JP2009269436A - サーフボード用滑り止めシート - Google Patents

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Abstract

【課題】サーフボード上において優れた滑り止め性、耐久性を有し、使用感もよくサーフボードのデザイン、カラーも損なうことのない滑り止めを提供する。
【解決手段】基材シート3の一面に高分子短繊維4を植毛した植毛面を有し、基材シート3の他面にサーフボードのデッキ面(上面)と粘着させる為の粘着剤面2を有することを特徴とするサーフボード用滑り止めシートである。基材シート3には熱可塑性樹脂を用いるのが、また高分子短繊維4にはポリアミド系繊維を用いるのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明はサーフィン時におけるサーフボード上での優れた滑り止め性、耐久性を有し、使用感もよくサーフボードのデザイン、カラーも損なうことのないサーフボード用滑り止めシートに関する。
サーフボードの表面素材は通常滑りやすく、尚且つ水中で使用することを目的とするためそのデッキ面(上面)には通常滑り止め加工が施される。
従来、一般的な滑り止め技術としては石油系パラフィンまたは植物性木ロウそれぞれを主成分とするサーフボード用ワックスの塗布が知られている。
また、ポリウレタン樹脂を用いたサーフボード用の滑り止めの技術としては足部と接触する部分に2段の凸部を複数有したサーフボード用の滑り止めパッドが知られている。(特許文献1)
一方、植毛法を用いた滑り止めの技術としてはゴルフ、テニスなどのグリップ部に使用する滑り止め具が知られている。(特許文献2)
特開平8−72791 特開平10−315161
ワックスを塗布する方法はある程度の滑り止め性はあるものの一時的で耐久性が低く、着衣などに容易に付着し気温、水温により溶解するもので温度域または使用毎に再塗布が必要である。素材が不透明で温度域により軟化し異物を含みやすく汚れやすいためサーフボードのデザイン、カラーを損ないやすい。石油系パラフィンを用いたワックスは水中で溶解することによって少なからず環境にも負荷を与えているものである。
また、ポリウレタン樹脂を用いた滑り止めパッドの技術は滑り止め性、耐久性はあるものの多数の凸部との摩擦により設置位置によっては着衣、素肌を傷める事がある。ワックスの場合と同様に素材が不透明なためサーフボードのデザイン、カラーを損なう欠点もあった。
植毛法を用いた滑り止めの技術としてはゴルフやテニスのグリップに使用されている例が知られているがあくまで握って使用する事に視点をおいており、サーフボード用の滑り止めとして必要な素肌、着衣が擦れても傷めず且つ必要充分な滑り止め性、耐久性を有し、サーフボードのデザイン、カラーを損なう事のない透明性を保持していることについては全く記載されていない。
いずれにしても従来の技術では滑り止め性を着実に有し実用的な耐久性、使用感、サーフボードのデザイン、カラーを損なわないサーフボード用の滑り止めは存在しなかった。
本発明は従来技術の背景を鑑み、優れた滑り止め性、耐久性を有し、使用感もよくサーフボードのデザイン、カラーも損なうことのないサーフボード用の滑り止めシートを提供せんとするものである。
本発明は欠点のないサーフボード用の滑り止めについて鋭意検討した結果、基材シートの一面に高分子短繊維を植毛したところ滑り止め性、耐久性、透明性、使用感それぞれを満たす本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は基材シートの一面に高分子短繊維を植毛した植毛面を有し、基材シートの他面にサーフボードのデッキ面(上面)と粘着させる為の粘着剤面を有することを特徴とするサーフボード用滑り止めシートである。
本発明に使用する基材シートは熱可塑性樹脂を用いた厚さ30から80μの透明シートが好ましい。30μより薄い場合、強度が低くなり好ましくない。また逆に80μより厚い場合、重量が増すばかりでなく柔軟性も乏しくなり好ましくない。本発明に使用できる熱可塑性樹脂としてはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂等があげられ、その中でもポリスチレン樹脂が好ましい。
本発明に使用する高分子短繊維は、ポリアミド系繊維を用いた繊度5から20テックス、繊維長0.3から0.7mmの透明繊維が好ましい。繊度5テックスより細い場合、繊維強度が低く滑り止め性が低下し好ましくない。繊度20テックスより太い場合、繊維強度が高過ぎ使用感が悪くなり好ましくない。繊維長0.3mmより短い場合、繊維に柔軟性が低く使用感が悪くなり好ましくない。繊維長0.7mmより長い場合、繊維が柔らかすぎ滑り止め性が低下し好ましくない。
本発明に使用する粘着剤はアクリル酸アルキルエステル系共重合物を主成分としているアクリル系粘着剤が好ましい。アクリル系粘着剤の例をあげれば、(1)アルキル基の炭素数が4から12のアクリル酸アルキルエステル及びアルキル基の炭素数が4から18のメタクリル酸アルキルエステル85から98.9質量%、(2)α、β一不飽和カルボン酸0.1から5質量%からなるモノマー混合物か、あるいは該モノマー混合物100質量部に対し40質量部を超えない量のこれら成分と共重合可能なモノマーを配合してなるモノマー混合物を重合して得られるポリマー等があげられる。
本発明によるサーフボード用滑り止めシートを用いる事により、滑り止め性に優れ、実用的な耐久性、使用感を提供する事ができる。さらに透明の材料を用いる事により、サーフボードのデザイン、カラーを損なう事のないサーフボード用滑り止めシートを提供する事ができる。
図1は本発明の滑り止めシートの断面図を示すもので1は離型紙、2は粘着剤面、3は基材シート、4は高分子短繊維を示す。本サーフボード用滑り止めシートは以下の工程で製造される。
基材シート3の一面に高分子短繊維4を従来公知の方法で植毛する。植毛加工の方法としては特に制限されるものではないが、静電植毛法は繊維一本一本が隙間なく真直ぐに接着剤面に投錨して強く固着するので特に好ましい。
基材シート3の他面に粘着剤を塗布する。粘着剤としてはアクリル系粘着剤等が使用できる。塗布した粘着剤面が2である。基材シートへの粘着剤の塗布方法としては特に制限されるものではなく、ナイフコート、ロール転写、スプレー、スクリーンプリント、機械捺染、フローコーティング等の方法で行う事ができる。
粘着剤面に使用する粘着剤としてはアクリル酸アルキルエステル系共重合物を主成分とする粘着剤が好ましい。代表的なものとしてバインゾールR−8510N、同R−5571、同R−1500S(以上一方社油脂工業株式会社製)などがある。
本発明で使用する基材シート、高分子短繊維又は粘着剤の少なくとも一つに透明な材料を用いることによりサーフボードのデザイン、カラーを損なう事のないサーフボード用滑り止めシートを提供する事ができる。三種類の材料それぞれが透明であれば特に好ましい。透明性についてはサーフボードの所望の位置に設置後、サーフボードのデザイン、カラーが透けて見えることが好ましい。色については無色透明が特に好ましいが、材料に着色されていてもサーフボードに設置後、サーフボードのデザイン、カラーが透けて見えることができれば無色透明に限定されるものではない。
本発明のサーフボード用滑り止めシートの実施形態の一つとして、軽量化及び透明性を上げる事を目的としてシートの一部に貫通穴を開ける事も可能である。貫通穴については穴の径は1から3mm、穴の数は10平方cm当たり100から400個が好ましい。穴の形状については円形に限られるものではない。穴の径は1mmより小さく、穴の数が10平方cm当たり100個より少ない場合、透明性については特に変化はなく、重量についても効果的な変化はない。穴の直径3mmより大きく、穴の数が10平方cm当たり400個より多い場合、透明性が高くなり、重量も軽減できるが滑り止め性、実用的な強度が低くなり好ましくない。穴を開ける方法は特に限定されるものではなく、例えば穴の径や数により適宜、抜き型選択しパンチングマシン等で穴開けすれば良い。
実際の使用にあたっては製造したサーフボード用滑り止めシートは使用するまで離型紙を付着させておく。また、サーフボードの形状に合わせて任意の形状に裁断し、サーフボードの所望の位置に設置し滑り止めとして使用する。
使用期間、使用頻度により滑り止め性、サーフボードとの粘着性に経年変化による劣化が見られる場合がある。その際は古いサーフボード用滑り止めシートをはがし新しいサーフボード用滑り止めシートを設置し直しその滑り止め効果を維持する。
以下、実施例により発明をさらに説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
厚さ38μのポリスチレンシートの一面に繊度6.6テックス、繊維長0.4mmのポリアミド繊維を静電植毛法で植毛を施した。ポリスチレンシートの他面にアクリル酸アルキルエステル系共重合物を主成分とする粘着剤(一方社油脂工業社製バインゾールR-8510N)を塗布し離型紙を張り合わせサーフボード用滑り止めシートを製造した。このサーフボード用滑り止めシートを使用したところサーフボードのデザイン、カラーを損なう事なく、耐久性、使用感にも優れ良好な滑り止め性を得る事ができた。
また、この滑り止めシートを1年以上にわたって使用したところ、変色はほとんど無くヘタリはやや発生したがそれに伴う滑り止め性の低下は実用上ほとんど気にならなかった。又、滑り止め性維持による使用感に問題は特に問題なかった。
実施例2
植毛面に使用する高分子繊維が繊度17テックス、繊維長0.55mmのポリアミド繊維を使用した以外は実施例1と同様にサーフボード用滑り止めシートを製造した。
また、この滑り止めシートは1年以上使用による変色はほとんど無くヘタリも実施例1に比べて少なくこのサーフボード用滑り止めシートはより滑り止め性に優れていた。使用感については実施例1よりもざらついた感じがあったが特に問題になるものではなかった。
実施例3
図2において示すように実施例1、2で製造したサーフボード用滑り止めシートに円形の穴の直径3mm、10平方cm当たり144個の貫通させた穴をシート全面に等間隔に開けた。貫通穴5をシート全面に等間隔に開けたところ約30%の重量を軽量化でき且つより高い透明性を得る事ができた。
また、1年以上使用によるヘタリはやや発生したが滑り止め性、耐久性また透明性についても良好な結果を得る事ができた。使用感についても特に問題はなかった。
本発明に係る滑り止めシートの断面図。 本発明の実施例3に係る滑り止めシートの平面図。
符号の説明
1・・・離型紙
2・・・粘着剤面
3・・・基材シート
4・・・高分子短繊維
5・・・貫通穴

Claims (6)

  1. 基材シートの一面に高分子短繊維を植毛した植毛面を有し、基材シートの他面にサーフボードのデッキ面(上面)と粘着させる為の粘着剤面を有することを特徴とするサーフボード用滑り止めシート。
  2. 基材シートが熱可塑性樹脂である請求項1記載のサーフボード用滑り止めシート。
  3. 粘着剤面の粘着剤がアクリル系粘着剤である請求項1又は2記載のサーフボード用滑り止めシート。
  4. 高分子短繊維がポリアミド系繊維である請求項1〜3いずれか記載のサーフボード用滑り止めシート。
  5. 基材シート、粘着剤又は高分子短繊維の少なくとも一つが透明である請求項1〜4いずれか記載のサーフボード用滑り止めシート。
  6. サーフボードのデッキ面(上面)と粘着させる為の粘着剤面が離型紙で保護された請求項1〜5いずれか記載のサーフボード用滑り止めシート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016081848A1 (en) * 2014-11-21 2016-05-26 Wax Traks, Inc. Methods and systems for selective wax application on a sports implement
JP2019034530A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 裕之 佃 シリコン製サーフボード・ボディーボード・ウインドサーフィン用ボード スタンドアップパドルボード用の滑り止めシート

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