JP2009273793A - 目薬容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】点眼時における威圧感や恐怖感を払拭させ、かつ眼球の中央部への薬液滴下を正確に行なうことが容易な目薬容器を低コストで提供する。
【解決手段】薬液が充填された主容器部11と、主容器部11の上部に設けられた投薬部12とから成る目薬容器10において、投薬部12には、その略中心部に貫設され主容器部11に通じる投薬孔16と、投薬孔16を覆い、柔軟な連接部材14によって一端が投薬部12の周縁部に連接され、かつ投薬部12の周縁部に嵌合係止され該周縁部から嵌脱自在なキャップ部15とを設け、かつ投薬孔16の周囲には着色された所定径の照準環17を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、目薬容器に関するものであり、より詳細には薬液の投薬孔の周囲に着色された照準環を設けたことを特徴とする目薬容器に関するものである。
今日、目薬容器としては、様々のデザインや機能を持った数多くの製品が世の中に広く出回っている。しかしながら、これらの目薬容器を用いて点眼を行なう際、眼球の中央部に薬液を上手に滴下させることは意外に難しく、眼球の周辺部、或いは眼球の外部に薬液を滴下しまうような事態もしばしば発生する。
このような、点眼時における困難性を克服して、眼球の中央部への薬液滴下を確実に実現すべく、従来から、特許文献1乃至3などに記載された発明や考案が数多く開示されている。例えば、特許文献1に開示された発明は、目薬容器の投薬部に容器本体とは異なる着色を施して投薬部の視認性を向上させ、眼球中央部への点眼を容易とするものである。
また、特許文献2に開示された発明は、目薬容器の投薬部の周辺に着色液を入れたタンクを設け、目薬容器の傾きを当該着色液の色むらから検知し、目薬容器が眼球中央部の直上にあることを確認して点眼の容易化を図ったものである。さらに、特許文献3に開示された考案は、目薬容器の本体の側周面に等高線状の刻み線を設け、かかる刻み線と容器内の薬液との位置関係から、目薬容器が眼球中央部の直上にあることを確認して点眼の容易性を実現させるものである。
特開2003−033422号公報 特開2007−037775号公報 実用新案登録3118766号公報
しかしながら、点眼時においては目薬容器の投薬部を眼球に近接させるため、眼球に映る投薬部先端の映像はその輪郭自体がぼやけてしまい、たとえ特許文献1に開示された発明のように投薬部を目薬容器本体とは異なる色彩としても、それによって投薬孔の眼球中央部への照準が定まるという効果は期待し難いという問題がある。
また、特許文献2或いは3に開示された発明は、特殊構造の着色液タンクを目薬容器の本体に別途設ける必要があることや、容器自体を特殊な構造とすることから容器の製造工程が複雑となり製品コストの上昇を招くという欠点があった。
さらに、これら従来からの目薬容器は、投薬部の先端が何れも容器本体から突設された構造になっているため、点眼の際に投薬部を眼球に近接させた場合、点眼を行なう者に対して威圧感や恐怖感を与え、眼球中央部への薬液滴下の照準をより難しくするという問題を内包していた。
本発明は、このような従来からの課題を解決することを目的とするものであって、より具体的には、点眼時における眼球中央部への薬液滴下を、容易かつ正確に実現し得る目薬容器を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点による目薬容器は、前述の目的を達成するため、薬液が充填された主容器部と、前記主容器部の上部に設けられた投薬部とから成る目薬容器であって、前記投薬部は、その略中心部に貫設され前記主容器部に通じる投薬孔と、前記投薬孔を覆い、柔軟な連接部材によって一端が前記投薬部の周縁部に連接され、かつ前記投薬部の周縁部に嵌合係止され、該周縁部から嵌脱自在なキャップ部とを含み、前記投薬孔の周囲には着色された所定径の照準環が設けられていることを特徴とする。
したがって、このような構成によれば、投薬孔を覆っているキャップ部を容易に投薬部から嵌脱させることができ、キャップ部は常に連接部材によって投薬部に繋がれているのでこれを紛失する恐れもない。さらに、投薬孔の周囲には着色された所定径の照準環が設けられているので、点眼時における投薬孔への照準が容易となり、薬液を眼球の中央部へ正確に滴下することができる。
また、本発明の第2の観点による目薬容器は、上記第1の観点において、前記投薬部は略扁平な構造であることを特徴とする。したがって、このような構成によれば、投薬部が目薬容器の本体から突出しておらず、点眼の際に投薬部を眼球に近接させた場合でも、点眼を行なう者に対して威圧感や恐怖感を与えるおそれはない。
また、本考案の第3の観点による目薬容器は、上記第1又は第2の観点において、前記主容器部と前記投薬部とは一体構造として成型されることを特徴とする。したがって、このような構成によれば、主容器部と前記投薬部とを一体成型できるので、目薬容器全体としての製造工程が簡素化され製造コストの低減を図ることができる。
本発明によれば、点眼時における威圧感や恐怖感を払拭させ、かつ眼球の中央部への薬液滴下を正確に行なうことの容易な目薬容器を低コストで提供することが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態である実施例について、添付図面の図1乃至3を参照しつつ以下に説明を行う。
先ず、本実施例による目薬容器10の構造を図1a及び1bに示す。図1aの斜視図において、主容器部11は、目薬の薬液が充填されたポリ・エチレンやポリ・カーボネート等の高分子材料を用いた薬液容器である。主容器部11は、必要に応じて適度の柔軟性を有しており、点眼時にはその側周面や底面を圧迫することによって、後述する投薬孔16を通じて内部の薬液を容易に摘出させることが可能な構造となっている。
投薬部12は、主容器部11と同様の高分子素材から作られており、容器部11の上部に添着された構造となっている。投薬部12を容器部11に着設するには、例えば、投薬部12の基部13を容器部11の開孔部に押し込んで両者を嵌合させるようにしても良いし、或いは、基部13と開孔部の双方にネジ部を設けて両者を螺合させるようにしても良い。さらに、投薬部12と容器部11とを同一の部材から一体成型する構造としても良い。
投薬部12の一端にはヒンジ部14が設けられており、ヒンジ部14をいわゆるヒンジ(蝶番)としてキャップ部15が投薬部12に連接されている。キャップ部15も他の部材と同様に柔軟な高分子素材によって形作られているので、外部から加える応力によって容易にその形状を撓めることができる。
したがって、目薬容器10の未使用時においては、キャップ部15は投薬部12の周縁部に、いわば「パチン」と嵌めこまれた形で嵌合係止されている(図1bを参照)。一方、その使用時には、手の指や爪などを用いてキャップ部15を撓めることにより、容易にキャップ部15を投薬部12の周縁部から外すことができる。
なお、かかるキャップ部15の嵌脱操作をさらに容易にすべく、例えば、キャップ部15の一端に指を掛けられるような突起部を設けたり、或いは投薬部12の周縁部に爪を差し込めるような切り欠き部を設けるようにしてもよい(何れも図示せず)。
キャップ部15は、ヒンジ部14を介して投薬部12の周縁部に連接・係止されているので、キャップ部15を投薬部12から外した状態においても、外したキャップ部15が床などに転落して汚染されてしまうおそれはない。また、キャップ部15は、目薬容器10と一体不可分であるため、外したキャップ部15を紛失するおそれもない。
なお、外したキャップ部15が点眼動作の邪魔とならないようにするため、ヒンジ部14の各部の寸法や、投薬部12への取付け位置等の各要素を適宜調整して、キャップ部15を投薬部12から外した際に、キャップ部15の冠部が主容器部11の側周部に触れる位置にまでキャップ部15が展開できるようにすることが好ましい。
一方、投薬部12の略中心部には投薬孔16が穿かれており、主容器部11内に充填されている薬液は、かかる投薬孔16を通して外部に摘出される。また、投薬部12の周囲には照準環17が設けられている。照準環17は、投薬部12の素材色と異なる色の塗料を投薬部12の上面に環状に塗布して描くようにしても良いし、着色された環状シールを投薬部12の上面に貼り付けるようにしても良い。或いは、着色された環状部材を投薬部12の上面に埋め込んで構成するようにしても良い。
なお、図1a及び1bに示される目薬容器10の構造は、本発明の実施の一例を示すものであり、本発明の実施による目薬容器の形状がかかる事例のみに限定されることを意味するものではない。したがって、主容器部11の形状は、例えば、四角の箱型や円形の太鼓型など、実際の実施態様に応じて自在に設定することが可能である。同様に、投薬部12やヒンジ部14、或いはキャップ部15などの形状に関しても、実施態様に応じて任意の形状を取り得ることはいうまでもない。
次に、投薬部12における投薬孔16と照準環17の関係について、図2a及び2bに基づいて説明を行なう。なお、図2の各図においては、かかる説明と直接的な係わり合いが無いため、主容器部11、ヒンジ部14、及びキャップ部15の図示並びに記載を省略している。
先ず、投薬部12上面における投薬孔16と照準環17との相対的な位置関係を投薬部12の平面図(図2a)に示す。同図に示されるように、照準環17は、投薬孔16を中心とする内径a及び外径bからなるドーナツ状の環状円である。因みに、照準環17の内径a及び外径bの寸法は、実際の使用態様に応じて適宜変更し得るものであるが、実用上においては照準環17の環状部の幅(b−a)は、投薬部12上面の半径の1/8〜1/2程度の値に設定することが好ましい。
また、投薬部12の上面は完全な平面ではなく、例えば、図2bの投薬部12の略式断面図に示されるように、その周縁部から投薬孔16の中心方向に向かって徐々に盛り上がるような構造としても良い。因みに、このような構造とすることによって、キャップ部15を閉じた状態において、キャップ部15の内面と投薬孔16との密着性が高まり、目薬容器10の未使用時における投薬孔16からの薬液の漏れ、或いは薬液の蒸発を効果的に防止することができる。
また、かかる密着性をさらに高めるべく、例えば、キャップ部15の内面において、投薬孔16と対向する位置に、投薬孔16の開口部と嵌合してこれを封止するような突起部(図示せず)を設けるようにしてもよい。
次に、本実施例による目薬容器10を用いた点眼時の動作について、添付の図3に基づいて説明を行なう。先ず、点眼を行なう際には、図3aの説明図に示されるとおり、点眼者は目薬容器10を保持しつつ投薬部12を眼球30の上で移動させる。然る後に点眼者は、投薬孔16が眼球30の直上となる位置に照準をつけて、薬液20を眼球30の中央に滴下する。
本実施例による目薬容器10においては、かかる照準を定める際に、点眼者は照準環17を指標にして照準を定めることができる。この場合、投薬部12が眼球30に近接しているため、点眼者の視認し得る照準環17の映像は、図3bの説明図に示されるような輪郭がぼやけたリング状の映像となる。
ところで、このようなリング状の映像は、たとえその輪郭がぼやけていても、その視認性は極めて良好であることが経験則として広く認知されている。例えば、一般の視力検査で用いられる著名なランドルト環(円環の一部が欠損した略C字型の視力検査記号)も、かかる原則を応用したものである。また、いわゆるレッド・グリーンテストとして知られている遠・近視検査においても、同様の理由から赤及び緑の円環指標が用いられていることは周知の事実である。
さらに、軍用小銃の分野においても照門(小銃後部にあるリアサイト)の覗き穴を非常に大きくしたものが、いわゆるゴーストリングサイトとして知られている。因みに、ゴーストリングサイトとは、このような大きな覗き穴の照門を用いて照準をつけた際に、照門映像がぼやけ、お化け(ghost)のような輪(ring)として照門が狙撃者に視認されることに由来している。このようにぼやけたリング状の照門映像は、狙撃者にとって素早い照準が付け易いため、主に近接接近戦闘において広く用いられている。
したがって、本実施例による目薬容器10を使用した場合、点眼者は、図3bに示されるようなぼやけたリング状映像に基づいて、迅速かつ容易に、投薬孔16を眼球30の直上となる位置に照準することが可能となり、薬液20を眼球30の中央部に確実に滴下させることができる。
また、本実施例による目薬容器10の投薬部12は、目薬容器10の本体から突出しておらず略扁平な構造であるので、点眼時に投薬部12を眼球30に近接させた場合でも点眼者に恐怖感や威圧感を与えるおそれはない。このため、点眼の対象者が子供や幼児の場合でも容易に点眼を行なうことができる。
以上に説明したように、本発明によれば、点眼の際に薬液を眼球中央に滴下し得る照準の容易な目薬容器を低コストで実現することができる。また、点眼時における恐怖感や威圧感を払拭できるため、点眼時の正確性をさらに高めることが可能となる。
なお、本発明の実施形態は、以上に説明した各実施例に限定されるものではなく、例えば、各々の実施例を構成する各部位の形状や配置、或いはその素材等は、本発明の趣旨を逸脱することなく、現実の実施態様に即して適宜変更ができるものであることは言うまでもない。
以上に説明した本発明の構成は、点眼用の目薬容器等においてその利用が可能である。
本発明の実施例である目薬容器の構造を示す斜視図である。 図1に示された目薬容器の投薬部の構造を説明する図である。 図1に示された目薬容器の使用時における動作を説明する図である。
符号の説明
10 … 目薬容器
11 … 主容器部
12 … 投薬部
13 … 投薬部基部
14 … ヒンジ部
15 … キャップ部
16 … 投薬孔
17 … 照準環
20 … 薬液
30 … 眼球

Claims (3)

  1. 薬液が充填された主容器部と、
    前記主容器部の上部に設けられた投薬部とから成る目薬容器であって、
    前記投薬部は、
    その略中心部に貫設され前記主容器部に通じる投薬孔と、
    前記投薬孔を覆い、柔軟な連接部材によって一端が前記投薬部の周縁部に連接され、かつ前記投薬部の周縁部に嵌合係止され、該周縁部から嵌脱自在なキャップ部と、を含み、
    前記投薬孔の周囲には着色された所定径の照準環が設けられていることを特徴とする目薬容器。
  2. 前記投薬部は、略扁平な構造であることを特徴とする請求項1に記載の目薬容器。
  3. 前記主容器部と前記投薬部とは一体構造として成型されることを特徴とする請求項1又は2に記載の目薬容器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101518823B1 (ko) 2012-03-30 2015-05-14 최승재 안약용기
KR101713449B1 (ko) * 2015-12-22 2017-03-07 제주대학교 산학협력단 개선된 안약 케이스

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