JP2009301502A - 画像検索システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像検索システムの端末装置103は、検索結果表示部113に、多層化手段と、各層表示手段と、要素表示手段とを備える。多層化手段は、検索結果表示画面を多層化する。また、各層表示手段は、各検索結果を検索結果表示画面の各層に表示する。要素表示手段は、各層間で重複する検索結果要素を同一の表示位置に表示する。さらに、重複度表示手段は、検索結果要素の近傍に重複度を表示する。
【選択図】 図1
Description
この映像監視システムでは、監視対象の人物等をカメラ等の撮像装置で撮影し、その映像を、管理事務所や警備室等の監視センタに送信する。
監視センタでは、目的や必要に応じて、通常は常駐する監視者がそれを監視して注意をしたり、送信された映像を録画・保存する。
記録媒体の大容量化は録画できる映像の量を飛躍的に増大させ、より多地点の録画やより長時間の録画を可能になってきている。しかしながら、録画映像を目視でチェックする負担の増加が問題として顕在化しつつある。
この検索機能としては、従来は、時刻や外部センサ値のような従来からのテキスト情報を検索入力情報とする検索機能が用いられていた。しかし、近年では、テキスト情報を用いた検索機能に加えて、画像情報を検索入力情報とする検索機能、いわゆる類似画像検索機能を搭載するシステムが開発されて、普及してきている。
その類似画像検索機能における類似画像の検索対象として、最も用いられているのは、人物を検索する人物検索機能である。
人物検索機能は、ある画像中に映っている人物をユーザが指定すると、その人物と同一人物が映っている他の映像を録画装置内から探し出し、ユーザに一覧提示する機能である。この際、同一人物判定の手掛かりとして「顔」が使われる場合が多い。
従来技術1のような人物検索システムの人物検索機能は、ある特定の人物について、他の時刻あるいは他の場所での挙動の調査や、移動の軌跡の調査などに利用できる。このため、大変有効である。
ネットワーク5は、各装置を相互に接続して、データを送受信できるインターネットやイントラネット等の通信網である。
撮像装置201は、ネットワークカメラや監視カメラ等である。撮像装置201は、CCDやCMOS素子等で撮像した画像をデジタル変換処理し、変換された画像データを、ネットワーク5を介して録画装置202へ出力する。
録画装置202は、ネットワーク・デジタル・レコーダ等の装置である。録画装置202は、ネットワーク5を介して、撮像装置201より入力された画像データをHDD等の記録媒体に記録する。また、録画装置202には人物検索機能も搭載されており、画像認識技術を使って算出した画像特徴量の記録媒体へ記録する処理を行い、似た画像特徴量を有する画像を記録媒体からの探索等の処理を行う。
端末装置203は、PC/AT互換機やMAC規格機等のPC(パーソナル・コンピュータ)等で構成される監視端末装置である。端末装置203は、更に、画像監視用プログラムを用いて、録画装置202に記録された映像の再生操作や動画表示、録画装置202での人物検索の実行要求、検索結果表示等を行うためのユーザインタフェースを提供する。
検索要求送信部211は、検索要求をネットワーク5を介して録画装置202に送信する。検索要求送信部211が検索要求として送信するデータには、検索したい人物が映った画像が含まれる。以降、この画像を検索画像と呼ぶ。
検索結果受信部212は、検索結果をネットワーク5を介して録画装置202から受信する。検索結果受信部212が検索結果として受信するデータには、録画装置202にて、画像検索を実行して得られた画像の集合が含まれる。集合を構成する個々の画像は、録画装置202に記録された映像から、縮小処理等により生成される。以降、この個々の画像を検索結果画像と呼ぶ。
検索結果表示部213は、検索結果受信部212にて受信した検索結果を画面表示する。検索結果表示部213が表示する画面例については、後述する。
映像再生表示部214は、録画装置202に記録された映像を再生し、画面表示する処理部である。画面から与えられたユーザによる再生操作の再生命令への変換や再生命令のネットワーク5を介しての録画装置202への送信、ネットワーク5を介して録画装置202から受信した映像データの画面表示等を行う。
このユーザインタフェイスでは、端末装置203の制御部が、端末装置203の入力信号を検知して、ポインタ等を動かして表示する。さらに、端末装置203の制御部は、表示部の画面上に描かれた入力キーであるボタン等をユーザが押下したことを検知して、各処理を行う。
再生映像表示領域301は、録画装置202に記録された映像を動画表示する領域である。
映像再生操作領域302は、録画装置202に記録された映像を再生操作する領域である。映像再生操作領域302の各ボタンにはそれぞれ固有の映像再生種類が割当てられている。映像再生操作領域302においては、例えば、左から巻戻し、逆再生、再生停止、順再生、早送りの再生スピードが割当てられている。ユーザが各ボタンを適宜押下すると、再生映像表示領域301上への動画表示を、ユーザが押下したボタンに割当てられた映像再生種類に切り換えることができる。
検索画像表示領域303は、検索画像の指定と表示を行う領域である。検索画像表示領域303を構成する「指定」ボタン(検索画像指定ボタン)は、ユーザによる押下時に再生映像表示領域301に表示されている画像を検索画像に指定するためのものである。ユーザにより検索画像に指定された画像は、検索画像表示領域303上に画面表示される。検索画像311は、ユーザにより指定された検索画像の例である。
検索実行領域304は、検索実行を行う領域である。検索実行領域304の「検索」ボタン(検索実行ボタン)は、押下時に検索画像表示領域303にて指定した検索画像による検索を実行するためのものである。この検索実行領域304上には、検索対象の限定を与える手段、例えば、日時範囲や検索対象カメラ等を指定する手段(図示せず)を備えていてもよい。実際の検索としては、端末装置203の制御部は、ユーザが検索実行ボタンを押下したことを検知すると、検索画像表示領域303に表示されている検索画像がある場合は、録画装置202にこの検索画像に係る映像中の時間的な位置を示すフレーム番号をネットワーク5を介して送信する。そして、録画装置202の制御部は、検索入力画像に係るフレーム番号を受信して、このフレーム番号に係る検索画像をHDD等の記憶媒体から読み出し、人物検索機能を実行する。そして、検索された人物を含む画像である検索結果画像(とそのフレーム番号)を、ネットワーク5を介して端末装置203に送信する。
すなわち、ユーザが、いずれかの検索結果画像を押下すると、再生映像表示領域301の表示映像が、押下した検索結果画像に切かわる。
このような画像の切り替わりを「頭出し」と呼ぶ。すなわち、ユーザは、映像再生操作領域302のボタンを押下すると、この切り替わった画像の映像上の位置から各映像再生種類に係る再生を行うことができる。
ここで、検索画像312は、この例において、ユーザにより指定された検索画像である。また、検索結果表示領域305に表示された検索結果画像は、検索画像312を用いて検索を実行して得られた結果である。
ここで、検索画像313は、この例において、ユーザにより指定された検索画像である。また、検索結果表示領域305に表示された検索結果は、検索画像313を用いて検索を実行して得られた結果である。
しかしながら、現状の画像認識技術は、正面方向から映した顔画像に対する認識精度は優れているものの、それ以外の方向から映した顔画像に対する認識精度は低い。また、画像中における顔の見かけの大きさも認識精度に大きく影響し、顔が小さい場合の認識精度も低い状況にある。
また、検索画像の持つ特徴量の偏り、例えば、各所での撮影角度の差異や各時での顔の傾きによって生じる顔輪郭成分の偏りにより、出力される検索結果画像にも偏りが生じてしまうという問題があった。
インターネット等で普及が進んでいるWeb検索等に代表されるキーワード検索において複数回の検索を実行する場合は、検索キーワードを増やしながら検索を重ねる、いわゆる絞込み検索を用いることがある。
絞り込み検索においては、得られた検索結果中において、少なくとも1つの検索結果が、ユーザの求める正解であれば、検索の目的を満たすという性質がある。
この絞り込み検索のような性質をもつの検索の場合、その結果表示においては、検索を繰返す度に検索結果表示を更新し、更新した検索結果に満足できれば更に新たなキーワードによる絞込みを続け、満足できなければ1つ前の検索結果に戻って別のキーワードによる絞込みを行うことが好適である。
従って、絞り込み検索のように検索結果を毎回更新する結果表示を用いることはできなかった。すなわち、(1)毎回の検索結果を保持しつつ、かつ、(2)各検索結果間における関係性がわかる結果表示を行う構成が必要であった。
ところが、従来の映像監視システムにおいては、このような結果表示を行うことはできなかった。
たとえば、図12A〜図12Cにおいては、図12Aの検索画像311による検索結果は、図12Bと図12Cの検索結果には保持されていない。図12Bの検索画像312による検索結果は図12Aと図12Cの検索結果には保持されていない。図12Cの検索画像313による検索結果は図12Aと図12Bの検索結果には保持されていない。
また、各検索結果において、重複する検索結果画像が存在する。図12A〜図12Cにおいては、例えば、検索結果画像321がこの重複する検索結果画像に該当する。この画像の他の検索結果との関係性、すなわち、重複について知るのは困難である。実際のところ、図12A〜図12Cにおいては、表示する検索結果画像が少ないのでユーザの記憶に頼ることができるが、検索結果画像の表示数が多い場合は、重複について知るのは、殆ど不可能であった。
図13を参照すると、複数回の検索により得られる検索結果のイメージを模式的に示す。3つの円は、それぞれの検索結果から構成される空間を表している。
検索結果空間1201は検索条件「A」による検索結果Aを表し、検索結果空間1202は検索条件「B」による検索結果Bを表し、検索結果空間1203は検索条件「C」による検索結果Cを表す。
図13において、従来のWeb検索等に代表されるキーワード検索で求められる検索結果は、A∩B∩Cで示される領域のみである。
しかしながら、映像監視システムでの人物検索で求められている検索結果は、A∪B∪Cで示される領域であった。さらに、検索結果の各要素がA∩B∩CやA∩B、A∩B、B∩C、その他のどの領域に属しているかも重要な情報であったが、これを知るための検索結果表示を備えた映像監視システムはなかった。
〔制御構成〕
図1〜図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法を備える端末装置103を含む映像監視システムXの制御構成について説明する。ここでは、図11と同じ記号は、同様の機能を持つ構成部位を示している。
ネットワーク5は、各装置を結ぶ、専用線、イントラネットやインターネット等のIPネットワーク、LAN、光ファイバー、c.link、無線LAN、電灯線ネットワーク、WiMax、メッシュネットワーク、携帯電波通信網等のデータ通信可能な回線である。
端末装置103は、PC/AT互換機やMAC等であるPC(パーソナル・コンピュータ)の記憶部に記憶したプログラムにより実現してもよいし、専用の監視端末装置であってもよい。端末装置103は、CPU(中央処理装置)やMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)やDSP等である制御部、DRAM等である主記憶部、HDDやROMやフラッシュメモリ等である補助記憶部、ネットワークアダプタ、ビデオカード等、キーボードや専用スイッチやジョグダイヤルやマウス等であるポインティングデバイスを含む入力部、液晶ディスプレイやCRTモニタ等である表示部を備えている。端末装置103の制御部は、補助記憶部に内蔵された画像監視用プログラムに従って、ネットワーク5を介して録画装置202から取得した画像データを、表示手段に画面表示する。また、端末装置103は、録画装置202の人物検索方法を用いるためのユーザインタフェイスも備えている。端末装置103は、ネットワーク5を介して録画装置から取得した画像データを、液晶ディスプレイやCRT等の表示部に画面表示する。
検索結果表示部113は、検索結果を画面表示する処理部である。ここでの処理には、本発明の実施の形態に係る画像表示方法が用いられる。
検索結果保存部115は、検索結果受信部212に受信した検索結果を保持する処理部である。ここでの処理には、本発明の実施の形態に係る画像表示方法が用いられる。この画像表示方法用のデータの構造や処理内容については後述する。
検索結果表示部113は、多層化部131(多層化手段)、各層表示部132(各層表示手段)、要素表示部133(要素表示手段)、重複度表示部134(重複度表示手段)から構成される。
多層化部131は、複数検索での多層化表示を行う部位である。
各層表示部132は、複数検索での各層の表示を行うための部位である。
重複度表示部134は、複数検索での検索結果画像の重複度の表示を行うための部位である。
これらの構成部位を用いた画像処理方法の実際の処理内容や、表示画面例については後述する。
次に、図3、図4A、図4Bを更に参照して、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法を実現するための監視システムXにおける端末装置103の表示部に表示される画面例を示す。なお、図12A〜図12Cと同一の符号は、従来の端末装置203と同様の機能を提供する領域やボタンである。
この画面例は、再生映像表示領域301、映像再生操作領域302、検索画像表示領域303、検索実行領域304に加え、検索結果表示領域405にて構成される。
検索結果表示領域405に表示した検索結果は、検索画像311を用いて人物検索を実行して得られた結果を表す。この表示は、検索結果画像を一覧表示することで終了する。
検索結果画像441〜445は、それぞれの検索結果画像である。この検索結果画像は、従来の検索結果表示領域305の検索結果画像と同様に、表示されたそれぞれの検索結果画像を、ボタンとして用いることができる。ユーザがいずれかの検索結果画像を押下すると、再生映像表示領域301の表示映像が押下画像に切替わり、頭出しをすることができる。
ここで、検索結果表示領域405は、例えば、検索画像311を用いて検索を実行した場合、以下に記す領域やマーク、画像、ボタンにより構成される。
切替選択ボタン411〜413は、検索結果の画面表示対象を選択するボタンである。図3では、切替選択ボタン411が選択されている状態を示している。
検索結果識別マーク421〜423は、検索結果を識別するために表示するマークである。検索結果識別マークは、検索を実行するたびにユニークに付与される。ここでは、星形の濃度の差として示している。図3において、検索結果識別マーク421は、検索画像311を用いて人物検索を実行した検索結果を示している。
閉ボタン431〜433は、検索結果を検索結果表示領域405から削除するボタンである。図3において、ユーザが閉ボタン431を押下すると、検索結果識別マーク421に示している検索結果が削除される。
たとえば、検索結果識別マーク表示欄451に表示されている3つの検索結果識別マークは、それぞれ検索結果識別マーク421、422、423を指し示すものである。これは、検索結果画像441が、検索結果識別マーク421の検索結果と検索結果識別マーク422の検索結果と検索結果識別マーク423の検索結果に存在することを示している。
このように、検索結果識別マーク表示欄451の検索結果識別マークの表示数により、検索結果画像441の検索結果における重複度の高さをユーザが一見にて判別可能である。これは、検索結果画像441が目的の正解画像である可能性が高いということが分かるということを意味している。
たとえば、検索結果Aの表示となる検索結果表示領域405において、検索結果画像441は、A∩B∩Cに属する画像であるということがユーザが一見にて判別可能である。さらに、検索結果画像441の検索結果Aの検索結果空間内での位置を、ユーザが容易に判別することも可能である。
たとえば、検索結果識別マーク表示欄456に表示されている2つの検索結果識別マークは、それぞれ検索結果識別マーク422、423を指し示すものである。つまり、検索結果画像が、この検索結果には含まれないものの、検索結果識別マーク422の検索結果と検索結果識別マーク423の検索結果には存在することを表す。
このように、検索結果識別マーク表示欄456の表示とその直下に画像表示がないことにより、検索結果には含まれないものの、重複度の高い検索結果画像、すなわち目的の正解画像である可能性が高い画像が他の検索結果の中に存在することが一見にて判別可能である。
すなわち、図13を参照すると、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法を用いると、例えば、検索結果Aに着目した検索結果表示をしながらも、(notA)∩B∩Cに属する画像の存在を識別力高く表示でき、ユーザが容易に判別することが可能になる。
図4Aは、ユーザが切替選択ボタン412を選択した場合の検索結果表示領域405の表示の一例を示す。この図4Aにおいて、図3と同一の符号は、同様の機能をもつ領域やボタン、画像、マーク、表示欄等である。
図4Aにおいて、検索結果表示領域405に表示した検索結果は、検索画像312を用いて人物検索を実行して得られた結果を示す。得られた検索結果画像が、検索結果画像441、443、446、447である。
図4Aにおいて、例えば、検索結果識別マーク表示欄453に表示されている2つの検索結果識別マークは、それぞれ検索結果識別マーク421、422を指し示すものである。また、検索結果画像443が、検索結果識別マーク421の検索結果と検索結果識別マーク422の検索結果に存在することを示している。
同様に図4Aにおいて、例えば、検索結果識別マーク表示欄455に表示されている1つの検索結果識別マークは、検索結果識別マーク421を指し示すものである。また、検索結果画像が、この検索結果には含まれないものの、検索結果識別マーク421の検索結果には存在することを表す。
このように、検索結果識別マーク表示欄455の表示に加え、その直下に画像表示が「ない」という表示により、検索結果の識別性を大きく高めることが可能になる。すなわち、当該検索結果には含まれないものの、その重複度の低さから目的の正解画像でない可能性もあるが、検索画像312でしか見つけることのできない正解画像である可能性もある画像が、他の検索結果の中に存在することを、ユーザが一見で判別可能である。
ここで、図13を参照すると、上述の図3の検索結果の表示と同様に検索結果A、B、Cはそれぞれ、検索画像311、312、313による検索結果とした場合、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法においては、Bに着目した検索結果を表示しながらも、A∩(notB)∩(notC)に属する画像の存在を通知することができる。さらに、その検索結果画像のAの検索結果空間内での位置を通知することも可能である。
図4Bにおいて、検索結果表示領域405に表示した検索結果は、検索画像313を用いて人物検索を実行し得られた結果を表し、得られた検索結果画像が、検索結果画像441、444、446、448である。
図4Bにおいて、例えば、検索結果識別マーク表示欄458に表示されている1つの検索結果識別マークは、検索結果識別マーク423を指し示すものであり、検索結果画像448が、検索結果識別マーク423の検索結果のみに存在することを表す。
このように、検索結果識別マーク表示欄458と検索結果画像448の表示により、検索結果画像448は重複度の低い画像であるが、検索画像313でしか見つけることのできない正解画像である可能性もある画像であることが一目で判る。
ここで、図13を参照すると、図3の検索結果の表示と同様に検索結果空間A、B、Cはそれぞれ、検索画像311、312、313による検索結果とすると、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法においては、Cの検索結果の表示の中でも、検索結果画像448が(notA)∩(notB)∩Cに属する画像であるということが一目で判別可能である。さらに、検索結果画像448のCの検索結果空間内での位置を通知することも可能である。
同様に図4Bにおいて、例えば、検索結果識別マーク表示欄453に表示されている2つの検索結果識別マークは、それぞれ検索結果識別マーク421、422を指し示すものである。これにより、検索結果画像が、当該検索結果には含まれないものの、検索結果識別マーク421の検索結果と検索結果識別マーク422の検索結果には存在することを示すことができる。
次に、図5〜図9のフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法を備えた監視システムXの処理の流れの一例を示す。この処理の流れは、主に、録画処理、映像再生処理、人物検索処理を含んで構成される。
さらに、人物検索処理のうち、主に端末装置103での処理により、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法を実行することができる。
まず、図5を参照して、録画処理の流れの一例を示す。この録画処理は、撮像装置201と録画装置202間の通信を含んだ処理にて実行される。撮像装置201からの映像データは、録画装置202のHDD等の記憶媒体に記録する。
ステップS600において、録画装置202は、画像受信待機を行う。録画装置202は、画像着信を検知すると処理はステップS601に進む。
Yes、すなわち顔が検出された場合、録画装置202は、処理をステップS605に進める。
No、すなわち顔が検出されなかった場合には、録画装置202は、処理をステップS600に進める。
タイミングT620は、撮像装置201と録画装置202間の通信を表す。
次に、図6を参照して、映像再生処理の流れの一例を示す。
映像再生処理は、録画装置202と端末装置103間の通信を含んだ処理にて実行される。ここでは、録画装置202に記録されている映像を端末装置103にて再生する。
ステップS701において、端末装置103の映像再生表示部214は、ユーザの再生操作内容に従って映像再生要求の内容を決定する。映像再生要求の内容は、例えば、順再生や早送りのような再生種類、再生の時間方向、再生の速度等で構成される。
Yes、すなわち受信したデータが配信画像であった場合、映像再生表示部214は、処理をステップS706に進める。
No、すなわち受信したデータが映像再生完了通知であった場合、映像再生表示部214は、処理をステップS700に進める。
ステップS710において、録画装置202は、映像再生要求受信待機を行う。映像再生要求着信を検知すると、録画装置202は、処理をステップS711に進める。
Yes、すなわち、画像配信を完了と判定した場合には、録画装置202は、処理をステップS717に進める
No、すなわち、画像配信が未完了と判定した場合には、録画装置202は、処理をステップS718に進める。
送信の完了後、処理をステップS710に進める。
更新の完了後、録画装置202は、処理をステップS713に進める。
次に図7を参照して、人物検索処理の流れの一例を示す。
人物検索処理は、録画装置202と端末装置103間の通信を含んだ処理にて実行され、録画装置202に記録されている映像から探し出された検索結果画像の集合を端末装置103にて検索結果として表示する。
図7に示した処理の流れの中には、本発明の実施の形態に係る画像検索の結果表示方法も含まれる。
ステップS800において、端末装置103の検索要求送信部211は、ユーザの検索操作待機を行う。
ユーザの検索操作を検知すると、検索要求送信部211は、処理はステップS801に進める。
Yesの場合、検索要求送信部211は、処理をステップS802に進める。
Noの場合、検索要求送信部211は、処理をステップS803に進める
ここで、検索要求は、検索画像のデータやメタデータを含んで構成されるデータである。説明の簡略化のために詳細に言及しないが、検索要求に日時範囲や検索対象カメラ等の検索条件、検索画像の最大表示数等の表示条件、検索画像の画像時刻等の情報を含めることも可能である。
検索結果受信部212が受信する検索結果データの構造については後述する。
Yesの場合、検索結果受信部212は、処理をステップS807に進める。
Noの場合、検索結果受信部212は、処理をステップS809に進める。
検索結果保存部115は、一時記憶媒体に既に記憶されたデータが存在する場合には、作成したファイルやデータベースのエントリーに追記する等して追加して格納する。
したがって、格納されるデータは、既に実行した検索結果に、この検索結果を加えた検索結果の集合データとなる。本発明の実施の形態に係る検索結果表示方法においては、この集合データを検索結果集合と呼ぶ。
検索結果集合のデータの構造、受信した検索結果格納の処理の流れについては後述する。
この画面表示の処理は、本発明実施の形態に係る検索結果表示方法を用いて行う。実際の検索結果表示の処理の流れについては後述する。
この画面表示する処理の完了後、検索結果表示部113は、処理をステップS800に進める。
表示の完了後、検索結果表示部113は、処理をステップS800に進める。
ステップS810において、録画装置202は、検索要求の受信待機を行う。
検索要求の着信を検知すると、録画装置202は、処理はステップS811に進む。
顔検出は、顔特徴量等を求める従来の映像監視システムと同様の技術を用いて実行する。
Yes、すなわち顔が検出された場合、録画装置202は、処理をステップS814に進める。
No、すなわち顔が検出されなかった場合には、処理をステップS818に進める。
検索結果のメタデータは、画像時刻や類似度等を含んで構成される。
また、検索結果に含まれる画像データの集合は、録画装置202に記録されている各画像データを縮小化(サムネイル化)した画像を使用する。
送信の完了後、録画装置202は、処理をステップS810に進める。
送信の完了後、処理をステップS810に進める。
ここで、図8を参照して、本発明の実施の形態に係る結果表示方式を含む人物検索機能を備えたシステムにおける検索結果データの構造について説明する。
ここでは、従来の監視システムYにて、図12Cで示した検索画像313を用いて検索を実行して得られた検索結果のデータ構造の例について説明する。
録画装置202では、表の上位行から順に番号付けを行う。同一行に格納された各データは、同一の検索結果画像に対応付けられたデータである。
ここでは、画像データを格納するイメージとして、表のセル中に画像を描いている。しかしながら、実際の録画装置202での実装においては、別途画像格納領域を設けその領域への参照アドレスを格納させるようにしてもよい。
ここで、図8Bを参照して、ステップS808において端末装置103の一時記憶媒体に格納された、検索結果集合のデータ構造を示す。
ここでは、図3、図4A、図4Bで示した検索画像311〜313にて3回の検索を実行して得られた検索結果のデータ構造の例について示す。
検索結果保存部115は、表の上位行から順に番号付けをする。同一行に格納された各データは、同一の検索結果画像に対応付けられたデータである。
図8Bでは画像データを格納するイメージとして表のセル中に画像を描画している。しかし、実際の検索結果保存部115による実装においては、補助記憶部のファイルやデータベース、又は主記憶部の変数として、別途画像格納領域を設けて、該画像格納領域への参照アドレスを格納するようにしてもよい。
検索結果識別番号は、検索を実施する度にユニークに割り振られる番号であり、番号は検索結果識別マークと対応付けられている。
検索結果識別番号列913の各セルにはそれぞれ複数個の検索結果識別番号が格納できるようになっている。
ここで、図9を参照して、ステップS807の検索結果の格納処理の流れを、より詳細に説明する。
図9のように、ステップS806でYesの次に実行される処理として、以下の処理を実行する。ステップS1000〜S1012は、端末装置103の検索結果保存部115が実行する。
また、この例においては、図8Aに示したような受信した検索結果のデータを図8Bに示したような検索結果集合のデータに格納する処理の流れについて示す。
検索結果識別番号は、図8Bに示したような検索結果集合データの検索結果識別番号列に存在しないユニークな番号を使用する。
値の決定には、図8Bを走査してユニークな番号を検索してもよいし、所定の疑似乱数アルゴリズムの数列の値を使用してもよいし、現在時刻等の必然的にユニークな値を使用してもよい。
読込み参照行カウンタは、図8Aに示した検索結果データからの読込みに使用する番号である。
ここでは、図8Aの検索結果データの行番号列900の行番号について、読み込み参照行カウンタがカウントする番号として説明する。すなわち、図8Aに示した検索結果データにおいて、本カウンタと行番号が一致する行が読込み参照行となる。
書込み参照行カウンタは、図8Bに示した検索結果集合データへの読込みと書込みに使用する番号である。
ここでは、図8Bに示した検索結果集合データにおいて書込み参照行カウンタと行番号列910の行番号とが一致する行が書込み参照行となる。
判定は書込み参照行カウンタと検索結果集合データの行数の比較により実施する。
書込み参照行が最終行を超えていない、すなわち、書込み参照行カウンタが行数以下である場合には、Yesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、検索結果保存部115は、処理をステップS1005に進める。
Noの場合、検索結果保存部115は、処理をステップS1009に進める。
Yes、すなわち、一致すると判定した場合には、検索結果保存部115は、処理をステップS1007に進める。
No、すなわち一致しないと判定した場合には、検索結果保存部115は、処理をステップS1008に進める。
検索結果識別番号は、ステップS1000で決定した値を用いる。格納完了後、検索結果保存部115は、処理をステップS1011に進める。
行番号は、現在の書込み参照行カウンタ値を用い、追加行の行番号列910との交差セルに格納する。
画像IDは、ステップS1002で読込んだ値を用い、追加行の画像ID列911との交差セルに格納する。
画像データは、ステップS1002で読込んだ内容を用い、追加行の画像データ列912との交差セルに格納する。
検索結果識別番号は、ステップS1000で決定した値を用い、追加行の検索結果識別番号列913との交差セルに格納する。
格納完了後、検索結果保存部115は、処理をステップS1011に進める。
加算完了後、検索結果保存部115は、処理をステップS1012に進める。
No、すなわち読込み参照行が最終行を超えていない、つまり読込み参照行カウンタが行数以下である場合には、検索結果保存部115は、処理をステップS1002に進める。
Yes、すなわち、最終行と同じか超えた場合には、検索結果保存部115は、処理をステップS808に進める。
以上により、検索結果の格納処理を狩猟する。
次に、図10を参照して、ステップS808の検索結果の表示処理の流れを詳しく説明する。
ステップS1100〜S1109は、ステップS807の次に、検索結果表示部113の多層化部131、各層表示部132、要素表示部133の各部が実行する。
この例においては、図8Bに示したような検索結果集合データを画面に表示する処理の流れを示す。
図8Bに示した検索結果集合データにおいて、この参照行カウンタと行番号列910の行番号が一致する行が参照行となる。
No、すなわち参照行が最終行を超えていない、つまり参照行カウンタが行数以下である場合には、処理をステップS1103に進める。
Yes、すなわち、参照行が最終行を超えた場合には、多層化部131は、処理をステップS800に戻す。
ここで読込んだ検索結果識別番号は1つもしくは複数個である。
各層表示部132は、表示位置の算出には行番号を用い、行番号を検索結果表示領域405の画面横方向の検索結果画像表示数で割った余りが画面横方向の表示位置になり、商が画面縦方向の表示位置となるように求めることができる。
なお、表示位置の座標を、テーブル等を参照して所定の位置を決めるように求めることも可能である。
Yes、すなわち、一致すると判定した場合には、処理をステップS1106に進める。
No、すなわち、どれとも一致しないと判定された場合には、処理をステップS1108に進める。
ここでは、ステップS1104にて算出した画像の表示位置の上方に、ステップS1103にて読込んだ検索結果識別番号に対応するマークを表示する。すなわち、この処理にて、検索結果要素の近傍に重複度を表示することができる。
以上により、画像検索の結果表示方法の処理を終了する。
まず、従来の画像検索システムにおいては、(1)毎回の検索結果を保持しつつ、(2)各検索結果間における関係性がわかる結果表示を行うことはできなかった。
しかし、本発明の実施の形態に係る画像監視システムにおいては、検索結果表示画面を多層化部131により多層化し、各層表示部132により各検索結果を検索結果表示画面の各層に表示し、要素表示部133により各層間で重複する検索結果要素を同一の表示位置に表示し、重複度表示部134により、検索結果要素の近傍に重複度を表示する手段を重複度表示する。これにより、(1)毎回の検索結果をタブ表示することができ、(2)各検索結果間における関係性を通知することができる。
これにより、ユーザが画像検索において、膨大な画像のなかから必要な画像をくまなく取得することが容易になるという顕著な効果が得られる。
また、本発明の実施の形態においては、検索の画像の指定のみを端末で行い、録画と検索とを同一の装置で実行する構成を示した。しかし、録画と検索とについても別々の装置で実行するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態においては、検索結果保存部115を端末装置103の構成要素として示したが、録画装置202側の構成要素とすることも可能である。
また、本発明の実施の形態においては、検索結果識別マークとして、星型形状の図形を例に用いたが、それぞれ他の形状、塗色等による図形表現を用いても。また、本発明の実施の形態においては、それらを検索画像近傍への表示としたが、検索画像への重ねる表示としてもよい。また、画像自体に対する変形、例えば、大きさや回転等による表現であってもよい。さらには、画像の透過度等により重複度を表現するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態においては、検索対象画像をその時点で録画されている全画像とした場合を示したが、時刻やカメラで限定された画像を対象とすることも可能である。
また、本発明の実施の形態においては、これまでの全ての検索結果を画面表示する場合を示したが、検索結果画像に対し、検索結果識別マークの数でのフィルタリング処理を設け、決まった数や範囲の検索結果識別マークを有数検索結果画像だけを画面表示することも可能である。
また、本発明の実施の形態においては、録画装置202で、検索結果を完全に生成完了してから端末装置103側に送信する処理の流れを示したが、検索結果が部分的に生成される毎に端末装置103側に逐次送信する処理の流れであってもよい。
また、本発明の実施の形態においては、検索画像中に存在する人物が1名である場合を示したが、検索画像中に複数人が存在する場合には、それぞれの人物に対する検索結果をANDやORした結果をユーザに返すようにしてもよい。また、複数人が存在する旨をユーザ側に通知し、検索対象とする1名をポインティングデバイス等で指定・選択するように求め、選択した1名に対して人物検索を実行するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態においては、人物検索を対象に示したが、本発明は人物だけでなく一般的な画像検索にも適用できることはいうまでもない。
検索結果表示画面を多層化し、
各検索結果を前記検索結果表示画面の各層に表示し、
前記各層間で重複する検索結果要素を同一の表示位置に表示し、
前記検索結果要素の近傍に重複度を表示する
ことを特徴とする。
103、203 端末装置
113、213 検索結果表示部
115 検索結果保存部
131 多層化部
132 各層表示部
133 要素表示部
134 重複度表示部
201 撮像装置
202 録画装置
211 検索要求送信部
212 検索結果受信部
214 映像再生表示部
301 再生映像表示領域
302 映像再生操作領域
303 検索画像表示領域
304 検索実行領域
305、405 検索結果表示領域
311〜313 検索画像
321、441〜448 検索結果画像
411〜413 切替選択ボタン
421〜423 検索結果識別マーク
431〜433 閉ボタン
451〜458 検索結果識別マーク表示欄
900、910 行番号列
901、911 画像ID列
902、912 画像データ列
913 検索結果識別番号列
1201〜1203 検索結果空間
X、Y 監視システム
Claims (1)
- 検索結果表示画面を多層化する多層化手段と、
各検索結果を前記検索結果表示画面の各層に表示する各層表示手段と、
前記各層の検索結果要素の近傍に重複度を表示する重複度表示手段と
を備えることを特徴とする画像検索システム。
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ID=41548302
Family Applications (1)
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2008
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JPN6012065560; 趙 剛 他: '多グループフィードバックを用いた対話型画像内容検索の提案' 映像メディア学会技術報告 Vol.28 No.52, 20040917, p.p.59-64, (社)映像情報メディア学会 * |
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