JP2009282922A - 管理サーバ、プール増設方法および計算機システム - Google Patents

管理サーバ、プール増設方法および計算機システム Download PDF

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Abstract

【課題】計算機システムにおいて、プールの仮想的な記憶容量を増加させるときでも、プールごとの可用性をある程度以上に維持することを課題とする。
【解決手段】本発明の管理サーバ200は、ストレージ(装置)100のコントローラ101から取得したプールに関する物理的な構成情報を用いて導出した壊れにくさの度合いを示す可用性の評価値と、予め記憶している基準値と、を比較し、当該可用性の評価値が基準値を超えたと判断した場合に、プールの増設が必要であると判断し、ストレージ(装置)100にプールの増設を指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージ仮想化技術を適用したストレージシステムを有する計算機システムに関する。
近年、1台以上の外部記憶装置と1台以上のホスト計算機(以下、単に「ホスト」ともいう。)とをSAN(Storage Area Network)によって接続し、1台以上のホスト計算機が1台以上の外部記憶装置からなる大容量記憶装置を使用(ホスト計算機が複数の場合は「共有」)する計算機システムが広く普及している。このような計算機システムでは、記憶資源(外部記憶装置等)や計算機資源(ホスト計算機等)を後から追加、削除、交換等をすることが容易であり、拡張性に優れるという利点がある。SANに接続する外部記憶装置には、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成されたストレージ装置が一般的によく利用される。なお、ストレージ装置(単に「ストレージ」ともいう。)とは、ディスク装置等からなる大規模記憶装置のことを指す。
また、最近になって、企業データの増加によるストレージ環境の大規模化や複雑化に伴い、運用管理の容易化やストレージ環境の統合を目的としたストレージシステムの仮想化技術であるシンプロビジョニング(Thin Provisioning)が普及しつつある。
シンプロビジョニングとは、ストレージシステムがそれ自身は記憶領域を持たない(実記憶領域(実際の物理的あるいは論理的な記憶領域)と対応していない)シンプロビジョニングボリュームをホストに提供し(ホストに見せ)、このシンプロビジョニングボリュームにはプールと呼ばれる仮想的な記憶領域の集合を対応させる機能である。そして、ホストがシンプロビジョニングボリュームにアクセスすると、ストレージシステムは、ホストによってアクセスされたシンプロビジョニングボリュームの領域に実記憶領域を割り当てる。
例えば、ホストのプロセッサがストレージ装置のシンプロビジョニングボリュームに書き込みを行ったときに初めて、書き込みが行われたシンプロビジョニングボリューム上の領域に実記憶領域を割り当てる技術が提案されている(特許文献1参照)。また、特許文献2には、ホストがアクセスするシンプロビジョニングボリュームをストレージシステムに設け、このシンプロビジョニングボリュームに物理的記憶領域を割り当てる技術が記載されている。
一つのプールには複数のシンプロビジョニングボリュームが対応可能であるために、ストレージシステムはプールの仮想的な記憶領域を有効活用することができる。つまり、ストレージシステムは、あらかじめ大きな見かけの容量を持つシンプロビジョニングボリュームを用意しておき、ストレージシステムはプールの利用状況に応じてプールに仮想的な記憶領域を追加し、仮想的な記憶容量を増加させることができる。その際、仮想的な記憶領域に対応するハードウェア(記憶媒体)は、最初からすべて用意(設置)しておく必要はなく、必要に応じて後から追加すればよい。そうすることで、安価なハードウェア(記憶媒体)を後から購入して設置する等のメリットが生まれる。
特開2005−11316号公報 米国特許第6823442号明細書
シンプロビジョニング等のストレージシステムの仮想化技術によるストレージの統合が進むことで、プールの仮想的な記憶容量は増加する傾向にある。しかしながら、1つのプールの仮想的な記憶容量が増加すると、そのプールが依存する物理的な構成要素(ポートや外部ストレージ装置等)の数も増加するため、プールごとの可用性(壊れにくさの度合い)、更には各シンプロビジョニングボリュームの可用性が低下する。
そこで、本発明は、前記した問題に鑑みてなされたものであり、計算機システムにおいて、プールの仮想的な記憶容量を増加させるときでも、プールごとの可用性をある程度以上に維持することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、複数の記憶デバイスと、通信経路を介して接続されるホスト計算機からの要求に応じて記憶デバイスに対するデータの入出力制御を行うコントローラと、を備えるストレージ装置を管理する管理サーバである。
ストレージ装置は、ホスト計算機がアクセスする仮想ボリュームと、仮想ボリュームに割り当てられ、複数の記憶デバイスと対応付けられた仮想的な記憶領域である論理ボリュームの集合であるプールと、をそれぞれ1つ以上備えている。
そして、管理サーバは、コントローラから取得したプールに関する物理的な構成情報を用いて導出した壊れにくさの度合いを示す可用性の評価値と、予め記憶している基準値と、を比較し、当該可用性の評価値が基準値を超えたと判断した場合に、プールの増設が必要であると判断し、ストレージ装置にプールの増設を指示することを特徴とする。
その他の手段については後記する。
本発明によれば、計算機システムにおいて、プールの仮想的な記憶容量を増加させるときでも、プールごとの可用性をある程度以上に維持することができる。
以下、図面を参照(言及図以外の図も適宜参照)して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)について説明する。本発明の実施形態として、第1〜第3の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1から図10を参照して、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態の計算機システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態の計算機システムSは、1台以上のホスト計算機(以下、「ホスト」という。)300(「300」は「300a」と「300b」の総称であり、以下、他の構成についても同様である。)、ファイバチャネルスイッチ400、管理サーバ200、ストレージ(装置)100を備える。
ホスト300は、CPU(Central Processing Unit)330、メモリ310、記憶装置320、入力装置340、出力装置350、インタフェース制御部(I/F)360およびポート370を備える計算機(コンピュータ装置)である。
CPU330は、メモリ310に格納されたソフトウェアを読み出して実行するプロセッサである。CPU330がオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラム等のソフトウェアを実行することによって、所定の機能が達成(実現)される。
メモリ310には、記憶装置320から読み出されたオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のソフトウェアが格納される。
記憶装置320は、例えば、ディスクドライブ又は光磁気ディスクドライブであり、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のソフトウェアを格納する。
入力装置340は、例えば、キーボードおよびマウス等である。入力装置340は、ホスト管理者等からの入力を受け付ける。
出力装置350はディスプレイ等であり、CPU330から指示された情報を出力する。
インタフェース制御部360は、IP(Internet Protocol)ネットワーク1と接続される。ホスト300は、複数のインタフェース制御部360を備えてもよい。
ポート370は、ファイバチャネルスイッチ400のポート10に接続される。ホスト300は、一つ以上のホストバスアダプタ(HBA)を備え、1つのHBAが1つ以上のポート370を備えてもよい。
ファイバチャネルスイッチ400は、インタフェース制御部(I/F)401および複数のポート10を備え、ホスト300およびストレージ100を相互に接続するネットワーク(SAN)を構成する。
管理サーバ200は、CPU230、メモリ210、記憶装置220、入力装置240、出力装置250およびインタフェース制御部(I/F)260を備える計算機である。
CPU230は、メモリ210に格納されたソフトウェアを読み出して実行するプロセッサである。CPU230がストレージ管理ソフトウェア等を実行することによって、計算機システムS全体の運用および保守管理等の所定の機能が達成(実現)される。
メモリ210には、記憶装置220から読み出されたストレージ管理ソフトウェア等が格納される。
記憶装置220は、例えば、ディスクドライブ又は光磁気ディスクドライブであり、ストレージ管理ソフトウェア等を格納する。
入力装置240、出力装置250およびインタフェース制御部260は、それぞれ、入力装置340、出力装置350およびインタフェース制御部360と同様の構成であるため、説明を省略する。
CPU230によってストレージ管理ソフトウェアが実行されると、管理サーバ200は、インタフェース制御部260からIPネットワーク1を介して、計算機システムS内の各機器から構成情報、リソース利用率、性能監視情報、障害ログ等を収集する。そして、管理サーバ200は、収集したそれらの情報を出力装置250等の出力装置に出力してストレージ管理者に提示する。また、管理サーバ200は、キーボードおよびマウス等の入力装置240を介してストレージ管理者からの指示の入力を受け付け、その受け付けた運用・保守指示を、インタフェース制御部260を介して各機器に送信する。
ストレージ100は、例えば、コントローラ101と、記憶部110とを備えたディスクアレイサブシステムのように構成できるデータ記憶装置である。
コントローラ101は、ストレージ100の動作を制御する。コントローラ101は、例えば、複数のチャネルアダプタ(CHA)120、複数のディスクアダプタ(DKA)130、キャッシュメモリ140、共有メモリ150、内部結合網160、SVP(Service Processor)170およびインタフェース制御部(I/F)180を備えて構成される。
CHA120は、ホスト300との間のデータ通信を制御するものである。CHA120は、例えば、マイクロプロセッサやメモリ、プロトコルチップ、データ転送チップ等を備えたコンピュータ装置として構成することができる。各CHA120は、各ポート121を備えている。各ポート121には、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやWWN(World Wide Name)のようなネットワークアドレスが、それぞれ割り当てられている。
DKA130は、記憶部110との間のデータ通信を制御するものである。DKA130は、CHA120と同様に、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータ装置として構成される。DKA130のポート131は、通信ネットワーク102を介して、記憶部110に接続されている。
キャッシュメモリ140は、ホスト300から受信したライト(書き込み)データや、記憶部110から読み出されたリードデータ等を記憶する。共有メモリ150は、ストレージ100の動作を制御するために必要な各種の制御情報や構成情報等を記憶する。また、キャッシュメモリ140と共有メモリ150とを同一のメモリパッケージとして構成してもよい。
内部結合網160は、例えば、クロスバスイッチ等のように構成される。内部結合網160は、各CHA120、各DKA130を、キャッシュメモリ140、共有メモリ150にそれぞれ接続させる。
SVP170は、内部LAN(Local Area Network)等(内部結合網160)を介して、CHA120やインタフェース制御部180に接続されている。SVP170は、ストレージ100内の各種ステータス等の情報を定期的にまたは不定期に収集し、収集した情報に基づいて、警告信号や解析結果等を出力する。
インタフェース制御部180は、IPネットワーク1に接続されている。SVP170は、インタフェース制御部180を介して、管理サーバ200にも接続可能である。従って、管理サーバ200は、IPネットワーク1およびSVP170を介して、ストレージ100の内部状態の情報を取得できる。また、ユーザは、管理サーバ200からSVP170を介して、ストレージ100の設定を変更することもできる。
記憶部110は、例えば、アレイ状に接続された複数のディスクドライブ111(記憶デバイス)を備えている。ディスクドライブ111は、例えば、ハードディスクドライブ、半導体メモリドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、磁気テープドライブ等のような種々の記憶デバイスとして構成することができる。
ハードディスクドライブの場合、例えば、FC(Fibre Channel)ディスク、SATA(Serial AT Attachment)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスクのように、種々の種類のハードディスクドライブを利用可能である。また、記憶部110内に、異なる種類の記憶デバイスを混在させることもできる。
例えば、4台や8台等のような所定数のディスクドライブ111によって、一つのグループが構成される。このグループをアレイグループ112と呼ぶ。アレイグループ112を構成する各ディスクドライブ111は、それぞれ物理的な記憶領域を提供し、これら物理的な記憶領域の集合体が形成される。
アレイグループ112の物理的記憶領域には、1つまたは複数の論理ボリューム(ldev(logical device):論理デバイス)113(以下、単に「ldev」ともいう。)を設定することができる。ldev113は、CHA120のポート121に割り当てられ、ホスト300からのアクセス対象となる。ホスト300は、ldev113に対応するポート121を用いて、ストレージ100に格納されているデータにアクセスする。ホスト300によって書き込まれたデータは、最終的に、ディスクドライブ111に格納される。
管理サーバ200から、ストレージ管理ソフトウェアに従って、もしくはストレージ管理者からの指示を受けて、ストレージ100における構成が変更された場合、または、ストレージ100における構成が障害・自動交替等によって変化した場合、SVP170が共有メモリ150内の該当する構成情報を更新する。そして、構成情報を更新したSVP170は、当該構成情報を更新した旨を、管理サーバ200に通知する。
図2は、第1の実施形態の計算機システムの論理構成の一例を示すブロック図である。ストレージ100内では、1つもしくは複数のldev113をプール115(以下、符号を省略して単に「プール」ともいう。)にプールボリューム114(以下、符号を省略して単に「プールボリューム」ともいう。)として予め登録しておき、ストレージ100はホスト300にプール115から仮想的なボリューム(記憶領域)であるシンプロビジョニングボリューム116(Thin Provisioning volume)(以下、符号を省略して単に「シンプロビジョニングボリューム」ともいう。)(仮想ボリューム)を割り当てる。ホスト300はシンプロビジョニングボリューム116に対してアクセスする。アクセスされたシンプロビジョニングボリューム116の領域は、プール115内のldev113の記憶領域に対応している。
このシンプロビジョニングボリューム116に対する記憶領域の割り当ては、ホスト300からのアクセスに応じてコントローラ101によって動的に生成される。シンプロビジョニングボリューム116の領域のうち使用されていない領域の分は物理記憶装置を消費(使用)しないので、ストレージシステム(ストレージ100)はホスト300に対してあらかじめ十分大きな容量のシンプロビジョニングボリューム116を用意して(見せて)おき、プール115内の記憶領域のシンプロビジョニングボリューム116に対する割り当て状況を見て、徐々に新たなldev113をプール115に追加するという運用が可能になる。
次に、第1の実施形態におけるプールの可用性の評価値について説明する。可用性とは、前記したように、壊れにくさの度合いのことであるが、具体的には、一般に、システムが利用可能であることが期待される期間(例えば1000時間)に対する、システムが利用可能である時間(例えば999時間(1時間は故障のため利用不可))の比(例えば999/1000=0.999)である。第1の実施形態では、プールの構成要素の数が多いほど当該プールに障害が発生する(構成要素のいずれかが故障する)可能性が高いと考えて、プールの構成要素の種別ごとのその個数をプールの可用性の評価値と定義する。つまり、構成要素の種別ごとにその個数が多いほど、プールの可用性が低いと考える。ただし、第1の実施形態ではプールの可用性の評価値を構成要素の数で求めるが、プールの可用性の評価値をプールの全構成要素の平均故障時間の総計としてもよい。平均故障時間の総計とは、各平均故障時間の逆数の和を求め、その和の逆数である。
次に、第1の実施形態における管理サーバ200のソフトウェア構成について説明する。
図3は、第1の実施形態の管理サーバ200の記憶装置220およびメモリ210に格納される、制御情報(構成情報)およびストレージ制御処理のためのプログラムの一例を示すソフトウェア構成図である。
記憶装置220には、構成情報221、基準値222および可用性評価値テーブル227が格納される。なお、可用性評価値テーブル227は、構成情報221内に格納されてもよい。ストレージ100から収集する構成情報221には、プール・プールボリューム対応テーブル223およびプールボリューム・物理リソース対応テーブル224が含まれる。
さらに、メモリ210には、制御処理プログラム211、構成変更検知処理プログラム212、可用性評価値導出処理プログラム213、増設要否判定処理プログラム214、プール作成処理プログラム215およびボリューム追加処理プログラム216が格納される。これらの処理プログラムは、CPU230によって実行されるプログラムである。これらの処理については、後で詳細に説明する。
次に、各制御情報(構成情報)について説明する。まず、プール・プールボリューム対応テーブル223について説明する。
図4は、第1の実施形態のプール・プールボリューム対応テーブル223の一例を示す説明図である。プール・プールボリューム対応テーブル223は、各プールについて、当該プールを構成するプールボリューム名22とそれぞれのプールボリュームの容量23の情報の組を保持する。
プール名21には、プールを識別するためにSVP170がプールに割り当てた名称が格納される。プール名は、任意の文字列等、当該プールを一意に識別可能な値であれば何を用いてもよい。
プールボリューム名22には、プールボリュームを識別するためにSVP170がプールに割り当てた名称が格納される。
容量23には、各プールボリューム名22に示されるプールボリュームのそれぞれのボリュームの容量(50T(テラバイト)等)を示す情報が格納される。
次に、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224について説明する。
図5は、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224の一例を示す説明図である。プールボリューム・物理リソース対応テーブル224は、プールボリュームごとにプールボリューム名31、ldev名32、ldevサイズ33、DKA名34、DKAポート名35およびアレイグループ名36の情報の組を保持する。
プールボリューム名31には、ストレージ100のSVP170が当該プールボリュームに対して割り当てた、ストレージ100内で一意な値が格納される。
ldev名32には、SVP170が当該プールボリュームとして割り当てたldev113の名称が格納される。
ldevサイズ33には、各ldev名32に示されるldev113のそれぞれの容量を示す情報が格納される。
DKA名34には、各アレイグループ112が接続されているDKA130の名称が格納される。
DKAポート名35には、各アレイグループ112を接続するDKA130のポート131の名称が格納される。
アレイグループ名36には、当該アレイグループ112に割り当てられたアレイグループの名称が格納される。
次に、基準値222について説明する。
図6は、基準値222の内容の一例を示す説明図である。基準値222は、ldev数41、DKA数42およびポート数43の情報の組を保持する。
ldev数41には、1つのプールに含まれるldev113の個数の最大数が格納される。
DKA数42には、1つのプールに含まれるDKA130の個数の最大数が格納される。
ポート数43には、1つのプールに含まれるポート130の個数の最大数が格納される。
第1の実施形態では、基準値222の各値はストレージ管理者が設定することを想定している。ただし、基準値222の各値に関して、管理サーバ200のストレージ管理ソフトウェアが過去に発生した仮想ボリュームが使用不可となる障害時のプールの構成情報に基づいて基準値を設定するものとしてもよい。
次に、可用性評価値テーブル227について説明する。
図9は、可用性評価値テーブル227の一例を示す図である。可用性評価値テーブル227は、プールボリュームごとのldev数51、DKA数52およびポート数53の情報の組を保持する(詳細は図8で後記)。
次に、再び図3に戻り、管理サーバ200のメモリ210に格納されているプログラムについて説明する。なお、これらのプログラムは、CPU230により実行されるが、以下では、説明を簡潔にするために、各動作プログラムを動作主体として記載する。
制御処理プログラム211は、入力装置240からの指示を受け起動され、構成変更検知処理プログラム212、可用性評価値導出処理プログラム213、増設要否判定処理プログラム214、プール作成処理プログラム215およびボリューム追加処理プログラム216による一連の処理を制御する。
図7は、第1の実施形態の管理サーバ200で実行される制御処理プログラム211による処理フローの一例を示す図である。
制御処理プログラム211は、図7に示すように、まず、ステップ700で構成変更検知処理プログラム212を起動する。構成変更検知処理プログラム212は、ストレージ100のSVP170を介してストレージ100のプール構成の変更の有無を確認し、ldev113aを追加する等のプール構成の変更があった場合にはそのことを検知する。ストレージ100のプール構成の変更を検知した場合(ステップ700でYes)、ステップ701に進む。ストレージ100のプール構成の変更を検知しない場合(ステップ700でNo)、ステップ700の処理を繰り返す。
ステップ701で、制御処理プログラム211は、可用性評価値導出処理プログラム213を起動する。可用性評価値導出処理プログラム213は、構成情報221に基づきプール構成の変更後のプールの可用性の評価値を導出する。この可用性の評価値の導出の処理フローは図8で詳細に説明する。
次に、ステップ702で、制御処理プログラム211は、増設要否判定処理プログラム214を起動する。増設要否判定処理プログラム214は、ステップ701で導出したプールの可用性の評価値(図9参照)の各パラメータと、基準値222の各パラメータとを比較する。いずれか1種類のパラメータでも基準値を超える場合には、新規プールの増設(作成)が必要と判定し(ステップ702で「要」)、ステップ703に進む。いずれのパラメータも基準値を超えない場合には、新規プールの増設(作成)が不要と判定し(ステップ702で「否」)、ステップ700に戻る。
ステップ703で、制御処理プログラム211は、プール作成処理プログラム215を起動する。プール作成処理プログラム215は、ストレージ100のSVP170に対してプールの新規作成を指示する。
ステップ703の後、ステップ704で、制御処理プログラム211は、ボリューム追加処理プログラム216を起動する。ボリューム追加処理プログラム216は、ステップ703で作成したプールにldev113aを追加する。
図8は、図7のステップ701の処理フローの一例を示す図である。
まず、ステップ800で、可用性評価値導出処理プログラム213は、プールを構成する各プールボリューム名称(プールボリューム名22)をプール・プールボリューム対応テーブル223から取得する。
次に、ステップ801で、可用性評価値導出処理プログラム213は、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各プールボリュームを構成するldev名32を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227のldev数51に格納する。
次に、ステップ802で、可用性評価値導出処理プログラム213は、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKA名34を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227のDKA数52に格納する。
最後に、ステップ803で、可用性評価値導出処理プログラム213は、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKAポート名35を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227のポート数53に格納する。
例えば、第1の実施形態で、プールの残容量低下に伴いストレージ100にアレイグループ112c(不図示)およびldev113cを追加したときに、図7および図8のフローに従い図9に示す可用性評価値テーブル227の各評価値を導出したとする。可用性評価値テーブル227の各評価値と基準値222とを比較すると、可用性評価値テーブル227におけるDKA数52が基準値222におけるDKA数42を超えている。よって、この場合、プールの増設が必要と判断して、図10のようにストレージ100にプール115bを増設し、新たに追加したldev113cを当該プール115bにプールボリューム114cに対応させて追加する。こうすることで、各プール115の可用性の劣化を抑制できる。図10は、プールを増設した場合の論理構成の一例(図2に対応)を示す図である。
また、可用性評価値テーブル227および基準値222の項目として前記したもの以外に、プールが依存する構成要素であるファイバチャネルスイッチ400の装置数、ファイバチャネルスイッチ400のポート10の個数、キャッシュメモリ140の個数、あるいは、共有メモリ150の個数等を用いてもよい。
<第2の実施形態>
図11から図17を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、外部ストレージを含めてストレージシステムを構築していることが第1の実施形態と異なる。
図11は、第2の実施形態における計算機システムSa(S)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。つまり、第2の実施形態では、第1の実施形態(図1)と比較し、外部ストレージ1000が追加されており、また、管理サーバ200の構成に変更点がある。
まず、外部ストレージ1000の構成について説明する。外部ストレージ1000は、例えば、コントローラ1001と、記憶部1010とを備えるディスクアレイサブシステムとして構成することができる。
コントローラ1001は、外部ストレージ1000の動作を制御するもので、前記したコントローラ101と同様に、CHA1020、DKA1030、キャッシュメモリ1040、共有メモリ1050、内部結合網1060、SVP1070およびインタフェース制御部(I/F)1080を備えている。コントローラ1001は、ポート1031および通信ネットワーク1002を介して、記憶部1010に接続されている。
記憶部1010は、前記した記憶部110と同様に、複数のディスクドライブ1011を備えている。そして、複数のディスクドライブ1011によってアレイグループ1012が構成されている。このアレイグループ1012には、ldev1013が設けられる。
また、コントローラ1001は、ポート1021を介して、ストレージ100のコントローラ101のポート121に接続されている。コントローラ1001とコントローラ101との間には、通信ネットワーク1002が設定されている。
なお、ストレージ100と各外部ストレージ1000との間を、それぞれ複数の通信ネットワーク1002で接続してもよい。これにより、通信負荷を分散させたり、耐障害性を向上させたりすることができる。
ストレージ100は、外部ストレージ接続を実行することができる。外部ストレージ接続とは、外部ストレージ1000のldev1013を外部デバイスとして管理し、ストレージ100のデバイスとして仮想化する技術である。この外部ストレージ接続を用いてストレージ100によって管理される一つ以上の外部デバイスは、ストレージ100の物理デバイスと同様、ストレージ100のldev113と直接対応づけられる。
外部デバイスは、各ストレージ100内で独立して管理され、前記したシンプロビジョニング技術を適用できる。ストレージ100で管理するプールにストレージ1000の外部デバイスをプールボリュームとして格納できる。つまり、ストレージ1000のldev1013は、ストレージ100のプール115にプールボリューム114として格納して管理できる。
次に、第2の実施形態における管理サーバ200のソフトウェア構成について説明する。
図12は、第2の実施形態の管理サーバ200の記憶装置220およびメモリ210に格納される、制御情報(構成情報)およびストレージ制御処理のためのプログラムの一例を示すソフトウェア構成図である。
管理サーバ200は、第1の実施形態の管理サーバ200(図3)とほぼ同じであるが、構成情報221にプールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225が追加されており、可用性評価値導出処理213a、基準値222aおよび可用性評価値テーブル227aが変更されている。
プールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225について説明する。
図13は、プールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225の一例を示す説明図である。プールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225は、プールボリュームごとにプールボリューム名61、ldev名62、ldevサイズ63、DKA名64、DKAポート名65、アレイグループ名66、外部ストレージ名67および外部ストレージ側ポート名68の情報の組を保持する。
プールボリューム名61には、ストレージ100のSVP170が当該プールボリュームに対して割り当てた、ストレージ100内で一意な値が格納される。
ldev名62には、SVP170が当該プールボリュームに割り当てたldev1013の名称が格納される。
ldevサイズ63には、各ldev名62に示されるldev1013のそれぞれの容量を示す情報が格納される。
DKA名64には、各アレイグループ1012が接続されているDKA1030の名称が格納される。
DKAポート名65には、各アレイグループ1012が接続されているDKA1030のポート1031の名称が格納される。
アレイグループ名66には、SVP170が当該アレイグループ1012に割り当てたアレイグループ1012の名称が格納される。
外部ストレージ名67には、当該プールボリュームを構成するアレイグループ1012が格納されている外部ストレージ1000の名称が格納される。
外部ストレージ側ポート名68には、当該外部ストレージ1000を接続するポート1021の名称が格納される。
次に、基準値222aについて説明する。
図14は、基準値222aの内容の一例を示す説明図である。基準値222aは、基準値222(図6参照)における項目に加えて、外部ストレージ数74および外部接続ポート数75の情報の組を保持する。
外部ストレージ数74には、ストレージ100に外部接続する外部ストレージ1000の個数が格納される。
外部接続ポート数75には、外部ストレージ1000を接続するポート1021の個数が格納される。
第2の実施形態では、基準値222aの各値はストレージ管理者が設定することを想定している。ただし、基準値222aの各値を管理サーバ200のストレージ管理ソフトウェアが過去の障害情報に基づき自動的に設定するとしてもよい。
また、外部ストレージ数74は、ストレージ100から外部ストレージ1000への総I/O(Input/Output)量(入出力量)をホスト300からストレージ100への全I/O量で除算した値を外部ストレージ数74に乗算した値を用いてもよい。そうすれば、可用性に影響を与える可能性のあるI/O量についても考慮することで、可用性の評価をより高精度で行うことができる。
次に、可用性評価値テーブル227について説明する。
図17は、可用性評価値テーブル227aの一例を示す図である。可用性評価値テーブル227aは、プールごとのldev数81、DKA数82、ポート数83、外部ストレージ数84および外部接続ポート数85の情報の組を保持する(詳細は図16で後記)。
図15は、第2の実施形態の管理サーバ200で実行される制御処理プログラム211による処理フローの一例を示す図である。
制御処理プログラム211は、まず、ステップ1100で、構成変更検知処理プログラム212を起動する。構成変更検知処理プログラム212は、ストレージ100のSVP170を介してストレージ100の構成変更の有無を確認し、ldev113aもしくはldev1013aを追加する等の構成変更があった場合にはそのことを検知する。ストレージ100のプール構成の変更を検知した場合(ステップ1100でYes)、ステップ1101に進む。ストレージ100のプール構成の変更を検知しない場合(ステップ1100でNo)、ステップ1100の処理を繰り返す。
ステップ1101で、制御処理プログラム211は、可用性評価値導出処理プログラム213aを起動する。可用性評価値導出処理プログラム213aは、構成情報221に基づき外部ストレージ1000を含めてプール構成の変更後の可用性の評価値を導出する。可用性の評価値の導出の処理フローは図16で詳細に説明する。
次に、ステップ1102で、制御処理プログラム211は、増設要否判定処理プログラム214を起動する。増設要否判定処理プログラム214は、ステップ1101で導出した可用性の評価値(図17参照)の各パラメータと、基準値222aの各パラメータとを比較する。いずれか1種類のパラメータでも基準値を超える場合には、プールの増設が必要と判定し(ステップ1102で「要」)、ステップ1103に進む。いずれのパラメータも基準値を超えない場合には、新規プールの増設(作成)が不要と判定し(ステップ1102で「否」)、ステップ1100に戻る。
次に、ステップ1103で、制御処理プログラム211は、プール作成処理プログラム215を起動する。プール作成処理プログラム215は、ストレージ100のSVP170に対してプールの新規作成を指示する。
ステップ1103の後、ステップ1104で、制御処理プログラム211は、ボリューム追加処理プログラム216を起動する。ボリューム追加処理プログラム216は、ステップ1103で作成したプールにldev113aもしくはldev1013aを追加する。
図16は、図15のステップ1101の処理フローの一例を示す図である。
まず、ステップ1200で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールを構成する各プールボリューム名称(プールボリューム名22)をプール・プールボリューム対応テーブル223から取得する。
次に、ステップ1201で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各プールボリュームを構成するldev名32を取得し、その個数を可用性評価値テーブル227aのldev数81に格納する。
次に、ステップ1202で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKA名34を取得し、その個数を可用性評価値テーブル227aのDKA数82に格納する。
次に、ステップ1203で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKAポート名35を取得し、その個数を可用性評価値テーブル227aのポート数83に格納する。
次に、ステップ1204で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225から各プールを構成する外部ストレージ1000の個数を取得(検索)し、可用性評価値テーブル227aの外部ストレージ数84に格納する。
最後に、ステップ1205で、可用性評価値導出処理プログラム213aは、プールボリューム・外部接続リソース対応テーブル225から各外部ストレージ1000のポート1021の数を取得(検索)し、可用性評価値テーブル227aの外部接続ポート数85に格納する。
例えば、第2の実施形態で、プールの残容量低下に伴いストレージ100に外部ストレージ1000を追加(接続)したときに、図15および図16のフローに従い図17に示す可用性評価値テーブル227aの各評価値を導出したとする。可用性評価値テーブル227aと基準値222aとを比較すると、可用性評価値テーブル227aにおける外部ストレージ数84が基準値222aにおける外部ストレージ数74を超えている。よって、この場合、第1の実施形態における図10の場合と同様にプールの増設が必要と判断してストレージ100にプールを増設し、新たに追加したldev1013を当該プールにプールボリュームとして追加する。こうすることで、プールの可用性の劣化を抑制できる。
なお、第2の実施形態におけるストレージ100のようなプール115を構築する装置が、物理的記憶領域となる記憶部110等の物理的デバイスを内部に保持せず、コントローラ101のみからなる構成であり、物理的記憶領域を外部に有するものとしてもよい。
<第3の実施形態>
図18から図22を参照して、第3の実施形態について説明する。
前記した2つの実施形態では、ホスト300によるストレージ100の使用量が増加するに従ってプールの増設が頻発する可能性があり、増設時のコスト(処理時間等)が問題となる。そこで第3の実施形態では、シンプロビジョニングボリュームの仮想サイズの合計分までデータを格納した場合のプールの構成を予測して、プールの可用性の評価値を導出する。この予測したプールの可用性の評価値に基づいてプール増設の要否を判定することで、ホストがシンプロビジョニングボリュームの仮想サイズ分までデータを格納してもプールの増設が必要となる事態を回避する。
第3の実施形態が適用される計算機システムのハードウェア構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であり、管理サーバ200のソフトウェア構成に変更点がある。
管理サーバ200について説明する。図18は、第3の実施形態の管理サーバ200の一例を示すソフトウェア構成図である。管理サーバ200は、第1の実施形態の管理サーバ200(図3)とほぼ同じであるが、構成情報221にシンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226が追加されている。
シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226について説明する。
図19は、シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226の一例を示す説明図である。シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226は、プール名91、シンプロビジョニングボリューム名92、仮想容量93および使用容量94の情報の組を保持する。
プール名91には、プールを識別するためにSVP170がプールに割り当てた名称が格納される。プール名91は、任意の文字列等、当該プールを一意に識別可能な値であれば何を用いてもよい。
シンプロビジョニングボリューム名92には、各ホスト300に提供しているシンプロビジョニングボリュームを識別するためにSVP170がそれぞれに割り当てた名称が格納される。
仮想容量93には、各シンプロビジョニングボリュームそれぞれの仮想容量を示す情報が格納される。
使用容量94には、各シンプロビジョニングボリュームそれぞれの実際に使用している容量を示す情報が格納される。
図20は、第3の実施形態の管理サーバ200で実行される制御処理プログラム211による処理フローの一例を示す図である。
制御処理プログラム211は、まず、ステップ1300で、構成変更検知処理プログラム212を起動する。構成変更検知処理プログラム212は、ストレージ100のSVP170を介してストレージ100のプール構成の変更の有無を確認し、ldev113aを追加する等の構成変更があった場合にはそのことを検知する。ストレージ100のプール構成の変更を検知した場合(ステップ1300でYes)、ステップ1301に進む。ストレージ100のプール構成の変更を検知しない場合(ステップ1300でNo)、ステップ1300の処理を繰り返す。
ステップ1301で、制御処理プログラム211は、可用性評価値導出処理プログラム213bを起動する。可用性評価値導出処理プログラム213bは、プール構成の変更後のプールの可用性の評価値を、シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226の仮想容量93(仮想ボリュームの仮想サイズ)等に基づいて導出する。この可用性の評価値の導出の処理フローは図21で詳細に説明する。
次に、ステップ1302で、制御処理プログラム211は、増設要否判定処理プログラム214を起動する。増設要否判定処理プログラム214は、ステップ1301で導出した可用性の評価値の各パラメータ(図22で後記)と、基準値222の各パラメータとを比較する。いずれか1種類のパラメータでも基準値を超える場合には、新規プールの増設(作成)が必要と判定し(ステップ1302で「要」)、ステップ1303に進む。いずれのパラメータも基準値を超えない場合には、新規プールの増設(作成)が不要と判定し(ステップ1302で「否」)、ステップ1300に戻る。
次に、ステップ1303で、制御処理プログラム211は、プール作成処理プログラム215を起動する。プール作成処理プログラム215は、ストレージ100のSVP170に対してプールの新規作成を指示する。
ステップ1303の後、ステップ1304で、制御処理プログラム211は、ボリューム追加処理プログラム216を起動する。ボリューム追加処理プログラム216は、ステップ1303で作成したプールにldev113aを追加する。
図21は、図20のステップ1301の処理フローの一例を示す図である。
まず、ステップ1400で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、プールを構成する各プールボリューム名称(プールボリューム名22)をプール・プールボリューム対応テーブル223から取得する。
次に、ステップ1401で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各プールボリュームを構成するldev名32を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227(図22(a)で後記)のldev数51に格納する。
次に、ステップ1402で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKA名34を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227(図22(a)で後記)のDKA数52に格納する。
次に、ステップ1403で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、プールボリューム・物理リソース対応テーブル224から各ldevが使用するDKAポート名35を取得(検索)し、その個数を可用性評価値テーブル227(図22(a)で後記)のポート数53に格納する。
次に、ステップ1404で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226の仮想容量93(仮想サイズ)から、各プールのシンプロビジョニングボリュームに割り当てている仮想サイズを合算した容量(総容量)を取得する。
次に、ステップ1405で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、シンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226の使用容量94から、各プールのシンプロビジョニングボリュームが実際に使用している容量の値を合算して総使用容量(総容量)を取得する。
次に、ステップ1406で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、ステップ1404で取得した値をステップ1405で取得した値で除算し、仮想サイズと実使用サイズの差の率(比率)を取得する。
最後に、ステップ1407で、可用性評価値導出処理プログラム213bは、可用性評価値テーブル227の評価値それぞれにステップ1406で取得した値を乗算する。
図22は、図19に示すシンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブル226の各値の内容のときに図20および図21の処理フローを実行した例である。図21のステップ1400からステップ1402までで取得したプールの可用性の評価値を図22の(a)に示す。ステップ1404で取得した値は300Tバイト、ステップ1405で取得した値は100Tバイトとなり、ステップ1406で算出する仮想サイズと実サイズの差の率は「3」となる。よって、図22の(a)の可用性評価値テーブル227の各値をそれぞれ3倍すると、図22の(b)の可用性評価値テーブル227の各値となる。
この図22の(b)の可用性評価値テーブル227の各値を用いて第1の実施形態あるいは第2の実施形態の可用性の評価を行えば、予めシンプロビジョニングボリュームの仮想サイズの合計分までデータを格納した場合のプールの構成を予測して可用性の評価値を導出しているので、ホスト300によるストレージ100の使用量が増加してもプールの増設を行う必要がなく、増設時のコスト(処理時間等)が問題となる事態を回避することができる。
このように、第1〜第3の実施形態によれば、計算機システムSにおいて、プールの仮想的な記憶容量を増加させるときでも、プールごとの可用性をある程度以上に維持することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。例えば、プール増設の必要を判断するタイミングは、プール構成の変更を検知した直後でなくても、定期的あるいは他のタイミング等であってもよい。その他、ハードウェア、プログラム等の具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
第1の実施形態が適用される計算機システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態が適用される計算機システムの論理構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の管理サーバのメモリおよび記憶装置に格納される構成情報およびストレージ制御処理のためのプログラムの一例を示す図である。 第1の実施形態のプール・プールボリューム対応テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態のプールボリューム・物理リソース対応テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態の基準値の一例を示す図である。 第1の実施形態の管理サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の管理サーバで実行される可用性評価値導出処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の可用性評価値テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態が適用される計算機システムにおいてプールを増設した場合の論理構成の一例を示す図である。 第2の実施形態が適用される計算機システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の管理サーバのメモリおよび記憶装置に格納される構成情報およびストレージ制御処理のためのプログラムの一例を示す図である。 第2の実施形態のプールボリューム・外部接続リソース対応テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態の基準値の一例を示す図である。 第2の実施形態の管理サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の管理サーバで実行される可用性評価値導出処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の可用性評価値テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態の管理サーバのメモリおよび記憶装置に格納される構成情報およびストレージ制御処理のためのプログラムの一例を示す図である。 第3の実施形態のシンプロビジョニングボリューム・プール対応テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態の管理サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の管理サーバで実行される可用性評価値導出処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態が適用される計算機システムにおいて可用性の評価値を予測した場合の一例を示す図である。
符号の説明
100 ストレージ(装置)
101 コントローラ
111 ディスクドライブ(記憶デバイス)
113 論理ボリューム(ldev)
115 プール
116 シンプロビジョニングボリューム(仮想ボリューム)
120 チャネルアダプタ
121 ポート
130 ディスクアダプタ
131 ポート
200 管理サーバ
222 基準値
300 ホスト(計算機)
1000 外部ストレージ(装置)

Claims (20)

  1. 複数の記憶デバイスと、通信経路を介して接続されるホスト計算機からの要求に応じて前記記憶デバイスに対するデータの入出力制御を行うコントローラと、を備えるストレージ装置を管理する管理サーバであって、
    前記ストレージ装置は、
    前記ホスト計算機がアクセスする仮想ボリュームと、
    前記仮想ボリュームに割り当てられ、前記複数の記憶デバイスと対応付けられた仮想的な記憶領域である論理ボリュームの集合であるプールと、をそれぞれ1つ以上備えており、
    前記管理サーバは、
    前記コントローラから取得した前記プールに関する物理的な構成情報を用いて導出した壊れにくさの度合いを示す可用性の評価値と、予め記憶している基準値と、を比較し、当該可用性の評価値が前記基準値を超えたと判断した場合に、前記プールの増設が必要であると判断し、前記ストレージ装置に前記プールの増設を指示する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  2. 前記可用性の評価値は、前記プールに関する物理的な構成要素の数に基づくパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記パラメータは、前記ストレージ装置のコントローラにおける前記複数の記憶デバイスとの間のデータ通信を制御するためのディスクアダプタ、前記ディスクアダプタにおける通信用のポート、および、前記論理ボリューム、の少なくともいずれかの数である
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 前記パラメータが複数あり、
    前記管理サーバは、
    当該パラメータのいずれか1つでもその対応する前記基準値を超えた場合、前記プールの増設が必要であると判断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理サーバ。
  5. 前記管理サーバは、
    過去に発生した前記仮想ボリュームが使用不可となる障害時の前記プールの物理的な構成情報に基づいて、前記基準値を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  6. 前記ストレージ装置は、接続された外部ストレージ装置における論理ボリュームを前記プールに含んでおり、
    前記基準値は、前記外部ストレージ装置の物理的な構成情報に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  7. 前記可用性の評価値は、前記ストレージ装置と前記外部ストレージ装置とのデータの入出力量に基づくパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の管理サーバ。
  8. 前記管理サーバは、
    前記仮想ボリュームの総容量分までデータを格納した場合の前記プールに関する物理的な構成情報を予測し、その予測した物理的な構成情報を用いて前記可用性の評価値を導出し、その導出した前記可用性の評価値と前記基準値とを比較し、当該可用性の評価値が前記基準値を超えたと判断した場合に、前記プールの増設が必要であると判断し、前記ストレージ装置に前記プールの増設を指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  9. 複数の記憶デバイスと、通信経路を介して接続されるホスト計算機からの要求に応じて前記記憶デバイスに対するデータの入出力制御を行うコントローラと、を備えるストレージ装置を管理する管理サーバによるプール増設方法であって、
    前記ストレージ装置は、
    前記ホスト計算機がアクセスする仮想ボリュームと、
    前記仮想ボリュームに割り当てられ、前記複数の記憶デバイスと対応付けられた仮想的な記憶領域である論理ボリュームの集合であるプールと、をそれぞれ1つ以上備えており、
    前記管理サーバは、
    前記コントローラから取得した前記プールに関する物理的な構成情報を用いて導出した壊れにくさの度合いを示す可用性の評価値と、予め記憶している基準値と、を比較し、当該可用性の評価値が前記基準値を超えたと判断した場合に、前記プールの増設が必要であると判断し、前記ストレージ装置に前記プールの増設を指示する
    ことを特徴とするプール増設方法。
  10. 前記可用性の評価値は、前記プールに関する物理的な構成要素の数に基づくパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載のプール増設方法。
  11. 前記パラメータは、前記ストレージ装置のコントローラにおける前記複数の記憶デバイスとの間のデータ通信を制御するためのディスクアダプタ、前記ディスクアダプタにおける通信用のポート、および、前記論理ボリューム、の少なくともいずれかの数である
    ことを特徴とする請求項10に記載のプール増設方法。
  12. 前記パラメータが複数あり、
    前記管理サーバは、
    当該パラメータのいずれか1つでもその対応する前記基準値を超えた場合、前記プールの増設が必要であると判断する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプール増設方法。
  13. 前記管理サーバは、
    過去に発生した前記仮想ボリュームが使用不可となる障害時の前記プールの物理的な構成情報に基づいて、前記基準値を設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載のプール増設方法。
  14. 前記ストレージ装置は、接続された外部ストレージ装置における論理ボリュームを前記プールに含んでおり、
    前記基準値は、前記外部ストレージ装置の物理的な構成情報に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項9に記載のプール増設方法。
  15. 前記可用性の評価値は、前記ストレージ装置と前記外部ストレージ装置とのデータの入出力量に基づくパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項14に記載のプール増設方法。
  16. 前記管理サーバは、
    前記仮想ボリュームの総容量分までデータを格納した場合の前記プールに関する物理的な構成情報を予測し、その予測した物理的な構成情報を用いて前記可用性の評価値を導出し、その導出した前記可用性の評価値と前記基準値とを比較し、当該可用性の評価値が前記基準値を超えたと判断した場合に、前記プールの増設が必要であると判断し、前記ストレージ装置に前記プールの増設を指示する
    ことを特徴とする請求項9に記載のプール増設方法。
  17. 複数の記憶デバイスと、通信経路を介して接続されるホスト計算機からの要求に応じて前記記憶デバイスに対するデータの入出力制御を行うコントローラと、を備えるストレージ装置、および、前記ストレージ装置を管理する管理サーバ、を有する計算機システムであって、
    前記ストレージ装置は、
    前記ホスト計算機がアクセスする仮想ボリュームと、
    前記仮想ボリュームに割り当てられ、前記複数の記憶デバイスと対応付けられた仮想的な記憶領域である論理ボリュームの集合であるプールと、をそれぞれ1つ以上備えており、
    前記管理サーバは、
    前記コントローラから取得した前記プールに関する物理的な構成情報を用いて導出した壊れにくさの度合いを示す可用性の評価値と、予め記憶している基準値と、を比較し、当該可用性の評価値が前記基準値を超えたと判断した場合に、前記プールの増設が必要であると判断し、前記ストレージ装置に前記プールの増設を指示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  18. 前記可用性の評価値は、前記プールに関する物理的な構成要素の数に基づくパラメータを含む
    ことを特徴とする請求項17に記載の計算機システム。
  19. 前記パラメータは、前記ストレージ装置のコントローラにおける前記複数の記憶デバイスとの間のデータ通信を制御するためのディスクアダプタ、前記ディスクアダプタにおける通信用のポート、および、前記論理ボリューム、の少なくともいずれかの数である
    ことを特徴とする請求項18に記載の計算機システム。
  20. 前記パラメータが複数あり、
    前記管理サーバは、
    当該パラメータのいずれか1つでもその対応する前記基準値を超えた場合、前記プールの増設が必要であると判断する
    ことを特徴とする請求項19に記載の計算機システム。
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