JP2009500038A - 霧発生器を備えた虫捕捉装置 - Google Patents

霧発生器を備えた虫捕捉装置 Download PDF

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Abstract

この出願は、少なくとも1の誘引剤を含んだ霧(煙)を発生する霧発生器を備えた虫捕捉装置を開示する。虫捕捉装置は、少なくとも1の出口開口(36)と少なくとも1の入口開口(32)が形成されたフレームで構成される。各開口は、直接的または間接的に、外気に連通している。虫捕捉室(42)は、少なくとも1の入口開口を介して、外気と連通している。少なくとも1の空気流発生器(46)が空気流を発生させ、この空気流は、少なくとも1の入口開口を通って外部から内部へと流れ込み、虫捕捉室内に入る。この空気流により虫を引き込んで、虫捕捉室内に捕捉する。さらに、虫捕捉装置は、昆虫誘引剤および液体を含んだ誘引剤供給材料を備える。誘引剤供給材料はどのような形態であってもよく、また、液体および誘引剤は、溶液または混合液として、1つのコンテナ(22)内に収容される。

Description

本出願は、2005年7月6日提出のアメリカ仮出願60/696,523号および2006年6月7日提出のアメリカ仮出願60/811,417号を基礎に優先権主張するものであり、その全内容は、言及することで本明細書に組み込まれる。
本発明は、1または2以上の誘引剤を使用して飛来する虫を誘き寄せて捕捉するよう設計された虫捕捉装置に関する。
従来の虫捕捉装置は、プロパン等の燃料を燃焼させて高濃度の二酸化炭素ガス(CO)を含有する排ガスを外部に放出する方法に頼っていた。この排ガスが捕捉装置に虫を誘き寄せる。この捕捉装置は、メッシュバッグ等の捕捉室内に虫を引き込む内向きの流れを発生させている。
この種の装置は、アメリカ特許6,145,243号、同6,840,005号、および同6,892,492号、並びにアメリカ特許出願2004−0244276A1号および2004−0237382A1号に開示されている。
本発明の目的は、別の手法によって、飛来する虫を誘き寄せる放出流を発生させることにある。
本発明の一局面により、少なくとも一種の誘引剤を含む霧を発生させる霧発生器を有する虫捕捉装置が提供される。誘引剤を分散させる霧を使用することは、虫を誘き寄せて捕捉するのに有利であると考えられる。
本発明の装置は、少なくとも1つの出口開口および少なくとも1つの入口開口を提供するフレームを備える。出口開口および入口開口は、それぞれ、直接的または間接的に、外気と連通している。虫捕捉室は、上記少なくとも1つの入口開口を通して外気と連通している。少なくとも1つの空気流発生器が、外気から、上記少なくとも1つの入口開口を通して、虫捕捉室へと向かう内向き流れを発生させ、この内向き流れによって、装置に誘き寄せた虫を虫捕捉室に引き込む。
本発明の装置は、さらに、虫誘引剤および液体を含む誘引剤供給材料を備える。誘引剤供給材料はどの様な形態であってもよい。液体および誘引剤の両方が、単一のコンテナ内に、溶液または混合物として収容されていてもよいし、液体と誘引剤が別々のコンテナに収容されていてもよい。ここに言うコンテナとは、誘引剤または液体もしくは両方を収容する如何なる構造物であってよく、装置に固定した一体部材であっても、着脱可能な部材であってもよい。
誘引剤および液体を供給する供給器が設けられている。霧発生器がこの供給器と連通していて、供給器は、誘引剤供給材料を霧発生器に供給する。
霧発生器は、上記少なくとも1つの出口開口にも連通していて、液体および虫誘引剤を含む霧を発生させる。霧は、上記少なくとも1つの出口開口を通して放出され、虫を装置に誘き寄せる。
本発明の別の局面により、少なくとも一種の誘引剤を含む霧を使って、飛来する虫を誘き寄せて捕捉する方法が提供される。
本発明の方法は、次の虫捕捉装置を使用する。すなわち、虫捕捉装置は、それぞれが外気に連通する少なくとも1つの出口開口および少なくとも1つの入口開口を提供するフレームと、当該少なくとも1つの入口開口を通して外気に連通する虫捕捉室と、外気から当該少なくとも1つの入口開口を通して虫捕捉室内に向かう内向き流れを発生させ、当該内向き流れによって、装置に誘き寄せた虫を虫捕捉室に引き込む少なくとも1つの空気流発生器と、を含む。
本発明の方法は、液体および虫誘引剤を含む霧を上記少なくとも1つの出口開口を通して放出し、虫を装置に誘き寄せる工程と、
上記少なくとも1つの空気流発生器を使って、外気から上記少なくとも1つの入口開口を通して虫捕捉室内へ向かう内向き流れを発生させて、当該内向き流れによって、霧で装置に誘き寄せられた虫を虫捕捉装置内に引き込む工程と、からなる。
本発明の他の目的、形態および利点は、以下の発明の詳細な説明、添付図面、および特許請求の範囲から明らかになる。
図1は、本発明の一例に係る飛来虫捕捉装置を参照番号10で示している。広く言えば、装置10の通常の機能は、少なくとも一種の虫誘引剤を含む霧Fを放出し、蚊および他の吸血虫を誘き寄せることである。内側に向かう流れは、誘き寄せた虫を装置内の捕捉室に引き込み、そこに虫は捕捉され、毒殺、または、脱水/餓死に至らしめる。あるいは、昆虫の研究に従事するユーザであれば、捕捉した虫を殺すのではなく、死ぬ前に採り出して、生物実験を行う。
いかなる目的で虫を捕捉するのかは別として、装置10の全体としての機能は、飛来する虫を誘き寄せて捕捉することである。この広く一般的な機能を達成するために、本発明がどのように機能するのかについて、以下に詳しく説明する。
装置10は、参照番号14で示した支持フレーム構造を備える。支持フレーム14はハウジング16を有し、当該ハウジング16は、基台12から上方に垂直に延在する一本の脚部17上に支持される。
図示した実施例においては、一本の脚部17がハウジング16を支えている。しかし、複数の脚部で支えてもよいし、もしくは、脚部以外の他の構造で支えてもよい。フレームは、図1に示すように、さらに、車輪(ホイール)18を有する。
さらに、支持フレーム14は、後述するように、コンテナ22を支持する支持デッキ部20を備えていてもよく、支持デッキ部20により、フレーム14およびコンテナ22をユニットとして一体的に搬送できる。
図示したように、ホイール18は、デッキ部20下で、基台12の長手方向端部に、回転可能に取り付けられている。これとは反対側の基台12の長手方向端部には、一対の支持脚部21が設けられている。
しかしながら、支持フレーム14は、以下に説明する操作部材を支えるのに適したものであれば、如何なる構造、形状を有していてもよい。
例えば、三脚構成を使用することができる。または、アメリカ特許出願10/686,815号に示されるように、装置を、壁または塀に取り付けてもよい。あるいは、他の好適な形状を採用してもよい。
ハウジング16は、底殻24と、この底殻24に取り付けられた頂殻26とからなる。底殻24および頂殻26は、通常の固定具、接着剤、スナップ嵌め具、もしくは他の適切な方法で連結され固定される。
図示した実施例においては、これらの底殻24および頂殻26は、プラスチック成形されている。しかし、底殻24、頂殻26、およびハウジング16は、概して、如何なる素材で形成されてもよく、かつ、如何なる形、形状、構造を有していてもよい。
筒状の吸気ノズル28は、底殻24から下方に突き出ていて、底殻24と一体的に成形されている。吸気ノズル28は、固定具またはスナップ嵌めで取り付けられたスカート状の下端30を有していて、このスカート状下端30は、吸気ノズル28の一部を構成している。スカート状の下端30は、虫導入口もしくは入口開口32を形成している。
以下の説明から分かるように、ノズル28を真空状態とすると、装置10から発散される霧Fに誘き寄せられた虫は、虫導入口32に引き込まれて捕捉される。
吸気ノズル28および当該吸気ノズル28で形成される導入口32は、適切な手法によってフレーム14上に支持される。図示して説明した構造は、単に例示的なものであり、他の形態を採用してもよい。
吸気ノズル28内には、放出ノズル34が同心状に設けられている。放出ノズル34は、その下端に、霧出口もしくは出口開口36を有する。放出ノズル34およびその出口36の機能は、発生させた霧Fを下方に向かって外部に流出させることである。
霧Fに誘引された蚊および他の虫は霧を感知し、これに沿ってその源、すなわち出口36まで進んで行く。開示した構造から分かるように、出口ノズル34は吸気ノズル28と同心的に設けられているので、誘引されて霧Fの源(出口36)まで飛来してきた虫は、出口36に到達した時点で虫導入口30に接近していることになる。
その結果、誘き寄せられた虫は、吸気ノズル28およびその虫導入口30に連通する真空ゾーンに飛び込み、装置10に吸い込まれて捕捉される。
真空吸気および霧Fの放出の各々の流れは、図1に外向きおよび内向き矢印にて示す。ここに開示した構造の当該部所に関する更なる詳細およびその変形例は、上述の特許および出願に記載されている。また、1996年9月17日付け出願のアメリカ特許6,286,249号も参照すべきである。
ハウジング16の頂殻26は、アクセスドア40を有する。アクセスドア40は、開位置と閉位置の間を移動可能で、ハウジング壁に形成されたアクセス開口を開閉する。
アクセスドア40は、軸ピンまたはその他の構造により、その開閉移動が容易となるよう、回動可能に頂殻26に取り付けられている。
本発明のより広い局面においては、アクセスドア40は、ハウジング16から完全に分離可能なものであってもよく、その開閉移動を可能とする何らかの適当な構造を用いて連結されていてもよい。
実際問題としては、アクセスドア40の設置は必ずしも必要ではなく、単に利便上の一特性である。アクセスドア40およびそれに関わる開口部の役割は、ユーザがハウジング16内にアクセスすることを可能にすることであり、必ずしも必要な要素ではない。
以下に詳細に説明するように、その内部が虫捕捉室を形成するメッシュバッグ42は、ハウジング16内に着脱可能に取り付けられる。そのようなバッグの取付けおよび使用は周知であるので、その概略を図4に示す。バッグ42により形成される捕捉室は、虫導入口30に連通している。真空により吸引された虫は、バッグ42内に捕捉されて、乾燥し、死に至る。
別構成として、殺虫機能を促進させる目的で、バッグ42の素材を毒物で処理しておいてもよいが、それは本発明の必須の特長ではない。
アクセスドア40およびそれに関連する開口部の存在により、ハウジング16内へのアクセスが可能となる。これにより、ユ−ザは、望む時に、メッシュバッグ42にアクセスして、これを取り外し、あるいは取り替えることができる。さらに別例として、メッシュバッグ42の代わりに、プラスチック製ボックスまたは他の適当な構造物を使用してもよい。
ここに開示した実施例においては、アクセスドア40は透明な素材で構成されていて、ユ−ザは、目視検査によって、バッグ42の取外し/取替えが必要か否かを判断できる。特に、透明な素材は、ユ−ザがバッグ42に虫が満杯近くになっているかどうかを目視的に確認することを可能にする。
本発明のより広い局面においては、アクセスドア40は透明である必要はない。また、上述したように、本発明の装置において、アクセスドア40とそれに関わる開口部は、必ずしも必須の構成要素ではない。
メッシュバッグ42の取付けおよびそれに対するアクセス、もしくは虫捕捉室に関する他の更なる詳細は、上記の特許および出願に記載されている。
任意要素としての疑似餌をハウジング44内に設けてもよい。ハウジング44は、放出ノズル34内に位置するものとして図示している。そのようなハウジングの構造は、アメリカ特許出願2005−0019361 A1号等、他の出願から公知であるので、ここでは詳述を省く。
上記のように、フレーム構造は、少なくとも1つの出口開口36および少なくとも1つの入口開口32を提供する。出口開口36および入口開口32の各々は、外気と連通しており、これらは、如何なる方法でフレーム14に設けてもよく、図示した同心的構造に限定されるものではない。
代わりの構成として、これら出口開口および入口開口は、適切などの位置に設けてもよく、複数の出口開口および入口開口を設けてもよい。例えば、これら出口開口および入口開口は、装置の異なる位置に設けてもよく、互いにオフセットして設けてもよく、もしくは、装置の異なるサブ構成要素上に配置してもよい。
メッシュバッグ42は、入口開口32を介して外気と連通する虫捕捉室を構成する。具体的には、図4に示すように、入口開口32に入り込む流れは、ノズル30に向かい、送風機46を通過してメッシュバッグ42に入る。この流れを方向付ける構造は周知であり、ここでは、その詳述を省略する。詳しくは、本件明細書に組み込まれた上記出願を参照されたし。
空気流発生器が少なくとも1つ設けられる。図示した実施例においては、送風機46がこれに当たる。送風機46のモータは、電力信号を引き込んで羽根48を回転させ、それにより内側に向かう流れを発生させる。具体的には、送風機48により発生した空気流は、入口開口32を介して、外気からメッシュバッグ40で構成される虫捕捉室へと、内側に向かって流れる。
これにより、内側に向かう流れが、装置に誘き寄せられた虫をバッグ40の虫捕捉室内に引き込む。
図4から分かるように、後述する霧発生器のためのリザーバ50が備えられる。リザーバ50は、一連の開口54を備えた頂壁52を有する。これらの開口54により、送風機46により発生した空気流の一部がリザーバへと向かい、発生した霧が出口開口36から放出される。
これら開口54はメッシュスクリーンで構成されていて、虫がリザーバ50に侵入するのを防ぎつつ、空気が流入できるようにしている。
空気流発生器は、図示のように単一の送風機であってもよいし、あるいは、複数の送風機で構成されてもよい。また、空気流は、内側に向かう流れを発生させるのに適した他の装置により発生させてもよい。
また、空気流発生器を、霧を外に放出させる、または、その放出を助けるために使用する必要は必ずしもないが、そのように使用することは好ましい。図示した構成に代えて、他の適当な構造、構成を採用してもよい。
さらに装置10は、虫誘引剤からなる誘引剤供給材料と、液体供給材料とを含む。この用語は広範囲の実施例を包括するものである。例えば、誘引剤供給部は、単一のコンテナに収容された、虫誘引剤と基剤液の混合物または溶液から構成されてもよい。または、別々のコンテナに収容された虫誘引剤と基剤液で構成されてもよい。
基剤液は、水等、如何なる適切な液体であってもよいが、その利便性、低価格から、水が好ましい。
虫誘引剤は、虫を誘き寄せるに好適なものであれば如何なるものであってもよく、液状であっても固体状であってもよい。固体状の誘引剤の場合には、液体に容易に混入する粒状体であることが好ましい。
好適な誘引剤の例は、分子量100未満の酪酸、脂肪酸(例えば、C4、C5およびC6の脂肪酸)である。そのような誘引剤は、高混和性を有することが好ましい。
高分子量、低混和性の他の誘引剤も使用することができ、本発明は、ここに例示されるものに限定されるものではない。
好適な誘引剤および組成物については、2006年6月7日出願のアメリカ仮出願60/811,417号に記載されている。当該出願は、言及することで、その全内容が本明細書に組み込まれている。
図1〜図4に示す実施例においては、誘引剤供給材料は、液体(好ましくは水)、および溶液としてそこに混合された誘引剤である。この溶液はコンテナ22に収容される。
誘引剤および水からなる溶液は、参照番号56で示される。コンテナは、コンテナ22の頂壁の開口を覆う蓋58を有する。図1では、蓋は閉じられており、図2では、蓋58は開かれている。
ユ−ザは、蓋58を開けて、コンテナ22を一杯に満たす。液体が水である場合、ユ−ザは、好ましくはホースを使って、他の何らかの水源から、コンテナ22を満たす。
誘引剤は液状または粒状の形態で供給され、ユ−ザは、誘引剤を水に混入して、誘引剤と水の溶液を用意する。
水に溶け込んだ溶液としての誘引剤に代えて、誘引剤と水を単に混ぜ合わせるだけでもよい。溶液は分離しないので、溶液が好ましいが、混合物であると、時間がたつと、誘引剤がコンテナ22の底に沈殿してしまう。
この不都合を回避するために、混合物を使用する場合には、小型のプロペラまたは他の攪拌機(図示せず)をコンテナ22に設置する。これにより、混合物が絶えず混合され続けるので、誘引剤の分離沈殿を防止できる。
図2は、コンテナの下に取り付けるポンプ60を示している。ポンプ60は外部から取り付けられ、コンテナ22の底壁に形成された開口に挿通される入口62を有する。この構成により、ポンプ60は、コンテナ22から溶液56を汲み上げることができる。
ポンプ60およびその入口を確実にシールするために、入口62はその外面がねじ切りされ、内面がねじ切りされた環状リング64がこの入口62に螺合している。環状ガスケットまたはシール67が、リング64とコンテナ底壁の内面との間に設けられていて、溶液56の漏れを防止している。
ポンプ60は出口64を有していて、そこに供給ライン66(例えば、プラスチックまたは金属のチューブ)が取り付られている。また、電力コード68がポンプ60に接続されていて、ポンプ60が作動するための電力を供給する。電力コード68の他端は、後述するコントローラ70に接続されている。
ポンプ60の種類は限定されるものではなく、如何なる構造または形状を有してよく、図示したポンプ60とその取り付け方法は、本発明を限定するものではない。
別構成として、外側ポンプ60に代えて、水中ポンプ72をコンテナ22内に設けることも可能である。この種のポンプ72に対しては、供給ライン66は、公知の方法で、コンテナ壁部に形成した開口を介して接続される。
さらに別構成として、手動ポンプ74を設けてもよい。手動ポンプ74は、電動ポンプの代わりに使用してもよく、また、電動ポンプに追加して、電動ポンプが故障した場合のバックアップとして使用してもよい。
手動ポンプ74は、周知の構造を有し、それを握ることで汲み上げを容易にするハンドル76を有している。手動ポンプ74は、溶液/混合物56上方の空間内の空気圧を上げることにより作動して、溶液/混合物56を供給ライン66へと圧送する。
ポンプ60および供給ライン66は、誘引剤および液体を供給する供給装置78に対する、1つの可能な変形例を構成していると考えてもよい。同様に、上述したいずれの代替ポンプも、または、誘引剤および液剤(それらは、溶液/混合物または個別のものでもよい)を供給する他のいずれの装置も、誘引剤および液剤を供給するための供給装置を構成すると考えられる。
誘引剤および液剤を供給するのに適した機構、システムまたは装置は、いずれも、供給装置であると考えられる。
霧発生器80は供給装置78と連通していて、供給装置78は、誘引剤供給材料を霧発生器80に供給する。図1〜図4に示す実施例において、この供給装置74は、溶液56をコンテナ22からリザーバ50に供給する。
具体的には、ポンプ60は、その他端がリザーバ50に接続している供給ライン66を通して、溶液56を汲み上げる。霧発生器80は、リザーバ50の底壁に取り付けられている。
この実施例において使用される霧発生器80は、水中型であり、リザーバ50内の溶液から霧を発生すべく作動する。図4に示すように、放出ノズル34は、リザーバ50に連通し、そして霧発生器80にも連通しているので、霧Fは、放出ノズル34から放出される。
誘引剤と液剤は溶液または混合物となっているので、霧Fは、液体および誘引剤を含んだ小滴からなり、この小滴が最終的に出口開口36から放出されて、虫を装置10に誘き寄せる。
好ましくは、霧発生器80は、電気機械式の装置である。より好ましくは、霧発生器80は、超音波周波数で振動して霧Fを発生させる超音波装置である。そのような装置はこの分野で知られており、ここでは、詳しく説明することを省略する。そのような装置は、アトマイザ(atomizer)またはネブライザ(nebulizer)と呼ばれることがある。
好ましくは(必須ではない)、霧発生器80は、電力コード68と同じコントローラ70に配線接続され、霧発生器80への電力供給が選択的に制御される。
霧Fを発生する他の種類の装置も使用可能であって、本発明において、何ら特定の種類の装置に限定されるものではない。
好適な超音波霧発生器の例は、ペンシルバニア州、マケイヴィルに居所を置くAPCインターナショナル社製の超音波霧発生器である。例えば、セラミック製の圧電結晶体タイプのものを使用することが可能である。
APC社の製品では、使用に適したモデルは、50−1010番(1.65MHz ネブリライザーボード)と、50−1025番(2.4MHz ネブリライザーボード)である。これらモデルに関する情報は、APCの下記ウェブサイトを参照されたし。
http://www.americanpiezo.com/products_services/nebulizers.html.
このウェブサイトによれば、小滴直径は次のように計算できる。
Figure 2009500038
このように、選択された発生器の周波数は、他の要因の中でも、得られた小滴のサイズに影響を及ぼす。従って、周波数は、所望の範囲内の小滴の発生が可能なように選択される。
APC社製のモデルに代表的な1.65〜2.4MHzの周波数範囲は、好適サイズの小滴からなる霧の発生に適している。この範囲外の他の周波数もまた採用可能である。
超音波霧発生装置の代わりに、液体を細かい小滴に分散するタイプの霧形成ノズルを使用することも可能である。ノズルは詰まりやすく他の問題を起こしやすいので、超音波装置の使用が好ましい。しかし、ノズルの使用も本発明の範囲に含まれる。ノズルおよび超音波装置以外の、他の好適な装置もまた本発明において使用できる。
図4および図6に、任意で追加されたリザーバ液位センサ90を示す。一例として、センサはフロートスイッチ92である。フロートスイッチは、リザーバ50内で浮く浮子94を有し、ロッド96に取り付けられている。ロッド96の上端がセンサ98に接続されている。
センサは、好適なものであれば制限なく、1または2以上のマグネティックスイッチやリードスイッチを使用するセンサであってもよい。浮子94は、リザーバ50内の液体56の液面の上がり下がりと共に上下する。センサ98は、浮子94に取り付けられたロッド96の高さを監視することで、リザーバ50内の液位を監視する。
センサ98はまた、ポンプ60の制御にも使われ、電気的に直接ポンプ60に連結されても、コントローラ70に連結されてもよい。何れの場合でも、浮子94が、従ってリザーバ内の液面が、所定の最小充填レベルを超えたことをセンサ98が検知すると、さらに溶液/混合物をリザーバ50内に汲み上げる必要がないので、ポンプ60を作動しないようにする。
ポンプ60が作動し、液体をリザーバ50に供給している場合、浮子94が、従ってリザーバ50内の液面が、最大充填レベルに達すると、センサ98によりポンプ60の作動が停止する。
同様に、浮子94が、従ってリザーバ50内の液位が所定の最小充填レベル以下であれば、センサ98はこれを検知して、溶液/混合物56をさらにリザーバ内に供給すべくポンプ60を起動させる。
このセンサーシステムを使うことで、霧発生器80が作動し霧Fを発生させることができる適切な範囲内に、液位を確実に保つことができる。この範囲は、使う霧発生器80の種類、発生器が駆動される周波数等の要因により変化する。
コントローラ70は、種々の部品の機能を管理する。好ましくは、コントローラ70は、この目的のためのプロセッサおよび/または専用の回路を備える。
コントローラ70は、霧発生器80、ポンプ60、および送風機46のモータへの電力供給を制御する。好ましくは、コントローラ70は、標準的な交流コンセント等の電源に接続されて、その電源から電力の供給を受け取る。
虫捕捉装置が使用されていない時は、コントローラ70は、どの構成部にも電力を供給することはない。ユ−ザが虫捕捉のために装置を起動させると、コントローラ70は、送風機46への電力供給を始める。
好ましくは、コントローラ70はさらに、フロートスイッチセンサ98の状態を検知し、リザーバ50内の液体が最小充填レベル以下にあるか否かを判断し、それ以上のレベルであれば、霧発生器80を作動すべく電力供給を開始する。それ以下のレベルであれば、最初に、ポンプ60を作動させるために電力を供給し、リザーバ50に溶液/混合物56を供給する。リザーバ50内に充分な量の液体が満たされると、霧発生器80に電力が供給される。
コントローラ70の制御工程は変更可能であり、上記の制御に限定されるものではない。制御工程は、使用する部材の種類およびその数に基づいて変更される。同様に、工程または作用の順序は、必ずしも特定のものである必要はない。
図13に、装置10の操作制御を説明する典型的なフローチャートを示す。この論理制御は、コントローラ70の回路にハード配線してもよいし、ソフトウェアーフォマットに格納してもよい。このフローチャートは単なる例示であって、限定を意図したものではない。
ブロック300で、ユ−ザは、装置10のSTARTまたはONスイッチを押す、または作動させる。ブロック302で、装置のSTOPまたはOFFスイッチを押す。これらのスイッチは、トグルタイプ等の単一スイッチであっても、別々スイッチであってもよい。このスイッチの構造は特定のものに限定されるものではなく、装置外部のユーザパネル上に配置される。
ブロック302以降で、ユ−ザがSTOPまたはOFFスイッチを押す、または作動させると、ブロック303で、装置10の全ての機能が終了し、論理制御はブロック310で終了する。
ブロック300に続く次の工程は、ブロック304での、コントローラ70による自己診断チェックである。これらのチェックは周知であるので、ここではその説明を省略する。
このチェックが失敗した場合、論理制御はブロック306に進み、装置10の全ての機能を終了させる。そして、ブロック308において、発光ダイオード(LED)を速く点滅させる。このLEDは、装置10外部のON/OFFスイッチ近くに配置して、ユ−ザに装置内の誤動作を信号で知らせるのが好ましい。
上記チェックを通ると、ブロック312で緑色LEDを作動させる。このLEDは、装置10外部のON/OFFスイッチ近くに配置して、ユ−ザに装置が機能し始めていることを知らせるのが好ましい。
次に、ブロック314において、送風機46を作動させる。その後、ブロック316で、コントローラ70は、液位センサ90が最大充填レベルにあるか否かを判断する。
液位センサが最大充填レベルにないことを検知すると、ブロック318において、ポンプが起動され、タイマーT3が起動する。ブロック320では、タイマーT3が60秒に達していなければ、論理制御はブロック316に戻り、最大充填レベルにあることを液位センサが検知しているか否かを判断する。最大充填レベルにあると検知されると、論理制御はブロック326に進む。一方、最大充填レベルにないと検知されると、論理制御はブロック318を経てブロック320に戻る(タイマーT3この間、再スタートしない)。
液位センサ90が最大充填レベルに達する(その場合、論理制御はブロック326に進む)か、タイマーT3が60秒に達するまで、このループが継続する。
タイマーが60秒に達すると、この事は、供給材料が尽きたことを示し、論理制御はブロック322に移動して、ポンプが停止する。そして、上述したLEDの点滅をゆっくりとし、それにより、供給材料の再充填が必要であることをユーザに知らせる。
その後、論理制御はブロック310に進んで、処理を終了する。別のLEDまたは聞き取れる音等、他の報知手段を採用してもよい。
液位センサ92が最初から最大充填レベルにあるか、ブロック318でポンブが作動した結果として60秒内で最大充填レベルに達した場合には、論理制御はブロック326に進み、このブロックでポンプが停止する。
次に、ブロック328において、霧発生器を作動させ、タイマーT1をスタートさせる。ブロック330では、タイマーT1が10秒に達したとき、それを検知する。タイマーT1が10秒に達すると、ブロック332において、霧発生器を停止させて、タイマーT2をスタートさせる。
ブロック334では、タイマーT2が10秒に達したとき、それを検知する。これらの操作は、ブロック336、338、340および342において繰り返される。その結果、“劇的”または“脈動的”に霧が発生する。
このことが望ましいのは、少なくとも2つの理由による。第1に、蚊の代表的な獲物であるほ乳類の呼気のように、霧を増進的な量で放出させることができるからである。第2に、装置から霧が放出される間、霧の着実な流れが、幾つかの小滴を衝突させ、空中に存在するには大きすぎる液滴を形成することを可能にするからである。しかしながら、この脈動作用は好ましいというだけで、必ずしも必要ではない。霧を継続的に発生させてもよい。
ブロック342の後、論理制御はブロック316に戻り、上述した処理が継続的に繰り返される。
この例示的なフローチャートは、限定を意図したものではなく、いずれかの変数を変化させてもよい。また、他の好適な論理、工程またはシーケンスを採用してもよい。
他の実施例においては、誘引剤供給材料は、液体を収容した液体コンテナと、液体とは別に誘引剤を収容する誘引剤コンテナとから構成してもよい。これは、同一のコンテナに液体と誘引剤を一緒に収容する誘引剤供給材料にとって代わる例である。
別々のコンテナを使用する理由はいろいろあるが、使用する誘引剤に左右される。例えば、ある誘引剤について、それが長時間水と接した場合に効力を失うものである場合には、その誘引剤は、別のコンテナに収容して保存することが望ましい。
別々の源からの供給を制御するために、供給器は、液体を霧発生器に供給する液体供給器と、誘引剤を霧発生器に供給する誘引剤供給器と、を含んでいてもよい。
図7および図8に、そのような構成を示す。チューブ100が液体供給器であり、チューブ102は誘引剤供給器である。チューブ104は、チューブ102の代わりに、あるいはチューブ102に加えて使用されるものであって、このチューブ104もまた、誘引剤供給器として使用される。
図7から分かるように、誘引剤供給チューブ102は、液体供給チューブ100と合流し、これらチューブから供給される液体と誘引剤は、霧発生器80に運ばれる直前に混合される。
必要であれば、図1〜図6に示す実施例において、液体および誘引剤を別々に供給する供給器を使用できる。しかし、図示したように、これらの供給器100、102および104(使用する場合)は、液体と誘引剤を、非水中式の霧発生器110の表面に直接送り込んでいる。
液体と誘引剤は、霧発生器110の作動面112上に供給されて膜を形成する。作動面112は、上方を向いている面である。
霧発生器110は、好ましくは超音波装置等の電気機械式のものであり、超音波装置は、超音波周波数で振動して、その作動面112上の膜から霧Fを発生させる。
霧発生器110の表面112に膜を維持しておくために、供給器は絶えず液体と誘引剤を送り続け、所望範囲内の厚みを有する膜を作動面112上に形成する。好ましい膜厚は1から2インチであるが、その厚み範囲は幾つかの要因に基づいて変化しうる。1〜1.75インチの厚み範囲が好ましく、これら厚み範囲は、上述のどの装置および他の装置にも適用できる。
1.65〜2.4MHZの装置に使用する場合、これら膜の厚みは、後述する好適範囲の小滴を発生させる。
それを達成するには、周知の流量調整装置またはポンプを使用する。そのような装置の具体的な種類および構造は、供給される液体および誘引剤の特性によって異なる。
望ましい場合には、液体または誘引剤のいずれかについて、重力を利用した供給によって流量調整を達成することができ、その場合には、ポンプを省略できる。そのような用途のためには、流量制御弁を使用するのが望ましい。一般的に、好適な如何なる構造または構成も採用しうる。
他の実施例では、誘引剤供給材料は、図1〜図6の実施例に示したように、液体と誘引剤の混合物を収容するコンテナから構成されてもよい。供給器は、混合された液体および誘引剤をリザーバ内に供給し、リザーバ内の当該混合された液体と誘引剤の液位が、超音波装置の作動面上に膜を形成するよう維持される。
この例は、図7および図8に示した実施例における膜形成に対して、液体および誘引剤を一緒に収容する図1〜図6に示した単一のコンテナを組み合わせたものである。
図9〜図11には、霧発生器80/110の取外し、取替えを容易にできるよう特別に設計された他の実施例を示している。図9は、霧発生器が着脱可能である取付け構成を示す概略図であって、霧発生器80/110が部分的に挿入された状態の開位置を示している。図10は、図9の状態から霧発生器を完全に挿入した状態を示している。図11は、閉位置を示しており、霧発生器80/110は、図9の状態から完全に挿入されている。
これらの図において、リザーバ50aの底壁122は、ピボット軸120にヒンジ接続されていて、これにより、図9に示すように、壁122が開位置まで下方に回動する。この状態において、霧発生器80/110は、空間124にて、容易に取外しまたは取替えができる。
図10において、霧発生器80/110は空間124に挿入されていて、底壁122はまだ開位置まで回動している。図11において、底壁122は上方に回動して、霧発生器80/110をその動作位置に位置させる。適当な掛け具または固定具(図示せず)を設けて、底壁122をこの閉位置で固定してもよい。
これらの図から分かるように、環状のシールまたはガスケット126が霧発生器80/110の上部に設けられていて、それに対応する溝128が、霧発生器80/110を取り付けるリザーバの下面に形成されている。
シール126は溝128内に位置し、リザーバ50aの底から液体/誘引剤が漏れるのを防ぐシール状態を作り出す。他の適当なシール手段を採用してもよく、図示した構造に限定されるものではない。
任意要素ではあるが、接触部材130を底壁122(もしくは、空間124を形成する他の壁部)に設けてもよい。そして、これに対応する接触部材132を霧発生器80/110に設ける。
接触部材130は、典型的には、コントローラ70を介して電源に接続される。接触部材132は、霧発生器80/110の能動素子に接続される。接触部材130および132が係合すると、当該接続部から電力が供給される。同様に、接触部材130および132の係合を外すと、電力供給は中断される。
図示のように配置された接触部材130および132を使うことにより、電力接続は単に霧発生器80/110をその動作位置に取り付けるだけで達成されるので、別の接続を構成する必要がなくなる。
霧発生器80/110の取外し、取付けをより容易にするためのこの変形例は、まったくの任意要素である。
図12に他の特性を示す。図12では、コンテナ22aは、支持デッキ部20aと一体的に形成されている。また、コンテナ22aの前壁も脚部17aと一体形成されている。
好ましくは、この構成は、各部をプラスチック材料でブロー成形することにより、または他の好適な技術を使って形成される。
霧Fを発生させる際、虫誘引力をより強力にするために、小滴のサイズを制御することが望ましい。一例として、霧中の少なくとも50%またはそれ以上の小滴を直径3ミクロンまたはそれ以下になるように、霧を発生させることが望ましい。より好ましくは、その65%またはそれ以上を直径3ミクロンまたはそれ以下にすることであり、さらに好ましくは、その70%またはそれ以上を直径3ミクロンまたはそれ以下にすることである。
これ以外の直径範囲も採用できる。例えば、好ましくは、小滴の60%を直径5ミクロン未満にし、さらに好ましくは、小滴の70%を直径5ミロン未満にする。
同様に、霧中の小滴の少なくとも40%を直径1.5ミロン未満にするのが望ましく、さらに望ましくは、小滴の少なくとも50%を直径1.5ミロン未満にするように霧を発生させる。
装置から出て行く(例えば、出口開口から放出される)霧の好ましい温度範囲は、必須ではないが、周囲温度(例えば、装置外部の空気温度)の+/−15%内であり、さらに好ましくは、周囲温度の+/−10%内である。
上に説明した小滴のサイズが望ましいのは、霧中の小滴が、本件譲受人の装置で発生される二酸化炭素のプルーム(plume)によく似た振る舞いをするからである。当該譲受人の装置は、上述の特許および出願に記載されており、燃焼に基づく装置である。すなわち、プルーム状の霧は、装置から拡がりながら地上に降下する。このような幾何学的形態が、虫を誘き寄せるのに望ましい。
また、上に説明した小滴のサイズが望ましいと考えられているのは、そのような小滴は、虫の小感覚体(sencilla)により容易く浸透して、プルーム状の霧へと、よりうまく虫を誘き寄せることができるからである。大きな液滴は、虫の小感覚体に簡単には浸透しないと考えられている。
勿論、種々の虫は様々な振る舞いと感覚能力を示し、液滴のサイズの効果は、種々の虫(または、同類の虫の異なる種)によって異なる。
他の実施例においては、霧発生器は2つの別体の霧発生器から構成してもよい。一方は基剤液用で、他方は誘引剤用である。そのようにして、液体と誘引剤は、2つの霧発生器に個別に供給される。この例では、2つの霧発生器が使用されているので、単一の霧発生器に関連させて説明した上記構造を、2つ使用すればよい(例えば、2つのポンプ、基剤液用と誘引剤用の2つのコンテナ、2つのリザーバ等)。
好ましくは、各霧発生器からの流出液を別々の導管に流し、これらの導管をある角度(例えば、45度)で交差させて2つの霧の混合を促進させ、結果的に装置出口から一緒に放出させる。
好ましくは、必須ではないが、各々の霧発生器から2〜3ミクロン、またはそれ以下の小滴を発生させる(より好ましくは、2ミクロン、またはそれ以下)。
各霧(すなわち、液体の霧と、誘引剤の霧)の小滴が衝突して合流し、誘引剤と液体(典型的には水)の両方を有する混合小滴が形成される。これにより得られる混合小滴の直径は、好ましくは、5ミクロンまたはそれ以下である。
好ましくは、2つの霧を放出する2本の導管の交差は、各々の霧の小滴の衝突を促進させて、可能な限りその混合が最大限になるように配置する。好ましくは、液体および誘引剤の相対的な表面張力と混和性を、これら二種の小滴の合流が容易となるように選択する。
2つの霧発生器の作動周波数を変えて、特定の液体を噴霧することができる。同様に、液体と誘引剤の供給速度を変えて、所望の噴霧量とすることもできる。
さらに、別体の霧発生器の数は2つと限定されているわけではなく、3つ以上の霧発生器を使用して、より多くの種類の液体/誘引剤を噴霧してもよい。
上に説明した超音波装置に対する別例として、多重変換器型の超音波装置を使用できる。図14は、そのような装置400の一例の上面図を示している。
図示した装置400は、本体402と6つの変換器を備える。すなわち、能動素子404、406、408、410、412、414であって、これらは、上述のように、超音波周波数で振動する。多重能動素子からなる装置400の利点は、1または2以上の能動素子(その全てではない)が作動しなくなっても、装置が機能し続けることである。
多重能動素子からなる装置400の別の利点は、選択した数の能動素子だけを使用できることであり、他の能動素子を作動させずに維持できることである。作動している能動素子の1つが誤作動あるいは停止した場合、作動していない能動素子の1つが起動されその代わりを果たす。
例えば、最初は、能動素子404、408、412が作動していて、能動素子406、410、414が作動していない場合である。コントローラは能動素子404、408、412を監視して、その1つが停止または誤作動(例えば、高すぎるまたは低すぎる周波数で振動している)しているか否かを判断する。
仮に、能動素子404、408、412の1つが停止または誤作動していると判断されると、コントローラは、作動していない能動素子406、410、414の1つに切り替えて、作動を開始させる。能動素子をより均一に配置するため、コントローラは、誤動作していると検知した能動素子に対して、その最も近くに存在する作動していない能動素子に切り替える(例えば、素子404が誤作動となると素子410が作動し、素子412が誤作動となると素子406が作動し、素子408が誤作動となると素子414が作動する)。
能動素子は、2×3の配列で図示されているが、これら素子はどのような形状に配列してもよく、例えば、3×3の配列、または、三角形、大略円形に配列してもよい。
操作スキームは、あらゆる数の能動素子の操作制御に使用することができ、広い意味で言うと、コントローラは、M個の能動素子を作動させ、残りのN個の素子を作動させずにおく。ここで、M+Nは、複数の能動素子の数に等しい。
図示の実施例では、Mは3であり(能動素子404、408、412)、Nは3である(能動素子406、410、414)。M個の能動素子の1つが誤作動となっていることをコントローラが検知すると、コントローラは、N個の能動素子の1つを誤作動の能動素子の代わりに作動させる。N個の能動素子の1つが適切に作動している限り、この操作は、装置の寿命期間中継続して行われる。
他の代替例においては、図15に示すように、誘引剤Sは、シールパウチ500に封入した液状物として販売されてもよい。パウチ500はどのような構造であってもよく、好適なその代表的な一例としては、子供用ジュース(例えば、CAPRI−SUN)に使用されるパウチが挙げられる。
パウチ500は、金属箔またはプラスチック、もしくは、流体を通さない他の好適な素材から製造される。製造工程において、パウチ500は、その開放端から充填され、その後、シールして閉じられる(シール部502)。シールは、ヒートシール、接着剤、もしくは、他の方法で行うことができる。
図16は、他の実施例を示している。この実施例は、パウチ500を容易に突き破れるように設計された誘引剤放出器600を含む。図16に示した構造は、装置の他の部分から切り離して図示しているが、コンテナ22の外壁上部に取り付けられるものとして、理解すべきである。誘引剤放出器600は、コンテナ22の外壁上部において、パウチ500から液状誘引剤を引き出して、コンテナ内に落下させ、基剤液と混合するのに適した位置に配置される。
誘引剤放出器600は、パウチ500を受け入れるレセプタクル602を有する。好ましくは、レセプタクル602は、パウチ500と同じ寸法で形成される。レセプタクル602は、図示するように、コンテナ22の壁と一体的に形成されていてもよいし、コンテナ壁に取り付けられる別体の部材としてもよい。好ましくは(必須ではない)、レセプタクル602は、図示するように、コンテナ22の内部に延在するように構成される。
誘引剤レセプタクル602は、液状誘引剤を収容するボックス等、他の種類の包装物を収容できるように構成されていてもよい。したがって、誘引剤放出器600は、図示するパウチから液体を放出するものに限定されることはない。
誘引剤レセプタクル602は、また、ピボット接続部606に回動可能に取り付けられたドア604の形態をなす可動構造を有する。ドア604は、レセプタクル602内のパウチ500の取替えを可能にする開位置と、レセプタクル602を閉じる閉位置との間で移動する。
ピボット接続部606は、ドア604の対向する両サイドに設けられたピンに回動可能に係合する一対の耳部であってもよい。好ましくは、ドア604は、レセプタクル壁にパウチ500を押し付けて液状誘引剤を押し出すための係合部608を有する。係合部608は、ドア604と一体的に形成されていてもよく、別体として形成された部材であってもよい。
好ましくは、係合部608は、パウチ500を切断もしくは突き刺すカッター610を備えている。カッター610は、1つまたは一連のピン、刃、鋸歯、突起、その他で構成されていてもよい。パウチの壁部を切断または突き刺すのに適していれば、どのような構造であってもよい。
レセプタクル602は、1または2以上の排出開口612、614をその壁部に有していて、パウチから放出される液状誘引剤をレセプタクル602からコンテナ22内へと流出させる。
操作において、ユーザは、パウチ500をレセプタクル602内に設置しドア604を閉める。好ましくは、ドア604は、解除可能な留め具を有していて、これにより閉位置に係止される。
ドア604が閉まると、カッター610がパウチ500を切断または突き刺して、液状誘引剤を落下させる。さらに、係合部608がパウチ500に係合し、これをレセプタクル602の内壁に対して押し付けて平らにする。これにより、パウチ500から液状誘引剤を、レセプタクル602内に強制的に押し出す。押し出された液状誘引剤は、重力の作用で、コンテナ22内に落下して、基剤液56と混合される。
好ましくは、係合部608の内表面は、レセプタクル602の内壁に対して面一に係合して、その間でパウチ500を充分に圧縮する。
1つの変形例において、レセプタクル602またはその壁部は、かご状またはメッシュ状構造としてもよく、それにより、液状誘引剤の落下が容易となる。
他の変形例において、カッター610は、上方からパウチ500の底部に作用するような、左右方向に延在する刃であってもよい。
また、可動なカッター610をスプリング上に取り付けてもよい。その場合、パウチ500を突き刺した後、当該カッターは、レセプタクル602の内壁に当接し、スプリング付勢力に抗して、孔内に押し込まれる。これにより、係合部608は、レセプタクルの壁部に対して面一に係合する。
もしくは、レセプタクルの壁部にカッターが通過できる開口部を作ることにより、カッターを孔内に押し込む必要性を無くしてもよい。
また、カッター610(複数のカッターでもよい)の表面に溝または起伏部を形成して、液状誘引剤がカッター610上を流れ易くしてもよい。
本明細書で言及した全ての特許および出願は、その全体が本明細書に組み込まれる。
以上の詳細な説明は、本発明の構造的および機能的原理を説明することのみを意図しており、本発明の範囲を限定するものではない。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神に逸脱しない限りにおいて、全ての変形例、修正例、代替え構造、変更および均等物を含むものである。
本発明に従って構成された虫捕捉装置の側面図。 図1の虫捕捉装置の種々の内部構造を概略的に説明する側面図。 図2中の円内に示す部分の拡大詳細図。 図1の装置から選ばれた内部部材の概略図。 図4に示したリザーバ、噴霧器、放出ノズルおよび供給ラインのみを示す概略図。 図4と同様の部材を示す概略図。 図4と同様の部材を示す概略図であるが、リザーバを使用しない代替構造を示している。 図7に示す霧発生器および供給ラインのみを示す概略図。 霧発生器を着脱可能に取り付ける構成を示す概略図。開位置において、霧発生器が部分的に挿入された状態を示している。 図9の取付け構成に完全に挿入された霧発生器を示す図。 閉位置において、図9に示す取付け構成に完全に挿入された霧発生器を示す図。 一体的に形成された液体コンテナを有する基台ユニットを示す側面図。 虫捕捉装置の操作制御を示す概略フローチャート。 代替例に係る霧発生器の上面図。 液状誘引剤を含むパウチの一例を示す図。 誘引剤放出装置を切り離して図示する断面図。

Claims (58)

  1. 各々が外気と連通する少なくとも1つの出口開口および少なくとも1つの入口開口を提供するフレームと、
    当該少なくとも1つの入口開口を通して外気に連通する虫捕捉室と、
    外気から当該少なくとも1つの入口開口を通して虫捕捉室内に向かう内向き流れを発生させ、当該内向き流れによって、装置に誘き寄せた虫を虫捕捉室に引き込む、少なくとも1つの空気流発生器と、
    虫誘引剤および液体を含む誘引剤供給材料と、
    当該虫誘引剤および液体を供給する供給器と、
    当該供給器と連通していて、供給器から誘引剤供給材料が供給される霧発生器と、からなる虫捕捉装置において、
    霧発生器は、上記少なくとも1つの出口開口とも連通していて、上記液体および虫誘引剤を含む霧を発生させて、上記少なくとも1つの出口開口から当該霧を放出して、虫を装置に誘き寄せる、虫捕捉装置。
  2. 上記霧発生器が、超音波周波数で振動して霧を発生する超音波装置である、請求項1記載の虫捕捉装置。
  3. 上記液体が水である、請求項2記載の虫捕捉装置。
  4. 上記虫誘引剤は、液体に対して可溶性または混和性を有する粒状の固体虫誘引剤である、請求項2記載の虫捕捉装置。
  5. 上記虫誘引剤が、液状の虫誘引剤である、請求項2記載の虫捕捉装置。
  6. 上記誘引剤供給材料が、上記液体を収容する液体コンテナと、当該液体とは別個に上記誘引剤を収容する誘引剤コンテナと、からなる請求項1記載の虫捕捉装置。
  7. 上記供給器が、液体を霧発生器に供給する液体供給器と、誘引剤を霧発生器に供給する誘引剤供給器と、からなる請求項6記載の虫捕捉装置。
  8. 上記誘引剤供給器および液体供給器は、誘引剤および液体を同時に霧発生器に供給する、請求項6記載の虫捕捉装置。
  9. 上記誘引剤供給材料が、液体および誘引剤の両方を混合物または溶液として収容する単一のコンテナからなり、上記供給器は、当該混合物または溶液を霧発生器に供給する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  10. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも50%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  11. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも65%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項10記載の虫捕捉装置。
  12. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも70%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項11記載の虫捕捉装置。
  13. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも60%の小滴が直径5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  14. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも70%の小滴が直径5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項13記載の虫捕捉装置。
  15. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも40%の小滴が直径1.5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  16. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも50%の小滴が直径1.5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  17. 上記供給器は、上記超音波装置の作動面上に膜が形成されるように、液体および誘引剤を供給し、
    超音波装置は、超音波周波数で振動して、当該超音波装置の作動面上の膜から霧を発生させる、請求項2記載の虫捕捉装置。
  18. 上記供給器はリザーバを備え、上記超音波装置はリザーバ内に収容される水中超音波発生器であって、上記供給器は液体および誘引剤を当該リザーバに供給すべく作動する、請求項2記載の虫捕捉装置。
  19. 上記リザーバ中の誘引剤供給材料の液位を感知する液位センサをさらに備える、請求項18記載の虫捕捉装置。
  20. 上記供給器は、上記リザーバに誘引剤供給材料を供給する1または2以上のポンプを有している、請求項19記載の虫捕捉装置。
  21. 上記液位センサが上記1または2以上のポンプに接続されていて、これにより、
    (a)上記液位センサが、リザーバ内の誘引剤供給材料が最大充填レベルに達したと感知したとき、上記1または2以上のポンプは、誘引剤供給材料の汲み上げを停止し、
    (b)上記液位センサが、リザーバ内の誘引剤供給材料が最小充填レベルまで低下したと感知したとき、上記1または2以上のポンプは、誘引剤供給材料のリザーバへの汲み上げを開始する、請求項20記載の虫捕捉装置
  22. コントローラをさらに有してなる、請求項21記載の虫捕捉装置。
  23. 上記液位センサとコントローラが接続されていて、コントローラは、液位センサからの情報を受け取ってポンプを制御する、請求項22記載の虫捕捉装置。
  24. 上記霧発生器の動作を制御するコントローラをさらに有しており、当該コントローラは断続的に霧を発生するように霧発生器を制御する、請求項1記載の虫捕捉装置。
  25. 上記超音波装置は、それぞれが超音波周波数で振動する複数の能動素子からなる、請求項2記載の虫捕捉装置。
  26. 上記能動素子を制御するコントローラをさらに有しており、当該コントローラは、M個の能動素子を動作させ、N個の能動素子を動作しないようにし、ここで、MとNの合計は上記複数の能動素子の数に等しく、
    M個の能動素子の1つが誤動作となっていることが検知されると、誤動作した能動素子に代えて、N個の能動素子の1つを動作させる、請求項25記載の虫捕捉装置。
  27. 上記コンテナに設けられた誘引剤放出器をさらに有しており、
    当該誘引剤放出器は、液状の誘引剤を入れた包装体を収容するレセプタクルと、当該包装体を切断または突き刺すカッターとからなり、
    当該誘引剤放出器は、コンテナの内部と連通していて、液状誘引剤が包装体からコンテナ内に流れ込むように配置されている、請求項9記載の虫捕捉装置。
  28. 上記誘引剤放出器は、包装体をレセプタクルの壁部に押し付けて液状誘引剤を強制的に押し出すように構成された可動構造を有している、請求項27記載の虫捕捉装置。
  29. 上記カッターは、上記可動構造上に設けられている、請求項28記載の虫捕捉装置。
  30. 上記可動構造はドアであり、当該ドアは、閉位置ではレセプタクルを閉じ、開位置まで回動したときレセプタクル内の包装体の取り替えを可能とするよう構成されている、請求項29記載の虫捕捉装置。
  31. 虫捕捉装置を使って虫を誘き寄せて捕捉する方法であって、
    当該虫捕捉装置は、それぞれが外気に連通する少なくとも1つの出口開口および少なくとも1つの入口開口を提供するフレームと、当該少なくとも1つの入口開口を通して外気に連通する虫捕捉室と、外気から当該少なくとも1つの入口開口を通して虫捕捉室内に向かう内向き流れを発生させ、当該内向き流れによって、装置に誘き寄せた虫を虫捕捉室に引き込む少なくとも1つの空気流発生器と、からなり、
    当該方法は、
    液体および虫誘引剤を含む霧を上記少なくとも1つの出口開口を通して放出し、虫を装置に誘き寄せる工程と、
    上記少なくとも1つの空気流発生器を使って、外気から上記少なくとも1つの入口開口を通して虫捕捉室内へ向かう内向き流れを発生させて、当該内向き流れによって、霧で装置に誘き寄せられた虫を虫捕捉装置内に引き込む工程と、からなる方法。
  32. 上記霧発生器は超音波装置であり、当該超音波装置を超音波周波数で振動させて霧を発生させる、請求項31記載の方法。
  33. 上記液体が水である、請求項32記載の方法。
  34. 上記虫誘引剤が、液状の虫誘引剤である、請求項31記載の方法。
  35. 上記誘引剤供給材料が、上記液体を収容する液体コンテナと、当該液体とは別個に上記誘引剤を収容する誘引剤コンテナと、からなる請求項31記載の方法。
  36. 上記供給器が、液体供給器および誘引剤供給器を含んでいて、
    液体供給器を使って液体を霧発生器に供給し、誘引剤供給器を使って誘引剤を霧発生器に供給する、請求項35記載の方法。
  37. 上記誘引剤供給器および液体供給器は、誘引剤および液体を同時に霧発生器に供給する、請求項36記載の方法。
  38. 上記誘引剤供給材料が、液体および誘引剤の両方を混合物または溶液として収容する単一のコンテナからなり、上記供給器は、当該混合物または溶液を霧発生器に供給する、請求項31記載の方法。
  39. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも50%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項31記載の方法。
  40. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも65%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項39記載の方法。
  41. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも70%の小滴が直径3ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項40記載の方法。
  42. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも60%の小滴が直径5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項31記載の方法。
  43. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも70%の小滴が直径5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項42記載の方法。
  44. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも40%の小滴が直径1.5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項41記載の方法。
  45. 上記霧発生器が、霧中の少なくとも50%の小滴が直径1.5ミクロンまたはそれ以下である霧を発生する、請求項44記載の方法。
  46. 上記供給器は、上記超音波装置の作動面上に膜が形成されるように、液体および誘引剤を供給し、
    超音波装置は、超音波周波数で振動して、当該超音波装置の作動面上の膜から霧を発生させる、請求項41記載の方法。
  47. 上記供給器はリザーバを備え、上記超音波装置はリザーバ内に収容される水中超音波発生器であって、上記供給器は液体および誘引剤を当該リザーバに供給すべく作動する、請求項42記載の方法。
  48. 上記虫捕捉装置が、リザーバ中の誘引剤供給材料の液位を感知する液位センサをさらに備えている、請求項47記載の方法。
  49. 上記虫捕捉装置が、リザーバに誘引剤供給材料を供給する1または2以上のポンプを有している、請求項48記載の方法。
  50. 上記液位センサが上記1または2以上のポンプに接続されていて、
    (a)上記液位センサが、リザーバ内の誘引剤供給材料が最大充填レベルに達したと感知したとき、上記1または2以上のポンプを停止させて、誘引剤供給材料の汲み上げを停止する工程、および
    (b)上記液位センサが、リザーバ内の誘引剤供給材料が最小充填レベルまで低下したと感知したとき、上記1または2以上のポンプを起動して、誘引剤供給材料のリザーバへの汲み上げを開始する工程、をさらに備える請求項49記載の方法。
  51. コントローラをさらに備えており、当該コントローラは、液位センサからの情報に基づいてポンプを制御する、請求項50記載の方法。
  52. 上記霧が断続的に放出される、請求項51記載の方法。
  53. 上記超音波装置は、それぞれが超音波周波数で振動して霧を発生させる複数の能動素子からなる、請求項32記載の方法。
  54. コントローラが、M個の能動素子を動作させ、N個の能動素子を動作しないようにし、ここで、MとNの合計は上記複数の能動素子の数に等しく、
    M個の能動素子の1つが誤動作となっていることが検知されると、誤動作した能動素子に代えて、N個の能動素子の1つを動作させる、請求項53記載の方法。
  55. 上記虫捕捉装置が、コンテナに設けられた誘引剤放出器をさらに有しており、
    液状の誘引剤を入れた包装体を、誘引剤放出器の誘引剤レセプタクル内に収容する工程と、
    カッターを使用して包装体を切断または突き刺して、液状誘引剤が包装体からコンテナ内に流れ込むことを許容する工程と、を含む請求項38記載の方法。
  56. 上記誘引剤放出器の可動構造を移動させて、包装体をレセプタクルの壁部に押し付けて液状誘引剤を強制的に押し出す工程をさらに含む、請求項55記載の方法。
  57. 上記カッターは可動構造上に設けられていて、可動構造を上記の通り移動させると、カッターが包装体を切断または突き刺す、
  58. 上記可動構造はドアであり、当該可動構造を上記の通り移動させることには、(a)上記包装体を誘引剤レセプタクル内に配置することを許容する開位置、および(b)当該レセプタクルを閉じる閉位置、からドアを移動させることが含まれる、請求項57記載の方法。
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