JP2009279667A - End tool of electric hammer - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを圧着する電動ハンマーの先端治具に係わり、更に詳しくは急傾斜コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを圧着することが可能な電動ハンマーの先端治具に関するものである。 The present invention relates to a front end jig of an electric hammer that presses a base part of a flange part or cleat part of a conveyor belt and a base belt, and more particularly, a base part and a base belt of a flange part or a cleat part of a steeply inclined conveyor belt. It is related with the front-end | tip jig | tool of the electric hammer which can crimp | crimp.
従来、急傾斜コンベヤベルトの構成としては、所定幅のベースベルトの長手方向の両側縁部に、蛇腹状に形成したフランジ部と呼称される耳桟を設けると共に、このフランジ部間には、長手方向に所定の間隔でクリート部と呼称される横桟が設けられている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
Conventionally, as a configuration of a steeply inclined conveyor belt, an ear beam called a flange portion formed in a bellows shape is provided at both side edges in the longitudinal direction of a base belt having a predetermined width, and a longitudinal belt is provided between the flange portions. Horizontal bars called cleat portions are provided at predetermined intervals in the direction (see, for example,
ところで上記のようなフランジ部やクリート部は、ベースベルト上に直接固定するのではなく、ベース部と呼称される板状ゴム部材のベース部材と予め加硫接着し、このベース部材を接着剤を介在させてベースベルト上に積層させると共に接着固定するものである。 By the way, the flange part and the cleat part as described above are not directly fixed on the base belt, but are vulcanized and bonded in advance to a base member of a plate-like rubber member called a base part. It is interposed and laminated on the base belt and bonded and fixed.
そして、ベース部材とベースベルトとを接着剤を介在させて圧着固定する場合、部材間の圧着時の巻き込みエアーを排出させるために、一般に電動ハンマーを用いてベース部材とベースベルトとの間のエアーを抜き出す方法が行われている。 When the base member and the base belt are pressure-bonded and fixed with an adhesive interposed therebetween, the air between the base member and the base belt is generally used by using an electric hammer in order to discharge the entrainment air when the members are pressed. The method of extracting is performed.
このような圧着作業では、図26及び図27に示すように、圧着箇所、例えば、フランジ部1の頂部1aまたは図示しないクリート部の頂部と、フランジベース部2またはクリートベース部の内側または外側等、圧着箇所に応じて電動ハンマー3、プライヤ、圧着ローラ、木ハンマー4と言った工具を使い分けしながらエアーの抜き作業を行っている。
In such a crimping operation, as shown in FIGS. 26 and 27, a crimping location, for example, the
このため、常に複数の圧着工具が必要となる上に、多くの手間と時間がかかり、作業能率が悪いと言う問題があった。また、フランジ部1の頂部1aやクリート部の頂部は接触面積が小さいため、電動ハンマー3の小径の主軸3aの先端で直接頂部を叩くのは危険であると共に、熟練を要する作業であった。
この発明はかかる従来の問題点に着目し、急傾斜コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを圧着することを可能とし、作業能率を著しく高めることが出来る電動ハンマーの先端治具を提供することを目的とするものである。 The present invention pays attention to such a conventional problem, and makes it possible to crimp the flange portion of the steeply inclined conveyor belt or the base portion of the cleat portion and the base belt, thereby significantly improving the work efficiency. The purpose is to provide ingredients.
この発明は上記目的を達成するため、コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを接着剤を介在させて圧着接合する電動ハンマーの先端治具であって、前記電動ハンマーの上下振動する主軸先端に、前記フランジ部の頂部またはクリート部の頂部と当接して打設する頂部圧着部と、フランジベース部の内側または外側の少なくとも一方、またはクリートベース部の内側または外側の少なくとも一方を圧着するベース圧着部とを備えた治具本体を着脱可能に設けたことを要旨とするものである。 In order to achieve the above object, the present invention provides a tip jig for an electric hammer that crimps and joins a base portion of a flange portion or a cleat portion of a conveyor belt and a base belt with an adhesive interposed therebetween. A top crimping portion that is placed in contact with the top of the flange portion or the top of the cleat portion and at least one of the inside or outside of the flange base portion, or at least one of the inside or outside of the cleat base portion. The gist of the present invention is that a jig main body having a base crimping portion for crimping is detachably provided.
ここで、前記治具本体は、支持アームの中央に前記頂部圧着部を設け、この頂部圧着部の左右の少なくとも一方に、前記支持アームを介して水平方向に位置調整可能なベース圧着部を設け、また前記頂部圧着部は、電動ハンマーの主軸に対して上下位置調整可能に設けたり、電動ハンマーの主軸に対して旋回可能に設けることが可能である。 Here, the jig body is provided with the top crimping portion at the center of the support arm, and a base crimping portion whose position can be adjusted in the horizontal direction via the support arm is provided on at least one of the left and right sides of the top crimping portion. Further, the top crimping portion can be provided so that the vertical position can be adjusted with respect to the main shaft of the electric hammer, or can be provided so as to be rotatable with respect to the main shaft of the electric hammer.
また、前記頂部圧着部の先端に、フランジ部の頂部またはクリート部の頂部を挟持、または係合する爪を設けたり、前記ベース圧着部は、支持アームに対して角度調整可能に設ける事も可能である。 It is also possible to provide a claw that clamps or engages the top of the flange or the top of the cleat at the tip of the top crimping part, or the base crimping part can be provided with an angle adjustable with respect to the support arm. It is.
このように構成することで、急傾斜コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを圧着することが可能となる。 By comprising in this way, it becomes possible to crimp | bond the flange part of a steeply inclined conveyor belt, or the base part of a cleat part, and a base belt.
この発明は上記のように、コンベヤベルトのフランジ部またはクリート部のベース部とベースベルトとを接着剤を介在させて圧着接合する電動ハンマーの先端治具であって、前記電動ハンマーの上下振動する主軸先端に、前記フランジ部の頂部またはクリート部の頂部と当接して打設する頂部圧着部と、フランジベース部の内側または外側の少なくとも一方、またはクリートベース部の内側または外側の少なくとも一方を圧着するベース圧着部とを備えた治具本体を着脱可能に設けたので、以下のような優れた効果を奏するものである。 As described above, the present invention is a front end jig of an electric hammer that presses and joins the base part of the flange part of the conveyor belt or the cleat part and the base belt with an adhesive interposed therebetween, and the electric hammer vibrates up and down. At the spindle tip, a top crimping portion that is placed in contact with the top of the flange or the top of the cleat, and at least one of the inside or outside of the flange base, or at least one of the inside or outside of the cleat base are crimped. Since the jig main body provided with the base crimping part to be attached is detachable, the following excellent effects can be obtained.
(a).急傾斜コンベヤベルトのフランジ部及びクリート部の頂部と、急傾斜コンベヤベルトのフランジ部及びクリート部のベース部とベースベルトとを同時に圧着することを可能とし、作業能率を著しく高めることが出来る。
(b).ベース部とベースベルトとの間のエアーを抜出させる効率が高くなり、後におけるフランジ部及びクリート部のベース部の剥離を防止できる。
(c).加工作業性を向上させることが出来る。
(d).多数の工具を準備する必要がないので、作業の手間を省略できる上、コストダウンを図ることが出来る。
(e).滑り止め効果があるため、作業を安全に、しかも迅速に行うことが出来る。
(f).フランジ及びクリート圧着設備に装備させることで、自動圧着作業も可能となる。
(a) The top of the flange and cleat of the steep conveyor belt and the base of the flange and cleat of the steep conveyor belt and the base belt can be crimped at the same time, and the work efficiency is remarkably improved. I can do it.
(b) The efficiency of extracting the air between the base portion and the base belt is increased, and separation of the base portion of the flange portion and the cleat portion can be prevented later.
(c) The workability can be improved.
(d) Since it is not necessary to prepare a large number of tools, the labor of the work can be omitted and the cost can be reduced.
(e) Since it has an anti-slip effect, the work can be performed safely and quickly.
(f) Automatic crimping work is possible by installing the flange and cleat crimping equipment.
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。 Note that the same components as those in the conventional example are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図1は、電動ハンマー3の主軸3aの先端に治具本体5を取り付けてフランジ部1の頂部1aと、フランジベース部2の内側と外側とを同時に圧着しているこの発明の第1実施形態を示す全体斜視図、図2は電動ハンマー3の主軸3aの先端に治具本体5を取り付けてクリート部6の頂部6aと、クリートベース部7の内側と外側とを同時に圧着しているこの発明の第2実施形態を示す全体斜視図を示している。
FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention in which a
前記治具本体5は、電動ハンマー3の上下振動する主軸3a先端に着脱可能に取り付けられ、この治具本体5は、支持アーム9の中央に前記フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6aを打設する棒状または板状に形成された頂部圧着部8を設け、この頂部圧着部8の左右の少なくとも一方(この実施形態では両方であるが片方でも良い)に、支持アーム9を介してクリートベース部7の内側と外側とを圧着する水平方向に位置調整可能なベース圧着部10が設けてある。なお、フランジベース部2の内側と外側とを同時に圧着することも可能である。
The
前記頂部圧着部8は、電動ハンマー3の主軸3aに対して図3及び図4に示すように位置調整機構11を介して上下位置調整可能に設け、また自在継ぎ手等を介して旋回可能に取り付けることも可能である。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
前記図3に示す位置調整機構11は、電動ハンマー3の主軸3aに長手方向に所定の間隔で複数の位置決め穴12を設け、また頂部圧着部8の継ぎ手部8aにも連結穴13を設け、ピン14等を挿入して両部材を連結すると共に、上下の位置決め穴12と連結穴13との位置を調整することで上下位置調整可能にすることも可能である。
The
なお、支持アーム9に設けたベース圧着部10についても上記と同様な位置調整機構11により左右の位置調整可能にすることも可能である。即ち、支持アーム9の両端部に所定の間隔を隔て複数の位置決め穴12を設け、またベース圧着部10についても上部に連結穴13を設け、前記支持アーム9の位置決め穴12とベース圧着部10の連結穴13にピン14等を挿入して両部材を連結することで、任意の左右位置に位置調整を行うことが出来るように構成されている。
The
また、位置調整機構11の他の実施形態としては、図4に示すように、電動ハンマー3の主軸3aの先端部に雄ねじ15aを形成し、また頂部圧着部8の継ぎ手部8aに前記雄ねじ15aと螺嵌する雌ねじ15bを形成し、その上下に締め付けナット16a,16bを設けて上下位置を調整可能に構成するものである。
As another embodiment of the
また前記ベース圧着部10は、図5に示すように、支持アーム9に対して自在継ぎ手17を介して180度の角度調整可能に設けてあり、ベース圧着部10は図6及び図7に示すように、頂部圧着部8とは別に自在継ぎ手17を介して支持アーム9に対して垂直、または内側に傾斜させて固定することも可能であり、更に、図8及び図9に示すように、支持アーム9に対して片側だけに垂直なベース圧着部10や、内側に傾斜したベース圧着部10を設けることも可能である。
Further, as shown in FIG. 5, the
即ち、頂部圧着部8は主軸3aに対して上下位置を調整可能に構成するのに対して、ベース圧着部10は支持アーム9に対して自在継ぎ手17を介して連結されているため、前後左右方向の角度を任意の角度に調整することが出来、フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6a内側または外側を任意の角度で圧着することが可能となる。
That is, the
また図10及び図11に示すように支持アーム9の中央に頂部圧着部8を設けると共に、支持アーム9の両側に自在継ぎ手17を介してベース圧着部10をそれぞれ角度調整可能に連結し、またこのベース圧着部10は支持アーム9に対して垂直、または内側に傾斜させて固定することも可能であり、更に、図12及び図13に示すように支持アーム9に対して片側だけに垂直なベース圧着部10や、内側に傾斜したベース圧着部10を設けることも可能である。
10 and 11, a
なお、ベース圧着部10の傾斜角度は、フランジベース部2の圧着部位や、クリートベース部7の圧着部位に応じて任意な角度に設定するものであるが、自在継ぎ手17を介してベース圧着部10が連結されているため、ベース圧着部10の傾斜角度の調整は任意に設定出来るものである。
The inclination angle of the
次に、前記頂部圧着部8の先端には、図14〜図21に示すように、フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6aを挟持したり、または係合する爪18を設けることも可能である。
Next, as shown in FIGS. 14 to 21, a
即ち、図14〜図17は、頂部圧着部8の先端にL字状に形成した爪18を一体的に形成し、また図18〜図21は、頂部圧着部8の先端に凹状に形成した爪19を一体的に形成したものである。このように、頂部圧着部8の先端にL字状に形成した爪18や凹状に形成した爪19を設けることで、フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6aの打設面積が小さくても確実に叩くことが出来、安全で確実な作業を行うことが可能となる。
That is, FIGS. 14 to 17 integrally form a
図22及び図23は、ベース圧着部10の変形例を示し、この実施形態は、頂部圧着部8に対してベース圧着部10を、両側または片側において傾斜して取り付けたもので、この傾斜角度は、上記実施形態と同様に自在継ぎ手17を介して行うものである。
22 and 23 show a modification of the
また図24及び図25は、頂部圧着部8の変形例を示し、この実施形態は、頂部圧着部8の先端にカギ状の爪20を設けたもので、これにより、フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6aの打設面積が小さくても確実に叩くことが出来、安全で確実な作業を行うことが可能となる。
24 and 25 show a modification of the top crimping
以上のように電動ハンマー3の上下振動する主軸3aの先端に、前記フランジ部1の頂部1aまたはクリート部6の頂部6aと当接する頂部圧着部8と、フランジベース部2の内側または外側の少なくとも一方、またはクリートベース部7の内側または外側の少なくとも一方を圧着するベース圧着部10とを備えた治具本体5を着脱可能に設けたので、急傾斜コンベヤベルトのフランジ部1及びクリート部6の頂部1a,6aと、これらのベース部とベースベルトとを同時に圧着することを可能とし、作業能率を著しく高めることが出来る。
As described above, at the tip of the
また、ベース部とベースベルトとの間のエアーを効率良く抜き出すことができ、後におけるフランジ部及びクリート部のベース部の剥離を防止でき、加工作業性を向上させることが出来る。更に、多数の工具を準備する必要がないので、作業の手間を省略できる上、コストダウンを図ることが出来、また滑り止め効果があるため、作業を安全に、しかも迅速に行うことが出来る。また、フランジ及びクリート圧着設備に装備することで、自動圧着作業も可能となる。 Further, the air between the base portion and the base belt can be efficiently extracted, and subsequent peeling of the base portion of the flange portion and the cleat portion can be prevented, so that the workability can be improved. Furthermore, since it is not necessary to prepare a large number of tools, it is possible to save time and labor, and to reduce costs and to prevent slipping, so that work can be performed safely and quickly. Also, automatic crimping work is possible by installing the flange and cleat crimping equipment.
1 フランジ部
1a 頂部
2 フランジベース部
3 電動ハンマー
3a 主軸
4 木ハンマー
5 治具本体
6 クリート部
6a 頂部
7 クリートベース部
8 頂部圧着部
8a 継ぎ手部
9 支持アーム
10 ベース圧着部
11 位置調整機構
12 位置決め穴
13 連結穴
14 ピン
15a 雄ねじ
15b 雌ねじ
16a,16b 締め付けナット
17 自在継ぎ手
18 L字状の爪
19 凹状の爪
20 カギ状の爪
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記電動ハンマーの上下振動する主軸先端に、前記フランジ部の頂部またはクリート部の頂部と当接して打設する頂部圧着部と、フランジベース部の内側または外側の少なくとも一方、またはクリートベース部の内側または外側の少なくとも一方を圧着するベース圧着部とを備えた治具本体を着脱可能に設けたことを特徴とする電動ハンマーの先端治具。 A tip jig of an electric hammer for pressure bonding the base part of the flange part or cleat part of the conveyor belt and the base belt with an adhesive interposed therebetween,
The top crimping portion that is placed in contact with the top portion of the flange portion or the top portion of the cleat portion, and at least one of the inside and outside of the flange base portion, or the inside of the cleat base portion. A tip jig for an electric hammer, characterized in that a jig main body having a base crimping part for crimping at least one of the outer sides is detachably provided.
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