
ii.方法B(端末がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(明示的な実施形態は記述されていない)
b.再送あり(図17、実施形態1)
2.型2(承認について)
a.タイプA(Tatt)
i.方法A(制御装置がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(図20、実施形態4)
b.再送あり(明示的な実施形態は記述されていない)
ii.方法B(端末がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(図19、実施形態3)
b.再送あり(明示的な実施形態は記述されていない)
b.タイプB(Catt)
i.方法A(制御装置がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(明示的な実施形態は記述されていない)
b.再送あり(図22、実施形態6)
ii.方法B(端末がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(明示的な実施形態は記述されていない)
b.再送あり(図21、実施形態5)
c.タイプC(タイムスタンプ)
i.方法A(制御装置がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(図24、実施形態8)
b.再送あり(明示的な実施形態は記述されていない)
ii.方法B(端末がレイテンシ調整を行う)
a.再送なし(図23、実施形態7)
b.再送あり(明示的な実施形態は記述されていない)
次に、上記の本発明の複数の実施形態の記述の中で言及されたレイテンシを推定する方法について記述しよう。これらの方法において、レイテンシは、端末と制御装置との間で送信された制御メッセージの時間測定に基づいて、端末において推定される。
レイテンシを推定する第1の方法を、メッセージの反復がない場合について、図25に関して記述する。これは信頼性のある伝達が制御メッセージ用に用いられるシステムに特に適用できる。イベントのシーケンスは以下のようである。
1.図25のE1
制御装置から応答が予想される要求を端末が送信する場合(例えば、発言権の要求メッセージ)、端末は、この最初の要求を送信する時のローカル時刻(Lrt‐1)を記録する。最初の要求のローカル時刻を記録することには、新奇性がある。
2.図25のM1
要求メッセージが、制御装置へ伝達される。
3.図25のC1
制御装置は、要求を受信して各種の応答(例えば、発言権の要求メッセージに対する、発言権の承認メッセージ)を送信する。
4.図XのM2
応答メッセージが、端末へ伝達される。
5.図25のE2
端末が、応答メッセージを受信する。端末は、応答メッセージを受信した時刻(Lst)を記録する。端末は、要求‐応答ラウンドトリップ遅延を次式のように推定する。
Rrt=Lst−Lrt‐1
端末は、Rrt値の履歴を保持してもよい。端末は、直近のRrt値、もしくは接続を最もよく代表すると端末がみなした、履歴からのRrt値を、選択する。選択されたRrtは、Rrt‐sと呼ばれる。
Rrt‐sは、上りリンクのレイテンシと下りリンクのレイテンシとの合計(Lup+down)を推定する基礎となる。端末は、レイテンシの合計を次式のように推定する。
Lup+down=Rrt‐s
レイテンシの推定には、新奇性がある。
レイテンシを推定する第2の方法を、メッセージの反復がある場合について、図26に関して記述する。従って、これは、信頼性のない伝達が制御メッセージ用に用いられるシステムに特に適用できるが、それに限定されない。イベントのシーケンスは以下のようである。図26に図解したメッセージのシーケンスは、メッセージ損失の一例を示す。理解されるはずだが、これは、メッセージ損失から生じる、起こりうる1つのメッセージシーケンスの単なる例示であって、他のシーケンスがそのようなメッセージ損失または順序付け誤りの結果として起きることもあるだろう。
1.図26のE1
制御装置から応答が予想される要求を端末が送信する場合(例えば、発言権の要求メッセージ)、端末は、この最初の要求を送信する時のローカル時刻(Lrt‐1)を記録する。端末は、制御装置からの応答を待つ再送タイマを開始する。最初の要求のローカル時刻を記録することには、新奇性がある。
ここで留意すべきだが、端末は、最初の要求メッセージも再送された要求メッセージもすべて、ローカル時刻を別々に記録する。この点を明確にするため、本明細書では、増加するシーケンス番号をLrtに追加する表記法が用いられており、この場合、最初の要求にはLrt‐1が用いられる。
2.図26のM1
要求メッセージが、端末によって送信され、この例示するシーケンスでは、制御装置への途中で失われる。
3.図26のE2
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、要求メッセージを再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。端末は、要求を再送する時のローカル時刻(Lrt‐2)を記録する。再送された要求のローカル時刻を記録することには、新奇性がある。
4.図26のM2
再送された要求メッセージは、順調に制御装置へ伝達される。
5.図26のC1
制御装置は、要求を受信して各種の応答(例えば、発言権の要求メッセージに対する、発言権の承認メッセージ)を送信する。
6.図26のM3
応答メッセージが、制御装置によって送信され、この例示するシーケンスでは、制御装置への途中で失われる。
7.図26のE3
端末で要求再送タイマが切れ、それがトリガとなって、端末が、発言権の要求を再送する。端末は、要求再送タイマを再び開始する。端末は、要求を再送する時のローカル時刻(Lrt‐3)を記録する。再送された要求のローカル時刻を記録することには、新奇性がある。
8.図26のM4
要求メッセージが、順調に制御装置へ伝達される。
9.図26のC2
制御装置は、要求を受信して各種の応答(例えば、発言権の要求メッセージに対する、発言権の承認メッセージ)を送信する。
10.図26のM5
応答メッセージが、順調に端末へ伝達される。
11.図26のE4
端末が、応答メッセージを受信する。端末は、応答メッセージを受信した時刻(Lst)を記録する。次いで、端末は、要求‐応答ラウンドトリップ遅延を下記に従って推定するが、それは図27のフローチャートを参照しながら記述される。
第1の部分であるP1において、端末は、適用可能なLrt(Lrt‐sと呼ばれる)を下記のステップに従って選択する。ステップQ1において、端末が応答メッセージを要求メッセージに相関することができるかどうか判断される。相関できるのであれば、端末は、次いでステップS4において、要求に関する時刻Lrt‐<x>を選択する。相関できないのであれば、端末は、次いでステップQ2へ進む。
ステップQ2において、積極的な方法と保守的な方法という2つの方法のうちの一方を行ってもよい。ステップQ2において、積極的な方法が行われるのかどうか判断される。
そうであって、積極的な方法が行われることになるならば、ステップQ3において、(Lst−Lrt‐<直近>と呼ばれる直近のLrt時刻)が、端末と制御装置との間の、できるだけ短い、もしくは合理的な、ラウンドトリップ遅延を下回るかどうか判断される。そうであるならば、次いでステップ2において、前のLrt時刻、すなわち、Lrt‐<直近‐1>が選択される。そうでないならば、次いでステップS3において、直近のLrt‐<直近>時刻が選択される。
そうではなくて、保守的な方法が行われることになるならば、ステップS1において、Lrt‐1が最も保守的でありLrt‐<直近‐2>が最も保守的でない場合の保守の程度に応じて、Lrt‐1とLrt‐<直近‐2>とを含めてそれらの間のいかなるLrtであっても選択する。
第2の部分であるP2において、いったんLrtが選択されたなら、端末は、ステップRにおいて、要求‐応答ラウンドトリップ遅延を次式のように推定する。
Rrt=Lst−Lrt‐s
端末は、Rrt値の履歴を維持してもよい。端末は、直近のRrt値、もしくは接続を最もよく代表すると端末がみなした、履歴からのRrt値を、選択する。選択されたRrtは、Rrt‐sと呼ばれる。
Rrt‐sは、上りリンクのレイテンシと下りリンクのレイテンシとの合計(Lup+down)を推定する基礎となる。ステップLにおいて、端末は、レイテンシの合計を次式のように推定する。
Lup+down=Rrt‐s
レイテンシの推定には、新奇性がある。
次に、上記の本発明の複数の実施形態の記述の中で言及されたレイテンシ調整値を算出する方法について記述しよう。レイテンシ調整値を制御装置で算出する方法を最初に記述し、続いて、レイテンシ調整値を端末で算出する方法を記述する。
制御装置は、上りリンクのレイテンシ調整(Adup)値を、以下のように判断する。
制御装置が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシの推定値(Lup)を有する場合、調整値は、次式で算出される。
Adup=Lup+安全マージン
制御装置が、Lupの推定をどのように行うかは、本発明のこの態様の動作には重要ではなく、適切な方法は、当業者の目には明らかであろう。安全マージンの値は、制御装置が任意に決定できる。
他方、制御装置が上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシの推定値(Lup)を有しない場合、調整値は、次式で算出される。
Adup=安全マージン
安全マージンの値は、制御装置が任意に決定できる。
制御装置は、下りリンクのレイテンシ調整と上りリンクのレイテンシ調整との合計(Addown+up)の値を、以下のように判断する。
制御装置が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Lup)と下りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Ldown)の推定値を有する場合、調整値は、次式で算出される。
Addown+up=Ldown+Lup+安全マージン
端末が、LdownとLupとの推定をどのように行うかは、本発明のこの態様の動作には重要ではなく、適切な方法は、当業者の目には明らかであろう。安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
他方、制御装置が、上りリンク方向メッセージ転送レイテンシ(Lup)と下りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Ldown)の推定値を有しない場合、調整値は、次式で算出される。
Addown+up=安全マージン
安全マージンの値は、制御装置が任意に決定できる。
端末は、上りリンクのレイテンシ調整(Adup)値を、以下のように判断する。
端末が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシの推定値(Lup)を有する場合、調整値は、次式で算出される。
Adup=Lup+安全マージン
端末が、Lupの推定をどのように行うかは、本発明のこの態様の動作には重要ではなく、適切な方法は、当業者の目には明らかであろう。安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
他方、制御装置が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Lup)と下りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Ldown)の推定値を有しない場合、調整値は、次式で算出される。
Addown+up=安全マージン
安全マージンの値は、制御装置が任意に決定できる。
端末は、上りリンクのレイテンシ調整(Adup)値を、以下のように判断する。
端末が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシの推定値(Lup)を有する場合、調整値は、次式で算出される。
Adup=Lup+安全マージン
端末が、Lupの推定をどのように行うかは、本発明のこの態様の動作には重要ではなく、適切な方法は、当業者の目には明らかであろう。安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
他方、端末が、図25乃至27に関して上記で記述したレイテンシを推定する方法を用いた場合、端末は、調整値を次式のように算出する。
Adup=Lup+down
そうでない場合は、端末は、調整値を次式のように算出する。
Adup=安全マージン
安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
端末は、下りリンクおよび上りリンクのレイテンシ調整(Addown+up)値の合計を、以下のように判断する。
端末が、上りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Lup)と下りリンク方向のメッセージ転送レイテンシ(Ldown)の推定値を有する場合、調整値は、次式で算出される。
Addown+up=Ldown+Lup+安全マージン
端末がLdownとLupとの推定をどのように行うかは、本発明のこの態様の動作には重要ではなく、適切な方法は、当業者の目には明らかであろう。安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
他方、端末が、図25乃至27に関して上記で記述したレイテンシを推定する方法を用いた場合、端末は、調整値を次式のように算出する。
Addown+up=Lup+down
そうでない場合は、端末は調整値を次式のように算出する。
Addown+up=安全マージン
安全マージンの値は、端末が任意に決定できる。
理解されるはずだが、上記の構成要素のうちの1つ以上の動作が、装置もしくは機械上で動作するプログラムによって制御されてもよい。そのような動作プログラムは、コンピュータ可読媒体上に記憶されてもよいし、例えば、インターネットのウェブサイトから提供される、ダウンロード可能なデータ信号のような信号の中に実施されてもよいだろう。添付の請求項は、動作プログラムを、単独で、もしくは搬送波上の記録として、もしくは信号として、もしくはいかなるものであれ他の形で、対象としていると解釈されるべきである。
以上に述べたように、プッシュ・ツー・トーク・システムの典型的な動作を図解する図である。 これも以上に述べたように、基本動作についてのOMA PoCクライアントの状態遷移図である。 これも以上に述べたように、PoCクライアントへの通常のトークバースト動作についてのOMA PoCサーバの状態遷移図である。 これも以上に述べたように、TBCPトークバースト承認メッセージのOMA−PoC符号化を示す図である。 本発明の一実施形態の中で用いる2つの型を図解する図である。 制御装置がレイテンシ調整を行うような、本発明を実施する一例を図解する図である。 端末がレイテンシ調整を行うような、本発明を実施する一例を図解する図である。 本発明の一実施形態による第1の型を、より詳細に図解する図である。 本発明の一実施形態による第1の型を、より詳細に図解する図である。 本発明の一実施形態による第2の型を、より詳細に図解する図である。 本発明の一実施形態による第2の型を、より詳細に図解する図である。 本発明の一実施形態において、許可トーク時間の指標を端末に提供するための3つの異なる方法のタイプA乃至Cをそれぞれ図解する図である。 本発明の一実施形態において、許可トーク時間の指標を端末に提供するための3つの異なる方法のタイプA乃至Cをそれぞれ図解する図である。 本発明の一実施形態において、許可トーク時間の指標を端末に提供するための3つの異なる方法のタイプA乃至Cをそれぞれ図解する図である。 タイプAおよびタイプBの方法で行われる本発明を実施する方法において、場合によっては許可トーク時間の指標を端末でとり扱う方法を概略的に図解する図である。 タイプCの方法で行われる本発明を実施する方法において、場合によっては許可トーク時間の指標を端末でとり扱う方法を概略的に図解する図である。 本発明の第1の実施形態を図解する図である。 本発明の第2の実施形態を図解する図である。 本発明の第3の実施形態を図解する図である。 本発明の第4の実施形態を図解する図である。 本発明の第5の実施形態を図解する図である。 本発明の第6の実施形態を図解する図である。 本発明の第7の実施形態を図解する図である。 本発明の第8の実施形態を図解する図である。 本発明の一実施形態において、レイテンシを推定する第1の技法を図解する図である。 本発明の一実施形態において、レイテンシを推定する第2の技法を図解する図である。 第2の技法の一部をより詳細に図解する図である。

Claims (56)

  1. 端末と制御装置とを用いるプッシュ・ツー・トーク又は電話会議タイプのサービスにおいて使用される方法であって、
    前記端末から受信したトーク要求を承認することを制御装置が決定するのに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を前記端末へ送信するステップを含み、
    前記指標は、前記承認されたトークバーストが実行されている間に許可トーク時間の残り時間を監視するために前記端末により使用されることを特徴する方法。
  2. 前記トーク要求を前記制御装置で受信するステップと、
    前記トーク要求を承認するかどうかを前記制御装置で決定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記制御装置で前記許可トーク時間を決定するステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記指標は、前記許可トーク時間の長さに関するタイミング情報を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記指標は、前記指標を送信した時刻又は該時刻に近い時刻における前記許可トーク時間の残り時間に関するタイミング情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記指標は、前記許可トーク時間の終了に関するタイミング情報を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記端末と前記制御装置は相互に少なくともある程度のタイミング同期を有してもいることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記トーク要求の承認を示すため、承認メッセージを前記制御装置から前記端末へ送信するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記承認メッセージの中に前記指標を搭載するステップを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記許可トーク時間の残り時間を前記端末で監視するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 許可トークタイマを用いて前記許可トーク時間の残り時間を前記端末で監視するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 受信した前記指標に基づいて前記許可トークタイマを前記末で初期化するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 受信した前記タイミング情報に基づいて前記許可トーク時間の終了を認識するために、前記許可トークタイマを前記端末で初期化するステップを含むことを特徴とする請求項12のうち請求項6と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  14. 受信した前記タイミング情報に基づいて時間を測定するために、前記許可トークタイマを前記端末で初期化するステップを含むことを特徴とする請求項12のうち請求項4と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  15. トークバーストデータの前記制御装置への送信を開始することと実質的に同時に、前記許可トークタイマを前記端末でスタートさせるステップを含むことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記承認メッセージを受信したことに応じて、前記許可トークタイマを前記端末でスタートさせるステップを含むことを特徴とする請求項11ないし14のうち請求項8と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記許可トーク時間の残り時間を前記制御装置で監視するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 許可トークタイマを用いて前記許可トーク時間の残り時間を前記制御装置で監視するステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記許可トーク時間の終了を認識するために、前記許可トークタイマを前記制御装置で初期化するステップを含むことを特徴とする請求項18のうち請求項6と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  20. 時間の長さを測定するために、前記許可トークタイマを前記制御装置で初期化するステップを含むことを特徴とする請求項17のうち請求項4と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記端末からのトークバーストデータを受信したことに応じて、前記許可トークタイマを前記制御装置でスタートさせるステップを含むことを特徴とする請求項17ないし20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記承認メッセージの送信と実質的に同時に、前記許可トークタイマを前記制御装置でスタートさせるステップを含むことを特徴とする請求項17いし20のうち請求項8と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記トーク要求を前記端末から前記制御装置へ送信するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記トーク要求への応答が前記制御装置から受信されずに所定時間が経過したときは、前記トーク要求を再送するステップを含むことを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記再送されたトーク要求を受信した後で前記承認メッセージを再送するステップを含むことを特徴とする請求項24のうち請求項8と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記再送された承認メッセージの中の指標は、前記承認メッセージを再送した時刻または該時刻に近い時刻に前記制御装置で監視された許可トーク時間の残り時間から決定された指標であることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記端末で監視された許可トーク時間の残り時間を前記端末のユーザに示すステップを含むことを特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記端末で監視された前記許可トーク時間の残り時間の終了を前記端末のユーザに示すステップを含むことを特徴とする請求項1ないし27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記端末で監視された前記許可トーク時間の残り時間の終了に応じて、解放メッセージを前記端末から前記制御装置へ送信するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記端末で監視された前記許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1ないし29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記端末と前記制御装置の間におけるラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定することに基づいて、前記端末で監視された前記許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を実行するステップを含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記制御装置で監視された前記許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を行うステップを含むことを特徴とする請求項1ないし31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記端末と前記制御装置との間のラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定することに基づいて、前記制御装置で監視された前記許可トーク時間の残り時間にレイテンシ調整を実行するステップを含むことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を前記端末で推定するステップを含むことを特徴とする請求項31又は33に記載の方法。
  35. 前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を前記制御装置で推定するステップを含むことを特徴とする請求項31、33又は34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、前記トーク要求を使用するステップを含むことを特徴とする請求項31、33、34又は35のうち請求項23と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  37. 前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、前記承認メッセージを使用するステップを含むことを特徴とする請求項31、33、34、35又は36のうち請求項8と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  38. 前記トーク要求の送信と前記承認メッセージの受信との間の時間差の測定値に基づいて、前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するステップを含むことを特徴とする請求項37のうち請求項36と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記トーク要求が複数回送信される場合、測定の対象として、これらのトーク要求の1つを選択するステップを含むことを特徴とする請求項38のうち請求項24と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  40. 異なるそれぞれの時間に行われた複数の測定に基づいて、前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するステップを含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
  41. 前記ラウンドトリップ遅延の少なくとも一部を推定するのに、前記解放メッセージを使用するステップを含むことを特徴とする請求項31、33ないし40のうち請求項29と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  42. 前記制御装置で監視される許可トーク時間の残り時間をレイテンシ調整によって増加するステップを含むことを特徴とする請求項31ないし41に記載の方法。
  43. 前記端末で監視される許可トーク時間の残り時間をレイテンシ調整によって減少させるステップを含むことを特徴とする請求項30ないし42に記載の方法。
  44. 前記レイテンシ調整は、下りリンクのレイテンシ調整と上りリンクのレイテンシ調整とを統合したものであることを特徴とする請求項30ないし43のうち請求項22と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  45. 前記レイテンシ調整は、上りリンクのレイテンシ調整であることを特徴とする請求項30ないし44のうち請求項19又は21と従属関係にあるいずれか1項に記載の方法。
  46. 前記の「トーク」は、「データ転送」に置換され、データ転送バーストの中で転送されるデータは、例えば、発話データ及び/又は該発話データとはタイプの異なるデータを含むことを特徴とする請求項1ないし45いずれか1項に記載の方法。
  47. 端末と制御装置とが関与するプッシュ・ツー・トーク又は電話会議タイプのサービスで使用される方法であって、
    前記端末から受信したトーク要求を承認することを前記制御装置が決定したことに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を前記制御装置から受信するステップと、
    前記承認されたトークバーストの実行中において前記許可トーク時間の残り時間を前記端末で監視するために前記指標を使用するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  48. プッシュ・ツー・トーク又は電話会議タイプのサービスで使用される制御装置であって、
    端末から受信したトーク要求について承認することを決定したことに応じて、承認したトークバーストについての許可トーク時間の指標を前記端末へ送信する手段を含み、
    前記指標は、前記承認したトークバーストの実行中に許可トーク時間の残り時間を監視するために前記端末で使用される指標であることを特徴とする制御装置。
  49. プッシュ・ツー・トーク又は電話会議タイプのサービスで使用される端末であって、
    前記端末から受信したトーク要求について承認することを制御装置が決定したことに応じて、承認されたトークバーストについての許可トーク時間の指標を前記制御装置から受信する手段と、
    前記指標を使用して、前記承認されたトークバーストの実行中に許可トーク時間の残り時間を監視する手段と
    を含むことを特徴とする端末装置。
  50. 端末と制御装置とが関与するプッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いられる方法であって、
    前記端末から受信したトーク要求を承認することを前記制御装置が決定したことに応じて、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を前記制御装置で監視するステップと、
    前記端末からのトークバーストデータを受信したことに応じて、前記許可トークタイマを前記制御装置でスタートさせるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  51. プッシュ・ツー・トークあるいは電話会議タイプのサービスで用いられる制御装置であって、
    端末から受信したトーク要求を承認することを決定したことに応じて、許可トークタイマを用いて許可トーク時間の残り時間を監視する手段と、
    前記端末からのトークバーストデータを受信したことに応じて、前記許可トークタイマを前記制御装置で開始する手段と
    を含むことを特徴とする制御装置。
  52. 制御プログラムであって、
    装置にロードされると、該装置を、請求項48又は51に記載された前記制御装置として機能させることを特徴とする制御プログラム。
  53. 制御プログラムであって、
    装置にロードされると、該装置に、請求項1ないし47又は50のいずれか1項に記載された前記方法を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  54. 搬送媒体を通じて搬送されることを特徴とする請求項52又は53に記載の制御プログラム。
  55. 前記搬送媒体は通信媒体であることを特徴とする請求項54に記載の制御プログラム。
  56. 前記搬送媒体はコンピュータ可読記憶媒体であることを特徴とする請求項54に記載の制御プログラム。
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