JP2009297913A - Ballpoint pen - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ボールペンに関する。詳細には、筆記時、筆記圧でボールペンチップが軸筒に対して撓み変形可能なボールペンに関する。 The present invention relates to a ballpoint pen. More specifically, the present invention relates to a ballpoint pen in which a ballpoint pen tip can bend and deform with respect to a shaft tube at the time of writing.
従来この種のボールペンにおいて、特許文献1には、金属製のボールペンチップを合成樹脂製のチップホルダーに固着させ前記チップホルダーをインキ収容筒前部に固着させてなるボールペンレフィールと、前記ボールペンレフィールを内部に収容させ前記ボールペンチップを先端孔から突出させる軸筒とからなり、前記チップホルダー外周が前記軸筒の先端部内壁と圧接保持されてなるボールペンにおいて、前記チップホルダーのボールペンチップ固着部91外周と、軸筒の先端部内壁とが非接触状態にあることが記載され、また、ボールペンチップ固着部91後方のチップホルダー外周を、軸筒の先端部内壁に圧接保持させてなることが記載され、さらには、軸筒が、前軸と後軸とからなり、前記前軸が、先端部にボールペンチップが突出される先端孔とチップホルダー外周が圧接される内壁部を備えるとともに、後軸前部に螺着されてなることが記載されている。
Conventionally, in this type of ballpoint pen, Patent Document 1 discloses a ballpoint pen feeler in which a metal ballpoint pen tip is secured to a synthetic resin tip holder and the tip holder is secured to the front portion of an ink containing cylinder, and In a ballpoint pen that is housed inside and has a shaft cylinder that projects the ballpoint pen tip from the tip hole, and the tip holder outer periphery is held in pressure contact with the inner wall of the tip end portion of the shaft cylinder, the outer periphery of the ballpoint pen
また、特許文献2には、ボールペンチップがインキ収容筒にチップホルダーを介して取り付けられたボールペンレフィールを軸筒内に収容し、該軸筒の先端孔より前記ボールペンチップを突出させたボールペンにおいて、前記チップホルダーを合成樹脂により構成するとともに、前記先端孔をストレート状に貫設し、前記先端孔内壁に前記チップホルダーの前部を圧接させてなるボールペンが記載されている。
前記特許文献1のボールペンは、一定のソフトな筆記感が得られるとしても、ユーザーが、例えば、もう少し硬い筆記感を得たい場合、あるいは、もう少しソフトな筆記感を得たい場合、筆記時のボールペンチップの軸筒に対する撓み変形量を、好みに合わせて自由に調節し、好みの柔らかさの筆記感を得ることはできない。また、前記特許文献1のボールペンは、前軸と後軸との螺合を緩めると、筆記時、ボールペンチップが前後にがたつき、好みの柔らかさの筆記感を適正に維持することができない。 The ballpoint pen of the above-mentioned patent document 1 has a certain soft writing feeling, but if the user wants a slightly harder writing feeling, or wants a slightly softer writing feeling, for example, It is not possible to freely adjust the amount of deformation of the tip with respect to the shaft tube in accordance with the preference and obtain a writing feeling with the desired softness. Further, in the ballpoint pen of Patent Document 1, when the front shaft and the rear shaft are loosened, the ballpoint pen tip rattles back and forth during writing, and the writing feeling of the desired softness cannot be properly maintained. .
また、特許文献2のボールペンは、ボールペンレフィルの軸方向の寸法ばらつきを吸収し、ボールペンレフィルを軸筒に確実に圧入保持するものであり、ユーザーが筆記感の柔らかさを自由に調節することは困難である。
In addition, the ballpoint pen of
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ユーザーが好みの柔らかさの筆記感を得ることができ、しかも、ユーザーの好みの柔らかさの筆記感を適正に維持できるボールペンを提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはボールペンチップ側を指し、「後」とは反対側を指す。 The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and provides a ballpoint pen that allows a user to obtain a writing feeling with a softness desired by the user and that can appropriately maintain the writing feeling with a softness desired by the user. It is something to be offered. In the present invention, “front” refers to the ball-point pen side, and “rear” refers to the opposite side.
[1]本願の第1の発明は、金属製のボールペンチップ8を合成樹脂製のチップホルダー9に固着させ前記チップホルダー9をインキ収容筒10の前部に固着させてなるボールペンレフィル7と、前記ボールペンレフィル7を内部に収容させ前記ボールペンチップ8を先端孔41から突出させる軸筒2とからなり、前記チップホルダー9のチップ固着部91後方の外周を前記軸筒2の先端部内壁に圧接し、非筆記時、前記チップ固着部91外周と軸筒2の先端部内壁とを非接触状態にし、筆記時、筆記圧でボールペンチップ8を軸筒2に対して撓み変形可能としたボールペンであって、軸筒2の先端孔41内壁に、筆記時にボールペンチップ8の外周またはチップホルダー9のチップ固着部91外周に接触し、ボールペンチップ8の軸筒2に対する撓み変形量を規制する規制部42を設け、前記規制部42後方の軸筒2の先端部内壁にストレート状内面43を設け、前記チップ固着部91後方のチップホルダー9外壁に、前記ストレート状内面43と前後方向の摺動可能に圧接する圧接部92を設け、前記規制部42と前記圧接部92先端との軸方向の距離L1を可変とする調節機構12を設けたことを要件とする。
[1] The first invention of the present application is a
前記第1の発明のボールペン1は、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1を可変とする調節機構12を設けたことにより、ユーザーが、調節機構12を操作し、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離を調節することによって、筆記時のボールペンチップ8の軸筒2に対する撓み変形量を、好みに合わせて自由に調節し、好みの柔らかさの筆記感を得ることができる。
In the ballpoint pen 1 according to the first aspect of the present invention, the
前記第1の発明のボールペン1は、例えば、ユーザーが、調節機構12を操作することにより、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1を比較的短く設定した場合、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的広く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して大きく撓み変形可能となり、筆記時、比較的ソフトな筆記感が得られる。また、前記第1の発明のボールペン1は、調節機構12を操作することにより、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1を比較的長く設定した場合、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的狭く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して小さく撓み変形可能となり、筆記時、比較的硬い筆記感が得られる。
In the ballpoint pen 1 of the first invention, for example, when the user operates the
尚、第1の発明において、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1を可変とする調節機構12とは、例えば、ボールペンレフィル7が当接する当接部61と規制部42との軸方向の距離を可変とするもの、あるいは、軸筒2内壁に当接するボールペンレフィル7外壁の係止部とボールペンレフィル7の圧接部92先端との軸方向の距離を可変とするものが挙げられる。
In the first invention, the
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明において、軸筒2内に、ボールペンレフィル7を後方に付勢する弾発体11を設け、軸筒2内壁に、ボールペンレフィル7外壁と当接しボールペンレフィル7の後方への移動を阻止する当接部61を設け、前記調節機構12の操作により、前記規制部42と前記当接部61との軸方向の距離L2を可変としたことを要件とする。
[2] According to a second invention of the present application, in the first invention, a projecting
前記第2の発明のボールペン1は、軸筒2内に、ボールペンレフィル7を後方に付勢する弾発体11を設けたことにより、ユーザーがいかなる柔らかさの筆記感に調節したとしても、常にボールペンレフィル7外壁と軸筒2内壁の当接部61との当接状態が維持され、筆記時のボールペンチップ8が前後にがたつくことが回避され、好みの柔らかさの筆記感を適正に維持することができる。
The ballpoint pen 1 according to the second aspect of the present invention is provided with the
また、前記第2の発明のボールペン1は、軸筒2内壁に、ボールペンレフィル7と当接しボールペンレフィル7の後方への移動を阻止する当接部61を設け、調節機構12の操作により、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を可変としたことにより、軸筒2の長手寸法が可変となるため、調節機構12の操作が容易となる。
The ballpoint pen 1 according to the second aspect of the present invention is provided with a
前記第2の発明のボールペン1は、例えば、ユーザーが、調節機構12を操作することにより、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を比較的短く設定すると、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的短く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的広く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して大きく撓み変形可能となり、筆記時、比較的ソフトな筆記感が得られる。また、前記第2の発明のボールペン1は、ユーザーが、調節機構12を操作することにより、規制部42と前記当接部61との軸方向の距離L2を比較的長く設定すると、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的長く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的狭く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して小さく撓み変形可能となり、筆記時、比較的硬い筆記感が得られる。
In the ballpoint pen 1 of the second invention, for example, when the user operates the
[3]本願の第3の発明は、前記第2の発明において、軸筒2が、先端孔41及びストレート状内面43を備えた前部材3と、該前部材3の後端に回転可能に螺合される後部材6とからなり、前記後部材6の先端または内壁に、ボールペンレフィル7外壁と当接しボールペンレフィル7の後方への移動を阻止する当接部61を設け、前記前部材3の先端孔41内壁に規制部42を設け、前記前部材3内にボールペンレフィル7を後方に付勢する弾発体11を設け、前記調節機構12が、前記前部材3と前記後部材6とからなり、前記後部材6を前記前部材3に対して回転操作することにより、前部材3に対して後部材6を前後に移動させ、前記規制部42と前記当接部61との軸方向の距離L2を可変としたことを要件とする。
[3] In the third invention of the present application, in the second invention, the
前記第3の発明のボールペン1は、前部材3内にボールペンレフィル7を後方に付勢する弾発体11を設けたことにより、ユーザーがいかなる柔らかさの筆記感に調節したとしても、常にボールペンレフィル7外壁と軸筒2内壁の当接部61との当接状態が維持され、筆記時のボールペンチップ8が前後にがたつくことが回避され、好みの柔らかさの筆記感を適正に維持することができる。
The ballpoint pen 1 according to the third aspect of the present invention has a
また、前記第3の発明のボールペン1は、前記調節機構12が、前部材3と該前部材3の後端に回転可能に螺合される前記後部材6とからなり、前記後部材6を前記前部材3に対して回転操作することにより、前部材3に対して後部材6を前後に移動させ、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を可変としたことにより、軸筒2の長手寸法が可変となり、調節機構12の操作が容易となる。
The ballpoint pen 1 according to the third aspect of the invention includes the
前記第3の発明のボールペン1は、例えば、ユーザーが、調節機構12を操作することにより、前部材3に対して後部材6を前方に移動させ、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を比較的短く設定すると、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的短く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的広く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して大きく撓み変形可能となり、筆記時、比較的ソフトな筆記感が得られる。前記第3の発明のボールペン1は、ユーザーが、調節機構12を操作することにより、前部材3に対して後部材6を後方に移動させ、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を比較的長く設定すると、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的長く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的狭く設定され、ボールペンチップ8が軸筒2に対して小さく撓み変形可能となり、筆記時、比較的硬い筆記感が得られる。
In the ballpoint pen 1 according to the third aspect of the invention, for example, when the user operates the
尚、本発明において、ボールペンチップ8とは、金属製の筒体よりなるチップ本体81の先端に回転可能にペン先用ボールを抱持したものであり、ボール抱持部が塑性加工や切削加工により形成される。尚、本発明において、前記ボールペンチップ8は、チップ本体81のぐらつきを防止する金属製の支持筒82をチップホルダー9に固着する場合、前記支持筒82もボールペンチップ8の一部とする。
In the present invention, the
尚、本発明で、チップ固着部91外周とは、チップ固着部91外周のボールペンチップ8外壁、または、チップ固着部91外周のチップホルダー9外壁をいう。
In the present invention, the outer periphery of the
尚、本発明において、チップホルダー9は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール等)からなり、ボールペンチップ8が軸筒2に対して撓み変形した際、チップ固着部91と圧接部92との間で弾性変形可能となる。前記チップホルダー9の先端部には、ボールペンチップ8が圧入等の手段により固着される。尚、本発明において、圧接部92は、合成樹脂製のチップホルダー9の外面に一体に形成されることが好ましい。
In the present invention, the
尚、本発明において、前記インキ収容筒10は、その内部に、インキが直接収容されるか、または、インキを含浸させたインキ吸蔵体が収容される。前記インキ収容筒10は、チップホルダー9と別部材により構成してもよいし、ホルダー9と一体に形成してもよい。
In the present invention, the
尚、本発明において、規制部42、先端孔41、及びストレート状内面43を備える軸筒2の先端部は、金属製であることが好ましい。それにより、筆記時、ボールペンチップ8の撓み変形量を、筆記圧の大小に関わらず、確実に規制することができる。尚、本発明において、軸筒2は、着脱自在の2部材(例えば、着脱自在に螺着される前部材と後部材、または前軸と後軸)で構成することにより、内部にボールペンレフィル7を交換可能に収容できる。
In the present invention, it is preferable that the distal end portion of the
尚、本発明において、前記先端孔41は、軸筒2の先端に設けられ、そこからボールペンレフィル7のボールペンチップ8が外部に突出される。
In the present invention, the
尚、本発明において、前記ストレート状内面43は、軸筒2の先端部内壁に設けられ、例えば、前記軸筒2の先端孔41の内面に設ける構成、または、先端孔41の後方の軸筒2の先端部内壁に設ける構成が挙げられる。尚、本発明で、前記ストレート状内面43とは、軸方向に同一内径を有する内面をいう。
In the present invention, the straight
尚、本発明において、前記規制部42は、先端孔41内壁の何れに設けてもよく、例えば、先端孔41の先端開口内周縁に設ける構成、または、先端孔41内壁の中間部に設ける構成が挙げられる。前記規制部42は、少なくとも、ストレート状内面43の前方に形成される。
In the present invention, the restricting
前記弾発体11は、ボールペンレフィル7を後方に付勢するものであればよく、例えば、コイルスプリング、弾性体等が挙げられる。
The
本発明のボールペンは、ユーザーが好みの柔らかさの筆記感を得ることができる。 The ballpoint pen of the present invention can obtain a writing feeling with a softness desired by the user.
図1乃至図4に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態のボールペン1は、ボールペンレフィル7と、該ボールペンレフィル7を内部に収容する軸筒2とからなる。
1 to 4 show an embodiment of the present invention.
The ballpoint pen 1 of the present embodiment includes a
前記ボールペンレフィル7は、ボールペンチップ8と、前記ボールペンチップ8の後端が固着されるチップホルダー9と、前記チップホルダー9の後端が固着されるインキ収容筒10とからなる。
The
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ8は、金属製(例えばステンレス鋼製)筒体からなるチップ本体81と、金属製(例えばステンレス鋼製、または黄銅製)の支持筒82とからなる。前記チップ本体81は、先端部に、内方への押圧変形(塑性加工)により、先端縁部及びボール受け座(ボール抱持部)が形成され、先端部に回転可能にペン先用ボールが抱持される。前記支持筒82は、小径の前部と、大径の後部とからなり、前記小径の前部がチップ本体81の外面を包囲し、前記大径の後部がチップホルダー9の先端部外周面に圧入固着される。前記支持筒82により、チップ本体81とチップホルダー9とのぐらつきが防止される。
Ballpoint Pen Tip The
・チップホルダー
前記チップホルダー9は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の成形体から得られる筒状体である。前記チップホルダー9の先端部には取付孔(チップ固着部91)が形成され、前記取付孔に、前記チップ本体81の後端部が圧入固着される。前記チップホルダー9の先端部外周面(チップ固着部91)には、支持筒82が圧入固着される。
Chip holder The
・圧接部
前記チップホルダー9の取付孔より後方の外面には、軸筒2の先端部内壁のストレート状内面43に圧接可能な圧接部92が一体に形成される。本実施の形態において、前記圧接部92は、軸方向に延びる複数本のリブにより形成される。尚、これ以外にも、前記圧接部92は、環状平滑面や、環状突起、または周状に分散配置される複数の点状突起であってもよい。
A
前記チップホルダー9の圧接部92より後方の外面には、スプリング11(弾発体)の後端が係止可能な係止壁部93が形成される。
On the outer surface behind the
前記インキ収容筒10内には、インキ(例えば水性インキ、油性インキ)と、該インキの消費に伴い前進する追従体(例えば高粘度流体)が直接収容される。
In the
・軸筒
前記軸筒2は、前軸4と、前記前軸4と着脱自在に螺着される後軸5と、前記後軸5と回転可能に螺合される尾栓6とからなる。本実施の形態において、前記前軸4と前記後軸5とが前部材3となり、前記尾栓6が後部材となる。前記前軸4と後軸5との着脱により、軸筒2内に収容されたボールペンレフィル7を交換することができる。
The
前記前軸4は、金属(例えばステンレス鋼、黄銅等)により形成される。前記前軸4は、先細形状の外面を有する。
The
前記前軸4の先端には、先端孔41が開口される。前記先端孔41の内面は、ストレート状内面43が形成される。前記先端孔41の先端内周縁には、環状に規制部42が形成される。
A
前記ストレート状内面43の後方の前軸4内壁には、スプリング11の先端が係止可能な係止段部44が形成される。前記前軸4内壁の係止段部44と前記ボールペンレフィル7の外壁の係止壁部93との間にスプリング11(圧縮コイルスプリング)が配置される。
On the inner wall of the
また、前記前軸4の後端開口部内面には、メネジ部が形成される。前記メネジ部が、後軸5の先端部外面のオネジ部と着脱自在に螺合される。
A female thread portion is formed on the inner surface of the rear end opening of the
前記後軸5の後端開口部内面には、メネジ部51aを有するメネジ筒51が固着され、前記メネジ筒51に、尾栓6のオネジ部62が螺合される。尚、これ以外に、前記メネジ筒51を設けず、後軸5の後端開口部に直接、メネジ部51aを形成してもよい。
A
前記尾栓6は、金属または合成樹脂から形成される。前記尾栓6は、先端に設けられた当接部61と、該当接部61の後方に形成されたオネジ部62と、該オネジ部62の後方に形成された操作部63とからなる。前記尾栓6の当接部61に、ボールペンレフィル7後端が当接され、ボールペンレフィル7の後方への移動が阻止される。前記尾栓6のオネジ部62が、後軸5の後端開口部内面のメネジ部51a(具体的にはメネジ筒51のメネジ部51a)と螺合される。前記操作部63は、後軸5の後端より外部に突出される。前記操作部63を回転操作することにより、当接部61が軸筒2に対して前後に移動される。
The tail plug 6 is made of metal or synthetic resin. The tail plug 6 includes a
前記前軸4内壁の係止段部44とボールペンレフィル7の外壁の係止壁部93との間に配置されたスプリング11が、ボールペンレフィル7を常時後方に付勢する。それにより、尾栓6の当接部61とボールペンレフィル7後端との当接状態が維持される。
The
本実施の形態のボールペン1は、金属製のボールペンチップ8を合成樹脂製のチップホルダー9に固着させ前記チップホルダー9をインキ収容筒10の前部に固着させてなるボールペンレフィル7と、前記ボールペンレフィル7を内部に収容させ前記ボールペンチップ8を先端孔41から突出させる軸筒2とからなり、前記チップホルダー9のチップ固着部91後方の外周(即ち圧接部92)を前記軸筒2の先端部内壁に圧接し、非筆記時、前記チップ固着部91外周と軸筒2の先端部内壁とを非接触状態にさせ、筆記時、筆記圧でボールペンチップ8を軸筒2に対して撓み変形可能としたものである。
The ballpoint pen 1 of the present embodiment includes a
本実施の形態のボールペン1は、軸筒2の先端孔41内壁に、筆記時にボールペンチップ8の外壁(即ち支持筒82の外壁)に接触し、ボールペンチップ8の軸筒2に対する撓み変形量を規制する規制部42を設け、前記規制部42後方の軸筒2の先端部内壁にストレート状内面43を設け、前記チップ固着部91後方のチップホルダー9外壁に、前記ストレート状内面43と前後方向の摺動可能に圧接する圧接部92を設けたものである。
The ball-point pen 1 of the present embodiment contacts the outer wall of the ball-point pen tip 8 (that is, the outer wall of the support tube 82) on the inner wall of the
・調節機構
本実施の形態のボールペン1は、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1を可変とする調節機構12を備える。具体的には、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2を可変とする調節機構12を備える。尚、本実施の形態において、ボールペンレフィル7の圧接部92先端と、尾栓6の当接部61に当接するボールペンレフィル7の後端(係止部)との軸方向の距離は一定(即ち不変)とする。
Adjustment Mechanism The ballpoint pen 1 according to the present embodiment includes the
前記調節機構12は、先端孔41、規制部42、及びストレート状内面43を有する前部材3(前軸4及び後軸5)と、前記前部材3と螺合される後部材6(尾栓)とからなる。前記調節機構12の操作(尾栓6の操作部63の回転操作)により、当接部61が軸筒2に対して前後に移動し、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2が可変となり、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が可変となる。
The
・ソフトな筆記感を得る場合
本実施の形態のボールペン1において、尾栓6を後軸5に対して回転操作すると、尾栓6と後軸5との螺合により、尾栓6の当接部61が前方に移動し、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2が比較的短く設定され、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的短く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的広く設定され、軸筒2に対するボールペンチップ8の撓み変形量が大きく設定される。その結果、筆記時、比較的ソフトな筆記感が得られる。
When soft writing feeling is obtained In the ballpoint pen 1 of the present embodiment, when the tail plug 6 is rotated with respect to the
・硬い筆記感を得る場合
本実施の形態のボールペン1において、尾栓6を後軸5に対して前記の場合と反対に回転操作すると、尾栓6と後軸5との螺合により、尾栓6の当接部61が後方に移動し、規制部42と当接部61との軸方向の距離L2が比較的長く設定され、それに伴い、規制部42と圧接部92先端との軸方向の距離L1が比較的長く設定される。それにより、圧接部92を支点とした撓み変形の範囲が規制部42により比較的狭く設定され、軸筒2に対するボールペンチップ8の撓み変形量が小さく設定される。その結果、筆記時、比較的硬質な筆記感が得られる。
In the case of obtaining a hard writing feeling In the ballpoint pen 1 of the present embodiment, when the tail plug 6 is rotated with respect to the
1 ボールペン
2 軸筒
3 前部材
4 前軸
41 先端孔
42 規制部
43 ストレート状内面
44 係止段部
5 後軸
51 メネジ筒
51a メネジ部
6 後部材(尾栓)
61 当接部
62 オネジ部
63 操作部
7 ボールペンレフィル
8 ボールペンチップ
81 チップ本体
82 支持筒
9 チップホルダー
91 チップ固着部
92 圧接部(リブ)
93 係止壁部
10 インキ収容筒
11 弾発体(スプリング)
12 調節機構
L1 規制部と圧接部先端との軸方向の距離
L2 規制部と当接部との軸方向の距離
X 被筆記面
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ball-
61
93
12 Adjustment mechanism L1 Axial distance L2 between the restricting portion and the distal end of the press contact portion Axial distance X between the restricting portion and the abutting portion
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JP2020032642A (en) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社パイロットコーポレーション | Ballpoint pen |
WO2020228167A1 (en) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | Qi Shaocheng | A pen which can render any ball-point pen refill inside be used under various gravitation state, air state, liquid state or other environment states |
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2008
- 2008-06-10 JP JP2008151726A patent/JP2009297913A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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