JP2009289114A - ウィジェットサーバ、プログラム及びウィジェット管理方法 - Google Patents

ウィジェットサーバ、プログラム及びウィジェット管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金融機関が提供する複数のチャネルにおいて、統一的なユーザインタフェースでサービスの提供を受けることができるようにすること。
【解決手段】 ATM130、店舗端末150、ユーザ端末170又は携帯電話190の何れか一つの端末でダウンロードしたウィジェットを金融ウィジェットサーバ110で管理し、その一つの端末でダウンロードしたウィジェットを他の端末でもダウンロードして、同様の手順により同様の金融取引を行うことができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ側端末で使用するウィジェットを管理する技術に関する。
近年、金融機関は、家庭に設置されたPC(Personal Computer)から利用するインターネットバンキングサービス、携帯電話端末から利用するモバイルバンキングサービス、ATM(Automatic Teller Machine)によるサービス、等のようにサービスを提供するために複数のチャネルを用意しており、金融機関の利用者は自分にとって都合のよいチャネルを選択してサービスを享受することが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−108908号公報
特許文献1に記載の技術のように、金融機関が複数のチャネルを用意している場合には、利用者にとって都合のよいチャネルを選択できる反面、チャネルごとにユーザインタフェースが異なるため、同じサービスを利用する場合にも利用者による使い分けが必要であり、チャネルが増えることにより、サービスの提供を受ける利用者が混乱することがある。
そこで、本発明は、金融機関が提供する複数のチャネルにおいて、統一的なユーザインタフェースでサービスの提供を受けることができるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、一のユーザ側端末でダウンロードしたウィジェットファイルを、他のユーザ側端末でダウンロードして使用することができるようにする。
例えば、本発明は、ユーザ側端末で使用するウィジェットを管理するウィジェットサーバであって、ユーザ側端末の種別毎に、ウィジェットの動作を特定するウィジェットプログラムファイルと、ウィジェットのインターフェース構成を特定するウィジェットリソースファイルと、を特定するウィジェット管理情報と、一のユーザ側端末のユーザ毎に、当該一のユーザ側端末でダウンロードされたウィジェットを特定する情報を有する利用ウィジェット管理情報と、を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末より、当該他のユーザ側端末の種別を特定したウィジットリストの送信要求に応じて、当該他のユーザ側端末のユーザにおいて、既にダウンロードされたウィジェットを前記利用ウィジェット管理情報より抽出する処理と、抽出したウィジェットを特定する情報を予め定められたリスト形式にしたウィジェットリストを作成する処理と、前記ウィジェットリストを、前記他のユーザ側端末に送信する処理と、前記他のユーザ側端末より、当該他のユーザ端末の種別及びウィジェットを特定する情報を有するダウンロード要求に応じて、当該種別及び当該ウィジェットに対応するウィジェットプログラムファイル及びウィジェットリソースファイルを含むウィジェットファイルを前記他のユーザ側端末に送信する処理と、を行うこと、を特徴とする。
以上のように、本発明によれば、金融機関が提供する複数のチャネルにおいて、統一的なユーザインタフェースでサービスの提供を受けることができるようになる。
図1は、本発明の実施形態である金融システム100の概略図である。
図示するように、金融システム100は、ホストサーバ101と、インターネットバンキングサーバ(以下、IBサーバという)102と、金融ウィジェットサーバ110と、ユーザが利用するユーザ側端末(ATM130、店舗端末150、ユーザ端末170、携帯電話190)と、を有する。
そして、ホストサーバ101、IBサーバ102及び金融ウィジェットサーバ110は、LAN(Local Area Network)105に接続されており、ATM130は、ATMGW103を介して、LAN180に接続されており、店舗端末150は、金融ウィジェットGW104を介して、LAN180に接続されている。
また、金融ウィジェットサーバ110、ユーザ端末170は、WAN(Wide Area Network)106に接続されており、携帯電話190は、基地局107及び携帯電話GW108を介してWAN106に接続されている。
そして、金融システム100では、ホストサーバ101又はIBサーバ102を介して、実際の金融取引を行うようにされており、これらのホストサーバ101及びIBサーバ102に関しては、従来から使用されているものを使用すればよいため、詳細な説明は省略する。
図2は、金融ウィジェットサーバ110の概略図である。
図示するように、金融ウィジェットサーバ110は、記憶部111と、制御部118と、入力部123と、第一の通信部124と、第二の通信部125と、を備える。
記憶部111は、ユーザ情報記憶領域112と、ウィジェットファイル管理情報記憶領域113と、ウィジェットファイル記憶領域114と、利用ウィジェット管理情報記憶領域115と、リマインダ情報記憶領域116と、を備える。
ユーザ情報記憶領域112には、金融システム100でサービスの提供を受けるユーザの認証を行うために必要な認証情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、金融システム100でサービスの提供を受けるユーザ毎に、当該ユーザの識別情報であるユーザIDと、当該ユーザのパスワードと、が認証情報として各々記憶される。
ウィジェットファイル管理情報記憶領域113には、ユーザ側端末が利用可能なウィジェットを特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図3(ウィジェットファイル管理テーブル113aの概略図)に示すようなウィジェットファイル管理テーブル113aが、ウィジェットファイル管理情報記憶領域113に記憶される。
ウィジェットファイル管理テーブル113aは、ウィジェット行113bと、端末列113cと、ファイル特定欄113dと、を備える。
ウィジェット行113bには、ウィジェットを特定する識別情報(ここでは、ウィジェット名)が格納される。
端末列113cには、ユーザ側端末の種別と、ファイルの属性と、を特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、ユーザ側端末の種別として、「ATM」、「PC」、「携帯電話」及び「店舗端末」が予め定められており、ファイルの属性として、ウィジェットの動作を定義する「プログラム」及びウィジェットの外観を定義する「リソース」が予め定められており、これらのユーザ側端末の種別及びファイルの属性の組み合わせが、端末列113cに格納されている。
ファイル特定欄113dには、ウィジェット行113bで特定されるウィジェットの、端末列113cで特定されるユーザ側端末の種別及びファイルの属性に対応する欄に、これらの行及び列に対応するウィジェットファイルを特定する識別情報(ここでは、ファイル名)が格納される。なお、対応するウィジェットファイルがない場合には「なし」の文字列が格納される。
ここで、ウィジェット行113bで特定されるウィジェットに対応付けられている(同じ列に格納されているファイル)ファイルは、各々のユーザ側端末において、同様の手順により、同様の金融取引を行うことができるものとする。
ウィジェットファイル管理テーブル113aに示すように、本実施形態では、ウィジェットの動作を定義するプログラムと、外観を定義するリソースと、を分けて管理しており、ユーザは、リソースを適宜選択することにより、複数の外観の中から好みに合った外観を利用することができるようにしている。
図2に戻り、ウィジェットファイル記憶領域114には、ウィジェットファイル管理情報記憶領域113に記憶されるウィジェットファイル管理テーブル113aで管理されているウィジェットファイルが記憶される。
例えば、図4(ウィジェットファイル114aの概略図)に示すように、ウィジェットファイル114aは、ウィジェットの外観や画像データをまとめたリソースファイル114bと、ウィジェットの動作やイベント処理、および、コンテンツやデータ構造をまとめたプログラムファイル114cと、ウィジェットのIDやウィジェット名等を格納した基本情報114dと、を有する。
利用ウィジェット管理情報記憶領域115には、金融システム100でサービスの提供を受けるユーザ毎に、当該ユーザが使用するユーザ側端末において利用しているウィジェットを特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図5(利用ウィジェット管理テーブル115aの概略図)に示すような利用ウィジェット管理テーブル115aが、利用ウィジェット管理情報記憶領域115に記憶される。
図示するように、利用ウィジェット管理テーブル115aは、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、利用特定欄115dと、を備える。
ウィジェット行115bには、ユーザ側端末で利用することのできるウィジェットを特定する情報(ここでは、ウィジェット名)が格納される。
ユーザID利用端末列115cには、ユーザを識別することのできる情報(ここでは、ユーザID)と、ユーザ側端末の種別を特定する情報(ここでは、「ATM」、「PC 店舗端末」、「携帯」)と、が格納される。
利用特定欄115dには、ウィジェット行115bで特定されるウィジェットが、ユーザID利用端末列115cで特定されるユーザ毎のユーザ側端末に利用されるか否かを特定する情報と、利用されているウィジェットのリソースを特定する情報と、が格納される。
具体的には、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、が交差する欄の利用欄に「○」の文字列が格納されている場合には、ウィジェット行115bで特定されるウィジェットが、ユーザID利用端末列115cで特定されるユーザのユーザ側端末で利用されることを示し、「×」の文字列が格納されている場合には、当該ウィジェットを当該ユーザのユーザ側端末で利用しないことを示す。なお、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、が交差する欄の利用欄に「不可」の文字列が格納されている場合には、当該ウィジェットを当該ユーザのユーザ側端末で利用できないことを示す。
また、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、が交差する欄のリソース欄に「標準」の文字列が格納されている場合には、図3に示すウィジェットファイル管理テーブル113aで特定されているウィジェットファイルを使用していること(即ち、金融ウィジェットサーバ110で提供しているウィジェットを使用していること)を示し、特定のファイル名が格納されている場合には、ユーザ側において作成したウィジェットファイルを使用していることを示す。なお、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、が交差する欄のリソース欄に「なし」の文字列が格納されている場合には、利用可能なウィジェットがないことを示し、ウィジェット行115bと、ユーザID利用端末列115cと、が交差する欄のリソース欄に「−」の文字列が格納されている場合には、ウィジェットが利用されていないことを示す。
なお、ユーザ側において作成されたウィジェットファイルに関しては、後述する店舗端末150、ユーザ端末170又は携帯電話190等から金融ウィジェットサーバ110にアップロードすることができ、アップロードされたウィジェットファイルは、ウィジェットファイル記憶領域114に記憶される。
そして、アップロードされたウィジェットファイルのファイル名を指定してダウンロードすることにより、ユーザは、好みのリソースファイルを、他の端末でも使用することができるようになる。
また、このようにユーザ毎に、ユーザ側端末別に利用中のウィジェットとその外観を管理することにより、別の端末で新たに利用したウィジェットを別の端末からも利用できるようになり、異なるチャネル間で統一的なユーザインタフェースを提供することが可能となる。
図2に戻り、リマインダ情報記憶領域116には、ユーザ側端末から送られてくるリマインダ情報がユーザ毎(ユーザID毎)に記憶される。
ここで、取引で使用されていたウィジェットを特定する情報(ここでは、ウィジェット名)、取引の種別を特定する情報(ここでは、取引名)及び取引に必要な情報(ここでは、項目名とその属性)がリマインダ情報として記憶される。
制御部118は、ユーザ管理部119と、ウィジェット管理部120と、リマインダ処理部121と、を備える。
ユーザ管理部119は、ユーザの認証処理を行う。
例えば、ユーザ管理部119は、ウィジェットを用いて金融システム100においてサービスの提供を受けるユーザのユーザ情報(ユーザID及びパスワード)を、入力部123、第一の通信部124又は第二の通信部125等を介して取得し、ユーザ情報記憶領域112に記憶する処理を行う。
また、ユーザ管理部119は、第一の通信部124又は第二の通信部125等を介して、送信されてきたユーザID及びパスワードを、ユーザ情報記憶領域112に記憶されているユーザID及びパスワードと照会することにより、ウィジェットを利用するユーザの認証を行う。
ウィジェット管理部120は、ユーザが使用するウィジェットの管理を行う。
例えば、ウィジェット管理部120は、ユーザの使用するユーザ側端末が利用可能なウィジェットを図3に示すウィジェットファイル管理テーブル113aで特定し、特定したファイルを予め定められた表示形式にして、ユーザ側端末に送信する。
そして、ウィジェット管理部120は、ユーザ側端末からのウィジェットファイルのダウンロード要求に応じて、ウィジェットファイル記憶領域114に記憶されているウィジェットファイルをユーザ側端末に送信する処理を行う。
さらに、ウィジェット管理部120は、ウィジェットファイルをユーザ側端末に送信すると、送信したウィジェットファイル及びユーザに対応する利用特定欄115dに、必要な情報を格納する処理を行う。なお、本実施形態においては、ウィジェットファイルをユーザ側端末に送信すると、送信したユーザ側端末の種別ばかりでなく、送信したユーザが使用することのできる全てのユーザ側端末の種別に対応する利用特定欄115dの利用欄に「○」の記号を格納するようにしている。
リマインダ処理部121は、ユーザ側端末において途中で中断した処理を管理する処理を行う。
例えば、リマインダ処理部121は、ユーザ側端末からリマインダ情報を取得して、ユーザ毎に、リマインダ情報記憶領域116に記憶し、ユーザ側端末からの要求に応じて、当該ユーザ側端末を利用するユーザのリマインダ情報をリマインダ情報記憶領域116から取得し、当該ユーザ側端末に送信し、途中で中断した処理を再開させる処理を行う。
入力部123は、情報の入力を受け付ける。
第一の通信部124は、LAN105を介した情報の送受信を行う。
第二の通信部125は、WAN106を介した情報の送受信を行う。
以上に記載した金融ウィジェットサーバ110は、例えば、図6(コンピュータ500の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)501と、メモリ502と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置503と、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等の可搬性を有する記憶媒体504に対して情報を読み書きする読書装置505と、キーボードやマウスなどの入力装置506と、ディスプレイなどの出力装置507と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置508と、を備えた一般的なコンピュータ500で実現できる。
例えば、記憶部111は、CPU501がメモリ502又は外部記憶装置503を利用することにより実現可能であり、制御部118は、外部記憶装置503に記憶されている所定のプログラムをメモリ502にロードしてCPU501で実行することで実現可能であり、入力部123は、CPU501が入力装置506を利用することで実現可能であり、第一の通信部124及び第二の通信部125は、CPU501が通信装置508を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、外部記憶装置503にダウンロードされ、それから、メモリ502上にロードされてCPU501により実行されるようにしてもよい。また、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、メモリ502上に直接ロードされ、CPU501により実行されるようにしてもよい。
図7は、ATM130の概略図である。
ATM130は、ATM本体131と、ATM制御部136と、を備える。
ATM本体131は、現金やカードを取り扱う取扱部131と、情報の入力を受け付ける入力部123と、情報を出力する出力部134と、を備える。
ATM制御部136は、記憶部137と、制御部141と、通信部147と、を備える。
記憶部137は、クライアントウィジェット管理情報記憶領域138と、取引情報記憶領域139と、を備える。
クライアントウィジェット管理情報記憶領域138には、ATM130で使用するウィジェットでサービスの提供を受けることのできるサービスを特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図8(クライアントウィジェット管理テーブル138aの概略図)に示すようなクライアントウィジェット管理テーブル138aが、クライアントウィジェット管理情報記憶領域138に記憶される。
図示するように、クライアントウィジェット管理テーブル138aは、ウィジェット特定欄138bと、処理特定欄138cと、可否特定欄138dと、を備える。
ウィジェット特定欄138bでは、各々の列において、ATM130で使用可能なウィジェットを特定する情報が格納される。具体的には、各々の列において、ウィジェットを識別するための情報であるウィジェットID、当該ウィジェットIDに対応するウィジェットのウィジェット名、当該ウィジェットIDに対応するウィジェットの出自を特定する情報が、格納される。ここで、ウィジェットの出自を特定する情報は、金融システム100の管理者側で作成したウィジェットである場合には「公式」の文字列が格納され、ユーザ側で作成したウィジェットである場合には「非公式」の文字列が格納される。なお、金融システム100の管理者側で作成したウィジェットであるか否かは、例えば、ウィジェットIDやウィジェット名等に予め定められた識別子を含めておくことで、識別可能にしておけばよい。
処理特定欄138cには、各々の行において、金融システム100でユーザに対して提供することのできるサービスを特定する情報が格納される。
可否特定欄138dには、ウィジェット特定欄138bで特定されるウィジェットを利用して、処理特定欄138cで特定されるサービスの提供を受けることができるか否かを特定する情報が格納される。
例えば、可否特定欄138dに「○」の記号が格納されている場合には、ウィジェット特定欄138bで特定されるウィジェットを利用して、処理特定欄138cで特定されるサービスの提供を受けることができることを示し、可否特定欄138dに「×」の記号が格納されている場合には、ウィジェット特定欄138bで特定されるウィジェットを利用して、処理特定欄138cで特定されるサービスの提供を受けることができないことを示す。
取引情報記憶領域139には、ウィジェットを介してサービスの提供を受ける際に行っていた処理を特定する情報が取引情報として、記憶される。
例えば、本実施形態においては、処理を行っていたウィジェットを特定する情報(ここでは、ウィジェット名)、行っていた処理を特定する情報(ここでは、処理名)及び行っていた処理で既に入力等された情報を特定する情報(ここでは、項目名とその属性)が、取引情報として記憶される。
制御部141は、ATM処理部142と、ウィジェット処理部143a、143b、143c(特に各々を区別する必要のないときは、ウィジェット処理部143とする)と、クライアントウィジェット管理部144と、サービス連携部145と、を備える。
ATM処理部142は、ATM130全体の処理を制御する。特に、本実施形態においては、ATM本体131での処理を制御する。
ウィジェット処理部143a、143b、143cは、各々に割り当てられている金融取引が行えるように、ウィジェットを介して、予め定められた画面情報を出力部134に出力し、入力部123を介してユーザから必要な情報を取得し、取得した情報を後述するサービス連携部145に出力する処理を行い、さらに、サービス連携部145から得られる情報を出力部134に出力する処理を行う。
なお、ウィジェット処理部143は、ユーザの支持に応じて、金融ウィジェットサーバ110からウィジェットファイルをダウンロードし、インストールすることにより制御部141に生成され、処理を行うことができるようにされる。
クライアントウィジェット管理部144は、ウィジェットの利用状況を管理する。
例えば、クライアントウィジェット管理部144は、ユーザの指示に応じて、金融ウィジェットサーバ110にアクセスし、ユーザが使用しているユーザ側端末の種別に応じたウィジェットファイルの一覧を取得し、取得した一覧を出力部134に出力し、ユーザの選択の入力を受け付ける。
そして、クライアントウィジェット管理部144は、ユーザが選択したウィジェットファイルを金融ウィジェットサーバ110からダウンロードし、ダウンロードしたウィジェットに対応する列をクライアントウィジェット管理テーブル138aに生成して、必要な情報を格納する。
また、クライアントウィジェット管理部144は、ユーザがウィジェットを介して、提供を受けるサービスを選択すると、当該ウィジェットにおいて提供できるサービスか否かをクライアントウィジェット管理テーブル138の対応する列から特定する処理を行う。
なお、クライアントウィジェット管理部144は、ユーザが使用しているウィジェットにおいて提供できるサービスである場合には処理を継続し、提供できないサービスである場合には処理を終了して処理することができない旨を、出力部134を介して出力する処理を行う。
サービス連携部145は、ウィジェット処理部143を介してユーザがサービスの提供を受ける際に、金融ウィジェットサーバ110との間で送受信する情報を制御する。
例えば、サービス連携部145は、ウィジェットの動作プログラムをライブラリとして用意しておき、ウィジェット処理部143を介して、ユーザよりウィジェット上に表示される入力項目に対応する情報(振込先口座、支払い元口座、金額等)の入力を受け付け、取引に必要な情報がすべて入力されると、金融ウィジェットサーバ110に接続して必要な情報を出力し、その応答情報を取得して、対応するウィジェット処理部143に出力する。
通信部147は、ATMGW103を介して、LAN105との間で情報を送受信する。
以上に記載したATM130のATM制御部136については、例えば、図6に示すようなコンピュータ500で実現できる。
例えば、記憶部137は、CPU501がメモリ502又は外部記憶装置503を利用することにより実現可能であり、制御部141は、外部記憶装置503に記憶されている所定のプログラムをメモリ502にロードしてCPU501で実行することで実現可能であり、通信部147は、CPU501が通信装置508を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、外部記憶装置503にダウンロードされ、それから、メモリ502上にロードされてCPU501により実行されるようにしてもよい。また、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、メモリ502上に直接ロードされ、CPU501により実行されるようにしてもよい。
図9は、店舗端末150の概略図である。
店舗端末150は、記憶部151と、制御部155と、入力部161と、出力部162と、通信部163と、を備える。
記憶部151は、ATM130の記憶部137と同様であるため説明を省略する。
制御部155は、店舗端末処理部156と、ウィジェット処理部157a、157b、157cと、クライアントウィジェット管理部158と、サービス連携部159と、を備え、ウィジェット処理部157、クライアントウィジェット管理部158及びサービス連携部159は、ATM130のウィジェット処理部143、クライアントウィジェット管理部144及びサービス連携部145と同様の処理を行うため、説明を省略する。
店舗端末処理部156は、店舗端末150全体の処理を制御する。
入力部161は、情報の入力を受け付ける。
出力部162は、情報を出力する。
通信部163は、金融ウィジェットGW104を介して、LAN105との間で情報を送受信する。
以上に記載した店舗端末150については、例えば、図6に示すようなコンピュータ500で実現できる。
例えば、記憶部151は、CPU501がメモリ502又は外部記憶装置503を利用することにより実現可能であり、制御部155は、外部記憶装置503に記憶されている所定のプログラムをメモリ502にロードしてCPU501で実行することで実現可能であり、入力部161は、CPU501が入力装置506を利用することで実現可能であり、出力部162は、CPU501が出力装置507を利用することで実現可能であり、通信部163は、CPU501が通信装置508を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、外部記憶装置503にダウンロードされ、それから、メモリ502上にロードされてCPU501により実行されるようにしてもよい。また、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、メモリ502上に直接ロードされ、CPU501により実行されるようにしてもよい。
図10は、ユーザ端末170の概略図である。
ユーザ端末170は、記憶部171と、制御部175と、入力部181と、出力部182と、通信部183と、を備える。
記憶部171は、ATM130の記憶部137と同様であるため説明を省略する。
制御部175は、ユーザ端末処理部176と、ウィジェット処理部177a、177b、177cと、クライアントウィジェット管理部178と、サービス連携部179と、を備え、ウィジェット処理部177、クライアントウィジェット管理部178及びサービス連携部179は、ATM130のウィジェット処理部143、クライアントウィジェット管理部144及びサービス連携部145と同様の処理を行うため、説明を省略する。
ユーザ端末処理部176は、ユーザ端末170全体の処理を制御する。
入力部181は、情報の入力を受け付ける。
出力部182は、情報を出力する。
通信部183は、WAN106との間で情報を送受信する。
以上に記載したユーザ端末170については、例えば、図6に示すようなコンピュータ500で実現できる。
例えば、記憶部171は、CPU501がメモリ502又は外部記憶装置503を利用することにより実現可能であり、制御部175は、外部記憶装置503に記憶されている所定のプログラムをメモリ502にロードしてCPU501で実行することで実現可能であり、入力部181は、CPU501が入力装置506を利用することで実現可能であり、出力部182は、CPU501が出力装置507を利用することで実現可能であり、通信部183は、CPU501が通信装置508を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、外部記憶装置503にダウンロードされ、それから、メモリ502上にロードされてCPU501により実行されるようにしてもよい。また、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、メモリ502上に直接ロードされ、CPU501により実行されるようにしてもよい。
図10は、ユーザ端末170の概略図である。
ユーザ端末170は、記憶部171と、制御部175と、入力部181と、出力部182と、通信部183と、を備える。
記憶部171は、ATM130の記憶部137と同様であるため説明を省略する。
制御部175は、ユーザ端末処理部176と、ウィジェット処理部177a、177b、177cと、クライアントウィジェット管理部178と、サービス連携部179と、を備え、ウィジェット処理部177、クライアントウィジェット管理部178及びサービス連携部179は、ATM130のウィジェット処理部143、クライアントウィジェット管理部144及びサービス連携部145と同様の処理を行うため、説明を省略する。
ユーザ端末処理部176は、ユーザ端末170全体の処理を制御する。
入力部181は、情報の入力を受け付ける。
出力部182は、情報を出力する。
通信部183は、WAN106との間で情報を送受信する。
以上に記載したユーザ端末170については、例えば、図6に示すようなコンピュータ500で実現できる。
例えば、記憶部171は、CPU501がメモリ502又は外部記憶装置503を利用することにより実現可能であり、制御部175は、外部記憶装置503に記憶されている所定のプログラムをメモリ502にロードしてCPU501で実行することで実現可能であり、入力部181は、CPU501が入力装置506を利用することで実現可能であり、出力部182は、CPU501が出力装置507を利用することで実現可能であり、通信部183は、CPU501が通信装置508を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、外部記憶装置503にダウンロードされ、それから、メモリ502上にロードされてCPU501により実行されるようにしてもよい。また、読書装置505を介して記憶媒体504から、あるいは、通信装置508を介してネットワークから、メモリ502上に直接ロードされ、CPU501により実行されるようにしてもよい。
図11は、携帯電話190の概略図である。
携帯電話190は、記憶部191と、制御部195と、入力部201と、出力部202と、無線通信部203と、を備える。
記憶部191は、ATM130の記憶部137と同様であるため説明を省略する。
制御部195は、店舗端末処理部196と、ウィジェット処理部197a、197b、197cと、クライアントウィジェット管理部198と、サービス連携部199と、を備え、ウィジェット処理部197、クライアントウィジェット管理部198及びサービス連携部199は、ATM130のウィジェット処理部143、クライアントウィジェット管理部144及びサービス連携部145と同様の処理を行うため、説明を省略する。
携帯電話処理部196は、携帯電話190全体の処理を制御する。特に、本実施形態においては、携帯電話処理部196は、携帯電話190における音声通信やデータ通信等の処理を制御する。
入力部201は、情報の入力を受け付ける。
出力部202は、情報を出力する。
無線通信部203は、アンテナを介して、基地局107及び携帯電話GW108を介して、WAN106との間で情報を送受信する。
以上に記載した携帯電話190の記憶部191は、CPUがメモリ又は外部記憶装置を利用することにより実現可能であり、制御部195は、外部記憶装置に記憶されている所定のプログラムをメモリにロードしてCPUで実行することで実現可能であり、入力部201は、CPUがキーデバイス等の入力装置を利用することで実現可能であり、出力部202は、CPUがディスプレイ等の出力装置を利用することで実現可能であり、無線通信部203は、CPUがアンテナを備える無線通信モジュールを利用することで実現可能である。
図12は、ウィジェットを起動した際の処理を示すシーケンス図である。
なお、図12では、ユーザ端末170でウィジェットを起動した場合の処理を示すが、その他のユーザ側端末でも同様に処理される。
まず、ユーザ端末170のユーザが、入力部181を介して、ウィジェットの起動指示の入力を行うと、サービス連携部179が、通信部183を介して、金融ウィジェットサーバ110に接続を要求する(S10)。
このような接続要求を受信した金融ウィジェットサーバ110では、ユーザ管理部119が、ユーザ認証を行うために、ユーザID及びパスワードの入力を要求する(S11)。
このような入力要求を受けたユーザ端末170では、サービス連携部179が、出力部182にユーザID及びパスワードの入力画面を表示して、入力部181を介してユーザID及びパスワードの入力を受け付ける(S12)。
そして、サービス連携部179は、ステップS12で入力を受け付けたユーザID及びパスワードを、通信部183を介して、金融ウィジェットサーバ110に送信する(S13)。
金融ウィジェットサーバ110では、ユーザ管理部119が、送信されてきたユーザID及びパスワードを、ユーザ情報記憶領域112に記憶されているユーザ情報に照会して、合致するユーザ情報があるか否かを検出する(S14)。
そして、ユーザ管理部119は、ステップS14での認証結果に応じて、ユーザ端末170に対して接続可否通知を行う(S15)。
具体的には、ステップS14において合致するユーザ情報がある場合には、ステップS15において接続許可通知を行い、ステップS14において合致するユーザ情報がない場合には、ステップS15において接続拒否通知を行う。ここでは、ステップS14での認証が成功し、接続許可通知を行うものとする。
次に、ユーザ端末170では、サービス連携部179が、ステップS15において接続拒否通知を受信した場合には、ステップS12に戻り処理を繰り返し、ステップS15において接続許可通知を受信した場合には、次のステップS16に進む。
ステップS16では、サービス連携部179は、金融ウィジェットサーバ110にユーザが利用中のウィジェットリストを要求する(S16)。このとき、接続している端末(ここでは、ユーザ端末170)の種別を特定する情報も送信する。
そして、金融ウィジェットサーバ110では、ウィジェット管理部120が、利用ウィジェット管理情報記憶領域115に記憶されている利用ウィジェット管理テーブル115aにおいて、ユーザID利用端末列115cから、ユーザ端末170のユーザのユーザID及ユーザ端末170の種別に対応する行を特定し、特定した行の利用特定欄115dの利用欄に「○」の記号が格納されているウィジェットをウィジェット行115bから特定し、特定したウィジェットのリストを利用リストとして作成し、作成した利用リストをユーザ端末170に送信する(S17)。
このような利用リストを受信したユーザ端末170では、受信した利用リストをサービス連携部179からクライアントウィジェット管理部178に出力し、クライアントウィジェット管理部178が、入手した利用リストに含まれているウィジェットと、クライアントウィジェット管理情報記憶領域138に記憶されているクライアントウィジェット管理テーブル138aで管理されているウィジェットと、を比較し、まだダウンロードされていないウィジェットのリストを、ダウンロードリストとして、出力部182に出力し、入力部181を介してダウンロードするウィジェットの入力を受け付け、受け付けたウィジェットのダウンロード要求を金融ウィジェットサーバ110に送信する(S18)。なお、まだダウンロードされていないウィジェットがない場合には、図12のシーケンスを終了する。
このようなダウンロード要求を受信した金融ウィジェットサーバ110では、ウィジェット管理部120が、ダウンロード要求のあったウィジェットに対応するウィジェットファイル一式の名前をウィジェットファイル管理テーブル113aより入手し、対応するファイル一式をウィジェットファイル記憶領域114から抽出して、ユーザ端末170に送信する(S19)。
ウィジェットファイルをダウンロードしたユーザ端末170では、クライアントウィジェット管理部178が、クライアントウィジェット管理テーブル138aに新たな列を追加して、当該列に必要な情報を格納することで、クライアントウィジェット管理テーブル138aを更新する(S20)。
そして、クライアントウィジェット管理部178は、ステップS19でダウンロードしたウィジェットファイルをインストールするか否かを確認する画面を出力部182に出力し、入力部181を介して、ダウンロード指示の入力をユーザより受け付ける(S21)。
そして、ユーザよりダウンロード指示の入力があった場合には、指示のあったウィジェットファイルをインストールして(S22)、処理を終了する。
以上のように、ユーザごとに利用したウィジェットを管理する機能を設けることにより、店舗や家庭、街角などの複数のチャネルに合わせて用意されているATM130や自宅のユーザ端末170、個人が所有する携帯電話190といった複数の端末を、同じような感覚で利用できるようになる。
なお、図12のステップS10からステップS15までのユーザ認証処理は金融ウィジェットサーバ110において行う形になっているが、金融システム100(ホストサーバ101)へのログインとIBサーバ102へのログインを二重に行うことは、ユーザにとってわずらわしい操作となることが予想される。このため、実際には、これらの二つのログインが一度の操作で行えるようにするのが望ましい。例えば、ATM130ではウィジェット専用カードを使用できるようにし、ウィジェット利用者には、専用のキャッシュカードを配布することや、既存のICキャッシュカードにウィジェット利用者であることを識別するためのフラグを追加するなどしてウィジェット対応ICカードに変更することにより、ウィジェットの利用者であることを識別することができるようにすることで、ワンストップでログイン可能となることが望ましい。
また、ステップS19で送信するウィジェットファイルは、公式なファイル(金融ウィジェットサーバ110の管理者がウィジェットファイル記憶領域114に記憶したファイル)のみが格納されているが、ユーザによっては自分好みの外観に変えたい場合や自分好みのウィジェットを使いたいという要望が予想される。そこで、記憶部111に、ユーザ別に一定の容量のユーザ別領域を割り当て、自分の領域に個人的にファイルをアップロードできる機能を用意することが望ましい。これにより、ユーザ別領域に自分好みの外観やウィジェットをアップロードし、別の端末からも利用できるようになる。ただし、ATM130に勝手なプログラムが混入すると思いがけない事故につながる危険性があるため、ATM130には外観ファイルのみがダウンロード可能であり、ウィジェットは個人の利用者がダウンロードできないようにするのが望ましい。
図13は、ウィジェットの利用画面例を示す概略図である。図13は、例えば、ユーザ端末170の出力部182に出力された画面109の例を示すが、他のユーザ側端末でも同様の利用が可能となる。
図示するように、画面109には、ウィジェットのメニューバー109aが表示され、お財布ウィジェット109bと、支払いウィジェット109cと、リマインダウィジェット109dと、が活性化されている。これらのウィジェット109b、109c、109dは、各々ウィジェット処理部177a、177b、177cにより制御されている。
支払いウィジェット109aには請求書オブジェクト109eが表示されている。
お財布ウィジェット109bと、支払いウィジェット109cと、は、図8に示すクライアントウィジェット管理テーブル138aに示す金融取引が可能である。
そして、本実施形態においては、支払いウィジェット109cはメールで届いた請求書を表示する機能があり、ここでは水道代の請求書が届いているものと仮定して表示している。水道代の請求書にはペイジー支払い用の情報も記載されているものとする。
ペイジーとは金融機関が共同で運営しているサービスであり、「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」を入力すると、振込先の口座番号等を入力することなく、税公金などを支払うことができるシステムである。
支払いウィジェット109cは、電子メールシステムと連携し、特定の差出人から特定のフォーマットで送られてきている場合は請求書であると判断し、該当する請求人の欄上に自動的に表示する。
このような画面109において、ユーザが入力部181を介して請求書オブジェクト109eをお財布ウィジェット109bにドラッグ&ドロップすると、支払いウィジェット109cを制御しているウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eのドロップ操作イベントを検出し、請求書オブジェクト109eに関連して記憶されている「収納機関番号」、「お客様番号」、「確認番号」等の支払いのための情報を、お財布ウィジェット109bを制御しているウィジェット処理部177aに出力し、お財布ウィジェット109bを制御しているウィジェット処理部177aは、ペイジーによる支払いを依頼されたものと解釈し、ペイジーによる支払いを行う。このように直感的な操作で支払い情報が入力することができるようになる。
図13では、請求書オブジェクト109eのドロップ操作を契機にペイジーによる支払い処理を開始する例を示したが、「ペイジーによる支払い」と「振込」を選択するボタンを請求書オブジェクト109eに設け、利用者が支払方法を選択できるように実装することも可能である。
また、複数の口座から出金して支払う場合、各口座に対応したお財布ウィジェット109bを表示し、請求書オブジェクト109eを切り分けた図形を表示する、または、色の薄いコピー図形を表示する、などして、請求書オブジェクト109eを複数の口座に分けてドロップできるようにすることも可能である。この場合、複数の口座から出金する場合であっても、一つの口座から支払い先の口座に対して振込またはペイジーによる支払いが行われるため、振込または支払いの名義とする口座に対して出金する複数の口座から資金を移動した後に、振込または支払いが行われる。従って、振込または支払いの名義とする口座を利用者が指定できる手段を設ける必要がある。例えば、切り分けられたりコピーされたりした請求書オブジェクトを取りまとめるオリジナルの請求書オブジェクト109eをドロップした口座を支払い名義口座とすることが考えられる。
さらに、振込やペイジーによる支払い取引を行う別の方法として、お財布オブジェクト109b内の貨幣オブジェクトを移動させる操作も考えられる。例えば、1000円札オブジェクト109fを支払いウィジェット109cにドロップした操作を契機に支払い処理を開始するように実装することも可能である。
図14は、図13で示したペイジー支払い処理を示すシーケンス図である。
まず、支払いウィジェット109cを制御する支払いウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eがお財布ウィジェット109bにドロップされたことを検出すると(S30)、請求書オブジェクト109eはペイジー支払いを要求するオブジェクトであるため、お財布ウィジェット109bを制御するウィジェット処理部177aに対して「ペイジー支払い」を要求する(S31)。このペイジー支払い要求には、ペイジー支払いに必要な情報としてペイジー情報(例えば、「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」と、利用者が確認するための情報として「振込先名義人」「金額」「請求内容」)を添付する。
各々のウィジェットには、あらかじめ他のウィジェットから利用可能な機能と利用手続きが定義されている。例えば、お財布ウィジェット109bを制御するウィジェット処理部177aは、ペイジー支払い依頼の関数と、ペイジー支払いに必要な情報が引数として定められている。
そこで、お財布ウィジェット109bを制御するウィジェット処理部177aは、ステップS31において添付されてきたペイジー情報に対して、関数呼び出しの必要な条件を満たしているかどうかを判断し、ペイジー支払いを受け入れ可能かどうかを判断する(S32)。
そして、ウィジェット処理部177aは、ペイジー支払いの受け入れが可能であるか否かを特定する受け入れ可否情報を、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに出力する(S33)。ここでは、ウィジェット処理部177aが、ペイジー支払い可能であると判断したものとして説明する。なお、ペイジー支払いの受け入れが可能ではない場合には、ウィジェット処理部177aは、ペイジー支払いを受け入れられない旨を、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに通知し、ウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eを支払いオブジェクト109cに戻して表示する。
次に、ウィジェット処理部177aは、ステップS31で受けたペイジー支払いの依頼を引き受けて、ステップS31で受信したペイジー情報と関連情報を出力部182に表示し、ペイジー情報に含まれている「金額」とお財布ウィジェット109bが表示している残高の金額をチェックして、ペイジー情報に含まれている「金額」が残高以下か否かを判断する(S34)。なお、ペイジー情報に含まれている「金額」が残高以下ではない場合には、ウィジェット処理部177aは、ペイジー支払いがでいない旨を、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに通知し、ウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eを支払いオブジェクト109cに戻して表示する。なお、ここでは、ペイジー情報に含まれている「金額」が残高以下であるものとして、説明を行う。
ウィジェット処理部177aは、ペイジー情報に含まれている「金額」が残高以下であれば支払い可能であると判断し、ペイジー支払いをサービス連携部179に要求する(S35)。
ペイジー支払い要求を受けたサービス連携部179は、クライアントウィジェット管理テーブル138aを参照して、要求元であるお財布ウィジェット109bの取引権限を確認する(S36)。ここでは、クライアントウィジェット管理テーブル138aに示されているように、お財布ウィジェット109bは、ペイジー支払いが可能であるため、ステップS36においてウィジェットの権限ありと判断し、金融ウィジェットサーバ110との間でIBサーバ102へのログイン処理を行う(S37)。なお、このログイン処理については、図15を用いて詳述する。また、ステップS36でウィジェットに権限がないと判断した場合には、サービス連携部179は、ウィジェット処理部177aを介して、ペイジー支払いがでいない旨を、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに通知し、ウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eを支払いオブジェクト109cに戻して表示する。
また、既にIBサーバ102にログインしている場合には、ステップS39に進む。
次に、サービス連携部179は、ログイン認証結果が金融ウィジェットサーバ110から通知されると、ログインに成功したか否かを確認し(S38)、成功した場合には、ステップS39に進み、失敗の場合には、サービス連携部179は、ウィジェット処理部177aを介して、ペイジー支払いがでいない旨を、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに通知し、ウィジェット処理部177bは、請求書オブジェクト109eを支払いオブジェクト109cに戻して表示する。
そして、サービス連携部179は、暗証番号の入力画面を出力部182に表示し、ユーザより暗証番号の入力を受け付ける(S39)。
次に、サービス連携部179は、入力された暗証番号とともに、ペイジー支払いの要求を金融ウィジェットサーバ110に送信する(S40)。
金融ウィジェットサーバ110はIBサーバ102へのアクセスを中継して、IBサーバ102との間でペイジー支払い取引を行い(S41)、取引結果を金融ウィジェットサーバ110からユーザ端末170に送信する(S42)。
このような取引結果を受信したユーザ端末170では、サービス連携部179が、受信した取引結果を、お財布ウィジェット109bを制御するウィジェット処理部177aに出力し、お財布ウィジェット109bの表示領域に、取引結果を表示する(S43)。
そして、お財布ウィジェット109bを制御するウィジェット処理部177aは、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bに取引結果を送信して、ウィジェット処理部bは、ペイジー支払いの成否を判断し(S44)、成功した場合は請求書オブジェクト109eを消去し、失敗した場合には請求書オブジェクト109eを元の位置に戻して初期状態に戻る。
図15は、ユーザ端末170が金融ウィジェットサーバ110を介して行うログイン認証処理を示すシーケンス図である。なお、ここでは、ユーザ端末170を使用する例を示しているが、店舗端末150及び携帯電話190でも同様の処理となる。
まず、ユーザ端末170のサービス連携部179が、金融ウィジェットサーバ110に対してIBサーバ102へのログイン要求を行うと(S50)、金融ウィジェットサーバ110は、IBサーバ102へのログイン要求であると判断してIBサーバ102にログイン要求を中継する。
IBサーバ102では、図示していないがログイン認証を行う制御部が、ユーザID及びパスワードの入力を要求する(S51)。
このような要求を受けた金融ウィジェットサーバ110は、このような要求をユーザ端末170に中継する。
そして、ユーザ端末170のサービス連携部179は、ユーザID及びパスワードの入力画面を出力部182に表示し、入力部181を介してユーザよりユーザID及びパスワードの入力を受け付ける(S52)。
次に、サービス連携部179は、ユーザから入力を受け付けたユーザID及びパスワードを金融ウィジェットサーバ110に送信し(S53)、金融ウィジェットサーバ110は、これをIBサーバ102に中継する。
そして、IBサーバ102は、受信したユーザID及びパスワードを照会し(S54)、予め登録されているユーザ情報において合致したユーザ情報が検出できれば認証成功、合致したものがなければ認証失敗と判断し(S55)、認証の成否に応じたログインの可否を特定するログイン可否情報を金融ウィジェットサーバ110に送信し(S56)、金融ウィジェットサーバ110は、これをユーザ端末170に中継する。
図16は、ATM130が金融ウィジェットサーバ110を介して行うログイン認証処理を示すシーケンス図である。
まず、ユーザがウィジェットを起動して金融取引の要求を行うと、ウィジェットからサービス連携部145に金融取引を要求する。サービス連携部145は、IBサーバ102にログインしていない場合には、ATM処理部142に対して口座番号読取要求を出力する(S60)。
このような要求を受けたATM処理部142は、ICカードから口座番号を読み取り、サービス連携部145に口座番号を返信する(S61)。
そして、サービス連携部145は、出力部134に暗証番号の入力画面を表示し、ユーザより暗証番号の入力を受け付ける(S62)。
次に、サービス連携部145は、取得した口座番号及び暗証番号を含む認証要求を金融ウィジェットサーバ110に送信し(S63)、金融ウィジェットサーバ110は、このような認証要求をIBサーバ102に転送する。
そして、IBサーバ102は、受信した認証要求の電文を作成してホストサーバ101に送信する(S64)。
ホストサーバ101では、送信されてきた認証要求から口座番号と暗証番号のセットを抽出し、顧客データベース(図示せず)の口座番号及び暗証番号と照合し(S65)、照合結果に応じた認証結果をIBサーバ102に通知する(S66)。
このような認証結果を受信したIBサーバ102は、受信した認証結果により認証が成功したかどうか判断し(S67)、認証の成否に応じてログインの可否を判断して(S68)、ログインの可否情報を金融ウィジェットサーバ110に送信し(S69)、金融ウィジェットサーバ110は、ATM130に転送する。
図15及び16では、IBサーバ102へのログイン認証の処理の流れを示したが、IBサーバ102を利用して金融サービスを受ける場合、IBサーバ102では、IBサーバ102を利用するためのユーザID及びパスワードによるユーザ認証が必要となり、認証が通るとIBサーバ102へのログインが可能となり、ログイン後に金融取引を行うことができる。
これに対してATM130では、キャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証を行っている。
そして、本実施形態における金融システム100において、ウィジェットを使用した金融サービスを提供する際には、IBサーバ102を利用するためIBサーバ102へのログイン認証が必要となるが、ATM130においてIBサーバ102用のユーザID及びパスワードを使用するのでは、現状のキャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証と異なるため、利用者にとっての利便性が損なわれる。
そこで、ATM130では、キャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証を行い、ユーザ認証が通ったユーザであればIBサーバ102を利用できるようにするのが望ましい。このことは、キャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証を行う店舗端末150も同様である。このため、キャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証を行った場合には、ホストサーバ101からIBサーバ102にユーザ認証が成功済みであることを通知するようにすることが望ましい。
ただし、IBサーバ102を利用するためにはIBサーバ102のユーザIDが必要となるため、ユーザIDを所有する口座保有者に対しては、キャッシュカードと暗証番号によるユーザ認証後に契約しているユーザIDを利用できるようにし(例えば、ホストサーバ101又はIBサーバ102の少なくとも何れか一方に、口座番号、暗証番号、ユーザID及びパスワードを対応させた認証情報を記憶しておくことで、他方のサーバに認証済みであることを通知する)、一方、ユーザIDを所有しない口座保有者のウィジェットのユーザに対しては仮のユーザIDを発行しておくことが望ましい。
図17は、ウィジェットでの取引を途中で中断した際の処理を示すシーケンス図である。ここで、図17は、ユーザ端末170で取引を行っている場合の例を示すが、その他のユーザ側端末でも同様の処理となる。また、図17では、ユーザが振込取引のための入力を途中で中断した場合を例に説明するが、このような態様に限定されるわけではない。
まず、ユーザ端末170のウィジェット処理部177bは、出力部182に表示されている支払いウィジェット109cにおいて振込情報を入力するための画面を表示して、ユーザから振込先情報の入力を受け付ける(S70)。なお、ウィジェット処理部177bは、入力された振込先情報を、取引の種別(ここでは、振込)を特定する情報と、入力したウィジェット(ここでは、支払いウィジェット109c)を特定する情報と、ともに取引情報として取引情報記憶領域173に記憶する。
次に、ウィジェット処理部177bは、支払いウィジェット109cにおいて振込元の口座入力画面を表示して、振込元の口座の入力を受け付ける(S71)。なお、ウィジェット処理部177bは、入力された振り込み元の口座情報を、取引情報記憶領域173に記憶されている取引情報に追加する。
次に、ウィジェット処理部177bは、支払いウィジェット109cにおいて振込金額情報を入力する画面を表示して、振込金額情報の入力を受け付ける(S72)。
ここで、ユーザ端末170のユーザが振込金額を手元においていなかったため、これ以上入力できなくなり、ここで入力処理を中断するため、入力部181を介して「保留」要求を入力する(S73)。
保留要求の入力がなされると、支払いウィジェット109cを制御するウィジェット処理部177bは、取引情報記憶領域173に記憶されている取引情報を保留情報として抽出し、当該保留情報を添付した保留要求をサービス連携部179に出力し(S74)、振込画面を消去する(S75)。
このような保留要求を受けたサービス連携部179は、リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cに指示することで(S76)、ウィジェット処理部177cは、リマインダウィジェット109dを起動する(S77)。なお、サービス連携部179は、保留の指示をウィジェット処理部177cに出す際に、保留要求に添付されている保留情報をウィジェット処理部177cに送信する。
リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cは、ステップS76で取得した保留情報を出力部182に出力することで表示する(S78)。ここでは、ウィジェットを特定する情報(ここでは「支払いウィジェット」)、取引の種別を特定する情報(ここでは、「振込」)、振込に必要な情報(ここでは、「振込先口座」、「支払い元口座」)が保留情報として表示される。
次に、リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cは、保留情報に追加する情報として保持しておく項目の入力画面を出力部182に表示して、ユーザより入力部181を介して、項目の入力を受け付ける(S79)。
そして、リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cは、保留情報に追加する情報としてリマインダを通知する通知日を入力するための画面を出力部182に表示して、ユーザより入力部181を介して、通知日の入力を受け付ける(S80)。ここで通知日を入力しておくと、ユーザがリマインダウィジェット109dを起動しなくてもリマインダウィジェット109dが自動的に起動し、ブリンクしたり色を変えて表示したり、メール機能と連携して自分自身(ユーザ端末170や携帯電話190等)にメールを送信することができる。
リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cは、ここまでに入力された保留情報を確認する画面を出力部182に表示して、ユーザより確認の入力を受け付ける(S81)。
そして、リマインダウィジェット109dを制御するウィジェット処理部177cは、ステップS81において、確認の入力を受け付けると、ここまでに入力された保留情報をリマインダ情報としてサービス連携部179に出力し、当該リマインダ情報の登録をサービス連携部179に要求する(S82)。
このような要求を受けたサービス連携部179では、通信部183を介して、受け取ったリマインダ情報を金融ウィジェットサーバ110にアップロードする(S83)。
金融ウィジェットサーバ110は、受信したリマインダ情報を、ユーザIDに関連付けて記憶部111のリマインダ情報記憶領域116に記憶する(S84)。
以上のようにして、本実施形態における金融システム100では、金融ウィジェットサーバ110にリマインダ情報を登録することができる。
そして、金融システム100のユーザが、別の端末や別の日時にリマインダウィジェット109dを起動すると、リマインダウィジェット109dはサービス連携部179を介して、ユーザのユーザIDに対応付けて記憶されているリマインダ情報を金融ウィジェットサーバ110からダウンロードして必要な情報を表示して、入力部を介して再開の指示の入力を受け付けることにより、選択されたリマインダ情報で特定されるウィジェットが起動し、リマインダ情報がウィジェットに送信され、中断していた取引を再開することが可能となる。
このように、取引に必要な情報の一部を金融ウィジェットサーバ110に記憶しておくことができるので、あらかじめ取引に必要な情報の一部を入力しておき、別の日に別の端末から情報を読み出し、中断していた取引を行うことができるようになり、家庭のユーザ端末170で振込先情報を入力しておき、ATM130で振込手続きを完了させるなど、チャネル間をまたがった取引が可能となる。
以上に記載した実施形態においては、ユーザ側端末に金融ウィジェットサーバ110との情報の送受信を制御するサービス連携部を備える構成としたが、サービス連携部を金融ウィジェットサーバ110に構築し、ユーザ側端末がネットワークを介してサービス連携部の機能を使用する構成とすることも可能である。
また、以上に記載した実施形態においては、ユーザ側端末の制御部にクライアント管理部及びサービル連携部179が備えられているが、これらは、例えば、金融ウィジェットサーバ110より必要なプログラムをダウンロードして、インストールすることにより構築されるようにしてもよい。
例えば、図18(ウィジェット基盤ファイル210の概略図)に示すようなウィジェット基盤ファイル210を金融ウィジェットサーバ110に記憶しておき、このようなウィジェット基盤ファイル210をユーザ側端末がダウンロードすることにより、以上に記載したウィジェットを使用した処理を行うことができるようになる。
ここで、ウィジェット基盤ファイル210は、実行エンジン210aと、金融ウィジェットマネージャ210bと、を有し、個々のウィジェットはウィジェット基盤210の上で動作する。
実行エンジン210aは、プログラムを実行するためのプログラム実行環境210cとライブラリ210dとで構成され、ライブラリ210dには金融取引の際に必要となる「金融機関」「取引店」「口座番号」などのデータ定義や、マウスによるドラッグ&ドロップなどの操作イベントを検出する関数が用意されている。
また、金融ウィジェットマネージャ210bは、クライアントウィジェット管理210eと、サーバとのサービス連携210fと、で構成される。
クライアントウィジェット管理210eは、ユーザ側端末にインストールされているウィジェットを、クライアントウィジェット管理テーブル210gを使用して管理する。
サーバとのサービス連携210fは、IBサーバ102が提供するWEB API、および、金融ウィジェットサーバ110が提供する機能を利用するためのライブラリ群である。
IBサーバ102が提供するWEB APIとして、金融取引に必要な「認証」「振込」「残高照会」等の機能を利用するための手続きが定められており、その手続きに従って各々の機能を呼び出し、IBサーバ102が提供する機能を利用することができる。
サービス連携210fは、IBサーバ102が用意する一連の頁情報の代わりに、ウィジェットの動作プログラムをライブラリとして用意しておき、ユーザはウィジェット上に表示される入力項目に従って振込先口座、支払い元口座、金額等の情報を入力し、取引に必要な情報がすべて入力されると、サーバに接続し、サーバ側では定められた手続きに従ってAPIを呼び出す。
ここで、ウィジェット基盤ファイル210は、ATM130やユーザ端末170といったユーザ側端末の種類ごとに実行環境が異なるため、それぞれの実行環境に合わせたプログラム類を用意しておく。
また、図18に示したウィジェット基盤ファイル210は、プログラム実行環境210cを含んでいるが、Webブラウザを用いる場合やOSがプログラム実行環境を提供する場合にはプログラム実行環境210cは含まない構成となる。
金融システムの概略図。 金融ウィジェットサーバの概略図。 ウィジェットファイル管理テーブルの概略図。 ウィジェットファイルの概略図。 利用ウィジェット管理テーブルの概略図。 コンピュータの概略図。 ATMの概略図。 クライアントウィジェット管理テーブルの概略図。 店舗端末の概略図。 ユーザ端末の概略図。 携帯電話の概略図。 ウィジェットを起動した際の処理を示すシーケンス図。 ウィジェットの利用画面例を示す概略図。 ペイジー支払い処理を示すシーケンス図。 ユーザ端末が金融ウィジェットサーバを介して行うログイン認証処理を示すシーケンス図。 ATMが金融ウィジェットサーバを介して行うログイン認証処理を示すシーケンス図。 ウィジェットでの取引を途中で中断した際の処理を示すシーケンス図。 ウィジェット基盤ファイルの概略図。
符号の説明
100 金融システム
101 ホストサーバ
102 IBサーバ
110 金融ウィジェットサーバ
111 記憶部
112 ユーザ情報記憶領域
113 ウィジェットファイル管理情報記憶領域
114 ウィジェットファイル記憶領域
115 利用ウィジェット管理情報記憶領域
116 リマインダ情報記憶領域
118 制御部
119 ユーザ管理部
120 ウィジェット管理部
121 リマインダ処理部
123 入力部
124 第一の通信部
125 第二の通信部
130 ATM
131 ATM本体
136 ATM制御部
137 記憶部
138 クライアントウィジェット管理情報記憶領域
139 取引情報記憶領域
141 制御部
142 ATM処理部
143 ウィジェット処理部
144 クライアントウィジェット管理部
145 サービス連携部
150 店舗端末
151 記憶部
152 クライアントウィジェット管理情報記憶領域
153 取引情報記憶領域
155 制御部
156 店舗端末処理部
157 ウィジェット処理部
158 クライアントウィジェット管理部
159 サービス連携部
170 ユーザ端末
171 記憶部
172 クライアントウィジェット管理情報記憶領域
173 取引情報記憶領域
175 制御部
176 ユーザ端末処理部
177 ウィジェット処理部
178 クライアントウィジェット管理部
179 サービス連携部
190 携帯電話
191 記憶部
192 クライアントウィジェット管理情報記憶領域
193 取引情報記憶領域
195 制御部
196 携帯電話処理部
197 ウィジェット処理部
198 クライアントウィジェット管理部
199 サービス連携部

Claims (10)

  1. ユーザ側端末で使用するウィジェットを管理するウィジェットサーバであって、
    ユーザ側端末の種別毎に、ウィジェットの動作を特定するウィジェットプログラムファイルと、ウィジェットのインターフェース構成を特定するウィジェットリソースファイルと、を特定するウィジェット管理情報と、
    一のユーザ側端末のユーザ毎に、当該一のユーザ側端末でダウンロードされたウィジェットを特定する情報を有する利用ウィジェット管理情報と、
    を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末より、当該他のユーザ側端末の種別を特定したウィジットリストの送信要求に応じて、当該他のユーザ側端末のユーザにおいて、既にダウンロードされたウィジェットを前記利用ウィジェット管理情報より抽出する処理と、
    抽出したウィジェットを特定する情報を予め定められたリスト形式にしたウィジェットリストを作成する処理と、
    前記ウィジェットリストを、前記他のユーザ側端末に送信する処理と、
    前記他のユーザ側端末より、当該他のユーザ端末の種別及びウィジェットを特定する情報を有するダウンロード要求に応じて、当該種別及び当該ウィジェットに対応するウィジェットプログラムファイル及びウィジェットリソースファイルを含むウィジェットファイルを前記他のユーザ側端末に送信する処理と、を行うこと、
    を特徴とするウィジェットサーバ。
  2. 請求項1に記載のウィジェットサーバであって、
    少なくとも一つのウィジェットプログラムは、複数のウィジェットリソースファイルに組み合わせて、前記ウィジェットファイルとすることができるようにされていること、
    を特徴とするウィジェットサーバ。
  3. 請求項1に記載のウィジェットサーバであって、
    前記記憶部には、一のユーザ側端末において、取引を中断した際に生成されたリマインダ情報であって、取引処理を行うウィジェットを特定する情報と、取引の種別を特定する情報と、取引に必要な情報と、を有するものが、前記一のユーザ側端末のユーザを特定するユーザIDに対応付けて記憶されており、
    前記制御部は、
    前記一のユーザ側端末、または、前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末、からユーザIDを特定したダウンロード要求に応じて、当該ユーザIDに対応付けられている前記リマインダ情報を、ダウンロード要求を送信してきたユーザ側端末に送信する処理を行うこと、
    を特徴とするウィジェットサーバ。
  4. コンピュータを、ユーザ側端末で使用するウィジェットを管理するウィジェットサーバとして機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    ユーザ側端末の種別毎に、ウィジェットの動作を特定するウィジェットプログラムファイルと、ウィジェットのインターフェース構成を特定するウィジェットリソースファイルと、を特定するウィジェット管理情報と、
    一のユーザ側端末のユーザ毎に、当該一のユーザ側端末でダウンロードされたウィジェットを特定する情報を有する利用ウィジェット管理情報と、
    を記憶する記憶手段、制御手段、として機能させ、
    前記制御手段に、
    前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末より、当該他のユーザ側端末の種別を特定したウィジットリストの送信要求に応じて、当該他のユーザ側端末のユーザにおいて、既にダウンロードされたウィジェットを前記利用ウィジェット管理情報より抽出する処理と、
    抽出したウィジェットを特定する情報を予め定められたリスト形式にしたウィジェットリストを作成する処理と、
    前記ウィジェットリストを、前記他のユーザ側端末に送信する処理と、
    前記他のユーザ側端末より、当該他のユーザ端末の種別及びウィジェットを特定する情報を有するダウンロード要求に応じて、当該種別及び当該ウィジェットに対応するウィジェットプログラムファイル及びウィジェットリソースファイルを含むウィジェットファイルを前記他のユーザ側端末に送信する処理と、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムであって、
    少なくとも一つのウィジェットプログラムは、複数のウィジェットリソースファイルに組み合わせて、前記ウィジェットファイルとすることができるようにされていること、
    を特徴とするプログラム。
  6. 請求項4に記載のプログラムであって、
    前記記憶手段には、一のユーザ側端末において、取引を中断した際に生成されたリマインダ情報であって、取引処理を行うウィジェットを特定する情報と、取引の種別を特定する情報と、取引に必要な情報と、を有するものが、前記一のユーザ側端末のユーザを特定するユーザIDに対応付けて記憶されており、
    前記制御手段に、
    前記一のユーザ側端末、または、前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末、からユーザIDを特定したダウンロード要求に応じて、当該ユーザIDに対応付けられている前記リマインダ情報を、ダウンロード要求を送信してきたユーザ側端末に送信する処理を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
  7. ウィジェットを介して取引処理を行うユーザ側端末と、当該ユーザ側端末で使用するウィジェットを管理するウィジェットサーバと、を備えるウィジェットシステムであって、
    前記ウィジェットサーバは、
    ユーザ側端末の種別毎に、ウィジェットの動作を特定するウィジェットプログラムファイルと、ウィジェットのインターフェース構成を特定するウィジェットリソースファイルと、を特定するウィジェット管理情報と、
    一のユーザ側端末のユーザ毎に、当該一のユーザ側端末でダウンロードされたウィジェットを特定する情報を有する利用ウィジェット管理情報と、
    を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末より、当該他のユーザ側端末の種別を特定したウィジットリストの送信要求に応じて、当該他のユーザ側端末のユーザにおいて、既にダウンロードされたウィジェットを前記利用ウィジェット管理情報より抽出する処理と、
    抽出したウィジェットを特定する情報を予め定められたリスト形式にしたウィジェットリストを作成する処理と、
    前記ウィジェットリストを、前記他のユーザ側端末に送信する処理と、
    前記他のユーザ側端末より、当該他のユーザ端末の種別及びウィジェットを特定する情報を有するダウンロード要求に応じて、当該種別及び当該ウィジェットに対応するウィジェットプログラムファイル及びウィジェットリソースファイルを含むウィジェットファイルを前記他のユーザ側端末に送信する処理と、を行うこと、
    を特徴とするウィジェットシステム。
  8. 請求項7に記載のウィジェットシステムであって、
    少なくとも一つのウィジェットプログラムは、複数のウィジェットリソースファイルに組み合わせて、前記ウィジェットファイルとすることができるようにされていること、
    を特徴とするウィジェットシステム。
  9. 請求項7に記載のウィジェットシステムであって、
    前記ユーザ側端末の制御部は、
    入力部を介して取引処理の保留要求の入力を受け付けると、当該保留要求が入力されるまでの取引処理で使用されていたウィジェットを特定する情報と、取引の種別を特定する情報と、当該保留要求が入力されるまでの取引処理で入力された情報を含む取引に必要な情報と、を有するリマインダ情報を生成する処理と、
    前記リマインダ情報を前記ウィジェットサーバに送信する処理と、を行い、
    前記ウィジェットサーバの制御部は、
    受信したリマインダ情報を、前記ユーザ側端末のユーザを特定するユーザIDに対応付けて前記ウィジェットサーバの記憶部に記憶する処理と、
    前記ユーザ側端末、または、前記ユーザ端末とは異なる他のユーザ側端末、からユーザIDを特定したダウンロード要求に応じて、当該ユーザIDに対応付けられている前記リマインダ情報を、ダウンロード要求を送信してきたユーザ側端末に送信する処理と、を行うこと、
    を特徴とするウィジェットシステム。
  10. ユーザ側端末の種別毎に、ウィジェットの動作を特定するウィジェットプログラムファイルと、ウィジェットのインターフェース構成を特定するウィジェットリソースファイルと、を特定するウィジェット管理情報と、
    一のユーザ側端末のユーザ毎に、当該一のユーザ側端末でダウンロードされたウィジェットを特定する情報を有する利用ウィジェット管理情報と、
    を記憶する記憶部と、制御部と、を備える記入ウィジェットサーバが行うウィジェット管理方法であって、
    前記制御部が、前記一のユーザ側端末とは異なる他のユーザ側端末より、当該他のユーザ側端末の種別を特定したウィジットリストの送信要求に応じて、当該他のユーザ側端末のユーザにおいて、既にダウンロードされたウィジェットを前記利用ウィジェット管理情報より抽出する処理を行う過程と、
    前記制御部が、抽出したウィジェットを特定する情報を予め定められたリスト形式にしたウィジェットリストを作成する処理を行う過程と、
    前記制御部が、前記ウィジェットリストを、前記他のユーザ側端末に送信する処理を行う過程と、
    前記制御部が、前記他のユーザ側端末より、当該他のユーザ端末の種別及びウィジェットを特定する情報を有するダウンロード要求に応じて、当該種別及び当該ウィジェットに対応するウィジェットプログラムファイル及びウィジェットリソースファイルを含むウィジェットファイルを前記他のユーザ側端末に送信する処理を行う過程と、を有すること、
    を特徴とするウィジェット管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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