JP2009299777A - スピンドル装置及びスピンドル装置の製造方法 - Google Patents

スピンドル装置及びスピンドル装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータビルトインのスピンドル装置において、補助軸受のモータ軸に対する芯合わせを簡単に行う。
【解決手段】スピンドル装置1であって、前方側に回転具を取り付け可能な回転軸10と、回転軸10を中心軸上に収容し、当該回転軸10を軸エア受12を介して回転自在に支持する本体ハウジング13と、回転軸10の後方部に当該回転軸10と同軸上に固定されたモータ軸40を回転させて回転軸10を回転駆動するモータ部11と、モータ部11を収容するモータハウジング14と、モータ軸40を回転自在に支持する補助エア軸受15と、補助エア軸受15を収容する軸受ハウジング16とを有している。補助エア軸受15は、軸受ハウジング16の内周面に固定され、軸受ハウジング16の内周面には、補助エア軸受15の内周面と同心の環状の位置合わせ面Gが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピンドル装置及びスピンドル装置の製造方法に関する。
例えばシリコンウェハ、ガラス、セラミック等の脆性材の研削加工などには、一般的に工具を回転軸により回転させるスピンドル装置が用いられている。特にシリコンウェハ等の高精度の加工には、高回転精度、低振動等が要求され、このような加工には、モータを内蔵して直接駆動するモータビルトインのスピンドル装置が適している。
上記モータビルトインのスピンドル装置は、例えば前方側に工具を取り付け可能な回転軸を備えた本体ハウジングを有し、その本体ハウジングの後方側には、モータ部を内蔵するモータハウジングが固定されている。モータ部は、前記回転軸の後方部に固定されたモータ軸と、そのモータ軸の外周面に固定された環状のロータと、ロータの外周を囲むようにモータハウジングの内周面に固定された環状のステータを有している。モータ部は、給電によりロータとステータとの間に生じる電磁力を用いてモータ軸及び回転軸を回転させ、工具を回転させている(特許文献1参照)。
特開2006−336826号公報
しかしながら、上述のようなモータビルトインのスピンドル装置は、モータ部の出力を大きくしようとすると、モータ部の軸方向の寸法が長くなり、回転軸やモータ軸を含む回転部全体の寸法も長くなる。このため、その回転部の重量等により、本体ハウジングの軸受に大きなモーメントの負荷がかかり、例えば軸受が予め有する負荷容量(負荷に対する耐性)が低減し、また軸受の剛性も低下してしまう。軸受の負荷容量が低減すると、精度の高い安定した回転を行うことが難しくなる。
そこで、モータ部の後方側にモータ軸を回転自在に支持する補助軸受を設けて、剛性を上げつつ、負荷容量を増加させることが提案できる。しかしながら、この補助軸受とモータ軸の芯を合わせることは難しい。
仮にモータ軸と補助軸受の回転中心がずれている場合、期待していた負荷容量や剛性が得られないばかりか、モータ軸と補助軸受が衝突するカジリ事故が発生することも考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、上述のようなモータビルトインのスピンドル装置において、補助軸受のモータ軸に対する芯合わせを簡単に行えるようにすることをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、スピンドル装置であって、前方側に回転具を取り付け可能な回転軸と、前記回転軸を中心軸上に収容し、当該回転軸を軸受を介して回転自在に支持する本体ハウジングと、前記本体ハウジングの後方側に設けられ、前記回転軸の後方部に当該回転軸と同軸上に固定されたモータ軸を回転させて前記回転軸を回転駆動するモータ部と、前記本体ハウジングの後方部に固定され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、前記モータ部の後方側に設けられ、前記モータ軸を回転自在に支持する補助軸受と、前記モータハウジングの後方部に固定され、前記補助軸受を収容する軸受ハウジングと、を有し、前記補助軸受は、前記モータ軸が挿入される環状の内周面を有し、前記軸受ハウジングの内周面に固定され、前記軸受ハウジングの内周面の前記補助軸受が固定されていない位置又は前記軸受ハウジングの外周面には、前記補助軸受の内周面と同心の環状の位置合わせ面が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、軸受ハウジングの内周面又は外周面に、補助軸受の内周面と同心の環状の位置合わせ面が形成されているので、スピンドル装置の製造時に、軸受ハウジングの位置合わせ面を基準にして、例えば回転させた位置合わせ面に回転振れセンサを当てて、軸受ハウジングを、本体ハウジングと一体のモータハウジングに対し軸が一致するように固定することができる。これにより、軸受ハウジングの内周面に固定された補助軸受と、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸とが同心になる。このように、補助軸受のモータ軸に対する芯合わせを簡単に行うことができる。
上記スピンドル装置において、前記補助軸受を前記軸受ハウジングに固定した状態で、当該軸受ハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記軸受ハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記補助軸受の内周面とを同時加工することにより、前記位置合わせ面が形成されていてもよい。かかる場合、補助軸受の内周面と同心の環状の位置合わせ面を精度よく簡単に形成できる。
前記モータ部は、前記モータ軸の外周面に固定された環状のロータと、当該ロータに対向しモータハウジングの内周面に固定された環状のステータを有し、前記モータハウジングの内周面の前記ステータが固定されていない位置又は前記モータハウジングの外周面には、前記ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面が形成されていてもよい。かかる場合、モータハウジングの他の位置合わせ面を基準にして、例えば回転させた他の位置合わせ面に回転振れセンサを当てて、モータハウジングを本体ハウジングに対し軸が一致するように固定することができる。このため、モータハウジングと本体ハウジングの同軸性が向上し、そのモータハウジングに固定される軸受ハウジングと本体ハウジングとの同軸性も向上する。この結果、軸受ハウジングの補助軸受と、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸との芯合わせをより精度よく行うことができる。さらに、モータハウジングの内周面に固定されたステータと、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸やロータとの芯合わせも精度よく簡単に行うことができる。このため、ステータとロータの回転中心がずれた場合に生じる振動が低減され、モータ部の所望の出力が得られる。
また、前記ステータを前記モータハウジングに固定した状態で、当該モータハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記モータハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記ステータの内周面とを同時加工することにより、前記他の位置合わせ面が形成されていてもよい。かかる場合、ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面を精度よく簡単に形成できる。
上記スピンドル装置は、前記本体ハウジングの前方側に形成された開口部に設けられ、当該本体ハウジングの内周面との間に本体ハウジングの内部と外部を連通する隙間を形成し、前記回転軸により回転する回転体と、前記モータ部を冷却するための冷却用気体を前記モータハウジング内に導入するための気体導入部と、前記モータハウジング内に供給された前記冷却用気体を、前記本体ハウジングと前記回転体の前記隙間に供給し、当該隙間から前記本体ハウジングの外部に流出させるための気体流路と、をさらに有していてもよい。かかる場合、モータ部の冷却用気体を、回転体と本体ハウジングの隙間に供給し、当該隙間から本体ハウジングの外部に流出できるので、回転体と本体ハウジングの隙間から異物が侵入することを抑制できる。また、モータ部の冷却用気体を用いて異物の侵入を抑制できるので、新たに気体供給装置などを設ける必要がなく、スピンドル装置の構造の複雑化や高コスト化を抑制できる。なお、上記「回転体」は、回転軸と一体であっても別体であってもよい。
別の観点による本発明は、スピンドル装置の製造方法であって、本体ハウジング内の中心軸上に軸受を介して回転自在に支持された回転軸の後方部に、モータ部のモータ軸を、軸が一致するように固定する工程と、前記モータ部を収容するモータハウジングを、前記本体ハウジングの後方部に固定する工程と、補助軸受が内周面に固定された軸受ハウジングに対し、当該軸受ハウジングの内周面の前記補助軸受が固定されていない位置又は軸受ハウジングの外周面に、前記補助軸受の環状の内周面と同心の環状の位置合わせ面を形成する工程と、前記位置合わせ面を基準にして、前記軸受ハウジングを前記モータハウジングの後方部に対し、軸が一致するように固定して、前記補助軸受に前記モータ軸を回転自在に支持させる工程と、を有することを特徴とする。かかる場合、位置合わせ面を基準にして、軸受ハウジングが、本体ハウジングと一体のモータハウジングに対し軸が一致するように固定されるので、軸受ハウジングの内周面に固定された補助軸受と、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸とが同心になる。このように、補助軸受のモータ軸に対する芯合わせを容易に行うことができる。
上記スピンドル装置の製造方法において、前記補助軸受を前記軸受ハウジングに固定した状態で、当該軸受ハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記軸受ハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記補助軸受の内周面とを同時加工することにより、前記位置合わせ面を形成するようにしてもよい。かかる場合、補助軸受の内周面と同心の環状の位置合わせ面を精度よく簡単に形成できる。
前記軸受ハウジングを前記モータハウジングに仮止めし、当該軸受ハウジングを回転させて前記位置合わせ面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記軸受ハウジングを前記モータハウジングに固定するようにしてもよい。かかる場合、軸受ハウジングと、モータハウジング及び本体ハウジングとの同軸性が向上し、軸受ハウジングの補助軸受と、本体ハウジングの回転軸に同軸のモータ軸との芯合わせをより精度よく行うことができる。
前記補助軸受により支持される位置の前記モータ軸の外周面は、前記モータ軸と同心になるように加工されていてもよい。補助軸受により支持されるモータ軸の外周面とモータ軸との同軸性を向上できる。
また、前記モータ軸を前記回転軸に仮止めし、当該モータ軸を回転させて、前記補助軸受により支持される位置のモータ軸の外周面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記モータ軸を前記回転軸に固定するようにしてもよい。かかる場合、補助軸受により支持される位置のモータ軸の外周面と、モータ軸との同軸性を向上できる。
上記スピンドル装置の製造方法は、環状のステータが内周面に固定されたモータハウジングに対し、当該モータハウジングの内周面の前記ステータが固定されていない位置又はモータハウジングの外周面に、前記ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面を形成する工程をさらに有し、前記モータハウジングを本体ハウジングに固定する工程は、前記他の位置合わせ面を基準にして、前記モータハウジングと前記本体ハウジングが軸が一致するように固定し、前記モータ軸の外周面に固定されたロータと前記ステータを同心円状に対向配置するようにしてもよい。かかる場合、当該他の位置合わせ面を基準にして、モータハウジングと本体ハウジングを軸が一致するように固定することができる。このため、モータハウジングと本体ハウジングの同軸性が向上し、そのモータハウジングに固定される軸受ハウジングと本体ハウジングとの同軸性も向上する。この結果、軸受ハウジングの補助軸受と、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸との芯合わせをより精度よく行うことができる。さらに、モータハウジングの内周面に固定されたステータと、本体ハウジングの回転軸と同軸のモータ軸やロータとの芯合わせも精度よく簡単に行うことができる。このため、ステータとロータの回転中心がずれた場合に生じる振動が低減され、モータ部の所望の出力が得られる。
前記ステータを前記モータハウジングに固定した状態で、当該モータハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記モータハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記ステータの内周面とを同時加工することにより、前記他の位置合わせ面を形成するようにしてもよい。かかる場合、ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面を精度よく簡単に形成できる。
前記モータハウジングを前記本体ハウジングに仮止めし、当該モータハウジングを回転させて前記他の位置合わせ面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記モータハウジングを前記本体ハウジングに固定するようにしてもよい。かかる場合、モータハウジングと本体ハウジングとの同軸性が向上し、モータハウジングのステータと、本体ハウジングの回転軸に同軸のモータ軸及びロータとの芯合わせをより正確に行うことができる。
前記ロータの外周面は、前記モータ軸と同心になるように加工されていてもよい。かかる場合、ロータの外周面とモータ軸との同軸性を向上できる。
本発明によれば、スピンドル装置において、補助軸受とモータ軸の芯合わせを簡単に行うことができるので、高出力で高精度の回転を実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るスピンドル装置1の構成の概略を示す説明図である。
スピンドル装置1は、前方側に回転具としての工具Aを取り付け可能な回転軸10と、回転軸10の後方側に設けられ、回転軸10を回転駆動するモータ部11と、回転軸10をエア軸受12を介して回転自在に支持する本体ハウジング13と、本体ハウジング13の後方部に固定され、モータ部11を収容するモータハウジング14と、モータハウジング14の後方側に設けられ、モータ部11の後述するモータ軸40を回転自在に支持する補助エア軸受15と、モータハウジング14の後方部に固定され、補助エア軸受15を収容する軸受ハウジング16を有している。
本体ハウジング13は、例えば両端に開口部を有する円筒状に形成され、その中心軸P上に回転軸10を収容している。回転軸10は、前方端部に径の大きい回転体としての前方フランジ10aを有している。この前方フランジ10aは、本体ハウジング13の前方部を構成するシールリング部13aの開口部Bに位置し、シールリング部13aの内周面と前方フランジ10aの外周面との間には、隙間Dが形成されている。また、シールリング部13aの内周面には、前方フランジ10aの外周面に近づくように内側に突出した環状の突条部20が形成されている。この突条部20の内周面には、環状の凹部20aが形成されている。前方フランジ10aの前面側には、工具Aを取り付けることができる。
回転軸10は、後方端部にも径の大きい後方フランジ10bを有している。エア軸受12は、前方フランジ10aと後方フランジ10bとの間であって、本体ハウジング13の内周面と回転軸10の外周面との間に介在されている。エア軸受12は、回転軸10の軸方向に2つ並列して設けられている。本体ハウジング13の壁内には、外部からエア軸受12に軸受用エアを供給する軸受用エア供給流路30が形成されている。この軸受用エアの供給により、エア軸受12と回転軸10との間の隙間Cに軸受用エアが供給され、回転軸10が、本体ハウジング13の中心軸P上でエア軸受12に非接触で支持されて回転できる。また、本体ハウジング13には、空間Hからシールリング部13aの内周面に通じるエア流路31が形成されている。このエア流路31により、エア軸受12から排出された軸受用エアを前方フランジ10aとシールリング部13aとの隙間Dに供給できる。
モータハウジング14は、両端が開口した円筒状に形成され、その内部にモータ部11が設けられている。
モータ部11は、例えば回転軸10の後方部に当該回転軸10の同軸上に固定されたモータ軸40と、モータ軸40の外周面に固定された環状のロータ41と、ロータ41に対向しモータハウジング14の内周面に固定された環状のステータ42を有している。
ロータ41は、モータ軸40に圧入固定され、そのモータ軸40は、例えばボルト等により、回転軸10の後方フランジ10bの後面に回転軸10と同軸になるように固定されている。ロータ41の外周面41aは、モータ軸40と一体で同時加工されており、モータ軸40と同心になっている。
ステータ42は、モータハウジング14の内周面であって、ロータ41と対向する位置に圧入固定されている。
モータ軸40は、例えばロータ41より後方側にスリーブ40aを有している。スリーブ40aは、モータ軸40の他の部分より径が大きい環状に形成され、例えばモータ軸40上の補助エア軸受15により支持される位置に圧入固定されて形成されている。スリーブ40aの外周面40bは、例えば加工機によりモータ軸40の本体と一体で同時加工されており、モータ軸40の本体と同心になっている。
モータハウジング14は、例えばボルト等により本体ハウジング13の後方端部に固定されている。また、モータハウジング14のステータ42と接触する内周面には、周方向に環状の溝50が形成されている。溝50には、モータハウジング14の外部に通じる冷却水流入孔51と、冷却水流出孔52が接続されている。これらの溝50、冷却水流入孔51及び冷却水流出孔52により、冷却水の流路が形成され、外部の冷却水を冷却水流入孔51から流入し、溝50を通過させてモータ部11を冷却し、冷却水流出孔52から排出することができる。
軸受ハウジング16は、例えば両端が開口した円筒状の本体部16aと、本体部16aの後方の開口部を覆う円盤部16bを有している。
補助エア軸受15は、軸受ハウジング16の本体部16aの内周面に固定されている。補助エア軸受15は、モータ軸40のスリーブ40aの外周面40bを覆う環状の内周面15aを有している。補助ハウジング16の本体部16aの壁内には、外部から補助エア軸受15に軸受用エアを供給する軸受用エア供給流路55が形成されている。この軸受用エアの供給により、補助エア軸受15とスリーブ40aとの間に軸受用エアが供給され、モータ軸40が補助エア軸受15に非接触で支持されて回転できる。
補助ハウジング16の本体部16aの内周面の後方端部には、環状の位置合わせ面Gが形成されている。この位置合わせ面Gは、補助エア軸受15の内周面15aと一体に同時加工されている。つまり、位置合わせ面Gは、本体部16aの内周面に補助エア軸受15を固定した状態で、当該本体部16aを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、補助エア軸受15の内周面15aと本体部16aの内周面の後方端部とを同時に一体に同時加工することにより形成されている。したがって、位置合わせ面Gは、補助エア軸受15の内周面15aと同心になっている。
次に、以上のように構成されたスピンドル装置1の製造方法について説明する。まず、例えば図2に示すように回転軸10が、本体ハウジング13の中心軸P上にエア軸受12により支持された状態で固定される。このとき、回転軸10と本体ハウジング13の同軸性が確保されており、この同軸の回転軸10と本体ハウジング13が芯合わせの基準となる。一方、モータ軸40は、スリーブ40aとロータ41を圧入固定した状態で、外周面が一体的に加工され、スリーブ40aの外周面40bとロータ41の外周面41aは、モータ軸40と同心になっている。
そして、本体ハウジング13の回転軸10の後方部に、モータ軸40が固定される。このモータ軸40の固定作業は、図3に示すようにまず、モータ軸40がボルト等により回転軸10に仮止めされる。そして、次に例えばモータ軸40のスリーブ40aの外周面40bに回転振れセンサFが当接され、モータ軸40が回転されてスリーブ40aの外周面40bの回転振れが検出される。そして、当該回転振れが最小になるように、回転軸10に対するモータ軸40の固定位置が調整される。こうして、芯合わせの基準となる回転軸10に対し、モータ軸40のスリーブ40aが軸が一致するように固定される。
次に、図4に示すように芯合わせの基準となる本体ハウジング13の後方端部に、モータハウジング14が固定される。このとき、モータハウジング14は、本体ハウジング13に対し、軸が一致するように固定される。これにより、ステータ42とロータ41が同心円状に対向配置される。
一方、図5に示すように軸受ハウジング16の本体部16aには、補助エア軸受15の内周面15aと同心の環状の位置合わせ面Gが形成される。この位置合わせ面Gは、上述のように補助エア軸受15が固定された本体部16aを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、補助エア軸受15の内周面15aと本体部16aの内周面の後方端部とを一体で同時に加工することにより形成される。
そして、当該軸受ハウジング16が、本体ハウジング13と同軸のモータハウジング14の後方端部に固定される。この軸受ハウジング16の固定作業は、図6に示すようにまず、円盤部16bを取り外した状態の軸受ハウジング16(本体部16a)がボルト等によりモータハウジング14に仮止めされる。次に、本体部16aの位置合わせ面Gに回転振れセンサFが当接される。その後、回転振れセンサFが当接した状態で、モータ軸40と回転軸10を固定して、本体ハウジング13、モータハウジング14及び本体部16aが一体に回転され、位置合わせ面Gの回転振れが検出される。そして、当該回転振れが最小になるように、本体部16aがモータハウジング14に固定される。こうして、本体部16aが、芯合わせの基準となる本体ハウジング13とモータハウジング14に対し、軸が一致するように固定され、モータ軸40のスリーブ40aが補助エア軸受15に回転自在に支持される。その後、図1に示したように位置合わせ面Gのある本体部16aの後方端部に、ボルト等により円盤部16bが固定される。
以上の実施の形態によれば、軸受ハウジング16の内周面に、補助エア軸受15の内周面15aと同心の環状の位置合わせ面Gが形成されているので、スピンドル装置の製造時に、当該位置合わせ面Gを基準にして、軸受ハウジング16を、本体ハウジング13と一体のモータハウジング14に対し軸が一致するように固定することができる。これにより、軸受ハウジング16に固定された補助エア軸受15と、本体ハウジング13の回転軸10に同軸に固定されたモータ軸40のスリーブ40aとの回転中心が一致する。このように、補助エア軸受15のモータ軸40に対する芯合わせを簡単に行うことができる。
また、以上の実施の形態では、スピンドル装置1において、補助エア軸受15を軸受ハウジング16に固定した状態で、軸受ハウジング16を加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、補助エア軸受15の内周面15aと、軸受ハウジング16の内周面の一部とを同時加工することにより、位置合わせ面Gが形成されている。このため、補助エア軸受15の内周面15aと同心の環状の位置合わせ面Gを精度よく簡単に形成できる。
また、以上の実施の形態では、スピンドル装置1を製造する際に、軸受ハウジング16をモータハウジング14に仮止めし、当該軸受ハウジング16を回転させて位置合わせ面Gの回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、軸受ハウジング16をモータハウジング14に固定するようにしている。このため、軸受ハウジング16、モータハウジング14及び本体ハウジング13の同軸性が向上し、補助エア軸受15のモータ軸40に対する芯合わせを精度よく行うことができる。
モータ軸40のスリーブ40aの外周面40bが、モータ軸40と同心になるように加工されているので、補助エア軸受15に支持される位置のスリーブ40aの外周面40bとモータ軸40との同軸性が向上されている。また、モータ軸40を回転軸10に仮止めし、当該モータ軸40を回転させてスリーブ40aの外周面40bの回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、モータ軸40を回転軸10に固定するようにしている。このため、モータ軸40のスリーブ40aの外周面40bと回転軸10との同軸性が向上されている。したがって、本体ハウジング13と回転軸10に固定されている補助エア軸受15とモータ軸40との芯合わせをより精度よく行うことができる。
以上の実施の形態において、モータハウジング14の内周面のステータ42が固定されていない位置に、ステータ42の内周面と同心の環状の他の位置合わせ面を形成するようにしてもよい。以下、かかる場合の一例を説明する。
例えば図7に示すようにモータハウジング14には、ステータ42の内周面42aと同心の環状の位置合わせ面Eが形成される。この位置合わせ面Eは、ステータ42が固定されたモータハウジング14を加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、ステータ42の内周面42aとモータハウジング14の内周面の後方端部とを一体で同時に加工することにより形成される。
そして、モータハウジング14が本体ハウジング13の後方端部に固定される際には、図8に示すようにまず、モータハウジング14がボルト等により本体ハウジング13に仮止めされる。次に、モータハウジング14の位置合わせ面Eに回転振れセンサFが当接される。その後、回転振れセンサFが当接した状態で、モータ軸40と回転軸10が固定され、本体ハウジング13とモータハウジング14が一体に回転され、位置合わせ面Eの回転振れが検出される。そして、当該回転振れが最小になるように、モータハウジング14が本体ハウジング13に固定される。こうして、芯合わせの基準となる本体ハウジング13に対し、モータハウジング14が軸が一致するように固定される。その後、位置合わせ面Eのあるモータハウジング14の後方端部に、上述のように軸受ハウジング16が固定される。
この例によれば、モータハウジング14の内周面に、ステータ42の内周面42aと同心の環状の位置合わせ面Eが形成されているので、スピンドル装置の製造時に、当該位置合わせ面Eを基準にして、当該位置合わせ面Eに回転振れセンサFを当てて、モータハウジング14を本体ハウジング13に対し軸が一致するように固定することができる。 このため、モータハウジング14と本体ハウジング13の同軸性が向上し、そのモータハウジング14に固定される軸受ハウジング16と本体ハウジング13との同軸性も向上する。この結果、軸受ハウジング16の補助軸受15と、本体ハウジング13の回転軸10と同軸のモータ軸40との芯合わせをより精度よく行うことができる。さらに、モータハウジング14の内周面に固定されたステータ42と、本体ハウジング13の回転軸10に同軸のモータ軸10やロータ41との芯合わせも精度よく簡単に行うことができる。このため、ステータ42とロータ41の回転中心がずれた場合に生じる振動が低減され、モータ部11の所望の出力が得られる。
また、以上の実施の形態では、スピンドル装置1において、ステータ42をモータハウジング14に固定した状態で、モータハウジング14を加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、ステータ42の内周面42aと、モータハウジング14の内周面の一部とを同時加工することにより、位置合わせ面Eが形成されている。このため、ステータ42の内周面42aと同心の環状の位置合わせ面Eを精度よく簡単に形成できる。
また、以上の実施の形態では、スピンドル装置1を製造する際に、モータハウジング14を本体ハウジング13に仮止めし、当該モータハウジング14を回転させて位置合わせ面Gの回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、モータハウジング14を本体ハウジング13に固定するようにしている。このため、モータハウジング14と本体ハウジング13との同軸性が向上し、補助エア軸受15とモータ軸40の芯合わせやステータ42とロータ41との芯合わせをより正確に行うことができる。
ロータ41の外周面41aは、モータ軸40と同心になるように加工されているので、ロータ41の外周面41aとモータ軸40との同軸性が向上されている。この結果、本体ハウジング13や回転軸10を基準に固定されているステータ42とロータ41との芯合わせをより正確に行うことができる。
以上の実施の形態で記載したスピンドル装置1は、モータ部11を冷却するための冷却用気体をモータハウジング14内に導入するための気体導入部と、モータハウジング14内に供給された冷却用気体を、本体ハウジング13のシールリング部13aと前方フランジ10aの隙間Dに供給し、当該隙間Dから本体ハウジング13の外部に流出させるための気体流路と、をさらに備えていてもよい。
図9は、かかる一例を示すものであり、例えば後方フランジ10bとモータ部11との間のモータハウジング14の内周面には、冷却用気体としての冷却用エアの導入を行う環状のエア導入リング60が設けられている。エア導入リング60の内部には、外周面から中心方向に延びてその後モータ部11のある後方側の側面に連通するエア導入流路61が形成されている。モータハウジング14の壁内には、エア導入流路61に通じるエア導入孔62が形成されている。これにより、外部からエア導入孔62とエア導入リング60のエア導入流路61を通じて、モータハウジング14の内部に冷却用エアを供給できる。また、冷却用エアをモータ部11の前方側から後方側に向けて供給できる。なお、本実施の形態では、例えばエア導入リング60とエア導入孔62により気体導入部が構成されている。
さらにモータハウジング14の内周面のモータ部11よりも後方側には、エア流路70のエア流入口70aが形成されている。エア流路70は、モータハウジング14と本体ハウジング13の壁内を通って前方側のエア流路31に合流している。これにより、モータハウジング14内の冷却用エアをエア流入口70aから流入し、エア流路70とエア流路31を通ってシールリング部13aの内側に供給し、前方フランジ10aと突条部20との隙間Dから本体ハウジング13の外部に冷却用エアを流出できる。なお、本実施の形態では、エア流路70、31により、気体流路が形成されている。
また、シールリング部13aには、突条部20の内周面の凹部20aから外周面に通じるドレイン抜き穴80が形成されている。これにより、何らかの原因で研削水等の異物がシールリング部13aの内部に侵入した場合には、ドレイン抜き穴80を通じて異物を除去できる。
この例によれば、モータ部11の冷却用気体を、前方フランジ10aとシールリング部13aの隙間Dに供給し当該隙間Dから本体ハウジング13の外部に流出させるので、例えば工具Aによる研削加工で用いられる研削水等の異物が隙間Dを通じて本体ハウジング13の内部に侵入することを抑制できる。これにより、研削水に含まれる切粉が本体ハウジング13の内部に侵入しエア軸受12やモータ部11を破損することを防止できる。また、モータ部11の冷却用エアを用いて本体ハウジング13の内部への異物の侵入を抑制するので、新たにエアの供給装置等を設ける必要がなく、スピンドル装置1の構成の複雑化、高コスト化を抑制できる。
なお、以上の実施の形態では、エア流路70がモータハウジング14の壁内や本体ハウジング13の壁内を通過していたが、モータハウジング14や本体ハウジング13の外部を通るようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、位置合わせ面Gが軸受ハウジング16の内周面の後端部に形成されていたが、補助エア軸受15が固定されている位置以外であれば、軸受ハウジング16の内周面の他の位置に形成されていてもよいし、軸受ハウジング16の外周面に形成されていてもよい。また、上記実施の形態では、位置合わせ面Eがモータハウジング14の内周面の後端部に形成されていたが、ステータ42が固定されている位置以外であれば、モータハウジング14の内周面の他の位置に形成されていてもよいし、モータハウジング14の外周面に形成されていてもよい。
スピンドル装置の構成の概略を示す説明図である。 本体ハウジングとモータ軸を示す説明図である。 モータ軸のスリーブの外周面に回転振れセンサを接触させた状態を示す説明図である。 モータハウジングを本体ハウジングに取り付けた状態を示す説明図である。 軸受ハウジングの本体部の構成を示す説明図である。 軸受ハウジングの位置合わせ面に回転振れセンサを接触させた状態を示す説明図である。 モータハウジングの構成を示す説明図である。 モータハウジングの位置合わせ面に回転振れセンサを接触させた状態を示す説明図である。 スピンドル装置の他の構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 スピンドル装置
10 回転軸
11 モータ部
12 エア軸受
13 本体ハウジング
14 モータハウジング
15 補助エア軸受
16 軸受ハウジング
40 モータ軸
40a スリーブ
41 ロータ
42 ステータ
A 工具
G 位置合わせ面

Claims (14)

  1. スピンドル装置であって、
    前方側に回転具を取り付け可能な回転軸と、
    前記回転軸を中心軸上に収容し、当該回転軸を軸受を介して回転自在に支持する本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの後方側に設けられ、前記回転軸の後方部に当該回転軸と同軸上に固定されたモータ軸を回転させて前記回転軸を回転駆動するモータ部と、
    前記本体ハウジングの後方部に固定され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、
    前記モータ部の後方側に設けられ、前記モータ軸を回転自在に支持する補助軸受と、
    前記モータハウジングの後方部に固定され、前記補助軸受を収容する軸受ハウジングと、を有し、
    前記補助軸受は、前記モータ軸が挿入される環状の内周面を有し、前記軸受ハウジングの内周面に固定され、
    前記軸受ハウジングの内周面の前記補助軸受が固定されていない位置又は前記軸受ハウジングの外周面には、前記補助軸受の内周面と同心の環状の位置合わせ面が形成されていることを特徴とする、スピンドル装置。
  2. 前記補助軸受を前記軸受ハウジングに固定した状態で、当該軸受ハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記軸受ハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記補助軸受の内周面とを同時加工することにより、前記位置合わせ面が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のスピンドル装置。
  3. 前記モータ部は、前記モータ軸の外周面に固定された環状のロータと、当該ロータに対向しモータハウジングの内周面に固定された環状のステータを有し、
    前記モータハウジングの内周面の前記ステータが固定されていない位置又は前記モータハウジングの外周面には、前記ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のスピンドル装置。
  4. 前記ステータを前記モータハウジングに固定した状態で、当該モータハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記モータハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記ステータの内周面とを同時加工することにより、前記他の位置合わせ面が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載のスピンドル装置。
  5. 前記本体ハウジングの前方側に形成された開口部に設けられ、当該本体ハウジングの内周面との間に本体ハウジングの内部と外部を連通する隙間を形成し、前記回転軸により回転する回転体と、
    前記モータ部を冷却するための冷却用気体を前記モータハウジング内に導入するための気体導入部と、
    前記モータハウジング内に供給された前記冷却用気体を、前記本体ハウジングと前記回転体の前記隙間に供給し、当該隙間から前記本体ハウジングの外部に流出させるための気体流路と、をさらに有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のスピンドル装置。
  6. スピンドル装置の製造方法であって、
    本体ハウジング内の中心軸上に軸受を介して回転自在に支持された回転軸の後方部に、モータ部のモータ軸を、軸が一致するように固定する工程と、
    前記モータ部を収容するモータハウジングを、前記本体ハウジングの後方部に固定する工程と、
    補助軸受が内周面に固定された軸受ハウジングに対し、当該軸受ハウジングの内周面の前記補助軸受が固定されていない位置又は軸受ハウジングの外周面に、前記補助軸受の環状の内周面と同心の環状の位置合わせ面を形成する工程と、
    前記位置合わせ面を基準にして、前記軸受ハウジングを前記モータハウジングの後方部に対し、軸が一致するように固定して、前記補助軸受に前記モータ軸を回転自在に支持させる工程と、を有することを特徴とする、スピンドル装置の製造方法。
  7. 前記補助軸受を前記軸受ハウジングに固定した状態で、当該軸受ハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記軸受ハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記補助軸受の内周面とを同時加工することにより、前記位置合わせ面を形成することを特徴とする、請求項6に記載のスピンドル装置の製造方法。
  8. 前記軸受ハウジングを前記モータハウジングに仮止めし、当該軸受ハウジングを回転させて前記位置合わせ面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記軸受ハウジングを前記モータハウジングに固定することを特徴とする、請求項6又は7に記載のスピンドル装置の製造方法。
  9. 前記補助軸受により支持される位置の前記モータ軸の外周面は、前記モータ軸と同心になるように加工されていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載のスピンドル装置の製造方法。
  10. 前記モータ軸を前記回転軸に仮止めし、当該モータ軸を回転させて、前記補助軸受により支持される位置のモータ軸の外周面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記モータ軸を前記回転軸に固定することを特徴とする、請求項9に記載のスピンドル装置の製造方法。
  11. 環状のステータが内周面に固定されたモータハウジングに対し、当該モータハウジングの内周面の前記ステータが固定されていない位置又はモータハウジングの外周面に、前記ステータの内周面と同心の環状の他の位置合わせ面を形成する工程をさらに有し、
    前記モータハウジングを本体ハウジングに固定する工程は、前記他の位置合わせ面を基準にして、前記モータハウジングと前記本体ハウジングが軸が一致するように固定し、前記モータ軸の外周面に固定されたロータと前記ステータを同心円状に対向配置することを特徴とする、請求項6〜10のいずれかに記載のスピンドル装置の製造方法。
  12. 前記ステータを前記モータハウジングに固定した状態で、当該モータハウジングを加工機の回転軸に固定し、当該加工機により、前記モータハウジングの内周面又は外周面の少なくとも一部と、前記ステータの内周面とを同時加工することにより、前記他の位置合わせ面を形成することを特徴とする、請求項11に記載のスピンドル装置の製造方法。
  13. 前記モータハウジングを前記本体ハウジングに仮止めし、当該モータハウジングを回転させて前記他の位置合わせ面の回転振れを検出し、当該回転振れが最小になるように、前記モータハウジングを前記本体ハウジングに固定することを特徴とする、請求項11又は12に記載のスピンドル装置の製造方法。
  14. 前記ロータの外周面は、前記モータ軸と同心になるように加工されていることを特徴とする、請求項11〜13のいずれかに記載のスピンドル装置の製造方法。
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