JP2009300953A - 光学素子の駆動装置、撮像装置 - Google Patents

光学素子の駆動装置、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子の正確な位置制御を行うことができ、簡単な構成で小型軽量かつ安価な光学素子の駆動装置、撮像装置を提供する。
【解決手段】4群レンズ201をフォーカスモータ203により駆動中、引っ張りばね105による駆動負荷の変動を負荷検出部101aにより検出する。この負荷検出結果に基づいて4群レンズ201の位置を位置算出部101bにより算出する。位置算出部101bが算出した4群レンズ201の位置に基づいて4群レンズ201の駆動制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、カメラのレンズ等を駆動する光学素子の駆動装置、および、撮像装置に関するものである。
カメラのレンズ駆動系のズーム機構、フォーカス機構には精密な位置制御が要求されている。このようなレンズ駆動系の位置制御には、停止位置の制御が容易なアクチュエータとして、ステッピングモータを用いることが多い。
以下に、カメラのレンズ駆動系の一例として、従来のフォーカス機構を説明する。
図11は、従来のフォーカス機構を示す斜視図である。
従来のフォーカス機構は、フォーカスレンズ501,レンズ保持枠502,ステッピングモータ503,スクリュー504,ナット505,ガイドバー506,引っ張りばね507,フォトインタラプタ508,ベース部509を有している。
フォーカスレンズ501は、合焦動作時にその光軸方向に沿って移動することにより、焦点位置を移動させるレンズである。
レンズ保持枠502は、フォーカスレンズ501を光軸方向に移動可能に保持する部材であり、ガイドバー506によりその移動が光軸方向に滑らかに行われるようにガイドされている。
ステッピングモータ503は、合焦動作の駆動力を発生するモータである。
スクリュー504は、外周に螺旋状に雄ねじが形成された送りねじである。スクリュー504は、その軸方向がフォーカスレンズ501の光軸方向と同一方向となるように、ステッピングモータ503の出力軸に一体に取り付けられている。
ナット505は、スクリュー504に形成された雄ねじと対応する雌ねじを有し、レンズ保持枠502に係合している。よって、スクリュー504が回転すると、ナット505は、フォーカスレンズ501の光軸方向と同一方向に移動し、レンズ保持枠502およびフォーカスレンズ501が光軸方向に沿って移動する。
ガイドバー506は、その軸方向がフォーカスレンズ501の光軸方向と同一方向となるように、ベース部509に固定されている。先に述べたように、ガイドバー506は、レンズ保持枠502の移動をガイドする。
引っ張りばね507は、レンズ保持枠502とベース部509との間に掛け渡して設けられた引張りコイルばねである。引っ張りばね507は、レンズ保持枠502をベース部509に近づく方向に付勢している。
フォトインタラプタ508は、レンズ保持枠502に設けられた不図示の被検出部を検出可能となるように、ベース部509に固定されている。フォトインタラプタ508は、レンズ保持枠502の基準位置を検出する。
ベース部509は、フォーカス機構の全体を保持する土台となる部材である。ベース部509は、不図示のレンズ鏡筒内部に別途固定されている。
上述した従来のフォーカス機構では、カメラの電源がONになると、不図示の制御部は、フォトインタラプタ508からレンズ保持枠502の位置情報を取得する。従来のフォーカス機構は、この位置をリセット位置(沈胴待機位置)とし、この基準となる位置を起点として、オープンループで制御対象を移動させる指示信号をステッピングモータのドライバ回路に送る。具体的には、パルス信号を指示信号としてドライバ回路に送り、ドライバ回路はこのパルス信号に対応してパルス状の電流をステッピングモータ503に与える。ステッピングモータ503は、与えられたパルス状の電流に応じた回転角度の回転を行い、スクリュー504が回転し、フォーカスレンズ501が光軸方向に沿って移動して、合焦動作が行われる。このように、従来のフォーカス機構は、オープンループで制御対象を移動させる指示信号をステッピングモータのドライバ回路に送るだけであり、簡単な構成により合焦動作の制御を行える。
しかし、上述した従来のフォーカス機構では、以下に示すような問題があった。
例えば、フォーカスレンズ501が被写体を合焦しようと、合焦動作を行っている最中に電池を抜かれる等されて、電源がOFFしたとする。その後、再び電源ONすると、上記合焦動作中のパルスカウントの記憶が失われ、レンズの位置を把握できなくなってしまう。この場合、フォーカスレンズ501は、一旦沈胴待機位置等に戻るリセット動作を行う必要があった。
このリセット動作を行うことにより、撮影可能な状態となるまでに長い時間が掛かってしまうという問題があった。
上述した従来のフォーカス機構と同様な制御手法を用いた従来のズームレンズ機構においても、ズーム動作途中に電池を抜かれる等されて、電源がOFFした場合、同様な問題があった。これに加えて、従来のズームレンズ機構では、例えば、ズーム動作中に外力が加わる等してレンズ位置がずれた場合にも、リセット動作を行わない限り、レンズ位置がずれた状態で撮影することになるという問題が生じていた。
このような問題に対して、レンズの基準位置を検出するセンサに加えて、レンズの実際の位置を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1の装置では、レンズの実際の位置を検出した結果をフィードバックしてクローズドループの制御を可能にすることにより、ステッピングモータの脱調や制御対象を含めたメカ的な要因による異常を検出することが可能となっている。
特開平11−110045号公報
しかし、特許文献1に記載の装置では、基準位置を検出するセンサに加えて、現在位置を検出するセンサを設けるので、部品点数が増えて装置が大型化したり、重量増大を招いたりするという問題があった。
また、現在位置を検出するセンサを設けることによりコストが上昇するという問題もあった。
本発明の課題は、光学素子の正確な位置制御を行うことができ、簡単な構成で小型軽量かつ安価な光学素子の駆動装置、撮像装置を提供することである。
本発明の第1の側面としての光学素子の駆動装置は、光学素子と、前記光学素子を駆動する機構であって、前記光学素子の位置に応じて駆動負荷が変動する駆動機構と、前記駆動機構の駆動に用いる回転駆動力を発生する駆動源と、前記駆動機構の駆動負荷、又は、前記駆動機構に駆動負荷の変動を生じさせる負荷変動要素の負荷を検出する負荷検出部と、前記負荷検出部の検出結果に基づいて前記光学素子の絶対位置を算出する位置算出部とを備える。
本発明の第2の側面としての撮像装置は、本発明の第1の側面としての光学素子の駆動装置と、前記光学素子を介して撮像する撮像素子とを備える。
本発明によれば、光学素子の正確な位置制御を行うことができ、簡単な構成で小型軽量かつ安価な光学素子の駆動装置、撮像装置とすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、適宜模式的に示した部分を含み、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明による光学素子の駆動装置を用いた撮像装置の第1実施形態を示す図である。
本実施形態の撮像装置1は、カメラ本体10とレンズ鏡筒20とを備えている。図1には、カメラ本体10を二点鎖線で示し、レンズ鏡筒20は、断面で示している。
なお、以下の説明中で、特に断りがない限り、前とは、レンズ鏡筒20を基準として光軸に沿って被写体側の方向を指し、後とは、レンズ鏡筒20を基準として光軸に沿って被写体とは反対側の方向を指すものとする。
レンズ鏡筒20は、光学素子として、通常の屈折レンズである1群レンズ301,2群レンズ302,3群レンズ303,4群レンズ201を有した4群レンズ構成により撮影光学系を形成するズームレンズ鏡筒である。1群レンズ301,2群レンズ302,3群レンズ303は変倍系のレンズ群であり、後述するズーム動作により各レンズ群の光軸と平行な方向に光軸上を移動する。4群レンズ201は、被写体像を後述のCCD206の合焦位置(撮像面)に合焦させる合焦動作時に、その光軸と平行な方向に光軸上を移動するフォーカスレンズ群である。またレンズ鏡筒20は、カメラ本体10の不図示の電源スイッチがOFFされた状態では、全長を短い収納状態(沈胴状態)とすることができ、電源スイッチがONされると各レンズ群を使用状態の使用位置に繰り出して、撮影準備状態となるいわゆる沈胴式のレンズ鏡筒である。図1では、各レンズ群を使用状態の使用位置に繰り出した撮影準備状態のうち、WIDE状態を示している。
次に、変倍系のレンズ群である1群レンズ301,2群レンズ302,3群レンズ303を駆動する駆動機構とその動作について説明する。
レンズ鏡筒20は、さらに、1群鏡筒304、2群鏡筒305、3群鏡筒306、4群レンズ保持枠202,CCD206,CCDホルダ207,固定筒401,固定カム筒402,移動カム筒403,1群鏡筒直進ガイド筒404,2群3群鏡筒直進ガイド筒405,ズームモータ406(図2参照),ドライブリング407,圧縮ばね408,移動カム筒カムピン409,1群鏡筒カムピン410,2群鏡筒カムピン411,3群鏡筒カムピン412を有している。
1群鏡筒304は、1群レンズ301を保持し、レンズ鏡筒20が繰り出したときに最も前方となるように配置された略円筒形状の筒状体である。1群鏡筒304は、その後方の一部が後述する移動カム筒403と1群鏡筒直進ガイド筒404との間に挿入されている。1群鏡筒304は、周方向120度ごとに3箇所のカムピンを内周側に突出して備えており、後述する移動カム筒403のカム溝とカム係合している。
2群鏡筒305は、2群レンズ302を保持する略円筒形状の保持部材である。2群鏡筒305は、後述する2群3群鏡筒直進ガイド筒405の内周側に設けられている。2群鏡筒305は、周方向120度ごとに3箇所のカムピンを外周側に突出して備えており、後述する移動カム筒403のカム溝とカム係合している。
3群鏡筒306は、3群レンズ303を保持する略円筒形状の保持部材である。3群鏡筒306は、後述する2群3群鏡筒直進ガイド筒405の内周側に設けられている。3群鏡筒306は、周方向120度ごとに3箇所のカムピンを外周側に突出して備えており、後述する移動カム筒403のカム溝とカム係合している。また、3群鏡筒306は、その前方に、シャッタ絞りユニットを有し、これらと共に移動可能となっている。
4群レンズ保持枠202は、4群レンズ201を保持する保持部材である。4群レンズ保持枠202についての詳細な説明は、後に行う。
CCD206は、1群レンズ301〜4群レンズ201により結像した像を撮像する撮像素子である。なお、CCDの代わりにCMOSイメージセンサ等の他の種類の撮像素子を用いてもよい。
CCDホルダ207は、CCD206を固定して保持する撮像素子の保持部材であり、レンズ鏡筒20の後端部に配置されている。
CCD206とCCDホルダ207により、CCDホルダユニットが形成されている。このCCDホルダユニットは、後述する4群鏡筒の一部を形成している。
固定筒401は、レンズ鏡筒20の外周側を覆う略円筒形状の筒状体であり、その後端部がCCDホルダ207に固定されている。
固定カム筒402は、固定筒401の内周側に配置された略円筒形状の筒状体である。固定カム筒402は、その周方向の120度ごとに3箇所に貫通したカム溝が形成されている。固定カム筒402は、後端をCCDホルダ207により位置を規制され、前端を後述のドライブリング407を介して固定筒401により位置を規制されることにより、光軸方向へ移動しないように設けられている。
移動カム筒403は、固定カム筒402の内側に配置された略円筒形状の筒状体である。移動カム筒403は、外周側に1群鏡筒304の駆動に用いるカム溝を有し、1群鏡筒カムピン410がカム係合している。移動カム筒403の内周側には、2群鏡筒305の駆動に用いるカム溝と、3群鏡筒306の駆動に用いるカム溝とが設けられ、それぞれ2群鏡筒カムピン411、及び、3群鏡筒カムピン412がカム係合している。移動カム筒403の外周側には、周方向120度ごとに突出した移動カム筒カムピン409が一体に3箇所設けられている。この移動カム筒カムピン409は、固定カム筒402を貫通して後述するドライブリング407の3箇所の直進キー溝と係合している。
1群鏡筒直進ガイド筒404は、固定カム筒402の内周側であって、移動カム筒403の外周側に配置された略円筒形状の筒状体である。1群鏡筒直進ガイド筒404は、外周側に突出したガイドピンが固定カム筒402の内周側に形成されたガイド溝と係合しており、光軸まわりで回転しないようになっている。また、1群鏡筒直進ガイド筒404は、その内周側の円周方向に延在する溝が形成されており、この溝に移動カム筒403の外周側に円周方向に延在するガイド突起が係合している。よって、1群鏡筒直進ガイド筒404は、光軸まわりで回転することなく、移動カム筒403と共に光軸方向に移動可能である。1群鏡筒直進ガイド筒404の内周側には、周方向の120度ごとに光軸方向へ延びる3箇所の直進キー溝が設けられている。この1群鏡筒直進ガイド筒404の直進キー溝には、1群鏡筒304の外周に設けられた突起部が係合しており、1群鏡筒304の回転を規制している。
2群3群鏡筒直進ガイド筒405は、移動カム筒403の内周側に配置された略円筒形状の筒状体である。2群3群鏡筒直進ガイド筒405は、1群鏡筒直進ガイド筒404と同様に、外周側に突出したガイドピンが固定カム筒402の内周側に形成されたガイド溝と係合しており、光軸まわりで回転しないようになっている。また、2群3群鏡筒直進ガイド筒405は、その外周側の円周方向に延在する突起が形成されており、この突起に移動カム筒403の後端内周側に円周方向に延在するガイド溝が係合している。よって、2群3群鏡筒直進ガイド筒405は、光軸まわりで回転することなく、移動カム筒403と共に光軸方向に移動可能である。2群3群鏡筒直進ガイド筒405の内周側には、周方向の120度ごとに光軸方向へ延びる不図示の3箇所の直進キー溝が設けられている。この2群3群鏡筒直進ガイド筒405の直進キー溝には、2群鏡筒305と3群鏡筒306とにそれぞれ設けられた突起部が係合しており、2群鏡筒305と3群鏡筒306の回転を規制している。
図2は、レンズ鏡筒20を外周方向から見た図である。なお、図2は、収納状態(沈胴状態)で示している。
ズームモータ406は、固定筒401の外周に固定されており、不図示の出力軸に設けられたギア部が不図示の減速ギア列を介して後述するドライブリング407の外周に形成されたギア部と接続されており、回転駆動力をドライブリング407に伝達可能になっている。
図1に戻って、ドライブリング407は、固定筒401と固定カム筒402とに挟まれる位置に配置された略円筒形状の筒状体である。ドライブリング407の後端外周部には、上述したギア部が設けられている。また、ドライブリング407は、CCDホルダ207と固定筒401とによって光軸方向の位置を規制されており、光軸方向へ移動することなく回転動作を行う。また、ドライブリング407の内周側には、周方向の120度ごとに光軸方向へ延びる3箇所の直進キー溝が設けられている。
圧縮ばね408は、2群鏡筒305と3群鏡筒306との間に配置された付勢部材である。本実施形態の圧縮ばね408は、圧縮コイルばねを用いている。圧縮ばね408の付勢力によって、2群鏡筒305及び3群鏡筒306それぞれがガタ寄せされて当接位置が決まるようになっている。
ズーム動作を行うときには、ズームモータ406が回転し、この回転力が不図示の減速ギア列を介してドライブリング407を回転させる。このとき、ドライブリング407は、光軸方向に移動することなく回転を行う。ドライブリング407が回転すると、ドライブリング407の内周の直進キー溝が移動カム筒カムピン409に回転力を伝える。
そうすると、移動カム筒カムピン409が固定カム筒402のカム溝を貫通しているので、移動カム筒403は、この固定カム筒402のカム溝に沿って回転しながら光軸方向に沿って移動する。このとき、移動カム筒403の移動にしたがって、1群鏡筒直進ガイド筒404及び2群3群鏡筒直進ガイド筒405は、光軸まわりで回転することなく光軸方向に沿って移動する。
上述したように、1群鏡筒304は、1群鏡筒直進ガイド筒404により回転が規制されている。よって、移動カム筒403が回転しながら光軸方向に沿って移動することにより、1群鏡筒304は、1群鏡筒カムピン410と移動カム筒403に設けられたカム溝との関係により、光軸まわりで回転することなく光軸方向に沿って移動する。なお、この移動量は、1群鏡筒カムピン410が係合するカム溝による移動量と、移動カム筒403の移動量とを合わせた移動量となる。
これと同様に、2群鏡筒305及び3群鏡筒306は、2群3群鏡筒直進ガイド筒405により回転が規制されている。よって、移動カム筒403が回転しながら光軸方向に沿って移動することにより、2群鏡筒305及び3群鏡筒306は、2群鏡筒カムピン411及び3群鏡筒カムピン412と移動カム筒403に設けられたカム溝との関係により、光軸まわりで回転することなく光軸方向に沿って移動する。なお、この移動量は、2群鏡筒カムピン411,3群鏡筒カムピン412がそれぞれ係合するカム溝による移動量と、移動カム筒403の移動量とを合わせた移動量となる。
ここで、2群鏡筒305と3群鏡筒306との間には圧縮ばね408が取り付けられている。したがって、2群鏡筒305と3群鏡筒306とが光軸方向に沿って移動し、これらの間の間隔が変化するにつれて、圧縮ばね408の付勢力が変化し、2群鏡筒305及び3群鏡筒306への負荷も変化していく。このように、圧縮ばね408は、ズーム駆動機構に対して駆動負荷を変動させる負荷変動要素となる。
次に、フォーカスレンズ群である4群レンズ201と、これを保持する4群レンズ保持枠202を駆動するフォーカス駆動機構の動作について説明する。
フォーカスレンズ群である4群レンズ201を含む4群鏡筒は、先に示したCCDホルダユニットと、フォーカスレンズユニットとを有している。
フォーカスレンズユニットは、上述した4群レンズ201,4群レンズ保持枠202の他に、フォーカスモータ203,リードスクリュー204,ナット205,引っ張りばね105,ガイドバー107を有している。なお、引っ張りばね105及びガイドバー107については、図3に示す。
4群レンズ201は、光軸方向に移動することにより被写体像をCCD206に合焦させる光学素子である。
4群レンズ保持枠202は、4群レンズ201を保持する部材であり、後述するガイドバー107に対して摺動可能な状態で嵌合し、光軸方向に移動可能に支持されている。また、4群レンズ保持枠202は、不図示のU字形状の孔部を有し、この孔部がCCDホルダ207に形成された不図示の振れ止め形状に摺動可能に係合している。これにより、後述するリードスクリュー204の回転と一緒に回転することを防止している。
フォーカスモータ203は、4群レンズ保持枠202を駆動する回転駆動力を発生する駆動源として動作するモータである。フォーカスモータ203は、後述するリードスクリュー204の軸方向が4群レンズ201の光軸方向と同一方向となるようにCCDホルダ207に取り付けられている。これにより、CCD206に対するステッピングモータの位置決め精度を高め、4群レンズ保持枠202の送り精度を高めている。フォーカスモータ203についての詳細な説明は、後述する。
リードスクリュー204は、外周に螺旋状に雄ねじが形成された送りねじである。リードスクリュー204は、その軸方向が4群レンズ201の光軸方向と同一方向となるように、フォーカスモータ203の出力軸に一体に取り付けられており、駆動源であるフォーカスモータ203の回転駆動力により回転駆動する。
ナット205は、リードスクリュー204に形成された雄ねじと螺合する雌ねじを有し、この雌ねじが螺合した状態で4群レンズ保持枠202と係合している。また、ナット205は、不図示のU字形状の溝形状を有し、この溝形状が4群レンズ保持枠202に形成された不図示の回転止め軸部と嵌合している。よって、リードスクリュー204の回転と一緒にナット205が回転することを防止している。このナット205により、リードスクリュー204が回転すると、4群レンズ保持枠202が光軸に沿って移動する。
引っ張りばね105は、4群レンズ保持枠202とCCDホルダ207との間に掛け渡して設けられている付勢部材である。本実施形態の引っ張りばね105は、引っ張りコイルばねを用いている。よって、4群レンズ保持枠202は、常にCCDホルダ207の方向(図1中に矢印Aで示す方向)に付勢され、4群レンズ保持枠202がリードスクリュー204の回転により光軸に沿って移動するときの光軸方向のガタを取り除くことができる。
また、引っ張りばね105が設けられていることにより、4群レンズ保持枠202が移動すると、引っ張りばね105が発生する付勢力が変化し、フォーカス駆動機構の駆動負荷が変化する。このように、引っ張りばね105は、フォーカス駆動機構に対して駆動負荷を変動させる負荷変動要素となる。
ガイドバー107は、リードスクリュー204と平行に配置された軸部材である。ガイドバー107には、4群レンズ保持枠202が嵌合しており、リードスクリュー204が回転するときに、4群レンズ保持枠202が光軸上を光軸と平行に移動できるようにガイドする。また、ガイドバー107は、CCDホルダ207に取り付けられることにより、倒れを防ぎ、4群レンズ保持枠202の送り精度を確保している。
次に、フォーカスモータ203の制御について説明する。
図3は、4群レンズ保持枠202を駆動するフォーカスモータ203の制御系を説明する図である。
本実施形態の駆動源であるフォーカスモータ203は、エンコーダマグネット102と、ホール素子103とを有している。
エンコーダマグネット102は、外周が多極着磁された円筒形状の永久磁石である。エンコーダマグネット102は、周方向の角度位置に対し、径方向の磁力の強さが正弦波状に変化する着磁パターンを有している。エンコーダマグネット102は、フォーカスモータ203の出力軸と一体で回転するように、フォーカスモータ203のロータ部分に取り付けられている。
ホール素子103は、エンコーダマグネット102に近接して配置され、エンコーダマグネット102の磁界を検知する磁気センサである。ホール素子103は検出した磁界に応じた電気信号を出力する。本実施形態のフォーカスモータ203には、ホール素子103が2つ配置されている。
本実施形態の撮像装置1は、フォーカスモータ203の制御を行うために、さらに、制御部101,ドライバ104,回転検出部106を有している。
制御部101は、フォーカスモータ203の動作全体を統括的に制御する部分であり、負荷検出部101aと位置算出部101bとを有している。
負荷検出部101aは、回転検出部106の検出結果から、フォーカスレンズユニットの駆動負荷を検出する。
位置算出部101bは、負荷検出部101aが検出する駆動負荷から、4群レンズ201,4群レンズ保持枠202の位置を算出する。なお、負荷検出部101a及び位置算出部101bの動作については、後述する。
ドライバ104は、制御部101からの制御指令にしたがい、フォーカスモータ203の駆動に必要な通電を行うモータドライバ回路(IC)である。なお、本実施形態では、二相のフォーカスモータ203を使用していることから、ドライバ104を2つ図示している。
回転検出部106は、ホール素子103から得られた電気信号を増幅すると共に、制御部101が読取り可能な回転位相情報に変換して制御部101へ送る回路(IC)である。具体的には、回転検出部106は、電流の強弱波形としてホール素子103から得られた電気信号を増幅すると共に、2値化してデジタル信号に変換し、制御部101へと送る。本実施形態では、2つのホール素子103にそれぞれ対応する2つの回転検出部106が設けられている。
上述した図3に示す構成によって、本実施形態の光学素子の駆動装置の主要部が形成されている。
本実施形態の撮像装置1では、上述の構成によって、ブラシレスDCモータで広く用いられているいわゆるブラシレス駆動方式と同様な制御によって、フォーカスモータ203の駆動を行うことができる。
制御部101は、回転検出部106から得られたフォーカスモータ203の回転検出結果に応じて、フォーカスモータ203への通電を切り換えることにより、フォーカスモータ203の駆動を制御する。すなわち、フォーカスモータ203のロータの回転位置(回転角)を二相分設けられた各ホール素子103及び回転検出部106により正確に検出する。そして、その検出結果に応じて二相分設けられた各ドライバ104がフォーカスモータ203に通電する電流を順次切り替えて駆動を行う。したがって、一般的なステッピングモータの駆動中に発生する脱調を生じることがない。以下、この駆動形態を「フィードバック通電切換モード」と呼ぶこととする。
フィードバック通電切換モードでは、駆動パルス数と回転方向を入力することにより、フォーカスモータ203のロータを所望の角度だけ回転させることが可能である。また、通電する電流を制御することによりロータに働く回転駆動力を制御し、ロータを所望の速度で回転させることが可能である。
フィードバック通電切換モードでは、回転検出部106から得られる信号の位相を進めることによりフォーカスモータ203の特性を変化させることが可能である。フィードバック通電切換モードにおいて高速度で回転させると、通電切換の周期が短くなる。通電切換の周期が短いと、フォーカスモータ203に内蔵されるコイルのインダクタンスの影響により、通電切換の周期に比べて電流値の立ち上がりが遅くなり、トルクが低くなる。しかし、回転検出部106から得られる信号の位相を進めることで、電流値の立ち上がりが遅くなるのを防ぎ、高速回転域でのトルク低下を抑えることが可能である。
また、フィードバック通電切換モードでは、ロータの回転角度を実測して最適なタイミングで通電を切り換えるので、フォーカスモータ203内のコイルにより発生可能なトルクが最も高い状態を利用できる。したがって、フォーカスモータ203が発生しうる最大のトルクを持つ回転駆動力を得ることができ、効率のよい駆動を行える。
ところで、従来から一般的にステッピングモータの駆動制御方法としては、オープンループのパルス駆動制御(以下、「非フィードバック通電切換モード」と呼ぶ)が広く行われている。この非フィードバック通電切換モードでは、駆動周波数を高くすると、通電切換に対してロータの回転が追いつかず、脱調を起こすことがある。しかし、フィードバック通電切換モードでは、ロータの位置を検出しながら通電を切り換えるため、適切な制御を行えば脱調が起こることはない。そのため、非フィードバック通電切換モードのように駆動速度を制限したり、安全率を見込んだりする必要がない。そのため、フィードバック通電切換モードでは、非フィードバック通電切換モードに比べて高速かつ高効率で駆動することが可能である。フィードバック通電切換モードでは、コイルに流す電流を制御することで速度制御を行うことができる。
また、フィードバック通電切換モードでは、ロータの位置を検出しながら通電を切り換えるため、負荷の変動によってロータの速度変動が発生する。
次に、本実施形態の撮像装置1の動作について説明する。
図4は、撮像装置1の4群レンズ保持枠202の駆動制御動作に着目したフローチャートである。
ステップ(以下、単にSとする)10では、撮像装置1の電源がONされて動作を開始する。
S20では、制御部101が、フィードバック通電切換モードにより駆動源であるフォーカスモータ203の駆動を開始する。この制御は、予め決めた狙いの駆動速度に近づくように、回転検出部106からの回転検出結果に基づいて行われる。
撮像装置1のレンズ鏡筒20は、上述したように、沈胴式のレンズ鏡筒である。レンズ鏡筒20は、撮像装置1が電源OFFの状態から電源がONされると、収納状態である沈胴状態から撮影準備位置まで繰り出される。S20でフォーカスモータ203の駆動を開始するのは、4群レンズ保持枠202についても、収納状態における収納位置から、撮影待機状態における待機位置への移動を行うためである。
S30では、S20での駆動開始直後から回転検出部106を介してホール素子103から得られた検出結果に基づき、負荷検出部101aが駆動負荷を検出(推定)する。本実施形態では、駆動負荷として駆動トルクを推定する。
S40では、負荷検出部101aが推定する駆動負荷に基づいて、4群レンズ保持枠202の絶対位置を算出する。
なお、S30及びS40に示した駆動負荷の検出と絶対位置の算出は、フォーカスモータ203が駆動中、継続して行われる。
ここで、駆動トルクの推定と絶対位置の算出について説明する。4群レンズ保持枠202が光軸に沿った方向に移動することにより、4群レンズ保持枠202を光軸方向に付勢する引っ張りばね105が発生する付勢力が変化する。そうすると、フォーカスモータ203の回転数が変化して、フォーカスモータ203に取り付けられたホール素子103が検出する信号の周波数が変化する。このホール素子103が検出する信号の周波数の変化は、回転検出部106に入力され、その出力が制御部101に入力される。
図5は、フォーカスモータ203のトルク−周波数曲線である。横軸に周波数(パルス/秒)、縦軸にトルク(mN・m)を表している。図5には、プルアウト曲線とプルイン曲線を表しており、フォーカスモータ203の駆動特性は、これらの曲線によりプルイン領域とプルアウト領域とに分かれている。
通常、ステッピングモータがプルイン領域内で駆動する場合には脱調する危険性は少ないが、充分なマージンをとり、低トルク・低速度で制御しなければならない。これに対して、プルイン曲線とプルアウト曲線の間の領域でステッピングモータを駆動すると、脱調する危険性があるが高トルク、高速度で駆動できる。
ここで、本実施形態では、制御部101がフィードバック通電切換モードによりフォーカスモータ203の駆動を行っているときには、プルアウト曲線上を駆動させることが可能となる。通常ステッピングモータはオープンループ制御の為、極微小な負荷変動で脱調してしまう為、脱調しないプルイントルクよりも弱いトルクにて駆動させることが多いが、本実施形態のフォーカスモータ203をフィードバック通電切換モードで駆動すれば、脱調することはない。
このフィードバック通電切換モードでフォーカスモータ203を駆動し、4群レンズ保持枠202を光軸方向の被写体側(前方)に駆動していくにつれて、4群レンズ保持枠202にかかる引っ張りばね105による光軸方向への負荷は強くなっていく。つまり、図5のプルアウト曲線においては、4群レンズ保持枠202が光軸方向に繰り出していくにつれて、周波数(駆動速度)の値が下がっていく。したがって、周波数の変動から、4群レンズ保持枠202を駆動するときのフォーカスモータ203の負荷トルクを推定することが可能となる。そして、フォーカスモータ203のトルクの変動から、レンズ保持枠202にかかる引っ張りばね105の負荷についても推定することが可能となる。本実施形態では、4群レンズ保持枠202が光軸方向に繰り出していくにつれて、引っ張りばね105の負荷が強くなっていくので、この負荷を推定することで、4群レンズ保持枠202の絶対位置を算出することが可能となる。
近年のステッピングモータはデジタルカメラ等の小型化に伴い、小径のものが広く使用されてきている。小径のステッピングモータのプルアウト特性はわずかな負荷変動で大きく駆動周波数が変動することが特徴である。ここで、4群レンズ保持枠202の引っ張りばね105はコンパクトにするために、ばね定数が大きい(ばね定数が立った)ばねを使用しており、レンズ位置により負荷が大きく変動する。また、4群レンズ保持枠202の負荷はほとんど引っ張りばね105の力で決定される。したがって、プルアウトの周波数を見ることにより、4群レンズ保持枠202の駆動における負荷が推定でき、引っ張りばね105の付勢力が推定できる。なお、駆動トルク及び引っ張りばね105の付勢力の推定には、詳細なテーブルを用意しておき、そのテーブルを参照してもよいし、フォーカスモータ203のプルアウト曲線を近似した演算式に基づき演算により推定を行ってもよい。
図4のフローチャートに戻って、S50では、撮影待機位置で4群レンズ保持枠202が停止し、撮影待機状態となる。すなわち、制御部101は、負荷検出部101a及び位置算出部101bを用いて得られた4群レンズ保持枠202の絶対位置が、撮影待機位置となった時点で、動作を停止する。
上述したように、4群レンズ保持枠202の駆動は、フォーカスモータ203をプルアウト曲線上の駆動特性で駆動する。そして、4群レンズ保持枠202が撮影待機位置で停止する。この撮影待機位置とは、撮影者が不図示のレリーズ釦を未だ操作していない状態であり、AF動作を行っていないときに4群レンズ保持枠202が停止している位置である。
S60では、レリーズ釦の一段目であるSW1がONしたか否かを判断する。本実施形態の撮像装置1では、SW1がONされると、AF動作を行うこととなっている。SW1がONした場合には、S70へ進み、SW1がONしていない(OFFのまま)場合は、S60を繰り返す。
S70では、制御部101がフィードバック通電切換モードによりフォーカスモータ203を駆動してAFスキャンを開始する。
本実施形態では、このAFスキャン中において、制御部101は、負荷検出部101a及び位置算出部101bを用いて、4群レンズ保持枠202の絶対位置を把握し、制御を行う。
S80では、合焦評価値ピーク位置の検出を行う。ここで、合焦評価値はCCD206により得られている被写体像のコントラスト値のことを指す。ピークが検出されれば、その位置が合焦ポイントとなる。
S90では、レリーズ釦の二段目であるSW2がONしたか否かを判断する。本実施形態の撮像装置1では、SW2がONされると、撮影を行うこととなっている。SW2がONした場合には、S100へ進み、SW2がONしていない(OFFのまま)場合は、S80へ戻る。
S100では、撮影を行う。本実施形態の撮像装置1では、3群鏡筒306に設けられているメカニカルシャッタと絞りを動作させて、別途演算された露光時間だけCCD206により被写体像を露光し、撮影データを取得する。その後、動作を終了し(S110)撮影待機状態でレリーズ釦の入力待ちとなる(S60に戻る:図示は省略)。
上述した動作では、S20からS50、及び、S70からS80の間でフォーカスモータ203が駆動している。このフォーカスモータ203の動作中に、撮像装置1への電力供給が停止した場合、撮像装置1は、強制的に動作が停止されてしまう。ここで、撮像装置1への電力供給が停止する場合とは、例えば、電池により電力供給しているときに、電池が抜かれる場合がある。また、電池を用いずにACアダプタ等を用いて電源コードを介して電力が供給されているときに電源コードが抜けてしまう場合も撮像装置1への電力供給が停止する。
このような場合、撮影者は、電池を再度装填したり、電源コードを接続し直したりする。そうすると、本実施形態では、制御部101がフォーカスモータ203の駆動を再開し、電力供給が停止した付近から4群レンズ保持枠202が駆動を再開する。この駆動が再開されたとき、制御部101は、負荷検出部101a及び位置算出部101bを用いて、4群レンズ保持枠202の絶対位置を把握する。電力供給が一旦停止しても、4群レンズ保持枠202の絶対位置と引っ張りばね105の付勢力による駆動負荷との関係は変化しない。したがって、駆動負荷から4群レンズ保持枠202の絶対位置を算出することにより、常に正確に4群レンズ保持枠202の絶対位置を把握できる。
よって、電力供給が再開された直後から、正常な駆動を再開することができる。
本実施形態によれば、4群レンズ保持枠202の絶対位置を駆動負荷から算出するので、動作途中に電力供給が停止したとしても、電力供給が再開されれば直ちに正常な動作に復帰できる。
また、4群レンズ保持枠202の制御のために従来用いられている基準位置検出用のセンサが不要となり、より小型、軽量、かつ、安価な装置とすることができる。
さらに、フォーカスモータ203内にエンコーダマグネット102及び、ホール素子103を配置しているので、装置全体を小型にでき、小型の撮像装置を提供できる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態のフォーカスモータ203の制御系を説明する図である。
第2実施形態は、リセットセンサ108を新たに設けている点と、制御部101の動作が異なる点が、第1実施形態と異なる。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
リセットセンサ108は、4群レンズ保持枠202が、その位置の基準とするリセット位置(収納位置)にあることを検出するセンサであり、本実施形態では、フォトインタラプタを使用している。後述するように、第2実施形態の制御部101は、通常は、このリセットセンサ108が検出した基準位置を基準として回転検出部106から得られるフォーカスモータ203の回転量に基づいて4群レンズ保持枠202の絶対位置を求め、制御を行う。
図7は、第2実施形態における4群レンズ保持枠202の駆動制御動作に着目したフローチャートである。
S210では、撮像装置1の電源がONされて動作を開始する。
S220では、制御部101は、4群レンズ保持枠202がリセット位置(収納位置)にあることをリセットセンサ108により検出する。
S230では、制御部101が、フィードバック通電切換モードにより駆動源であるフォーカスモータ203の駆動を開始する。この制御は、リセットセンサ108により検出されたリセット位置を基準として、予め決めた狙いの駆動速度に近づくように、回転検出部106からの回転検出結果に基づいて行われる。
S240では、S20での駆動開始直後から回転検出部106を介してホール素子103から得られた検出結果に基づき、負荷検出部101aが駆動負荷を検出(推定)する。本実施形態では、駆動負荷として駆動トルクを推定する。
S250では、負荷検出部101aが推定する駆動負荷に基づいて、4群レンズ保持枠202の絶対位置を算出する。
なお、S240及びS250に示した駆動負荷の検出と絶対位置の算出は、フォーカスモータ203が駆動中、継続して行われる。
また、制御部101は、フォーカスモータ203の駆動中、リセットセンサ108により検出されたリセット位置を基準として、回転検出部106からの回転検出結果に基づいて4群レンズ保持枠202の絶対位置を算出する。すなわち、本実施形態では、制御部101は、4群レンズ保持枠202の絶対位置は、駆動負荷に基づく絶対位置(以下、負荷絶対位置と呼ぶ)と、リセットセンサ108により検出されたリセット位置を基準とし回転検出部106からの回転検出結果に基づく絶対位置(以下、リセット基準絶対位置)とを同時に算出する。
本実施形態の制御部101は、通常は、リセット基準絶対位置に基づいてフォーカスモータ203の駆動を制御する(以下、通常駆動モード)。しかし、通常駆動モードにおいても、負荷絶対位置の算出は並行して行われる。そして、リセット基準絶対位置と負荷絶対位置との対比が行われる。制御部101は、リセット基準絶対位置と負荷絶対位置との差異が規定の範囲内であれば、正常に動作していると判断し、通常駆動モードを継続する。
一方、制御部101は、リセット基準絶対位置と負荷絶対位置との差異が規定の範囲を超えたとき、正常に動作していないと判断し、非常駆動モードに移行する。この非常駆動モードでは、制御部101は、負荷絶対位置に基づいてフォーカスモータ203の駆動を制御する。
この非常駆動モードに移行する場合とは、例えば、第1実施形態に示した撮像装置1への電力供給が停止した場合がある。また、駆動機構に何らかの異常が生じて4群レンズ保持枠202が正しく駆動されず、リセット基準絶対位置と実際の4群レンズ保持枠202の位置とがずれた場合である。
S260では、制御部101は、リセット基準絶対位置が撮影待機位置となった時点で、動作を停止し、撮影待機状態とする。
S270では、レリーズ釦の一段目であるSW1がONしたか否かを判断する。SW1がONした場合には、S280へ進み、SW1がONしていない(OFFのまま)場合は、S270を繰り返す。
S280では、制御部101がフィードバック通電切換モードによりフォーカスモータ203を駆動してAFスキャンを開始する。
本実施形態では、このAFスキャン中において、制御部101は、リセット基準絶対位置に基づいて制御(通常駆動モード)を行う。そして、このAFスキャン中も上述したように負荷絶対位置の算出は並行して行われる。そして、リセット基準絶対位置と負荷絶対位置との対比が行われ、必要に応じて非常駆動モードが行われる。
S290からS320は、第1実施形態のS80からS110と同様である。
本実施形態によれば、通常は、リセット基準絶対位置に基づいて制御を行い(通常駆動モード)、異常が生じたときに負荷絶対位置に基づいて制御を行う(非常駆動モード)。
引っ張りばね105のばね定数によっては、負荷絶対位置の検出精度がリセット基準絶対位置の検出精度よりも低い場合もあり得る。そのような場合に、本実施形態は、特に有効に利用できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、本発明の駆動制御の手法をズーム駆動に適用した形態であり、基本的な構成は、第2実施形態と同様である。よって、前述した第2実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図8は、第3実施形態のズームモータ406の制御系を説明する図である。
ズームモータ406は、エンコーダマグネット3102,ホール素子3103を有し、それぞれ、第2実施形態のエンコーダマグネット102,ホール素子103と同様なものである。
また、制御部3101,負荷検出部3101a,位置算出部3101b,ドライバ3104,回転検出部3106は、それぞれ、第2実施形態の制御部101,負荷検出部101a,位置算出部101b,ドライバ104,回転検出部106に相当するものである。
ズームリセットセンサ3108は、レンズ鏡筒20の外周に配置され、ドライブリング407に設けられた基準位置マークを検出する光センサである。本実施形態では、WIDE位置でズームリセットセンサ3108に基準位置の信号が生じるように基準位置マークが設けられている。ズームリセットセンサ3108の出力は、制御部3101へ入力される。
第1,2実施形態と同様に、2群鏡筒305と3群鏡筒306との間には、圧縮ばね408が取り付けられており、2群鏡筒305及び3群鏡筒306が光軸方向に沿って移動するにつれて、圧縮ばね408の付勢力が変化し、2群鏡筒305及び3群鏡筒306への負荷も変化していく。
ここで、本実施形態におけるレンズ鏡筒20のズーム動作の推移による付勢力の変化について説明する。
図9は、第3実施形態におけるレンズ鏡筒20の圧縮ばね408の状態とその付勢力の変化を沈胴位置(SINK)、WIDE位置、TELE位置について示した図である。
図9に示すように、SINK時には、全てのレンズの間隔が収縮しており、2群鏡筒305と3群鏡筒306間のクリアランスも少なくなり、圧縮ばね408が圧縮されて、2,3群鏡筒305,306に大きな負荷が掛かっている状態である。
撮影動作を行う為にWIDE状態になると、2群鏡筒305と3群鏡筒306間のクリアランスは大きくなり、付勢力も弱まり、2群鏡筒305と3群鏡筒306への負荷はSINK状態よりも少ない負荷となっている状態になる。
そして、ズーム動作を行いTELE状態になると、再び2群鏡筒305と3群鏡筒306のクリアランスが少なくなり、圧縮ばね408が圧縮されて、2群鏡筒305と3群鏡筒306に大きな負荷が掛かる。
このように、本実施形態では、SINK状態が最も付勢力が大きく、WIDEで付勢力が減り、TELEで再び付勢力が大きくなる。
上記のような構成で、レンズ鏡筒20がSINK状態から撮影状態へと移り、ズーム動作を開始する。
WIDEからTELEへとズーム動作を行うにつれて、圧縮ばね408の力は強くなっていき、レンズ鏡筒20への負荷が大きくなっていく。つまり、図5のプルアウト曲線においては、レンズ鏡筒20がTELEに近づくにつれて、周波数の値が下がっていく。よって、前記周波数の変動から、ズームモータ406の駆動トルクを検出することが可能となる。
そして、ズームモータ406の駆動トルクの変動から、2群鏡筒305と3群鏡筒306にかかる圧縮ばね408の負荷を検出することが可能となる。
本実施形態では、レンズ鏡筒20がTELE方向に繰り出していくにつれて、圧縮ばね408の負荷が強くなっていくので、前記負荷を検出することで、現在のズームポジションを判断することが可能である。
ここで、図9のように、SINK〜WIDEとWIDE〜TELEにおいて圧縮ばねの負荷の値が同じ箇所があり、位置を混同するおそれがあるかのように見えるかもしれない。しかし、本実施形態においてSINK〜WIDE間は、撮影には関係ない状態であり、仮にズームモータ406が脱調していてもWIDEまで到達すれば問題ないため、SINK〜WIDE間での位置検出は行う必要はない。これは、WIDEでズームリセットセンサ3108に基準位置の信号が生じるからである。よって、負荷の検出は撮影状態であるWIDE〜TELE間で行っており、位置検出の際に混同することはない。
次に、レンズ鏡筒20のズーム駆動について説明する。
図10は、第3実施形態のレンズ鏡筒のズーム動作時のフローチャートである。
S410では、撮影待機状態から、撮影者が最適な画角を見つけるために、ズームボタンを押すと撮像装置1は、ズーム動作を開始する。このズーム動作は、ズームリセットセンサ3108が検出した基準位置(WIDE位置)を基準として回転検出部3106から得たズームモータ406の回転量から求めたズームポジションに基づいて行われる(通常駆動モード)。
S420では、カメラ本体10の内部で記憶している各ズームポジションでの所定の負荷値と各ズームポジションにレンズがいるときに負荷検出部3101aが検出する実際の負荷との差を常に比較している。比較の結果、検出した実際の負荷が上記所定値と同じであれば、S450へ進み、ズーム動作が完了する。一方、検出した実際の負荷が上記所定値と一定以上の差異があれば、S430へ進む。
S430では、現在のズームポジションの付近でさらに駆動を続ける。
S440では、負荷検出部3101aの負荷検出結果に基づいて位置算出部3101bがズームポジションの絶対位置を算出し、以後は、この負荷検出結果に基づいて算出したズームポジションに基づいてズーム駆動が行われる(非常駆動モード)。
上述のS420で検出した実際の負荷と所定値との間に一定以上の差異が生じる場合としては、例えば、ズーム動作中に撮影者の不注意等により外部からレンズ鏡筒に衝撃が加わった場合が挙げられる。この場合、外力が加わることにより、レンズ鏡筒20のズームポジションは適正な位置からずれてしまうことがある。
このような場合に、S430でレンズ鏡筒20に外力が加わってずれたズームポジション周辺を駆動することにより、レンズ鏡筒20レンズ鏡筒20内の2群鏡筒305と3群鏡筒306を光軸方向に付勢する圧縮ばねの負荷が変わり、レンズ鏡筒20の駆動スピードが変化する。この変化からズームモータ406の駆動トルクの変化が分かり、よって2群鏡筒305と3群鏡筒306にかかる負荷の変化を検出できる。このように、2群鏡筒305と3群鏡筒306に掛かる圧縮ばね408の負荷を検出することで、レンズ鏡筒20の現在位置を判断する。現在位置を判断した後は、目標のズームポジションに到達し、ズーム動作を完了させることができる。
本実施形態によれば、レンズ鏡筒20に何らかの異常が生じた場合であっても、WIDE位置で基準位置の信号を取得するリセット動作を行うことなく、素早くズーム駆動に復帰できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、フォーカスモータ203及びズームモータ406は、ステッピングモータである例を示したが、これに限らず、例えば、ブラシレスDCモータ、ブラシモータ等の他の形態のモータを用いてもよい。
(2)各実施形態において、フォーカスモータ203及びズームモータ406は、回転検出部から回転検出結果をフィードバックされるフィードバック通電切換モードによるクローズドループの制御を行う例を示した。しかし、これに限らず、オープン制御を行えるようにしてもよい。
(3)各実施形態において、レンズを付勢する部材として、引っ張りコイルばねや圧縮コイルばねを使用したが、ズーム駆動、フォーカス駆動に際してモータに掛かる負荷が変動する部材であれば、上記以外の部材でもよい。例えば、円すいコイルばね(タケノコばね)、鼓形コイルばね、たる形コイルばね等を用いてもよいし、ねじりコイルばね等の他の形態のばねを用いてもよい。また、ばねに限らず、負荷変動を生じさせるものであればよい。
(4)第3実施形態において、ズームリセットセンサ3108を備える例を示したが、通常のズーム動作時の制御方法は、これに限らない。例えば、ズームリセットセンサ3108を省略して通常のズーム動作時のズームポジションの算出も、負荷検出結果に基づいて行ってもよい。
(5)各実施形態において、駆動機構の駆動負荷を検出する例を示したが、これに限らず、例えば、負荷変動要素としてのばね等の負荷を直接検出してもよい。
(6)本実施形態において、光学素子の一例として、屈折レンズを駆動する光学素子の駆動装置及び撮像装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、プリズム、ミラー、フィルター等の他の種類の光学素子であってもよい。
(7)本実施形態において、ホール素子によりモータの回転を検出する例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、遮光板やパターン面を光学センサによって読み取ってもよい。また、磁気検出を行う場合であっても、エンコーダマグネットを回転検出専用に設けずに、駆動力を得るためにロータに設けられている磁石の磁気を検出してもよい。さらに、磁気検出センサとしては、ホール素子に限らず、磁気抵抗効果素子や磁気インピーダンス素子等の他の種類の磁気検出センサを用いてもよい。
なお、第1実施形態〜第3実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
本発明による光学素子の駆動装置を用いた撮像装置の第1実施形態を示す図である。 レンズ鏡筒20を外周方向から見た図である。 4群レンズ保持枠202を駆動するフォーカスモータ203の制御系を説明する図である。 撮像装置1の4群レンズ保持枠202の駆動制御動作に着目したフローチャートである。 フォーカスモータ203のトルク−周波数曲線である。 第2実施形態のフォーカスモータ203の制御系を説明する図である。 第2実施形態における4群レンズ保持枠202の駆動制御動作に着目したフローチャートである。 第3実施形態のズームモータ406の制御系を説明する図である。 第3実施形態におけるレンズ鏡筒20の圧縮ばね408の状態とその付勢力の変化を沈胴位置(SINK)、WIDE位置、TELE位置について示した図である。 第3実施形態のレンズ鏡筒のズーム動作時のフローチャートである。 従来のフォーカス機構を示す斜視図である。
符号の説明
101,3101 制御部
101a,3101a 負荷検出部
101b,3101b 位置算出部
102,3102 エンコーダマグネット
103,3103 ホール素子
104,3104 ドライバ
105 引っ張りばね
106,3106 回転検出回路
107 ガイドバー
108 リセットセンサ
3108 ズームリセットセンサ
201 4群レンズ
202 4群レンズ保持枠
203 フォーカスモータ
204 スクリュー
205 ナット
206 CCD
207 CCDホルダ
301 1群レンズ
302 2群レンズ
303 3群レンズ
304 1群鏡筒
305 2群鏡筒
306 3群鏡筒
401 固定筒
402 固定カム筒
403 移動カム筒
404 1群鏡筒直進ガイド筒
405 2群3群鏡筒直進ガイド筒
406 ズームモータ
407 ドライブリング
408 圧縮ばね
409 移動カム筒カムピン
410 1群鏡筒カムピン
411 2群鏡筒カムピン
412 3群鏡筒カムピン
501 フォーカスレンズ(従来例)
502 フォーカスレンズ保持枠(従来例)
503 ステッピングモータ(従来例)
504 スクリュー(従来例)
505 ナット(従来例)
506 ガイドバー(従来例)
507 引っ張りばね(従来例)
508 フォトインタラプタ(従来例)

Claims (8)

  1. 光学素子と、
    前記光学素子を駆動する機構であって、前記光学素子の位置に応じて駆動負荷が変動する駆動機構と、
    前記駆動機構の駆動に用いる回転駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動機構の駆動負荷、又は、前記駆動機構に駆動負荷の変動を生じさせる負荷変動要素の負荷を検出する負荷検出部と、
    前記負荷検出部の検出結果に基づいて前記光学素子の絶対位置を算出する位置算出部と、
    を備える光学素子の駆動装置。
  2. 請求項1に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記駆動源の回転を検出する回転検出部を備え、
    前記負荷検出部は、前記回転検出部の検出結果に基づいて負荷を検出すること、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記駆動機構は、前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記光学素子の光軸方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記駆動機構は、前記光学素子の位置に応じて前記付勢部材の付勢力が変化することにより駆動負荷が変動すること、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記光学素子の駆動を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、当該光学素子の駆動装置が正常に駆動されているときに行われる通常駆動モードと、当該光学素子の駆動装置が正常に駆動されていないときに行われる非常駆動モードとを切り換えて制御を行うことができ、
    前記制御部は、前記非常駆動モードを行うときに、前記位置算出部が前記負荷検出部の検出結果に基づいて算出した前記光学素子の絶対位置に基づいて前記光学素子の制御を行うこと、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  5. 請求項4に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記制御部は、前記位置算出部が前記負荷検出部の検出結果に基づいて算出した前記光学素子の絶対位置を参照することにより、当該光学素子の駆動装置が正常に駆動されているか否かの判断を行うこと、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記光学素子は、像を合焦させるときに移動するフォーカスレンズであること、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の光学素子の駆動装置において、
    前記光学素子は、像の大きさを変更するときに移動するズームレンズであること、
    を特徴とする光学素子の駆動装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の光学素子の駆動装置と、
    前記光学素子を介して撮像する撮像素子と、
    を備える撮像装置。
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JP2014006465A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Canon Inc レンズ鏡筒及び撮像装置

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