JP2009296543A - 画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿の表であるスキャン面に印字された文字と裏写りの文字との重なりを検出し、最適に下地調整を行なうことのできる画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置では、原稿をスキャンして得られた画像データから、表文字コードと裏写り文字コードとを検出する(S200〜S208)。そのいずれとも判定されない領域が検出された場合(S202でNO、かつS206でNO)、その領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域であると判定する(S210〜S216)。そして、画像データの反射率ヒストグラムが作成され(S220)、ヒストグラムにおいて度数ピークが2箇所または3箇所現れている場合に(S222でYES)、反射率ヒストグラムの度数を用いて下地飛ばし係数が算出される(S224)。
【選択図】図8

Description

この発明は画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラムに関し、特に、両面印刷された原稿画像を取り扱う画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラムに関する。
両面印刷された原稿をスキャンして読取ると、原稿の表側の情報に裏側の情報が透けてスキャンされ、スキャンして得られた画像データ上において表側に印刷された情報に影響を及ぼすことがある。以降の説明において、スキャン面に対して影響を及ぼす当該面の裏側に印字された文字を「裏写り文字」と称する。
従来、スキャンして得られた画像データから裏写り文字の影響を除去する方法として、鏡像となっている裏写り文字をOCR(Optical Character Reader)などを利用して認識し、その濃度に応じて下地調整して裏写り文字の影響を除去する方法が挙げられる。また、たとえば特開平10−257325号公報(以下、特許文献1)は、読取った原稿の濃度ヒストグラムから複数のピークを検出して、最も濃度の高いピークを表側の印字によるピーク、最も濃度の低いピークを地肌によるピークと判定し、その間に存在するピークを裏写り文字によるピークとして濃度調整処理を行なう画像形成装置を開示している。またたとえば、特開2002−252768号公報(以下、特許文献2)は、カラー原稿を読取った画像からエッジを抽出して自動的に裏写りの可能性の高い画素のエッジとその可能性の低いエッジとに分類し、前者のエッジを除去したエッジ情報を利用して色補正を施すカラー画像処理装置を開示している。
特開平10−257325号公報 特開2002−252768号公報
しかしながら、裏写り文字と表の文字とが重なった場合、裏写り文字をすべて認識することが難しい。そのため、表の文字と重なった裏写り文字が原稿の中で最も濃度が高い文字であった場合、その重なった領域について、最適な下地調整ができなくなる、という問題があった。
本発明はそのような問題に鑑みてなされたものであって、原稿の表であるスキャン面に印字された文字と裏写りの文字との重なりを検出し、最適に下地調整を行なうことのできる画像処理装置、画像処理装置における係数算出方法、および係数算出プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、両面印刷された原稿の第1面側から、原稿を光学的に読取って得られる画像データを入力する入力手段と、画像データから、第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出する第1の検出手段と、画像データから、第1面側から読取られた第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出する第2の検出手段と、画像データから、第1面に印刷された画像領域と、第1面側から読取られた第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出する第3の検出手段と、第1の画像領域、第2の画像領域、および第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成する作成手段と、ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出する算出手段と、下地調整係数を用いて、画像データの下地調整を行なう下地調整手段とを備える。
本発明の他の局面に従うと、画像処理装置における係数算出方法は、両面印刷された原稿の第1面側から、原稿を光学的に読取って得られる画像データを画像処理装置に入力するステップと、画像データから、第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出するステップと、画像データから、第1面側から読取られた第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出するステップと、画像データから、第1面に印刷された画像領域と、第1面側から読取られた第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出するステップと、第1の画像領域、第2の画像領域、および第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成するステップと、ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、係数算出プログラムは、コンピュータにおいて、下地調整を行なうために必要な係数を算出するためのプログラムであって、両面印刷された原稿の第1面側から、原稿を光学的に読取って得られる画像データを取得するステップと、画像データから、第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出するステップと、画像データから、第1面側から読取られた第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出するステップと、画像データから、第1面に印刷された画像領域と、第1面側から読取られた第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出するステップと、第1の画像領域、第2の画像領域、および第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成するステップと、ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出するステップとを実行させる。
本発明による画像処理装置を用いると、原稿の表であるスキャン面に印字された文字と裏写りの文字とが重なった場合であっても、裏写り文字を検出し、最適に下地調整ができる。これにより、両面印刷された原稿を読取って得られた画像データから、最適に裏写りの文字の影響を除去することができ、高品質の出力を得ることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本発明の実施の形態における画像処理装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。図1を参照して、MFP1は、装置全体を制御する、CPU(Central Processing Unit)等を含んだ制御装置100と、原稿を光学的に読取って電子データである画像データを得る画像読取装置102と、用紙上に画像を印刷する印刷装置105と、HD(Hard Disk)などから構成されて、画像データやCPUで実行されるプログラムなどを記憶するための記憶装置111と、MFP1に対する指示を入力するための指示装置107と、各種情報を表示するための表示装置109とを含んで構成される。
画像読取装置102は、自動原稿送り装置と画像読込装置とを含んで構成される。画像読込装置はセンサを備えて、原稿から光学的に画像を読込む。自動原稿送り装置は、原稿台に載荷された原稿を1枚ずつ画像読込装置の読取り位置に搬送する。図2は、自動原稿送り装置と画像読込装置との構成の具体例を示す図である。図2に示される自動原稿送り装置と画像読込装置とは、画像読取装置102がシートスルータイプである場合の具体例である。
図2を参照して、自動原稿送り装置は原稿台200を含み、原稿台200に積載された原稿は、給紙ローラ220によって給紙され、分離ローラ221および読取前ローラ201によって読取位置に搬送される。読取位置には、第1読取位置と第2読取位置とがあり、原稿はその順で搬送される。
画像読込装置は第1読取ユニット103および第2読取ユニット101を含む。第1読取ユニット103は、プラテンガラス205、露光装置206、鏡209、レンズ221、およびCCD(Charge Coupled Device)213を含む。第2読取ユニット101はCIS(Contact Image Sensor)320を含む。
露光装置206は、第1読取位置を通過する原稿を露光する。CCD213は、プラテンガラス205、鏡209、およびレンズ211を介して原稿表面からの反射光を取得し、RGBの色データである画像データに変換する。これによって原稿の読取面側からスキャンされた画像データが生成される。原稿の両面のうち、第1読取ユニット103での読取面側を「表面」とする。原稿が第2読取位置を通過する際、第2読取ユニット101のCIS320によって、第1読取ユニット103で読取られた表面と逆側の面(裏面)の画像が読取られ、裏面からスキャンされた画像データが生成される。第2読取位置を通過後、原稿は読取後ローラ202によって搬送されて、排出積載トレイ222に排出される。画像読取装置102が図2のように構成されることで、画像読込装置は1回の通紙で両面の画像を同時に読取ることができる。
ここで、第1読取位置においては、原稿は搬送ガイド部材222によって、プラテンガラス205と非接触で搬送されるようガイドされる。また、読取後ローラ202は、読取前ローラ201よりも、若干回転速度が速い。これにより、搬送時に原稿が少し引っ張られるようになってたるみが解消され、原稿のたるみによるプラテンガラス205と原稿との接触が防止される。読取位置のプラテンガラス205上に紙粉や粘着物などの異物があると、これら異物が読取位置に溜まり、原稿の搬送方向に色筋ノイズとして現れる。これら異物は、主に、原稿とプラテンガラスとの接触によってプラテンガラス上に供給されるものである。上のように、原稿をプラテンガラス205に接触させないことによって、これら異物がプラテンガラス上に供給されないようにすることができ、色筋ノイズを防ぐことができる。
また、自動原稿送り装置は原稿台200には図示しないガイド部材が含まれ、給紙時の原稿の傾きを防止する。また、原稿台200の搬送方向には、図示しない複数の原稿検出部材が設けられる。さらに、自動原稿送り装置には、ガイド部材に連結された位置検出センサが含まれる。上記位置検出センサと原稿検出部材との組合せによって、原稿台200上の原稿のサイズが判別される。また、通紙経路上に原稿厚さセンサ304が配置されており、給紙された原稿の厚さが検出される。原稿厚さを検出する方式としては、通過光や超音波などを利用する各種方式が提案されている。本発明はいずれの方式を採用してもよい。制御装置100における処理において、検出された原稿の厚さに基づいて原稿厚さが所定の値以下か否かが判別される。そして、その結果に基づいて、原稿の透過性の有無が判断される。
画像読取装置102の上記構成で原稿の表面からスキャンして得られた画像データ、および裏面からスキャンして得られた画像データは制御装置100に入力される。制御装置100に含まれるCPUは、指示装置107から入力される指示信号に基づいて記憶装置111に記憶されている上記プログラムを読み出して実行し、各部に制御信号を出力する。また、画像読込装置102から入力される画像データに対して後述する画像処理を施し、画像処理された画像データを、印刷のため印刷装置105に入力する。さらに、図1に示されるように、制御装置100には下地調整処理部101が含まれる。
図3は、制御装置100に含まれる下地調整処理部101の構成の具体例を示すブロック図である。図3に示される各機能は、制御装置100に含まれるCPUが記憶装置111に記憶されるプログラムを読み出して実行することで、CPU上に形成される機能であってもよいし、制御装置100のCPU以外の他のハードウェア構成で実現される機能であってもよいし、これらの組合せであってもよい。
図3を参照して、下地調整処理部101は、第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11と、第2スキャナ画像処理部(ASIC1)13と、下地飛ばし係数算出部15と、コントローラ(ASIC)17と、プリンタ画像処理部(AASIC)19とを含んで構成される。
第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11は、画像読取装置102で原稿が読取られて生成されたRGBデータである、原稿の表面からスキャンして得られた画像データ、および裏面からスキャンして得られた画像データのうち、原稿の表面からスキャンして得られた画像データを受付けて、当該画像データに対して、シェーディング補正処理、ライン間補正処理、および色収差補正処理を施す。これらの補正は、すでに行なわれている各処理方法を採用して行なわれてよい。本発明において特定の方法には限定されない。
補正後の画像データは、第2スキャナ画像処理部(ASIC1)13および下地飛ばし係数算出部15に入力される。下地飛ばし係数算出部15では下地調整処理(以下、下地飛ばし処理とも称する)に用いられる下地調整係数である下地飛ばし係数を算出し、算出された係数を第2スキャナ画像処理部(ASIC1)13に入力する。下地飛ばし係数算出部15の具体的な構成については後述する。
第2スキャナ画像処理部(ASIC1)13は、補正後の画像データを適切な解像度に変換した後に、入力された係数を用いて下地飛ばし処理を施し、領域判別処理、およびRGBデータである画像データをCMYKデータに変換する処理を行なう。その後、文字エッジ補正処理よおび誤差拡散処理が行なわれる。これらの処理は、すでに行なわれている各処理方法を採用して行なわれてよい。本発明において特定の方法には限定されない。
コントローラ(ASIC)17は、第2スキャナ画像処理部(ASIC1)13で処理されたCMYKデータに対して圧縮・伸張処理を施す。圧縮・伸張処理された画像データは、プリンタ画像処理部(AASIC)19において画質補正が行なわれ、印字用画像データに変換される。ここでの画質補正は、主に、画質モニタを用いて得られた画質調整パラメータを設定して画質調整を行なうことができる画質補正である。
図4は、下地飛ばし係数算出部15の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。図4を参照して、下地飛ばし係数算出部15は、表文字コード検出部151、裏写り文字コード検出部153、その他コード検出部155、エッジ量算出部157、エッジ量ヒストグラム作成部159、表裏重なり文字コード検出部161、反射率ヒストグラム作成部163、および係数算出部165を含んで構成される。
表文字コード検出部151は第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11から入力された補正後の画像データから、プラテンガラス205に面したスキャン面側である表面に印字された文字(以下、表文字)コードを検出する。ここでの文字コードの検出方法は特定の方法には限定されない。たとえば、予め各文字形状をテンプレートとして記憶しておき、該テンプレートと画像データから検出された情報とをマッチングすることで検出する方法が挙げられる。表文字コード検出部151は、画像データから検出された情報が所定の一致率で文字形状と一致した場合に、その情報を当該文字と判定し、当該文字の文字コードを検出する。ここでは、具体的に、一致率がしきい値Th1からTh2内にあった場合に、表文字コードを検出するものとする。または、一致率がしきい値Th1以上であった場合に表文字コードを検出するようにしてもよい。ここで検出される表面に印字された文字領域は、原稿の表面に印刷された画像領域のみで構成される領域と言える。表文字コード検出部151が文字コードを検出した場合、表文字コード検出部151は、表文字コードであることを示す判定フラグを立てる。
裏写り文字コード検出部153は、第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11から入力された補正後の画像データから、スキャン面の裏面に印字された文字(以下、裏写り文字)の文字コードを検出する。ここでの文字コードの検出方法も先述の方法と同様とする。裏写り文字コード検出部153では、予め、各文字の鏡像の形状をテンプレートとして記憶しておいて用いてもよいし、表文字コード検出部151に記憶されている予め各文字形状を反転させてテンプレートとして用いてもよい。裏写り文字コード検出部153は、画像データから検出された情報が所定の一致率で上記文字形状と一致した場合に、その情報を裏写り文字と判定し、当該文字形状を反転させた(通常の向きの)文字の文字コードを検出する。ここでは、具体的に、一致率がしきい値Th3からTh4内にあった場合に、裏写り文字コードを検出するものとする。または、一致率がしきい値Th3以上であった場合に裏写り文字コードを検出するようにしてもよい。さらに、しきい値Th3およびしきい値Th4は、表文字コード検出部151でのしきい値Th1およびしきい値Th2と各々一致していてもよいし、一致していなくてもよい。ここで検出されるスキャン面の裏面に印字された文字領域は、原稿の表面側から光学的に読取られた、原稿の裏面に印刷された画像領域のみで構成される領域と言える。裏写り文字コード検出部153が文字コードを検出した場合、裏写り文字コード検出部153は、裏写り文字の文字コードであることを示す判定フラグを立てる。
その他コード検出部155は、第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11から入力された補正後の画像データから、表文字とも裏写り文字とも判定されない、その他の文字の領域を検出する。表文字とも裏写り文字とも判定されない文字の領域とは、具体的には、表文字の文字形状とも一致する部分を有し、かつ、裏写り文字の文字形状(すなわち表文字の文字形状の鏡像)とも一致する部分を有する文字の領域、言い換えると、表文字の形状の少なくとも一部と、裏写り文字の形状の少なくとも一部とを有する領域を指す。そこで、その他コード検出部155は、一例として、その他コード検出部155は、画像データから検出された情報が、表文字コード検出部151において一致率が上記しきい値を用いた条件を満たして表文字のコードと判定され、かつ、裏写り文字コード検出部153において一致率が上記しきい値を用いた条件を満たして裏写り文字のコードと判定された場合に、当該情報を、表文字とも裏写り文字とも判定されない文字の領域と判定し、その他コードを検出する。また他の例として、その他コード検出部155は、画像データから検出された情報が、表文字コード検出部151において一致率が上記しきい値よりも低いしきい値よりも大きく、かつ、裏写り文字コード検出部153において一致率が上記しきい値よりも低いしきい値よりも大きい場合に、すなわち、表文字あるいは裏写り文字と判定されるまでは一致率が高くはないものの、ある程度の一致率で双方と一致していると判定された場合に、当該情報を、表文字とも裏写り文字とも判定されない文字の領域として検出する。ここで検出される領域は、原稿の表面に印刷された画像領域と、原稿の表面側から光学的に読取られた、原稿の裏面に印刷された画像領域との、少なくとも一部が重なってなる領域と言える。
エッジ量算出部157は、その他コード検出部155で検出された領域からエッジ量を算出し、エッジ量ヒストグラム作成部159に入力する。エッジ量ヒストグラム作成部159は、入力されたエッジ量の度数分布を示すヒストグラムを作成し、表裏重なり文字コード検出部161に入力する。表裏重なり文字コード検出部161は入力されたヒストグラムを解析し、ヒストグラムのピークを分析することで入力された領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域であると判定し、各文字コードを検出する。ここで、表裏重なり文字コード検出部161は、予め度数のしきい値を記憶しておき、ヒストグラムを解析して得られる極大点での度数としきい値とを比較して、しきい値以上である度数を示す極大点をピーク位置と決定することができる。以降、ヒストグラムのピークを検出する場合にも同様にすることができる。
具体的には、裏写り文字のエッジ量は表文字のエッジ量よりも小さい、という考え方に基づいて、たとえばエッジ量ヒストグラム作成部159で作成されたヒストグラムが図5に示されるように、度数ピークが2箇所現れる場合に、表裏重なり文字コード検出部161は、当該領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域と判定して各文字コードを検出する。当該領域から検出された表文字の文字コードに対しては表文字である旨の判定フラグを立て、裏写り文字の文字コードに対しては、裏写り文字であって、かつ、表文字と裏写り文字とが重なった領域から検出された文字である旨を示す判定フラグを立てる。当該領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域ではないと判定された場合には、表裏重なり文字コード検出部161は、検出された情報に対して文字コードでないことを示す判定フラグを立てる。
当該領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域と判定された場合、表裏重なり文字コード検出部161は、フラグを立てた文字コードを反射率ヒストグラム作成部163に入力する。また、反射率ヒストグラム作成部163には、表文字コード検出部151から表文字コード、裏写り文字コード検出部153から裏写り文字コードが入力される。反射率ヒストグラム作成部163は、表文字コード検出部151、裏写り文字コード検出部153、または表裏重なり文字コード検出部161から画像データを取得し、入力されたこれら3種類のコードに基づいて画像データの反射率の度数分布を示すヒストグラムである、図6に示されるような反射率ヒストグラムを作成する。係数算出部165は、反射率ヒストグラム作成部163で作成された反射率ヒストグラムに基づいて下地飛ばし係数を算出する。具体的には、表文字コードと表文字コードの次に高い反射率の度数ピークと示す文字コードとの間の度数の存在する反射率で、下地飛ばし係数を算出する。この詳細については後述する。
なお、本具体例では、エッジ量に基づいてヒストグラムを作成して、表文字コード、裏写り文字の文字コード、および表文字と裏写り文字とが重なった領域にある文字の文字コードを検出するものとしている。しかしながら、本発明においては、エッジ量を用いる方法のみに限定されず、その他のパラメータも利用し得る。たとえば、濃度に基づいてヒストグラムを作成して、表文字と裏写り文字との文字コードを検出するようにしてもよい。この場合、裏写り文字の濃度は表文字の濃度と比較して低い、との考えに基づいて、エッジ量と同様にして文字コードを検出することができる。
図7は、MFP1において行なわれる処理の具体的な流れを示すフローチャートである。図7のフローチャートに示される処理は、制御装置100に含まれるCPUが記憶装置111に記憶されているプログラムを実行して、図2、図3に示される各機能を発揮させることによって実現される。
図7を参照して、ステップS100で図示しないメインスイッチがONされて電源が投入されると、ステップS102で制御装置100において初期化処理が実行される。
画像読取装置102の原稿台200に原稿がセットされたことが検出されると(ステップS104でYES)、制御装置100は、指示装置107からの操作信号を解析し、指示装置107に含まれるスタートキーが押されたかどうかを判定する。ここでは、両面印刷された原稿が原稿台200にセットされたものとする。
スタートキーが押下されると(ステップS106でYES)、ステップS108で画像読取装置102によって原稿が読取られる。プラテンガラス205に面したスキャン面側である表面の画像が読取られて得られた画像データは、ステップS110で記憶装置111に記憶される。そして、ステップS112で制御装置100に含まれる下地調整処理部101において下地調整処理が実行される。
以上の処理が、ステップS104でセットされたことが検出されたすべての原稿について繰り返された後(ステップS114でYES)、ステップS116で印刷装置105で画像データが印字される。
図8は、上記ステップS112での下地調整処理の具体的な流れを示すフローチャートである。図8を参照して、ステップS200で、表文字コード検出部151、裏写り文字コード検出部153、およびその他コード検出部155において、第1スキャナ画像処理部(ASIC1)11で補正後の画像データから文字コードを検出するための上述の処理が実行される。上記処理の結果、表文字コード検出部151で検出された文字については(ステップS202でYES)、ステップS204で表文字と判定され、表文字コード検出部151において当該文字の文字コードに対して表文字である旨を示す判定フラグが立てられる。上記処理の結果、裏写り文字コード検出部153で検出された文字については(ステップS202でNO、かつステップS206でYES)、ステップS208で裏写り文字と判定され、裏写り文字コード検出部153において当該文字の文字コードに対して裏写り文字である旨を示す判定フラグが立てられる。
その他コード検出部155で表文字とも裏写り文字とも判定されない文字の領域が検出された場合には(ステップS202でNO、かつステップS206でNO)、ステップS210でエッジ量算出部157が、その他コード検出部155で検出された領域からエッジ量を算出し、ステップS212でエッジ量ヒストグラム作成部159が、入力されたエッジ量の度数分布を示すヒストグラムを作成する。ステップS214で表裏重なり文字コード検出部161は、ステップS212で作成されたヒストグラムを解析し、度数ピークが2箇所あるか否かを判定する。ステップS212で作成されたヒストグラムに度数ピークが2箇所現れている場合(ステップS214でYES)、ステップS216で表裏重なり文字コード検出部161は、当該領域を表文字と裏写り文字とが重なった領域と判定し、当該領域から検出された表文字の文字コードに対しては表文字である旨の判定フラグを立て、裏写り文字の文字コードに対しては、裏写り文字であって、かつ、表文字と裏写り文字とが重なった領域から検出された文字である旨を示す判定フラグを立てる。ステップS212で作成されたヒストグラムに度数ピークがない場合や、1箇所しかない場合や、3箇所以上現れている場合等、2箇所現れてはいない場合には(ステップS214でNO)、ステップS218で表裏重なり文字コード検出部161は、当該領域が表文字と裏写り文字とが重なった領域ではないと判定し、検出された情報に対して文字コードでないことを示す判定フラグを立てる。
ステップS220で反射率ヒストグラム作成部163は、ステップS204で表文字コードと判定された文字コード、ステップS208で裏写り文字コードと判定された文字コード、およびステップS216でフラグが立てられた文字コードに基づき、当該画像データの反射率ヒストグラムを作成する。ステップS222で係数算出部165は、ステップS220で作成された反射率ヒストグラムに度数ピークが2箇所または3箇所現れている場合(ステップS222でYES)、ステップS224で係数算出部165は、ステップS220で作成された反射率ヒストグラムの度数を用いて下地飛ばし係数を算出する。
具体的に、ステップS220で作成された反射率ヒストグラムに度数ピークが3箇所現れている場合の、上記ステップS224での下地飛ばし係数の算出方法について、図9および図10を用いて説明する。図9を参照して、図9(A)に示されるように、裏写り文字の中で、表文字と裏写り文字とが重なっている領域の裏写り文字が最も濃度が高い場合、すなわち最も反射率が低かった場合、上記ステップS220で作成される反射率ヒストグラムでは、図9(B)に示されるように、ステップS216で判定された表文字と裏写り文字とが重なっている領域から検出された裏写り文字の反射率の度数ピークが、ステップS208で判定された裏写り文字の反射率の度数ピークよりも反射率の低い位置に現れる。図9(B)では、説明の簡便のために、裏写り文字の反射率の度数ピークと表文字と裏写り文字とが重なっている領域から検出された裏写り文字の反射率の度数ピークとのみが示されているが、表文字と裏写り文字とが重なっている領域から検出された裏写り文字の反射率の度数ピークよりも反射率の低い位置に、最も濃度の高い、つまり最も反射率の低い、表文字の反射率の度数ピークが位置している。このとき、係数算出部165は、表文字と写り文字とが重なっている領域から検出された裏写り文字の反射率よりも低く、図9(B)には図示されていない、最も反射率の低い表文字の反射率の度数ピークよりも高い反射率aを基準に下地飛ばし係数を算出する。具体的には、図9(C)を参照して、下地飛ばし処理が行なわれない場合には、再現する色値は、白色の反射率を基準値として当該基準値を255階調とするよう、当該基準値に対する255階調の関係を係数として算出される。それに対して、下地飛ばし係数は、上記反射率aを255階調とするよう、上記反射率aに対する255階調の関係を係数として算出される。下地飛ばし処理を行なう場合、再現する色値は、反射率に対して上記下地飛ばし係数を乗じて算出される。
一方、図10(A)に示されるように、裏写り文字の中で、表文字と重なっていない裏写り文字が最も濃度が高い場合、すなわち最も反射率が低かった場合、上記ステップS220で作成される反射率ヒストグラムでは、図10(B)の直線Aに示されるように、ステップS216で判定された表文字と裏写り文字とが重なっている領域から検出された裏写り文字の反射率の度数ピークが、ステップS208で判定された裏写り文字の反射率の度数ピークよりも反射率の高い位置に現れる。図10(B)では、説明の簡便のために、裏写り文字の反射率の度数ピークと表裏が重なった文字の反射率の度数ピークとのみが示されているが、裏写り文字の反射率の度数ピークよりも反射率の低い位置に、最も濃度の高い、つまり最も反射率の低い表文字の反射率の度数ピークが位置している。このとき、係数算出部165は、表文字と重なっていない裏写り文字の反射率よりも低く、図10(B)には図示されていない、最も反射率の低い表文字の反射率の度数ピークよりも高い反射率bを基準に、図10(C)に示されるように、上記反射率bを255階調とするよう、上記反射率bに対する255階調の関係を係数として算出される。
ステップS220で作成された反射率ヒストグラムに度数ピークが3箇所現れている場合には、ステップS216で表文字と裏写り文字とが重なっている領域がない状態、つまり、画像データに表文字と裏写り文字とが存在して、表文字と裏写り文字とが重なっている領域がない状態、と言える。この場合、反射率ヒストグラムの反射率の低い側に位置する度数ピークは濃度の高い方の文字、つまり表文字の反射率の度数ピークを表わし、高い側に位置する度数ピークは裏写り文字の反射率の度数ピークを表わしている。このとき、係数算出部165は、裏写り文字の反射率よりも低く、表文字の反射率の度数ピークよりも高い反射率を基準に下地飛ばし係数を算出する。
つまり、ステップS224で係数算出部165は、ステップS220で作成された反射率ヒストグラムに度数ピークが2箇所または3箇所現れている場合に、最も反射率の低い位置に現れている度数ピークの反射率と、その次に低い位置に現れている度数ピークの反射率との間の反射率を基準に下地飛ばし係数を算出する。
なお、上記ステップS220で作成された反射率ヒストグラムに度数ピークが1箇所以下である場合、または4箇所以上現れている場合(ステップS222でNO)、ステップS226で係数算出部165は、ステップS220で作成された反射率ヒストグラム全体の値を用いて下地飛ばし係数を算出する。具体的には、白色の色値を基準値として、図9(B)および図10(B)の直線Bに示されているような方法で下地飛ばし係数を算出する。
上記ステップS224で上述のようにして下地飛ばし係数が算出され、その濃度に基づいて下地飛ばし処理が行なわれることで、両面印刷された原稿画像から読取られた画像データに裏写り文字が影響している場合に、その裏写り文字が表面に印刷された文字と重なり、かつ、表面に印刷された文字と重なっていない裏写り文字よりも濃度が高い場合であっても、高い方の濃度の裏写り文字を基準として下地調整を行なうことができ、原稿画像から読取られた画像データより、最適に裏写り文字の影響を除去することができる。
さらに、上述のMFP1で行なわれる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における画像処理装置としてのMFPのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 自動原稿送り装置と画像読込装置との構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかるMFPの制御装置に含まれる下地調整処理部の構成の具体例を示すブロック図である。 下地調整処理部に含まれる下地飛ばし係数算出部の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。 エッジ量ヒストグラムの具体例を示す図である。 反射率ヒストグラムの具体例を示す図である。 実施の形態にかかるMFPにおいて行なわれる処理の具体的な流れを示すフローチャートである。 下地調整処理の具体的な流れを示すフローチャートである。 下地飛ばし係数の算出方法を説明する図である。 下地飛ばし係数の算出方法を説明する図である。
符号の説明
1 MFP、11 第1スキャナ画像処理部(ASIC1)、13 第2スキャナ画像処理部(ASIC1)、15 下地飛ばし係数算出部、17 コントローラ(ASIC)、19 プリンタ画像処理部(AASIC)、100 制御装置、101 第2読取ユニット、102 画像読取装置、103 第1読取ユニット、105 印刷装置、107 指示装置、109 表示装置、111 記憶装置、151 表文字コード検出部、153 裏写り文字コード検出部、155 その他コード検出部、157 エッジ量算出部、159 エッジ量ヒストグラム作成部、161 表裏重なり文字コード検出部、163 反射率ヒストグラム作成部、165 係数算出部、200 原稿台、201 読取前ローラ、202 読取後ローラ、205 プラテンガラス、206 露光装置、209 鏡、213 CCD、220 給紙ローラ、221 レンズ、222 排出積載トレイ、320 CIS。

Claims (3)

  1. 両面印刷された原稿の第1面側から、前記原稿を光学的に読取って得られる画像データを入力する入力手段と、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出する第1の検出手段と、
    前記画像データから、前記第1面側から読取られた前記第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出する第2の検出手段と、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域と、前記第1面側から読取られた前記第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出する第3の検出手段と、
    前記第1の画像領域、前記第2の画像領域、および前記第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成する作成手段と、
    前記ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出する算出手段と、
    前記下地調整係数を用いて、前記画像データの下地調整を行なう下地調整手段とを備える、画像処理装置。
  2. 両面印刷された原稿の第1面側から、前記原稿を光学的に読取って得られる画像データを画像処理装置に入力するステップと、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出するステップと、
    前記画像データから、前記第1面側から読取られた前記第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出するステップと、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域と、前記第1面側から読取られた前記第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出するステップと、
    前記第1の画像領域、前記第2の画像領域、および前記第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成するステップと、
    前記ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出するステップとを備える、画像処理装置における係数算出方法。
  3. コンピュータにおいて、下地調整を行なうために必要な係数を算出するためのプログラムであって、
    両面印刷された原稿の第1面側から、前記原稿を光学的に読取って得られる画像データを取得するステップと、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域のみで構成される第1の画像領域を検出するステップと、
    前記画像データから、前記第1面側から読取られた前記第1面の裏面である第2面に印刷された画像領域のみで構成される第2の画像領域を検出するステップと、
    前記画像データから、前記第1面に印刷された画像領域と、前記第1面側から読取られた前記第2面に印刷された画像領域との少なくとも一部が重なってなる第3の画像領域を検出するステップと、
    前記第1の画像領域、前記第2の画像領域、および前記第3の画像領域における各反射率のヒストグラムを作成するステップと、
    前記ヒストグラムにおいて2つまたは3つの度数極大点が存在した場合に、最も反射率が低い位置に存在する極大点と、2番目に反射率が低い位置に存在する極大点との間の反射率に基づいて下地調整係数を算出するステップとを実行させる、係数算出プログラム。
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