JP2009285818A - 移動説明装置、および、移動説明プログラム - Google Patents

移動説明装置、および、移動説明プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットが、展示物に対して向けられた見物人の視線を遮らずに、展示物について説明を行うことを課題とする。
【解決手段】展示会場内の任意の点が座標(x,y,z)で指し示すことができる座標系において、展示物の見物人の位置を示す座標14や座標15を取得する。取得した座標と展示物17の位置を示す座標11を結ぶ線分が、移動説明装置13を近似した形状である円柱と交差するか否かを判定する。交差する場合には、移動説明装置13が見物人の視線を遮っているものと判断し、例えば、座標16で示される位置に移動させる。すなわち、座標16では、線分各々が円柱と交差しない。
【選択図】 図1

Description

この発明は、展示物に対して説明を行う移動説明装置、および、移動説明プログラムに関し、特に、展示物に対して向けられた見物人の視線を遮ることなく展示物の説明を行う移動説明装置、および、移動説明プログラムに関する。
近年、館内に展示された展示物に対する説明をロボットに行わせることが知られている。このようなロボットが、説明時に、状況に応じた適切な振る舞いをするように様々な研究がなされている。
例えば、ロボットに適切なタイミングで説明を開始させるために、展示物を見物する見物人が、一定時間以上、一定場所に止まっているかを判定させ、止まっている場合に説明を開始させる技術が提案されている。
また、見物人にとって印象に残らない説明になってしまうのを防ぐため、見物人の位置や、見物人の増減を把握し、ロボットの視線を見物人の方向にまんべんなく向けさせる技術が提案されている。
特開2007−152442号公報 特開2007−50461号公報
しかし、上記したいずれの技術でも、ロボットの立ち位置は、見物人がどこで見物しようと関係なく、展示物の位置を基準に定められ、かつ、説明が終わるまで変わることがなかった。このようなロボットに展示物の説明を行わせると、場合によっては、展示物に対して向けられた見物人の視線にロボットが入ってしまうことがあり、見物人が展示物をよく見物することができないという問題があった。そこで、ロボットが、展示物に対して向けられた見物人の視線を遮らずに説明を行うことが課題とされていた。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、展示物に対して向けられた見物人の視線を遮ることなく展示物の説明を行うことが可能な移動説明装置、および、移動説明プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この装置は、展示物についての説明を行う移動説明装置であって、前記展示物が配置される場所を含む範囲内の任意の点を座標と対応付けた座標系において、前記展示物の見物人の位置を示す座標を取得する見物人座標取得手段と、前記座標系において、前記見物人座標取得手段によって取得された座標と前記展示物の位置を示す座標を結ぶ線分と、自装置を近似した形状とが交差するか否かを判定する視線判定手段と、前記視線判定手段によって前記線分と前記形状が交差すると判定された場合に、前記座標系における座標であって、当該座標に位置が定まった自装置を近似した形状に前記線分各々が交差することのない修正座標を算出する修正座標算出手段と、前記修正座標算出手段によって算出された修正座標まで自装置を移動させる移動手段と、を備えたことを要件とする。
また、このプログラムは、展示物についての説明を行う移動説明プログラムであって、前記展示物が配置される場所を含む範囲内の任意の点を座標と対応付けた座標系において、前記展示物の見物人の位置を示す座標を取得する見物人座標取得手順と、前記座標系において、前記見物人座標取得手順によって取得された座標と前記展示物の位置を示す座標を結ぶ線分と、自装置を近似した形状とが交差するか否かを判定する視線判定手順と、前記視線判定手順によって前記線分と前記形状が交差すると判定された場合に、前記座標系における座標であって、当該座標に位置が定まった自装置を近似した形状に前記線分各々が交差することのない修正座標を算出する修正座標算出手順と、前記修正座標算出手順によって算出された修正座標まで自装置を移動させる移動手順と、を含んだことを要件とする。
展示物と見物人とを結ぶ線分に自らが交差していないか判定し、交差しない位置を算出して、算出結果の位置に移動することで、見物人の視線を遮らずに展示物についての説明を行うことが可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る移動説明装置および移動説明プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1を用いて本実施例に係る移動説明装置の概要を説明する。図1は、本実施例に係る移動説明装置の概要を説明するための図である。図1に示すように、移動説明装置13には、展示会場内の任意の点を座標(x,y,z)で指し示すことができる座標系が与えられる。座標は、展示会場の床面における所定の点に対応させた原点10を基準に決定される。移動説明装置13は、目標地点が与えられると、座標系において、現在位置を示す座標から目標地点の座標までの距離を算出し、算出結果に基づいて自装置を移動させる移動手段を制御して移動する。
移動説明装置13は、展示会場内の所定の位置に配置された展示物17の説明を行う際には、まず、例えば座標12で示される位置へ移動する。座標12は、オペレータによって、移動説明装置13が備える記憶手段に予め設定される。現在位置を示す座標から目標とする座標12まで、移動説明装置13を適切にかつ正確に移動させる技術としては、例えば、既存の自律移動技術を用いる。座標12で示される位置に位置すると、移動説明装置13は、展示物17を見物する見物人の位置を示す座標14や座標15を取得する。
座標11は、展示物17の位置を示す座標であり、座標12と同様、オペレータによって、移動説明装置13が備える記憶手段に予め設定される。ここで、座標14と座標11を結ぶ線分や、座標15と座標11を結ぶ線分は、各見物人の視線とみなすことができる。そこで、移動説明装置13は、説明を開始する前に、各線分が、座標12に位置が定まった自装置を近似した所定の図形と交差するか否かを判定する。交差する場合、移動説明装置13が、展示物17を見物する各見物人の視線を遮っているとみなすことができる。図1では、移動説明装置13を近似した図形として円柱が示されているが、円柱に限らず、例えば、球でもよい。
図1に示すように、座標14と座標11を結ぶ線分が円柱13と交差する場合には、移動説明装置13は、見物人の視線を遮らない位置として、例えば、座標16を算出し、座標16で示される位置へ移動する。座標16に位置が定まった移動説明装置13を近似した円柱には、座標14と座標11を結ぶ線分や、座標15と座標11を結ぶ線分が交差しない。以下では、このような座標16を修正座標と呼称する。
上述したように、移動説明装置13は、最初に位置を定めた座標で見物人の視線を遮るようであれば、修正座標を算出し、修正座標へ移動した後、説明を開始する。こうすることによって、展示物17に対して向けられた見物人の視線を遮ることなく展示物17の説明を行うことが可能となる。
次に、図2を用いて実施例1に係る移動説明装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る移動説明装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、移動説明装置100は、制御部110と、記憶部120と、右軸モータ130と、左軸モータ140と、ステレオカメラ150と、スピーカ160とを備える。
右軸モータ130および左軸モータ140は、移動説明装置100に取り付けられた車輪(図示せず)を回転させる装置である。右軸モータ130および左軸モータ140の回転数や回転方向を制御することで、移動説明装置100を前後に移動させたり、左右に旋回させたり、その場で回転させる。
ステレオカメラ150は、移動説明装置100の周辺を撮影してステレオ画像情報を制御部110に入力する。スピーカ160は、制御部110から受け取った音声情報を音声として再生する。
記憶部120は、各種情報を記憶する記憶部であり、制御情報121と、音声情報122と、地図情報123と、定数情報124とを記憶する。制御部110は、移動説明装置100が起動すると、記憶部120が記憶する各種情報を読み出す。
制御情報121は、移動説明装置100の移動等を制御するための情報であり、図3に示すように、展示物番号、展示物座標、最良見物角度、基本説明位置座標、方向等が対応付けられたものである。展示物番号は、展示物を識別するための識別番号である。展示物座標は、展示物番号が示す展示物の位置を示す座標である。最良見物角度は、展示物番号が示す展示物に対してオペレータが設定した所定の角度である。基本説明位置座標は、展示物番号が示す展示物について説明を行う移動説明装置100の開始位置を示す座標である。方向は、展示物番号が示す展示物に対してオペレータが設定した所定の角度である。
上記した最良見物角度について、図4を用いて具体的に説明する。図4は、最良見物角度を説明するための図である。図4に示すように、座標20は、展示物24の位置を示す座標21のxy平面上における座標である。この座標20を端とする半直線22は、展示物24を最も良く見物できる位置として、展示会場の主催者の意向等によって決定された点の集合である。この半直線22がy軸となす角度23が、最良見物角度である。
ここで、移動直後における移動説明装置100の向きについて、図5を用いて具体的に説明する。図5は、移動説明装置100の向きについて説明するための図である。図5に示すように、座標30に位置が定まった移動説明装置100が、直進することで、座標30から座標31に移動した場合、移動説明装置100の向きは、角度32であるとされる。角度32は、座標30および座標31を通る直線がy軸となす角度である。
基本説明位置座標へ移動した移動説明装置100は、制御情報121中で当該基本説明位置座標に対応付けられた方向に向かなければならない。そこで、移動説明装置100は、自装置の現在の向きおよび方向に基づいてその場で回転する角度を算出する。
音声情報122は、各展示物の説明内容の音声情報である。地図情報123は、上述した自律移動技術を利用するにあたって必要な、展示会場内に設置される指標の座標や、展示会場内に存在する障害物の情報などである。定数情報124は、後述する視線判定部113や修正座標算出部114に用いられる各種定数であり、オペレータによって設定される。
制御部110は、移動説明装置100を全体制御する制御部であり、移動説明制御部111と、見物人座標取得部112と、視線判定部113と、修正座標算出部114とを有する。
移動説明制御部111は、各展示物の説明を行うため、移動説明装置100を指定された座標に位置させ、スピーカ160より展示物の説明内容の音声を再生するといった一連の処理を行う。具体的には、移動説明制御部111は、現在位置を示す座標から、制御情報121中の一番若い展示物番号に対応付けられた基本説明位置座標までの距離を算出する。そして、移動説明制御部111は、算出結果に基づいて右軸モータ130および左軸モータ140を制御して移動説明装置100を移動させる。ここで、移動説明制御部111は、地図情報123を参照することで、基本説明位置座標までに障害物があるか否かを判定しており、障害物がある場合には、障害物を回避する経路を決定して基本説明位置座標まで移動説明装置100を移動させる。また、移動説明制御部111は、展示会場内に設置された指標に基づいて自己位置を割り出し、移動後の誤差を補正する。
移動説明装置100を基本説明位置座標まで移動させると、移動説明制御部111は、次に、現在の自装置の方向と、制御情報121中の当該基本説明位置座標に対応付けられた方向との差分に基づいてその場で回転する角度を算出し、算出結果に基づいて右軸モータ130および左軸モータ140を制御して移動説明装置100を回転させる。そして、移動説明制御部111は、見物人座標取得部112に制御信号を出力する。
見物人座標取得部112は、展示物の見物人の位置を示す座標を取得する。具体的には、見物人座標取得部112は、移動説明制御部111から制御信号を受け取ると、ステレオカメラ150を制御して移動説明装置100周辺のステレオ画像を取得する。そして、見物人座標取得部112は、ステレオ画像から各見物人の顔を識別し、顔の位置を示す座標をそれぞれ算出する。画像から人の顔を識別する技術としては、既存の顔認識技術を用いる。ステレオ画像内で顔が識別されれば、ステレオ画像を利用した既存の距離計測技術により、移動説明装置100の現在位置を示す座標および視差に基づいて、各見物人の顔の位置を示す座標が算出される。そして、見物人座標取得部112は、算出した座標を視線判定部113に出力する。
なお、本実施例では、見物人座標取得部112がステレオカメラ150を制御し、各見物人の顔の位置を示す座標を算出するものとして説明したが、移動説明制御部111による移動説明装置100の位置決めが終わった後に視線判定部113に座標が入力されればよい。そこで、例えば、移動説明装置100とは別の装置が展示物周辺ステレオ画像を撮影し、同様に、各見物人の顔の位置を示す座標を算出して、移動説明装置100に送信するようにしてもよい。
視線判定部113は、移動説明装置100が、展示物を見る見物人の視線を遮っているか否かを判定する。具体的には、視線判定部113は、見物人座標取得部112から各見物人の顔の位置を示す座標を受け取ると、制御情報121中の展示物座標および基本説明位置座標に基づいて判定処理を行う。判定の結果、移動説明装置100が、見物人の視線を遮っている場合には、視線判定部113は、修正座標算出部114に各見物人の顔の位置を示す座標を出力する。一方、見物人の視線を遮っていない場合には、視線判定部113は、移動説明制御部111に制御信号を出力する。
制御信号を受け取った移動説明制御部111は、音声情報122に基づいて、スピーカ160より音声を再生する。そして、移動説明制御部111は、制御情報121中の次に若い展示物番号に対応付けられた基本説明位置座標を用いて、同様の処理を行う。このように、移動説明制御部111は、展示物番号に従って、基本説明位置座標を順次用いる。
図6を用いて視線判定部113が行う判定処理を説明する。図6に示すように、視線判定部113は、基本説明位置座標である座標40に位置が定まった移動説明装置100を円柱41として近似させる。視線判定部113は、定数情報124中のrやhを用いて、例えば、座標40を中心とした半径rの円が底面で、高さがhの円柱41を定める。そして、視線判定部113は、見物人の顔の位置を示す座標と、展示物座標である座標43を結ぶ線分が円柱41と交差するか否かを判定する。線分と円柱41が交差する場合に、移動説明装置100が、見物人の視線を遮っているとみなされる。この判定方法については、一般的な円柱と線分の交差判定方法を用いる。図6では、ある見物人の顔の位置を示す座標42と、座標43を結ぶ線分が円柱41と交差するので、視線判定部113は、修正座標算出部114に各見物人の顔の位置を示す座標を出力する。
ところで、展示物は、例えば、展示会場の天井に吊るされて配置される場合もある。仮に、図6において座標43で示される位置に位置する展示物が、図7において座標44で示される位置に位置する場合、座標42と座標44を結ぶ線分は、円柱41と交差しなくなる。このように、3次元の座標系を与えることにより、展示物が配置される位置によっては、移動説明装置100を無駄に移動させることをなくすことができる。
修正座標算出部114は、移動説明装置100が、展示物を見る見物人の視線に入らない位置を示す座標を算出する。具体的には、修正座標算出部114は、視線判定部113から各見物人の顔の位置を示す座標を受け取ると、制御情報121中の展示物座標および最良見物角度に基づいて修正座標の算出処理を行う。そして、修正座標算出部114は、算出された修正座標を移動説明制御部111に出力する。
図8を用いて修正座標算出部114が行う算出処理を説明する。かかる算出処理では、各座標のxy平面上における座標が使用される。図8に示すように、見物人の顔の位置を示す座標および展示物座標を通る直線がy軸となす角度がそれぞれ算出され、最大の角度θrが算出された座標50、並びに、最小の角度θlが算出された座標53が選択される。ここで、座標51は、制御情報121中の展示物座標のxy平面上における座標である。この座標51を端とする半直線52がy軸となす角度θは、制御情報121中の最良見物角度である。角度θにより、座標50と座標51を結ぶ線分が半直線52となす角度|θr−θ|と、座標53と座標51を結ぶ線分が半直線52となす角度|θl−θ|とが算出される。そして、|θr−θ|と|θl−θ|が比較され、小さいほうが算出された線分寄りに修正座標を割り出すことが決定される。図8では、|θr−θ|より|θl−θ|のほうが小さく、座標53と座標51を結ぶ線分寄りに修正座標を割り出すことが決定される。
|θr−θ|または|θl−θ|が大きければ大きいほど、移動説明装置100は、見物人の視線を遮らないために、展示物から遠く離れた場所に移動しなければならない。上記のように修正座標を割り出すことによって、移動説明装置100に、極力展示物の近くで説明を行わせることができ、展示会場が狭く、移動説明装置100が移動できる範囲に余裕がない場合に有効である。
引き続き、図9を用いて修正座標算出部114が行う算出処理を説明する。図9に示すように、基本説明位置座標である座標54と展示物座標である座標51との距離Rが算出される。そして、y軸となす角度がθl−Δθであり、かつ、座標51を端とする半直線上に存在し、座標51との距離がRである座標55が修正座標として割り出される。なお、距離Rは定数であるので、定数情報124に設定され、修正座標算出部114が定数情報124中のRを用いるようにしてもよい。
図9に示したΔθについて、図10を用いて具体的に説明する。図10は、Δθについて説明するための図である。座標53と座標51を結ぶ線分は、顔の位置が座標53で示される見物人が展示物を見る視線とみなすことができ、移動説明装置100がこの視線に入らなければよい。そこで、移動説明装置100が位置する位置としては、座標53と座標51を結ぶ線分との距離がrであり、かつ、座標51との距離がRである座標54が望ましい。rは、上記したように、移動説明装置100の近似形として定めた円柱の底面である円の半径である。そのとき、座標53と座標51を結ぶ線分が、座標54と座標51を結ぶ線分となす角度Δθは、arcsin(r/R)と算出される。なお、このΔθは定数であるので、定数情報124に設定され、修正座標算出部114が定数情報124中のΔθを用いるようにしてもよい。
上記したように割り出された修正座標を受け取った移動説明制御部111は、基本説明位置座標から修正座標までの距離を算出し、算出結果に基づいて右軸モータ130および左軸モータ140を制御して移動説明制御部111を移動させる。移動説明装置100を修正座標まで移動させると、移動説明制御部111は、次に、見物人に対して自装置の正面が向くように、その場で回転する角度を算出する。
図11を用いて移動説明制御部111が行う角度の算出処理を説明する。図11に示すように、座標51を端とする半直線上に存在し、座標51との距離がLである座標56が算出される。距離Lは定数であり、移動説明制御部111は、定数情報124中のLを用いる。また、距離Lは、移動説明装置100が展示物に集まった見物人の中心を向くように設定されることが望ましい。座標56が算出されることで、座標56および座標55を通る直線がy軸となす角度θcが算出される。そして、現在の自装置の方向と角度θcとの差分に基づいてその場で回転する角度が算出される。このように、移動説明制御部111は、算出結果に基づいて右軸モータ130および左軸モータ140を制御して移動説明装置100を回転させる。
ところで、図8では、|θr−θ|より|θl−θ|のほうが小さく、座標53と座標51を結ぶ線分寄りに修正座標を割り出すことが決定されるものとして説明したが、以下に図12を用いて、逆の場合を説明する。図12に示すように、同様に、見物人の顔の位置を示す座標および展示物座標を通る直線がy軸となす角度がそれぞれ算出され、最大の角度θrが算出された座標50、並びに、最小の角度θlが算出された座標57が選択される。そして、座標50と座標51を結ぶ線分が半直線52となす角度|θr−θ|と、座標57と座標51を結ぶ線分が半直線52となす角度|θl−θ|とが算出される。そして、|θr−θ|と|θl−θ|が比較され、図12では、|θl−θ|より|θr−θ|のほうが小さく、座標50と座標51を結ぶ線分寄りに修正座標を割り出すことが決定される。
引き続き、図13を用いて修正座標算出部114が行う算出処理を説明する。図13に示すように、y軸となす角度がθr+Δθであり、かつ、座標51を端とする半直線上に存在し、座標51との距離がRである座標58が修正座標として割り出される。Δθについては、上記したようにarcsin(r/R)で算出される値である。
なお、このように、いずれかの線分寄りに修正座標を割り出すかを決定した後、一つの修正位置を割り出さずに、上記した算出処理でいずれの線分寄りにおいても修正座標を割り出し、基本説明位置座標からの距離が近いほうを選択するようにしてもよい。このようにすれば、展示物に近い修正座標を割り出す手法と比較して、移動説明装置100を移動させる距離を短くすることが可能となる。また、移動説明装置100が展示物の説明を開始するまでの時間を短くできる。
続いて、実施例1に係る制御部110の処理動作について図14に示したフローチャートを参照して説明する。図14は、実施例1に係る制御部110の処理の流れを示すフローチャートである。
制御部110は、移動説明装置100が起動すると(ステップS110肯定)、移動説明制御部111によって、基本説明位置座標を読み出す(ステップS111)。そして、制御部110は、移動説明装置100を基本説明位置座標まで移動させ、移動後に所定の方向に向かせるため、移動説明制御部111によって、右軸モータ130および左軸モータ140を制御する(ステップS112)。
そして、制御部110は、展示物の見物人の顔の位置を示す座標を取得するため、見物人座標取得部112によってステレオカメラ150を制御し(ステップS113)、ステレオ画像情報を取得する(ステップS114)。
そして、制御部110は、視線判定部113によって、見物人の座標と展示物の座標を結ぶ線分が自装置の近似形と交差するか否かを判定する(ステップS115)。判定の結果、交差する場合には(ステップS115肯定)、制御部110は、修正座標算出部114によって、見物人の視線に入らない修正座標を算出する(ステップS116)。
そして、制御部110は、移動説明装置100を基本説明位置座標から修正座標まで移動させ、移動後に見物人の方向に向かせるため、移動説明制御部111によって、右軸モータ130および左軸モータ140を制御する(ステップS117)。そして、制御部110は、移動説明制御部111によって、スピーカ160より展示説明の音声を再生する(ステップS118)。
一方、制御部110は、判定の結果、交差しない場合には(ステップS115否定)、基本説明位置座標に位置したままスピーカ160より展示説明の音声を再生する(ステップS118)。
音声の再生が終了後、全ての展示説明が実行されていない場合には(ステップS119否定)、制御部110は、移動説明制御部111によって、次の基本説明位置座標を読み出し(ステップS120)、ステップ112として示した処理に戻る。一方、制御部110は、全ての展示説明が実行された場合には(ステップS119肯定)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例1では、座標系において、見物人の顔の位置を示す座標と展示物が位置する座標を結ぶ線分が、移動説明装置100の近似形と交差するか否かを視線判定部113によって判定し、交差する場合には、修正座標算出部114によって、各線分が交差しない近似形が定められる修正座標を算出する。そして、移動説明制御部111によって、展示物の説明を行う際に最初に位置する基本説明位置座標から修正座標まで移動説明装置100を移動させる。このようにして、移動説明装置100は、展示物に対して向けられた見物人の視線を遮ることなく展示物の説明を行うことができる。
実施例2では、見物人の視線が遮られるか否かを判定する前に、見物人を展示物が見やすい位置まで誘導する例を示す。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には、既に説明した部分と同一の符号を付し、詳細な説明を省略することとする。
図15は、実施例2に係る移動説明装置100の構成を示すブロック図である。図15に示すように、移動説明装置100は、実施例1と同様、制御部110と、記憶部120と、右軸モータ130と、左軸モータ140と、ステレオカメラ150と、スピーカ160とを備える。
記憶部120は、実施例1と異なるものとして、制御情報125と、誘導音声情報126を記憶する。制御情報125は、移動説明装置100の移動等を制御するための情報であり、図16に示すように、展示物番号、展示物座標、最良見物角度、基本説明位置座標、方向のほか、実施例1と異なり、第1角度、第2角度、距離等が対応付けられたものである。誘導音声情報126は、見物人を誘導する際に再生する音声情報である。
制御部110は、実施例1と異なるものとして、見物人誘導処理部115を有する。見物人誘導処理部115は、展示物が見やすい位置まで見物人を誘導する。具体的には、見物人誘導処理部115は、移動説明装置100を基本説明位置座標まで移動させ、所定の方向を向くように移動説明装置100を回転させた移動説明制御部111から制御信号を受け取る。
制御信号を受け取った見物人誘導処理部115は、ステレオカメラ150を制御して移動説明装置100周辺のステレオ画像を取得する。そして、見物人誘導処理部115は、実施例1で説明した見物人座標取得部112と同様、ステレオ画像から各見物人の顔を識別し、顔の位置を示す座標をそれぞれ算出する。そして、見物人誘導処理部115は、制御情報125中の展示物座標、第1角度、第2角度および距離、並びに、ステレオ画像から算出した各見物人の座標に基づいて、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいるか否かを判定する。見物人誘導処理部115は、まず、第1角度、第2角度に基づく判定を行なう。
図17を用いて見物人誘導処理部115が行う判定処理を説明する。図17に示すように、見物人の顔の位置を示す座標および展示物座標を通る直線がy軸となす角度がそれぞれ算出された結果、最大の角度θr、並びに、最小の角度θlが選択される。そして、最小の角度θlが第1角度θaより小さいか否かを判定するとともに、最大の角度θrが第2角度θbより大きいか否かを判定する。最小の角度θlが第1角度θaより小さい、あるいは、最大の角度θrが第2角度θbより大きければ、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいるとみなす。図17では、最大の角度θrが第2角度θbより大きいので、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいると判定される。
このように、第1角度、第2角度に基づく判定の結果、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいる場合には、見物人誘導処理部115は、誘導音声情報126に基づいて、スピーカ160より音声を再生する。例えば、図17において、見物人誘導処理部115は、右軸モータ130および左軸モータ140を制御し、第2角度θbより大きい最大の角度θrが算出された座標60の方向に移動説明装置100を向かせ、スピーカ160から「こちらへおいでください」といった音声を再生する。
見物人誘導処理部115は、次に、制御情報125中の距離に基づく判定を行なう。図18を用いて見物人誘導処理部115が行う判定処理を説明する。図18に示すように、見物人の顔の位置を示す座標と展示物座標との距離がそれぞれ算出された結果、最大値である距離Pが選択される。そして、最大値である距離Pが制御情報125から読み出された距離Sより大きいか否かを判定する。最大値である距離Pが距離Sより大きければ、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいるとみなす。図18では、距離Pが距離Sより大きいので、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいると判定される。
このように、距離に基づく判定の結果、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいる場合には、見物人誘導処理部115は、誘導音声情報126に基づいて、スピーカ160より音声を再生する。例えば、見物人誘導処理部115は、スピーカ160から「もう少し近くにお集まりください」といった音声を再生する。
なお、見物人に対して見物位置の移動を促すために音声を再生する例を示したが、そのほかに、例えば、移動説明装置100に液晶パネルなど画像を表示する手段を設け、移動を促す文字を表示するようにしてもよい。
見物人誘導処理部115が上記した各判定処理を行う回数については任意に設定してよい。例えば、本実施例2では、角度に基づく判定、距離に基づく判定をそれぞれ2回ずつ実施する。判定処理を行った後、見物人誘導処理部115は、見物人座標取得部112に制御信号を出力する。
続いて、実施例2に係る制御部110の処理動作について図19に示したフローチャートを参照して説明する。図19は、実施例2に係る制御部110の処理の流れを示すフローチャートである。
制御部110は、移動説明装置100が起動すると(ステップS110肯定)、移動説明制御部111によって、基本説明位置座標を読み出す(ステップS111)。そして、制御部110は、移動説明装置100を基本説明位置座標まで移動させ、移動後に所定の方向に向かせるため、移動説明制御部111によって、右軸モータ130および左軸モータ140を制御する(ステップS112)。
ここで、制御部110は、実施例1と異なり、見物人誘導処理部115によって、誘導処理を行う(ステップS200)。以下、ステップS113〜ステップS120として示した制御部110の処理については実施例1と同様であるので説明を省略する。
引き続き図20を用いて、図19にステップS200として示した誘導処理についてさらに説明する。図20は、誘導処理の流れの詳細を示すフローチャートである。
見物人誘導処理部115は、ステレオカメラ150を制御し(ステップS211)、ステレオ画像情報を取得する(ステップS212)。そして、見物人誘導処理部115は、制御情報125中の第1角度、第2角度に基づく判定を行なう(ステップS213)。
判定の結果、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいる場合には(ステップS214肯定)、見物人誘導処理部115は、右軸モータ130および左軸モータ140を制御してスピーカ160から所定の音声を再生する(ステップS215)。そして、見物人誘導処理部115は、第1角度、第2角度に基づく判定処理を2回実行していない場合には(ステップS216否定)、ステップS211へ戻る。
判定処理を2回実行すると(ステップS216肯定)、見物人誘導処理部115は、制御情報125から読み出した距離に基づく判定を行なう(ステップS217)。
判定の結果、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいる場合には(ステップS218肯定)、見物人誘導処理部115は、スピーカ160から所定の音声を再生する(ステップS219)。そして、見物人誘導処理部115は、距離に基づく判定処理を2回実行していない場合には(ステップS220否定)、ステレオカメラ150を制御して(ステップS221)、ステレオ画像情報を取得し(ステップS222)、ステップS217へ戻る。そして、見物人誘導処理部115は、距離に基づく判定処理を2回実行すると(ステップS220肯定)、誘導処理を終了する。
上述してきたように、実施例2では、見物人の位置を示す座標と展示物が位置する座標を結ぶ線分が、移動説明装置100の近似形と交差するか否かを視線判定部113によって判定する前に、見物人誘導処理部115によって、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいるか否かを判定する。判定の結果、見にくい位置で展示物を見物する見物人がいれば、スピーカ160より所定の音声を再生することで見物人を見やすい位置へ誘導する。このようにすれば、見物人が密集して展示物を見物するようになり、誘導しない場合と比較して、見物人の視線を遮らないために移動説明装置100を移動させる距離を短くすることが可能となる。
ところで、上記の実施例1や実施例2では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施例1に示した移動説明装置100と同様の機能を有する移動説明プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図21は、移動説明プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、移動説明装置100としてのコンピュータ200は、右軸モータ201、左軸モータ202、ステレオカメラ203、スピーカ204、HDD210、RAM220、ROM230およびCPU240をバス250などで接続して構成される。
ROM230には、上記の実施例1に示した移動説明装置100と同様の機能を発揮する移動説明プログラム、つまり、図21に示すように、移動制御プログラム231と、見物人座標取得プログラム232と、視線判定プログラム233と、修正座標算出プログラム234とが予め記憶されている。これらのプログラム231〜プログラム234については、図2に示した移動説明装置100の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU240が、これらのプログラム231〜プログラム234をROM230から読み出して実行することで、図21に示すように、プログラム231〜プログラム234は、移動制御プロセス241、見物人座標取得プロセス242、視線判定プロセス243、修正座標算出プロセス244として機能するようになる。なお、プロセス241〜プロセス244は、図2に示した移動説明制御部111と、見物人座標取得部112と、視線判定部113と、修正座標算出部114とにそれぞれ対応する。
また、HDD210には、図21に示すように、制御情報テーブル211と、音声情報212と、地図情報213とが格納される。この制御情報テーブル211、音声情報212および地図情報213は、図2に示した制御情報121、音声情報122および地図情報123に対応する。そして、CPU240は、制御情報テーブル211を読み出してRAM220上に展開し、RAM220に格納された制御情報データ221に基づいて修正座標の算出処理などを実行する。
なお、上記した各プログラム231〜プログラム234については、必ずしも最初からROM230に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ200の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ200に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
本実施例に係る移動説明装置の概要を説明するための図である。 実施例1に係る移動説明装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る制御情報の具体例を示す図である。 最良見物角度を説明するための図である。 移動説明装置の向きについて説明するための図である。 視線判定部が行う判定処理を説明するための図である。 展示物が配置される位置によって線分と円柱が交差しない場合を示す図である。 修正座標算出部によって行われる算出処理を説明するための図である。 修正座標算出部によって行われる算出処理を説明するための図である。 Δθについて説明するための図である。 修正座標に移動後の方向について説明するための図である。 修正座標算出部によって行われる算出処理を説明するための図である。 修正座標算出部によって行われる算出処理を説明するための図である。 実施例1に係る制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る移動説明装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る制御情報の具体例を示す図である。 角度に基づく判定処理を説明するための図である。 距離に基づく判定処理を説明するための図である。 実施例2に係る制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 誘導処理の流れを示すフローチャートである。 移動説明プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
100 移動説明装置
110 制御部
111 移動説明制御部
112 見物人座標取得部
113 視線判定部
114 修正座標算出部
115 見物人誘導処理部
120 記憶部
121、125 制御情報
122 音声情報
123 地図情報
124 定数情報
126 誘導音声情報
130 右軸モータ
140 左軸モータ
150 ステレオカメラ
160 スピーカ

Claims (6)

  1. 展示物についての説明を行う移動説明装置であって、
    前記展示物が配置される場所を含む範囲内の任意の点を座標と対応付けた座標系において、前記展示物の見物人の位置を示す座標を取得する見物人座標取得手段と、
    前記座標系において、前記見物人座標取得手段によって取得された座標と前記展示物の位置を示す座標を結ぶ線分と、自装置を近似した形状とが交差するか否かを判定する視線判定手段と、
    前記視線判定手段によって前記線分と前記形状が交差すると判定された場合に、前記座標系における座標であって、当該座標に位置が定まった自装置を近似した形状に前記線分各々が交差することのない修正座標を算出する修正座標算出手段と、
    前記修正座標算出手段によって算出された修正座標まで自装置を移動させる移動手段と、
    を備えたことを特徴とする移動説明装置。
  2. 前記修正座標算出手段は、前記展示物の位置を示す座標および前記見物人の位置を示す座標を通る直線が、前記座標系における座標軸となす角度のうち最大値の角度と最小値の角度を選択して所定の角度に対する絶対値をそれぞれ算出し、前記絶対値が小さいほうの角度で前記座標軸と交わる直線より外側で前記修正座標を算出することを特徴とする請求項1に記載の移動説明装置。
  3. 前記座標系は、3次元であって、
    前記見物人座標取得手段は、前記見物人の顔の位置を示す座標を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の移動説明装置。
  4. 第1の角度と第2の角度を記憶する角度記憶手段と、
    前記展示物の位置を示す座標および前記見物人の位置を示す座標を通る直線が、前記座標系における座標軸となす各角度と、前記第1の角度および前記第2の角度それぞれを比較し、前記第1の角度より大きい角度があるか否か、または、前記第2の角度より小さい角度があるか否かを判定する見物角度判定手段と、
    前記見物角度判定手段によって前記第1の角度より大きい角度がある、または、前記第2の角度より小さい角度があると判定された場合に、前記見物人に対して見物位置の移動を促す情報を出力する第一出力手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3のいずれか一つに記載の移動説明装置。
  5. 所定の距離を記憶する距離記憶手段と、
    前記展示物の位置を示す座標から前記見物人の位置を示す座標までの各距離と、前記所定の距離を比較し、前記所定の距離より長い距離があるか否かを判定する見物距離判定手段と、
    前記見物距離判定手段によって前記所定の距離より長い距離があると判定された場合に、前記見物人に対して見物位置の移動を促す情報を出力する第二出力手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の移動説明装置。
  6. 展示物についての説明を行う移動説明プログラムであって、
    前記展示物が配置される場所を含む範囲内の任意の点を座標と対応付けた座標系において、前記展示物の見物人の位置を示す座標を取得する見物人座標取得手順と、
    前記座標系において、前記見物人座標取得手順によって取得された座標と前記展示物の位置を示す座標を結ぶ線分と、自装置を近似した形状とが交差するか否かを判定する視線判定手順と、
    前記視線判定手順によって前記線分と前記形状が交差すると判定された場合に、前記座標系における座標であって、当該座標に位置が定まった自装置を近似した形状に前記線分各々が交差することのない修正座標を算出する修正座標算出手順と、
    前記修正座標算出手順によって算出された修正座標まで自装置を移動させる移動手順と、
    を含んだことを特徴とする移動説明プログラム。
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