JP2009289188A - 文字入力装置、文字入力方法および文字入力用プログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法および文字入力用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同じ箇所に重ね書きされた文字のストロークの区切りの誤りを容易に修正することができる文字入力装置を提供する。
【解決手段】ストローク記憶手段62は、ストローク抽出手段61が抽出した各ストロークデータを時間順に記憶する。区切り推定手段63は、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定し、区切り情報記憶手段64は、その区切りを示す区切り情報を記憶する。文字認識手段65は、区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識し、表示手段66は、その文字を表示する。区切り変更手段67は、区切り情報記憶手段64が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する。
【選択図】図15

Description

本発明は、座標入力装置を用いて手書きで文字が入力される文字入力装置、およびその文字入力装置に適用される文字入力方法、文字入力用プログラムに関し、特に、同じ場所に重ねて書かれる文字を認識し、ストロークの区切りの誤りを修正可能とする文字入力装置、文字入力方法および文字入力用プログラムに関する。
座標入力装置を備えた携帯型の小型情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)等では、ペンや指を用いて画面に文字を筆記することで文字入力を行う手書き文字入力機能を備えていることが多い。座標入力装置の例としては、例えば、タッチパネル等が挙げられる。
PDA等は、例えば、アプリケーションプログラムに従って表示する画面とは別に、文字入力用の枠を複数含むパネル状の入力インタフェースを表示する。この入力インタフェースに表示された複数の枠内にユーザが1文字ずつ文字を手書きで入力すると、PDA等の装置は、書かれた文字に対して文字認識処理を行う。
また、種々の文字入力装置や方法も提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザが文字入力中にボタンを押したり、あるいは文字入力が行われてから一定時間が経過したときに文字認識処理を開始する文字入力装置が記載されている。
また、特許文献2には、同じ場所に書き重ねられた手書きデータの文字と文字の区切り方を自動で判別する文字認識装置が記載されている。特許文献2に記載された文字認識装置は、文字が手書き入力される文字筆記領域と、文字認識した結果を表示する認識結果表示領域が設けられている。特許文献2に記載された文字認識装置は、文字筆記領域に手書きされた文字の区切りを自動で判別して、認識結果表示領域に表示する。
また、特許文献3,4には、枠にとらわれず自由に筆記された文字を修正する方法が記載されている。特許文献3には、文字認識の結果、文字切り出し位置が誤っている場合、正しいストローク(文字の画)の組み合わせを閉図形で囲むことによって、文字切り出し状態を変更する方法が記載されている。また、特許文献4には、表示された文字の特徴点を移動させることで文字の区切り誤りを修正する文字入力装置が記載されている。また、特許文献5にも、ユーザの指示により切り出し状態を変更する文字認識装置が記載されている。
特開2005−222260号公報(段落0033,0079) 特開2007−220145号公報(段落0030−0170) 特開2001−167229号公報(段落0041−0107) 特開平8−339415号公報(段落0022−0024) 特開2002−15281号公報(段落0012−0036)
入力インタフェースの表示面積は限られているので、複数の枠を含む入力インタフェースを表示して各枠毎に文字が入力される場合には、各枠の大きさを小さくせざるを得ない。すると、枠が小さく、文字の筆記が困難になるという問題があった。画面が狭い小型のPDAや携帯電話機等で手書き文字入力を行う際には、文字の入力枠をできるだけ大きくするために、枠を一つとすることが好ましい。
一方、一つの枠に文字を連続して書いていく場合、文字入力装置は、1文字毎の区切りを認識する必要がある。特許文献1に記載されているように、ユーザがボタンを押すことによって文字入力装置が文字の区切りを認識する構成も考えられる。しかし、この場合、ユーザは1文字毎にボタン操作を行わなければならず、連続筆記を阻害するので、ユーザの使い勝手が良くない。
特許文献2に記載された文字認識装置は、手書き入力された文字と文字の区切りを自動で判別するので、1文字毎のボタン操作は不要であり、ユーザの操作負担は軽減される。しかし、文字の区切り方に誤りがあった場合、特許文献2に記載された文字認識装置は、その誤りを修正できない。
特許文献3〜5に記載された技術は、文字の切り出し位置を修正する技術であるが、何れも左右方向に並んだ文字のストロークを誤って結合したり分離したりしてしまった場合の修正に関するものであり、同じ箇所に文字を重ねて入力する場合に文字の区切りを修正可能とするものではない。
そのため、同じ箇所に文字が連続して手書きされ、文字入力装置が各文字のストロークの区切りを誤って判定して文字認識した場合、ユーザは認識結果の文字列における誤った部分を削除して再度書き直す等の操作を行わなければならなかった。
そこで、本発明は、同じ箇所に重ね書きされた文字のストロークの区切りの誤りを容易に修正することができる文字入力装置、文字入力方法および文字入力用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の文字入力装置は、同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出手段と、抽出された各ストロークデータを時間順に記憶するストローク記憶手段と、個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定手段と、推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を記憶する区切り情報記憶手段と、その区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識手段と、文字認識手段が認識した各文字を表示する表示手段と、区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更手段とを備えることを特徴とする。
本発明の文字入力方法は、同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出ステップと、抽出された各ストロークデータを時間順に記憶するストローク記憶ステップと、個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定ステップと、推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を記憶する区切り情報記憶ステップと、その区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識ステップと、文字認識ステップで認識した各文字を表示する表示ステップと、区切り情報記憶ステップで記憶した区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の文字入力用プログラムは、コンピュータに、同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出処理、抽出された各ストロークデータを時間順にストローク記憶手段に記憶させるストローク記憶処理、個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定処理、推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を区切り情報記憶手段に記憶させる区切り情報記憶処理、前記区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識処理、文字認識処理で認識した各文字を表示する表示処理、および、区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、同じ箇所に重ね書きされた文字のストロークの区切りの誤りを容易に修正することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。本発明の文字入力装置20は、入力手段1と、ストローク抽出手段2と、ストローク記憶手段3と、区切り時刻推定手段4と、区切り時刻記憶手段5と、文字認識手段6と、出力手段7と、区切り時刻移動手段8とを備える。
入力手段1は、例えば、ユーザによって手書き文字が入力される座標入力装置である。入力手段1は、ペンが押し当てられる入力領域を有し、入力領域にペンが押し当てられた場合、その押し当てられた場所の座標をストローク抽出手段2に送る。従って、文字を手書き入力するために文字のそれぞれのストローク(文字の画)が入力領域に書かれたならば、入力手段1は、その軌跡上の座標をストローク抽出手段2に送ることになる。また、入力手段1の入力領域には、文字が重ね書きされる。すなわち、1文字が書かれたら、その文字と同じ箇所に次の文字が書かれる。なお、入力手段1は、入力領域の外縁に、文字を書く範囲を示す枠を表示してもよい。
また、後述するように、出力手段7は、認識した手書き文字の文字列を表示する。入力手段1は、その文字列中の文字を選択する操作が行われると、どの文字が選択されたかを示す信号を区切り時刻移動手段8に送る。入力手段1は、例えば、出力手段7が表示した文字列中のいずれかの文字の表示領域にペンが押し当てられたときに、その文字が選択されたと判定する。また、入力手段1は、選択された文字とその前後の文字との間でストロークの割り当てを変更する操作が行われると、その操作を示す信号を区切り時刻移動手段8に送る。
ストローク抽出手段2は、入力手段1から送られた座標群から、ユーザが手書き入力した文字のストローク毎(一画毎)の座標データの集合を抽出する。この1ストローク分(一画分)の座標データの集合をストロークデータと記す。すなわち、ストローク抽出手段2は、それぞれのストローク毎に、ストロークの最初の座標から最後の座標までの座標集合をストロークデータとして抽出すればよい。例えば、入力手段1は、ペンが押し当てられて文字の一画が書かれると、その軌跡上の座標を順次、ストローク抽出手段2に送り、ペンが離されると座標出力を停止すればよい。そして、ストローク抽出手段2は、入力手段1から連続して座標が送られたときに、その開始座標をストロークの最初の座標と判定し、連続して送られてきた座標の最後の座標をストロークの最後の座標と判定すればよい。1ストローク分のストロークデータは、そのストロークの軌跡を表す。
ストローク記憶手段3は、ストロークデータを記憶する記憶装置である。ストローク抽出手段2は、個々のストロークが書かれた時系列順(時刻順)に、各ストロークのストロークデータをストローク記憶手段3に記憶させる。すなわち、入力手段1の入力領域に書かれた一画目、二画目、三画目、・・・という画順に、各ストロークデータをストローク記憶手段3に記憶させる。従って、ストローク記憶手段3は、ストロークが書かれた時系列順に各ストロークデータを記憶する。以下、ストロークデータの集合を単にストロークデータ集合と記す。
区切り時刻推定手段4は、個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する。換言すれば、区切り時刻推定手段4は、どのストロークデータからどのストロークデータまでが1文字分のストロークデータとなるかを推定する。そして、個々の文字に対応するストロークデータ集合の区切りを推定する。
推定されたストロークデータ集合の区切りを示す情報(区切り情報)の例を以下に示す。ユーザが一つのストロークを書いてから次のストロークを書くときには、ペンを入力手段1から一旦離し、再度ペンを接触させる。例えば、この間の時刻を区切り情報としてもよい。例えば、ストローク抽出手段2は、ストロークデータを時系列順にストローク記憶手段3に記憶させる際、各ストロークデータ毎に、そのストロークデータに対応するストロークが書き終えられてから、次のストロークが書き始められるまでの間の時刻もストローク記憶手段3に記憶させてもよい。そして、区切り時刻推定手段4は、この各ストローク同士の間の時刻(ストローク間時刻と記す。)の中から、文字毎のストロークデータ集合の区切りを選択すればよい。本実施形態では、このようなストローク間時刻を区切り情報として用いる場合を例に説明し、以下、区切り情報を区切り時刻と記す。区切り時刻は、ストローク間時刻のうち、文字毎のストロークデータ集合の区切りと推定される時刻である。ただし、区切り情報は、時刻に限定されず、例えば、「n番目に書かれたストロークとn+1番目に書かれたストロークとの間」等の情報であってもよい。
区切り時刻記憶手段5は、区切り時刻推定手段4が推定した区切り時刻を記憶する記憶装置である。すなわち、区切り時刻記憶手段5は、各文字に対応するストロークデータ集合の区切りとなる区切り時刻を記憶する。区切り時刻推定手段4は、推定した区切り時刻を区切り時刻記憶手段5に記憶させる。
文字認識手段6は、各区切り時刻によって定まるそれぞれのストロークデータ集合毎に、文字を認識し、認識した文字を出力手段7に表示させる。文字認識手段6は、ある区切り時刻から次の区切り時刻までの間のストロークデータ群を1文字分のストロークデータとみなして、そのストロークデータが表す文字をを認識する。文字認識手段6は、認識した文字の確からしさを示すスコア(認識スコア)を計算してもよい。
出力手段7は、文字認識手段6が認識した各文字を表示する表示装置である。
区切り時刻移動手段8は、出力手段7が表示した文字列(文字認識された文字列)中のいずれかの文字をユーザが選択し、ユーザが入力手段1に対してストローク割り当て変更(換言すれば、ストロークデータの割り当て変更)の操作を行うと、その操作に応じて、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻を変更する。入力手段1において、選択された文字に対応するストロークデータ集合とその文字の前後の文字に対応するストロークデータ集合との間で1ストローク分のストロークデータを受け渡す操作が行われる毎に、区切り時刻移動手段8は、1ストローク分のストロークデータをストロークデータ集合間で授受させるように、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻を更新する。
入力手段1および出力手段7が、同一の入出力装置(例えば、タッチパネルやペンタブレット等)によって実現されていてもよい。ストローク抽出手段2、区切り時刻推定手段4、文字認識手段6および区切り時刻移動手段8は、例えば、プログラム(文字入力用プログラム)に従って動作するCPUによって実現される。すなわち、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムを読み込み、ストローク抽出手段2、区切り時刻推定手段4、文字認識手段6および区切り時刻移動手段8として動作してもよい。また、このCPUが、出力手段7および入力手段1を制御してもよい。また、図1に示す各手段がそれぞれ、別々の回路によって実現されていてもよい。
次に、動作について説明する。
図2は、手書き入力された文字に対する文字認識結果を出力する動作の例を示すフローチャートである。入力手段1の入力領域にペンを押し当てて文字を書くと、入力手段1は、ストローク毎にペンダウン(ペンの接触開始)からペンアップ(ペンの接触終了)までのペン接触位置の座標を順次、ストローク抽出手段2に送る。ストローク抽出手段2は、ストローク毎に、ストロークの最初の座標から、そのストロークの最後の座標までの座標集合を、1ストローク分のストロークデータとして抽出し、時系列順にストローク記憶手段3に記憶させる(ステップS101)。ステップS101において、ストローク抽出手段2は、1ストローク分のストロークデータを抽出したときに、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ列の最後に追加すればよい。
ユーザは、入力手段1の入力領域に文字を書くときに、1文字書き終えたら、同じ箇所に重ねて次の文字を書く。各文字の各ストロークが手書き入力されるにつれ、ステップS101の動作により、ストローク抽出手段2は、順次、ストロークデータを抽出し、ストローク記憶手段3に記憶させていく。
ストローク記憶手段3に新たなストロークデータが追加されると、区切り時刻推定手段4は、その新たなストロークデータを含むそれまでにストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータについて、どのストロークデータからどのストロークデータまでが1文字分のストロークデータとなるかを推定し、各文字に対応するストロークデータ集合の区切り時刻を推定する(ステップS102)。そして、推定した区切り時刻を区切り時刻記憶手段5に記憶させる。
ステップS102(区切り時刻推定)の例を以下に示す。例えば、ストローク抽出手段2は、ストロークデータを時系列順にストローク記憶手段3に記憶させる際、各ストローク毎に、そのストロークが書き終えられてから、次のストロークが書き始められるまでの間の時刻(ストローク間時刻)もストローク記憶手段3に記憶させておく。区切り時刻推定手段4は、ストローク間時刻の各組み合わせでストロークデータ群を区切り、区切られたストロークデータ群に対する文字認識を文字認識手段6に実行させ、区切られたストロークデータ群それぞれについて文字認識できた場合に、ストローク間時刻で区切られたストロークデータ群をそれぞれ1文字分のストロークデータ集合と推定し、また、その各ストローク間時刻を区切り時刻と推定すればよい。なお、文字認識手段6は、例えば、区切られたストロークデータ群と、各文字のストロークの形状や文字を構成するストロークの位置関係を定めた辞書データとを照合して、ストロークデータ群が示す文字を特定すればよい。また、このとき、文字認識手段6は、ストロークデータ群が、認識結果の文字に該当する確からしさを示す認識スコアを計算し、区切り時刻推定手段4は、各文字の認識スコアが最も高くなるようなストローク間時刻の組み合わせを、区切り時刻の組としてもよい。認識スコアの計算方法は、特に限定されない。また、辞書データは、手書き文字入力手段20の記憶装置に予め記憶させておけばよい。なお、このように文字認識する場合、文字認識手段6は、例えば、特許文献2に記載された方法で文字認識を行ってもよい。
また、他の方法として、以下の方法で区切り時刻を推定してもよい。多くの文字では、入力領域の右下付近で書き終えられ、次の文字は入力領域の左上付近から書き始められる。このことを利用し、区切り時刻推定手段4は、あるストロークの終点が入力領域の右下領域となり、次のストロークの始点が入力領域の左上領域となったときに、その2つのストロークの前者が書き終えられてから後者が書き始められるまでの間のストローク間時刻を区切り時刻と推定してもよい。なお、入力領域における右下領域および左上領域の範囲は、予め定めておけばよい。
また、他の方法として、ユーザは、1文字毎に少しの時間間隔を開けて手書き入力をしなければならないという制約を設け、区切り時刻推定手段4は、あるストロークが書き終えられてから次のストロークが書き始められるまでの時間間隔を計測し、その間隔が一定時間以上空いていれば、その時刻を区切り時刻と推定してもよい。
あるいは、上記の3つの方法等を組み合わせて、より精度よく区切り時刻を推定してもよい。
区切り時刻推定が完了すると、文字認識手段6は、区切り時刻記憶手段5に記憶された最新の区切り時刻に従って、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ群を、個々の文字に対応するストロークデータ集合に区切り、各ストロークデータ集合が表す文字を認識する(ステップS103)。例えば、上記の辞書データ(各文字のストロークの形状や文字を構成するストロークの位置関係を定めた辞書データ)と、ストロークデータ集合とを照合し、ストロークデータ集合に該当する文字を特定してもよい。さらに、文字認識手段6は、ストロークデータ集合毎に認識した各文字を、文字列として出力手段7に表示させる(ステップS104)。
ステップS102で推定された区切り時刻が、実際の文字の区切りに対応していない場合、ステップS104で表示された文字は、ユーザが認識している入力文字と異なることになる。このときに、区切り時刻を修正することにより、手書き入力した文字を正しく認識させることができる。図3は、区切り時刻修正操作が行われたときの動作の例を示すフローチャートである。
ユーザは、手書き入力に対して文字入力装置20が文字認識を行って表示した文字列中に修正すべき文字があれば、その文字を選択し、その選択した文字とその前後の文字との間でストロークデータの割り当てを変更する操作を行う。この操作の具体例については後述する。区切り時刻移動手段8は、区切り時刻記憶手段5に記憶されたストロークの区切り時刻の中から、ユーザによるストロークデータ割り当て変更操作に伴って変更されるストロークの区切り時刻を検索する(ステップS202)。
例えば、第1ストロークから第3ストロークまでの各ストロークデータが一つのストロークデータ集合となっていて、第4ストロークから第7ストロークストロークまでの各ストロークデータが一つのストロークデータ集合となっているとする。このとき、第3ストロークと第4ストロークの間を区切りとする区切り時刻(t1とする。)が推定されていることになる。この状態から、後者のストロークデータ集合内の最初のストロークデータ(第4ストロークのストロークデータ)を、前者のストロークデータ集合に割り当てる操作が行われたとする。この割り当て変更を行う場合、ストロークデータ集合の区切りを、上記のt1から変更することになる。ステップS202では、このような変更対象となる区切り時刻(上記の例ではt1)を検索する。
ユーザにとってストロークデータの割り当て変更操作をしやすくするために、例えば、文字認識手段6は、認識した各文字だけでなく、ユーザが手書き入力したストロークをストロークデータが示す軌跡で描画してもよい。このように、認識した各文字とともに、ユーザが書いたストロークの軌跡も表示することで、ユーザは、認識された各文字において、自分が書いたつもりのストロークが少ない、足りない等の判断を容易に行うことができ、ストロークデータの割り当て変更指示を行いやすくなる。
ステップS202の後、ストロークデータの割り当て変更操作で指示されたストロークデータの移動方向とは逆方向に、区切り時刻移動手段8は、変更対象の区切り時刻を移動(変更)する(ステップS203)。すなわち、あるストロークデータ集合の最初のストロークデータを、一つ前のストロークデータ集合に移す場合、区切り時刻移動手段8は、変更対象の区切り時刻を、その一つ後のストローク間時刻に変更する。また、あるストロークデータ集合の最後のストロークデータを、一つ後のストロークデータ集合に移す場合、区切り時刻移動手段8は、変更対象の区切り時刻を、その一つ前のストローク間時刻に変更する。このように、区切り時刻を変更することによって、ストロークデータ集合間でストロークデータを授受させ、ストロークデータ集合に対するストロークデータの割り当てを変更することになる。区切り時刻移動手段8は、ステップS203において、区切り時刻記憶手段8に記憶されている変更対象の区切り時刻を変更すればよい。
ステップS203の後、区切り時刻推定手段4は、ストロークデータの割り当て変更が、ユーザに選択された文字とその前の文字との間での割り当て変更であるのか、あるいは、ユーザに選択された文字とその次の文字との間での割り当て変更であるのかを判定する(ステップS204)。換言すれば、選択された文字とその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間での割り当て変更であるのか、あるいは、選択された文字とその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間での割り当て変更であるのかを判定する。
選択された文字とその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータの割り当てを変更した場合、区切り時刻推定手段4は、変更した区切り時刻より前の各区切り時刻を推定し直す(ステップS205)。区切り時刻推定手段4は、時系列順に記憶されている各ストロークデータのうち、変更後の区切り時刻より前のストロークデータ群を対象にして、区切り時刻を推定し直せばよい。区切り時刻推定手段4は、区切り時刻記憶手段5に記憶されている区切り時刻のうち、ステップS203で変更された区切り時刻より前の区切り時刻を、ステップS205で推定し直した区切り時刻に更新する。
例えば、選択された文字の最初のストロークデータを、その前の文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更した場合や、選択された文字より一つ前の文字の最後のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更した場合に、ステップS205の処理を行う。
また、選択された文字とその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータの割り当てを変更した場合、区切り時刻推定手段4は、変更した区切り時刻より後の各区切り時刻を推定し直す(ステップS206)。区切り時刻推定手段4は、時系列順に記憶されている各ストロークデータのうち、変更後の区切り時刻より後のストロークデータ群を対象にして、区切り時刻を推定し直せばよい。区切り時刻推定手段4は、区切り時刻記憶手段5に記憶されている区切り時刻のうち、ステップS203で変更された区切り時刻より後の区切り時刻を、ステップS206で推定し直した区切り時刻に更新する。
例えば、選択された文字の最後のストロークデータを、その次の文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更した場合や、選択された文字の次の文字の最初のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更した場合に、ステップS206の処理を行う。
なお、ステップS205,S206で区切り時刻を推定し直す処理は、区切り時刻を推定するステップS102の処理と同様に行えばよい。
文字認識手段6は、区切り時刻記憶手段5に記憶された最新の区切り時刻に従って、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ群を、個々の文字に対応するストロークデータ集合に区切り、各ストロークデータ集合が表す文字を認識する(ステップS207)。ステップS207の文字認識処理は、ステップS103と同様に行えばよい。
ユーザに選択された文字およびその前の文字に対応するストロークデータ集合間でストロークデータの割り当てを変更するのに伴い、ステップS205,S207の処理を行うことで、選択された文字以前の文字を認識し直すことができる。同様に、選択された文字およびその次の文字に対応するストロークデータ集合間でストロークデータの割り当てを変更するのに伴い、ステップS206,S207の処理を行うことで、選択された文字以後の文字を認識し直すことができる。
文字認識手段6は、ステップS207で認識した各文字を、出力手段7に表示させる(ステップS208)。
次に、本実施形態の具体例を説明する。図4は、入力手段1および出力手段7の表示画面例の例を示す説明図である。図4は、入力手段1および出力手段7が同一の入出力装置で実現されている場合を例示している。図4に示す入力領域71は、ペンが押し当てられ文字が手書き入力される領域である。入力領域71には、各文字が1文字ずつ重ねて書かれる。また、図4に示す領域72は、文字認識手段6が認識結果である文字列を表示させる結果表示エリアである。
ユーザが、「中央に」という3文字を1文字ずつ入力領域71に手書き入力したとする。図5は、この場合の処理を模式的に示す説明図である。図5に示すストロークS1〜S12は、「中央に」という文字列の最初のストロークから最後のストロークまでの各ストロークである。ストローク抽出手段2は、ストローク毎に、1ストローク分のストロークデータを抽出し、図5に示すストロークS1〜S12の各ストロークデータをストローク記憶手段3に時系列順に記憶させる(ステップS101)。この結果、ユーザによる手書き入力は分解されて、図5に示すストロークS1〜S12のストロークデータがストローク記憶手段3に記憶される。
区切り時刻推定手段4は、どのストロークデータからどのストロークデータまでが1文字分のストロークデータとなるかを推定し、各文字に対応するストロークデータ集合の区切り時刻を推定する(ステップS102)。以下、それぞれの区切り時刻を、時間順にD1,D2,D3,・・・と記す。本例では、ストロークS3,S4の間のストローク間時刻と、ストロークS7,S8の間のストローク間時刻と、ストロークS9,S10の間のストローク間時刻とを、それぞれ区切り時刻D1〜D3として推定したとする。区切り時刻推定手段4は、推定した各区切り時刻D1〜D3を区切り時刻記憶手段5に記憶させる。区切り時刻D1,D2,D3によって、ストロークデータ集合は、S1〜S3のストロークデータ集合と、S4〜S7のストロークデータ集合と、S8〜S9のストロークデータ集合と、ストロークS10〜S12のストロークデータ集合とに区切られることになる。
文字認識手段6は、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻D1,D2,D3に従って、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ群を、S1〜S3のストロークデータ集合と、S4〜S7のストロークデータ集合と、S8〜S9のストロークデータ集合と、S10〜S12のストロークデータ集合とに区切り、各ストロークデータ集合が表す文字を認識する。例えば、文字認識手段6は、図5に示すように、S1〜S3のストロークデータ集合から「口」という文字を認識する。同様に、S4〜S7のストロークデータ集合、S8〜S9のストロークデータ集合、S10〜S12のストロークデータ集合から、それぞれ「中」、「人」、「に」という各文字を認識する。文字認識手段6は、認識した各文字「口中人に」を文字列として結果表示エリア72に表示させる。
この「口中人に」という文字列は、ユーザが手書き入力した「中央に」という文字列とは異なる。この場合、ユーザは、文字を選択する操作および、その選択した文字とその前または後の文字との間でストロークデータの割り当てを変更する操作を行う。
本例では、認識結果表示エリア72に表示されている認識結果の文字列のうち、選択する文字に対してペンタッチを行うことで、文字選択を行うものとする。例えば、ユーザが認識結果表示エリア72に表示中の「口中人に」のうち、1番目の文字(「口」)にペンを押し当てる。すると、入力手段1は、1番目の文字「口」が選択されたことを区切り時刻移動手段8に通知する。
また、出力手段7は、いずれかの文字が選択されると、選択された文字に対応するストロークデータ集合が表す各ストロークを表示する。図6は、認識結果の文字列中のいずれかの文字が選択された場合の表示例を示す説明図である。本例では、出力手段7が、このストロークを入力領域71に表示する場合を例にして説明する。入力手段1は、図6に示すように、ペン80により1番目の文字「口」が選択されると、その1番目の文字に対応するストロークデータ集合(図5に示すS1〜S3の各ストロークデータ)が示す各ストロークを入力領域71に表示する。なお、出力手段7は、結果表示エリア72において選択された文字を反転表示させてもよい。
さらに、入力手段1は、いずれかの文字が選択されると、選択された文字に対応するストロークデータ集合と、その文字に隣接するストロークデータ集合との区切りの変更を指示するためのボタン(第1ボタン81、第2ボタン82、第3ボタン83、第4ボタン84)を表示する。図6に示す例では、各ボタン81〜84を、入力領域71の両側に表示する場合を示している。
入力領域の右側に表示されている第1ボタン81は、選択された文字の最後のストロークデータを、その次の文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更することを指示するボタンである。入力領域の右側に表示されている第2ボタン82は、選択された文字の次の文字の最初のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更することを指示するボタンである。入力領域の左側に表示されている第3ボタン83は、選択された文字の最初のストロークデータを、その前の文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更することを指示するボタンである。入力領域の左側に表示されている第4ボタン84は、選択された文字より一つ前の文字の最後のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移すように区切り時刻を変更することを指示するボタンである。
図6に示す例では、選択された文字と、その次の文字との間でストロークデータを授受させるボタン81,82を入力領域71の右側に表示し、選択された文字と、その前の文字との間でストロークデータを授受させるボタン83,84を入力領域71の左側に表示している。そして、各ボタン上に、ストロークデータの移る方向を表示することで、ユーザの操作をより行いやすくしている。
ユーザが、入力したと認識している1文字目「中」の最後のストローク(最後の縦棒)が、認識結果の1文字目「口」では抜けていると察したユーザは、第2ボタン82にタッチする。図7は、ペン80をボタンに押し当てることにより、ストロークデータ割り当て変更操作を行う状態の例を示す説明図である。なお、入力手段1は、操作されたボタンの矢印を反転表示させてもよい。
図8は、ストロークデータの割り当て変更を模式的に示す説明図である。ボタン81〜84のいずれかが操作されると、区切り時刻移動手段8は、ストロークデータ割り当て変更操作に伴って変更されるストロークの区切り時刻を検索する(ステップS202)。選択された文字とその次の文字との間でのストロークデータの授受を指示するボタン(第1ボタン81または第2ボタン82)が操作された場合には、区切り時刻移動手段8は、選択された文字とその次の文字に対応する二つのストロークデータ集合間の区切り時刻を検索する。また、選択された文字とその前の文字との間でのストロークデータの授受を指示するボタン(第3ボタン83または第4ボタン84)が操作された場合には、区切り時刻移動手段8は、選択された文字とその前の文字に対応する二つのストロークデータ集合間の区切り時刻を検索する。本例では、認識結果文字列における1文字目の「口」が選択され、第2ボタン82が操作されているので、1文字目の「口」およびその次の「中」に対応するストロークデータ集合の区切り時刻D1を検索する。
続いて、区切り時刻移動手段8は、第2ボタン82の操作に従い、選択された文字の次の文字の最初のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移動させるように、検索した区切り時刻D1を変更する(ステップS203)。すなわち、区切り時刻D1を、ストロークS3,S4の間のストローク間時刻から、次のストローク間時刻に変更する。この結果、S4〜S7のストロークデータ集合におけるS4のストロークデータがS1〜S3のストロークデータ集合に移ることになる。
次に、区切り時刻推定手段4は、ストロークデータの割り当て変更がユーザに選択された文字とその次の文字との間での割り当て変更であると判定し、ステップS206の処理を行う。区切り時刻推定手段4は、ステップS206において、変更後の区切り時刻D1(ストロークS4,S5の間のストローク間時刻)以後の各区切り時刻を推定し直す。すなわち、ストロークS5〜S12のストロークデータ群を対象にして、区切り時刻を推定し直す。この結果、区切り時刻推定手段4は、ストロークS9,S10の間のストローク間時刻を二番目の区切り時刻D2と推定し直す。なお、区切り時刻の再推定の結果、それまで区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻D2を新たに推定した区切り時刻D2に更新し、区切り時刻D3を消去する。
文字認識手段6は、変更後の区切り時刻D1,D2に従って、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ群を、S1〜S4のストロークデータ集合と、S5〜S9のストロークデータ集合と、S10〜S12のストロークデータ集合とに区切り、各ストロークデータ集合が表す文字を認識し(ステップS207)、認識結果の文字列を結果表示エリア72に表示させる。この結果、正しい文字列「中央に」が表示される。
上記の例では、第2ボタン82が操作された場合を例示したが、第1ボタン81(図6参照)が操作された場合、区切り時刻移動手段8は、選択された文字の最後のストロークデータを、その次の文字に対応するストロークデータ集合に移すように、区切り時刻を変更する。この場合、区切り時刻移動手段8は、検索した区切り時刻を、その一つ前のストローク間時刻に変更すればよい。
また、第3ボタン83(図6参照)が操作された場合には、選択された文字より一つ前の文字の最後のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移すように、区切り時刻を変更する。この場合、区切り時刻移動手段8は、検索した区切り時刻を、その一つ前のストローク間時刻に変更すればよい。
また、第4ボタン84(図6参照)が操作された場合には、区切り時刻移動手段8は、選択された文字の最初のストロークデータを、その前の文字に対応するストロークデータ集合に移すように、区切り時刻を変更する。この場合、区切り時刻移動手段8は、検索した区切り時刻を、その次のストローク間時刻に変更すればよい。
また、図8に示す例では、第2ボタン82が操作され、図3に示すステップS206に移行する場合を例に説明したが、第1ボタン81または第2ボタン82が操作された場合、ステップS204の次にステップS206に移行し、第3ボタン83または第4ボタン84が操作された場合、ステップS204の次にステップS205に移行する。
また、ストロークデータの割り当て変更操作は一通りとは限らない。上記の具体例において、認識結果文字列の「口」ではなく3文字目の「人」を選択し、その前の文字から3本分のストロークデータを移動させる(すなわち、第3ボタン83を3回操作する)ことによっても、認識結果を正しく修正することができる。
また、出力手段7は、認識結果文字列中のいずれかの文字が選択されたときに、選択された文字のストロークデータ集合の前後のストロークデータ集合が示す各ストロークを、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークと並べて表示させてもよい。図9は、このときの表示例を示す説明図である。図6と同一の要素は、図6と同一の符号を付し説明を省略する。出力手段7は、認識結果文字列中のいずれかの文字が選択されると、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークを領域91に表示する。また、出力手段7は、選択された文字の一つ前の文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークを領域92(領域91の左側の領域)に表示する。さらに、選択された文字の一つ後の文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークを領域93(領域91の右側の領域)に表示する。図9に示す例では、認識結果文字列「口中人に」の1文字目の「口」が選択され、1文字目に対応する各ストロークを領域91に表示している。また、2文字目の「中」に対応する各ストロークを領域93に表示している。1文字目より前の文字はないので、領域92には何も表示しない。
このように、選択した文字の前後の文字に対応するストロークデータ集合が示すストロークも表示することにより、各文字の表示は小さくなるが、ストロークの割り当て変更操作を、より直感的に行えるようになる。
なお、選択した文字とその前後のどちら側の文字との間においてもストロークデータの割り当て変更ができると、変更の自由度が高くなるが、自由度を制約して操作性を向上させてもよい。例えば、選択した文字とその次の文字に対応するストロークデータ集合間でのみストロークデータを移動できるようにしてもよい。具体的には、図6や図9に示す四つのボタン81〜84のうち、第1ボタン81および第2ボタン82のみを表示して、その二つのボタンのみを操作可能としてもよい。この場合、上記の例で、「口中人に」おける「人」を選択して修正することはできなくなるが、操作の自由度が低くなる分、どの操作を行うべきかが分かりやすくなる。この場合であっても、文字列中における誤った文字の先頭を常に選択し、第1ボタン81または第2ボタン82を操作していけば、どのような区切り時刻の誤りであっても修正可能である。
なお、入力手段1および出力手段7に各種表示や通知等を行わせる制御を、プログラムに従って動作するCPUが行ってもよい。
次に本実施形態の効果について説明する。
本発明では、一つの入力領域内に文字が重ね書きされたとき、ストローク抽出手段2が個々のストロークデータを抽出し、区切り時刻推定手段4が、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切り時刻を推定し、区切り時刻記憶手段5に区切り時刻を記憶させる。文字認識手段6は、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻で区切られる各ストロークデータ集合毎に文字認識を行い、表示させる。そして、推定された区切り時刻に誤りがあった場合には、区切り時刻移動手段8が、ユーザの操作に応じて、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻を変更するので、ユーザは、簡単に推定された区切り時刻を修正して、自分の意図した入力文字列に正すことができる。
また、区切り時刻移動手段8は、ユーザの操作に応じて、隣接する2つの文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分のストロークデータを授受させるように、区切り時刻を変更する。従って、ユーザは、例えば、文字を選択し、その文字とその前後の文字との間でストロークデータを移動させる処理を1回ずつ行うという簡単な操作で、正しい入力文字列への修正を行うことができる。
また、本実施形態では、ステップS203で区切り時刻を変更したのち、ステップS205またはステップS206の処理を行う。すなわち、ユーザが、ストロークデータを1つ移動させるように区切り時刻を変更すると、ステップS205,S206を行うことで、ユーザ操作の影響を受ける範囲において区切り時刻を再推定する。この再推定を行うことにより、ユーザが修正した区切り時刻の誤りのみならず、その誤りの影響で連鎖的に発生した連続する区切り時刻の誤りに関しても自動的に修正を行うことになるので、ユーザは最低限の操作量で文字列の誤りを修正することができる。
また、図6や図9に例示する各ボタン81〜84を表示し、ボタン操作によって区切り時刻を更新するので、操作を容易化することができる。
実施形態2.
図10は、本発明の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し説明を詳細な説明を省略する。第2の実施形態の文字入力装置20は、入力手段1と、ストローク抽出手段2と、ストローク記憶手段3と、区切り時刻推定手段4と、区切り時刻記憶手段5と、文字認識手段6と、出力手段7と、区切り時刻移動手段8と、区切り時刻候補生成手段9と、区切り時刻候補決定手段10とを備える。
入力手段1は、認識結果文字列中のいずれかの文字が選択されると、その文字が選択されたことを区切り時刻候補生成手段9に通知する。ユーザに選択された文字が通知されると、区切り時刻候補生成手段9は、区切り時刻移動手段8を用いて、変更後の区切り時刻の候補を複数生成させる。区切り時刻候補生成手段9は、ユーザに選択された文字に対応するストロークデータ集合と、その文字に隣接する文字に対応するストロークデータ集合との間で、ストロークデータを授受させた場合の区切り時刻を、変更後の区切り時刻の候補として区切り時刻移動手段8に生成させればよい。ここでは、ユーザに選択された文字に対応するストロークデータ集合と、その次の文字に対応するストロークデータ集合との間でストロークデータを授受させた場合の区切り時刻を候補とする場合を例にして説明する。
区切り時刻候補生成手段9は、その二つのストロークデータ集合間で、規定本数以下のストローク分だけストロークデータを授受させた場合の区切り時刻を、変更後の区切り時刻の候補として、区切り時刻移動手段8に生成させる。また、ストロークデータを移動させる方向は、選択された文字に対応するストロークデータ集合から、次の文字に対応するストロークデータ集合に移動させる場合と、選択された文字の次の文字に対応するストロークデータ集合から、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移動させる場合の両方を含む。従って、規定本数をN本とすると、1≦n≦Nを満足する各整数nについて、n本分のストロークデータを前後それぞれに移動させた場合の区切り時刻が、それぞれ変更後の区切り時刻となる。よって、変更後の区切り時刻の候補の個数は、2・Nである。
また、変更後の区切り時刻の候補が生成されると、出力手段7は、選択された文字およびその次の文字に対応する二つのストロークデータ集合の区切り時刻を、各候補に変更した場合に、選択された文字に関する変更後のストロークデータ集合が示す各ストロークを表示する。出力手段7は、それぞれの候補毎にこの表示を行い、候補毎の表示結果を選択できるようにする。入力手段1は、いずれかの表示結果がユーザに選択されると、その表示結果に対応する候補を、区切り時刻候補決定手段10に通知する。
区切り時刻候補決定手段10は、選択された表示結果に対応する候補が通知されると、その候補を、変更後の区切り時刻として、区切り時刻記憶手段5に記憶されている変更前の区切り時刻を、変更後の区切り時刻に更新する。
次に、動作について説明する。手書き入力された文字に対する文字認識結果を出力する動作は、第1の実施形態で説明したステップS101〜S104と同様であり、説明を省略する。
図11および図12は、区切り時刻修正操作が行われたときの動作の例を示すフローチャートである。ユーザは、文字入力装置20による認識結果の文字列の中から、文字を選択する。すると、入力手段1は選択された文字を区切り時刻候補生成手段9に通知し、区切り時刻候補生成手段9は、選択された文字および選択された文字に隣接する文字に対応する二つのストロークデータ集合間の区切り時刻を、区切り時刻記憶手段5に記憶された区切り時刻の中から検索する。ここでは、選択された文字に隣接する文字として、選択された文字の次の文字を用いる場合を例にして説明する。従って、区切り時刻候補生成手段9は、選択された文字とその次の文字に対応する二つのストロークデータ集合間の区切り時刻を検索する。例えば、選択された文字の各ストロークデータを、修正対象のストロークデータ集合として検索し(ステップS301)、そのストロークデータ集合と次のストロークデータ集合との間の区切り時刻を検索する(ステップS302)。
次に、区切り時刻候補生成手段9は、区切り時刻移動手段8を用いて、区切り時刻の候補を生成し、各候補を区切り時刻記憶手段5に記憶させる。このとき、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値を1に定める(ステップS303)。変数nは、選択された文字とその次の文字との間で移動させるストロークデータの数を示す変数である。
ステップS303の後、区切り時刻候補生成手段9は、区切り時刻移動手段8に、n本分のストロークデータを、選択された文字に対応するストロークデータ集合から、次の文字に対応するストロークデータ集合に移動させる場合における区切り時刻を生成させる(ステップS304)。このとき、区切り時刻移動手段8は、ステップS302で検索された区切り時刻よりもn個前のストローク間データを、区切り時刻の候補として特定すればよい。
続いて、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値がN未満であるか否かを判定する(ステップS305)。Nは、移動させるストロークデータの個数の最大値であり、予め規定されている。nの値がN未満であれば(ステップS305におけるYes)、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値を1インクリメントし(ステップS306)、ステップS304以降の処理を繰り返す。
nの値がN以上であれば(ステップS305におけるNo)、変数nの値を1に定める(ステップS307)。そして、区切り時刻候補生成手段9は、区切り時刻移動手段8に、n本分のストロークデータを、選択された文字の次の文字に対応するストロークデータ集合から、選択された文字に対応するストロークデータ集合に移動させる場合における区切り時刻を生成させる(ステップS308)。このとき、区切り時刻移動手段8は、ステップS302で検索された区切り時刻よりもn個後のストローク間データを、区切り時刻の候補として特定すればよい。続いて、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値がN未満であるか否かを判定する(ステップS309)。nの値がN未満であれば(ステップS309におけるYes)、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値を1インクリメントし(ステップS310)、ステップS308以降の処理を繰り返す。nの値がN以上であれば(ステップS309におけるNo)、ステップS311に移行する。
ステップS311に移行した時点で、変更後の区切り時刻の候補として2・N個の候補が生成されている。
ステップS311において、出力手段7は、選択された文字およびその次の文字に対応する二つのストロークデータ集合の区切り時刻を、各候補に変更した場合に、選択された文字に関する変更後のストロークデータ集合が示す各ストロークをそれぞれの候補毎に表示する(ステップS311)。この表示の例については後述する。
各候補に対応する表示結果のうちのいずれかをユーザが選択すると、入力手段1は、その表示結果に対応する候補を、区切り時刻候補決定手段10に通知する(ステップS312)。区切り時刻候補決定手段10は、選択された表示結果に対応する候補が通知されると、その候補を、変更後の区切り時刻として決定する。そして、区切り時刻記憶手段5に記憶されている変更前の区切り時刻を、変更後の区切り時刻に更新する(ステップS313)。
ステップS313の後、区切り時刻推定手段4は、更新後の区切り時刻以降の区切り時刻を推定し直す(ステップS314)。ステップS314における区切り時刻再推定は、第1の実施形態におけるステップS206と同様に、時系列順に記憶されている各ストロークデータのうち、変更後の区切り時刻より後のストロークデータ群を対象にして、区切り時刻を推定し直せばよい。区切り時刻推定手段4は、区切り時刻記憶手段5に記憶されている区切り時刻のうち、ステップS313で変更された区切り時刻より後の区切り時刻を、ステップS314で推定し直した区切り時刻に更新する。ステップS314において、ユーザ操作の影響を受ける範囲において区切り時刻を再推定すると、ユーザが修正した区切り時刻の誤りのみならず、その誤りの影響で連鎖的に発生した連続する区切り時刻の誤りに関しても自動的に修正を行うことになるので、文字修正のためのユーザ操作量を少なくすることができる。
文字認識手段6は、区切り時刻記憶手段5に記憶された最新の区切り時刻に従って、ストローク記憶手段3に記憶されたストロークデータ群を、個々の文字に対応するストロークデータ集合に区切り、各ストロークデータ集合が表す文字を認識する(ステップS315)。そして、出力手段7に、認識した文字を表示させる(ステップS316)。
上記の例では、ユーザに選択された文字に対応するストロークデータ集合と、その次の文字に対応するストロークデータ集合との間でストロークデータを授受させた場合の区切り時刻を候補とする場合を説明した。ユーザに選択された文字に対応するストロークデータ集合と、その前の文字に対応するストロークデータ集合との間でストロークデータを授受させた場合の区切り時刻を候補としてもよい。この場合、ステップS301,S302において、選択された文字およびその1つ前の文字に対応するストロークデータ集合の区切り時刻を検索すればよい。また、ステップS314では、ステップS313で更新した区切り時刻より前の区切り時刻を推定し直せばよい。この処理は、第1の実施形態におけるステップS205と同様に行えばよい。すなわち、ユーザの操作により、選択された文字およびその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間の区切り時刻が変更された際には、変更後の区切り時刻より前のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直せばよい。ユーザ操作の影響を受ける範囲において区切り時刻を再推定すると、ユーザが修正した区切り時刻の誤りのみならず、その誤りの影響で連鎖的に発生した連続する区切り時刻の誤りに関しても自動的に修正を行うことになるので、文字修正のためのユーザ操作量を少なくすることができる。
また、選択された文字およびその次の文字の間の区切り時刻を変更するのか、選択された文字およびその前の文字の間の区切り時刻を更新するのかを、ユーザに選択させ、ユーザの選択結果に応じて、どちらの区切り時刻を更新するのかを決定してもよい。
次に、第2の実施形態の効果について説明する。
第2の実施形態では、区切り時刻をユーザが1ストロークずつ変更するのではなく、区切り時刻を変更した場合に構成されるストロークを実際に一覧で表示し、その表示した文字ストロークのいずれかがユーザに選択されることで、区切り時刻を修正するように構成した。
この様な構成により、ユーザは、表示された文字ストローク群のうち、過不足無く構成された正しい文字を選ぶという直感的な操作で文字区切り時刻の修正を行うことができる。また、区切り時刻を数回移動する必要がある場合は、第1の実施の形態ではその分操作数が増えるが、本実施の形態では数回移動した場合の文字ストローク候補を直接選択すればよいので、操作数が少なくて済むという効果もある。
次に、第2の実施形態の具体例について説明する。
以下、図13を参照して、第2の実施の形態の実施例を具体的に説明する。図13は、変更後の区切り時刻の候補生成を模式的に示す説明図である。第1の実施形態における具体例と同様に、「中央に」と入力した結果「口中人に」と認識結果が表示された場合を例に説明する。ここで、ユーザは、結果表示エリア72(図4参照)において、1文字目の「口」にタッチして、1文字目を選択したものとする。
区切り時刻候補生成手段9は、1文字目が選択されたという通知をうけると、その文字「口」に対応する各ストロークデータ(S1〜S3)を検索し、そのストロークデータ集合と次のストロークデータ集合との間の区切り時刻を修正対象区切り時刻として検索する(ステップS301,S302)。図13に示す例では、ストロークS3,S4間の区切り時刻が検索される。
次に、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値を1とし(ステップS303)、ステップS304〜S306の処理を繰り返す(図11参照)。ここでは、N=3であるものとする。n=1でステップS304に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも一つ前のストローク間時刻を候補として生成する(図13参照)。n=2でステップS304に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも二つ前のストローク間時刻を候補として生成する。さらに、n=3でステップS304に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも三つ前のストローク間時刻を候補として生成する。
次に、区切り時刻候補生成手段9は、変数nの値を再度1とし(ステップS307)、ステップS308〜S310の処理を繰り返す(図11参照)。n=1でステップS308に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも一つ後のストローク間時刻を候補として生成する(図13参照)。n=2でステップS308に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも二つ後のストローク間時刻を候補として生成する。さらに、n=3でステップS308に移行したときには、ストロークS3,S4間の区切り時刻よりも三つ後のストローク間時刻を候補として生成する。
次に、出力手段7は、ステップS311の表示処理を行う。例えば、各候補のうち、ストロークS2,S3間のストローク間時刻を例にすると、区切り時刻D1をその候補に変更した場合、選択された文字のストロークデータ集合が示すストロークは、S1,S2の二つとなる。出力手段7は、このS1,S2のストロークを表示する。図13の左側に7種類の表示を例示しているが、その7種類のうち、上から2番目がS1,S2のストロークの表示である。出力手段7は、他の候補についても、同様にストロークの表示を行う。また、区切り時刻を変更しない場合の表示を合わせて行ってもよい。図13の左側に示す7種類の表示のうち、一番上の表示は、区切り時刻を変更しない場合の表示である。
図14は、区切り時刻をそれぞれの候補に変更した場合の修正対象文字のストロークを各候補毎に表示する画面例である。修正対象文字とは、選択された文字を意味する。図14に示す例では、区切り時刻を変更しない場合のストロークを中央に表示している。また、その両サイドに、区切り時刻を各候補に変更した場合の修正対象文字のストロークをそれぞれ表示している。
ユーザは、変更後の区切り時刻の各候補に対応するストローク表示(図14参照)の中から、自分の入力した正しい文字(本例では「中」)に該当するストローク表示を選択し、そのストローク表示にタッチする。例えば、図14に示す例では、右上のストローク表示にペンタッチする。すると、入力手段1は、その表示結果に対応する候補(S4,S5間のストローク間時刻)を、区切り時刻候補決定手段10に通知する(ステップS312)。区切り時刻候補決定手段10は、その候補を変更後の区切り時刻として決定し、区切り時刻記憶手段5に記憶されている変更前の区切り時刻を、変更後の区切り時刻に更新する(ステップS313)。
続いて、区切り時刻推定手段4は、変更後の区切り時刻(図13に示すS4,S5間のストローク間時刻)以降の区切り時刻を推定し直す(ステップS314)。さらに、文字認識手段6が、変更後の各区切り時刻に従って、各文字を認識し、出力手段7に表示させる(ステップS315,S316)。この結果、ユーザが手書き入力した正しい文字列「中央に」が表示される。
なお、区切り時刻の修正結果を表示する方法は上記の例に限定されない。例えば、文字入力装置には、区切り時刻ではなく、個別文字認識を誤った場合に、認識候補を表示して選択させる機能を備えていることが多いが、この認識候補と、本発明の区切り時刻候補を、同様の扱いで選択できるようにしてもよい。この様にすれば、ユーザは認識の誤りが個別文字認識の誤りによるものか、区切り時刻の誤りによるものかを意識せず、ただ表示された候補の中から正しい文字を選ぶだけの単純な操作で修正することができるようになる。
また、修正候補を入力枠ではなく、認識結果表示エリアの選択文字の横に表示するようにしてもよい。
次に、本発明の概要について説明する。図15は、本発明の概要を示す説明図である。本発明の文字入力装置60は、ストローク抽出手段61と、ストローク記憶手段62と、区切り推定手段63と、区切り情報記憶手段64と、文字認識手段65と、表示手段66と、区切り変更手段67とを備える。
ストローク抽出手段61(例えば、実施形態におけるストローク抽出手段2)は、同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出する。ストローク記憶手段62(例えば、実施形態におけるストローク記憶手段3)は、抽出された各ストロークデータを時間順に記憶する。
区切り推定手段63(例えば、区切り時刻推定手段4)は、個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する。区切り情報記憶手段64(例えば、区切り時刻記憶手段5)は、推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報(区切り時刻)を記憶する。
文字認識手段65(例えば、実施形態における文字認識手段6)は、区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する。表示手段66(例えば、出力手段7)は、文字認識手段65が認識した各文字を表示する。
区切り変更手段67(例えば、区切り時刻移動手段8)は、区切り情報記憶手段64が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する。
そのような構成によれば、区切り変更手段67がユーザの操作に応じて区切り情報を変更するので、同じ箇所に重ね書きされた文字のストロークの区切りの誤りを容易に修正することができる。
また、上記の実施形態には、区切り変更手段63が、ユーザの操作に応じて、隣接する2つの文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分のストロークデータを授受させるように区切り情報を変更する構成が開示されている。そのような構成によれば、隣接する文字間でストロークデータを移動させる処理を1回ずつ行うという簡単な操作で、認識結果における区切りの誤りを正し、正しい入力文字列への修正を行える。
また、上記の実施形態には、区切り推定手段63が、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータを授受させるように区切り情報が変更された場合、変更後の区切り情報が示す区切りより後のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直し(例えばステップS206を実行し)、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータを授受させるように区切り情報が変更された場合、変更後の区切り情報が示す区切りより前のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す(例えばステップS205を実行する)構成が開示されている。そのような構成によれば、ユーザ操作の影響を受ける範囲において区切り情報を再推定することにより、ユーザが修正した区切り位置の誤りのみならず、その誤りの影響で連鎖的に発生した連続する区切り位置の誤りに関しても自動的に修正を行うことになるので、認識結果を修正するための操作量を少なくすることができる。
また、上記の実施形態には、表示手段66が、表示した各文字のうち1文字が選択されると、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークを表示し、その文字およびその文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の区切りの変更を指示するためのボタン(例えば、ボタン81〜84)を表示し、区切り変更手段67が、ボタンが操作されることにより、その2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分ずつストロークデータを授受させるように区切り情報を変更する構成が開示されている。そのような構成によれば、ボタン操作によって区切り時刻を更新するので、操作を容易化することができる。
また、上記の実施形態には、表示手段66が、選択された文字のストロークデータ集合の前後のストロークデータ集合が示す各ストロークを、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークと並べて表示する構成が開示されている。そのような構成によれば、選択された文字の前後の文字のストロークも表示するので、ユーザはより直感的に操作を行うことができ、操作が容易化される。
また、上記の実施形態には、ユーザに選択された文字とその文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で、規定本数以下のストロークのストロークデータを授受させた場合の区切り情報を、変更後の区切り情報の候補として区切り変更手段67に生成させる候補生成指示手段(例えば、区切り時刻候補生成手段9)と、各区切り情報の候補のうち、ユーザに選択された候補を変更後の区切り情報として、区切り情報記憶手段64が記憶する区切り情報を変更する候補決定手段(例えば、区切り時刻候補決定手段10)とを備える構成が開示されている。そのような構成によれば、ユーザは、区切り情報の候補を選択していけば、認識結果を修正していけるので、ユーザは容易に修正操作を行える。
また、上記の実施形態には、表示手段66が、区切り情報の候補でストロークデータ集合を区切り直した場合における選択された文字に関する変更後のストロークデータ集合が示す各ストロークを区切り情報の候補毎に表示し、候補決定手段が、区切り情報の候補毎に表示したストロークデータ集合の何れかが選択されると、選択されたストロークデータ集合に応じた候補を変更後の区切り情報とする構成が開示されている。そのような構成によれば、ユーザは、候補毎に表示された各ストロークのうち、正しい文字に該当するものを選択すればよいので、ユーザは、直感的に操作を行うことができる。
また、上記の実施形態には、区切り推定手段63が、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間の区切りを示す区切り情報が変更された際に、変更後の区切りより後のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す(例えば、ステップS314を実行する)構成が開示されている。また、区切り推定手段63が、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間の区切りを示す区切り情報が変更された際に、変更後の区切りより前のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す構成が開示されている。そのような構成によれば、ユーザ操作の影響を受ける範囲において区切り情報を再推定することにより、ユーザが修正した区切り位置の誤りのみならず、その誤りの影響で連鎖的に発生した連続する区切り位置の誤りに関しても自動的に修正を行うことになるので、認識結果を修正するための操作量を少なくすることができる。
本発明は、情報端末、特に小型の携帯情報端末や携帯電話機に搭載され、タッチパネルやペンタブレットにより文字入力を行う文字入力装置等に好適に適用可能である。
本発明の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 手書き入力された文字に対する文字認識結果を出力する動作の例を示すフローチャートである。 区切り時刻修正操作が行われたときの動作の例を示すフローチャートである。 入力手段および出力手段の表示画面例の例を示す説明図である。 手書き入力時の処理を模式的に示す説明図である。 認識結果の文字列中のいずれかの文字が選択された場合の表示例を示す説明図である。 ストロークデータ割り当て変更操作を行う状態の例を示す説明図である。 ストロークデータの割り当て変更を模式的に示す説明図である。 選択された文字のストロークデータ集合の前後のストロークデータ集合が示す各ストロークの表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 区切り時刻修正操作が行われたときの動作の例を示すフローチャートである。 区切り時刻修正操作が行われたときの動作の例を示すフローチャートである。 区切り時刻の候補生成を模式的に示す説明図である。 修正対象文字のストロークを各候補毎に表示する画面例である。 本発明の概要を示す説明図である。
符号の説明
1 入力手段
2 ストローク抽出手段
3 ストローク記憶手段
4 区切り時刻推定手段
5 区切り時刻記憶手段
6 文字認識手段
7 出力手段
8 区切り時刻移動手段
9 区切り時刻候補生成手段
10 区切り時刻候補決定手段
61 ストローク抽出手段
62 ストローク記憶手段
63 区切り推定手段
64 区切り情報記憶手段
65 文字認識手段
66 表示手段
67 区切り変更手段
81 第1ボタン
82 第2ボタン
83 第3ボタン
84 第4ボタン

Claims (15)

  1. 同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出手段と、
    抽出された各ストロークデータを時間順に記憶するストローク記憶手段と、
    個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定手段と、
    推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を記憶する区切り情報記憶手段と、
    前記区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識手段と、
    文字認識手段が認識した各文字を表示する表示手段と、
    区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更手段とを備える
    ことを特徴とする文字入力装置。
  2. 区切り変更手段は、ユーザの操作に応じて、隣接する2つの文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分のストロークデータを授受させるように区切り情報を変更する
    請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 区切り推定手段は、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータを授受させるように区切り情報が変更された場合、変更後の区切り情報が示す区切りより後のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直し、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間でストロークデータを授受させるように区切り情報が変更された場合、変更後の区切り情報が示す区切りより前のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す
    請求項2に記載の文字入力装置。
  4. 表示手段は、表示した各文字のうち1文字が選択されると、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークを表示し、当該文字および当該文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の区切りの変更を指示するためのボタンを表示し、
    区切り変更手段は、前記ボタンが操作されることにより、前記2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分ずつストロークデータを授受させるように区切り情報を変更する
    請求項2または請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 表示手段は、選択された文字のストロークデータ集合の前後のストロークデータ集合が示す各ストロークを、選択された文字に対応するストロークデータ集合が示す各ストロークと並べて表示する
    請求項4に記載の文字入力装置。
  6. ユーザに選択された文字と当該文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で、規定本数以下のストロークのストロークデータを授受させた場合の区切り情報を、変更後の区切り情報の候補として区切り変更手段に生成させる候補生成指示手段と、
    各区切り情報の候補のうち、ユーザに選択された候補を変更後の区切り情報として、区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報を変更する候補決定手段とを備える
    請求項1に記載の文字入力装置。
  7. 表示手段は、区切り情報の候補でストロークデータ集合を区切り直した場合における選択された文字に関する変更後のストロークデータ集合が示す各ストロークを区切り情報の候補毎に表示し、
    候補決定手段は、区切り情報の候補毎に表示したストロークデータ集合の何れかが選択されると、選択されたストロークデータ集合に応じた候補を変更後の区切り情報とする
    請求項6に記載の文字入力装置。
  8. 区切り推定手段は、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその次の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間の区切りを示す区切り情報が変更された際に、変更後の区切りより後のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す
    請求項6または請求項7に記載の文字入力装置。
  9. 区切り推定手段は、ユーザの操作に応じて、ユーザに選択された文字およびその前の文字に対応する2つのストロークデータ集合の間の区切りを示す区切り情報が変更された際に、変更後の区切りより前のストロークデータ群を対象にしてストロークデータ集合の区切りを推定し直す
    請求項6または請求項7に記載の文字入力装置。
  10. 同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出ステップと、
    抽出された各ストロークデータを時間順に記憶するストローク記憶ステップと、
    個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定ステップと、
    推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を記憶する区切り情報記憶ステップと、
    前記区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識ステップと、
    文字認識ステップで認識した各文字を表示する表示ステップと、
    区切り情報記憶ステップで記憶した区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更ステップとを含む
    ことを特徴とする文字入力方法。
  11. 区切り変更ステップで、ユーザの操作に応じて、隣接する2つの文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分のストロークデータを授受させるように区切り情報を変更する
    請求項10に記載の文字入力方法。
  12. ユーザに選択された文字と当該文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で、規定本数以下のストロークのストロークデータを授受させた場合の区切り情報を、変更後の区切り情報の候補とする候補生成ステップと、
    各区切り情報の候補のうち、ユーザに選択された候補を変更後の区切り情報として、区切り情報記憶ステップで記憶した区切り情報を変更する候補決定ステップとを含む
    請求項10に記載の文字入力方法。
  13. コンピュータに、
    同じ箇所に重ね書きされた各文字の個々のストロークのストロークデータを抽出するストローク抽出処理、
    抽出された各ストロークデータを時間順にストローク記憶手段に記憶させるストローク記憶処理、
    個々の文字毎のストロークデータ集合を推定することにより、文字の区切りに該当するストロークデータ集合の区切りを推定する区切り推定処理、
    推定されたストロークデータ集合の区切りを示す区切り情報を区切り情報記憶手段に記憶させる区切り情報記憶処理、
    前記区切り情報によって定まるストロークデータ集合毎に文字を認識する文字認識処理、
    文字認識処理で認識した各文字を表示する表示処理、および、
    区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報をユーザの操作に応じて変更する区切り変更処理
    を実行させるための文字入力用プログラム。
  14. コンピュータに、
    区切り変更処理で、ユーザの操作に応じて、隣接する2つの文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で1ストローク分のストロークデータを授受させるように区切り情報を変更させる
    請求項13に記載の文字入力用プログラム。
  15. コンピュータに、
    ユーザに選択された文字と当該文字に隣接する文字に対応する2つのストロークデータ集合の間で規定本数以下のストロークのストロークデータを授受させた場合の区切り情報を、変更後の区切り情報の候補として区切り変更処理で生成させ、
    各区切り情報の候補のうち、ユーザに選択された候補を変更後の区切り情報として、区切り情報記憶手段が記憶する区切り情報を変更する候補決定処理を実行させる
    請求項13に記載の文字入力用プログラム。
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