JP2009285102A - サウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置 - Google Patents

サウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】衛生的で安心して使用出来るサウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置を提供する。
【解決手段】送風機32により外気が通過する処理室15と、該処理室15の下部に設けられ自動給水弁7を備えた給水管8からの給水を所定量貯水する貯水部6と、この貯水部6に下部を水没させた回転体21と、この回転体21の外周に位置し、該回転体21と共に回転しこの回転による遠心力で飛散される水及び空気が通過可能な円筒状の多孔体26と、前記貯水部6内の水位を検知して少なくとも自動給水弁7を制御して貯水部6の水位を所定量に保持する水位センサ34とを備えたもので、前記処理室15を含む外気が流入する給気経路に空気ヒータ38を備え、少なくとも運転終了時には残水を排水し乾燥運転することで、衛生的で安全なサウナを長期に渡って楽しむことが出来、極めて使用勝手が良いものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ナノミスト(10ナノ以下の超微細水滴)とマイナスイオンとを同時に発生させ、これをサウナ室に供給して、室温38℃〜40℃で相対湿度90%以上の状態とすることで、手軽に低温サウナを楽しむことが出来るサウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置に関するものである。
従来よりこの種のものでは、水槽内の水を加熱する水槽用ヒータと、ファンによって送られて来るサウナ室内の空気を加熱するヒータと、温水を霧化する超音波装置とを備え、室内を暖めながらミストを発生させて低温サウナを実現するものであった。(例えば、特許文献1参照。)
特公平3−49468号公報
ところでこの従来のものでは、貯水部には常に水が貯水されることとなり、又飛散したシャワーの水も貯水される事も考えられ、この貯水が長時間に及ぶとこの水が腐り、この腐った水をミストにしてサウナに使用した場合、健康に害を及ぼす危険を有すると言う問題点があった。
この発明は上記課題を解決するために、請求項1では特にその構成を、送風機により外気が通過する処理室と、該処理室の下部に設けられ自動給水弁を備えた給水管からの給水を所定量貯水する貯水部と、この貯水部に下部を水没させた回転体と、この回転体の外周に位置し、該回転体と共に回転しこの回転による遠心力で飛散される水及び空気が通過可能な円筒状の多孔体と、前記貯水部内の水位を検知して少なくとも自動給水弁を制御して貯水部の水位を所定量に保持する水位センサとを備えたものに於いて、前記処理室を含む外気が流入する給気経路に空気ヒータを備え、少なくとも運転終了時には残水を排水し送風機と空気ヒータに通電して乾燥運転するものである。
又請求項2によれば、前記空気ヒータは運転開始時にも通電され、立ち上がり時間を短縮するものである。
又請求項3によれば、前記空気ヒータは逆U字状に形成され、給気口の側壁から突出し該側壁に対して傾斜して取り付けられたものである。
この発明の請求項1によれば、運転終了後残水は排水され腐る心配がなく、更に装置内は空気ヒータにより温風で乾燥されるので、装置内を常に綺麗な状態に維持しておくことが出来、しかもサウナ室内もある程度この温風で乾燥することが出来るので、衛生的で安全なサウナを長期に渡って楽しむことが出来、極めて使用勝手が良いものである。
又請求項2によれば、空気ヒータは運転開始時にも通電されて、サウナ室の温度を上昇させて立ち上がり時間を短縮する事が出来、1つの空気ヒータを装置の乾燥用と共にサウナ室の加熱用にも使用出来、極めて使用勝手が良く効率良く使用出来るものである。
又請求項3によれば、空気ヒータを場所を取ることなくコンパクトに取り付ける事が出来、装置が大型化せずにサウナ室に簡単に設置されるものである。
又マイナスイオンには、疲労回復効果、精神安定効果、血液の浄化効果、抵抗力の増進効果、自律神経調整効果等があり、更にナノミストには、空気中やカーテンや衣服等の繊維の隙間など、隅々まで行き渡り汚れた空気や細菌を抑制し、臭いまでも分解するもので、脱臭効果、除塵効果、除菌効果、勿論加湿効果があるものであり、この加湿はベトツキがないサラサラで潤いのある空気で、毛穴からの浸透でお肌と髪の潤いを保つ効果を有するものであり、これらの効果が得られるマイナスイオンとナノミストを大量に放出されると言うことは、これらの効果も増大するものである。
一方本装置の貯水部に加熱用ヒータを投入して、本装置を低温サウナのエンジンとして使用した場合には、サウナ室の使用室温38〜40℃、相対湿度90%以上で使用することで、サウナ室と言う限られたスペース内ではマイナスイオン及びナノミストの上記の作用効果が顕著に現れるものであり、しかも水分子付加マイナスイオン分子群が直接肌等に作用して汗腺を開くことにより、発汗が容易になり、又肺から吸引されたマイナスイオンは血液中に入り、その還元作用で血液の酸化を阻止し血液サラサラ状態とすると共に、その循環を良くし、末梢血管まで血液を行き渡らせることにより、痛みや懲りを緩和することが出来るものと考えられる。
次にこの発明のマイナスイオン及びナノミスト発生装置を低温ミストサウナのエンジン(主要部品)として使用した一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は低温サウナ室2のベンチ3下に備えられたナノミスト及びマイナスイオン発生装置で、サウナ室2内の上部まで延びた吸引ダクト4を介して該サウナ室2内の空気を吸引し、塵や細菌を除去した後に、昇温したナノミスト及びマイナスイオンをベンチ3下方に形成した放出口5からサウナ室2に供給して、順次これを繰り返すことでサウナ室2を使用室温38〜40℃、相対湿度90%以上の低温サウナの使用雰囲気とするものである。
6は自動給水弁7を備えた給水管8からの給水を一定量貯水する貯水部で、水面下で底部近傍には単相200V、2KWで平面視M字状に水平に取り付けられて逆U字部9を3箇所有した加熱ヒータ10を備え、貯水を46℃〜48℃に加熱するものであり、一側壁にはオーバーフロー管11及び自動排水弁12を設けた排水管13を連通し、サウナ中は常に一定水位を維持しながら終了時には全て排水する。
14は前記貯水部6内を処理室15と分離室16の2室に仕切る仕切壁で、下端を分離室16側を屈曲し水面との間の連通路17を水面近傍まで下げることにより、処理室15から分離室16へ向かう空気中の大粒のミストを水面にぶつけて落下させる気液分離器の役目も果たすようにしている。
前記処理室15には、貯水部6の蓋体18に固定された回転用モータ19の支軸20に連結され、下部を水没させ上方に向かって径が拡大した擂り鉢状の回転体21が、加熱ヒータ10の給水管8から一番離れた方の逆U字部9中に垂下して設けられ、この回転体21は前記回転用モータ19による駆動で回転し、その遠心力で加熱されたばかりの温水を表面及びむしろ裏面に沿って吸い上げ、上端に形成した複数の細孔22から周囲に飛散させるものである。
更に分離室16には、仕切壁14の下端を分離室16下方に向かって傾斜屈曲させた第1の邪魔板23と、この仕切壁14と対向する側壁に、下方に向かって傾斜して取り付けた第2の邪魔板24とで交互に突出させて、中央部に下部の連通路17から上部の放出口5に向かう蛇行路25が形成されているものである。
26は前記回転体21の外周に所定間隔を保持して位置し、該回転体21と共に回転する円筒状の多孔体で、この回転による遠心力で水及び空気を飛散させ、そして全周壁に形成した多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る多孔部27を、通過させたり、ぶつけて破砕させることで、水の粒子を微細化してナノミストを生成すると共に、この水の粒子の微細化によるレナード効果でマイナスイオンを発生させるものである。
28は前記多孔体26を覆った楕円形状の空気案内筒で、円筒状の多孔体26との間には一対の大流通路29、29と一対の小流通路30、30とが形成されるように、処理室15の上方を塞ぐ中蓋31に設けられており、分離室16の上部で該分離室16と放出口5とを連通する位置に備えられたクロスフローファンから成る送風機32の駆動で、吸引ダクト4を介し蓋体18と中蓋31との間の給気口33から吸引されたサウナ室2内の空気を、回転体21の上方から空気案内筒28内に流入させることで、水の粒子の破砕回数を増やすと共に、空気のマイナス帯電も増加させ結果としてナノミスト及びマイナスイオンを大量に発生させることが出来るものであり、例えばマイナスイオンではサウナ室2の中央部中間位置で7000個/CCを検出した。
34は貯水部6の底部に備えられた2つのフロートスイッチ35、36から成る水位センサで、貯水部6の水位が加熱ヒータ10が水面上に露呈しない所定水位に低下するとフロートスイッチ35がOFFし、自動給水弁7を開口して一定水位まで給水して所定水位でフロートスイッチ36がONとなり、自動給水弁7を閉口しサウナ運転中は常に貯水部6を一定水位に保持するものである。
37は前記2つのフロートスイッチ35、36を貯水部6の水面変動の影響を受けないように保護する断面コ字状の保護枠で、正面及び両側方を水面上まで突出させた枠体とし、貯水部6の一側壁とで2つのフロートスイッチ35、36を囲ったものであり、上面で2つのフロートスイッチ35、36を垂下して固定している。
38は吸引ダクト4と共に給気経路を構成する給気口33に取り付けられた逆U字状で、100V、400Wの空気ヒータで、給気口33の側壁から突出し該側壁に対して上方を稍後側に寝かせて傾斜させた状態にし、逆U字状のヒータ部分が重ならずに小さな面で送風空気と効率良く接するようにしたものであり、運転開始時に送風機32と共に10分間のみ通電してサウナ室2の雰囲気温度を上昇させて、立ち上がり時間の短縮を図るものであり、更に運転終了後には送風機32と共に90分間通電されて温風によって装置内を乾燥させ、衛生状態の良好を保つようにしたものである。
39は貯水部6の下部外壁で所定水位に設けられた貯水温度センサで、貯水温度が46℃で加熱ヒータ10をONし、48℃でOFFして所定温度に保持する。
40は同じく貯水部6の下部外壁で所定水位に設けられた加熱防止センサで、貯水部6が異常加熱状態になった時、全駆動を停止して安全を確保するものである。
41はサウナ室2の換気用の換気扇、42はサウナ室2への出入り用のドアで、覗き窓43が上方に設けられている。
次に図5に示す要部電気回路のブロック図を説明すれば、記憶、演算、時間カウント等の機能を有するマイコン44の入力側には、ON/OFFの運転スイッチ45と、フロートスイッチ35、36と、貯湯温度センサ39、加熱防止センサ40とが接続されており、出力側には、自動給水弁7と、加熱ヒータ10と、自動排水弁12と、回転用モータ19と、送風機32と、空気ヒータ38とが接続されており、運転開始時に送風機32と空気ヒータ38を10分間通電及び運転終了時の90分の乾燥運転のカウントは、このマイコン44によるカウントで制御されるものである。
次にこの一実施形態の作動について説明する。
今サウナ室2の近傍に備えられる操作部(図示せず)の運転スイッチ45をONすることで、サウナ運転が開始され先ず自動給水弁7が開口して給水管8から空状態の貯水部6に水が供給され、一定水位まで貯水(6L)されれば、水位センサ34が検知して自動給水弁7がOFFされて給水が終了されるが、以後サウナ運転が終了するまで、水位センサ34による自動補水が行われる。
そしてこの時、図6のフローチャートのようにステップ46で運転スイッチ45のONを確認すると、マイコン44からの出力により、ステップ47で送風機32と空気ヒータ38とが通電されて、吸引ダクト4を介して吸引されたサウナ室2内の空気を加熱し、処理室15から貯水部6を通り分離室16を抜けて放出口5からサウナ室2に戻されて、運転開始時のサウナ室2内の室温を上昇させ立ち上がり時間の短縮を図るものであり、ステップ48で運転スイッチ45のONからの時間が10分経過すると、ステップ49で送風機32と空気ヒータ38の通電をOFFして、運転開始時の加熱運転を停止するものである。
次に加熱ヒータ10がONされて貯水部6内の貯水の加温が開始し、貯水がある程度温度上昇した30℃に達することで、回転用モータ19が駆動開始すると共に、10分経過で一旦停止した送風機32が再び駆動開始し、回転体21は処理室15内で回転することで、水没している下端の表面及び裏面の方がむしろ多く温水が遠心力で、その面に沿って上昇し、上端の複数の細孔22から外周に向かって飛散され、一部は同時に回転している多孔体26にぶつかって水の粒子が破砕し、又他の一部は空気と共に多孔部24を通り抜けて、多孔体26周の空気案内筒28の内壁にぶつかって同じく水の粒子が破砕されることで、ナノミスト及び大粒ミストを含むミストが生成されると共に、この粒子の破砕により空気がマイナスに帯電してマイナスイオンが発生する。又貯水部6内の温水もある程度攪拌されて全体の温度を均一にする効果もある。
一方送風機32の駆動で給気口33からは、吸引ダクト4を介してサウナ室2内の空気が流入し、回転中の回転体21上方から空気案内筒28に案内されて処理室15内へと流れるが、この時、円筒状の多孔体26と楕円形状の空気案内筒28との間には、一対の大流通路29、29と一対の小流通路30、30が形成されており、ここを空気が流通することで、ベルヌーイの定理より圧力差が生じて圧力が高い大流通路29、29側から圧力が低い小流通路30、30側への空気の流れが発生して乱流となり、大粒のミストは容易に落下して微細なナノミストだけが存在することとなり、又マイナスに帯電した水粒子に多くの空気が接触することで、マイナスイオンも大量に得ることが出来、しかもこの時、空気中に含まれている塵や細菌がナノミスト以上のミストに囲まれて水中に落下し、そのまま水中に止まることで、空気清浄も同時に行われるもので、この空気清浄も空気の乱流になって良好に行われるものである。
更に温水のミスト化で温度上昇しマイナスイオンも含む空気は、仕切壁14の下の連通路17を通過する下向きの流れで、大粒ミストは自重で水中に落下すると共に、続く分離室16を上昇する過程で残ったナノミスト以上のミストは、先ず仕切壁14の下端の第1の邪魔板23にぶつかり大粒ミストに成長して落下し、次に蛇行路25を流通しながらも落下し、第2の邪魔板24にもぶつかって最後の大粒ミストに成長して落下し、再び蛇行路25を流通して、最終的には送風機32を通って放出口5からサウナ室2内に放出されるものである。
これによって、大粒ミストの放出が確実に阻止され超微細のナノミストとマイナスに帯電した空気によるマイナスイオンのみが、放出口から放出されることとなり、床や壁が塗れる心配がなく安心して使用出来ると共に、ナノミストとマイナスイオンがいっぱいの良好な雰囲気を形成することが出来るものである。
又この時、回転体21の回転駆動により貯水部6内の水面が波打つが、水位センサ34は水面上に延びる保護枠37とによって囲われているので、保護枠37内の水面には波が伝わらず的確な水位検知が行われ、自動給水弁7がチャタリングを起こすような不具合はなく、常に設定された一定水位で回転体21によるマイナスイオンとナノミストを良好に生成出来、放出空間を快適な雰囲気空間に保持することが出来るものである。
更に水位センサ34は2つのフロートスイッチ35、36で構成されることで、それぞれストロークが短くても誤動作する心配がなく、確実に作動して的確に自動給水弁7を制御出来、貯水部6を常に過不足なく一定の水位に維持することが出来るものである。
又正面からの直接的な波は勿論、貯水部6の側壁にぶつかって水位センサ34に作用する二次的な波も両側方の枠体で阻止出来るので、完全に波の影響を遮断出来、強固に水位センサ34を保護して長期に渡って安心して使用出来るものである。
更にこれが低温サウナであれば、サウナ室2内を循環方式で徐々に昇温して30分で室温38℃〜40℃、ナノミストで相対湿度90%以上のマイナスイオンいっぱいの低温サウナ使用雰囲気とし、20分以上の入浴が可能で、水分子付加マイナスイオン分子群が直接肌等に作用して汗腺を開くことにより、発汗が容易になり大量の汗をかき体内の老廃物を排出出来るものであり、又肺から吸引されたマイナスイオンは血液中に入り、その還元作用で血液の酸化を阻止し血液サラサラ状態とすると共に、その循環を良くし、末梢血管まで血液を行き渡らせることにより、痛みや懲りを緩和することが出来るものと考えられる。
又マイナスイオンにより、疲労回復効果、精神安定効果、血液の浄化効果、抵抗力の増進効果、自律神経調整効果等があり、更にナノミストによって、空気中の隅々まで行き渡り汚れた空気や細菌を抑制し、臭いまでも分解するもので、脱臭効果、除塵効果、除菌効果、勿論加湿効果があるものであり、この加湿はベトツキがないサラサラで潤いのある空気で、毛穴からの浸透でお肌と髪の潤いを保つ効果を有するものであり、これらの効果が得られるマイナスイオンとナノミストを大量に放出されると言うことは、これらの効果も増大するものである。
次にサウナ運転終了後の乾燥運転は図7のフローチャートのように、運転スイッチ45のOFFで(ステップ50)、YESでステップ51に進みマイコン44からの出力で給水管8の自動給水弁7を閉口状態とし、加熱ヒータ10をOFFとすると共に、回転用モータ19及び送風機32を駆動停止し、自動排水弁12を開口して排水管13から貯水部6内の残水を全て排水してサウナ運転は終了するものであるが、ステップ52で運転スイッチ45のOFFから10秒をカウントして確認し、継続して乾燥運転に入るもので、ステップ53でマイコン44からの出力により送風機32と空気ヒータ38が通電されて、吸引ダクト4からサウナ室2内のナノミストを含む空気を吸引し、この空気を給気口33に傾斜して取り付けられた空気ヒータ38で加熱して温風とし、これを処理室15から空の貯水部6に順次供給して、貯水部6だけでなく処理室15や分離室16の乾燥が行われて、カビや雑菌の繁殖を防止して衛生的で清潔な状態を維持出来るものであり、この乾燥運転は90分間行われて自動的にOFF(ステップ54、55)されるものであるが、この間に乾燥用の温風はサウナ室2内に放出されるので、サウナ室2内も自動的に乾燥され良好な状態が維持されると言う効果も有するものである。
又前記空気ヒータ38は逆U字状に形成され、給気口33の側壁から突出し該側壁に対して傾斜して取り付けられたので、空気ヒータ38を場所を取ることなくコンパクトに取り付ける事が出来、装置が大型化せずにサウナ室2に簡単に設置されるものであり、しかも1つの空気ヒータ38を装置の乾燥用と共にサウナ室2の加熱用にも使用出来、極めて使用勝手が良く効率良く使用出来るものである。
更に加熱ヒータ10の逆U字部9で加熱され温度上昇した温水は、回転体21の下部が水没している上部に流れるので、回転体21の回転による遠心力で直ぐにこの温水が吸い上げられ、多孔体26にぶつけられて破砕によりナノミストが生成され、又この破砕で通過する空気がマイナスに帯電されることで同時にマイナスイオンも生成されるものであり、ある程度加熱ヒータ10による水が加熱された段階の早いうちから、ナノミスト及びマイナスイオンを発生させ、これをサウナ室2に供給して待ち時間少なく、短時間にサウナ室2をサウナ使用可能状態にすることが出来、極めて使用勝手が良くいつでも低温サウナを楽しむことが出来るものである。
更に加熱ヒータ10の逆U字部9が3箇所あることで、回転体21の取り付け位置の自由度があり、3箇所のどこに取り付けても同様の効果が得られるが、ただ給水部分から離れれば離れる程冷水の影響を受けず良い効果は得られるものである。
この発明の一実施形態のミストサウナの概略構成図。 同サウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置の横断面図。 同サウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置の縦断面図。 同要部の平面図。 同要部電気回路のブロック図。 立ち上がり加熱運転を示すフローチャート。 乾燥運転を示すフローチャート。
符号の説明
1 ナノミスト及びマイナスイオン発生装置
2 低温サウナ室
6 貯水部
7 自動給水弁
8 給水管
15 処理室
21 回転体
26 多孔体
32 送風機
33 給気口
34 水位センサ
38 空気ヒータ
44 マイコン

Claims (3)

  1. 送風機により外気が通過する処理室と、該処理室の下部に設けられ自動給水弁を備えた給水管からの給水を所定量貯水する貯水部と、この貯水部に下部を水没させた回転体と、この回転体の外周に位置し、該回転体と共に回転しこの回転による遠心力で飛散される水及び空気が通過可能な円筒状の多孔体と、前記貯水部内の水位を検知して少なくとも自動給水弁を制御して貯水部の水位を所定量に保持する水位センサとを備えたものに於いて、前記処理室を含む外気が流入する給気経路に空気ヒータを備え、少なくとも運転終了時には残水を排水し送風機と空気ヒータに通電して乾燥運転する事を特徴とするサウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置。
  2. 前記空気ヒータは運転開始時にも通電され、立ち上がり時間を短縮する事を特徴とする請求項1記載のサウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置。
  3. 前記空気ヒータは逆U字状に形成され、給気口の側壁から突出し該側壁に対して傾斜して取り付けられる事を特徴とする請求項1記載のサウナ用ナノミスト及びマイナスイオン発生装置。
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