JP2009287827A - 防護用部材、防護ユニットおよび防護体 - Google Patents

防護用部材、防護ユニットおよび防護体 Download PDF

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哲平 香山
Takehiro Oda
武廣 織田
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Abstract

【課題】 貫通性能の高い銃弾等の飛翔物に対して、防護性能がさらに優れ、しかも軽量の防護用部材およびこれを用いた防護体が望まれている。
【解決手段】 セラミックスからなる本体の受衝面1aとは反対側の面1cの外周部に傾斜面1dを有する防護用部材1により、防護用部材1にクラックが進展しにくくなるため、防護用部材1における飛翔物の貫通を阻止する防護性能は損なわれない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軽量で高い機械的特性を有する防護用部材およびこれを用いた防護体に関する。特に、銃弾や砲弾等の飛翔体や鋭利な刃物の貫通を制限して人体,車両,船舶,航空機等を保護するための防護用部材およびこれを用いた防弾チョッキ,防刃チョッキ,防刃盾,防弾機能付きカバン,防弾ヘルメット,防弾板等の防護体に関する。
最近、防護用部材の需要は増加の一途を辿っている。このような防護用部材には、軽量化が要求されるとともに、銃弾や砲弾等によって大きな圧縮応力が加わるため、高い圧縮強度が要求される。軽量で、かつ高い機械的特性を有する材料としては、炭化硼素セラミックスおよび炭化珪素セラミックス等を挙げることができ、これらは実際に銃弾や砲弾等に対する防護用部材の材料として用いられている。
このように、高い圧縮強度を有する防護用部材として、特許文献1では、実質的に球形状若しくは円柱形状の複数個のペレットを、互いに6箇所以上の点若しくは線で接触する状態でプレート上に配設し、各ペレット間の隙間を、上記ペレットよりも硬度の低い充填材で埋めた構造を有する複合防護板が提案されている。
特許文献1に開示されているペレット21の形状としては、図10(a)に示すような球形状、図10(b)および(c)に示すような円柱状がある。
ペレット21の形状を球形状とした場合には、各ペレット21同士は点接触となる。一方、ペレット21の形状を実質的に円柱形状とした場合には、各ペレット21同士は線接触となる。
図11に示すように、複合防護板を構成するペレット21は、周囲のペレット21と6点で接触する状態で配置されている。また、ペレット21同士の隙間は、ペレット21よりも低硬度の充填材22で満たされている。
特許文献2には、ヘルメットの表面層にセラミックスで構成された層を有し、このセラミックス層が、複数のセラミックス片で構成されている防護ヘルメットが提案されている。
図12は特許文献2に開示されているセラミックス片形状の代表的な例を示す。
特開2006−194490号公報 特開平9−138097号公報
しかしながら、現在、貫通性能の高い銃弾等の飛翔物に対して、防護性能がさらに優れ、しかも軽量の防護用部材およびこれを用いた防護体が望まれている。
本発明の目的は、貫通性能の高い銃弾等の飛翔物に対する防護性能を従来よりも向上させた軽量な防護用部材、防護ユニットおよび防護体を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の防護用部材は、セラミックスからなる本体の受衝面とは反対側の面の外周部に傾斜面を有することを特徴とする。
また、本発明の防護ユニットは、複数の防護用部材の前記傾斜面が形成されている面どうしが隣り合うように並設したことを特徴とする。
さらに、本発明の防護体は、基体上に防護ユニットを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、防護用部材にクラックが進展しにくくなるため、防護用部材における銃弾等の飛翔物の貫通を阻止する防護性能は損なわれない。
また、防護部材を構成するセラミックスとして比重が小さく、硬度が高いものを採用することで、特に人体を保護するための防弾チョッキ、防弾ヘルメット等に用いると軽量化され、好適である。
また、本発明の防護ユニットによれば、着弾等した防護用部材が隣接する防護用部材に対して傾いたとしても着弾等した防護用部材の裏面側の傾斜面と、隣接する防護用部材の裏面側の傾斜面とは接触しないため、隣接する防護用部材にクラックが進展しにくくなるので、クラックの進展方向に並設する防護用部材にもクラックが進展しにくく、防護性能が高い防護ユニットとすることができる。
さらに、本発明の防護体は、上述したように防護性能の高い防護ユニットを設けたことから、銃弾や砲弾等の飛翔物の貫通を高い確率で減少させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、模式的に示した図面を参照しつつ詳細に説明する。図面において共通の部位を表す場合は同一符号を用いる。
図1に示すように、本実施形態の防護用部材1,2は、セラミックスからなる板状体の本体を備えた防護用部材1,2であって、板状体の外周部である側面1b,2bの裏面(受衝面とは反対側の面)1c,2c側の外周部に傾斜面1d,2dが形成されている。受衝面である表面1a,2aにより、銃弾や砲弾等の飛翔物や刃物等による衝撃やその他外部からの衝撃を受けとめることができる。なお、本体の外形は板状体に限定されず、直方体等を含む角柱状でもよい。また、傾斜面は外周部の一部または全てに形成されるようにしてもよい。
このような構成にすることにより、板状体の側面同士を接触させて配置させて防護ユニットとすることができる。これにより、着弾した防護用部材1が隣接する防護用部材2に対して傾いたとしても、着弾した防護用部材1の裏面1c側の側面(傾斜面と隣り合う面)と、隣接する防護用部材2の裏面2c側の側面(傾斜面と隣り合う面)とは接触していないので、隣接する防護用部材2にクラックが進展しにくくなる。これにより、銃弾の貫通を阻止する性能(以下、防護性能という。)はほとんど損なわれない。
このような板状体の大きさは、例えば長さが10mm以上400mm以下,幅が10
mm以上400mm以下,厚みが1mm以上20mm以下であって、厚みが長さおよび幅より小さい。そして、板状体の側面1bと裏面1cとがなす角度αは130°以上140°以下であることが好適であり、傾斜面1dの途中で角度が変わっていても何等差し支えない。また、傾斜面1dは板状体の厚みに対して2%以上の高さを有することが好適である。ここで、板状体とは、厚みが長さおよび幅より小さい本体をいうものとする。
また、防護用部材1,2は、その性質上、硬度が高いことが好ましく、人体を保護するために用いられるような場合には、比重が高いことも求められる。
このような観点から、本実施形態の防護用部材1,2に用いられるセラミックスは、炭化珪素または炭化硼素を主成分(以下、それぞれ炭化珪素セラミックス,炭化硼素セラミックスという。)とすることが好適である。
その理由はこれらセラミックスは比重が3.2(炭化珪素セラミックス),2.5(炭化硼素セラミックス)以下と小さいので、人体を保護するための防弾チョッキ、防弾ヘルメット等に用いると軽量化されるからである。また、硬度はビッカース硬度で23GPa以上(炭化珪素セラミックス),28GPa(炭化硼素セラミックス)以上と高いので、防護性能が高くなるからである。このビッカース硬度については、JIS R 1610−2003またはISO14705:2000に準拠して測定すればよい。
ここで、本実施形態における主成分とは、防護用部材1,2を構成する成分のうち、70質量%以上を占める成分をいう。
また、硬度,剛性および圧縮強度を高くするために、本実施形態の防護用部材1,2に用いられるセラミックスを緻密化することが望ましく、相対密度は95質量%以上、さらには99質量%以上とすることが好適である。
図3に示すように、本実施形態の防護用部材1,2に用いられる炭化珪素セラミックスは、炭化珪素を主成分とする主相11と、少なくとも硼素、珪素および炭素を含有する副相12とを有してなるとともに、副相12の全体が主相11内に存在していることが好適である。
あるいは、本実施形態の防護用部材1,2に用いられる炭化珪素セラミックスは、図4に示すように、炭化珪素を主成分とする主相11と、少なくとも硼素、珪素および炭素を含有する粒状の副相12とを有してなるとともに、副相12は複数の主相11間に存在していることが好適である。
副相12とは、少なくとも硼素、珪素および炭素を含有してなり、例えば、これら各元素が単独で存在したり、珪素と硼素が化合してSiB,SiB等の珪化物や炭化珪素として存在したりするものであり、これらの組成物はX線回折法で同定することができる。この副相12が複数の主相11にまたがって存在する柱状の相あるいは針状の相であると、熱伝導の担体であるフォノンの動きが大きな制約を受けるが、副相12が複数の主相11内に粒状に存在したり、複数の主相11間に粒状に存在したりしていることから、フォノンの動きがほとんど制約されないため、炭化珪素結晶の有する高い熱伝導性が十分発揮され、銃弾や砲弾等の飛翔体から加えられる衝撃によって発生する局部的な温度上昇が抑制される。その結果、防護用部材1,2の硬度および弾性率の低下を小さくすることができ、飛翔体を破壊する能力を向上させることができる。
また、防護用部材1,2は、隣り合う副相12間の距離dによってもその熱伝導性は影響を受ける。つまり、距離dが短いとフォノンの動きは制約を受けやすく、距離dが長いとフォノンの動きは制約を受けにくくなる。
このような観点から、本実施形態の防護用部材1,2では、隣り合う副相12間の距離dを3μm以上とすることが好ましく、距離dをこの範囲にすることで、フォノンの動きはさらに制約を受けにくくなる。
副相12が主相11内に存在する状態や副相12が複数の主相11間に存在する状態は、防護用部材1,2の断面を研磨して鏡面にし、この鏡面を透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を用い、倍率を500〜10000倍にして観察すればよい。
ここで、副相12は硼素、珪素および炭素以外の不可避不純物であるNa,Mg,Fe,AlおよびCaが含まれていても何等差し支えないが、機械的特性を維持するという観点から防護用部材100質量%に対し、これら不可避不純物はその合計が1質量%以下であることが好適である。
また、防護用部材1,2の熱伝導性や耐衝撃性は、副相12の形状、即ちアスペクト比の影響を受けやすい。図3(b),図4(b)は1つの副相12を模式的に示した図であり、副相12のアスペクト比とは短軸aに対する長軸bに対する比率であり、この比率が小さくなるほど、フォノンの動きが制約されにくくなるため、防護用部材1,2の熱伝導性、耐衝撃性とも向上する。
ここで、図3(b)および図4(b)に示すように、副相12の外接円の直径を長軸bとし、長軸bの中点で直交するとともに副相12の輪郭との交点を結ぶ直線を短軸aとする。
本実施形態の防護用部材1,2では、炭化珪素セラミックスにおける副相12は粒状であり、アスペクト比を2.5以下(0を除く)とすることが好適であり、アスペクト比がこの範囲では防護用部材1,2の熱伝導性、耐衝撃性とも向上させることができる。
ここで、副相12のアスペクト比は、防護用部材の断面を研磨して鏡面にし、この鏡面を、透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を用い、倍率500〜10000倍の画像より求めることができる。
また、上述したように副相12は、少なくとも硼素、珪素および炭素を含有してなるが、副相中の珪素や炭素は、詳細を後述するように、本発明の防護用部材の製造方法において、炭化珪素粉末に炭化硼素粉末等を添加、混合して得られる原料粉末を成形、焼成して得られるものであるため、炭化珪素セラミックスでは副相12として存在するものである。特に、本実施形態の防護用部材1,2では副相12に含まれる硼素が重要な作用を成し、防護用部材1,2の機械的特性や熱伝導性に影響を及ぼす。本実施形態の防護用部材1,2が炭化珪素セラミックスであるとき、硼素はその含有量を炭化珪素セラミックス100質量%に対し、0.1質量%以上0.5質量%とすることが好適であり、含有量をこの範囲にすることで、高い機械的特性と熱伝導性を兼ね備えた防護用部材とすることができる。
硼素の含有量は、蛍光X線分析法やICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析法を用いて測定することができる。
また、炭化珪素セラミックスの熱伝導率は、防護用部材1,2の熱伝導性および耐熱衝撃性に影響を及ぼす。つまり、熱伝導率が高いと炭化珪素セラミックスの熱伝導性、耐熱衝撃性とも高いため、飛翔体の衝撃が防護用部材1,2に加えられても、クラックは発生しにくい。
このような観点から、本実施形態の防護用部材1,2が、炭化珪素セラミックスであるとき、その熱伝導率が100W/(m・K)以上であることが好適である。熱伝導率がこの範囲にあると、飛翔体の衝撃が防護用部材1,2に加えられても、クラックは発生しにくい。さらに、熱伝導率が140W/(m・K)以上であることがより好適である。
また、本実施形態の防護用部材1,2に炭化硼素セラミックスが用いられる場合、炭化硼素セラミックス中にグラファイトおよび炭化珪素を含有させると、防護用部材の要求特性である圧縮強度を高くすることができるので、好適である。
グラファイトおよび炭化珪素は、炭化硼素セラミックスの焼成工程における焼結助剤として作用する。グラファイトは炭化硼素粒子の異常な粒成長を抑制して、炭化硼素セラミックスの緻密化を進行させ、炭化珪素は焼成工程における蒸発、凝縮機構により炭化硼素粒子を強固に結合させるので、炭化硼素セラミックスの圧縮強度を高くすることができる。特に、炭化珪素の粉末はα型炭化珪素の粉末であることが好適であり、α型炭化珪素の粉末を用いることにより、焼成中α型炭化珪素は板状に成長してα型炭化珪素結晶粒子となる。炭化硼素セラミックスに微小なクラックが入ったとしても、板状に成長したα型炭化珪素結晶粒子の存在により、クラックは進展しにくくなる。
図5はグラファイトの結晶構造を模式的に示すものであり、グラファイトが整然とした配向を示す構造である場合、グラファイト結晶粒子内の細孔が減少するため、圧縮強度を高くすることができる。
本実施形態の防護用部材1,2をなす炭化硼素セラミックスでは、グラファイトはX線回折法を用いた測定による、(002)面からの半値幅を0.3°以下(0°を除く)とすることが好適である。また、グラファイトの結晶構造は、図5(a)に示す構造となり、さらに圧縮強度を始めとする機械的特性、例えば曲げ強度,ヤング率,硬度等を高くすることができる。
図6は、本発明の防護用部材をなす炭化硼素セラミックスのX線回折チャートの例である。図6に示すように、(002)面からの回折ピークは、ピーク(p)として表される。ここで、(002)面の半値幅とは、このピーク(p)の半値における回折角(2θ)の幅をいう。この幅を0.3°以下(0°を除く)とすることで、グラファイトの結晶構造は図4(a)に示す構造となり、グラファイト結晶粒子内の細孔が減少する結果、圧縮強度を高くすることができる。特に、グラファイトの結晶構造は、2Hグラファイトと呼ばれる六方晶系であって、JCPDSカード#41−1487で示される結晶構造であることが好適である。
また、グラファイトは炭化硼素セラミックス100質量%に対して、1質量%以上10質量%以下、炭化珪素は炭化硼素セラミックス100質量%に対して0.5質量%以上5質量%以下で含むことが好ましい。これにより、焼成中の硼素(B)や炭素(C)の原子が移動しやすくなり、十分に緻密化する結果、防護用部材の要求特性のひとつである圧縮強度を高くすることができる。
炭化硼素セラミックス中のグラファイト、炭化珪素の同定については、例えばCuKα線を用いたX線回折法で同定することができる。また、グラファイトの定量分析はリートベルト法を用いたX線回折を用いて行なうことができる。
具体的には、まず、予め検量線を作成する。すなわち、グラファイト粉末と炭化硼素粉末との混合粉末を準備する。組成比を変えた混合粉末に対して、グラファイトの(002)面に帰属するX線回折ピークの面積I(C)と炭化硼素(BC)の(021)面に帰属するX線回折ピークの面積I(BC)の比I(C)/I(BC)を求め、グラフにプロットした後、最小二乗法を用いて直線からなる検量線を作成する。図7は、グラファイト粉末と炭化硼素粉末との混合粉末より得られる検量線図の一例である。
次に、この検量線を用いて、炭化硼素セラミックスにおけるグラファイトの含有量を決定する。すなわち、炭化硼素セラミックスにX線を照射して得られる比I(C)/I(BC)を求め、検量線から、炭化硼素セラミックス中のグラファイトの含有量を測定することができる。
さらに、炭化珪素の定量分析は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析法を用いて測定することができる。具体的には、ICP発光分析法によってSiの含有量を測定し、Siの全てがSiCとなっているとみなして、SiCに換算し、その換算量を炭化珪素の含有量とすることができる。
また、本実施形態の防護用部材1は、その防護性能が傾斜面1d,2dの性状によって異なるので、図2に示すように、傾斜面1d、2dが凸曲面状であることが好適である。この理由は、着弾した防護用部材1が隣接する防護用部材2に対して傾いたとしても、隣接する防護用部材2に対する衝撃は緩和され、隣接する防護用部材2にクラックがさらに進展しにくくなるので、防護性能がより向上するからである。傾斜面1dの曲率半径Rは、例えば600mm以下であることが好適であり、傾斜面1d,2dの途中で曲率半径Rが変化していても何等差し支えない。
また、本実施形態の防護用部材1,2は、その防護性能が板状体の表面1a,2aの性状によって異なり、表面1a,2aが凸曲面状であることが好適である。この理由は、表面1a,2aが凸曲面状であると、銃弾や砲弾の飛翔方向と表面1a,2aの法線とが一致する確率が大幅に減少し、その結果、銃弾や砲弾は表面1a,2aを滑るように着弾するので、その破壊エネルギーが吸収または散逸されるからである。このような表面1a,2aの曲率半径は、例えば、600mmであることが好適である。
ここで、上述した防護用部材1,2は、その性能から2種類に分類され、内部に爆発物質を含み、銃弾や砲弾等の飛翔体が着弾したときにその爆発物質が起爆して対抗する反応性防護用部材と、銃弾や砲弾等の飛翔体が着弾してもその貫通を阻止する受動性防護用部材とがあり、特に受動性防護用部材として用いることが好適である。
図8,9に示す本実施形態の防護ユニット10は、本実施形態の防護用部材1,2,3,・・・が、側面同士(あるいは傾斜面同士)が隣り合うように並設している。このような構造にすると、着弾した防護用部材1が隣接する防護用部材2に対して傾いたとしても着弾した防護用部材1の裏面1cの稜線と、隣接する防護用部材2の裏面2cの稜線とは接触しないため、隣接する防護用部材2にクラックが進展しにくくなるので、クラックの進展方向に並設する防護用部材3にもクラックが進展しにくく、防護性能が高い防護ユニット10とすることができる。
図8および図9に示すように、防護ユニット10は、それぞれ図1および図2に示す防護用部材1,2を用いたものであるが、図1および図2に示す防護用部材1,2が混ざって、防護ユニット10を構成してもよい。
また、図8および図9に示すように、防護ユニット10は、防護用部材1,2,3・・・のすべてが炭化珪素セラミックスまたは炭化硼素セラミックスから構成されていても、あるいは炭化珪素セラミックスからなる防護用部材と炭化硼素セラミックスからなる防護用部材とが混ざって構成されていてもよい。
また、互いに隣り合う防護用部材1,2間、2,3間、・・・に接着材が介在していても好適である。この理由は、接着剤による緩衝層が形成されて、隣接する防護用部材にクラックがさらに進展しにくくなるので、防護性能がより高い防護ユニット10とすることができるからである。このような緩衝層は、例えば、厚みが1μm以上50μm以下であり、シアノアクリレート系樹脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂,酢酸ビニル樹脂,塩化ビニル樹脂およびユリア樹脂の少なくともいずれか1種から形成するとよい。
また、本実施形態の防護ユニット10は、板状体の厚みに対する傾斜面1d,2d,・・・が形成されていない側面1b,2b,・・・の高さの比率によって、防護ユニット10の性能が異なる。この高さの比率が低いと、銃弾や砲弾が防護用部材1,2間に着弾すると貫通するおそれが発生するが、その比率が高いと、隣接する防護用部材にクラックが進展するおそれが発生する。
このような観点から、本実施形態の防護ユニット10は、板状体の厚みに対する傾斜面1d,2d,・・・が形成されていない側面1b,2bの高さが1.2%以上20%以下であることが好適であり、この範囲であると、銃弾や砲弾が防護用部材1,2間に着弾しても貫通するおそれや隣接する防護用部材にクラックが進展するおそれを低くすることができる。
本発明の防護体は、上述したように防護性能の高い防護ユニットを設けたことから、銃弾や砲弾等の貫通を高い確率で減少させることができる。
このような防護体は、例えば、防護ユニットを適当な基体上に固定する等により、防弾チョッキ,防刃チョッキ,防刃盾,防弾機能付きカバン,防弾ヘルメットあるいは防弾板等として用いることができる。
また、本発明の防護体は、本実施形態の防護ユニット10がその裏面でポリエチレン繊維、アラミド繊維およびカーボン繊維を含む繊維強化プラスチック(FRP)の少なくともいずれか1種と接していることが好適である。ポリエチレン繊維、アラミド繊維およびカーボン繊維は結節強さが高いため、銃弾や砲弾の破壊エネルギーを吸収または散逸させることができるともに、着弾時に飛散するセラミックスの破片による2次災害を減少させることができる。
ここで、本発明の防護用部材の一例として、板状体が炭化珪素セラミックスである場合の製造方法について説明する。
第1に、炭化珪素粉末に水,分散剤および炭化硼素粉末,フェノール樹脂等の焼結助剤を加え、ボールミルで混合,粉砕してスラリー化し、このスラリーにバインダを添加,混合した後、噴霧乾燥して炭化珪素を主成分とする顆粒(以下、炭化珪素質顆粒という。)を準備する。
炭化珪素セラミックスに対する硼素の含有量は、添加する炭化硼素粉末の影響を受け、炭化珪素セラミックス100質量%に対し、硼素の含有量を0.1質量%以上0.5質量%以下とするには、炭化硼素粉末の含有量を炭化珪素粉末に対して、0.12質量%以上0.64質量%以下とすればよい。
第2に、炭化珪素質顆粒を所定の成形型に充填し、公知の成形方法、例えば乾式加圧成形法または等方加圧成形法を用いて、相対密度45〜70%の所望の形状とする。銃弾や砲弾等の飛翔体の貫通をさらに十分に制限できる構造を有する防護用部材を作製するためには、焼成後に受衝面となる面を凸状曲面とすることが好適である。
第3に、窒素雰囲気中、10〜40時間で昇温し、450〜650℃で2〜10時間保持後、自然冷却して脱脂する。
第4に、たとえば、不活性ガスの雰囲気中、温度1800〜2200℃で、1〜10時間保持することで炭化珪素セラミックスを得ることができ、さらに、温度1800〜2200℃で加圧力を20〜50MPaとして、ホットプレスをしてもよい。
このようにして得られた炭化珪素セラミックスの側面の裏面側綾部に研削,研磨等を施すことにより傾斜面が形成され、本発明の防護用部材を得ることができる。
上述した製造方法により、防護用部材1,2を構成するセラミックスが炭化珪素セラミックスである本発明の防護用部材を得ることができる。
ここで、本発明の防護用部材の一例として、板状体が炭化硼素セラミックスである場合の製造方法について説明する。
第1に、平均粒径(D50)が0.5〜2μmである炭化硼素質粉末を準備する。準備する炭化硼素質粉末は、硼素(B)と炭素(C)のモル比(B/C比)つまり化学量論比が4の粉末すなわち炭化硼素(BC)の組成からなる粒子で構成される粉末の他に、モル比(B/C比)が3.5以上4未満、またはモル比(B/C比)が4よりも大きく10以下の範囲の粉末、例えばB13等の混入した粉末、あるいは炭素、硼酸、無水硼酸、鉄、アルミニウムおよび珪素から選択される1種以上などが混入した粉末であってもよい。
これらの粉末を用いた場合、焼結助剤としてグラファイト粉末および炭化珪素質粉末をこれら粉末に添加することで、焼成中、機械的圧力を印加しなくても、焼結させることができる。炭化硼素粉末は、平均粒径0.5〜2μmの微細な粉末であることが望ましいが、平均粒径が例えば20μm程度と大きな粒径の粉末や、この粉末を予備粉砕した炭化硼素粉末も使用可能である。ここで、予備粉砕は、粉砕メディアを使用しないジェットミル等による粉砕が、不純物の混入を少なくするために好ましい。
ここで、グラファイトが炭化硼素セラミックスに対して、1質量%以上10質量%以下、炭化珪素が炭化硼素セラミックスに対して、0.5質量%以上5質量%以下含むようにするには、グラファイト粉末を上記粉末合計に対し、1質量%以上10質量%以下、炭化珪素粉末を上記粉末合計に対し、0.5質量%以上5質量%以下とすればよい。
また、炭化硼素セラミックスに含まれるグラファイトがX線回折法を用いた測定による(002)面からの半値幅を0.3°以下(ただし、0°を除く)とするには、(002)面からの半値幅が0.34°以下(0°を除く)であるグラファイト粉末を用いればよい。グラファイト粉末の半値幅が広いと、グラファイト粉末の結晶性が低く、半値幅が狭いと、グラファイト粉末の結晶性が高いことを意味する。結晶性の高いグラファイト粉末を得るには、炭素からグラファイト化する工程で、炭素原子の移動できる距離を制限すればよく、具体的にはこの工程中、炭素を配向制御すればよい。このようなグラファイト粉末として、例えば高配向熱分解グラファイト(HOPG)粉末を用いればよい。
焼結助剤は、グラファイト粉末、炭化珪素粉末以外に焼結を促進させるために硼化ジルコニウム、硼化チタン、硼化クロム、酸化ジルコニウムおよび酸化イットリウムの少なくともいずれか1種を添加してもよい。
第2に、準備した炭化硼素粉末,焼結助剤を回転ミル,振動ミルまたはビーズミル等のミルに投入し、水,アセトン,2−プロパノールのうち少なくともいずれか1種とともに湿式混合し、スラリーを作製する。粉砕用メディアは、表面にイミド樹脂を被覆したメディアまたは窒化硼素,炭化珪素,窒化珪素,酸化ジルコニウムもしくは酸化アルミニウム等の各種セラミックスからなるメディアを使用することができるが、不純物として混入の影響の少ない材質である窒化硼素セラミックスからなるメディア、または表面にイミド樹脂を被覆したメディアが好ましい。また、得られるスラリーの粘度を下げる目的で粉砕前に分散剤を添加してもよい。
第3に、得られたスラリーを乾燥して炭化硼素を主成分とする顆粒(以下、炭化硼素質顆粒という。)を作製する。この乾燥の前に、スラリーを粒度200メッシュよりも小さいメッシュに通して粗大な不純物やゴミを除去し、さらに磁力を用いた除鉄機で除鉄するなどの方法で、鉄およびその化合物を除去することが好ましい。また、スラリーにパラフィンワックスやポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレングリコール(PEG),ポリエチレンオキサイド(PEO)またはアクリル系樹脂などのバインダーを、スラリー中の粉末100質量部に対して1〜10質量部添加、混合することが、後述する成形工程において、成形体のクラックや割れ等の発生を抑制できるので好ましい。スラリーの乾燥方法としては、スラリーを容器に入れて加熱、乾燥させてもよいし、スプレードライヤー等を用いた噴霧乾燥法により乾燥させても良く、または他の方法で乾燥させても何ら問題ない。
第4に、温度500〜900℃で窒素雰囲気中または真空雰囲気中でバインダーを脱脂する。
第5に、焼成炉として黒鉛製の抵抗発熱体により加熱する焼成炉を用い、この焼成炉中に脱脂体を配置する。好ましくは、脱脂体全体を囲うことのできる焼成用容器中(以下、これらを焼成用治具と記す。)に載置する。これは、焼成炉内の雰囲気中等から脱脂体に付着する可能性のある異物(例えば黒鉛製発熱体や炭素製断熱材から飛散する炭素片や、焼成炉中に組み込まれている他の無機材質製の断熱材の小片等)の付着を減少させるためであり、さらには成形体からの揮発成分の飛散を減少させるためである。焼成用治具の材質は黒鉛質のものが望ましく、炭化珪素質またはこれらの複合物などの材質としてもよく、さらには脱脂体全体を焼成用治具で囲うことが好ましい。
第6に、焼成用治具に載置した脱脂体を焼成炉内に配置し、アルゴンガス中,ヘリウムガス中または真空中で、1800℃以上2000℃未満の温度域で10分〜10時間保持(前記第1の工程)した後、2000℃以上2350℃以下の温度で10分〜20時間保持(前記第2の工程)して、相対密度90%以上に緻密化させる。昇温速度は1〜30℃/分が好ましい。ここで、上記第1、第2の工程でいう保持とは、所定の温度範囲内に滞在した時間の合計を意味し、例えば一定温度で保持する時間や、昇温時間、降温時間が保持時間に含まれる。ここで、2000℃以上で保持する場合には炭化硼素、添加物成分の分解が生じるので、アルゴンガスまたはヘリウムガス中で保持することが望ましい。
また、緻密化をより促進するために、開気孔率が5%以下となった段階で、さらに高圧のガスで加圧してもよい。この加圧方法としては、高圧GPS(Gas Pressure Sintering)法や熱間等方加圧(HIP:hot isostatic press)法により、ガス圧1〜300MPaで加圧する方法を用いることが好ましく、これによって相対密度を特に95%以上に高めることができる。また、必要に応じてホットプレス法やSPS(Spark Plasma Sintering)法のように機械的圧力を印加する方法で焼結しても構わない。
そして、得られた炭化硼素セラミックスの側面の裏面側綾部に研削,研磨等を施すことにより傾斜面が形成され、本発明の防護用部材を得ることができる。
上述した製造方法により、防護用部材1,2を構成するセラミックスが炭化硼素セラミックスである本発明の防護用部材を得ることができる。
また、本発明の防護ユニットは、上述の方法で得られた防護用部材1,2,・・・をその側面どうしが隣り合うように並設して、互いに隣り合う防護用部材1,2,3を例えばシアノアクリレート系樹脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂,酢酸ビニル樹脂,塩化ビニル樹脂およびユリア樹脂等が含まれる接着剤で接合させることにより、得ることができる。
さらに、本発明の防護体は、基体(例えば、ポリエチレン繊維、アラミド繊維およびカーボン繊維を含む繊維強化プラスチック(FRP))上に複数配置して、例えば、ウレタン系接着剤により固定することにより得られ、銃弾や砲弾等の貫通を高い確率で減少させることができる。
本発明の防護用部材の一実施形態を模式的に説明する図であり、(a)は防護用部材の斜視図であり、(b)はA部の拡大図である。 本発明の防護用部材の他の実施形態を模式的に説明する図であり、(a)は防護用部材の斜視図であり、(b)はB部の拡大図である。示す斜視図である。 本発明の防護用部材に用いられる、一実施形態である炭化珪素セラミックスの結晶構造を示す図であり、(a)はその結晶構造を模式的に表した図であり、(b)は炭化珪素セラミックスに含まれる1つの副相を模式的に示した図である。 本発明の防護用部材に用いられる、他の実施形態である炭化珪素セラミックスの結晶構造を示す図であり、(a)はその結晶構造を模式的に表した図であり、(b)は炭化珪素セラミックスに含まれる1つの副相を模式的に示した図である。 グラファイトの結晶構造を模式的に示す図である。 本発明の防護用部材をなす炭化硼素セラミックスのX線回折チャートの一例である。 グラファイト粉末と炭化硼素粉末との混合粉末より得られる検量線図の一例である。 本発明の防護ユニットの一実施形態を示す斜視図である。 本発明の防護ユニットの他の実施形態を示す斜視図である。 従来のペレットの斜視図である。 従来の複合防護板を構成する複数のペレットのセッティング状態を、飛散物の衝突を受ける受衝面側からみた平面図である。 (a)は、ヘルメットの外形にフィットする形状に湾曲した曲板状の防護用部材を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す形状を分割した斜視図である。
符号の説明
1,2,3:防護用部材
10:防護ユニット
11:主相
12:副相

Claims (9)

  1. セラミックスからなる本体の受衝面とは反対側の面の外周部に傾斜面を有することを特徴とする防護用部材。
  2. 前記本体が板状体であることを特徴とする請求項1に記載の防護用部材。
  3. 前記セラミックスは炭化珪素または炭化硼素を主成分とすることを特徴とする請求項1または2に記載の防護用部材。
  4. 前記傾斜面は凸曲面状をなすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の防護用部材。
  5. 前記本体の表面は凸曲面状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防護用部材。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の防護用部材の複数を、これら防護用部材の前記傾斜面が形成されている面どうしが隣り合うように並設したことを特徴とする防護ユニット。
  7. 互いに隣接する防護用部材との間に接着材が介在していることを特徴とする請求項6に記載の防護ユニット。
  8. 前記板状体の厚みに対する前記傾斜面と隣り合う側面の高さの比率が1.2%以上20%以下であることを特徴とする請求項6また7に記載の防護ユニット。
  9. 基体上に請求項6乃至8のいずれかに記載の防護ユニットを設けたことを特徴とする防護体。
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JP2010175211A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Nihon Ceratec Co Ltd 耐衝撃部材
JP2013136506A (ja) * 2011-11-29 2013-07-11 Kyocera Corp セラミックス顆粒およびセラミック焼結体ならびに防護部材

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