JP2009281396A - Plug and socket sealing structure - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、互いに接続されたプラグとソケットとの間を封止するための封止構造に関する。 The present invention relates to a sealing structure for sealing between a plug and a socket connected to each other.
従来のこの種の接続構造としては、例えば下記特許文献1に記載のものがある。この公報に記載の接続構造は、図9に示すように、日本工業規格(JIS S2135)に規定された迅速継手のプラグ1とソケット(スライド筒2のみ図示)とを接続するためのものである。プラグ1とソケットとを接続するに際しては、まずプラグ1をソケットの本体部(図示せず)に所定の装着位置まで挿入する。すると、プラグ1が本体部の内部に設けられたスライド筒2に突き当たる。そして、スライド筒2をコイルばね(図示せず)の付勢力に抗して移動させる。スライド筒2の先端部には、シール部材3が設けられており、このシール部材3が、プラグ1の先端面に付勢手段の付勢力によって押し当てられる。これにより、プラグ1の内部とスライド筒2の内部とが封止状態で接続される。特に、この従来例では、プラグ1の先端面にテーパ面1a及環状平面1bが設けられ、この二つの面(当接部)1a,1bにシール部材3が押し当てられる。したがって、プラグ1とスライド筒2との間をより確実に封止することができる。
As a conventional connection structure of this type, for example, there is one described in Patent Document 1 below. As shown in FIG. 9, the connection structure described in this publication is for connecting a plug 1 and a socket (only a slide cylinder 2 is shown) of a quick joint defined in Japanese Industrial Standard (JIS S2135). . When connecting the plug 1 and the socket, first, the plug 1 is inserted into a main body (not shown) of the socket to a predetermined mounting position. Then, the plug 1 hits the slide cylinder 2 provided inside the main body. Then, the slide cylinder 2 is moved against the urging force of a coil spring (not shown). A seal member 3 is provided at the distal end portion of the slide cylinder 2, and this seal member 3 is pressed against the distal end surface of the plug 1 by the urging force of the urging means. Thereby, the inside of the plug 1 and the inside of the slide cylinder 2 are connected in a sealed state. In particular, in this conventional example, a
しかしながら、上記従来の接続構造では、シール部材3が押し当たるテーパ面1a及び環状平面1bがいずれもプラグ1の先端面に形成されており、外部に露出している。このため、テーパ面1a及び環状平面1bが傷付けられる可能性が高い。テーパ面1a及び環状平面1bが傷付けられると、プラグ1とスライド筒2との間のシール部材3による封止性が低下するおそれがある。
However, in the above conventional connection structure, both the
この発明は、上記の問題を解決するために、先端部に円筒部を有し、この円筒部の先端面に環状の当接部が形成されたプラグと、このプラグの円筒部が挿脱可能に挿入される筒状の本体部、この本体部の内周にその軸線方向へ移動可能に設けられたスライド筒、このスライド筒を上記プラグ側へ向かって付勢する付勢手段、及び上記スライド筒の上記プラグ側に位置する先端部に設けられた環状のシール部材を有するソケットとを接続するに際し、上記円筒部を上記本体部に所定の装着位置まで挿入すると、上記円筒部が上記スライド筒を上記付勢手段の付勢力に抗して移動させるとともに、上記当接部が上記シール部材に上記付勢手段の付勢力によって押し当てられ、それによって上記円筒部と上記スライド筒とが封止状態で接続されるプラグとソケットとの封止構造において、上記スライド筒の先端部に、外周面が上記円筒部の内周面に環状に押圧接触することにより、上記円筒部と上記スライド筒とを封止状態で接続する内周側シール部材が設けられていることを特徴としている。
この場合、上記内周側シール部材の外周面の上記円筒部側に位置する先端部が上記円筒部の内周面に押圧接触させられ、この押圧接触部より後方に位置する上記内周側シール部材の外周面が上記プラグの内周面に対してその径方向内側に所定の大きさの間隙をもって離間させられていることが望ましい。
上記内周側シール部材の上記押圧接触部より後方に位置する部分の外径が上記円筒部の内径より小径とされることにより、上記内周側シール部材の外周面が上記円筒部の内周面から径方向内側へ離間させられていることが望ましい。
上記内周側シール部材は、上記シール部材と一体に形成されていてもよく、上記シール部材と別体に形成されていてもよい。
In order to solve the above problems, the present invention has a plug having a cylindrical portion at the distal end and an annular contact portion formed on the distal end surface of the cylindrical portion, and the cylindrical portion of the plug can be inserted and removed. A cylindrical main body part inserted into the slide body, a slide cylinder provided on the inner periphery of the main body part so as to be movable in the axial direction thereof, an urging means for urging the slide cylinder toward the plug, and the slide When the cylindrical part is inserted into the main body part to a predetermined mounting position when connecting to a socket having an annular sealing member provided at the tip part located on the plug side of the cylinder, the cylindrical part becomes the slide cylinder. Is moved against the urging force of the urging means, and the contact portion is pressed against the seal member by the urging force of the urging means, whereby the cylindrical portion and the slide cylinder are sealed. Connected in the state In the sealing structure of the socket and the socket, the cylindrical portion and the slide tube are sealed in a state where the outer peripheral surface is in annular contact with the inner peripheral surface of the cylindrical portion at the tip of the slide tube. An inner peripheral side sealing member to be connected is provided.
In this case, the front end portion of the outer peripheral surface of the inner peripheral side sealing member positioned on the cylindrical portion side is brought into press contact with the inner peripheral surface of the cylindrical portion, and the inner peripheral seal positioned rearward from the press contact portion. It is desirable that the outer peripheral surface of the member is separated from the inner peripheral surface of the plug with a gap having a predetermined size inward in the radial direction.
By setting the outer diameter of the portion located behind the pressing contact portion of the inner circumferential side seal member to be smaller than the inner diameter of the cylindrical portion, the outer circumferential surface of the inner circumferential side sealing member becomes the inner circumference of the cylindrical portion. It is desirable to be spaced radially inward from the surface.
The inner peripheral seal member may be formed integrally with the seal member, or may be formed separately from the seal member.
上記特徴構成を有するこの発明によれば、内周側シール部材の外周面が円筒部の内周面に押圧接触することによって円筒部とスライド筒との間を封止する。円筒部の内周面は、円筒部を構成する周壁部によって囲まれているから、先端面に比して傷付けられる可能性が大幅に低い。したがって、内周側シール部材による円筒部とスライド筒との間の封止状態を長期間にわたって良好に維持することができる。 According to this invention having the above-described characteristic configuration, the outer peripheral surface of the inner peripheral side seal member is pressed against the inner peripheral surface of the cylindrical portion, thereby sealing between the cylindrical portion and the slide cylinder. Since the inner peripheral surface of the cylindrical portion is surrounded by the peripheral wall portion constituting the cylindrical portion, the possibility of being damaged is significantly lower than that of the tip surface. Therefore, the sealing state between the cylindrical portion and the slide cylinder by the inner peripheral side sealing member can be maintained well over a long period of time.
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図3は、この発明の第1実施の形態を示す。まず、接続すべきプラグ10及びソケット20についてまず説明すると、それらは日本工業規格(JIS S2135)で定められた形状を有している。すなわち、図1及び図2に示すように、プラグ10は、その先端部にストレートに延びる円筒部11を有している。円筒部11の内部がガス通路12になっている。ガス通路12の少なくとも先端部は、断面円形に形成されている。ガス通路12の内部には、ガス通路12を開閉する弁体(図示せず)が先端側に配置された閉位置と後端側に配置された開位置との間を摺動可能に設けられている。弁体は、コイルばね等からなる付勢手段により開位置から閉位置へ向って付勢されている。円筒部11の外周面には、断面略台形状をなす係合溝13が環状に形成されている。係合溝13は、円筒部11の先端面から後方へ所定距離だけ離間した位置に配置されている。円筒部11の先端面には、ガス通路12の開口部を囲むようにして環状に延びる突出部14が形成されている。この突出部14の外周面が当接部14aとされている。当接部14aは、先細りのテーパ面(当接部)、つまり母線が直線である円錐面によって構成されている。当接部14aは、母線が外側に膨出する凸曲線である凸曲面によって構成してもよい。突出部14の先端面は、円筒部11の軸線と直交する平面からなる環状平面14bとされている。環状平面14bは、ガス通路12の内周面と交差している。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 to 3 show a first embodiment of the present invention. First, the
次に、ソケットについて説明すると、図1及び図2に示すように、ソケット20は、本体部21を有している。本体部21は、円筒状をなしており、プラグ10側の端部(以下、先端部という。)が開口し、逆側の端部(以下、後端部という。)が底部21aによって閉じられている。
Next, the socket will be described. As shown in FIGS. 1 and 2, the
本体部21の先端側の周壁部には、これを径方向に貫通する貫通孔21bが複数形成されている。複数の貫通孔21bは、本体部21の先端面から所定の距離だけ離間した一つの円周上に周方向へ等間隔に配置されている。貫通孔21bには、鋼等からなる球体22が貫通孔21bの軸線方向、つまり本体部21の径方向へ移動可能に挿入されている。球体22の外径は、貫通孔21bが形成された部分における本体部21の周壁部の厚さより大きくなっている。したがって、球体22の外側の端部が本体部21の外周面上に位置すると、球体22の内側の端部が本体部21の内周面から内側に突出する。逆に、球体22の内側の端部が本体部21の内周面上に位置すると、球体22の外側の端部が本体部21の外周面から外側に突出する。
A plurality of through
図2に示すように、プラグ10の円筒部11を本体部21にその開口部から所定の装着位置まで挿入すると、環状溝13が貫通孔21bと対向する。すると、球体22が本体部21の径方向内側へ移動可能になり、球体22の内側の端部が環状溝13に入り込む。これにより、円筒部11が本体部21にその軸線方向へ移動不能に接続される。しかも、この接続状態では、本体部21の底部21aに形成されたロッド21cがガス通路12内に入り込む。ロッド21cは、ガス通路12内に設けられた弁体を付勢手段の付勢力に抗して閉位置から開位置まで移動させる。この結果、ガス通路12が開かれ、ガス通路12からガスが後述するスライド筒26を介して本体部21内に流入する。本体部21内に流入したガスは、底部21aに回動可能に設けられた継手23、及びこの継手23に接続されたガス管(図示せず)を介してガス機器(図示せず)に供給される。球体22を本体部21の径方向外側へ移動させて環状溝13から脱出させると、円筒部11が本体部21の軸線方向へ移動可能になり、本体部21から脱出させることができる。円筒部11を本体部21から脱出させると、ガス通路12内の弁体が付勢手段によって開位置から閉位置まで移動させられ、ガス通路12が閉じられる。
As shown in FIG. 2, when the
なお、プラグには、ガス通路12内に弁体が設けられないタイプのものもある。そのようなプラグに接続されるソケットの場合には、ロッド21cが不要であるが、ガス通路12内に弁体が設けられるタイプと設けられないタイプとの両者のプラグに対してソケット20を用いることができるように、ロッド21cを設けておくことが望ましい。ガス通路12に弁体が設けられないタイプのプラグにおいては、それより上流側に例えば手動で開閉操作される開閉弁が設けられる。
Some plugs are not provided with a valve body in the
図1及び図2に示すように、本体部21の外周面の先端部には、操作筒24が摺動可能に設けられている。操作筒24の内周面には、後端側に小径孔部24aが形成され、先端側に大径孔部24bが形成され、それらの間にテーパ孔部24cが形成されている。小径孔部24aの内径は、本体部21の外径とほぼ同一である。小径孔部24aには、本体部21の先端部が相対摺動可能に挿通されている。小径孔部24aが貫通孔21bと対向しているときには、小径孔部24aの内周面が球体22の外側の端部に突き当たっている。この結果、球体22の内側の端部が本体部21の内周面から内側に突出させられている。大径孔部24bの内径は、球体22の内側の端部が本体部21の内周面上に位置するか、内周面よりより若干外側に位置するまで球体22が本体部21の径方向外側へ移動したとしても、球体22の外側の端部が本体部21の外周面から突出することを許容するような大きさに設定されている。したがって、大径孔部24bが貫通孔21bと対向しているときには、球体22の外側の端部が本体部21の外周面から外側へ突出可能である。
As shown in FIGS. 1 and 2, an
操作筒24は、コイルばね25によって本体部21の先端側へ向って付勢されている。操作筒24は、コイルばね25以外の弾性部材によって付勢してもよい。図1に示すように、ソケット20にプラグ10が接続されていないときには、テーパ孔部24cの内周面が本体部21の外周面から突出した球体22の外側の端部に突き当たっている。これによって、操作筒24が停止させられている。以下、このときの操作筒24の位置を解除位置という。図2に示すように、ソケット20にプラグ10が接続されているときには、テーパ孔部24cの内周面が本体部21の外周面の先端部に形成された環状突出部21eにコイルばね25の付勢力によって突き当てられている。それによって、操作筒24が停止させられている。以下、このときの操作筒24の位置を接続位置という。操作筒24が接続位置に位置しているときには、小径孔部24aの内周面が球体22の外側の端部に突き当たり、球体22の内側の端部を本体部21の内周面から内側に突出させている。
The
本体部21の内部には、スライド筒26が本体部21の軸線方向へ移動可能に設けられている。スライド筒26は、コイルばね(付勢手段)27によって本体部21の先端側へ向って付勢されている。スライド筒26は、コイルばね27以外の弾性部材によって付勢させてもよい。スライド筒26の外周面の後端部には、突出部26aが形成されている。図1に示すように、この突出部26aは、本体部21の内周面に形成された突出部21dにコイルばね27の付勢力によって突き当てられている。突出部26aが突出部21dに突き当たると、スライド筒26が本体部21の先端側へそれ以上移動することができなくなる。以下、このときのスライド筒26の位置を待機位置という。図2に示すように、スライド筒26は、プラグ10が本体部21に装着位置まで挿入されると、円筒部11により後述するシール部材29を介して所定の位置まで後方へ移動させられる。以下、このときのスライド筒26の位置を連結位置という。スライド筒26は、連結位置を越えて後方へ移動可能であるが、実際には連結位置を越えて移動することがない。
A
スライド筒26の先端部には、筒状をなすガイド部材28が固定されている。ガイド部材28は、スライド筒26と同芯に配置されている。ガイド部材28の先端部の外径は、本体部21の内径とほぼ同一であり、ガイド部材28の先端部は、本体部21の内周面に摺動可能に嵌合されている。したがって、スライド筒26は、本体部21の内周面にガイド部材28を介して摺動可能に設けられている。スライド筒26は、本体部21の内周面に直接摺動可能に設けてもよい。
A
スライド筒26が待機位置に位置しているときには、ガイド部材28の先端部外周面が貫通孔21bと対向し、球体22の内側の端部に接している。したがって、このときには、球体22の外側の端部が本体部21の外周面から外側に突出している。その一方、スライド筒26が連結位置に移動すると、ガイド部材28が貫通孔21bより後端側へ移動する。その結果、球体22の内側の端部が本体部21の内周面から内側に突出するよう、球体22が内側へ移動可能になる。
When the
スライド筒26の先端部外周面とガイド部材28の先端部内周面との間には、環状の空間が形成されている。この環状の空間には、環状をなすシール部材29が挿入固定されている。シール部材29は、ゴム等の樹脂その他の弾性及び密封性を有する材質からなるものであり、外周側の主シール部(シール部材)29Aと、この主シール部29Aの内周部に連結部29Bを介して一体に設けられた副シール部(内周側シール部材)29Cとを有している。主シール部29A、連結部29B及び副シール部29Cは、いずれも環状に形成されており、互いに同芯に配置されている。
An annular space is formed between the outer peripheral surface of the distal end portion of the
主シール部29Aの先端部の内周側部分には、先端側へ向って拡径する当接面29aが形成されている。当接部29aは、母線が直線であるテーパ面によって構成してもよく、母線が凸曲線である凸曲面によって構成してもよい。当接面29aは、円筒部11が本体部21に装着位置から所定の距離だけ手前の位置まで挿入されると、当接部14aに突き当たる。したがって、円筒部11が装着位置まで挿入された状態では、当接面29aが当接部14aにコイルばね27の付勢力によって押圧接触させられる。この結果、円筒部11の先端面とスライド筒26の先端面との間が封止され、その状態でガス通路12とスライド筒26の内部とが接続される。つまり、ガス通路12とスライド筒26の内部とが連通する。したがって、ガス通路12から供給されるガスは、一旦スライド筒26内に入り、これを通過した後本体部21の内部の後端部に流入する。その後、前述したように、継手23及びガス管を介してガス機器に供給される。主シール部29Aは、円筒部11の先端面のうちの、突出部14より外側に位置する環状の平面にも環状に押圧接触させるようにしてもよい。
A
副シール部29Cは、円筒状をなしており、当接面29aが当接部14aに突き当たっているときには、少なくとも副シール部29Cの先端部がガス通路12の内部に入り込むように配置されている。特に、この実施の形態では、副シール部29Cの先端部が主シール部29Aの先端面より前方に配置されている。
The
副シール部29Cの先端部、つまり当接面29aが当接部14aに突き当たっているときに、ガス通路12内に入り込む副シール部29Cの先端部には、環状突出部(押圧接触部)29bが形成されている。この環状突出部29bの外径は、ガス通路12の内径より大径になっている。したがって、当接面29aが当接部14aに突き当たった状態では、環状突出部29bがそれ自体の弾性及び副シール部29Cの弾性によりガス通路12の内周面に環状に押圧接触させられる。これにより、円筒部11とスライド筒26との間が封止されている。したがって、この接続構造では、主シール部29A及び副シール部29Cの両者が円筒部11とスライド筒26との間を封止するので、ガス通路12とスライド筒26の内部とが高い封止状態で接続されている。
An annular protrusion (pressing contact portion) 29b is provided at the distal end portion of the
環状突出部29bよりスライド筒26の後方側に位置する部分の副シール部29Cの外径は、ガス通路12の内径より小径に設定されている。したがって、副シール部29Cの外周面は、その半径とガス通路12の半径との差の分だけガス通路12の内周面から内側に離間させられている。ただし、副シール部29Cの外径は、必ずしもガス通路12の内径より小径にする必要がなく、副シール部29Cの全長にわたってガス通路12の内径と同等にしてもよい。あるいは、副シール部29Cの全長にわたってガス通路12のより大径にしてもよい。そのようにした場合には、環状突出部29bが形成されることがなく、ガス通路12の内周面と対向する副シール部29Cの外周面全体がガス通路12の内周面に押圧接触させられる。
The outer diameter of the
連結部29Bは、当接面29aが突出部14に押圧接触しているとき、環状平面14bに接触するようになっている。しかし、連結部29Bは、環状平面14bに接触することなく、離間させておいてもよい。
The connecting
次に、上記構成を有するプラグ10及びソケット20を着脱する場合について説明する。いま、図1に示すように、ソケット20からプラグ10が取り外されているものとする。このときには、操作筒24が解除位置に位置し、スライド筒26が待機位置に位置している。プラグ10の円筒部11をソケット20の本体部21にその先端開口部から相対的に挿入すると、まず副シール部29Cがガス通路12内に入り込み、その後当接面29aが当接部14aに突き当たる。図2に示すように、円筒部11を装着位置までさらに挿入すると、スライド筒26が円筒部11によりコイルばね27の付勢力に抗して待機位置から連結位置まで移動させられる。すると、球体22がコイルばね25の付勢力により操作筒24のテーパ孔部24cの内周面を介して本体部21の径方向内側へ押され、同方向へ移動して係合溝13に入り込む。しかも、このときには、操作筒24がコイルばね25によって解除位置から接続位置に移動させられており、球体22が径方向外側へ移動することができなくなっている。したがって、円筒部11と本体部21とが離脱不能に接続され、ひいてはプラグ10とソケット20とが離脱不能に接続される。
Next, a case where the
プラグ10とソケット20とが接続された状態では、主シール部29Aの当接面29aがプラグ10の当接部14aに環状に押圧接触しているのみならず、副シール部29Cの環状突出部29bがガス通路12の内周面に環状に押圧接触している。したがって、通路孔12とスライド筒26の内部とが気密に封止された状態で接続される。
In a state in which the
ここで、当接部14aは、外部に露出しているので、他の物品がぶつかることによって傷付く可能性が高い。しかるに、ガス通路12の内周面は、円筒部11を形成する壁部の内側に位置しているので、傷付く可能性が当接部14aに比して大幅に低い。したがって、副シール部29Cの環状突出部29bをガス通路12の内周面に押圧接触させることにより、プラグ10とソケット20との封止状態を長期間にわたって良好な状態に維持することができる。
Here, since the
特に、この実施の形態では、副シール部29Cの外径が、環状突出部29bを除き、ガス通路12の内径より小さくなっているから、封止状態をより良好な状態で維持することができる。すなわち、環状平面14b、特にガス通路12近傍に他の物体がぶつかると、環状平面14b近傍のガス通路12の内面に突起が形成されることがある。このような場合において、仮に副シール部材29Cの外周面全体がガス通路12の内周面に押圧接触するように設定されていると、副シール部材29Cの突起との接触部及びその近傍部分が突起によってガス通路12の径方向内側へ向って弾性変形させられ、突起と副シール部材29Cとの間に隙間が形成されることがある。その結果、副シール部材29Cによる封止性が低下するおそれがある。しかるに、環状突出部29bより後端側に位置する副シール部29Cの後端部の外径をガス通路12の内径より小さくしておくと、突起が副シール部材29Cの外周面に接触することを防止することができる。したがって、環状突出部29bをガス通路12の内周面に確実に接触させることができる。よって、副シール部材29Cの封止性が低下することを防止することができる。
In particular, in this embodiment, since the outer diameter of the
プラグ10とソケット20とが接続された状態において、操作筒24をコイルばね25の付勢力に抗して接続位置から解除位置まで移動させると、球体22が本体部21の径方向外側へ移動可能になる。つまり、係合溝13から脱出可能になる。したがって、プラグ10を本体部21から抜き出すことができる。プラグ10を抜き出すと、それに応じてスライド筒26がコイルばね27によって連結位置から待機位置まで移動させられる。スライド筒26が待機位置に移動すると、球体22が径方向内側へ移動することができなくなる。しかも、球体22によって操作筒24が解除位置に位置させられる。これにより、プラグ10及びソケット20全体が図1に示す状態に戻される。
When the
次に、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態については、上記実施の形態と異なる構成だけを説明することとし、上記実施の形態と同様な部分には同一符号を付してその説明を省略する。 Next, another embodiment of the present invention will be described. In the following embodiment, only the configuration different from the above embodiment will be described, and the same parts as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
図4は、この発明の第2実施の形態の要部を示す。この実施の形態においては、ガス通路12の内周面の環状平面14bと交差する先端部に環状凹部15が形成されている。したがって、副シール部材29Cの外周面が、ガス通路12の内周面から環状凹部15の幅(本体部21の径方向における幅)の分だけ上記の実施の形態の場合よりさらに大きく離間する。よって、ガス通路12の内周面の先端部に突起が形成されたとしても、その突起が副シール部29Cの外周面に突き当たることをより一層確実に防止することができる。なお、環状凹部15を形成する場合には、副シール部29Cの環状突出部29b以外の部分の外径をガス通路12の内径とほぼ同一にしてもよい。
FIG. 4 shows a main part of the second embodiment of the present invention. In this embodiment, an
図5は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態においては、互いに別体である二つのシール部材31,32が用いられている。一方のシール部材31は、上記実施の形態の主シール部29Aに対応するものであり、スライド筒26の先端部外周面とガイド部材28の先端部内周面との間の環状の空間に嵌合固定されている。シール部材31の先端面の内周部には、当接面31aが形成されている。この当接面31aは、上記実施の形態の当接面29aに対応するものであり、円筒部11の当接部14aに環状に接触する。他方のシール部材(内周側シール部材)32は、副シール部29Cに対応するものであり、スライド筒26の先端部内周面に気密に嵌合固定されている。シール部材32の先端部には、環状突出部32aが形成されている。この環状突出部32aは、上記実施の形態の環状突出部29bに対応するものであり、ガス通路12の内周面に押圧接触する。シール部材32のうちの、環状突出部32aより後端側で、少なくともガス通路12の内周面と対向する部分の外径は、ガス通路12の内径より小径に設定されている。
FIG. 5 shows a third embodiment of the present invention. In this embodiment, two
図6及び図7は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態は、ガスをソケット20からプラグ10へ向って流すようにしたものであり、本体部21の両端部が開口されている。本体部21の後端開口部には、継手23が気密に嵌合固定されている。この継手23には、一次側ガス管(図示せず)が接続される。そして、一次側ガス管から本体部21内にガスが供給される。本体部21の内周面には、先端側へ向って小径になるテーパ状の弁座21fが形成されている。
6 and 7 show a fourth embodiment of the present invention. In this embodiment, gas is allowed to flow from the
スライド筒26は、その後端部が底部26bによって閉じられている。スライド筒26の外周面の底部26b近傍に位置する部分には、Oリング等からなるシール部材33が設けられている。このシール部材33は、コイルばね27及び別のコイルばね34によって弁座21fに着座させられている。シール部材33が弁座21fに着座すると、本体部21の弁座21fより上流側の部分と下流側の部分とがスライド筒26によって遮断される。つまり、本体部21の内部がスライド筒26によって閉じられる。したがって、この実施の形態では、スライド筒26が弁体として用いられている。なお、シール部材33を弁座21fに着座させるための付勢力として、コイルばね27とコイルばね34とのいずれか一方の付勢力だけで十分であるときには、一方だけを用いてもよい。
The
スライド筒26は、上記の実施の形態と同様に、待機位置と連結位置との間を移動可能であり、シール部材33が弁座21fに着座したときのスライド筒26の位置が待機位置になっている。勿論、連結位置は、装着位置まで挿入されたプラグ10の円筒部によってスライド筒26が移動させられたときの位置である。
Similar to the above-described embodiment, the
スライド筒26には、その周壁部を貫通する複数の通路孔26cが形成されている。この通路孔26cは、図7に示すように、スライド筒26が連結位置に位置しているときには、通路孔26cの少なくとも一部が弁座21fより後端側(ガスの流通方向においては上流側)に位置するように配置されている。したがって、スライド筒26が連結位置に位置すると、本体部21の内部の後端部に流入したガスが、通路孔26c通ってスライド筒26の内部に流入する。また、スライド筒26が連結位置に位置しているときには、弁座21fより下流側の本体部21の内周面とスライド筒26の外周面との間にもガスが流入する。そこで、弁座21fより下流側に位置するガイド部材28に、ガイド部材28の外周面と本体部21の内周面との間を封止するシール部材35が設けられている。
The
なお、この実施の形態においては、ガイド部材28がスライド筒26の先端部に筒状の中間部材36を介して設けられており、ガイド部材28と中間部材36との間に形成される環状の空間にシール部材29が挿入固定されている。また、この実施の形態では、ガスがソケット20からプラグ10へ流れるので、ガス通路12には、弁体が設けられていない。したがって、本体部21には、ロッド21cが設けられていない。
In this embodiment, the
図8は、この発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態は、図6及び図7に示す実施の形態を変形したものであり、第3実施の形態と同様に、シール部材29に代えて、互いに別体である二つのシール部材31,32が設けられている。シール部材31は、ガイド部材28と中間部材36との間に形成された環状の空間に挿入固定されている。シール部材32は、スライド筒26の先端部内周面に挿入固定されている。その他の構成は、第4実施の形態と同様である。
FIG. 8 shows a fifth embodiment of the present invention. This embodiment is a modification of the embodiment shown in FIGS. 6 and 7, and, like the third embodiment, instead of the
10 プラグ
11 円筒部
14a 当接部
21 本体部
26 スライド筒
27 コイルばね(付勢手段)
29A 主シール部(シール部材)
29C 副シール部(内周側シール部材)
29b 環状突出部(押圧接触部)
31 シール部材
32 シール部材(内周側シール部材)
DESCRIPTION OF
29A Main seal (seal member)
29C Sub seal part (inner circumference side seal member)
29b Annular protrusion (pressing contact)
31
Claims (5)
上記スライド筒の先端部に、外周面が上記円筒部の内周面に環状に押圧接触することにより、上記円筒部と上記スライド筒とを封止状態で接続する内周側シール部材が設けられていることを特徴とするプラグとソケットとの封止構造。 A plug having a cylindrical portion at the distal end and an annular contact portion formed on the distal end surface of the cylindrical portion, a cylindrical main body portion into which the cylindrical portion of the plug is detachably inserted, and the main body portion A slide cylinder provided on the inner periphery of the slide cylinder so as to be movable in the axial direction thereof, a biasing means for biasing the slide cylinder toward the plug, and a tip of the slide cylinder located on the plug side. When connecting the socket having the annular seal member, when the cylindrical portion is inserted into the main body portion to a predetermined mounting position, the cylindrical portion moves the slide cylinder against the urging force of the urging means. In addition, the contact portion is pressed against the seal member by the urging force of the urging means, whereby the cylindrical portion and the slide cylinder are connected in a sealed state with a plug and socket sealing structure In
An inner peripheral side sealing member that connects the cylindrical portion and the slide tube in a sealed state is provided at the distal end portion of the slide tube so that the outer peripheral surface is annularly pressed into contact with the inner peripheral surface of the cylindrical portion. A plug and socket sealing structure characterized in that
Priority Applications (1)
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JP2008130798A JP2009281396A (en) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | Plug and socket sealing structure |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102117984A (en) * | 2009-12-31 | 2011-07-06 | 宏碁股份有限公司 | Socket module and combined device of socket module and plug |
JPWO2016208681A1 (en) * | 2015-06-26 | 2017-09-14 | 日東工器株式会社 | Slide valve, female joint member provided with the slide valve, and pipe joint comprising the female joint member and the male joint member |
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2008
- 2008-05-19 JP JP2008130798A patent/JP2009281396A/en active Pending
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