JP2009293625A - 送風装置およびそれを搭載した電気機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インバータ回路に供給される電流と回転数検出手段にて検出した回転数を利用して風量指示手段で指示された風量で一定運転する送風装置であって、チョッパ回路にて構成された低圧直流電圧変換手段8と、インバータ回路6に供給される電流を検知する電流検出手段21と、電流検出手段21にて検出するインバータ回路6に供給される平均電流値が指示された電流値で一定制御するように、低圧直流電圧値変更手段14を制御して、低圧直流電圧変換手段8から出力される電圧を固定してPWM制御するdutyを可変する風量制御手段28を設けた構成により、負荷変化に対する風量の変化量を少なくする特性が得られる。
【選択図】図7
Description
図1〜図6に示すように、1はブラシレスDCモータ11を搭載した遠心型送風機1aを内蔵した送風装置で、10は送風装置1を内蔵した換気装置である。送風装置1によって吸い込まれた、煙草の煙や調理等で発生し、汚れた室内空気は換気装置10の吐出口、ダクト23を介して建物の壁を貫通して屋外に排出される。ブラシレスDCモータ11の磁石回転子3はプラスチックマグネットを射出成形時に極配向させてシャフトと一体成形して形成しており、主磁極部は極異方性磁石3aとなっている。ブラシレスDCモータ11の外被は炭酸カルシウムや水酸化アルミニウムなどの充填材とガラス繊維を含有する不飽和ポリエステル等の樹脂でモールドされており、磁石回転子3の磁極位置と磁束密度分布を検知する磁極位置検出手段となるホール素子4と、このホール素子4の出力波形を合成する磁束密度分布波形合成手段12と、上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5と下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6をブリッジ接続したインバータ回路6と、磁束密度分布波形合成手段12の出力に基づいて駆動コイル2に所定の方向と順序で順次全波通電となるようスイッチング素子Q1〜Q6のON/OFFを制御する駆動ロジック制御手段5と、駆動コイル2の各相電流波形が磁束密度分布波形合成手段12によって高調波成分を除去した波形に略相似形になるように、スイッチング素子Q1〜Q6が飽和に近い非飽和状態になるようにフィードバックしながら出力バイアス電流を調整する電流波形制御手段7と、商用交流電源を整流平滑した後の高圧直流電圧を45V以下の低圧直流電圧に変換するチョッパ回路にて構成された低圧直流電圧変換手段8と、インバータ回路6に供給される電流を検知する電流検出手段21と、電流検出手段21にて検出するインバータ回路6に供給される平均電流値が指示された電流値と同等になるように、低圧直流電圧値変更手段14を制御することにより、低圧直流電圧変換手段8から出力される電圧を可変しながらフィードバック制御する供給電流値制御手段22とを内蔵している。電流検出手段21は基準電圧にシャント・レギュレータを使用し、電流設定抵抗をファンクション・トリミングして検出精度を高めている。そして、電流検出手段21、供給電流値制御手段22、低圧直流電圧値変更手段14と低圧直流電圧変換手段8を構成する部品の一つとなるコイル、2次側平滑コンデンサ、FET(図示せず)を除いて、アルミナ製基板の上に実装、配線接続して集積化したハイブリッドICになっている。ブラシレスDCモータ11からはホール素子4を基にしてパルス信号出力手段4aにて生成したパルス信号と、低圧直流電圧変換手段8の出力電圧を外部に出力する構成で、ブラシレスDCモータ11には商用交流電源を整流平滑した後の高圧直流電圧と、供給電流値制御手段22にて一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示電圧を入力する構成であり、ブラシレスDCモータ11の外部には商用交流電源を全波整流する整流手段9と、全波整流後の高圧電圧を平滑するコンデンサ18と、ブラシレスDCモータ11から出力されたパルス信号から磁石回転子3の運転回転数を検知する回転数検出手段13と、供給電流値制御手段22にて一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段19と、弱、中、強などの送風装置1の運転風量を指示する風量指示手段15と、風量指示手段15にて指示された各風量単位に、指示された風量で一定運転するために必要な回転数を規定回転数として電流値指示手段19で指示する複数の指示電流に対応させて記憶する規定回転数記憶手段17と、規定回転数記憶手段17から指示風量と指示電流に対応した規定回転数を選定し、選定した規定回転数と運転回転数が同一になるように電流値指示手段19の指示値を変更してインバータ回路6に供給する電流値を制御する風量制御手段20とを配した送風装置1を内蔵した換気装置10の構成である。ここで、回転数検出手段13、規定回転数記憶手段17、電流値指示手段19、風量制御手段20はマイクロコンピュータ16にて構成しており、マイクロコンピュータ16用の電源はブラシレスDCモータ11より外部出力される低圧直流電圧変換手段8にて生成した直流電圧を減圧して供給されている。
図7〜図10に示すように、25はブラシレスDCモータ11を搭載した遠心型送風機25aを内蔵した送風装置で、26は送風装置25を内蔵した換気装置である。27はブラシレスDCモータ11から出力されたパルス信号をF/V変換して運転回転数が高ければ高い電圧値、運転回転数が低ければ低い電圧値として運転回転数を検知する回転数検出手段で、28は風量指示手段15にて指示された風量で送風装置25を運転するために必要となる図8に示すようなブラシレスDCモータ11の回転数−トルク特性に合わせて回転数検出手段27にて検出した電圧値に応じて電流値指示手段19にて指示する電流値を変化させる風量制御手段で、24は風量指示手段15にて指示する複数の風量に対応したブラシレスDCモータ11の回転数−トルク特性になるよう電流値指示手段19を制御するトルク特性制御手段である。この時、インバータ回路6の耐圧とキックバック電圧を考慮した上でインバータ回路6に印加する低圧直流電圧に上限を設け、回転数が上昇しても電流を制御することなく電圧一定で運転する区間を設けている。その他の磁石回転子3、低圧直流電圧変換手段8、電流検出手段21、供給電流値制御手段22、インバータ回路6、駆動ロジック制御手段5、ホール素子4を内蔵するブラシレスDCモータ11、整流手段9、コンデンサ18、電流値指示手段19などの構成は参考例1と同じであり、同一部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図11〜図14に示すように、30はブラシレスDCモータ11を搭載した遠心型送風機30aを内蔵した送風装置で、31は送風装置30を内蔵した換気装置である。32は風量制御手段で、低圧直流電圧変換手段8の出力電圧−電流特性が図12に示すような特性になるように、出力電圧の変化をフィードバックして、低圧直流電圧変換手段8の出力する電圧値の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して変化させるよう電流値指示手段19を制御する。この時、インバータ回路6の耐圧とキックバック電圧を考慮した上でインバータ回路6に印加する低圧直流電圧に上限を設け、電流を制御することなく電圧一定で運転する区間を設けている。29は風量指示手段15にて指示する複数の風量に対応したブラシレスDCモータ11の回転数−トルク特性になるよう指示電流の基準設定値を変更して電流値指示手段19を制御するトルク特性制御手段である。その他の磁石回転子3、低圧直流電圧変換手段8、電流検出手段21、供給電流値制御手段22、インバータ回路6、駆動ロジック制御手段5、ホール素子4を内蔵するブラシレスDCモータ11、整流手段9、コンデンサ18、電流値指示手段19などの構成は参考例1と同じであり、同一部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
1a 遠心型送風機
2 駆動コイル
3 磁石回転子
3a 極異方性磁石
4 ホール素子
4a パルス信号出力手段
5 駆動ロジック制御手段
6 インバータ回路
7 電流波形制御手段
8 低圧直流電圧変換手段
9 整流手段
10 換気装置
11 ブラシレスDCモータ
12 磁束密度分布波形合成手段
13 回転数検出手段
14 低圧直流電圧値変更手段
15 風量指示手段
16 マイクロコンピュータ
17 規定回転数記憶手段
18 コンデンサ
19 電流値指示手段
20 風量制御手段
21 電流検出手段
22 供給電流値制御手段
23 ダクト
24 トルク特性制御手段
25 送風装置
25a 遠心型送風機
26 換気装置
27 回転数検出手段
28 風量制御手段
29 トルク特性制御手段
30 送風装置
30a 遠心型送風機
31 換気装置
32 風量制御手段
Q1 上段側スイッチング素子
Q2 下段側スイッチング素子
Q3 上段側スイッチング素子
Q4 下段側スイッチング素子
Q5 上段側スイッチング素子
Q6 下段側スイッチング素子
Claims (5)
- ブラシレスDCモータを搭載した遠心型送風機と、交流電源を全波整流する整流手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記整流手段によって得た高圧電圧を低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、前記ブラシレスDCモータの磁石回転子の磁極位置を検出する磁極位置検出手段と、この磁極位置検出手段の信号を基に、前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧をPWM制御して、前記インバータ回路を介して前記ブラシレスDCモータの複数の駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記遠心型送風機の運転風量を指示する風量指示手段と、この風量指示手段によって指示された風量で一定運転するために、前記駆動ロジック制御手段が前記低圧直流電圧変換手段にて生成した低圧直流電圧をPWM制御するdutyに応じて、dutyが高くなるにしたがい、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を上昇させる風量制御手段を設けたことを特徴とする送風装置。
- 複数の運転風量を指示する風量指示手段と、この風量指示手段によって指示された各風量で一定運転するために、前記電流値指示手段を制御するトルク特性変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
- 前記磁石回転子の永久磁石は極異方性磁石とし、前記駆動ロジック制御手段は前記駆動コイルへの導通角を150度から180度としたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の送風装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の送風装置を搭載した電気機器。
- 請求項4記載の電気機器は換気装置、除湿機、加湿機、空気調和機、給湯機、ファンフィルタユニットのいずれかであることを特徴とする電気機器。
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JP2009216638A JP2009293625A (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 送風装置およびそれを搭載した電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
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KR20210122925A (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-13 | 주식회사 파만 | 라돈팬 자동 제어 시스템 및 그 방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003254287A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Matsushita Ecology Systems Co Ltd | ファンモータおよびそれを搭載した換気装置 |
JP2005204398A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 交流電源直結型ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器 |
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2009
- 2009-09-18 JP JP2009216638A patent/JP2009293625A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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KR102362881B1 (ko) | 2020-04-01 | 2022-02-21 | 주식회사 티엘디자인랩 | 라돈팬 자동 제어 시스템 및 그 방법 |
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