JP2009300256A - 検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で検出部に混合液が到達したことを検出することができる検査システムを提供する。
【解決手段】マイクロチップの流路に貯蔵された検体と試薬とを移動させて検出部に充填し、発光部から検出部に励起光を照射し、検出部に充填された検体と試薬との混合液から発光する蛍光を受光した受光部の出力に基づいて測定する検査システムにおいて、検出部から反射または検出部を透過した励起光を受光した受光部の出力に基づいて検出部に混合液が到達したことを検出する到達検出手段、を有することを特徴とする検査システム。
【選択図】図3

Description

本発明は検査システムに関する。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、従来の試料調製、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、センサなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。これは、μ−TAS(Micro total Analysis System:マイクロ総合分析システム)、バイオリアクタ、ラブ・オン・チップ(Lab−on−chips)、バイオチップとも呼ばれ、医療検査・診断分野、環境測定分野、農産製造分野でその応用が期待されている。現実には遺伝子検査に見られるように、煩雑な工程、熟練した手技、機器類の操作が必要とされる場合には、自動化、高速化および簡便化されたマイクロ総合分析システムは、コスト、必要試料量、所要時間のみならず、時間および場所を選ばない分析を可能とすることによる恩恵は多大と言える。
また、本出願人は、マイクロチップの微細流路内に試薬などを封入し、マイクロポンプによって微細流路に液体を注入して試薬などを移動させ、反応部、次いで検出部へ流すことにより、血液など検体との反応結果を測定することができる検査システムを提案している(例えば、特許文献2参照)。このような検査システムでは、マイクロチップの検出部に蛍光検出ユニットの発光部から励起光を照射し、試薬に含まれる蛍光物質の発光する非常に微弱な蛍光を蛍光検出ユニットの受光部で検出するように構成されている。
特開2004−28589号公報 特開2006−149379号公報
このような検査システムでは、マイクロチップの検出部に試薬と検体の混合液を所定量充填して蛍光検出を行う必要がある。しかしながら、送液量が不足した場合や、送液量が多すぎて混合液が検出部の下流まで送液された場合など、検出部に混合液が所定量充填されないことがあった。
検出部に充填された混合液の量が少ないと検出部に空気が残り、温度調節ユニットにより加熱されることにより空気が膨張して検査結果に誤差を生じることがある。
このような問題を解決するため、検出部の下流に検出部よりも浅い液溜部を設け、液溜部に混合液が到達したことを検出すれば検出部が充填されたことを確認できる。
しかしながら、液溜部を検出部の近くに配置すると、液溜部の混合液を検出する液体検出手段が検出部を覆ってしまい、検出部から反応結果を検出することができない。そのため液溜部を検出部から離れた位置に配置すると、検出部から微細な流路を通って液溜部に混合液が到達するまでに時間がかかる上に、必要な検体や試薬の量が増えるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で検出部に混合液が到達したことを検出することができる検査システムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.マイクロチップの流路に貯蔵された検体と試薬とを移動させて検出部に充填し、発光部から該検出部に励起光を照射し、該検出部に充填された検体と試薬との混合液から発光する蛍光を受光した受光部の出力を測定する検査システムにおいて、
前記検出部から反射、または前記検出部を透過した前記励起光を受光した前記受光部の出力に基づいて前記検出部に前記混合液が到達したことを検出する到達検出手段を有することを特徴とする検査システム。
2.前記検出部からの光を前記受光部に集光する光学系と、
前記蛍光に比べて前記励起光の透過率が低い励起光カットフィルタと、
前記励起光カットフィルタを前記光学系の光路中に挿抜するフィルタ駆動手段と、
を有することを特徴とする前記1に記載の検査システム。
3.前記フィルタ駆動手段を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、
前記検出部から発光する蛍光を測定するときは前記励起光カットフィルタを前記光路中に挿入し、前記検出部に前記混合液が到達したことを検出するときは前記励起光カットフィルタを前記光路中から退避させることを特徴とする前記1または2に記載の検査システム。
本発明によれば、発光部から検出部に励起光を照射し、検出部から反射、または検出部を透過した励起光を蛍光反応を検出する受光部で受光し、受光部の出力に基づいて検出部に混合液が到達したことを検出する。このように、蛍光反応の検出を行う発光部と受光部とによって混合液の検出を行うので、簡単な構成で検出部に混合液が到達したことを検出することができる検査システムを提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の検査システム80に用いられる検査装置82の外観図である。
検査システム80は検査装置82とマイクロチップ1から構成される。検査装置82はマイクロチップ1に予め注入された検体と、試薬との反応を自動的に検出し、表示部84に結果を表示する装置である。
マイクロチップ1をチップ搬送トレイ2に載置した後チップ搬送トレイ2を挿入口83にローディングし、検査装置82の内部にセットするようになっている。85はメモリカードスロット、86はプリント出力口、87は操作パネル、88は入出力端子、89はトレイ蓋、91は排出ボタンである。
図1(a)はチップ搬送トレイ2がマイクロチップ1を載置可能な位置に排出された状態の外観図、図1(b)はチップ搬送トレイ2が検査可能な位置にローディングされた状態の外観図である。
検査担当者はマイクロチップ1をチップ搬送トレイ2に載置し、排出ボタン91を押してチップ搬送トレイ2を図1(a)の矢印の方向に移動させる。チップ搬送トレイ2が図1(b)のように検査可能な位置まで移動すると、検査担当者は操作パネル87を操作して検査を開始させる。
検査装置82の内部では、制御手段の指令により図1には図示せぬマイクロポンプユニット75がマイクロチップ1に駆動液等の液体を注入し、マイクロチップ1内の反応の検査が自動的に行われる。検査が終了すると液晶パネルなどで構成される表示部84に結果が表示される。検査結果は操作パネル87の操作により、プリント出力口86よりプリントを出力したり、メモリカードスロット85に挿入されたメモリカードに記憶することができる。また、外部入出力端子88から例えばLANケーブルを使って、パソコンなどにデータを保存することができる。
検査担当者は、検査終了後、排出ボタン91を押してチップ搬送トレイ2を図1(a)のようにマイクロチップ1を取り出し可能な位置まで移動させる。検査担当者は、マイクロチップ1をチップ搬送トレイ2から取り出す。
なお、本実施形態ではモータ等の駆動手段によりチップ搬送トレイ2を移動させる例を説明するが、特に本発明の適用を限定されるものではなく手動でチップ搬送トレイ2を移動させても良い。
図2は本発明の実施形態に係るマイクロチップ1の一例の外観図である。
図2(a)のマイクロチップ1の側面図に示すように、マイクロチップ1は溝形成基板108と、溝形成基板108を覆う被覆基板109から構成されている。図2(a)の矢印は、検査装置82にマイクロチップ1を挿入する挿入方向である。
図2(b)はマイクロチップ1の平面図であり、透明な被覆基板109を通して見える溝形成基板108の溝を図示している。溝形成基板108の溝を被覆基板109が覆うことにより流路を形成している。マイクロチップ1には、検査、試料の処理などを行うための、微小な溝状の流路250(微細流路)および機能部品(流路エレメント)が、用途に応じた適当な態様で配設されている。
流路はマイクロメーターオーダーで形成されており、例えば幅は数μm〜数百μm、好ましくは10〜200μmで、深さは25〜500μm程度、好ましくは25〜250μmである。
本実施形態では、特定の遺伝子の増幅およびその検出を行う処理に用いるマイクロチップ1を例に説明する。
図2(b)の110a、110b、110cはマイクロチップ1内部の流路に連通する駆動液注入部であり、各駆動液注入部110から駆動液を注入し内部の検体や試薬等を駆動する。113はマイクロチップ1に検体を注入するための検体注入部であり、注射器などを用いて検体注入部113から血液などの検体を注入する。
本実施形態のマイクロチップ1では検体注入部113の下流の流路250は2方向に分岐し、検体を2分割するように構成されている。駆動液注入部110bから駆動液を注入すると、検体注入部113に注入されている検体は、検体注入部113と連通する流路250aaと流路250abを通ってそれぞれ検体収容部121a、121bに収容される。検体収容部121a、121bは所定量の検体を収容するために他の流路より溝が深くなっている。
検体収容部121a、121bの溝の深さは例えば1.5μm、液溜部140a、140bの溝の深さは例えば1μm、他の流路の溝の深さは例えば0.25μmである。
120a、120bは試薬類を収容する試薬収容部である。駆動液注入部110a、110cから駆動液を注入すると、試薬収容部120a、120bに収容された試薬は流路250に押し出されて、それぞれ下流の検体収容部121a、121bに注入される。検体と試薬が混合された混合液は、流路250caと流路250cbを通ってそれぞれ下流の検出部19a、19bに収容される。
検査装置82の内部で検出部19a、19bを加熱または吸熱して所定の温度で検体と試薬とを所定の時間反応させる。
検出部19a、19bは検体と試薬の反応を光学的に検出するために設けられ、所定量の検体と試薬を収容するために他の流路より溝が深くなっている。
検出部19a、19bの溝の深さは例えば1.5μm、他の流路の溝の深さは0.25μmである。検出部19a、19bに励起光を照射すると、検体と反応した試薬が蛍光を発光するので蛍光の光量を測定することにより反応結果を計測する。
次に、マイクロチップ1を構成する溝形成基板108と被覆基板109に用いる材料について説明する。
マイクロチップ1は、加工成形性、非吸水性、耐薬品性、耐候性、コストなどに優れていることが望まれており、マイクロチップ1の構造、用途、検出方法などを考慮して、マイクロチップ1の材料を選択する。その材料としては従来公知の様々なものが使用可能であり、個々の材料特性に応じて通常は1以上の材料を適宜組み合わせて、基板および流路エレメントが成形される。
検出部19において、呈色反応の生成物や蛍光物質などの検出を光学的に行うので、少なくとも被覆基板109のこの部位は光透過性の材料(例えばアルカリガラス、石英ガラス、透明プラスチック類)を用い、光が透過するようにする必要がある。
図3は、検査装置82の内部構成を説明するための斜視図である。なお、図3では説明を簡単にするためチップ搬送トレイ2を図示していない。
検査装置82は、温度調節ユニット152、検出ユニット15、駆動液ポンプ92、パッキン90、駆動液タンク91、送りネジ301、ジョイント302、モータ300などから構成される。図3のようにマイクロチップ1の面を温度調節ユニット152が密着している。また、図3はマイクロチップ1をパッキン90bに密着させている状態を示している。
以下、図3を用いて検査装置82の内部構成の例を説明する。
温度調節ユニット152とマイクロチップ1は、図示せぬ駆動部材により駆動され、紙面上下方向に移動可能である。初期状態において、駆動部材により温度調節ユニット152を、図3の状態からマイクロチップ1の厚み以上上昇させる。すると、マイクロチップ1は図3の矢印A方向に挿抜可能であり、チップ搬送トレイ2に載置されたマイクロチップ1は、フォトインタラプタなどを用いたチップ検知部95がマイクロチップ1を検知する所定の位置まで図示せぬ駆動部材により搬送される。
温度調節ユニット152は、ペルチェ素子、電源装置、温度制御装置などを内蔵し、発熱または吸熱を行ってマイクロチップ1の面を所定の温度に調整するユニットである。
次に、駆動部材により温度調節ユニット152とチップ搬送トレイ2に載置されたマイクロチップ1を下降させて、マイクロチップ1を温度調節ユニット152とパッキン90bに密着させる。
マイクロチップ1の検出部19では、検体と前記マイクロチップ1内に貯蔵された蛍光物質を含む試薬が反応し、励起光を照射すると蛍光をおこす。本実施形態では検出部19でおこる試薬の反応結果を検出ユニット15を用いて光学的に検出する。
図3に示すマイクロチップ1の例は、試薬の反応結果を測光する検出部19が図2のようにマイクロチップ1の内部に2つ設けられている。
2つの検出部19a、19bは、図3に示す直線Fに沿って配設されている。検出部19a、19bの位置に対応する被覆基板109の面には透明な窓がそれぞれ設けられており、窓を介して反応結果を光学的に検出できる。
検出ユニット15は、送りネジ301と螺合するネジ部を有し、送りネジ301が回転することにより図3の矢印B方向または逆方向に移動する。送りネジ301は直線Fと平行に配設されており、検出ユニット15が送りネジ301によって移動すると検出部19a、19bのそれぞれの中心部に、検出ユニット15の図示せぬ受光部161の光軸L1が一致するように配置されている。検出ユニット15は、所定の位置に移動した後、検出部19a、19bに順次励起光を照射し、蛍光物質が発光する蛍光を受光して電気信号を出力する。
送りネジ301はモータ300によりジョイント302を介して駆動される。モータ300は例えばパルスモータであり、パルスにより所定量回転する。モータ300は本発明の検出ユニット駆動手段である。第1位置検出部40、第2位置検出部41は検出ユニット15の待機位置と初期位置とを検出するために設けられた、例えば光学センサやホールセンサなどの位置検出センサである。
なお、検出ユニット15には回転防止用にガイド穴が設けられており、ガイド穴を貫通するガイド棒310に沿って移動する。ガイド棒310は送りネジ301と平行に配設されている。
また、本実施形態ではマイクロチップ1に検出部19が2つ設けられている場合について説明したが、この例に限定されるものではなく検出部19の数は1つ以上であればいくつでも良い。さらに、検出ユニット15を2つの検出部19の間を移動可能に構成する例を説明したが、それぞれの検出部19毎に検出ユニット15を固定して配置しても良い。
駆動液ポンプ92の吸込側には、パッキン90cが接続され、駆動液タンク91に充填された駆動液を吸い込むようになっている。一方、駆動液ポンプ92の吐出側にはパッキン90bが接続されていて、パッキン90cから吸い込んだ駆動液を、パッキン90bを介してマイクロチップ1の駆動液注入部110からマイクロチップ1内に形成された流路250に注入する。パッキン90bは駆動液ポンプ92とマイクロチップ1の間に挟まれ、駆動液ポンプ92の駆動液出口とパッキン90bの開口部と駆動液注入部110とは連通している。このように、駆動液ポンプ92から、連通しているパッキン90bを介して駆動液注入部110より駆動液を注入する。
図4は、本発明の第1の実施形態の検出ユニット15の断面図である。図4を用いて第1の実施形態の検出ユニット15の光学系を説明する。図4に示す断面は、検出ユニット15をレンズ155の光軸L1を通るように図3に示す矢印B方向に切断した断面である。
検出部19からの光を受光部161に集光する光学系は、例えばレンズ155、レンズ268、ダイクロイックミラー261、レンズ269、励起光カットフィルタ156、発光部160、受光部161、基板263、264などから構成される。励起光カットフィルタ156は、ダイクロイックミラー261に蒸着されていて、検出部19で発生する蛍光の波長を選択的に受光部161の方向に透過する。
発光部160から照射される光は、ダイクロイックミラー261で反射し、検出部19を照射する。検出部19で発生する蛍光は、励起光カットフィルタ156を介してダイクロイックミラー261を透過して受光部161に入射する。ダイクロイックミラー261に入射した光には励起光が多く含まれているので、ダイクロイックミラー261に設けた励起光カットフィルタ156によりできるだけ励起光の波長領域をカットし、蛍光の波長領域を受光部161に入射するようにしている。
なお、本実施形態では検出ユニット15を用いる例を説明するが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、発光部160と受光部161を検出部19を挟んで対向するように配置して検出部19を透過する励起光を検出しても良い。その場合、少なくとも被覆基板109と溝形成基板108の検出部19を構成する部分は励起光及び蛍光を透過する材料を用いる必要がある。
蛍光物質を励起する励起光と、蛍光の波長の差は数nm〜数10nmと非常に少ないため、励起光カットフィルタ156は、励起光と蛍光を分離するために急峻な遮断特性を持つ必要がある。図5を用いて励起光カットフィルタ156の分光特性について説明する。
図5(a)は、励起光と蛍光の分光特性の一例を示すグラフである。横軸は波長、縦軸は強度を示している。
図5(a)に示すR1は、発光部160として例えば主波長555nmのLEDを用いたときの励起光の分光特性の例である。このような分光特性の励起光を蛍光物質(例えばTAMRA)に照射すると図5(a)にR2で示す分光特性の蛍光を発光する。蛍光の主波長は580nmであり、励起光との主波長の差であるストークスシフトλsは25nmである。検出部19から出射した光にはこのように蛍光と主波長の近い励起光が含まれている。
図5(b)は励起光カットフィルタ156の分光反射特性の例を示すグラフである。図中のF1が励起光カットフィルタ156の分光反射特性であり、蛍光の波長領域を透過する一方、550nm以下の波長をほとんど透過しない遮断特性を有している。
このように励起光と蛍光の波長の差が少ないため励起光カットフィルタ156は励起光の波長領域も一部透過する。図5(b)の斜線部が励起光カットフィルタ156が透過する励起光の波長領域である。そのため検出部19で反射した励起光の一部が励起光カットフィルタ156を介して受光部161に入射する。
検出部19に混合液が充填されていないときは検出部19から反射する励起光が多く、混合液が検出部19に充填されると励起光の反射が減少する。検出部19に検体と試薬の混合液が充填された直後は、混合液がまだ蛍光反応をおこさないので励起光の反射光の変化を検出することにより混合液が到達したことを検知できる。
なお、本例は一例であり、使用する蛍光物質や励起光の波長に合わせて励起光カットフィルタ156の分光反射特性を決定すれば良い。
次に、図6を用いて検出部19に到達する混合液51を検出する方法を説明する。
図6(a)は検出部19の入り口部分に混合液51の先端が到達した状態であり、図6(b)は検出部19の出口付近まで混合液51の先端が到達した状態である。図中の領域30は、発光部160から励起光を照射する範囲であり、また受光部161が反射光を受光する範囲である。
図6(c)の受光部161の出力する電気信号Vの時間による変化を説明するグラフである。なお、本実施形態では受光部161の受光する光量が減少すると受光部161の出力する電気信号Vが減少するものとして説明する。
検出部19に混合液51が到達していないとき、受光部161の出力する電気信号はV2であり、領域30に占める混合液51の割合が増すと電気信号Vは徐々に減少し、混合液51の占める割合が100%になるとV1になる。このように、受光部161の出力する電気信号Vの変化から混合液51が検出部19に到達したことを検出できる。
図7は、本発明の第1の実施形態における検査装置80の回路ブロック図である。
制御部99は、CPU98(中央処理装置)とRAM97(Random Access Memory)、ROM96(Read Only Memory)等から構成され、不揮発性の記憶部であるROM96に記憶されているプログラムをRAM97に読み出し、当該プログラムに従って検査装置82の各部を集中制御する。
以下、いままでに説明した機能と同一機能を有する機能ブロックには同番号を付し、説明を省略する。
チップ検知部95はマイクロチップ1が規制部材に当接すると検知信号をCPU98に送信する。CPU98は検知信号を受信すると、機構駆動部32に指令し所定の手順でマイクロチップ1を下降または上昇させる。
ポンプ駆動部500は各マイクロポンプの圧電素子を駆動する駆動部である。ポンプ駆動制御部412はプログラムに基づいて、所定量の駆動液を注入または吸入するようにポンプ駆動部500を制御する。ポンプ駆動部500はポンプ駆動制御部412の指令を受けて、圧電素子を駆動する。
CPU98は所定のシーケンスで検査を行い、検査結果をRAM97に記憶する。検出ユニット駆動制御部411はモータ300を所定量回転させて、所定の検出部19を検査する位置まで検出ユニット15を移動させる。
到達検出部409は、受光部161が出力する電気信号から検出部19に混合液が到達したことを検出する。到達検出部409は、本発明の到達検出手段である。
光量算出部410は、受光部161の出力する電気信号から蛍光の光量を算出し検査結果とする。
検査結果は、操作部87の操作によりメモリカード501に記憶したり、プリンタ503によってプリントすることができる。
次に、本発明の第1の実施形態の検査システムによる検査の手順を図8〜図10を用いて説明する。
図8は本発明の第1の実施形態の検査システムが検査を行うメインルーチンを説明するフローチャート、図9は本発明の実施形態の検査装置80が液溜部に混合液の先頭部分が到達したことを検知するサブルーチンを説明するフローチャートである。図10は実施形態の検査装置80が反応測定を行うサブルーチンを説明するフローチャートである。
最初に図8のフローチャートの順に検査の概略の手順を説明する。
マイクロチップ1は、図3のように検査が可能な位置にセットされ、操作部87の操作によってCPUに検査の開始が指令されているものとする。また、検知基板21と検出ユニット22は図3に示す初期位置にあるものとする。
S201:キャリブレーションを行うステップである。
到達検出部409は、発光部160を発光させ、検出部19aまたは検出部19bから反射した光を受光部161が検出した出力信号を、所定の信号レベルと比較する。所定の信号レベルの範囲で無い場合、到達検出部409は発光部160に流す電流を増加または減少させて所定の信号レベルの範囲になるようキャリブレーションを行う。到達検出部409は、受光部161の出力信号がそれぞれ所定の信号レベルの範囲になると、そのときの出力電圧を基に混合液の到達を判定する閾値を決定しRAM97に記憶する。また、エラーフラッグを初期化し値を0にする。
S202:ポンプを始動するステップである。
ポンプ駆動制御部411は、ポンプ駆動部500に指令しマイクロポンプユニット75からマイクロチップ1に送液を行う。
S203:液到達を検知するステップである。
到達検出部409は、後に詳しく説明する液到達検知ルーチンをコールし、検出部19a、検出部19bに混合液が到達したことを検知して所定時間後にポンプの駆動を停止する。このステップでaチャンネル、bチャンネルの流路を流れる検体と試薬の混合液が検出部111a、検出部111bに充填された状態にすることができる。
S204:エラーフラッグを判定するステップである。
到達検出部409は、エラーフラッグを判定する。液到達検知ルーチンが所定時間内に正常終了した場合はエラーフラッグが0であり、液溜部140a、液溜部140bに混合液が充填された状態でマイクロポンプユニット75は停止している。一方、所定時間内に正常終了しなかった場合は、エラーフラッグが1になっている。
エラーフラッグが1の場合、(ステップS204;Yes)、ステップS205に進む。
S205:警告を表示するステップである。
制御部99は、表示部84にエラーの警告を表示し、検査装置80を停止する。
エラーフラッグが0の場合、(ステップS204;No)、ステップS213に進む。
S213:反応結果を測定するステップである。
所定の時間経過後、CPU98は反応測定ルーチンをコールし、検出部111a、検出部111bから反応結果を測定する。
第1の実施形態のメインルーチンの説明は以上である。
次に、図9のフローチャートを用いて液到達検知ルーチンを説明する。
以下の説明では、注入口110aから駆動液を注入するポンプをaチャンネルのポンプ、注入口110bから駆動液を注入するポンプをbチャンネルのポンプと呼ぶ。
S101:検出部19bからの反射光を測定するステップである。
検出ユニット駆動制御部411は、検出ユニット15を検出部19bから反射光を測定する位置に移動させる。到達検出部409は、発光部160を発光させ、検出部19bから反射した光を受光した受光部161の出力信号レベルを測定する。
S102:受光レベルと閾値とを比較するステップである。
到達検出部409は、受光部161の受光レベルに比例する出力信号レベルと、ステップS201でキャリブレーションを行ったときに求めた閾値と比較し、出力信号レベル<閾値か、否か、を判定する。
出力信号レベル<閾値の場合、(ステップS102;Yes)、ステップS103に進む。
S103:bチャンネルのポンプを停止するステップである。
ポンプ駆動制御部411は、所定時間後にbチャンネルのポンプを停止する。検出部19bの領域30に混合液の先頭部分が到達すると出力信号レベルは徐々に減少し、出力信号レベル<閾値になる。ポンプ駆動制御部411は出力信号レベル<閾値になったことを検知すると、検出部19bの未充填の部分に混合液を充填するため所定時間待ってからbチャンネルのポンプを停止し、検出部19bに混合液を満充填する。
出力信号レベル≧閾値の場合、(ステップS102;No)、ステップS104に進む。
S104:検出部19aからの反射光を測定するステップである。
到達検出部409は、発光部160を発光させ、検出部19aから反射した光を受光した受光部161の出力信号レベルを測定する。
S105:受光レベルと閾値とを比較するステップである。
到達検出部409は、検出部19aの受光レベルに比例する出力信号レベルと、ステップS201でキャリブレーションを行ったときに求めた閾値と比較し、出力信号レベル<閾値か、否か、を判定する。
出力信号レベル<閾値の場合、(ステップS105;Yes)、ステップS106に進む。
S106:aチャンネルのポンプを停止するステップである。
ポンプ駆動制御部411は、aチャンネルのポンプを停止する。検出部19aの領域30に混合液の先頭部分が到達すると出力信号レベルは徐々に減少し、出力信号レベル<閾値になる。ポンプ駆動制御部411は出力信号レベル<閾値を検知すると、検出部19aの未充填の部分に混合液を充填するため所定時間待ってからaチャンネルのポンプを停止し、検出部19aに混合液を満充填する。
出力信号レベル≧閾値の場合、(ステップS105;No)、ステップS107に進む。
S107:a、b両チャンネルのポンプが停止したか、否か、を判定するステップである。
ポンプ駆動制御部411は、a、b両チャンネルのポンプが停止したか、否か、を判定する。
a、b両チャンネルのポンプが停止した場合、(ステップS107;Yes)、処理を終了し元のルーチンに戻る。
aまたはbチャンネルのポンプが停止していない場合、(ステップS107;No)、ステップS108に進む。
S108:タイムアウトか、否か、を判定するステップである。
CPU98は、内部タイマーから経過時間を読み取り、タイムアウトの時間を経過したか、否か、を判定する。
タイムアウトの場合、(ステップS108;Yes)、ステップS109に進む。
S109:エラーフラッグを1にするステップである。
CPU98は、エラーフラッグを1にして元のルーチンに戻る。
タイムアウトではない場合、(ステップS108;No)、ステップS101に戻る。
タイムアウトでない場合は、処理を継続し検出部19に混合液が到達するのを待つ。
液到達ルーチンの説明は以上である。
次に、反応測定ルーチンについて図10のフローチャートの順に説明する。
S301:検出ユニット22を移動するステップである。
検出ユニット駆動制御部413は、検出ユニット駆動モータ61に所定の数のパルスを送り図4の矢印S2方向に検出ユニット22を移動させ、検出ユニット22が検出部19bの反応結果を検出する位置に停止させる。
S302:反応結果を測定するステップである。
所定の時間経過後、CPU98は、検出ユニット22の発光部160を発光させ、受光部161からの出力信号レベルを測定し、結果をRAM97に記憶する。
S303:検出ユニット22を移動するステップである。
検出ユニット駆動制御部413は、検出ユニット駆動検出ユニット駆動モータ61に所定の数のパルスを送り図3の矢印S2方向に検出ユニット22をさらに移動させ、検出部19aの反応結果を検出する位置に停止させる。
S304:反応結果を測定するステップである。
CPU98は、検出ユニット22の発光部160を発光させ、受光部161からの出力信号レベルを測定し、結果をRAM97に記憶する。
以上検査を終了し、検出ユニット駆動制御部413は、検出ユニット22を初期位置に戻す。
反応測定ルーチンの手順の説明は以上である。
図11は、本発明の第2の実施形態の検出ユニット15の断面図である。図11を用いて第2の実施形態の検出ユニット15の光学系を説明する。図11に示す断面は、検出ユニット15をレンズ155の光軸L2を通るように図3に示す矢印B方向に切断した断面である。
図11、図12は、第2の実施形態の受光部161に集光する光学系の一例を説明するための断面図である。図11、図12に示す断面は、検出ユニット15をレンズ155の光軸L1を通るように矢印B方向に切断した断面である。
図4で説明した光学系とほとんど同じ構成であるが、一部分に励起光カットフィルタ156が蒸着されたダイクロイックミラー193を用いて、ダイクロイックミラー193を軸170を中心に回転させることにより光路中に励起光カットフィルタ156を挿抜可能になるように構成されている。フィルタ駆動部280は、ベルトなどにより軸170と連結し、ダイクロイックミラー193を回転させて励起光カットフィルタ156を図12のように光路中に挿入する。フィルタ駆動部280は本発明のフィルタ駆動手段である。
なお、本実施形態ではダイクロイックミラー193の一部に励起光カットフィルタ156を蒸着し、ダイクロイックミラー193を回転させて励起光カットフィルタ156を挿抜する例を説明するが、この例に限らず別部材の励起光カットフィルタ156を光路中に挿抜しても良い。
図11は、励起光カットフィルタ156が光路中に挿入されていない状態であり、混合液の到達を検出するときに用いる。受光部161に集光する光学系は、例えばレンズ155、レンズ168、ダイクロイックミラー193、レンズ269、発光部160、受光部161、基板163、164などから構成される。
発光部160から照射される光は、ダイクロイックミラー193で反射し、検出部19を照明する。検出部19で反射した光は、レンズ155で集光され、ダイクロイックミラー193を透過してレンズ269を介して受光部161に入射する。
図12は、励起光カットフィルタ156が光路中に挿入された状態であり、反応結果を検出するときに用いる。
発光部160から照射される光は、ダイクロイックミラー193で反射し、検出部19を照射する。検出部19で発生する蛍光は、レンズ155で集光され、励起光カットフィルタ156を介してダイクロイックミラー193を透過して受光部161に入射する。
このように、本実施形態では混合液の到達を検出するときは励起光カットフィルタを退避させるので、励起光の波長成分のほとんどが受光部161に入射する。したがって、受光部161の出力する信号のS/N比が高く精度良く混合液の到達を検知できる。
図13は、本発明の第2の実施形態における検査装置82の回路ブロック図である。
第1の実施形態のブロック図との違いは、検出ユニット15にフィルタ駆動部280が設けられ、CPU98にフィルタ駆動部280を制御するフィルタ駆動制御部413が設けられている点である。その他は第1の実施形態と同様であり説明を省略する。
図14は本発明の第2の実施形態の検査システムによる検査を行うメインルーチンを説明するフローチャートである。第1の実施形態のメインルーチンとの違いは、励起光カットフィルタ156を挿抜するステップを加えた点であり、それ以外のステップは第1の実施形態と同じである。また、液到達ルーチンと反応測定ルーチンは図9、図10で説明したルーチンをそのまま利用できるので説明を省略する。
図14のフローチャートの順に検査の概略の手順を説明する。
マイクロチップ1は、図3のように検査が可能な位置にセットされ、操作部87の操作によってCPUに検査の開始が指令されているものとする。また、検知基板21と検出ユニット22は図3に示す初期位置にあるものとする。
S200:励起光カットフィルタ156を退避させるステップである。
フィルタ駆動部280は、ダイクロイックミラー193を回転させて励起光カットフィルタ156を図11のように光路中から退避させる。
S201:キャリブレーションを行うステップである。
到達検出部409は、発光部160を発光させ、検出部19aまたは検出部19bから反射した光を受光部161が検出した出力信号を、所定の信号レベルと比較する。所定の信号レベルの範囲で無い場合、到達検出部409は発光部160に流す電流を増加または減少させて所定の信号レベルの範囲になるようキャリブレーションを行う。到達検出部409は、受光部161の出力信号がそれぞれ所定の信号レベルの範囲になると、そのときの出力電圧を基に混合液の到達を判定する閾値を決定しRAM97に記憶する。また、エラーフラッグを初期化し値を0にする。
S202:ポンプを始動するステップである。
ポンプ駆動制御部411は、ポンプ駆動部500に指令しマイクロポンプユニット75からマイクロチップ1に送液を行う。
S203:液到達を検知するステップである。
到達検出部409は、後に詳しく説明する液到達検知ルーチンをコールし、検出部19a、検出部19bに混合液が到達したことを検知して所定時間後にポンプの駆動を停止する。このステップでaチャンネル、bチャンネルの流路を流れる検体と試薬の混合液が検出部111a、検出部111bに充填された状態にすることができる。
S204:エラーフラッグを判定するステップである。
到達検出部409は、エラーフラッグを判定する。液到達検知ルーチンが所定時間内に正常終了した場合はエラーフラッグが0であり、液溜部140a、液溜部140bに混合液が到達した状態でマイクロポンプユニット75は停止している。一方、所定時間内に正常終了しなかった場合は、エラーフラッグが1になっている。
エラーフラッグが1の場合、(ステップS204;Yes)、ステップS205に進む。
S205:警告を表示するステップである。
制御部99は、表示部84にエラーの警告を表示し、検査装置80を停止する。
エラーフラッグが0の場合、(ステップS204;No)、ステップS213に進む。
S210:励起光カットフィルタ156を挿入するステップである。
フィルタ駆動部280は、ダイクロイックミラー193を回転させて励起光カットフィルタ156を図12のように光路中に挿入する。
S213:反応結果を測定するステップである。
所定の時間経過後、CPU98は反応測定ルーチンをコールし、検出部111a、検出部111bから反応結果を測定する。
第2の実施形態のメインルーチンの説明は以上である。
以上このように、本発明によれば、簡単な構成で検出部に混合液が到達したことを検出することができる検査システムを提供することができる。
本発明の検査システム80に用いられる検査装置82の外観図である。 本発明の実施形態に係るマイクロチップ1の一例の外観図である。 検査装置82の内部構成を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施形態の検出ユニット15の断面図である。 励起光カットフィルタ156の分光特性について説明するグラフである。 検出部19に到達する混合液51を検出する方法を説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態における検査装置80の回路ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の検査システムが検査を行うメインルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の検査装置80が液溜部に混合液の先頭部分が到達したことを検知するサブルーチンを説明するフローチャートである。 実施形態の検査装置80が反応測定を行うサブルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の検出ユニット15の断面図である。(励起光カットフィルタ退避状態) 本発明の第2の実施形態の検出ユニット15の断面図である。(励起光カットフィルタ挿入状態) 本発明の第2の実施形態における検査装置80の回路ブロック図である。 本発明の第2の実施形態の検査システムが検査を行うメインルーチンを説明するフローチャートである。
符号の説明
1 マイクロチップ
15 検出ユニット
19 検出部
80 検査システム
82 検査装置
83 挿入口
84 表示部
87 操作ボタン
90 パッキン
92 駆動液ポンプ
110 駆動液注入口
113 検体注入部
121 検体収容部
152 温度調整ユニット
156 励起光カットフィルタ
160 発光部
161 受光部
193 ダイクロイックミラー
250 流路
280 フィルタ駆動部
300 モータ
301 送りネジ
302 ジョイント
409 到達検出部
410 光量算出部
413 フィルタ駆動制御部

Claims (3)

  1. マイクロチップの流路に貯蔵された検体と試薬とを移動させて検出部に充填し、発光部から該検出部に励起光を照射し、該検出部に充填された検体と試薬との混合液から発光する蛍光を受光した受光部の出力を測定する検査システムにおいて、
    前記検出部から反射、または前記検出部を透過した前記励起光を受光した前記受光部の出力に基づいて前記検出部に前記混合液が到達したことを検出する到達検出手段を有することを特徴とする検査システム。
  2. 前記検出部からの光を前記受光部に集光する光学系と、
    前記蛍光に比べて前記励起光の透過率が低い励起光カットフィルタと、
    前記励起光カットフィルタを前記光学系の光路中に挿抜するフィルタ駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記フィルタ駆動手段を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検出部から発光する蛍光を測定するときは前記励起光カットフィルタを前記光路中に挿入し、前記検出部に前記混合液が到達したことを検出するときは前記励起光カットフィルタを前記光路中から退避させることを特徴とする請求項1または2に記載の検査システム。
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