JP2009272786A - 地上デジタル放送受信検証システム - Google Patents

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雅俊 横山
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Abstract

【課題】流通している多岐に亘るデジタル放送受信機によるデジタル放送番組の受信検証を効率的に行うことができる地上デジタル放送受信検証システムを提供する。
【解決手段】検証対象放送データに基づいて擬似放送を生成する擬似放送生成手段24,40、受信機の制御操作を行う受信機制御手段33,54,64,74、受信機の表示画面と音声を取得する映像・音声キャプチャ手段34,35,56を備え、検証スクリプトに基づいて、受信機の制御操作を行い、表示画面をキャプチャして検証レポートを生成する。ワンセグ携帯端末では、キー打鍵ロボット54,55を用いてキー操作を行い、表示画面撮像カメラ56により表示画面を撮像する。本システムでは、機種別操作情報データベース32を備え、単一の検証スクリプトに基づいてワンセグ携帯・USBチューナ・HDTV受信機等の各種デジタル放送受信機の受信検証を同時並行的に行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、地上デジタル放送の受信検証を行うシステムに関し、特に、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機による放送番組の受信検証を効率的に行うことができる地上デジタル放送受信検証システムに関する。
我が国の地上デジタル放送は、1チャンネルが13セグメントに区分され、12セグメントのハイビジョン放送(HDTV)と、携帯端末向けのワンセグメント放送(ワンセグ)とが同時に提供されるとともに、データ放送も同時に提供され、放送と通信を融合した様々なサービスに対応できるようになっている。
我が国では、このような地上デジタル放送が2003年12月から開始され、2011年7月には現在のアナログ放送が終了して完全にデジタル放送に置き換わる予定である。
一方、かかる我が国の地上デジタル放送を受信するデジタル放送受信機としては、HDTVテレビジョン放送受信機のほか、ワンセグ対応携帯電話、ワンセグ対応携帯端末、USBワンセグチューナなど極めて多岐に亘る。
このため、地上デジタル放送を提供する放送局は、かかる多岐に亘るデジタル放送受信機に対して常に正しく表示される放送電波を提供することが要求されることとなり、デジタル放送番組の受信検証を如何に効率的に実施して行くかが大きな課題となっている。
かかるデジタル放送番組の受信検証を行う従来技術として、例えば、特許文献1では、データ放送用に作成された番組データを、放送に先立って模擬的に再生し、再生した番組データに基づき、放送時間の経過に対応した各ページの画面を表示できるようにしたデータ放送番組検証システムが開示されている。
また、特許文献2では、連動型のデータ放送について、実際に放送されるフォーマットでのデータ放送の送出シミュレーションを行う手段を備え、番組コンテンツとデータ放送用コンテンツとを連動させた映像を受信機においてプレビューできるデータ放送テストシステムが開示されている。
また、特許文献3では、デジタル放送におけるデータ放送のコンテンツ情報を受信する受信手段を備え、コンテンツ解析部によって受信されたコンテンツを解析して操作可能な情報を抽出し、BMLブラウザによりコンテンツの各ページを自動的に一定間隔で表示させるデータ放送確認装置が開示されている。
特開2004−336441号公報 特開2002−135220号公報 特開2001−358671号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、番組データを、放送電波を介さず、直接再生することで放送番組の確認を行うものであり、流通しているデジタル受信機によって正しく表示されることを検証する目的には適用できない。
また、特許文献2のシステムは、実際に放送されるフォーマットでのデータ放送の送出シミュレーションを行い、デジタル放送受信機において表示される画面を確認できるようにしたものであるが、受信機側での操作に対して正しく画面の遷移が行われることを検証する目的には適用できない。
また、特許文献3の装置は、実際に放送されたデータ放送を受信機で受信して表示画面を確認するようにしたものであるが、ここで使用する受信機はコンテンツ解析部や擬似リモコン操作部を備えた専用の受信機であって、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機において正しく受信されることを確認する目的に適用できるものではない。
本願発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、検証するデジタル放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機側での操作による表示画面の遷移状況を検証することができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機において、検証の対象となるデジタル放送番組が正しく受信されることを効率的に検証できる地上デジタル放送受信検証システムを提供することを目的とする。
この発明にかかる地上デジタル放送受信検証システムは、検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの受信検証を行うための一連の受信機制御情報が記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた一連の表示画面に基づいて前記検証するデジタル放送受信機の受信検証レポートを生成する機能を有する制御手段と、を備えたものである。
この発明によれば、検証の対象となる放送データから擬似放送を生成し、検証するデジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、検証するデジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段を備え、検証スクリプトに記述された一連の受信機制御情報に基づき、検証する受信機の制御操作を行い、制御操作後の受信機の表示画面をキャプチャし、キャプチャされた一連の表示画面に基づいて受信検証レポートを生成するので、検証するデジタル放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機側での操作による表示画面の遷移状況を検証することができる。
また、この発明によれば、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する機種別の操作情報が記憶された機種別操作情報記憶手段を備え、検証スクリプトの各受信機制御情報について、機種別操作情報記憶手段を参照して各受信機の制御操作を行うので、単一の検証スクリプトで多種のデジタル放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、ワンセグ受信機能を有する携帯端末を含み、前記受信機制御手段は、前記携帯端末のキーを打鍵するキー打鍵手段を含み、前記表示画面キャプチャ手段は、前記携帯端末の表示画面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像をキャプチャする画像キャプチャ手段とを含み、前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記携帯端末の機種別のキー打鍵位置情報が記憶され、前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証する携帯端末のキー打鍵位置情報を取り出し、前記キー打鍵手段により前記検証する携帯端末の対応するキーを打鍵し、前記撮像手段および前記画像キャプチャ手段により前記検証する携帯端末の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面に基づいて前記検証する携帯端末の受信検証レポートを生成する機能を有するものでもよい。
この発明によれば、ワンセグ対応携帯端末による受信検証を可能とするため、受信機制御手段として携帯端末のキーを打鍵するキー打鍵手段を備え、表示画面キャプチャ手段として携帯端末の表示画面を撮像する撮像手段と画像キャプチャ手段とを備えるので、ワンセグ対応携帯端末を所定位置に固定するだけで、実際に受信された放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を検証することができる。
また、この発明によれば、ワンセグ対応携帯端末の機種別キー打鍵位置情報が機種別操作情報記憶手段に記憶されているので、単一の検証スクリプトで多種のワンセグ対応携帯端末の受信検証を同時に行うことができ、実際に流通している多岐に亘るワンセグ対応携帯端末の受信検証を効率的に行うことができる。
なお、検証するワンセグ対応携帯端末の機種別に、撮像手段により撮像された画像から表示画面部分を切り出すための画像取込範囲を記憶する機種別画像取込範囲記憶手段を備え、表示画面キャプチャ手段において、機種別画像取込範囲記憶手段に記憶された画面取込範囲情報を参照して表示画面部分を切り出すようにしてもよい。これにより、表示画面の位置が異なる各種のワンセグ携帯端末について、常に表示画面部分のみを切り出した検証レポートを生成できる。
前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、ワンセグチューナが装着されたパソコンを含み、前記受信機制御手段は、前記ワンセグチューナが装着されたパソコンの外部入出力インターフェースを介してパソコンのキーを操作するパソコンキー操作手段を含み、前記表示画面キャプチャ手段は、前記ワンセグチューナが装着されたパソコンの外部入出力インターフェースを介してパソコンの表示画面を取得するパソコン表示画面取得手段を含み、前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記ワンセグチューナの機種別キー操作情報が記憶され、前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するワンセグチューナのキー操作情報を取り出し、前記パソコンキー操作手段により前記検証するワンセグチューナが装着されたパソコンの対応するキーを操作し、前記パソコン表示画面取得手段により前記検証するワンセグチューナが装着されたパソコンの表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされたパソコン表示画面に基づいて前記検証するワンセグチューナの受信検証レポートを生成する機能を有するものでもよい。
この発明によれば、ワンセグチューナによる受信検証を可能とするため、受信機制御手段としてワンセグチューナが接続されたパソコンのキーを操作するパソコンキー操作手段を備え、表示画面キャプチャ手段としてワンセグチューナが接続されたパソコンの表示画面を取得するパソコン表示画面取得手段を備えるので、検証するワンセグチューナにより実際に受信された放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を検証することができる。
また、この発明によれば、ワンセグチューナの機種別キー操作情報が機種別操作情報記憶手段に記憶されているので、単一の検証スクリプトで多種のワンセグチューナの受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るワンセグチューナの受信検証を効率的に行うことができる。
前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、12セグメント放送を受信するテレビジョン放送受信機を含み、前記受信機制御手段は、前記テレビジョン放送受信機の赤外線リモコン操作信号を送信する赤外線通信手段を含み、前記表示画面キャプチャ手段は、前記テレビジョン放送受信機の映像信号をキャプチャするHDTVキャプチャ手段を含み、前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記テレビジョン放送受信機の機種別赤外線リモコン操作情報が記憶され、前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するテレビジョン放送受信機の赤外線リモコン操作情報を取り出し、前記赤外線通信手段により前記検証するテレビジョン放送受信機の制御操作を行い、前記HDTVキャプチャ手段により前記検証するテレビジョン放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面に基づいて前記検証するテレビジョン放送受信機の受信検証レポートを生成する機能を有するものでもよい。
この発明によれば、12セグメント放送を受信するテレビジョン放送受信機による受信検証を可能とするため、受信機制御手段としてテレビジョン放送受信機の赤外線リモコン操作信号を送信する赤外線通信装置を備え、表示画面キャプチャ手段としてテレビジョン放送受信機の映像信号をキャプチャするHDTVキャプチャ手段を備えるので、検証するテレビジョン放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を検証することができる。
また、この発明によれば、テレビジョン放送受信機の機種別赤外線リモコン操作情報が機種別操作情報記憶手段に記憶されているので、単一の検証スクリプトで多種のテレビジョン放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るテレビジョン放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの画面遷移解析を行い、画面を遷移させるすべての受信機制御情報を抽出し、検証スクリプトを自動生成する検証スクリプト自動生成手段を備えたものでもよい。
この発明によれば、放送データの画面遷移解析により検証スクリプトが自動生成されるので、依頼者から検証の対象となる放送データのみを取得することで、検証レポートを生成して依頼者に報告することができる。
この発明にかかる地上デジタル放送受信検証システムは、検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記デジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面について前記検証スクリプトに記述された対応する画面表示設定情報に基づいて前記検証スクリプトに記述された対応する参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、を備えたものでもよい。
この発明によれば、検証の対象となる放送データから擬似放送を生成し、検証するデジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、検証するデジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段を備え、検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを用いて、検証スクリプトに記述された一連の受信機制御情報に基づき、検証する受信機の制御操作を行い、制御操作後の受信機の表示画面をキャプチャし、キャプチャされた表示画面について、対応する画面表示設定情報に基づき、対応する参照画像データとのマッチング演算を行う機能を有するので、検証するデジタル放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を検証スクリプトに基づいて自動判定できる。
また、この発明によれば、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する機種別の受信機操作情報が記憶された機種別操作情報記憶手段を備え、制御手段において、検証スクリプトの各受信機制御情報について、機種別操作情報記憶手段を参照して各受信機の制御操作を行うので、単一の検証スクリプトで多種のデジタル放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
この発明にかかる地上デジタル放送受信検証システムは、検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、前記放送データ記憶手段から検証する放送データを取り出して画面遷移解析を行い、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、前記取得された受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記取得されたリンク情報に基づいて遷移後の表示画面を合成して参照画像データを生成し、前記キャプチャされた表示画面について前記取得された画面表示設定情報に基づいて前記生成された参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、を備えたものでもよい。
この発明によれば、検証の対象となる放送データから擬似放送を生成し、検証するデジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、検証するデジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段を備え、検証の対象となる放送データの画面遷移解析を行って、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、取得された受信機制御情報に基づいて検証する受信機の制御操作を行い、制御操作後の受信機の表示画面をキャプチャし、キャプチャされた表示画面について、取得された画面表示設定情報に基づき、取得された参照画像データとのマッチング演算を行う機能を有するので、検証の対象となる放送データのみに基づいて、検証するデジタル放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を自動判定できる。
また、この発明によれば、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する機種別の受信機操作情報が記憶された機種別操作情報記憶手段を備え、制御手段において、検証スクリプトの各受信機制御情報について、機種別操作情報記憶手段を参照して各受信機の制御操作を行うので、検証の対象となる放送データに基づき、多種のデジタル放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
この発明にかかる地上デジタル放送受信検証システムは、検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記デジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面について前記検証スクリプトに記述された対応する画面表示設定情報に基づいて前記検証スクリプトに記述された対応する参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、を備えたものでもよい。
この発明によれば、検証するデジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段を備え、検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを用いて、検証スクリプトに記述された一連の受信機制御情報に基づき、検証する受信機の制御操作を行い、制御操作後の受信機の表示画面をキャプチャし、キャプチャされた表示画面について、対応する画面表示設定情報に基づき、対応する参照画像データとのマッチング演算を行う機能を有するので、検証するデジタル放送受信機により受信された実際の放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を検証スクリプトに基づいて自動判定でき、放送中のデータ放送の異常をリアルタイムに検知して通報するシステムを構成できる。
また、この発明によれば、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する機種別の受信機操作情報が記憶された機種別操作情報記憶手段を備え、制御手段において、検証スクリプトの各受信機制御情報について、機種別操作情報記憶手段を参照して各受信機の制御操作を行うので、多種のデジタル放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
この発明にかかる地上デジタル放送受信検証システムは、検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、前記放送データ記憶手段から検証する放送データを取り出して画面遷移解析を行い、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、前記取得された受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記取得されたリンク情報に基づいて遷移後の表示画面を合成して参照画像データを生成し、前記キャプチャされた表示画面について前記取得された画面表示設定情報に基づいて前記生成された参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、
を備えたものでもよい。
この発明によれば、検証するデジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段を備え、検証の対象となる放送データの画面遷移解析を行って、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、取得された受信機制御情報に基づいて検証する受信機の制御操作を行い、制御操作後の受信機の表示画面をキャプチャし、キャプチャされた表示画面について、取得された画面表示設定情報に基づき、取得された参照画像データとのマッチング演算を行う機能を有するので、検証の対象となる放送データのみに基づいて、検証するデジタル放送受信機により受信された実際の放送電波について、受信機の制御操作による表示画面の遷移状況を自動判定でき、放送中のデータ放送の異常をリアルタイムに検知して通報するシステムを構成できる。
また、この発明によれば、デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する機種別の受信機操作情報が記憶された機種別操作情報記憶手段を備え、制御手段において、検証スクリプトの各受信機制御情報について、機種別操作情報記憶手段を参照して各受信機の制御操作を行うので、多種のデジタル放送受信機の受信検証を同時に行うことができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができる。
前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの映像ストリームを再生する映像再生手段を備え、前記制御手段は、前記表示画面キャプチャ手段によりキャプチャされた画像フレームと前記映像再生手段により再生された映像ストリームとの動的マッチング演算を行い、デジタル放送受信機による映像表示を自動判定する機能を有するものでもよい。
この発明によれば、表示画面キャプチャ手段によりキャプチャされた画像フレームと、放送データの映像ファイルを再生して生成された映像ストリームとの動的マッチング演算を行う機能を有するので、検証するデジタル放送受信機により受信される実際の放送番組の映像を自動判定でき、放送中の映像の異常をリアルタイムに検知して通報するシステムを構成できる。
前記デジタル放送受信機の音声をキャプチャする音声キャプチャ手段と、前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの音声ストリームを再生する音声再生手段を備え、前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された音声データと前記音声再生手段により再生された音声ストリームとの動的マッチング演算を行い、デジタル放送受信機による音声出力を自動判定する機能を有するものでもよい。
この発明によれば、音声キャプチャ手段によりキャプチャされた音声データと、放送データの音声ファイルを再生して生成された音声ストリームとの動的スペクトルマッチング演算を行う機能を有するので、検証するデジタル放送受信機により受信された実際の放送番組の音声を自動判定することができ、放送中の音声の異常をリアルタイムに検知して通報するシステムを構成できる。
以上のように、本願発明によれば、検証するデジタル放送受信機で実際に受信された放送電波について、受信機側での操作による表示画面の遷移を検証することができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機の受信検証を効率的に行うことができるという効果がある。
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1に、本願発明の一実施形態にかかる地上デジタル放送受信検証システムのシステム構成図を示す。
本システムでは、放送データの受信検証を行うデジタル放送受信機として、3種類のワンセグ対応携帯端末52a、52b、52cと、3種類のUSBワンセグチューナ62a、62b、62cと、2種類のHDTV放送受信機72a、72b(72bはHDTV放送受信チューナ)を対象とする場合について例示する。
本システムは、システム全体を制御する全体制御コンピュータ10と、擬似放送の送信を制御する擬似放送送信制御コンピュータ20と、検証する受信機を制御して表示画面のキャプチャを行い、検証レポートを生成する検証制御コンピュータ30と、検証する受信機に対して擬似放送電波を供給する擬似放送送信機40と、ワンセグ対応携帯端末の受信検証を行うためのワンセグ対応携帯端末受信検証ユニット50a、50b、50cと、USBワンセグチューナの受信検証を行うためのUSBワンセグチューナ受信検証ユニット60a、60b、60cと、HDTV放送受信機の受信検証を行うためのHDTV放送受信機受信検証ユニット70a、70bを備える。
全体制御コンピュータ10は、検証手順が記述された検証スクリプトが記憶される検証スクリプトデータベース12と、検証スクリプトデータベースから検証を行う検証スクリプトを取り出し、取り出された検証スクリプトの記述に従って、擬似放送制御コンピュータ20に対して擬似放送番組の送信開始を指示し、検証制御コンピュータ30に対して、検証する受信機を制御し、表示画面等のキャプチャを行い、検証レポートを生成する指示を行う全体制御モジュール14を備える。
擬似放送送信制御コンピュータ20は、検証の対象となる放送データが記憶される検証対象放送データベース22と、検証対象放送データベースから検証の対象となる放送データを取り出し、取り出された放送データに基づいて擬似放送送信機40に対して擬似放送の送信を指示する送信機制御モジュール24を備える。
検証対象放送データは、データ放送の内容を記述したBML(Broadcast Markup Language)ファイルや、映像・音声データ、字幕データから構成される。
擬似放送送信機40は、地上デジタル放送規格「ARIB STD−B31」に準拠したODFM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調機であり、擬似放送送信制御コンピュータの送信機制御モジュールから供給される放送データに基づいて、所定の擬似放送を生成して検証する各受信機に供給する。
ここでは、BMLファイル、映像・音声データ、字幕データから、あらかじめ検証用TS(テストストリーム)を生成してファイリングしておき、擬似放送送信機40は、送信機制御モジュールから検証用TSを指定して送信開始の指令を受けることで、擬似電波を送信する。
検証制御コンピュータ30は、デジタル放送受信機の機種別の受信機操作情報が記録された機種別操作情報データベース32と、機種別操作情報データベースから検証する受信機の操作情報を抽出し、操作情報を各受信機に送信して制御操作を行う受信機制御モジュール33と、検証する各デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする画像キャプチャモジュール34と、各受信機の音声出力をキャプチャする音声キャプチャモジュール35と、取得された画像と音声に基づいて検証レポートを生成する検証レポート生成モジュール36とを備える。
画像キャプチャモジュール34は、ワンセグ対応携帯端末の表示画面とUSBワンセグチューナによる表示画面をキャプチャする画像キャプチャデバイスと、HDTVデジタル放送受信機によるHDTV画面を劣化なく非圧縮でキャプチャするHD画像キャプチャデバイスを備え(図示省略)、これらの画像キャプチャデバイスを制御して、各デジタル放送受信機の表示画面を画像ファイルとして取得する。
音声キャプチャモジュール35は、ワンセグ対応携帯端末の音声出力、USBワンセグチューナによる音声出力およびHDTVテレビジョン放送受信機の音声出力をキャプチャする音声キャプチャデバイスを備え(図示省略)、これらの音声キャプチャデバイスを制御して、検証する各受信機の音声出力を音声ファイルとして取得する。
ワンセグ対応携帯端末受信検証ユニット50a、50b、50cは、各検証用携帯端末のキーを打鍵するキー打鍵ロボット54a、54b、54cと、各検証用携帯端末の表示部を撮像する携帯端末表示部撮像用カメラ56a、56b、56cを備え、検証用携帯端末52a、52b、52cを、それぞれキー打鍵ロボット54a、54b、54cの位置決めステージの所定位置に固定して検証を行う。
キー打鍵ロボット54a、54b、54cは、3軸位置決めロボットにキー打鍵ヘッド55a、55b、55cを装着したものであって、検証制御コンピュータの受信機制御モジュール33と接続されており、受信機制御モジュール33は、各キー打鍵ロボットに対して、キー打鍵ヘッドを、打鍵するキーの上に位置決めして降下させる制御信号CMa、CMb、CMcを送信することで、各携帯端末のキーを打鍵する動作を実行させ、各ワンセグ対応携帯端末の受信機制御操作を行う。
尚、キー打鍵ヘッド55a、55b、55cは、携帯端末のキー打鍵時の衝撃を吸収する機構と、一定以上の力が加わると開放される安全機構を備え、携帯端末のキーを適切に打鍵するとともに、携帯電話に対して過度の力が加わらない構造としている。
携帯端末表示部撮像用カメラ56a、56b、56cは、各携帯端末がキー打鍵ロボットの所定位置に固定されたときに、各携帯端末の表示画面が撮像されるように設置されている。携帯端末表示部撮像用カメラは、携帯端末の表示画面が鮮明に撮像されるように、120万画素のテレビカメラを使用し、液晶画面のドットによるモアレ縞を除去するためのフィルタを備えている。
各携帯端末表示部撮像用カメラの映像信号出力VMa、VMb、VMcは、検証制御コンピュータの画像キャプチャデバイスに接続されており、画像キャプチャモジュール34は、各ワンセグ対応携帯端末の表示画面をキャプチャして画像ファイルとして保存する。
また、各携帯端末の音声出力AMa、AMb、AMcは、検証制御コンピュータの音声キャプチャデバイスに接続されており、音声キャプチャモジュール35は、各ワンセグ対応携帯端末の音声出力をキャプチャして音声ファイルとして保存する。
USBワンセグチューナ受信検証ユニット60a、60b、60cは、各検証用USBワンセグチューナ62a、62b、62cをそれぞれUSBワンセグチューナ検証用パソコン64a、64b、64cに装着したものである。
USBワンセグチューナが装着された検証用パソコン64a、64b、64cは、USBインターフェースを介して検証制御コンピュータの受信機制御モジュール33と接続されており、受信機制御モジュール33は、各検証用パソコンに対してパソコンのキー操作に相当する制御信号CPa、CPb、CPcを送信し、各USBワンセグチューナの受信機制御操作を行う。
USBワンセグチューナが装着された検証用パソコン64a、64b、64cのモニタ画面出力VPa、VPb、VPcは、検証制御コンピュータの画像キャプチャデバイスに接続されており、画像キャプチャモジュール34は、各USBワンセグチューナによる表示画面をキャプチャして画像ファイルとして保存する。
また、USBワンセグチューナが装着された各検証用パソコン64a、64b、64cの音声出力APa、APb、APcは、検証制御コンピュータの音声キャプチャデバイスに接続されており、音声キャプチャモジュール35は、各USBワンセグチューナによる音声出力をキャプチャして音声ファイルとして保存する。
HDTV放送受信機受信検証ユニット70a、70bは、ここではHDTVテレビジョン放送受信機72aと、HDTVテレビジョン放送チューナ72bを例示しているが、いずれか一方でもよく、それぞれについてメーカ別に複数機種を備えてもよい。
HDTV放送受信機受信検証ユニット70a、70bは、HDTV放送受信機制御用赤外線通信装置74を介して検証制御コンピュータの受信機制御モジュール33と通信可能となっており、受信機制御モジュール33は、赤外線通信装置74に対して対象とするHDTV放送受信機を指定して受信機制御操作を行う制御信号CPを送信し、赤外線通信装置74は、指定されたHDTV放送受信機に対して赤外線リモコンによる制御操作に相当する赤外線信号を送信することで、各HDTV放送受信機の受信機制御操作を行う。
尚、赤外線通信装置74は、1つの通信装置で複数のHDTV放送受信機と通信するため、メーカーコードと機種コードに基づいて通信するHDTV放送受信機を選別して通信する機能を備える。
HDTV放送受信機72a、72bの映像信号出力VRa、VRbは、検証制御コンピュータのHDTV画像キャプチャデバイスに接続されており、画像キャプチャモジュール34は、HDTVの表示画面をキャプチャして画像ファイルとして保存する。
尚、ここでは、HDTV画面の受信検証を行うため、HDTV放送受信機の映像信号出力にはD3端子(1980×1080 59.94Hz)を用いている。
また、HDTV放送受信機72a、72bの音声出力ARa、ARbは、検証制御コンピュータの音声キャプチャデバイスに接続されており、音声キャプチャモジュール35は、各HDTV放送受信機の音声出力をキャプチャして音声ファイルとして保存する。
検証制御コンピュータの検証レポート生成モジュール36は、画像キャプチャモジュール34により保存された画像ファイルと、音声キャプチャモジュール35により保存された音声ファイルを、検証スクリプトにおいて指定された各受信機制御操作に対応させて文書化した検証レポートを生成する機能を有する。
図2に、上記地上デジタル放送受信検証システムを用いて各種デジタル放送受信機の受信検証を行う地上デジタル放送受信検証処理の一実施例(S100)を示す。
最初に、全体制御コンピュータ10の全体制御モジュール14は、これから実行する検証作業の基本情報を入力する(S102)。
入力する基本情報は、顧客名・登録日・検証実施者・検証対象機種・検証機の設定(字幕表示の有無、通信確認表示の有無等)・備考などであり、過去の登録データを呼び出して編集することもできる。
次に、全体制御モジュール14は、検証スクリプトデータベース12より、これから実行する検証スクリプトを選択して取得する(S104)。
この実施例では、検証スクリプトは、検証対象放送データに対応してあらかじめ作成されて検証スクリプトデータベース12に登録されているもののなかから選択して使用するものとしている。また、検証スクリプトデータベースに登録されている検証スクリプトを編集して使用することもできる。尚、ここでは、複数の検証スクリプトを選択可能としており、複数の検証スクリプトの受信検証処理を連続して行うことができる。
上記選択または編集された検証スクリプトの記述に基づき、以下の手順で各受信機の受信検証処理が実行される。
まず、全体制御モジュール14は、擬似放送送信制御コンピュータ20に対して、検証スクリプトに記述された検証用TSを通知して擬似放送の送信開始を指示し、擬似放送送信制御コンピュータの送信機制御モジュール24は、擬似放送送信機40に対して検証用TSを指定して送信開始コマンドを送り、擬似放送の送信を開始させる(S106)。
次に、全体制御モジュール14は、検証制御コンピュータ30に対して、各受信機の受信チャンネルの擬似放送チャンネルへの設定を指示する(S108)。これにより、検証制御コンピュータの受信機制御モジュール33は、機種別操作情報データベース32に登録されている受信機操作情報を参照して各受信機のチャンネル設定操作指令を抽出し、各受信機の受信チャンネルを設定させる。
尚、各受信機の受信チャンネルは、検証に先立ってあらかじめ設定しておいてもよいが、連続して種類の異なるTSデータを受信できない受信機が存在するため、検証を開始する際に一度別のチャンネルに変更してから検証用チャンネルに戻す動作を行っている。
全体制御モジュール14は、擬似放送のローディングが完了したら、検証スクリプトから受信機制御情報を取得し(S110)、検証制御コンピュータ30に対して、受信機制御操作を指示する。これにより、検証制御コンピュータの受信機制御モジュール34は、機種別操作情報データベース32を参照して指定された受信機制御情報に対応する各受信機の操作情報を取り出し、各受信機に対して操作指令を送信して制御操作を行わせる(S112)。
操作指令は、受信機がワンセグ対応携帯端末の場合はキー打鍵動作指令であり、受信機がUSBワンセグチューナの場合はパソコンのキー入力指令であり、受信機がHDTV放送受信機の場合は赤外線リモコン操作指令である。
尚、受信機に対して制御操作を行う前の初期画面の検証データを取得する場合には、第1回目のループではS110、S112を実行しない。
全体制御モジュール14は、各受信機の制御操作が完了したら、検証制御コンピュータ30に対して、各受信機の表示画面のキャプチャを指示し、検証制御コンピュータの画像キャプチャモジュール34は、各受信機の画像をキャプチャする(S114)。
画像キャプチャモジュール34は、画像がキャプチャされたら、機種別画像取込範囲データベース(図示省略)を参照して各受信機の表示画面部分を切り出し、切り出された各受信機の画像データを保存する(S116)。
また、全体制御モジュール14は、検証スクリプトに音声データの取得が指定されている場合は、検証制御コンピュータ30に対して各受信機の音声出力のキャプチャを指示し、検証制御コンピュータの音声キャプチャモジュール35は、各受信機の音声をキャプチャし(S118)取得された各受信機の音声データを保存する(S120)。
全体制御モジュール14は、検証スクリプトの全ステップの処理が終了するまで、S110から上記処理を繰り返し(S122)、全ステップの処理が終了したら、擬似放送送信制御コンピュータ20に対して擬似放送の送信停止を指示し、擬似放送制御コンピュータの送信機制御モジュール24は、擬似放送送信機40に対して送信停止コマンドを送り、擬似放送の送信を停止させる(S124)。
全体制御モジュール14は、選択されたすべての検証スクリプトの受信検証処理が終了するまで、S106から上記処理を繰り返し(S126)、全検証スクリプトの受信検証処理が終了したら、検証制御コンピュータ30に対して検証レポートの生成を指示し、検証制御コンピュータの検証レポート生成モジュール36は、受信検証を実施した検証スクリプト毎に、保存された画像データと音声データを受信機制御情報に対応付けて文書化した検証レポートを生成し(S128)、地上デジタル放送受信検証処理を終了する。
図3に、本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理において用いられる検証スクリプトの例を示す。
本検証スクリプトでは、最初に検証開始処理として、ステップ3において検証用TSを指定して擬似放送の送信を開始し、ステップ4において受信機の受信チャンネルを設定し、ステップ6において擬似放送のローディングが完了するのを待つ。
また、検証データ取得処理として、ステップ8において検証開始時の各受信機の初期表示画面をキャプチャして、階層1として指定されたファイル名で保存させ、ステップ9において受信機の「下ボタン」を5回押す操作を行い、ステップ10において受信機の「決定ボタン」を押す操作を行い、ステップ11において「下ボタン」を5回押して「決定ボタン」を押した後の各受信機の表示画面をキャプチャし、各受信機の音声出力を2秒間キャプチャして、階層1として指定されたファイル名で保存させ、ステップ12において「下ボタン」を1回押す操作を行い、ステップ13において「決定ボタン」を押す操作を行い、ステップ14において3秒間スリープして受信機の動作完了を待ち、ステップ15は「下ボタン」を1回押して「決定ボタン」を押した後の各受信機の表示画面をキャプチャし、各受信機の音声出力を2秒間キャプチャして、階層1として指定されたファイル名で保存させる。
以上のような検証データ取得処理を必要ステップ繰り返した後、検証終了処理として、ステップ51において擬似放送の送信を停止し、ステップ52においてワンセグ対応携帯端末検証ユニットのキー打鍵ロボットを原点位置に復帰させ、ステップ54において検証レポートの生成を指示して、受信検証処理を終了する。
図4に、機種別操作情報データベース32に登録される受信機操作情報のサンプルとして、検証対象機種がワンセグ対応携帯端末である場合の受信機操作情報の例を示す。
検証する機種がワンセグ対応携帯端末である場合には、機種別操作情報データベース32には、受信機操作情報として、検証スクリプトにおいて指定される受信機制御コード(UP,DOWN,RIGHT,LEFT,SELECTなど)に対応する、キー打鍵ロボットのキー打鍵動作指令が登録される。
図4の(1)に示すように、ワンセグ携帯端末の受信機操作情報は、受信機制御コード別にキー打鍵ロボットの動作指令がDEFKEYにより定義されたキー定義テーブルとして登録される。
例えば、受信機制御情報が「UP」の場合は、「MOVA,100,1」により、速度100で機種別キー打鍵位置決めテーブルのポイント1(キー「UP」上の待機位置)に絶対位置移動させ、「SLEEP 300」により、300msのポーズを置いた後、「MOVI,100,101」により、速度100でキー打鍵位置テーブルのキー打鍵ロボット位置決めテーブルのポイント101(キー打鍵位置への降下)に相対移動してキーを打鍵し、「MOVI,100,102」により、速度100でキー打鍵ロボット位置決めテーブルのポイント102(待機位置への上昇)に相対移動してキー打鍵待機位置に復帰し、キー打鍵操作を終了する。
図4(2)に、ワンセグ携帯端末の機種別キー打鍵位置決めテーブルの例を示す。ポイント1〜100には、キー打鍵ロボットのキー打鍵待機位置の各軸の位置決め位置が設定され、ポイント101にはキーを打鍵位置に降下させる際のZ軸の相対移動量が設定され、ポイント102にはキーを待機位置に上昇させる際のZ軸の相対移動量が設定される。
尚、キー打鍵ロボットは、キー打鍵ヘッドを手動で移動させて学習させるティーチングモードを備えており、ワンセグ対応携帯端末の各機種について、このティーチングモードを用いてキー打鍵位置を学習させることで機種別キー打鍵位置決めテーブルが自動登録される。
このように、ワンセグ対応携帯端末の機種別にキー打鍵位置決めテーブルを設けることで、単一の検証スクリプトによって、多種のワンセグ対応携帯端末の受信機制御操作を同時並行的に行うことができ、効率的な受信検証処理を実現できる。
検証対象機種がUSBワンセグチューナである場合は、機種別受信機操作情報データベースには、各機種において指定されたパソコンのキー操作を行わせるキー定義テーブルが登録される。
また、検証対象機種がHDTV放送受信機である場合は、機種別受信機操作情報データベースには、各機種において指定された赤外線リモコン操作を行わせるキー定義テーブルが登録される。
このように、機種別受信機操作情報データベースに、すべての検証対象機器のキー定義テーブルを登録し、検証スクリプトにより指定された受信機制御情報に基づいて、各検証対象機種に対してキー操作指令を送るようにすることで、単一の検証スクリプトによって、多岐に亘るデジタル放送受信機の受信機制御操作を同時並行的に行うことができ、効率的な受信検証処理を実現できる。
尚、上述した機種別操作情報データベースに登録される操作情報は一例であり、制御対象たるデジタル放送受信機の仕様により、各種の操作情報を登録することができる。
図5〜8に、上記地上デジタル放送受信検証処理により生成される検証レポートの例を示す。
図5は画面遷移図の例であり、受信機の制御操作に対応して表示画面がどのように変遷したかを一目で判定できる検証レポートが自動生成される。なお、この例では記載していないが、受信機の音声を取得した場合には、音声データがリンク情報として表示され、それをクリックすることでその時点の音声を確認することができる。
このように、各受信機における画面遷移状況を文書化した検証レポートが自動生成されるので、放送データの多種の受信機による受信検証を効率的に行うことができる。
図6は総合判定レポートの例であり、上記受信検証処理により取得された検証データを評価し、検証項目別に指定された判定基準に対してどのような評価が得られたかが提示される。また、各検証項目の判定結果に基づいて総合判定結果が提示されるとともに、必要に応じて懸案事項が提示される。
図7は不具合分析レポートの例であり、各検証項目別に不具合発生件数が累積され、不具合発生状況を示すレポートが自動生成される。
図8は各検証項目について発生した不具合を一覧表にまとめたものであり、機種別にどのような差異が発生しているかが判りやすく提示される。
これらの検証レポートは、電子データとして依頼者に提出してもよく、検証レポート印刷用プリンタ80により印刷して依頼者に提出するようにしてもよい。
尚、上記実施形態において、図6の総合判定レポートと図8の不具合分析レポートは、評価者が図5の画面遷移図を確認して判定することによって人為的に生成されたものであるが、後述するように、データ放送や映像・音声の自動判定機能を導入し、不具合項目に対応した表示コメントを登録したコメントテーブルを備えることで、不具合が検出されたときにコメントテーブルを参照して対応するコメントを選択して文書化することで、これらのレポートを自動生成させるようにしてもよい。
上記実施形態では、地上デジタル放送受信検証システムは、全体制御コンピュータと、擬似放送送信制御コンピュータと、検証制御コンピュータとを備えるものとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成して各受信機の供給し、検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトに基づいて、各受信機の制御操作を行って各受信機の表示画面や音声出力をキャプチャし、検証レポートを生成することができる限り、どのようなコンピュータ構成を用いてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態では、検証する各受信機の表示画面とともに音声出力もキャプチャして検証レポートに含めるものとして説明したが、表示画面のキャプチャのみを行って検証レポートを生成するものでもよい。
上記実施形態では、ワンセグ対応携帯端末の受信検証のため、受信制御操作にはキー打鍵ロボットを用いて行い、表示画面のキャプチャには表示部撮像用カメラを用いるものとして説明したが、外部入出力インターフェースを介してワンセグ携帯端末の制御操作や表示画面の取得が可能な機種については、これを用いて受信機制御操作や表示画面のキャプチャを行うようにしてもよい。
上記実施形態では、USBワンセグチューナの受信検証のため、受信制御操作はUSBインターフェースを介してパソコンのキー操作を行い、表示画面のキャプチャはモニタ画面出力を用いるものとして説明したが、赤外線通信インターフェース、有線または無線LAN等のパソコンの外部入出力インターフェースを介して受信機制御操作や表示画面のキャプチャを行うようにしてもよい。また、受信機制御操作については、キー打鍵ロボットを用いてパソコンのキーを打鍵させるようにしてもよい。
上記実施形態では、検証するデジタル放送受信機として、ワンセグ対応携帯端末と、USBワンセグチューナと、HDTV放送受信機とを同時に検証するものとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、これらのうちのいずれかのデジタル放送受信機について受信検証を行うものであってもよく、これ以外のデジタル放送受信機の検証を含むものであってもよい。
また、上記実施形態では、検証スクリプトはあらかじめ生成して検証スクリプトデータベースに登録しておくものとして説明したが、放送データの記述コードの画面遷移解析を行い、画面遷移が発生する受信機制御情報を抽出することで、検証スクリプトを自動生成させるようにしてもよい。これにより、依頼者より放送データを取得することで、受信検証を自動で行うことが可能となり、デジタル放送の受信検証を更に効率的に実施することが可能となる。
また、上記実施形態では、検証の対象となる放送データは放送データ記憶手段にあらかじめ登録されているものとして説明したが、依頼者より通信回線を介して放送データを受信し、上記地上デジタル放送受信検証処理により生成された検証レポートを、通信回線を介して依頼者に送信するようにしてもよい。
これにより、地上デジタル放送の受信検証をオンラインサービスとして提供することが可能となり、多大化する地上デジタル放送番組の検証需要に対して迅速なデジタル放送受信検証サービスを提供できる。
図9に、本願発明の他の実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理として、検証スクリプトに基づいてデータ放送の受信画面を自動判定するデータ放送自動判定受信検証処理の実施例(S200)の処理手順を示す。
この場合の検証スクリプトには、デジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさが定義された画面表示設定情報とが登録されている。
尚、以下の処理手順においては、簡単のため、システム構成要素の機能分担に基づく説明は省略し、システム全体から見た制御手順の観点から説明する。
最初に、検証対象放送データベースから放送データのBMLファイルを取得し、擬似放送の送信を開始する(S202)。
次に、検証スクリプトより、受信機制御情報を取得し(S204)、機種別操作情報データベースを参照して各受信機に操作指令を送信する(S206)。
次に、各受信機について画像をキャプチャし(S208)、機種別画像取込範囲データベースを参照して各受信機の表示画面部分を抽出する(S210)。
次に、検証スクリプトより参照画像データと画面表示設定情報を取得し(S212)、抽出された各受信機の表示画面部分について、取得された画面表示設定情報により指定された部分の画像を、取得された参照画像データとマッチング演算を行う(S214)。
マッチング演算の結果、所定以上の差異が検知されたら(S216)、データ放送の異常を報告する(S218)。
以上の処理を、検証スクリプトの全ステップが終了するまで(S220)、機種別操作情報データベースを参照して各受信機に「戻る」操作指令を送信した上で(S221)、S204から繰り返す。
検証スクリプトの全ステップが終了したら、擬似放送の送信を停止する(S222)。
以上の処理をS202から繰り返し、全データ放送の受信検証処理が終了したら(S224)、データ放送自動判定受信検証処理を終了する。
上記実施例において、検証スクリプトに、参照画像データとともに、実際に検証を行う際に表示画面が変動する部分をマスクするマスク画像データを登録することとし、S214においてマスク画像データを用いて変動部分をマスクしてマッチング演算を行うようにしてもよい。これにより、受信機に表示される画面に表示内容が変動する部分を含んでいる場合でも、その部分を除く画面の遷移が正しく行われたことを自動判定することが可能となる。
図10に、本願発明の更に他の実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理として、検証スクリプトを用いず、放送データのみに基づいてデータ放送の受信画面を自動判定するデータ放送自動判定受信検証処理の実施例(S300)の処理手順を示す。
最初に、検証対象放送データベースから放送データのBMLファイルを取得し、擬似放送の送信を開始する(S302)。
次に、放送データのBMLファイルを解析し、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを指定する画面表示設定情報を取得する(S304)。
次に、取得された受信機制御情報に基づき、機種別操作情報データベースを参照して各受信機に操作指令を送信する(S306)。
次に、各受信機について画像をキャプチャし(S308)、機種別画像取込範囲データベースを参照して各受信機の表示画面部分を抽出する(S310)。
次に、取得されたリンク情報に基づいて遷移後の表示画面を合成して参照画像データを生成し(S312)、抽出された各受信機の表示画面部分について、取得された画面表示設定情報により指定された部分の画像を、生成された参照画像データとマッチング演算を行う(S314)。
マッチング演算の結果、所定以上の差異が検知されたら(S316)、データ放送の異常を報告する(S318)。
以上の処理を、BMLファイルの全ステップが終了するまで(S320)、機種別操作情報データベースを参照して各受信機に「戻る」操作指令を送信した上で(S321)、S304から繰り返す。
BMLファイルの全ステップが終了したら、擬似放送の送信を停止する(S322)。
以上の処理をS302から繰り返し、全データ放送の受信検証処理が終了したら(S324)、データ放送自動判定受信検証処理を終了する。
尚、この場合においても、S310において、参照画像データをとともに、リンク情報に基づいて実際に検証を行う際の表示画面が変動する部分をマスクするマスク画像データを生成し、S314においてマスク画像データを用いて変動部分をマスクしてマッチング演算を行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、検証対象放送データベースにと録されている検証の対象となるBMLファイル毎に受信検証を行うものとして説明したが、遷移後のBMLファイルについて更に同様の処理を繰り返し、それ以上遷移するBMLファイルがない場合に、上位の階層に戻ることで、検証の対象となるすべてのBMLファイルの受信検証を行うようにしてもよい。
上記実施形態においては、画像キャプチャモジュールは、各受信機の表示画面を静止画像としてキャプチャするものとして説明したが、動画像をキャプチャし、デジタル放送の映像の検証を行う機能をそなえるようにしてもよい。
図11に、本願発明の更に他の実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理として、デジタル放送の映像・音声の自動判定を行うデジタル放送映像・音声自動判定受信検証処理の実施例(S400)の処理手順を示す。
最初に、検証対象放送データベースから放送データを取得し(S402)、擬似放送の送信を開始する(S404)。
次に、各受信機について、映像のキャプチャと音声のキャプチャを開始する(S406)。
一方、検証対象放送データベースから映像・音声データを取得し、これを再生して参照映像ストリームと、参照音声ストリームを生成する(S408)。
尚、検証用の音声・映像データを再生して参照映像ストリームと参照音声ストリームを生成する処理は、専用ハードウェアを用いて行うようにしてもよく、システム内のコンピュータによるソフトウェア処理によって行うようにしてもよい。
次に、各受信機についてキャプチャされる映像と参照映像ストリームの動的映像マッチング演算を行う(S410)。
この場合の動的映像マッチングとは、一方の映像フレームに対して他方の映像フレームが所定時間について最も一致するように時刻合わせを行った上でマッチング演算を開始するものであるが、それぞれの映像ストリームのタイムスタンプに基づいて時刻合わせを行った上でマッチング演算を開始するようにしてもよい。
マッチング演算の結果、所定以上の差異が検知されたら(S412)、放送映像の異常を報告する(S414)。
また、各受信機についてキャプチャされる音声と、参照音声ストリームについて、リアルタイムスペクトル演算を行う(S416)。
そして、各受信機のリアルタイムスペクトルと、参照音声ストリームのリアルタイムスペクトルの動的音声スペクトルマッチング演算を行う(S418)。
この場合の動的音声スペクトルマッチングも、一方のリアルタイムスペクトルに対して他方のリアルタイムスペクトルが所定時間について最も一致するように時刻合わせを行った上でマッチング演算を開始するものであるが、これについてもタイムスタンプに基づいて時刻合わせを行った上でマッチング演算を開始するようにしてもよい。
マッチング演算の結果、所定以上の差異が検知されたら(S420)、放送音声の異常を報告する(S422)。
以上の処理をS410から連続して行い、検証が終了したら(S424)、擬似放送の送信を停止し(S426)、デジタル放送映像・音声自動判定受信検証処理を終了する。
尚、上記処理手順では、説明の都合上映像の判定を行った後に音声の判定を行うように記載したが、映像の判定と音声の判定は同時並行的に実行される。
上記実施例では、映像・音声キャプチャモジュールにおいてキャプチャされる映像・音声と、放送データを再生して得られる参照映像ストリームと参照音声ストリームとを、リアルタイムにマッチングをとりながら連続的に映像・音声の自動判定を行うものとして説明したが、あらかじめ定めた時間帯についてのマッチングのみを行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、デジタル放送の映像と音声の両方について自動判定するものとして説明したが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい
上記実施例にかかるデータ放送自動判定受信検証処理(S200とS300)およびデジタル放送映像・音声自動判定受信検証処理(S400)では、検証対象放送データに基づいて擬似放送を生成し、検証する各受信機に供給するものとして説明したが、これらの処理においては各受信機において受信されたデジタル放送についてリアルタイム判定できるものであるので、擬似放送送信検証コンピュータおよび擬似放送送信機を省略し、検証する各受信機において実際に放送されている電波を受信させて、データ放送や映像・音声について自動判定させるようにしてもよい。
このようにすることで、例えば、放送中のデジタル放送番組の放送データを、通信回線を介して順次取得することで、デジタル放送番組の異常をリアルタイムで自動監視することができ、放送事故の発生に対して迅速に対応することが可能となるなどの特有の効果を奏する。
以上述べたように、本願発明によれば、検証するデジタル放送受信機により実際に受信された放送電波について、受信機側での操作による表示画面の遷移状況を検証することができ、流通している多岐に亘るデジタル放送受信機において、検証の対象となるデジタル放送番組が正しく受信されることを検証できるので、デジタル放送番組の受信検証を効率的に行う目的に利用することができる。
また、この発明は、デジタル放送受信機自体の試験検査用としても利用することができ、検証用の放送データを用いて多種のデジタル放送受信機の試験検査を効率的に行うことができる。尚、この場合には、例えば、解像度チャート等のテスト映像を用いた解像度等の検証や、テスト音声を用いたダイナミックレンジや音声帯域の検証を、データ放送の検証と並行して行うようにしてもよい。
本願発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の効果を奏する限り、各実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもよいことはいうまでもない。
本願発明の一実施形態にかかる地上デジタル放送受信検証システムのシステム構成図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理の処理手順を示すフロー図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理において用いられる検証スクリプトの例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理において用いられる機種別操作情報(ワンセグ対応携帯端末の場合)の例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理により生成される検証レポート(画像遷移図)の例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理により生成される検証レポート(総合判定レポート)の例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理により生成される検証レポート(不具合分析レポート)の例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる地上デジタル放送受信検証処理により生成される検証レポート(不具合一覧表)の例を示す図である。 本願発明の他の実施例にかかるデータ放送自動判定受信検証処理(検証スクリプトに基づいて自動判定する場合)の処理手順を示すフロー図である。 本願発明の更に他の実施例にかかるデータ放送自動判定受信検証処理(放送データに基づいて自動判定する場合)の処理手順を示すフロー図である。 本願発明の更に他の実施例にかかるデジタル放送映像・音声自動判定受信検証処理の処理手順を示すフロー図である。
符号の説明
10 全体制御コンピュータ
12 検証スクリプトデータベース
14 全体制御モジュール
20 擬似放送送信制御コンピュータ
22 検証対象放送データベース
24 送信機制御モジュール
30 検証制御コンピュータ
32 機種別操作情報データベース
33 受信機制御モジュール
34 映像キャプチャモジュール
35 音声キャプチャモジュール
36 検証レポート生成モジュール
40 擬似放送送信機
50a、50b、50c ワンセグ対応携帯端末検証ユニット
52a、52b、52c ワンセグ対応携帯端末
54a、54b、54c 携帯端末キー打鍵ロボット
55a、55b、55c 携帯端末キー打鍵ヘッド
56a、56b、56c 携帯端末表示部撮像用カメラ
60a、60b、60c USBワンセグチューナ検証ユニット
62a、62b、62c USBワンセグチューナ
64a、64b、64c USBワンセグチューナ検証用パソコン
70a、70b HDTV放送受信機検証ユニット
72a HDTV放送受信機
72b HDTV放送受信チューナ
74 HDTV放送受信機制御用赤外線通信装置
80 検証レポート印刷用プリンタ

Claims (11)

  1. 検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、
    前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの受信検証を行うための一連の受信機制御情報が記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、
    前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、
    前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、
    前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、
    前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、
    前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた一連の表示画面に基づいて前記検証するデジタル放送受信機の受信検証レポートを生成する機能を有する制御手段と、を備えたことを特徴とする、地上デジタル放送受信検証システム。
  2. 前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、ワンセグ受信機能を有する携帯端末を含み、
    前記受信機制御手段は、前記携帯端末のキーを打鍵するキー打鍵手段を含み、
    前記表示画面キャプチャ手段は、前記携帯端末の表示画面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像をキャプチャする画像キャプチャ手段とを含み、
    前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記携帯端末の機種別のキー打鍵位置情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証する携帯端末のキー打鍵位置情報を取り出し、前記キー打鍵手段により前記検証する携帯端末の対応するキーを打鍵し、前記撮像手段および前記画像キャプチャ手段により前記検証する携帯端末の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面に基づいて前記検証する携帯端末の受信検証レポートを生成する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載の地上デジタル放送受信検証システム。
  3. 前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、ワンセグチューナが装着されたパソコンを含み、
    前記受信機制御手段は、前記ワンセグチューナが装着されたパソコンの外部入出力インターフェースを介してパソコンのキーを操作するパソコンキー操作手段を含み、
    前記表示画面キャプチャ手段は、前記ワンセグチューナが装着されたパソコンの外部入出力インターフェースを介してパソコンの表示画面を取得するパソコン表示画面取得手段を含み、
    前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記ワンセグチューナの機種別キー操作情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するワンセグチューナのキー操作情報を取り出し、前記パソコンキー操作手段により前記検証するワンセグチューナが装着されたパソコンの対応するキーを操作し、前記パソコン表示画面取得手段により前記検証するワンセグチューナが装着されたパソコンの表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされたパソコン表示画面に基づいて前記検証するワンセグチューナの受信検証レポートを生成する機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の地上デジタル放送受信検証システム。
  4. 前記検証の対象となるデジタル放送受信機は、12セグメント放送を受信するテレビジョン放送受信機を含み、
    前記受信機制御手段は、前記テレビジョン放送受信機の赤外線リモコン操作信号を送信する赤外線通信手段を含み、
    前記表示画面キャプチャ手段は、前記テレビジョン放送受信機の映像信号をキャプチャするHDTVキャプチャ手段を含み、
    前記機種別操作情報記憶手段には、前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記テレビジョン放送受信機の機種別赤外線リモコン操作情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記検証スクリプト記憶手段から取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するテレビジョン放送受信機の赤外線リモコン操作情報を取り出し、前記赤外線通信手段により前記検証するテレビジョン放送受信機の制御操作を行い、前記HDTVキャプチャ手段により前記検証するテレビジョン放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面に基づいて前記検証するテレビジョン放送受信機の受信検証レポートを生成する機能を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の地上デジタル放送受信検証システム。
  5. 前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの画面遷移解析を行い、画面を遷移させるすべての受信機制御情報を抽出し、検証スクリプトを自動生成する検証スクリプト自動生成手段を備えたことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の地上デジタル放送受信検証システム。
  6. 検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、
    検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、
    前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記デジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、
    前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、
    前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、
    前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、
    前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面について前記検証スクリプトに記述された対応する画面表示設定情報に基づいて前記検証スクリプトに記述された対応する参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、を備えたことを特徴とする、地上デジタル放送受信検証システム。
  7. 検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、
    デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、
    前記放送データ記憶手段に記憶された放送データに基づいて擬似放送を生成し、前記デジタル放送受信機に供給する擬似放送生成手段と、
    前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、
    前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、
    前記放送データ記憶手段から検証する放送データを取り出して画面遷移解析を行い、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、前記取得された受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記取得されたリンク情報に基づいて遷移後の表示画面を合成して参照画像データを生成し、前記キャプチャされた表示画面について前記取得された画面表示設定情報に基づいて前記生成された参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、地上デジタル放送受信検証システム。
  8. 検証するデジタル放送受信機の表示画面を遷移させる受信機制御情報とともに、遷移後の表示画面を判定するための参照画像データと、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とが記述された検証スクリプトを記憶する検証スクリプト記憶手段と、
    前記検証スクリプトに記述された受信機制御情報に対応する、前記デジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、
    前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、
    前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、
    前記検証スクリプト記憶手段に記憶された検証スクリプトを取り出し、前記取り出された検証スクリプトに記述された各受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記キャプチャされた表示画面について前記検証スクリプトに記述された対応する画面表示設定情報に基づいて前記検証スクリプトに記述された対応する参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、を備えたことを特徴とする、地上デジタル放送受信検証システム。
  9. 検証の対象となる放送データを記憶する放送データ記憶手段と、
    デジタル放送受信機の受信機制御情報に対応する、検証の対象となるデジタル放送受信機の機種別操作情報を記憶する機種別操作情報記憶手段と、
    前記デジタル放送受信機の制御操作を行う受信機制御手段と、
    前記デジタル放送受信機の表示画面をキャプチャする表示画面キャプチャ手段と、
    前記放送データ記憶手段から検証する放送データを取り出して画面遷移解析を行い、画面を遷移させる受信機制御情報と、遷移後の表示画面のリンク情報と、遷移後の表示画面の表示位置と大きさを定義する画面表示設定情報とを取得し、前記取得された受信機制御情報について、前記機種別操作情報記憶手段を参照して検証するデジタル放送受信機の操作情報を取り出し、前記受信機制御手段により前記検証するデジタル放送受信機の制御操作を行い、前記表示画面キャプチャ手段により前記検証するデジタル放送受信機の表示画面をキャプチャし、前記取得されたリンク情報に基づいて遷移後の表示画面を合成して参照画像データを生成し、前記キャプチャされた表示画面について前記取得された画面表示設定情報に基づいて前記生成された参照画像データとマッチング演算を行い、前記検証するデジタル放送受信機のデータ放送の画面遷移を自動判定する機能を有する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、地上デジタル放送受信検証システム。
  10. 前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの映像ストリームを再生する映像再生手段を備え、
    前記制御手段は、前記表示画面キャプチャ手段によりキャプチャされた画像フレームと前記映像再生手段により再生された映像ストリームとの動的マッチング演算を行い、デジタル放送受信機による映像表示を自動判定する機能を有することを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の地上デジタル放送受信検証システム。
  11. 前記デジタル放送受信機の音声をキャプチャする音声キャプチャ手段と、
    前記放送データ記憶手段に記憶された放送データの音声ストリームを再生する音声再生手段を備え、
    前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された音声データと前記音声再生手段により再生された音声ストリームとの動的マッチング演算を行い、デジタル放送受信機による音声出力を自動判定する機能を有することを特徴とする、請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の地上デジタル放送受信検証システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012119772A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像品質客観評価装置及びプログラム
JP2015171051A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 富士通フロンテック株式会社 大型表示装置、不具合表示パネルの検出システム、不具合表示パネルの検出方法及びプログラム
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