JP2009278436A - 通信システム及び冗長構成管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの上昇を招くことなく、障害発生時におけるサービスの中断時間を最小限に抑制できる通信システムを提供する。
【解決手段】常時動作する複数の現用系の装置と、少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置から構成される通信システムにおける冗長構成管理方法であって、冗長系の装置で、ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報及び現用系の装置毎のセッション情報を保持しておき、現用系の装置のいずれかで障害が発生したとき、冗長系の装置は、保持している該障害が発生した現用系の装置に対応する設定情報及びセッション情報に基づき、該現用系の装置に代わってユーザデータの転送を継続する。
【選択図】図1
【解決手段】常時動作する複数の現用系の装置と、少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置から構成される通信システムにおける冗長構成管理方法であって、冗長系の装置で、ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報及び現用系の装置毎のセッション情報を保持しておき、現用系の装置のいずれかで障害が発生したとき、冗長系の装置は、保持している該障害が発生した現用系の装置に対応する設定情報及びセッション情報に基づき、該現用系の装置に代わってユーザデータの転送を継続する。
【選択図】図1
Description
本発明はN+α冗長構成を備えた通信システム及びその冗長構成管理方法に関する。
モバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等を採用する次世代の高速無線通信では、IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化されているモバイルIP(Internet Protocol)技術を用いて移動端末に対するモビリティの高いサービスが提供される。
モバイルWiMAXは、広範囲な無線エリアと高速移動時における無線通信をサポートするため、多数の移動端末を保有する大規模ユーザへのサービスの提供も想定されている。そのため、移動端末毎の位置情報を管理すると共に移動端末とインターネット等のネットワーク間で送受信されるユーザデータを中継するモバイルWiMAXに対応するHome Agentには、大規模ユーザが利用する多数の移動端末毎の位置情報を管理し、かつ大容量のデータ転送を実現する装置構成が望まれている。
また、モバイルWiMAXは上述したように高速移動中の移動端末に対してもインターネット等への接続サービスを提供するため、Home Agentには常時安定したサービスを提供できる高信頼性が要求される。さらに、Home Agentには、ユーザ数の増大やトラヒック量の増大に柔軟に対応できる、安価なシステム構成が望まれている。
そのため、モバイルWiMAXに対応するHome Agentは、Linux等の汎用OSで動作するPC(Personal Computer)ベースのユーザデータ転送装置を複数台組み合わせることで構築されることが多い。
一般に、障害が発生しても継続して運用できる信頼性の高いシステムは、N(Nは正の整数)台の現用(ACT)系の装置とα(αは正の整数)台の冗長(SBY)系の装置とを備えたN+α冗長構成で実現できる。特に、より高い信頼性が要求される通信システムでは、1台のACT系装置に対応して1台のSBY系装置を配備する1対1の冗長構成が採用される。
このようなN+α冗長構成のシステムでは、常に稼動しているN台のACT系の装置(以下、ACT系装置と称す)のいずれかで障害が発生すると、SBY系の装置(以下、SBY系装置と称す)が障害の発生したACT系装置に代わってサービスの提供を継続する。なお、上記1対1の冗長構成のシステムやα=1であるN+1冗長構成のシステムについては、例えば特許文献1にも記載されている。
特開2005−333243号公報
モバイルWiMAXに対応するHome Agentを上述したN+α冗長構成とする場合、ACT系装置では運用時にモバイルIPネットワークにおけるセッションの登録・削除が動的に発生するため、セッションの状態が随時変動する。そのため、障害が発生したACT系装置のセッションの状態をSBY系装置が高速に引き継ぐことは従来から不可能であると考えられている。
さらに、SBY系装置は、ACT系装置のいずれかで障害が発生すると、障害が発生したACT系装置(以下、障害装置と称す)を特定し、該障害装置がサービスを提供するために用いていた、IPアドレス、ルーティング情報、セッションの登録対象となる端末グループの情報等の設定情報を取得し、該設定情報を自装置に登録して障害装置に代わって動作するACT系装置へ切り替わる。
したがって、障害装置の動作をSBY系装置が引き継ぐまでに長い時間を要し、ユーザに提供するインターネット等への接続サービスの中断時間が長くなってしまう問題がある。特に、Home Agent等の通信システムがLinuxのような汎用OSで動作するPCベースからなる複数のユーザデータ転送装置で構成されている場合、ユーザデータ転送装置間の情報通信も汎用のIPプロトコルが利用されるため、SBY系装置は障害装置で使用していた大量のIPアドレスやルーティング情報等を含む設定情報を取得するのに長い時間を要してしまう。ACT系装置とSBY系装置とで設定情報やセッション情報等を共有するために専用のハードウェアを設ける構成も考えられるが、それでは通信システムのコストが上昇してしまう。
モバイルWiMAXに対応するHome Agentのように、ユーザに大容量のデータ転送サービスを提供しつつ、安価な構成が要求される通信システムでは、コストの上昇を招くことなく、障害発生時におけるサービスの中断時間を最小限に抑制する、セッションの引き継ぎを伴うSBY系装置からACT系装置への高速な切り替え手法が要望される。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、コストの上昇を招くことなく、障害発生時におけるサービスの中断時間を最小限に抑制できる通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の通信システムは、常時動作する複数の現用系の装置と、障害が発生した前記現用系の装置の代替えとなる少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置と、
前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報が前記ユーザデータ転送装置毎に保存されるデータベースと、
前記ユーザデータ転送装置毎の設定情報を管理する管理装置と、
を有し、
前記冗長系の装置は、
全ての前記現用系の装置の設定情報及びセッションの状態を示すセッション情報を保持する構成である。
前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報が前記ユーザデータ転送装置毎に保存されるデータベースと、
前記ユーザデータ転送装置毎の設定情報を管理する管理装置と、
を有し、
前記冗長系の装置は、
全ての前記現用系の装置の設定情報及びセッションの状態を示すセッション情報を保持する構成である。
一方、本発明の冗長構成管理方法は、常時動作する複数の現用系の装置と、障害が発生した前記現用系の装置の代替えとなる少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置から構成される通信システムにおける冗長構成管理方法であって、
前記冗長系の装置で、前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報及び前記現用系の装置毎のセッションの状態を示すセッション情報を保持しておき、
前記現用系の装置のいずれかで障害が発生したとき、前記冗長系の装置は、自装置で保持している、該障害が発生した現用系の装置に対応する設定情報及びセッション情報に基づき、該障害が発生した現用系の装置に代わって前記ユーザデータの転送を継続する方法である。
前記冗長系の装置で、前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報及び前記現用系の装置毎のセッションの状態を示すセッション情報を保持しておき、
前記現用系の装置のいずれかで障害が発生したとき、前記冗長系の装置は、自装置で保持している、該障害が発生した現用系の装置に対応する設定情報及びセッション情報に基づき、該障害が発生した現用系の装置に代わって前記ユーザデータの転送を継続する方法である。
本発明によれば、コストの上昇を招くことなく、障害発生時におけるサービスの中断時間を最小限に抑制できる。
次に本発明について図面を用いて説明する。
図1は本発明の通信システムの一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の通信システム1は、例えばモバイルWiMAXに対応するHome Agentを実現するものであり、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送するN+1台のユーザデータ転送装置21〜2N+1と、各ユーザデータ転送装置21〜2N+1の状態を監視すると共に、ユーザデータ転送装置21〜2N+1毎の設定情報を管理する管理装置3と、ユーザデータ転送装置21〜2N+1毎の設定情報が保存されるデータベース4とを備えている。N+1台のユーザデータ転送装置21〜2N+1と管理装置3とは、レイヤ2スイッチ(L2SW)5を介して互いに接続される。また、ユーザデータ転送装置21〜2N+1は、レイヤ2スイッチ5を介してモバイルIPネットワークと接続される。
管理装置3は、データベース4に保存された設定情報をシステム起動時に各ユーザデータ転送装置21〜2N+1へ送信するシステム設定部31と、ユーザデータ転送装置21〜2N+1の状態を監視し、障害発生の有無を検出する装置管理部32とを備えている。
管理装置3には、例えばワークステーションサーバ等のコンピュータが用いられ、通信システム1の構成情報や通信システム1内の情報通信に用いるIPアドレス等の情報が予め登録されている。なお、通信システム1の構成情報とは、ユーザデータ転送装置21〜2N+1の台数、ACT系装置として動作するユーザデータ転送装置及びSBY系装置として動作するユーザデータ転送装置の装置番号を示す情報を含んでいる。
管理装置3は、通信システム1内の各ユーザデータ転送装置が起動すると、それぞれに対応する設定情報をユーザデータ転送装置21〜2N+1へ送信すると共に、全てのユーザデータ転送装置21〜2N+1の動作を監視し、障害の発生有無を判定する。
ユーザデータ転送装置21〜2N+1は、Linuxのような汎用OS(Operating System)で動作するPCベースの通信装置であり、N+1台のユーザデータ転送装置のうち、N台のユーザデータ転送装置21〜2NがACT系装置として用いられ、1台のユーザデータ転送装置2N+1がSBY系装置として用いられる。以下、ACT系装置と称した場合はユーザデータ転送装置21〜2Nを指し、SBY系装置と称した場合はユーザデータ転送装置2N+1を指すものとする。
ACT系装置には、上述した装置固有の設定情報が、例えば通信システム1のオペレータによってそれぞれ割当てられる。ACT系装置毎の設定情報は、管理装置3と接続されたデータベース4で保存され、システム起動時に管理装置3が備えるシステム設定部31から各ACT系装置へ送信される。
ACT系装置は、装置起動後に管理装置3から設定情報を受信すると、該設定情報に基づいてユーザの移動端末に対する通信サービス(インターネットへの接続サービス等)を提供する。
ところで、SBY系装置は、通常、どのACT系装置と置き換わるか不明であるため、従来の通信システムが備えるSBY系装置は、装置起動後もサービスの提供に必要な設定情報を備えていない。本発明の通信システム1が備えるSBY系装置は、装置起動時にN台のACT系装置の設定情報をそれぞれ管理装置3から取得して保持する。
図1に示す通信システム1によってユーザに対するサービスの提供が開始され、ユーザの移動端末から位置情報の登録が要求されると、ACT系装置は、該位置情報の登録処理と同時に該移動端末によるユーザデータの転送に用いるセッションを作成する。このとき、各ACT系装置は自装置のセッションの状態を示すセッション情報をSBY系装置へ送信する。
SBY系装置は、N台のACT系装置毎のセッション情報を格納するためのメモリエリアを備え、各ACT系装置からそれぞれのセッションの状態に応じたセッション情報を受信し、ACT系装置とそれに対応するセッション情報とを対応付けて保持する。これによりSBY系装置は、自装置が保持するACT系装置毎のセッション情報を各ACT系装置のセッションの状態と一致させる。
管理装置3は、ユーザデータ転送装置21〜2N+1の動作状態を監視し、任意のACT系装置で障害が発生すると、装置管理部32により該障害発生を検出する。
管理装置3は、ACT系装置で発生した障害を検出すると、SBY系装置に対して、障害が発生したACT系装置の装置番号の情報を含むSBY系からACT系への切り替えを指示するための切り替え通知を送信すると共に、障害が発生したACT系装置の動作をリセットして通信システムから切り離す。
SBY系装置は、管理装置から切り替え通知を受信すると、障害が発生したACT系装置の設定情報を自装置に登録すると共に、該ACT装置に対応するセッション情報を有効化してユーザに対するサービスの提供を開始する。
ここで、SBY系装置がACT系装置へ切り替わる場合、SBY系装置がOSで提供されるAPI(Application Program Interface)を使用して設定情報を自装置に登録していると、該設定情報に基づく動作が有効になるまでに時間を要してしまう。そこで、本発明では、SBY系装置は、OS(Operating System)が利用するメモリ領域であるカーネルエリアに全てのACT系装置の設定情報を保存する。このようにすると、例えば装置番号を指定する1つの命令だけで指定されたACT系装置の設定情報を自装置に反映できる。そのため、該設定情報に基づく動作が有効になるまでの時間が短縮する。
本発明のSBY系装置は、ACT系装置へ切り替え時、設定情報やセッション情報を他の装置から取得する必要がなく、自装置で保持している情報のみを用いて管理装置3から指定されたACT系装置の動作を引き継ぐことができる。したがって、SBY系装置は、管理装置3から指定されたACT系装置の動作やセッションの状態を高速に引き継ぐことができるため、障害発生時におけるサービスの中断時間が最小限に抑制され、ユーザに障害の発生を意識させないサービスを提供できる。
なお、SBY系装置がACT系装置よりも後に起動した場合、SBY系装置では、起動する前にACT系装置で作成されたセッションに関連するセッション情報を取得できない。そのため、SBY系装置で保持しているセッション情報とACT系装置のセッションの状態とが一致しないことがある。
しかしながら、モバイルIPプロトコルでは、各移動端末からそれぞれの位置情報が周期的に送信され、SBY系装置には該移動端末にサービスを提供しているACT系装置からセッションの更新を示すセッション情報が周期的に送信される。したがって、起動直後にSBY系装置で保持しているセッション情報とACT系装置のセッションの状態とが一致していなくても、SBY系装置では、移動端末から位置情報が送信された段階で、当該移動端末に対してサービスを提供しているACT系装置のセッションの状態と該ACT系装置に対応するセッション情報とを一致させることができる。
次に本発明の通信システムの動作について図2を用いて説明する。
図2は図1に示した通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図2に示すように、まず通信システムが起動すると、管理装置3は状態管理部32によりN+1台の各ユーザデータ転送装置の状態監視を開始する。
続いて、管理装置3はシステム設定部31により各ACT系装置に対して、それぞれに対応する設定情報を順次送信する。このとき、管理装置3は、ACT系装置毎の設定情報をSBY系装置にも送信し、SBY系装置はACT系装置とそれに対応する設定情報とを対応付けて自装置のメモリエリアに保存する。
設定情報を受信したACT系装置は、該設定情報を自装置に登録し、ユーザに対するサービスを開始する。サービスを開始したACT系装置は、ユーザからセッションの開始要求を受信すると、該ユーザ(移動端末)が利用するセッションを作成し、該ユーザのユーザデータを転送する。また、ユーザからセッションの更新信号(位置情報の更新信号)を受信すると、セッションの状態を更新する。ACT系装置は、セッションの作成や更新が発生するたびに、該セッションの状態を示すセッション情報をSBY系装置へ送信する。
SBY系装置は、ACT系装置から受信したセッション情報を該ACT系装置の装置番号に対応付けて保存する。
SBY系装置は、ACT系装置から送信されるセッション情報に基づいて、保持しているACT系装置毎のセッション情報を更新する。これによりSBY系装置は、ACT系装置毎に保持しているセッション情報を各ACT系装置のセッションの状態と一致させる。
ACT系装置は、セッションの削除がユーザから要求されると、該セッションを削除すると共に、SBY系装置に対してセッションの削除を示すセッション情報を送信する。SBY系装置は、セッションの削除を示すセッション情報を受信すると、該ACT系装置に対応するセッション情報を削除する。
ここで、任意のACT系装置(図2に示す例では、ユーザデータ転送装置#1)で障害が発生すると、管理装置3は、装置管理部32により該障害の発生を検出し、SBY系装置に対して障害装置の装置番号を含むSBY系からACT系への切り替えを指示する切り替え通知を送信する。また、管理装置3は、障害装置を通信システムから物理的に切り離すために、装置管理部32により該障害装置の動作を強制的にリセットする。
管理装置3から切り替え通知を受信したSBY系装置は、切り替え通知に含まれる装置番号に基づき、カーネルエリアで保持している、管理装置3から指定されたACT系装置の設定情報を自装置に取り込み、該ACT系装置のセッション情報を有効にして、管理装置3へSBY系からACT系への切り替え完了を示す切り替え完了通知を送信する。
以降、新しくACT系へ切り替わった旧SBY系装置は、ACT系として動作していた障害装置と同一の設定情報(IPアドレスやルーティング情報)及びセッション情報を用いてユーザに対するサービスを開始する。また、セッションの作成、更新、削除も、新しくACT系へ遷移した旧SBY系装置によって実行されるため、障害装置で作成していた既存のセッションを利用したユーザデータの転送処理も途切れることなく継続できる。
なお、本発明では、セッションの作成や更新を契機にACT系装置からSBY系装置へセッション情報が送信されるため、多数のユーザを収容する大規模な通信システムでは、多数のACT系装置からSBY系装置に対して同時にセッション情報が送信され、SBY系装置にて輻輳が発生するおそれがある。
このような問題を回避する技術として、ACT系装置からSBY系装置へセッション情報を、セッションの作成や更新の発生時に依存しない所定の周期毎に送信するレプリケーションがある。但し、全てのACT系装置からSBY系装置へセッション情報を送信すると、上記と同様にSBY系装置にて輻輳が発生するため、セッション情報を同時に送信するACT系装置の数を制限し、複数回に分散して全てのACT系装置のセッション情報をSBY系装置へ送信するとよい。あるいは、各ACT系装置のレプリケーション周期が重複しないように、管理装置により各ACT系装置にセッション情報の送信タイミングを指示し、管理装置からの指示にしたがって各ACT系装置がセッション情報を送信してもよい。
また、上記説明では、N+1冗長構成の通信システムを例にして本発明の特徴を示しているが、本発明はSBY系装置を複数(α台)備えるN+α冗長構成の通信システムに適用できる。但し、その場合は、ACT系装置は複数のSBY系装置へセッション情報を送信する必要があるため、SBY系装置の数だけACT系装置の処理負荷が増大する可能性がある。
本発明によれば、SBY系装置がカーネルエリアでACT系装置毎の設定情報を保持しておくことで、SBY系装置を障害装置の代替えとなるACT系装置へ高速に切り替えることができる。また、SBY系装置がACT系装置毎のセッション情報を保持し、かつACT系装置におけるセッションの作成や更新を契機にACT系装置毎のセッション情報を更新することで、SBY系装置は障害装置が作成していたセッションを高速に引き継ぐことができる。したがって、障害発生時におけるサービスの中断時間が最小限に抑制され、ユーザに障害の発生を意識させないサービスを提供できる。
また、本発明ではPCベースの通信装置からなる安価な通信システムを構築できると共に、複数のACT系装置のいずれかで障害が発生しても1台のSBY系装置で通信サービスを継続できるため、通信サービスを提供する通信事業者は設備投資を抑制できる。
1 通信システム
21〜2N+1 ユーザデータ転送装置
3 管理装置
4 データベース
5 レイヤ2スイッチ
31 システム設定部
32 装置管理部
21〜2N+1 ユーザデータ転送装置
3 管理装置
4 データベース
5 レイヤ2スイッチ
31 システム設定部
32 装置管理部
Claims (6)
- 常時動作する複数の現用系の装置と、障害が発生した前記現用系の装置の代替えとなる少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置と、
前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報が前記ユーザデータ転送装置毎に保存されるデータベースと、
前記ユーザデータ転送装置毎の設定情報を管理する管理装置と、
を有し、
前記冗長系の装置は、
全ての前記現用系の装置の設定情報及びセッションの状態を示すセッション情報を保持する通信システム。 - 前記管理装置は、
前記ユーザデータ転送装置の起動時、前記現用系の装置に対して夫々の装置に対応する前記設定情報を送信すると共に、前記冗長系の装置に前記現用系の装置毎の前記設定情報を送信する請求項1記載の通信システム。 - 前記現用系の装置は、
自装置における前記セッションの作成や更新を契機に前記セッション情報を前記冗長系の装置へ送信し、
前記冗長系の装置は、
各現用系の装置から受信したセッション情報を、各現用系の装置に対応付けて保持する請求項1または2記載の通信システム。 - 常時動作する複数の現用系の装置と、障害が発生した前記現用系の装置の代替えとなる少なくとも1台の冗長系の装置とを備える、ユーザ毎のセッションで発生するユーザデータを転送する複数のユーザデータ転送装置から構成される通信システムにおける冗長構成管理方法であって、
前記冗長系の装置で、前記ユーザデータの転送に用いるIPアドレス及びルーティング情報を含む設定情報及び前記現用系の装置毎のセッションの状態を示すセッション情報を保持しておき、
前記現用系の装置のいずれかで障害が発生したとき、前記冗長系の装置は、自装置で保持している、該障害が発生した現用系の装置に対応する設定情報及びセッション情報に基づき、該障害が発生した現用系の装置に代わって前記ユーザデータの転送を継続する冗長構成管理方法。 - 前記ユーザデータ転送装置の起動時、前記現用系の装置に対して夫々の装置に対応する前記設定情報を送信すると共に、前記冗長系の装置に前記現用系の装置毎の前記設定情報を送信する請求項4記載の冗長構成管理方法。
- 前記現用系の装置が、自装置における前記セッションの作成や更新を契機に前記セッション情報を前記冗長系の装置へ送信し、
前記冗長系の装置が、各現用系の装置から受信したセッション情報を、各現用系の装置に対応付けて保持する請求項4または5記載の冗長構成管理方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091002 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100511 |