JP2009278352A - 鉄道車両用伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重化された伝送路によって構成される装置間伝送系において,二重化された送受信器の動作を常時監視することにより,送受信器の異常を即時に検出する。
【解決手段】二重化された伝送路を有する装置で、第一の伝送路に接続された送受信器と,第二の伝送路に接続された送受信器との間で情報を交換し、装置を統括する制御手段を設け、受信時においては,二つの送受信器の動作状態を監視するとともに,二つの送受信器が共に正常な場合には,予め定めた一方の送受信器にて受信したデータを受信情報とする。送信時において,二つの送受信器が正常な場合,送信データを二つのデータに分解し,一つを第一の送受信器から,もう一つを第二の送受信器から同時に送出するようにそれぞれの送受信器を制御し,送受信器から送出された送信データを監視する。異常が検知された場合には当該送受信器の送信動作を停止し,正常な送受信器のみを用いてデータの送出を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は鉄道車両に設置される二つの装置間のデータ交換をシリアル伝送路によって行う車両内伝送系に関わるものである。
上記の車両内伝送系の構成方法については,下記の文献の中で「機器伝送」として幾つかの例が紹介されている。以下に述べる従前の構成例は,当該文献に示された構成例から容易に想起できるものであり,背景技術と等価なものである。(たとえば、非特許文献1参照)
図5は従来の二重化伝送路を用いた車両内伝送系の構成を概念的に表したブロック図である。
50,02は何れも車両内に設置される装置を表し,二重化された伝送路03,04によって相互に接続される。また伝送路03,04は伝送路05によって相互に接続される。
装置02には二つの送受信器022および023が設けられ,装置02を統括する制御手段021によって制御される。送受信器022は伝送路03に,送受信器023は伝送路04にそれぞれ接続される。
同様に装置50には二つの送受信器502および503が設けられ,装置50を統括する制御手段501によって制御される。送受信器502は伝送路03に,送受信器503は伝送路04にそれぞれ接続される。
送受信器502は送信回路5022および受信回路5024とから構成され,送受信器503は送信回路5032および受信回路5034とから構成される。
上記のように装置50の送受信器は二重系を構成する。ここで送受信器502を1系,送受信器503を2系と呼ぶ。
ここで装置02および装置50間においてマスタ・スレーブ方式に基づく伝送制御が行われる。以下の説明において,装置02をマスタ局,装置50をスレーブ局とする。
またマスタ局からスレーブ局宛に送出されるデータフレームを要求フレーム,スレーブ局からマスタ局宛に送出されるデータフレームを応答フレームと呼ぶ。
マスタ局とスレーブ局間のデータ交換は,マスタ局からの要求フレームの送出と,その応答としてのスレーブ局からの応答フレームの送出を相互に繰り返すことによって行われる。
装置02も装置50と同様に二重化された送受信器が設けられており,送受信器022を1系,送受信器023を2系と呼ぶ。1系および2系の何れの送受信器も正常な場合は,予め定めた送受信器から要求フレームが送出される。ここでは1系即ち送受信器022から要求フレームが送出されるものとする。
送受信器022から装置50に対して要求フレームが送出され,同フレームは伝送路03を介して送受信器502によって受信されると同時に,伝送路05を介して伝送路04にも送出され,送受信器503によって受信される。
装置50においては,送受信器502および送受信器503において,同一のフレームを受信する。即ち送受信器502内の受信回路5024において,装置02からの要求フレームを受信し,そのデータを制御手段501に伝達する。同様に送受信器503内の受信回路5034においても,装置02からの要求フレームを受信し,当該データを制御手段501に伝達する。制御手段501においては,予め定められた系の送受信器からの受信フレームを採用する。
上記の装置02からの要求フレームに対して,装置50は応答フレームを送出する。ここで送受信器502および送受信器503は同期して送信動作を行う。即ち1系の送信回路5022と2系の送信回路5032は同一の応答フレームを同一タイミングで送出する。
図6は装置02と装置50間のデータ伝送手順を概念的に示したものである。
先ず装置02の送受信器022から要求フレームREQ1が送出され,装置50の送受信器502および送受信器503によって受信される。
装置50は,要求フレームREQ1の応答として,送受信器502および送受信器503から応答フレームRES1を送出する。
次に装置02から要求フレームREQ2が送出され,装置50はその応答として,応答フレームRES2を送出する。
以下一定の周期T1で,装置02からの要求フレーム,装置50からの応答フレームの送出が相互に繰り返される。
ここで装置50が応答フレームを送出するとき,送受信器502と送受信器503は同時に同一フレームRES1を送出するため,伝送路上で合成されたフレームは単一の送受信機から送出された応答フレームに等しい。
いまNビット長のデータフレームを次のように表す。
w=w1・w2・…・wN … (1)
ここでwi(i=1…N)は,データフレームの各ビットを意味する。
いま送信回路5022から送出されるデータフレームを送信フレ−ムxで表し,送信回路5032から送出されるデータフレームを送信フレ−ムyで表す。
応答フレームをデータフレームwとすると
x=w … (2)
y=w … (3)
と書くことができ,このとき伝送路に送出されるデータフレームは
x∨y=(x1∨y1)・(x2∨y2)・…・(xN∨yN) … (4)
で表すことができる。ここで‘∨’は論理和を表す。
送信回路5022および送信回路5032の何れも正常な場合は,(4)式から
x∨y=w∨w=w … (5)
となり,伝送路上に応答フレームとしてwが送出されることが分かる。
図7は送信回路5022および送信回路5032が正常な場合のデータフレーム合成過程を示した図である。
いま送信回路5032に異常が発生し,送信回路5032からの出力がない状態,即ちハイインピーダンス状態であったとする。
1ビット長のハイインピーダンス状態を記号Zで表し,Nビット長のハイインピーダンス状態を
x=Z・Z・…・Z … (6)
と表すことにすれば,(2)式により
x∨y=(Z∨y1)・(Z∨y2)・…・(Z∨yN) … (7)
=y1・y2・…・yN … (8)
=y … (9)
=w … (10)
となり,送信回路に単一異常が発生した場合であっても,伝送路には正常な応答フレームが送出されることが分かる。
図8は送信回路5032に異常が発生した場合のデータフレーム合成過程を示した図である。
前記のように二重化された送信回路においては,1系または2系の何れかにおいて異常が発生した場合であっても,特別な処理を施すことなく,通常の送受信機能を維持することが可能である。
然しながら,送信回路5022に加え,送信回路5032も異常が発生した場合には,もはや装置50から応答フレームを送信することはできなくなる。
即ち前記のような二重系の構成において,1系または2系に異常が発生した場合は,この状態を速やかに検出するとともに,異常が発生した系の復旧を早期に実施しなければならない。
斯様な如く従来の二重系構成においては,この問題についての配慮が不十分であった。
論文番号511「列車情報管理装置(TIMS)の開発」第35回鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポジウム論文集
本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので,その目的とするところは,前記のような送信回路の単一異常が発生した場合,異常状態を検知できる送信回路を構成し,送信回路の複合異常が発生した場合、機能維持が不可能となる以前に,装置のメンテナンスを促す仕組みを提供することにある。
請求項1の発明によれば、鉄道車両に搭載される二つの装置間をシリアル伝送路によって接続し,相互に制御情報を交換する伝送方式において,
該シリアル伝送路は第一の伝送路と第二の伝送路によって二重化されるとともに,該第一の伝送路と該第二の伝送路とは互いに接続され,
該装置には,前記第一の伝送路に接続された第一の送受信器と,
前記第二の伝送路に接続された第二の送受信器と,
該第一の送受信器および該第二の送受信器との間で情報を交換するとともに前記装置を統括する機能を有する制御手段とを設け,
該制御手段は,受信時においては,前記第一の送受信器および前記第二の送受信器の動作状態を監視するとともに,
前記第一の送受信器および前記第二の送受信器が共に正常な場合には,予め定めた一方の送受信器にて受信したデータを受信情報とし,
送信時においては,前記第一の送受信器および前記第二の送受信器が正常な場合は,送信データを二つのデータに分解し,一つを前記第一の送受信器から,もう一つを前記第二の送受信器から同時に送出するように前記第一の送受信器および前記第二の送受信器を制御するとともに,
前記第一の送受信器および前記第二の送受信器から送出された送信データを監視し,異常が検知された場合には当該送受信器の送信動作を停止し,正常な送受信器のみを用いてデータの送出を行うことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば,二重化された送受信器において,1系または2系の送信回路に異常が発生した場合,この状態を直ちに検知し,当該異常が発生した系の動作を停止し,これ以降は正常な系によってのみ送受信動作を継続するとともに,異常が検知された系のメンテナンスを速やかに実施すべく,注意を促すことが可能となる。
後述の本発明に係る装置01と装置02を接続するシリアル伝送路としては,RS−485に代表される差動伝送方式による通信インターフェースを採用する。更に伝送プロトコルとしては,HDLCのようなビット指向プロトコルを採用することによって,ビット単位の異常検知が可能となるため,送受信器の異常検知の即応性を高めることができる。
図1は本発明に係る鉄道車両用伝送装置の構成を概念的に表したブロック図である。
本発明に係る装置01以外の機器の構成は,従来の構成を示した図5と同一である。
01は本発明に係る装置であり,二つの送受信器012および013が設けられ,本発明に係る装置01を統括する制御手段011によって制御される。送受信器012は伝送路03に,送受信器013は伝送路04にそれぞれ接続される。
送受信器012は,検査ビット列生成手段0121,送信回路0122,検査ビット列照合手段0123および受信回路0124とから構成され,送受信器013は,検査ビット列生成手段0131,送信回路0132,検査ビット列照合手段0133および受信回路0134とから構成される。
検査ビット列生成手段0121は,データフレームwに応じて検査ビット列cを生成するとともに,データフレームwに検査ビット列cを作用させたデータフレームを送信回路0122に送る。更に検査ビット列cを検査ビット列照合手段0123に送る。
検査ビット列cは,データフレームwと同一長のビット列であり,データフレームの各ビット出力の有効/無効を規定するものである。即ち
c=c1・c2・…・cN … (11)
のci(i=1…N)の値が,‘1’のときはwiの出力を有効とし,‘0’のときはwiの出力を無効とする意味を持つ。
そして部分データフレームxとは,データフレームwと検査ビット列cに基づいて,以下のように定義されるビット列である。
即ち,
yi=wi(ci=1のとき),Z (ci=0のとき)… (12)
と定義する。
同様に検査ビット列生成手段0131においては,データフレームwに応じて検査ビット列dを生成するとともに,データフレームwに検査ビット列dを作用させたデータフレームを送信回路0132に送る。更に検査ビット列dを検査ビット列照合手段0133に送る。
検査ビット列dは,データフレームwと同一長のビット列であり,データフレームの個々のビット出力の有効/無効を規定するものである。即ち
d=d1・d2・…・dN … (13)
のdi(i=1…N)の値が,‘1’のときはwiの出力を有効とし,‘0’のときはwiの出力を無効とする意味を持つものである。
そして部分データフレームyとは,データフレームwと検査ビット列dに基づいて,以下のように定義されるビット列である。
即ち,
yi=wi(di=1のとき),Z (di=0のとき)… (14)
と定義する。
ここで検査ビット列cと検査ビット列dの各ビットの値は,
ci∨di=1(i=1…N)… (15)
なる条件を満足する必要がある。
送信回路0122および送信回路0132は,同一のデータフレームwに対して,それぞれ検査ビット列c,dを作用させたデータフレームx,yを同時に送出する。
ここで
xi∨yi=wi∨wi(ci=1,di=1のとき)…(16)
xi∨yi=Z∨wi (ci=0,di=1のとき)…(17)
xi∨yi=Z∨wi (ci=1,di=0のとき)…(18)
xi∨yi=Z∨Z (ci=0,di=0のとき)…(19)
である。(15)式および(16)〜(19)式から
x∨y=w…(20)
が成り立つ。従って伝送路上で各データフレームが合成された後は,送出すべき送信フレームのビット並びと同一になる。
いま送信回路0122および送信回路0132から送出され,伝送路上で合成された応答フレームは,受信回路0124,受信回路0134によってそれぞれ受信される。受信回路0124によってり受信されたデータフレームをu,受信回路0134によって受信されたデータフレームをvで表す。
検査ビット列照合手段0123においては,受信データフレームuと検査ビット列cとの論理積c∧uと,送信時のデータフレームwと検査ビット列cとの論理積c∧wとをそれぞれ演算し,その結果を照合する。即ち
((NOT(c∧d)∧c∧u)XOR((NOT(c∧d)∧c∧w)…(21)
の結果が0であれば異常なし,0でなければ異常ありと判断する。ここでXORは排他的論理和を表す。
同様に検査ビット列照合手段0133において,データフレームuと検査ビット列dとの論理積d∧vと,送信時のデータフレームwと検査ビット列dとの論理積d∧wとをそれぞれ演算し,その結果を照合する。即ち
((NOT(c∧d)∧d∧v)XOR((NOT(c∧d)∧d∧w)…(22)
の結果が0であれば異常なし,0でなければ異常ありと判断することができる。
ここで NOT(c∧d)は,検査ビット列cおよび検査ビット列dのいずれにおいても‘1’であるビットを,照合対象外とするために設けた。
そして検査ビット列照合手段0123または検査ビット列照合手段0133において異常が検知された場合,当該送信回路の異常を制御手段011に伝達する。制御手段011は,異常の検知された系の情報を表示し,送受信器のメンテナンスを促すとともに,これ以降は正常な系の送信回路のみを用いて正常な送信動作を維持するように制御する。
図2は,具体的なデータフレームと,ビット検査列による本発明に係る鉄道車両用伝送装置におけるデータフレームの合成過程を示した図(正常時)である。
同図に示すように,9バイト(72ビット)のデータフレームwを
w=10001001 11100100 10010000 10001101 10110010 10001101 10110010 10010110 11011000 …(23)
とし,これに対応する検査ビット列c,dをそれぞれ
c=11111111 00000000 11111111 00000000 11111111 00000000 11111111 00000000 11111111 …(24)
d=11111111 11111111 00000000 11111111 00000000 11111111 00000000 11111111 00000000 …(25)
とすると,送信回路0122から送出される部分データフレームxは,
x=10001001 ZZZZZZZZ 10010000 ZZZZZZZZ 10110010 ZZZZZZZZ 10110010 ZZZZZZZZ 11011000 …(26)
となり,一方送信回路0132から送出される部分データフレームxは,
y=10001001 10100000 ZZZZZZZZ 10000100 ZZZZZZZZ 10000100 ZZZZZZZZ 10000100 ZZZZZZZZ …(27)
となる。
送受信器012および送受信器013の何れもが正常な場合,受信回路0123において受信したデータフレームu,および受信回路0134において受信したデータフレームvは,
u=v=w
であり(21)式および(22)式は
((NOT(c∧d)∧c∧w)XOR((NOT(c∧d)∧c∧w)=0…(28)
((NOT(c∧d)∧d∧w)XOR((NOT(c∧d)∧d∧w)=0…(29)
となる。
図3は,2系の送信回路0124に異常が発生し,ハイインピーダンスの状態具体的なデータフレームと,ビット検査列による本発明に係る鉄道車両用伝送装置におけるデータフレームの合成過程を示した図(正常時)である。
いま送信回路0124に異常が発生し,送信回路0123の送信動作が停止した状態を想定する。このとき送信回路0123から送出されるデータフレームxはハイインピーダンスZとなる。即ち
x=ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ ZZZZZZZZ …(30)
となる。伝送路上で合成され,受信回路0124および受信回路0134によって受信されるデータフレームは,
u=10001001 11100100 ZZZZZZZZ 10001101 ZZZZZZZZ 10001101 ZZZZZZZZ 10010110 ZZZZZZZZ …(31)
となり,検査ビット列との論理積は下記の通りである。
((NOT(c∧d)∧c∧w)XOR((NOT(c∧d)∧c∧w)≠0…(32)
((NOT(c∧d)∧d∧w)XOR((NOT(c∧d)∧d∧w)=0…(33)
上記の(32)式および(33)式の結果により,1系の送信回路0123の異常を検知することができる。
実際には,送出されたフレームの各ビットを常時監視し,ハイインピーダンス状態が検知された段階で,何れの送信回路に異常が発生しているかを認識することが可能である。
図4は,本発明係る鉄道車両用伝送装置の一実施例を示すブロック図である。
同図において06は本発明に係る装置,07は図1の装置02に相当する装置であり,本発明に係る装置06および装置07は,RS−485インターフェースによる3線式半二重伝送方式を採用した接続形態を示している。
本発明に係る装置06には,前記図1の本発明に係る装置01と同様に,二つの送受信器062および063が設けられ,これらは本発明に係る装置06を統括する制御手段061によって制御される。送受信器062は伝送路081,082,083に,送受信器063は伝送路091,092,093にそれぞれ接続される。
更に送受信器062は,検査ビット列生成手段0621,送信回路0622,検査ビット列照合手段0623および受信回路0624とから構成され,送受信器063は,検査ビット列生成手段0631,送信回路0632,検査ビット列照合手段0633および受信回路0634とから構成される。
本発明に係る装置06および装置07間の伝送制御は,従来の例と同様にマスタ・スレーブ方式によるものが想定できる。一例として装置07がマスタとすれば,装置07は本発明に係る装置06に対して,一定周期で要求フレームを送出し,本発明に係る装置06はその応答として,応答フレームを送出するものである。
そして要求フレームと応答フレームの送出を相互に繰り返すことによって,本発明に係る装置06と装置07間のデータ交換が行われる。
上記においては,01を本発明に係る装置として説明を行ったが,02も本発明に係る装置とすることは可能である。更に,二つの装置間に止まることなく,二つ以上の装置を共通の伝送路(バス)に接続することによって装置間のデータ交換を行う鉄道車両内バス(ネットワーク)への適用も可能である。
本発明に係る鉄道車両用伝送装置の構成を示す図。 本発明に係る鉄道車両用伝送装置のデータフレームの合成過程を示す図(正常時)。 本発明に係る鉄道車両用伝送装置のデータフレームの合成過程を示す図(異常時)。 本発明に係る鉄道車両用伝送装置の実施例を示す図。 従来の鉄道車両用伝送装置の構成を示す図。 伝送制御手順を示す図。 従来の鉄道車両用伝送装置におけるデータフレームの合成過程を示す図(正常時)。 従来の鉄道車両用伝送装置におけるデータフレームの合成過程を示す図(異常時)。
符号の説明
01,06…本発明に係る装置
02,07、50…装置
03,04,05…伝送路
081,082,083,091,092,093,101,102,103…伝送路
011,021,061,071,501…制御手段
012,013,062,063,022,023…送受信器
072,073,502,503…送受信器
0121,0131,0621,0631…検査ビット列生成手段
0122,0132,0622,0632…送信回路
0123,0133,0623,0633…検査ビット列照合手段
0124,0134,0624,0634…受信回路
5022,5032…送信回路
5024,5034…受信回路
w…データフレーム
x,y…送信フレーム
x∨y…xとyを合成したフレーム
c,d…検査ビット列

Claims (1)

  1. 鉄道車両に搭載される二つの装置間をシリアル伝送路によって接続し,相互に制御情報を交換する伝送方式において,
    該シリアル伝送路は第一の伝送路と第二の伝送路によって二重化されるとともに,該第一の伝送路と該第二の伝送路とは互いに接続され,
    該装置には,前記第一の伝送路に接続された第一の送受信器と,
    前記第二の伝送路に接続された第二の送受信器と,
    該第一の送受信器および該第二の送受信器との間で情報を交換するとともに前記装置を統括する機能を有する制御手段とを設け,
    該制御手段は,受信時においては,前記第一の送受信器および前記第二の送受信器の動作状態を監視するとともに,
    前記第一の送受信器および前記第二の送受信器が共に正常な場合には,予め定めた一方の送受信器にて受信したデータを受信情報とし,
    送信時においては,前記第一の送受信器および前記第二の送受信器が正常な場合は,送信データを二つのデータに分解し,一つを前記第一の送受信器から,もう一つを前記第二の送受信器から同時に送出するように前記第一の送受信器および前記第二の送受信器を制御するとともに,
    前記第一の送受信器および前記第二の送受信器から送出された送信データを監視し,異常が検知された場合には当該送受信器の送信動作を停止し,正常な送受信器のみを用いてデータの送出を行うことを特徴とする鉄道車両用伝送装置。

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