JP2009290474A - 電気音響変換器及びヘッドホン - Google Patents

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Abstract

【課題】より自然に重低音を体感できるヘッドホンを提供する。
【解決手段】音量調節制御部109は、音量設定値が小さいときに低周波数帯域の電気音響信号の音量が全周波数帯域の電気音響信号の音量よりも大きくなるように第2の音量調節部105L,105Rを制御する。これにより、低周波数帯域の電気音響信号の音量は、音量設定値の小さい範囲において音量設定値が小さい場合であっても十分に大きい値となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、機械的振動を発生するヘッドホンの電気音響変換技術に関する。
近年、サラウンドやノイズキャンセリング等の優れた機能を有するヘッドホンが次々に製品化されている。
一般に、ヘッドホンは、再生装置や受信機から出力された電気音響信号を音波に変換し、この音波がヘッドホンのユーザの耳の鼓膜を振動させることにより、ユーザに音を伝える。
ところで、人は、重低音域である低周波数帯域において鼓膜よりも身体で振動を感じるようになり、さらに重低音領域では音圧として身体で空気振動を感じる性質を有する。これに対し、ヘッドホンの振動特性は、鼓膜に起こる振動要素のみからなり、身体で感じる振動要素を全て無視している。このような理由から、人は、鼓膜の振動のみでは重低音を十分に感じることができない。
すなわち、ヘッドホンから出力される音が幾ら高品質であっても、ユーザは、ヘッドホンから重低音を十分に感じとることができず、このため、ユーザは、ヘッドホンからの音をスピーカシステムの音や生の音等に比べて不自然で異質に感じることが多い。
そこで、ユーザに重低音を十分に感じさせるようにするために、ユーザの頭部や頬等に機械的振動を伝えるようにしたヘッドホンがある。
例えば、特許文献1に記載のヘッドホンは、オーディオからの電気音響信号の低周波数成分を検出して振動モータを駆動し、ユーザの身体に振動を伝えることにより重低音を身体で感じさせるようにしたものである。
特開2003−92789号公報
しかしながら、このようなヘッドホンであっても、低周波数帯域の電気音響信号の音量変化特性は、全周波数帯域の電気音響信号の音量変化特性と同一であるため、ユーザは、視聴する音に対して依然として不自然さを感じてしまうのである。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、より自然に重低音を体感できるヘッドホン及び当該ヘッドホンに適用される電気音響変換器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る電気音響変換器は、入力された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有する第1の回路系と、上記電気音響信号の低周波数帯域成分を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する第2の回路系とを備え、上記第1の回路系は、音量調節操作に応じて上記電気音響信号の音量を調節する第1の音量調節部を有し、上記第2の回路系は、音量調節操作に応じて上記電気音響信号の音量を調節する第2の音量調節部を有し、上記第2の音量調節部は、音量を小さくするときの音量の減衰量を上記第1の音量調節部が調節する音量の減衰量よりも少なく調節する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る電気音響変換器は、入力された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有する第1の回路系と、上記電気音響信号の低周波数帯域成分を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する第2の回路系とを備え、上記第2の回路系は、上記電気音響信号の音量が小さいとき、上記第1の回路系から入力される電気音響信号の音量よりも大きな音量を得るような圧縮特性を有するレベル圧縮部を有する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るヘッドホンは、音量調節操作に応じて入力された電気音響信号の音量を調節する第1の音量調節部と、上記第1の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号を増幅する第1の増幅部と、上記第1の増幅部によって増幅された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有し、ユーザの両耳に音波を伝えるスピーカと、音量調節動作に応じて上記入力された電気音響信号の音量を調節する第2の音量調節部と、上記第2の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部と、上記重低音強調部によって低周波数帯域成分が強調された電気音響信号を増幅する第2の増幅部と、上記第2の増幅部によって増幅された電気音響信号を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有して振動する振動体と、ユーザの頭部に装着され、上記振動体の振動に応じて振動するバンドと、上記スピーカが内蔵され、上記振動体の振動に応じて振動する筐体とを備え、上記第2の音量調節部は、音量調節操作に応じて音量を小さくするときの音量の減衰量を上記第1の音量調節部が調節する音量の減衰量よりも少なく調節する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るヘッドホンは、音量調節操作に応じて入力された電気音響信号の音量を調節する音量調節部と、上記音量調節部によって音量が調節された電気音響信号を増幅する第1の増幅部と、上記第1の増幅回路によって増幅された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有し、ユーザの両耳に音波を伝えるスピーカと、上記音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の音量が小さいとき、上記音量調節部から入力される電気音響信号の音量よりも大きな音量を得るような圧縮特性を有するレベル圧縮部と、上記レベル圧縮部から出力された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部と、上記重低音強調部によって低周波数帯域成分が強調された電気音響信号を増幅する第2の増幅部と、上記第2の増幅部によって増幅された電気音響信号を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有して振動する振動体と、ユーザの頭部に装着され、上記振動体の振動に応じて振動するバンドと、上記スピーカが内蔵され、上記振動体の振動に応じて振動する筐体とを備える。
本発明によれば、音楽再生装置からの再生音の音量を小さく設定した場合に、重低音域である低周波数帯域の音量を全周波数帯域の音量よりも大きくすることにより、音量が小さい場合であっても迫力且つ臨場感のある重低音をユーザに提供することができる。このため、ユーザは、ヘッドホンの音量設定値を小さくし、迫力且つ臨場感のある重低音を楽しみながら周囲への音洩れを防止することができる。
また、本発明によれば、映画等のダイナミックレンジが大きな音源の音量が小さい場合であっても、迫力且つ臨場感のある重低音をユーザに提供することができる。
また、本発明によれば、音量が小さい場合であっても迫力且つ臨場感のある重低音をユーザに提供することができることにより、高音域の細かな雑音を生じさせることがなく、クリアな再生音を出力することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態におけるヘッドホン1の外観を示す図である。
ヘッドホン1は、各種の音楽再生装置から出力される電気音響信号を振動に変換してユーザの耳に再生音を伝達する際に、本来、人の耳の鼓膜では感じ取りにくい重低音域である低周波数帯域の振動を強調してユーザに重低音を体感させるための処理を行う。
ヘッドホン1は、一対のハウジング11L,11Rを備えている。ハウジング11L,11Rは、ユーザの耳を覆う側が凹型となっている筐体であり、ヘッドバンド13、押さえバンド14によってそれぞれ互いに連結されている。また、ハウジング11L,11Rは、電気音響信号の全周波数領域成分を音波に変換する第1のトランスデューサを有するスピーカ(図示せず)を内蔵する。
ハウジング11L,11Rのユーザの耳を覆う側には、それぞれパッド12L,12Rが取り付けられている。ヘッドバンド13の両端は、ハウジング11L,11Rをそれぞれ支える支持腕15L,15Rと連結されている。
ハウジング11L,11Rの側面の所定の位置には、電気音響信号の低周波数帯域成分を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する振動体16L,16Rが取り付けられている。
振動体16L,16Rは、第2のトランスデューサが低周波数帯域の電気音響信号を機械的振動に変換し、これにより自身が振動する。この振動体16L,16Rの振動は、押さえバンド14及びハウジング11L,11Rに伝えられる。ユーザは、押さえバンド14が振動することにより頭部にて重低音に応じた振動を感じることができる。また、ユーザは、ハウジング11L,11Rがそれぞれ振動することによりそれぞれ耳の周囲や頬等にてこれと同じ振動を感じることができる。
図2は、本発明に係る第1の実施の形態におけるヘッドホン1が備える電気音響変換器1Aの構成を示す図である。
電気音響変換器1Aは、入力された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有する第1の回路系と、入力された電気音響信号の低周波数帯域の信号を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する第2の回路系とを備える。第1の回路系は、音量調節操作に応じて上記電気音響信号の音量を調節する第1の音量調節部102L,102Rを有する。第2の回路系は、音量調節操作に応じて電気音響信号の音量を調節し、音量を小さくするときの音量の減衰量を第1の音量調節部102L,102Rの音量の減衰量よりも少なく調節する第2の音量調節部105L,105Rを有する。
電気音響変換器1Aは、電気音響信号入力端子101L,101Rを備える。第1の回路系は、第1の音量調節部102L,102Rと、増幅回路103と、第1のトランスデューサ104L,104Rとを備える。第2の回路系は、第2の音量調節部105L,105Rと、重低音強調回路106と、増幅回路107と、第2のトランスデューサ108L,108Rとを備える。また、電気音響変換器1Aは、第1の音量調節部102L,102R及び第2の音量調節部105L,105Rを制御する音量調節制御部109を備える。
電気音響信号入力端子101Lは、任意の音楽再生装置(図示せず)のLチャンネル(Lch)端子から出力される電気音響信号を入力する。電気音響信号入力端子101Lにて入力された電気音響信号は、第1の音量調節部102L及び第2の音量調節部105Lに供給される。
また、電気音響信号入力端子101Rは、音楽再生装置のRチャンネル(Rch)端子から出力される電気音響信号を入力する。電気音響信号入力端子101Rにて入力された電気音響信号は、第1の音量調節部102R及び第2の音量調節部105Rに供給される。
第1の音量調節部102L,102R及び第2の音量調節部105L,105Rは、抵抗体にスライダが接触した可変抵抗器や、電気音響信号に対してデジタル処理を行うもの、電子ボリュームを備えるもの等、何れであってもよい。
第1の音量調節部102L,102R及び第2の音量調節部105L,105Rは、ユーザがヘッドホンに接続されている音量調節ボタンを操作して再生音の音量を設定すると、この設定に応じた設定信号に基づいて全周波数帯域の音量を調節する。
この際、第1の音量調節部102L,102R及び第2の音量調節部105L,105Rは、音量調節制御部109の制御に基づいた音量調節を行う。以下、この音量調節動作について詳細に説明する。
図3は、ユーザが操作する音量調節ボタンの音量設定値が、0,1,2,・・・,15(STEP)である場合の音量設定値と全周波数帯域及び低周波数帯域の音量との関係を示す図である。
音量調節制御部109は、この図3に示す音量設定値と電気音響信号の全周波数帯域及び低周波数帯域の音量(dB)との関係、すなわち音量調節部減衰特性がパラメータとして記憶されたテーブルを備える。そして、音量調節制御部109は、このテーブルを参照して音量設定値のステップに応じた音量を読み取り、第1の音量調節部102L,102R及び第2の音量調節部105L,105Rを制御する。
電気音響信号の全周波数帯域の音量は、Vに示すように音量設定値の減少に比例して減衰していくように調節される。音量調節制御部109は、テーブルに記憶された音量調節部減衰特性のパラメータからVに示す比例関係を読み取り、第1の音量調節部102L,102Rに対し、Vに示す比例関係に基づいて第1の音量調節部102L,102Rを制御する。
ところで、音量が小さいときには、人は、低周波数帯域の電気音響信号の音をほとんど聴きとることができない。
そこで、音量調節制御部109は、図3のVに示すように、音量設定値が小さいときに低周波数帯域の電気音響信号の音量の減衰量が全周波数帯域の電気音響信号の音量の減衰量よりも少なくなるようなパラメータを設定し、このパラメータをテーブルに記憶する。ここで、Pは、Pよりも傾きが小さく、Pは、Pよりも傾きが大きいようにパラメータが設定されている。すなわち、図3に示すような音量設定値が小さい範囲において、低周波数帯域の電気音響信号の音量は、全周波数帯域の電気音響信号の音量よりも大きくなる。
音量調節制御部109は、このように設定されたパラメータをテーブルから読み取り、このパラメータに基づいて、音量設定値が小さいときに低周波数帯域の電気音響信号の音量が全周波数帯域の電気音響信号の音量よりも大きくなるように第2の音量調節部105L,105Rが行う電気音響信号の音量調節を制御する。
これにより、低周波数帯域の電気音響信号の音量は、音量設定値が小さいときであっても十分に大きい値となる。そして、電気音響変換器1Aは、低周波数帯域の振動を強調することができ、ユーザは、迫力のある重低音を感じることができる。
第1の音量調節部102L,102Rからの電気音響信号は、増幅回路103に供給される。また、第2の音量調節部105L,105Rからの電気音響信号は、重低音強調回路106に供給される。
増幅回路103は、第1の音量調節部102L,102Rからの電気音響信号を増幅して第1のトランスデューサ104L,104Rに供給する。
第1のトランスデューサ104L,104Rは、増幅回路103より供給された増幅された全周波数帯域の電気音響信号を音波に変換する。第1のトランスデューサ104Lは、Lchスピーカに内蔵されており、この音波をLchスピーカを介してユーザの左耳の鼓膜に伝えるようにする。同様に、第1のトランスデューサ104Rは、Rchスピーカに内蔵されており、この音波をRchスピーカを介してユーザの右耳の鼓膜に伝えるようにする。
重低音強調回路106は、第2の音量調節部105L,105Rにて音量が調節された電気音響信号の低周波数帯域成分のエッジを強調する処理を行う。重低音強調回路106にてエッジの強調処理が行われた電気音響信号は、増幅回路107に供給される。
図4は、重低音強調回路106の構成の一例を示す図である。重低音強調回路106は、Lch用の入力端子121L及びRch用の入力端子121Rと、振動レベル調整部122A,122Bと、ローパスフィルタ(以下、LPFと記載する。)123A,123Bと、加算部124と、エッジ検出部125と、エッジ強調部126と、可変抵抗器128A,128B,128C及び加算部129,130からなるビート成分調整部127と、LPF131A,131Bと、Lch用の出力端子132L及びRch用の出力端子132Rとを備える。
入力端子121Lに、第2の音量調節部105Lにて音量調節された電気音響信号が入力されると、この電気音響信号は、振動レベル調整部122Aに供給される。また、入力端子121Rに、第2の音量調節部105Rにて音量調節された電気音響信号が入力されると、この電気音響信号は、振動レベル調整部122Bに供給される。
振動レベル調整部122A,振動レベル調整部122Bは、それぞれ可変抵抗器を備える。
振動レベル調整部122Aは、入力端子121Lより供給された電気音響信号の振動レベルを調整する。また、振動レベル調整部122Bは、入力端子121Rより供給された電気音響信号の振動レベルを調整する。
なお、振動レベル調整部122A,振動レベル調整部122Bの構成は、これに限られず、例えば電気音響信号に対してデジタル処理を行うことにより振動レベルを調整するようにしてもよい。
振動レベル調整部122Aにて振動レベルが調整された電気音響信号は、LPF123Aに供給される。また、振動レベル調整部122Bにて振動レベルが調整された電気音響信号は、LPF123Bに供給される。
LPF123A,LPF123Bは、それぞれ全周波数帯域の電気音響信号のうちの低周波数帯域の周波数成分(例えば150Hz以下)のみを取り出す。
ここで、振動レベル調整部122A,振動レベル調整部122Bにおいてそれぞれ振動レベルが調整された電気音響信号S,Sの波形が、例えば図5(A)に示すような形状であるとする。この場合、LPF123A,LPF123Bをそれぞれ通過した電気音響信号S,Sの波形は、例えば図5(B)に示すように、それぞれ電気音響信号S,Sの波形から高域の振動成分が除去された滑らかな形状となる。
LPF123Aを通過した低周波数帯域成分の電気音響信号は、加算部124及び可変抵抗器128Aに供給される。また、LPF123Bを通過した低周波数帯域成分の電気音響信号は、加算部124及び可変抵抗器128Cに供給される。
加算部124は、LPF123Aより供給された低周波数帯域成分の電気音響信号と、LPF123Bより供給された低周波数帯域成分の電気音響信号とを加算し、この加算した電気音響信号をエッジ検出部125及びエッジ強調部126に供給する。
エッジ検出部125は、加算部124から供給された電気音響信号の立ち上がり時間及び立ち下り時間で特定される電気音響信号のエッジ成分を検出する。そして、エッジ検出部125は、検出したエッジ成分をエッジ強調部126に供給する。
エッジ強調部126は、VCA(Voltage Controlled Amplifier)を備える。エッジ強調部126は、エッジ検出部125から供給されたエッジ成分に基づいて加算部124から供給された電気音響信号のエッジ成分を増幅させる。エッジ成分が増幅した電気音響信号Sは、例えば図5(C)に示すように、ビート成分が強調された波形を有する。そして、エッジ強調部126は、この電気音響信号Sを可変抵抗器128Bに供給する。
ビート成分調整部127が備える可変抵抗器128A、可変抵抗器128B、可変抵抗器128Cは、抵抗の抵抗値が最大となるHARD(強)、この抵抗値が最小となるSOFT(弱)の2つの切り換えモードを有する。このHARDとSOFTとの切り替えは、例えば、切り替えスイッチ(図示せず)を備えて手動により行われてもよいし、コンピュータプログラムに基づく制御により自動に行われてもよい。
可変抵抗器128A、可変抵抗器128B、可変抵抗器128Cがそれぞれ有する切り替えモードは、全て同時に同じ切り替えモードに切り替わる。すなわち、可変抵抗器128A,可変抵抗器128B,可変抵抗器128Cの切り替えモードは全てHARDになるか、全てSOFTになる。
ビート成分調整部127が備える可変抵抗器128Aは、切り替えモードがHARDであるときにはLPF123Aから供給される電気音響信号の信号量は最小となり、切り替えモードがSOFTであるときにはLPF123Aから供給される電気音響信号の信号量は最大となる。
また、ビート成分調整部127が備える可変抵抗器128Bは、切り替えモードがHARDであるときにはエッジ強調部126から供給される電気音響信号の信号量は最大となり、切り替えモードがSOFTであるときにはエッジ強調部126から供給される電気音響信号の信号量は最小となる。
また、ビート成分調整部127が備える可変抵抗器128Cは、切り替えモードがHARDであるときにはLPF123Bから供給される電気音響信号の信号量は最小となり、切り替えモードがSOFTであるときにはLPF123Bから供給される電気音響信号の信号量は最大となる。
加算部129は、可変抵抗器128Aより供給された電気音響信号と可変抵抗器128Bより供給された電気音響信号とを加算してLPF131Aに供給する。
また、加算部130は、可変抵抗器128Bより供給された電気音響信号と可変抵抗器128Cより供給された電気音響信号とを加算してLPF131Bに供給する。
ここで、具体例として、可変抵抗器128A、可変抵抗器128B、及び可変抵抗器128Cの切り替えモードがHARDである場合について述べる。LPF123Aからは、最小量の電気音響信号が加算部129に供給される。また、エッジ強調部126からは最大量の電気音響信号が加算部129及び加算部130に供給される。また、LPF123Bからは、最小量の電気音響信号が加算部130に供給される。これにより、加算部129がLPF131Aに供給する電気音響信号、及び、加算部130がLPF131Bに供給する電気音響信号は、エッジ強調部126からの電気音響信号を最大量に含み、ビート成分の強調レベルは最大となる。
また、具体例として、可変抵抗器128A、可変抵抗器128B、及び可変抵抗器128Cの切り替えモードがSOFTである場合について述べる。LPF123Aからは、最大量の電気音響信号が加算部129に供給される。また、エッジ強調部126からは最小量の電気音響信号が加算部129及び加算部130に供給される。また、LPF123Bからは、最大量の電気音響信号が加算部130に供給される。
これにより、加算部129がLPF131Aに供給する電気音響信号、及び、加算部130がLPF131Bに供給する電気音響信号は、エッジ強調部126からの電気音響信号を最小量にしか含まず、ビート成分の強調レベルは最小となる。
LPF131Aは、加算部129より供給された電気音響信号から高周波帯域成分を取り除くために、例えば150Hz以下の低周波数帯域成分のみを取り出す。LPF131Aを通過した電気音響信号は、出力端子132Lを介して増幅回路107のLch用の入力端子(図示せず)に供給される。
また、LPF131Bは、加算部130より供給された電気音響信号から、高周波帯域成分を取り除くために、例えば150Hz以下の低周波数帯域成分のみを取り出す。LPF131Bを通過した電気音響信号は、出力端子132Rを介して増幅回路107のRch用の入力端子(図示せず)に供給される。
LPF131Aを通過した電気音響信号S及びLPF131Bを通過した電気音響信号Sは、図5(D)に示すように、本来の低周波数帯域成分の音量が増大され、且つ、ビート成分が強調された波形を有する。
増幅回路107は、重低音強調回路106より供給された電気音響信号を増幅し、この増幅した電気音響信号を第2のトランスデューサ108L,108Rに供給する。
第2のトランスデューサ108L,108Rは、増幅回路107より供給された低周波数帯域の電気音響信号を機械的な振動に変換する。増幅回路107より供給された電気音響信号は、第2の音量調節部105L,105Rにより音量が増大され、且つ、重低音強調回路106によりビート成分が強調されている。
そして、第2のトランスデューサ108L,108Rは、この重低音域低周波数帯域の振動をそれぞれ押さえバンド14及びハウジング11L,11Rに伝える。
押さえバンド14は、第2のトランスデューサ108L,108Rが生じさせた振動をユーザの頭部に伝える。また、ハウジング11L,11Rは、第2のトランスデューサ108L,108Rが生じさせた振動を、ユーザの顔のハウジングに覆われる部分(頬、耳の周囲、顎等)に伝える。
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。図6は、本発明に係る第2の実施の形態におけるヘッドホン1が備える電気音響変換器1Bを示す図である。
電気音響変換器1Bは、第2の音量調節部105L,105Rに替えて重低音用音量圧縮回路201を備える以外は、電気音響変換器1Aと同様の構成を備える。このため、図6において図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
電気音響変換器1Bが備える重低音用音量圧縮回路201は、可変増幅回路からなる。この重低音用音量圧縮回路201は、第1の音量調整部102L及び第1の音量調節部102Rよりそれぞれ音量が調節された電気音響信号が供給されると、図7に示すような重低音用音量圧縮回路入出力特性に基づいて重低音用の電気音響信号の音量を調節する。
上述したように、音量が小さいときには、人は、低周波数帯域の電気音響信号の音をほとんど聴きとることができない。
そこで、重低音用音量圧縮回路201は、第1の音量調節部102L,102Rが出力して重低音用音量圧縮回路201に入力される電気音響信号に対し、出力される電気音響信号の音量の減衰量を圧縮する利得可変処理を行う。
図7は、重低音用音量圧縮回路201へ入力される電気音響信号の音量(以下、入力レベルという。)に対し、重低音用音量圧縮回路201から出力される電気音響信号の音量(以下、出力レベルという。)を示す図である。重低音用音量圧縮回路201は、この図7に示すような重低音用音量圧縮回路201へ入力される電気音響信号の音量と重低音用音量圧縮回路201から出力される電気音響信号の音量との関係をパラメータとして記憶するテーブルを備える。
ここで、Wは、仮に重低音用音量圧縮回路201にてレベル圧縮処理を行わない場合の入力レベルに対する出力レベルを示す重低音用音量圧縮回路入出力特性である。また、Wは、この重低音用音量圧縮回路201にてレベル圧縮処理が行う場合の入力レベルに対する出力レベルを示す重低音用音量圧縮回路入出力特性である。
に示すように、仮に重低音用音量圧縮回路201にてレベル圧縮処理を行わない場合の入力レベルと出力レベルは比例関係を有する。
重低音用音量圧縮回路201は、図7のWに示すように、音量調節部102L,102Rから出力されて重低音用音量圧縮回路201に入力された電気音響信号に対し、音量が小さい場合における出力レベルが入力レベルよりも大きくなるように出力レベルの減衰量を圧縮する処理を行う。
重低音用音量圧縮回路201が備えるテーブルが記憶するパラメータは、WのQの傾きがWのQの傾きよりも小さくなるように設定されている。また、このパラメータは、WのQとWのQの傾きが同じであるように設定されている。
重低音用音量圧縮回路201は、この図7に示すように設定されたパラメータをテーブルから読み取り、入力レベルが小さいときの電気音響信号の出力レベルが図7に示すように入力レベルよりも大きくなるように出力レベルの減衰量を圧縮する処理を行う。
具体的には、WのQ(x,y),Q(x,y)に示すように、電気音響信号の入力レベルがxからxまで減少するとき、仮にレベル圧縮処理を行わない電気音響信号の出力レベルは、yからyまで減少する。重低音用音量圧縮回路201は、WのQ(x,y),Q(x,y),Q(x,y)に示すように、入力レベルがxからxまで減少するとき、出力レベルがyからyまでになるように出力レベルの減衰量を圧縮する処理を行う。
このように、電気音響変換器1Bは、電気音響信号の入力レベルが小さいときの出力レベルが入力レベルよりも大きくなるように出力レベルの減衰量を圧縮する利得可変制御を行うことにより、低周波数帯域の電気音響信号の音量は、音量設定値が小さい場合であっても十分に大きい値となる。そして、電気音響変換器1Bは、低周波数帯域の振動を強調することができ、ユーザは、迫力のある重低音を感じることができる。
以上、説明したように、ヘッドホン1は、ユーザが再生音の音量を小さく設定した場合であっても、従来よりも大きな低周波数帯域の振動を生じさせることによりユーザに迫力のある重低音を感じさせることができる。さらに、ヘッドホン1は、振動のビート成分を強調することによりユーザに臨場感のある音響を提供することができる。
このようなヘッドホン1によれば、再生音量を小さく設定した場合であっても迫力且つ臨場感のある音響をユーザに提供することができる。このため、ユーザは、ヘッドホンの音量設定値を小さくして迫力且つ臨場感のある重低音を楽しみながら周囲への音洩れを防止することができる。
また、ヘッドホン1によれば、映画等のダイナミックレンジが大きな音源の音量が小さくなった場合であっても、迫力且つ臨場感のある重低音をユーザに提供することができる。
また、ヘッドホン1によれば、音量が小さい場合であっても迫力且つ臨場感のある重低音をユーザに提供することができることにより、高音域の細かな雑音を生じさせることがなく、クリアな再生音を出力することができる。
本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した第1の実施の形態におけるヘッドホンの外観を示す図である。 本発明に係る第1の実施の形態におけるヘッドホンが備える電気音響変換器の構成を示す図である。 音量調節部減衰特性を示す図である。 重低音強調回路の構成の一例を示す図である。 電気音響信号の波形を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態におけるヘッドホンが備える電気音響変換器を示す図である。 重低音用音量圧縮回路入出力特性を示す図である。
符号の説明
1 ヘッドホン、101L,101R 電気音響信号入力端子、102L,102R 第1の音量調節部、105L,105R 第2の音量調節部、103 増幅回路、104L,104R 第1のトランスデューサ、106 重低音強調回路、107 増幅回路、108L,108R 第2のトランスデューサ

Claims (9)

  1. 入力された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有する第1の回路系と、
    上記電気音響信号の低周波数帯域成分を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する第2の回路系とを備え、
    上記第1の回路系は、音量調節操作に応じて上記電気音響信号の音量を調節する第1の音量調節部を有し、
    上記第2の回路系は、音量調節操作に応じて上記電気音響信号の音量を調節する第2の音量調節部を有し、
    上記第2の音量調節部は、音量を小さくするときの音量の減衰量を上記第1の音量調節部が調節する音量の減衰量よりも少なく調節する電気音響変換器。
  2. 上記第2の回路系は、上記第2の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部をさらに備える請求項1記載の電気音響変換器。
  3. 上記重低音強調部は、
    上記第2の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の振動レベルを調節する振動レベル調節部と、
    上記振動レベル調節部によって振動レベルが調節された電気音響信号の低周波数帯域成分を通過させるローパスフィルタと、
    上記ローパスフィルタを通過した電気音響信号からエッジ成分を検出するエッジ検出部と、
    上記エッジ検出部によって検出されたエッジ成分を強調するエッジ強調部と、
    上記エッジ強調部からの出力を任意の割合で上記ローパスフィルタを通過した電気音響信号に加算するビート調整部と
    を有する請求項2記載の電気音響変換器。
  4. 上記音量調節操作に応じて上記第1の音量調節部及び上記第2の音量調節部の音量調節動作を制御する音量調節制御部をさらに備え、
    上記音量調節制御部は、音量設定レベルと上記電気音響信号の全周波数帯域及び低周波数帯域の音量との関係を示すパラメータを記憶するテーブルを有する請求項1記載の電気音響変換器。
  5. 入力された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有する第1の回路系と、
    上記電気音響信号の低周波数帯域成分を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有する第2の回路系とを備え、
    上記第2の回路系は、上記電気音響信号の音量が小さいとき、上記第1の回路系から入力される電気音響信号の音量よりも大きな音量を得るような圧縮特性を有するレベル圧縮部を有する電気音響変換器。
  6. 上記第2の回路系は、上記レベル圧縮部から出力された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部をさらに備える請求項5記載の電気音響変換器。
  7. 上記重低音強調部は、
    上記第2の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の振動レベルを調節する振動レベル調節部と、
    上記振動レベル調節部によって振動レベルが調節された電気音響信号の低周波数帯域成分を通過させるローパスフィルタと、
    上記ローパスフィルタを通過した電気音響信号からエッジ成分を検出するエッジ検出部と、
    上記エッジ検出部によって検出されたエッジ成分を強調するエッジ強調部と、
    上記エッジ強調部からの出力を任意の割合で上記ローパスフィルタを通過した電気音響信号に加算するビート調整部と
    を有する請求項6記載の電気音響変換器。
  8. 音量調節操作に応じて入力された電気音響信号の音量を調節する第1の音量調節部と、
    上記第1の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号を増幅する第1の増幅部と、
    上記第1の増幅部によって増幅された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有し、ユーザの両耳に音波を伝えるスピーカと、
    音量調節動作に応じて上記入力された電気音響信号の音量を調節する第2の音量調節部と、
    上記第2の音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部と、
    上記重低音強調部によって低周波数帯域成分が強調された電気音響信号を増幅する第2の増幅部と、
    上記第2の増幅部によって増幅された電気音響信号を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有して振動する振動体と、
    ユーザの頭部に装着され、上記振動体の振動に応じて振動するバンドと、
    上記スピーカが内蔵され、上記振動体の振動に応じて振動する筐体とを備え、
    上記第2の音量調節部は、音量調節操作に応じて音量を小さくするときの音量の減衰量を上記第1の音量調節部が調節する音量の減衰量よりも少なく調節するヘッドホン。
  9. 音量調節操作に応じて入力された電気音響信号の音量を調節する音量調節部と、
    上記音量調節部によって音量が調節された電気音響信号を増幅する第1の増幅部と、
    上記第1の増幅回路によって増幅された電気音響信号を音波に変換する第1のトランスデューサを有し、ユーザの両耳に音波を伝えるスピーカと、
    上記音量調節部によって音量が調節された電気音響信号の音量が小さいとき、上記音量調節部から入力される電気音響信号の音量よりも大きな音量を得るような圧縮特性を有するレベル圧縮部と、
    上記レベル圧縮部から出力された電気音響信号の低周波数帯域成分を強調する重低音強調部と、
    上記重低音強調部によって低周波数帯域成分が強調された電気音響信号を増幅する第2の増幅部と、
    上記第2の増幅部によって増幅された電気音響信号を機械的振動に変換する第2のトランスデューサを有して振動する振動体と、
    ユーザの頭部に装着され、上記振動体の振動に応じて振動するバンドと、
    上記スピーカが内蔵され、上記振動体の振動に応じて振動する筐体とを備えるヘッドホン。
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