JP2009291913A - 焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置 - Google Patents

焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加工機にて使用される工具とホルダーの焼きばめ、焼きぬきを効率よく行うための焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置を提供する。
【解決手段】自動焼きばめ装置10は、固定される工具15と固定するホルダー52とをセットとして隣接して予定された順番に複数配置するテーブル部20と、テーブル部20に配置された工具15とホルダー52とを焼きばめする前にそれらが予定された正規のものであるかどうかを判定する焼きばめ工具ホルダー判定装置30と、正規のものであると判定された工具15をホルダー3に焼きばめする焼きばめ装置40と、を備える。焼きばめ工具ホルダー判定装置30にて判定した後に、工具とホルダーとを焼きばめにより工具をホルダーに固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物を加工する加工機にて使用する工具をホルダーに焼きばめによって固定するために、工具やホルダーを判定する焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び焼きばめ工具ホルダー判定装置を含み自動で焼きばめを行う自動焼きばめ装置に関する。
マシニングセンター等の加工機には、移動可能な主軸が設けられ、その先端部に、ワーク(被加工物)加工用の刃物等の工具を装着し、その工具によりワークを所定の形状に加工している。近年、高速加工、高精度加工が要求されるようになってきており、従来のねじ式3ピースホルダーは、振れ精度の問題や許容回転数の問題もあり、焼きばめホルダーに工具を焼嵌めして、その焼きばめホルダーを主軸に装着して使用するようになってきている(例えば、特許文献1〜3参照)。
焼きばめホルダーは、高品質な安定した振れ精度、ワークへの寄り付きの良さ、工具製作作業者による品質のばらつきが少ないこと、加工時の切り粉除去に適していること等の理由により、従来のホルダーに比べて有利である。
特開平9−131620号公報 特開2002−36051号公報 特開2005−118888号公報
しかしながら、焼きばめ、焼きぬきによる工具の脱着に熱が必要であり、時間も要する。このため、マシニングセンター等の加工機とは、別体の焼きばめ装置で、工具を焼きばめ、焼きぬきすることも行われているが、焼きばめ、焼きぬきに時間を要することにはかわりない。
本発明の課題は、加工機にて使用される工具とホルダーの焼きばめ、焼きぬきを効率よく行うための焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置を提供することにある。
本発明者らは、加工機にて使用する工具の工具情報及びその工具を取り付けるホルダーのホルダー情報を用いて、ホルダー、工具の寸法を工具情報またはホルダー情報と比較してホルダーまたは工具が予定された正規のものであるか否かを判定する焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び焼きばめ工具ホルダー判定装置を含む自動焼きばめ装置を用いることにより、上記課題を解決しうることを見出した。すなわち、本発明によれば、以下の焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置が提供される。
[1] 被加工物を加工する加工機にて使用する工具の工具情報及びその工具を取り付けるホルダーのホルダー情報の少なくとも一方を含む焼きばめをするための焼きばめ情報を入力する情報入力手段と、前記加工機にて使用するホルダーまたは前記工具の少なくとも一方を所定の位置に位置決めし、かつ位置決めされた前記ホルダーまたは前記工具を所定の位置から排出する移動手段と、前記所定の位置に位置決めされた前記ホルダーまたは前記工具の寸法を検出する寸法検出手段と、前記寸法検出手段によって検出された前記ホルダーまたは前記工具の寸法を前記焼きばめ情報と比較して前記ホルダーまたは前記工具が、予定された正規のものであるか否かを判定する判定手段と、を備える焼きばめ工具ホルダー判定装置。
[2] CADシステムで設計された設計データを被加工物を加工する加工機で使用する製造データに変換するCAMシステムにて出力されたデータから、前記工具情報及び前記ホルダー情報を抽出するデータ抽出手段を備える前記[1]に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
[3] 前記加工機にて使用するホルダーを位置決めするために載置するホルダー載置部を備える前記[1]または[2]に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
[4] 前記寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされた前記ホルダーを撮影する撮影手段を備え、前記撮影手段によって撮影された画像によって前記ホルダーの寸法を検出する前記[1]〜[3]のいずれかに記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
[5] 前記寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされた前記工具の寸法を検出するセンサを備える前記[1]〜[4]のいずれかに記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
[6] 前記[1]〜[5]のいずれかに記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置と、前記工具を前記ホルダーに焼きばめする焼きばめ装置と、を備え、前記判定手段にて判定した後に、前記工具と前記ホルダーとを焼きばめにより前記工具を前記ホルダーに固定する自動焼きばめ装置。
[7] 固定される前記工具と固定する前記ホルダーとをセットとして隣接して予定された順番に複数配置するテーブル部を備え、前記テーブル部に配置された前記工具と前記ホルダーとを前記移動手段によって移動し、その少なくとも一方を前記判定手段により判定した後に、前記移動手段によって前記焼きばめ装置まで前記工具と前記ホルダーとのそれぞれを移動し、前記焼きばめ装置にて焼きばめして前記工具を前記ホルダーに固定する前記[6]に記載の自動焼きばめ装置。
[8] 前記テーブル部は、当該自動焼きばめ装置の内外にスライド可能なスライド装置を備え、外部にて前記工具及び前記ホルダーを配置した後に、前記テーブル部を内部へスライドさせ、前記移動手段にて移動させて前記判定手段にて判定した後に、前記焼きばめ装置にて焼きばめを行う前記[7]に記載の自動焼きばめ装置。
[9] 前記焼きばめ装置を複数備え、前記焼きばめ工具ホルダー判定装置の判定結果に基づいてホルダーの大きさにより適する前記焼きばめ装置にて焼きばめ、または焼きぬきを行う前記[6]〜[8]のいずれかに記載の自動焼きばめ装置。
本発明の焼きばめ工具ホルダー判定装置は、情報入力手段、寸法検出手段、判定手段等を備えることにより、加工機にて使用する工具の工具情報、ホルダーのホルダー情報を基にして焼きばめされる工具、ホルダーが予定されたものであるかを判定することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
図1に本発明の焼きばめ工具ホルダー判定装置30を含む自動焼きばめ装置10の模式図を示す。なお、図1は、コンピュータ35を除いて上から見たところを模式的に示している。自動焼きばめ装置10は、固定される工具15と固定するホルダー52とをセットとして隣接して予定された順番に複数配置するテーブル部20と、テーブル部20に配置された工具15とホルダー52とを焼きばめする前にそれらが予定された正規のものであるかどうかを判定する焼きばめ工具ホルダー判定装置30と、正規のものであると判定された工具15をホルダー52に焼きばめする焼きばめ装置40と、を備える。
上記構成の本発明の自動焼きばめ装置10は、テーブル部20に配置された工具15とホルダー52とを焼きばめ工具ホルダー判定装置30にて予定された正規のものであるかどうか判定した後に、焼きばめ装置40によって工具15をホルダー52に固定する。以下、詳しく説明する。
図2にテーブル部20の側面図を示す。テーブル部20は、工具15を把持するための把持治具1と、ホルダー52を載置するホルダー載置具51とを交互に配置するように構成されている。工具15及びホルダー52は、固定される工具15と固定するホルダー52とをセットとして隣接して予定された順番に配置される。
図8に把持治具1の斜視図を示す。また、図9に、蓋部2を取り外した把持治具1の斜視図を示す。把持治具1は、箱状のケース3内に、棒状の工具15を被把持部材として凹部にて挟んで把持するために2つの把持部材4と、それぞれの把持部材4に連結し、2つの把持部材4,4を離間させる方向にスライド可能な2つの操作軸5と、2つの把持部材を接近させる方向に移動させる弾性部材6と、を備える。
弾性部材6にて付勢されることにより把持面間隔が狭められた把持部材4を、操作軸5を操作することにより離間させる方向にスライドし、被把持部材(工具15)を把持部材4,4間に挿入した後に、操作軸5による操作を停止することにより、図8に示すように弾性部材6の付勢により把持部材4にて被把持部材を把持することができる。
例えば、図1に示す実施形態では、テーブル部20に、工具15及びホルダー52のセットを縦5セット×横5セット配置できるように構成されている。配置される工具15は、マシニングセンター等の加工機にて使用することが予定されたもので複数種類あり、予め定められた順番で、テーブル部20に配置される。また、それぞれの工具15に対応するホルダー52が工具15に隣接して配置される。
テーブル部20は、当該自動焼きばめ装置10の内外にスライド可能なスライド装置21を備える。このため、テーブル部20を装置外に引き出した状態にて、外部にて工具15及びホルダー52を配置することができる。また、本発明の自動焼きばめ装置10は、図1に示すように、スライド可能な2つのテーブル部20を備える。図1では、左側のテーブル部20が引き出され、右側のテーブル部20が装置内に収容されている。2つのテーブル部20を備えるため、一方のテーブル部20に配置された工具15とホルダー52の焼きばめ(または、焼きぬき)を実施している間に、他方のテーブル部20に工具15、ホルダー52を配置して、次の準備をすることができる。このため、効率よく作業を行うことができる。
図3に焼きばめ工具ホルダー判定装置30を示す。焼きばめ工具ホルダー判定装置30は、被加工物を加工する加工機にて使用する工具(刃物等)15の工具情報及びその工具15を取り付けるホルダー52のホルダー情報の少なくとも一方を入力する情報入力手段である情報制御部31と、加工機にて使用するホルダー52または工具15の少なくとも一方を所定の位置に位置決めし、かつ位置決めされたホルダー52または工具15を所定の位置から排出する移動手段である搬送装置32と、所定の位置に位置決めされたホルダー52または工具15の寸法を検出する寸法検出手段と、を備える。
工具情報とは、焼きばめされる工具15のシャンク径、工具全長等の情報である。また、ホルダー情報とは、工具を焼きばめするホルダー52のホルダー先端径、ホルダー高さ等の情報である。情報制御部31は、寸法検出手段によって検出されたホルダー52または工具15の寸法を工具情報またはホルダー情報と比較してホルダー52または工具15が、予定された正規のものであるか否かを判定する判定手段としても機能する。搬送装置32には、ホルダー52の鍔部52tを挟み込むように保持するための保持部32aが設けられ、保持部32aにてホルダー52を保持して搬送することができる。また、ホルダー52を保持しているか否かを検知するホルダー保持センサ38が保持部32aに備えられ、ホルダー保持センサ38の信号は、情報制御部31に入力されるように構成されている。
また、焼きばめ工具ホルダー判定装置30は、加工機にて使用するホルダー52を位置決めするために載置するホルダー載置部34を備える。
寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされたホルダー52を撮影する撮影手段を備え、撮影手段によって撮影された画像によってホルダー52の寸法を検出する。具体的には、撮影手段としてホルダー52を横から及び上から撮影するためにカメラ33を備える。横から撮影するカメラ33(側面撮影カメラ)によって撮影した画像を情報制御部31に入力してホルダー52の高さ、先端部の径等を検出する。また、挿入する工具15のシャンク径との整合性をチェックするために、上から撮影するカメラ33(上面撮影カメラ)によって撮影した画像から、ホルダー52の内径(工具挿入孔52aの径)を検出する。情報制御部31は、検出結果とホルダー情報とを比較して予定された正規のものであるか否かを判定する。
また、図4に示すように、寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされた工具15の寸法を検出するセンサ37を備える。センサ37は、レーザを発信するレーザ発信器37aと、レーザ発信器37aから発信されたレーザを受信するレーザ受信器37bとによって構成されている。レーザ発信器37aからは、複数本のレーザ37cが発信され、レーザ発信器37aとレーザ受信器37bとの間に位置決めされた工具15が何本のレーザ37cを遮るかによって工具15のシャンク径等を検出し、予定された正規のものであるか否かを判定する。
図5に焼きばめ装置40を示す。焼きばめ装置40は、中に挿入されたホルダー52を加熱することにより熱膨張によって拡径させる加熱コイル部41、加熱コイル部41に高周波電流を流す電源回路部42、ホルダー52を載置して昇降することにより、ホルダー52の先端をコイル内外に出し入れする昇降部43を備える。
低位置に下降した昇降部43にホルダー52を載置し、上昇させることにより、ホルダー52の先端部を加熱コイル部41に挿入することができる。電源回路部42は、商用交流電源からの交流電流を直流電流に整流する整流回路部と、その直流電流を交流は電流に変換する共振回路部とを備える。これにより、高周波電流を加熱コイル部41に流して、加熱コイル部41に挿入されたホルダー52を加熱することができる。加熱されたホルダー52は、熱膨張により拡径し、図5に示すように、ホルダー52の工具挿入孔52aに工具15を挿入することができる。つまり、焼きばめ工具ホルダー判定装置30にて予定された正規のものであると判定された工具15及びホルダー52は、焼きばめ装置40にて焼きばめされる。
次に、本発明の焼きばめ工具ホルダー判定装置30を含む自動焼きばめ装置10を用いて、加工機(例えば、マシニングセンター)にて使用する工具15をホルダー52に焼きばめする工程について説明する。図6に示すように、まず、CADシステムにより、マシニングセンター等の加工機にて作製する被加工物(例えば、金型)の図面を作成する(S1)。次に、CADシステムで作製した図面データ(設計データ)を用いて、CAMシステムによって加工機で使用する製造データを作成する(S2)。加工機で使用する製造データは、後に加工機に入力される。また、CAMシステムから加工指示書等を出力する(電子データとして出力するようにしてもよいし、印刷されたデータとして出力されるようにしてもよい)。さらに、CAMシステムのデータから、加工機にて使用する工具15の工具情報、ホルダー52のホルダー情報等を含む焼きばめ情報をコンピュータ35によって抽出する。焼きばめデータは、CAMシステムのデータから直接抽出するようにしてもよいし、CAMシステムによって出力された加工指示書等の電子データから抽出するようにしてもよい。
図7にCAMデータからコンピュータ35によって抽出された、使用する工具15の工具情報及びその工具を取り付けるホルダー52のホルダー情報を含む焼きばめ情報の例を示す。焼きばめ情報として、ホルダー先端径、ホルダー高さ、加熱位置高さ調整、工具シャンク径、工具全長、工具突き出し長さ、加熱装置、加熱時間等が含まれている。そして、そのデータを自動焼きばめ装置10の情報制御部31に転送する(S3)。つまり、本発明の自動焼きばめ装置10は、CADシステムで設計された設計データを被加工物を加工する加工機で使用する製造データに変換するCAMシステムにて出力されたデータから、工具情報及びホルダー情報を抽出するデータ抽出手段としてコンピュータ35を備えている。
作業者は、図2に示すように、テーブル部20を引き出し、CAMシステムにて出力された加工指示書に従って、工具15及びホルダー52を配置する(S4)。すべての工具15及びホルダー52の配置が終了した後に、テーブル部20をスライド装置21によってスライドさせて装置内に収容する。
本発明の自動焼きばめ装置10は、径の異なる工具15を把持できる把持治具1をテーブル部20に配置できるように構成されているため、加工指示書に記載された順番にしたがって、工具15及びホルダー52を配置することができる。径ごとに工具を把持する治具が異なっていると、どの位置に配置されている工具15、ホルダー52を使用するかの情報を装置に入力する必要がある。しかし、本発明の自動焼きばめ装置10においては、搬送装置32は、テーブル部20に配置された順番に工具15及びホルダー52を搬送すればよい。つまり、配置された順番に焼きばめすればよいため、次に焼きばめする工具15、ホルダー52の位置情報を装置に入力する必要がない。自動焼きばめ装置10は、焼きばめ工具ホルダー判定装置30を備えるため、間違って配置した場合でも、間違って焼きばめされることがない。
自動焼きばめ装置10をオンとすると、図3に示すように、搬送装置32にて、ホルダー52を搬送して、焼きばめ工具ホルダー判定装置30のホルダー載置部34に載置する。そして、カメラ33にてホルダー52を撮影し、情報制御部31は、その画像データから、ホルダー52の高さ、先端径を算出する。情報制御部31に予め入力されたホルダー情報及び工具情報と照合し、ホルダー52が予定された正規のホルダーであるか判定する(S5)。
予定された正規のホルダー52ではない場合には、テーブル部20のホルダー載置具51に戻す。正規のホルダー52である場合には、搬送装置32によって焼きばめ装置40の昇降部43にホルダー52を載置する。
また、同様に、図4に示すように、搬送装置32にて工具15を搬送し、焼きばめ工具ホルダー判定装置30のセンサ37を用いて工具15が予定された正規の工具15であるかを判定する。
次に図5に示すように、昇降部43を上昇させて、ホルダー52の先端部を加熱コイル部41に挿入し、ホルダー52の先端部を加熱することにより、先端部を熱膨張させ、拡径した工具挿入孔52aに工具を挿入して、焼きばめする(S6)。このとき、焼きばめ装置40は、情報制御部31に入力されているホルダー情報、工具情報の加熱位置高さ調整の値によって昇降部43の高さを自動調整する。また、工具全長、工具突き出し長さにしたがって、工具の突き出し長さを自動調整する。さらに、加熱時間にしたがって、加熱を行う。
焼きばめの終了後、テーブル部20へ移動する。そして、次のホルダー52と工具15を検査し、予定された正規のものであれば、焼きばめする。以後、同様に、テーブル部20に配置されたホルダー52と工具15のすべてについて、検査及び焼きばめを行う。
そして、焼きばめが終了すれば、マシニングセンター等の加工機に、工具15が焼きばめされたホルダー52をセットし、CAMによって出力されたデータに基づいて、金型等の被加工物の作製を行う。
次に、マシニングセンター等の加工機において加工が終了した後の工具15とホルダー52との焼きぬきについて説明する。焼きばめと同様に、テーブル部20のホルダー載置具51に、工具15が焼きばめされたホルダー52を載置する。不特定数量のホルダー52をランダムに配置終了後に、テーブル部20をスライド装置21によってスライドさせて装置内に収容する。
自動焼きばめ装置10をオンとすると、搬送装置32にて、ホルダー52を搬送して、焼きばめ工具ホルダー判定装置30のホルダー載置部34に載置する。そして、カメラ33にてホルダー52を撮影し、情報制御部31は、その画像データから、ホルダー52に工具が固定されているかを判定する。
ホルダー52に工具15が固定されていない場合には、焼きぬきをする必要がないためテーブル部20のホルダー載置具51に戻す。ホルダー52に工具15が固定されている場合には、焼きばめ工具ホルダー判定装置30は、カメラ33の画像からホルダー52の寸法を検出して、ホルダー52の大きさによって、2つの焼きばめ装置40のうち、どちらの装置にて焼きぬきを行う方がよいかを判定し、適する焼きばめ装置40へ搬送する。そして、搬送装置32によって焼きばめ装置40の昇降部43にホルダー52を載置する。
次に、昇降部43を上昇させて、ホルダー52の先端部を加熱コイル部41に挿入し、ホルダー52の先端部を加熱することにより、先端部を熱膨張させ、拡径した工具挿入孔から工具15を抜く。
焼きぬきの終了後、ホルダー52と工具15とをテーブル部20へ移動する。そして、次のホルダー52を検査し、工具15が固定されたものであれば、焼きぬきする。以後、同様に、テーブル部20に配置されたホルダー52について、検査及び焼きぬきを行う。テーブル部20の位置に戻った搬送装置32は、次のホルダー載置部51の位置にてホルダー52を保持したか否かをホルダー保持センサ38によって検知する。つまりテーブル部20にホルダー52が残存しているか確認し、ホルダー保持センサ38からの入力信号によって情報制御部31がテーブル部20にホルダー52が残存していないと判定した場合には、焼きぬきを終了とし、自動的に装置を停止させる(S7)。
本発明の焼きばめ工具ホルダー判定装置、及び自動焼きばめ装置は、マシニングセンター等の加工機にて使用する工具をホルダーに焼きばめするために利用することができる。
自動焼きばめ装置を示す模式図である。 テーブル部の側面図である。 焼きばめ工具ホルダー判定装置のカメラによる判定を示す模式図である。 焼きばめ工具ホルダー判定装置のセンサによる判定を示す模式図である。 焼きばめ装置を示す模式図である。 工具をホルダーの焼きばめするための工程を説明するためのフローチャートである。 工具情報とホルダー情報を含む焼きばめ情報の例を示す図である。 把持治具を示す斜視図である。 蓋部を取り外した把持治具を示す斜視図である。
符号の説明
1:把持治具、2:蓋部、3:ケース、4:把持部材、5:操作軸、6:弾性部材、10:自動焼きばめ装置、15:工具、20:テーブル部、21:スライド装置、30:焼きばめ工具ホルダー判定装置、31:情報制御部、32:搬送装置、32a:保持部、33:カメラ、34:ホルダー載置部、35:コンピュータ、37:センサ、37a:レーザ発信器、37b:レーザ受信器、37c:レーザ、38:ホルダー保持センサ、40:焼きばめ装置、41:加熱コイル部、42:電源回路部、43:昇降部、51:ホルダー載置具、52:ホルダー、52a:工具挿入孔、52t:鍔部。

Claims (9)

  1. 被加工物を加工する加工機にて使用する工具の工具情報及びその工具を取り付けるホルダーのホルダー情報の少なくとも一方を含む焼きばめをするための焼きばめ情報を入力する情報入力手段と、
    前記加工機にて使用するホルダーまたは前記工具の少なくとも一方を所定の位置に位置決めし、かつ位置決めされた前記ホルダーまたは前記工具を所定の位置から排出する移動手段と、
    前記所定の位置に位置決めされた前記ホルダーまたは前記工具の寸法を検出する寸法検出手段と、
    前記寸法検出手段によって検出された前記ホルダーまたは前記工具の寸法を前記焼きばめ情報と比較して前記ホルダーまたは前記工具が、予定された正規のものであるか否かを判定する判定手段と、
    を備える焼きばめ工具ホルダー判定装置。
  2. CADシステムで設計された設計データを被加工物を加工する加工機で使用する製造データに変換するCAMシステムにて出力されたデータから、前記工具情報及び前記ホルダー情報を抽出するデータ抽出手段を備える請求項1に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
  3. 前記加工機にて使用するホルダーを位置決めするために載置するホルダー載置部を備える請求項1または2に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
  4. 前記寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされた前記ホルダーを撮影する撮影手段を備え、前記撮影手段によって撮影された画像によって前記ホルダーの寸法を検出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
  5. 前記寸法検出手段として、所定の位置に位置決めされた前記工具の寸法を検出するセンサを備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼きばめ工具ホルダー判定装置と、
    前記工具を前記ホルダーに焼きばめする焼きばめ装置と、を備え、
    前記判定手段にて判定した後に、前記工具と前記ホルダーとを焼きばめにより前記工具を前記ホルダーに固定する自動焼きばめ装置。
  7. 固定される前記工具と固定する前記ホルダーとをセットとして隣接して予定された順番に複数配置するテーブル部を備え、
    前記テーブル部に配置された前記工具と前記ホルダーとを前記移動手段によって移動し、その少なくとも一方を前記判定手段により判定した後に、前記移動手段によって前記焼きばめ装置まで前記工具と前記ホルダーとのそれぞれを移動し、前記焼きばめ装置にて焼きばめして前記工具を前記ホルダーに固定する請求項6に記載の自動焼きばめ装置。
  8. 前記テーブル部は、当該自動焼きばめ装置の内外にスライド可能なスライド装置を備え、
    外部にて前記工具及び前記ホルダーを配置した後に、前記テーブル部を内部へスライドさせ、前記移動手段にて移動させて前記判定手段にて判定した後に、前記焼きばめ装置にて焼きばめを行う請求項7に記載の自動焼きばめ装置。
  9. 前記焼きばめ装置を複数備え、
    前記焼きばめ工具ホルダー判定装置の判定結果に基づいてホルダーの大きさにより適する前記焼きばめ装置にて焼きばめ、または焼きぬきを行う請求項6〜8のいずれか1項に記載の自動焼きばめ装置。
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