JP2009268522A - 医療用画像処理装置、画像処理方法及びx線診断装置 - Google Patents

医療用画像処理装置、画像処理方法及びx線診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な画像を必要なタイミングで表示する医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置を提供する。
【解決手段】X線診断装置1は、被検体の撮影画像データに基づいて特定の処理方法で被検体の先行画像を構成する先行構成手段25と、前記先行構成手段とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成する後行構成手段25と、前記先行構成手段25で構成した先行画像を表示した後に前記後行構成手段25で構成した後行画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置に係り、例えば複数の被検体の撮影画像データから構成した画像を表示するものに関する。
従来より、血管内治療(インターベンション治療)という治療方法が知られている。この治療方法は、血管内にガイドワイヤ(以下、ワイヤと記載する)やカテーテルといったデバイスを挿入して進め、そのデバイスで患部(関心領域)を治療することにより、低侵襲にて治療効果が得られることから、近年急速に拡大している治療法である。このような血管治療法等の際に、用いられるX線システムとして、リアルタイムで被検体の血管等の二次元画像を表示する技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。このようなX線画像診断システムを用いて、二次元の投影画像を参照しながら血管内にカテーテル又はガイドワイヤ等のデバイスを挿入し、治療を行う手技がある。
近年、X線源と検出器を被験者のまわりに回転させて多方向から撮影した異なる撮影方向からの複数のX線撮影画像から、3次元画像データを再構成する技術として、多種の手法が検討されている。
このような手法としては、例えば2方向の2次元撮影画像から3次元の画像データを再構成するCoronaryTreeと呼ばれる手法がある。このCoronaryTreeでは、簡易に立体構築ができるという利点がある。
また、心臓等の動きのある被検体を対象として、心位相の一致する多方向の2次元画像から3次元再構成するECG gated VCT等の手法がある。この手法によれば心臓が動いていないとみなすことにより心臓の動きによる画像のぼけ(ぼやけ)を低減できる。
さらに、心臓の動きを補正して再構成するMotion compensation VCT手法も知られている。この手法によると、動き補正された心臓部位が精度よく再構成される。
Low contrast imagingという手法は、非常に多くの方向の投影画像を用いて再構成することにより、CT値の低い(低濃度である)オブジェクトを可視化しようとする試みである。例えば一般に血管だけの再構成であれば100方向もあれば再構成できるが、LCIでは400〜800方向を用いることにより、血管からの血液が漏れているようすまでを可視化することができる。
USP6501848 USP6047080
しかしながら上記技術には以下のような問題がある。上記再構成処理において、少ない方向からの再構成や、補正をしない再構成では、画像の精度が低く、複雑な手技を正確に行うことが困難な場合がある。一方で、画像の精度を上げるための補正処理や、多数の画像を用いた再構成処理は、処理時間が長く、オペレーターのワークフローを妨げる原因となる。そこで、必要な画像を必要なタイミングで表示することが求められている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、必要な画像を必要なタイミングで表示する医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る医療用画像処理装置は、被検体の撮影画像データに基づいて特定の処理方法で被検体の先行画像を構成する先行構成手段と、前記先行構成手段とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成する後行構成手段と、前記先行構成手段で構成した先行画像を表示した後に前記後行構成手段で構成した後行画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一形態に係る画像処理方法は、被検体の撮影画像データに基づいて特定の処理方法で被検体の先行画像を構成し、前記特定の処理方法とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成し、先行画像を表示した後に後行画像を表示することを特徴とする。
本発明の一形態に係るX線診断装置は、被検体に対してX線の照射と検出を行ない被検体の撮影画像を得る撮影手段と、被検体の撮影画像に基づいて前記被検体の先行画像を構成する先行構成手段と、先行構成手段とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成する後行構成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ワークフローを妨げず、必要な画像を必要なタイミングで表示する医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置を提供するが可能となる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施例による医療用画像処理装置及びX線診断装置を図1及び図2を参照して説明する。なお、ここでは、医療用画像処理装置はX線診断装置に組み込まれるものとして説明するが、もちろん単独で構成可能である。また、医療用画像処理装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとして構成可能であり、またそれを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として提供され得る。またこの実施形態においては対象となる被検体は、心臓周辺部位を例にとって述べるが、もちろんこれに限定されるものではなく、心臓血管以外の臓器や、ステントなど体内に挿入するデバイスでも三次元画像処理が可能である。
図1は本実施例に係るX線診断装置1を示している。X線診断装置1はX線撮影装置10と、X線撮影装置10で取得した撮影画像データ42を再構成するための医療用画像処理装置20とを備える。
図2に示すX線撮影装置10は、X線管11とX線検出器12とを備えている。X線管11は例えば床置き型のスタンド14に回転自在に支持されるCアーム13の一端に取り付けられ、X線検出器12はCアーム13の他端に取り付けられる。一端側には、さらに、X線管11の電極間に印加するための高電圧を発生する高電圧発生部15が設けられている。X線管11は高電圧の印加を受けてX線を発生する。
X線検出器12は、典型的には、入射X線を直接的又は間接的に電荷に変換する複数の検出素子(画素)が2次元状に配列されてなる固体平面検出器である。X線検出器12は、寝台16上に載置された被検体Pを挟んでX線管11に対向する。Cアーム13が回転しながら撮影を繰り返すことで、三次元画像データ再構成に必要な多方向の撮影画像データ42(X線投影画像データ)を取得することができる
Cアーム13の回転、高電圧発生部15からX線管11への高電圧の印加、及びX線検出器12の信号読み出しは制御部21により制御され、それにより撮影動作が実行され、撮影画像(投影画像)のデータが発生される。
Cアーム13の回転、高電圧発生部15からX線管11への高電圧の印加、及びX線検出器12の信号読み出しは制御部21により制御され、それにより撮影動作が実行され、撮影画像データ42が発生される。
また、撮影画像データ42を表示するためのモニタ22aで構成される表示部22、被検体情報や各種コマンド信号の入力、X線照射条件や撮影条件の設定、心拍時相の選択、画像表示モードの選択、特徴点の入力等を行なう入力デバイスで構成される入力部23が設けられている。
さらに、撮影された画像や生成された画像データや心位相のデータ等の付帯情報及び各制御に必要な各種情報を記憶するための記憶部24と、記憶部24に記憶された多方向の撮影画像データ42から三次元画像データを再構成するための画像再構成部25が設けられる。画像再構成部25は先行画像再構成手段及び後行画像再構成手段として機能する。
画像再構成部25は、Coronary tree手法、ECG gated VCT手法、Motion compensated VCT手法等の各種手法を用いて画像を再構成する。
さらに、呼吸や心拍動等に起因する多方向の撮影画像データ42間での画像座標系における被検体像の位置ずれを補正するためのシステムとして、心電図解析部31、特徴点指定画像選択部32、特徴点指定支援部33、特徴点三次元座標計算部34、特徴点投影処理部35、特徴点抽出部(トラッキング部)36、位置ズレ計算部37、動き補正部38、が設けられている。上述した各部は、制御部21によって統括して制御される。
心電図解析部31は、被検体Pに装着された心電計(不図示)で得られる心電図41から撮影画像データ42を撮影した時の心位相を同定する。心位相とはR波とR波の間隔における各時点を表し、通常は百分率で表す。各々の撮影画像データ42には撮影時の心位相のデータが関連付けられる。
特徴点指定画像選択部32は、画像記憶部に記憶された多方向の撮影画像データ42から同じ心位相に対応する少なくとも2フレームの撮影画像データ42(キー画像データ42a)を選択する。初期的条件のもとでは、例えば拡張末期に取得された5フレームの撮影画像データ42が、キー画像データ42aとして、選択される。
特徴点三次元座標計算部34は、複数のキー画像データ42aについて、表示画像上において指定された複数の特徴点43aの2次元座標と、各々の撮影方向とに基づいて、幾何学的計算により特徴点43aの三次元座標(三次元位置)を計算する。特徴点投影処理部は、計算された特徴点43aの三次元座標と、キー画像データ以外の残りの画像データ(ノンキー画像データ)42bの撮影方向とに基づいて、ノンキー画像データ42b各々に投影される特徴点43bの2次元座標を計算する。特徴点トラッキング部は、ノンキー画像データ42b各々から特徴点43bを抽出する。位置ズレ計算部37は、特徴点投影処理部により計算された特徴点43aの2次元座標に対する、特徴点抽出部によりノンキー画像データ42bから抽出した特徴点43bの2次元座標の位置ズレをノンキー画像データ42b毎に計算する。動き補正部は、位置ズレ計算部で計算された位置ズレに従って、ノンキー画像データ42bの位置を補正する。キー画像データ42aと、位置補正されたノンキー画像データ42bとに基づいて、第2の三次元画像データ52が再構成される。
撮影装置で得られた複数の撮影画像データ42から三次元画像データを再構成する手法の例を説明する。
図3及び図4に示すCoronary tree手法は、心臓血管立体表示であり、2方向から造影された血管を撮影し、撮影データからEpipolar幾何理論を用いて立体構築を実現したものである。
図3のフロー図に示すように、まず、2方向から被検体Pの対象範囲の撮影を行い(ST101)、二つの動画を取得し(ST102)、2フレームの画像を選択する(ST103)。得られた2フレームの投影画像上で対応点をマニュアルで指定し(ST104)、Epipolar幾何の理論により、血管を立体構築(ST105)する。
図4を用いて説明すると、点Aに投影されるobjectは、三次元空間内では線Bのどこかに存在するが、特定できない。一方、異なる方向から撮影した投影画像をFrontal画像とすると、線Bは線Cのように投影されることから、objectは線C上のどこかに投影されていることになる。Frontal面でユーザが対応点を指定すると、そのobjectの三次元空間内の位置が定まる。すなわち、三次元位置を特定するには、lateral画像上とFrontal画像上での対応点座標を指定することが必要となる。
このCoronary tree手法は、2次元投影画像から簡易に立体構築ができるという利点がある。なお、上記のように2方向で構成する場合は仮定される血管断面は楕円となるが、2方向からのみならず多方向画像を用いても構成可能である。多方向の場合はより次元の高い血管断面が仮定可能になる。
VCT手法は、図5に示すように、被検体Pの周りでX線管11と検出器12を回転して撮影した複数枚(複数フレーム、複数方向)の撮影画像データ42を用いて再構成する手法である。具体的には、例えば4秒間かけて200方向から200枚の撮影画像データ42を撮影し、その約200枚からFeldkamp法などの再構成手法を用いて再構成処理を行い、三次元画像データを得る。この処理方法は主に静止臓器に対して用いられている。
ECG gated VCT手法は、上記VCT手法と同様に図5に示すように被検体Pの周りにX線管11と検出器12を回転して撮影した複数枚(複数フレーム、複数方向)の撮影画像データ42のうち、図6に示す被検体の心電図41における心位相がほぼ一致するフレーム42aのみを使用して再構成する手法である。すなわち、この心位相における画像が特定の動作状態における画像となる。
具体的には例えば、5秒間かけて200方向から200枚を撮影し、その間に心臓が3心拍したとする。1心拍のうちほぼ同じ心位相(特定の動作状態)とみなしてよいのを約2割とすると、約40枚の撮影画像データ42が選択でき、約40枚の撮影画像データ42から再構成画像を得る。
本手法によると、CoronaryTreeより多い枚数から再構成するため、画質は向上する。一方で、略同一心位相のフレームを使っているため、若干の心臓動きボケの影響が含まれてしまい、心臓血管がぼける。さらに再構成は一部フレームが存在しない再構成(歯抜け再構成)となるため、アーチファクトが発生する。
ECG gated VCT(multiple pass)は、ECG gated VCT手法と同様に図5に示すように被検体Pの周りにX線管11と検出器12を回転させて撮影を行い、同一心位相のフレームの撮影画像データ42を用いるものであるが、ここでは図7に示すように複数回回動させて撮影を行い、それらを組みあせて、再構成することにより、歯抜け再構成の影響を低減する手法である。詳細は後述する。
この手法で構成された画像は、CoronaryTreeや単純ECG gated VCTより多い枚数から再構成するため、画質は向上する。しかし略同一心位相のフレームを使っているため、若干の心臓動きボケの影響が含まれてしまい、動きを伴う心臓血管がぼける画像となる。
Motion compensated VCT手法は、観察対象領域の動きを補正する方法である。一般に、2D画像で補正してから再構成する手法と、再構成後に3Dで動き補正する手法が知られている。詳細は後述の第2再構成処理で説明する。本手法によると、全方向画像から再構成するため画質は最も良い。一方、動き補正処理を要するため、処理時間は長い。さらに、心臓はねじれるような運動をするため、心臓のある部分ではうまく動き補正できたとしても、他の部分にはうまく補正することが困難となる。この手法で得られる第2の三次元画像データ52は、観察対象の領域は画質が良いものの、周囲の画質は劣化する画像となる。
Low contrast imaging手法は、非常に多くの方向の投影画像を用いて再構成することにより、CT値の低い(低濃度である)オブジェクトを可視化しようとする試みである。例えば一般に血管だけの再構成であれば100方向もあれば再構成できるが、LCIでは400〜800方向を用いることにより、血管からの血液が漏れている様子までを可視化することができる。
図8には本実施例において全体的な動作概要を示している。図9及び図10には本実施形態にかかる制御部21の制御に基づく医療用画像処理装置の一連の処理手順を流れ図で示している。
まず、ST1(ステップ1)において、制御部の制御のもとで撮影装置が作動し、X線投影画像である撮影画像データ42を収集する。すなわち、図5に示すようにCアーム13が連続的に回転し、その間に撮影が繰り返される。例えば、Cアーム13は50度/秒の速度で回転される。それにより撮影方向の異なる複数の撮影画像データ42のデータが収集される。例えばCアーム13が4秒間に200度回転する間に200フレームの2次元の撮影画像データ42を収集する。
収集された撮影画像データ42のデータに、撮影方向のデータ等の付帯情報が関連付けられて記憶部に記憶され保存される(ST2)。
なお、ここでいう2次元の撮影画像データ42とは、収集したデータ、もしくは収集後に加工されたデータ、これらの2次元画像データが複数方向(複数枚)(複数フレーム)集まったものを含む意味で用いている。また、第1、第2の三次元画像データ51,52は、表示される画像を作成する元になる仮想三次元画像として図示および説明する。また、撮影画像データ42、第1、第2の三次元画像データ51,52、を元にした三次元あるいは2次元の画像について、撮影画像M42、第1画像M51,第2画像M52,として示す。
被検体Pの対象範囲の撮影が終了した時点で、二つの撮影画像42から、Coronary tree手法により第1の三次元画像データ51を再構成する。ここでは、まず、第1の三次元画像データ51の再構成処理においては、得られた撮影画像42を指定入力用の表示画面に表示し、表示された投影画像上において対応点がマニュアルで指定される(ST3)。指定された対応点に基づき、Epipolar幾何の理論により、血管を立体構築する(ST4)。この第1の三次元画像データ51の再構成には、約5〜10秒の時間を要する。続いて、再構成された第1の三次元画像データ51に対応する第1画像M51を表示部22のモニタ22aに表示する(ST5)。したがって、処理開始から10秒程度で、第1画像M51がモニタ22aに表示されることとなる。第1の三次元画像データ51は、記憶部に記憶され保存される(ST6)。
次に、第2画像M52の再構成手順を説明する。ST1の処理において収集された200フレームの撮影画像データ42の中から、図6に示すように、被検体の心電図41における心位相がほぼ一致するフレームを選択する(ST11)。
図12に示すように、選択された数フレームのキー画像データ42aが入力順番に1フレームずつ表示され、操作者による入力デバイス5の指定操作に従って各キー画像上で特徴点43が指定される(ST12)。
特徴点43としては、解剖学上(形態上)で比較的識別容易な例えば血管分岐部、狭窄部、ステントのマーカーが採用される。
全てのキー画像データ42aについて特徴点43の指定が完了すると、特徴点三次元座標計算部34により特徴点43の三次元座標が計算される(ST13)。計算された特徴点の三次元座標と、キー画像データ42a以外の残りのノンキー画像データ42bの撮影方向とに基づいて、再投影処理により、特徴点43が投影されるノンキー画像データ42b上での特徴点43bの2次元座標が計算される(ST14)。
続いて、複数のノンキー画像データ42bにて特徴点が抽出される(ST15)。抽出された特徴点の2次元座標を、実際上の特徴点の2次元座標と称して、上記計算の特徴点の2次元座標と区別する。抽出処理としては、画像に映っている被検体像はフレーム間でほんの少ししか移動しない状況において、特徴点として第Nフレーム目の画像において例えば31×31程度の小さな領域を設定した場合、隣接する第(N+1)フレーム目のノンキー画像データにおいて最も形態類似した領域を探すことであり、これを逐次繰りかえすことにより、最初に設定した小領域の特徴点の移動軌跡を得ることができる(トラッキング)。類似度の計算方法としては、Sum of square distance、 Sum of square distance、相互相関法、Mutual informationなどの周知の計算方法を任意に採用すればよい。
位置ズレ計算部37では、計算の特徴点の2次元座標に対する実際上の特徴点の2次元座標の位置ズレが動き補正関数として計算される(ST16)。計算された位置ズレに従ってノンキー画像データを位置補正し(ST17)、補正したノンキー画像データとキー画像データとに基づいて第2の三次元画像データ52が再構成される(ST18)。なお、この第2の三次元画像データ52の再構成には、1〜2分の時間を要する。第2の三次元画像データ52の再構成が終了したら、表示部において、この生成された第2の三次元画像データ52に対応する第2画像M52を表示する(ST19)。この第2の三次元画像データ52は記憶部に記憶され保存される(ST20)。図13に、第2の3次元画像データ52の第2画像M52の表示例を示す。
ST19においては、例えば、ST5において表示されていた第1画像M51に切り替えて第2画像M52を同一ウィンドウに表示する。すなわち、本実施形態においては第1画像M51が先行画像となり、第2画像M52が後行画像となる。なお、第2画像M52を表示する際には、切替の時点で表示されている第1画像M51と同じ角度で同じ大きさで表示する。第1画像M51がSurface Rendering表示されているときは、第2画像M52もSurface Rendering表示とする。すなわち同じ表示方法とする。
本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、1回の撮像後、オペレーターはすぐに画像観察でき、かつ時間経過とともに画質が良くなった画像観察ができる。使い方として例えば、すぐに表示される画像で次の観察方向(working angle)の選択を開始し、選択している途中に高画質の画像が表示されるので、そのまま長さや直径の計測をおこなうという使い方ができる。結果として、全体の手技時間を短縮することができる。
特に心臓血管のインターベンション治療時の画像観察において利用されると、手技時間を早くする効果を生む。すなわち通常、作業開始後早い段階においては、カテーテル挿入から患部(関心領域)へのアクセスまでは広い範囲の全体的な位置関係を見る必要があるとともに、作業開始後所定時間が経過し、カテーテル等のデバイスが患部に到達した後には、該当箇所のより詳細な様子を知る必要がある。たとえば詳細な画像は処理速完了が遅いが、デバイスが心臓近傍、狭窄部位近傍に到達したときに、詳細な画像を得ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置について図14乃至図17を参照して説明する。なお、本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置において、表示される画像として多方向からのCoronaryTree手法と、ECG gated VCT手法で再構成した画像を含むこと以外は、上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、図14乃至図16に示されるように、2方向からのCoronaryTree手法で再構成する第1の三次元画像データ51と、Motion compensated VCT手法で再構成する第2の三次元画像データ52の他に、6方向からのCoronaryTree手法により、第1の三次元画像データ51の次に第3の三次元画像データ53を再構成して表示するとともに、第2の三次元画像データ52の再構成の途中で得られるECG gated VCT手法による第4画像M54を再構成して表示することを特徴とする。
ここでは、ST1における撮影およびST2における2フレームでの指定が終了するとすぐに第1の三次元画像データ51の再構成エンジンが始動し、再構成および表示処理を行う。この2フレーム指定と第1の三次元画像データ51の再構成は20秒以内に終了可能である。なお、この時点でも特徴点指定が完了していない場合は、特徴点指定を続行させる。
一方、2方向におけるフレームの指定の後に続いて他の4方向からのフレームにおいて特徴点を指定する(ST21)。指定が終了するとすぐに第3の三次元画像データ53の再構成エンジンがスタートして、6方向からのよって第3の三次元画像データ53を再構成する(ST22)。ST22において、指定された計6フレームの投影画像上で対応点をマニュアルで指定し、Epipolar幾何の理論により、血管を立体構築する。第3の三次元画像データ53の再構成が終了した時点で、図17に示す第3の三次元画像データ53に対応する第3画像M53をモニタ22aに表示する(ST23)。
一方、ST11において、特徴点指定画像選択部32により、200フレームの撮影画像の中から同じ心位相の数フレームのキー画像データ42aを選択した後、これら数フレームのキー画像データ42aから、第4の三次元画像データ54を再構成する(ST24)。再構成が終了したらこの第3の三次元画像データ53に対応する第4画像M54(図18に示す)を表示する(ST25)。たとえば、200度方向から回転撮像すると、直ちに第3の三次元画像データ53再構成の再構成エンジンが始動し再構成処理が行われる。ここでは、たとえば約40枚の画像を用いて再構成され、1分以内に終了する。第3の三次元画像データ53が再構成されるとすぐに第3の三次元画像データ53が表示部において表示される。
一方で、この第3の三次元画像データ53の再構成と並行して第2の三次元画像データ52の再構成処理が行われ、第2画像M52の再構成が終了したらモニタ22aの表示を切り替えて第2画像M52を表示する。
すなわち、この実施形態では、最初に2方向からのCoronaryTree手法による第1の三次元画像データ51が表示され、次に、6方向からのCoronaryTree手法による第3の三次元画像データ53が表示され、さらに、ECG gated VCT手法による第4画像M54が表示され、最後にMotion compensated VCT手法による第2の三次元画像データ52が表示される。なお、画像が再構成され次第表示部22のモニタ22aが切り替わって構成された画像が順番に表示される。
なお、この第1乃至第4画像M54において、先行して表示されるものが先行画像となり後に表示されるものが後行画像となる。すなわち、上記第1実施形態と同様に第1画像M51は先行画像、第2画像M52は後行画像であるが、第2画像M52については、第1画像M51に対しては後行画像となる。一方、第3画像M53および第4画像M54に先立って再構成処理および表示がされるため、これらとの関係においては先行画像となる。第3画像M53についても同様に、第1および第2画像M52との関係においては後行画像となるが、第4画像M54との関係では先行画像となる。
本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置においても上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様の効果を得られる。
さらに、少数の画像から再構成した第1の三次元画像データ51、多数の撮影画像から再構成した第3の三次元画像データ53、動き補正をしない第4画像M54、動き補正をした第2の三次元画像データ52を順番に表示することにより、オペレータの作業を妨げることなく手技のタイミングに適した画像を提供できる。すなわち、心臓の血管が患部である場合に、まず早い時期に精度が低い画像を表示し、患部に近づくにつれて精度の高い画像を得ることができる。さらに、心臓の周辺の動かない臓器をくっきりと表示した後に、心臓等の動く臓器をくっきりと表示することにより、患部が心臓である場合に特にカテーテルの位置や手技に対応した表示をすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置について図19及び図20を参照して説明する。なお、本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置において、第1および第2の三次元画像データ52に代えて、第5の三次元画像データ55および第6の三次元画像データ56を再構成し、第5画像M55及び第6画像M56表示すること以外は、上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、図19、図20に示されるように、本実施形態においては、先行画像として、単純ECG gated VCT手法により比較的少数ここでは40枚の撮影画像から再構成した第5画像M55を用い、後行画像としてECG gated VCT(multiple pass)手法により多数の撮影画像から再構成した第6画像M56を用いることを特徴とする。
上述したように、1回の撮像から単純ECG gated VCT手法により再構成した場合は歯抜け再構成となるため、再構成画像にアーチファクトが発生する。このため、複数回撮像するECG gated VCT(multiple pass)を後行画像として用いた。
ここでは、一回目の収集が終了すると(ST1)、すぐに収集された一回分の枚数(例えばここでは40枚)の撮影画像データ42から、第5の三次元画像データ55を再構成し(ST31)、再構成された第5の三次元画像データ55に対応する第5画像M55をすぐに表示する(ST32)。この第5画像M55の再構成処理と並行して2回目、3回目の収集が行われる(ST33)。ついで、複数回(ここでは3回)の収集が終わると、収集された多数(例えば120枚)の画像から、第6の三次元画像データ56を再構成し(ST34)、第6の三次元画像データ56に対応する第6画像M56を表示する(ST35)。
本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置においても上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様の効果を得られる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置について図21を参照して説明する。なお、本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置において、第1および第2の三次元画像データ52に代えて、第7画像M57および第8画像M58を再構成し、表示すること以外は、上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、図21に示されるように、本実施形態においては、先行画像として、ECG gated VCT手法により100枚の撮影画像から再構成した第7画像M57を用い、後行画像としてECG gated VCT手法により多数、ここでは400〜800枚の撮影画像から再構成した第8画像M58を用いることを特徴とする。
上述したように、Low contrast imaging手法は、非常に多くの方向の投影画像を用いて再構成することにより、CT値の低い(低濃度である)オブジェクトを可視化できる。LCIでは400〜800方向を用いることにより、血管からの血液が漏れている様子までを可視化することができる。
ここでは、画像の収集(ST1)が終了すると、100枚の撮影画像から、上記同様に、ECG gated VCT手法により第7の三次元画像データ57を再構成し(ST41)、これに対応する第7画像M57を表示する(ST42)。この手法には、1分程度の時間を要する。一方で、400〜800枚の撮影画像を用いて、第8の三次元画像データ58を再構成し(ST43)、これに対応する第8画像M58を表示する(ST44)。
本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置においても上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様の効果を得られる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置について図22を参照して説明する。なお、本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置において、第8画像M58補正処理を施すこと以外は、上記第4実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、図22に示されるように、本実施形態においては、先行画像として、ECG gated VCT手法により100枚の撮影画像から再構成した第6画像M56を用い、後行画像としてECG gated VCT手法により多数の、ここでは400〜800枚の撮影画像から再構成した第8画像M58を用いることを特徴とする。ここでは第8の三次元画像データ58を再構成する際に、beam harding補正処理がなされる。
ここでは、画像の収集(ST1)が終了すると、100枚の撮影画像42から、上記と同様に、ECG gated VCT手法により第7画像を再構成し(ST41)、これを表示する(ST42)。この手法には、1分程度の時間を要する。一方で、400〜800枚の撮影画像を用いて、beam harding補正処理をし(ST51)、この補正処理後の撮影画像から、第8の三次元画像データ58を再構成する(ST43)。この手法には、3分程度の時間を要する。この第8画像の三次元データ58を再構成している間には、第7画像M57が表示されている。第8の三次元画像データ58が構成されたら、これに対応する第8画像M58をモニタ22aに表示する(ST44)。
すなわち、この実施形態では、まずは補正(beam harding)なしで再構成した血管の画像を表示し、ユーザーが血管を観察している間にバックグラウンドで残りの画像を補正と再構成し、再構成できたら更新して表示することにより今度は血管からの血液の漏れを観察できる。
本実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置においても上記第1実施形態にかかる医療用画像処理装置、画像処理方法及びX線診断装置と同様の効果を得られる。
したがって、オペレータの手技の流れに合致するため、必要な画像を必要なタイミングで表示することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。変形例として、例えば以下の実施形態がある。
もちろん、表示方法も上記実施形態に限られるものではない。例えば複数の画像を多ウィンドウまたは同一ウィンドウにおいて並列して表示し、あるいはしてもよい。すなわち、例えば第1画像M51を表示中に第2画像M52の再構成処理が終了したら、表示されている第1画像M51に並べて第2画像M52を表示する。この形態であってもワークフローを妨げず、適切な画像を提供するという効果が得られる。
なお、複数の画像を並列して表示する際には、複数の表示画像の観察角度を合わせる(同一方向から観察した画像とする)ことや、一方の画像を進めると(回転させると)他方の表示画像も回転することとして動作を連携させることも可能である。
たとえば、後行画像表示した後に、再度先行画像の表示に戻るようにユーザが操作できるボタンなどのインターフェイスを備えていてもよい。
また上述した実施形態では、動く臓器として心臓血管を動かない臓器として骨と大動脈を例にとって述べたがこれに限定されるものではない。また、被検体の心拍情報を得るためにECG信号の収集を行なったが、例えば左室容積変化曲線など他の生体情報であってもよい。
一方、特定の動作状態として、拡張末期の画像を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば収縮末期であってもよい。
更に、上記の実施例では、撮影系を回動させながら所定間隔でX線撮影を行なって得られた投影データの中から拡張末期に得られた投影データを選択して再構成処理したが、所定心拍時相(拡張末期)においてのみX線撮影を行なうこととしてもよい。この場合被検体に対するX線の被曝量が減少する利点を有している。
第1の三次元画像データ51と第2の三次元画像データ52を得る再構成の手法は、一方を動き補正を用いる手法とし、他方を動き補正をしない手法としたが、これに限られるものではなく、第1の三次元画像データ51のいずれかが他方よりも分解能が高い画像を用いることとしてもよい。たとえば、第1の三次元画像データ51は8bit画像とし、第2の三次元画像データ52は8bit以上の画像であることを特徴とする手法を用いてもよい。
上述の実施例では表示画像M54は、再構成によって得られた第3の三次元画像データ53を、ボリュームデータをボリュームレンダリング処理した三次元画像データや、MIP画像データあるいはMPR画像データなどの2次元画像データを生成する場合について述べたが、これらに限定されない。
さらに、上記実施形態においては、第1の三次元画像データ51表示中に第2の三次元画像データ52が再構成されたら自動的に第2の三次元画像データ52に切り替わる場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、後からできたCoronaryTreeは表示可能であることをユーザーに通知する手段を備え、第1画像M51を表示中に第二の画像が再構成された時点で、ユーザに、更新可能であることを通知することとしてもよい。例えば、表示画面にメッセージ等で通知し、ボタン等のインターフェイスを用いてユーザが入力すると第二画像M52を表示することとする。また、第2の三次元画像データ52再構成が終了した際に第1の三次元画像データ51を操作していた場合にのみこのユーザへの通知及びユーザの入力をすることとしてもよい。
第1画像M51と第2画像M52は別Windowに並べて表示する機能を有してもよい。
再構成処理は、複数の演算手段(CPUなど)を備えるコンピューターを用いて並列処理させてもよい。複数のコンピューターを用いても良い。
複数の補正処理が必要な場合における第1の補正をした画像を先行画像とし、第2の補正をした画像を後行画像としてもよい。すなわち、第一の補正が終わりしだい画像表示をし、次に第一と第二の補正が終わりしだい画像表示をするようにしてもよい。
本実施例の他、動き補正しないで全フレームから再構成した画像を表示しても良い。
さらに各手順の順番や位置づけについても、上記各実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態にかかるX線診断装置の構成を示すブロック図。 同実施形態にかかるX線撮影装置の構成を示す説明図。 coronary3D手法を説明するフロー図。 coronary3D手法の説明図。 ECG gated VCT手法の説明図。 ECG gated VCT手法の説明図。 multiple pass ECG gated VCT手法の説明図。 本発明の第1実施形態にかかる画像処理方法の全体的な動作概要を示す説明図。 同実施形態にかかる画像処理方法の手順を示すフロー図。 同実施形態にかかる画像処理方法の手順を示すフロー図。 同実施形態にかかる第1画像を示す説明図。 同実施形態にかかる第2の3次元画像の再構成処理の概要を示す説明図。 同実施形態にかかる第2画像を示す説明図。 本発明の第2実施形態にかかる画像処理方法の全体的な動作概要を示す説明図。 同実施形態にかかる画像処理方法の手順を示すフロー図。 同実施形態にかかる画像処理方法の手順を示すフロー図。 同実施形態にかかる第3画像を示す説明図。 同実施形態にかかる第4画像を示す説明図。 本発明の第3実施形態にかかる画像処理方法の全体的な動作概要を示す説明図。 同実施形態にかかる画像処理方法の手順を示すフロー図。 本発明の第4実施形態にかかる画像処理方法の全体的な動作概要を示す説明図。 本発明の第5実施形態にかかる画像処理方法の全体的な動作概要を示す説明図。
符号の説明
P…被検体、1…X線診断装置、5…入力デバイス、10…X線撮影装置、
11…X線管、12…X線検出器、12…検出器、13…Cアーム、14…スタンド、
15…高電圧発生部、16…寝台、20…医療用画像処理装置、21…制御部、
22a…モニタ、22…表示部、23…入力部、24…記憶部、25…画像再構成部、
42…撮影画像データ、51…第1の三次元画像データ、52…第2の三次元画像データ、
53…第3の三次元画像データ、54…第4の三次元画像データ、
55…第5の三次元画像データ、56…第6の三次元画像データ、
57…第7の三次元画像データ、58…第8の三次元画像データ、M42…撮影画像、
M51…第1画像、M52…第2画像、M53…第3画像、M54…第4画像、M55…画像、M56…第6画像、M57…第7画像、M58…第8画像。

Claims (10)

  1. 被検体の画像データを、複数の処理方法を用いて画像化処理する医療用画像処理装置であって、
    被検体の撮影画像データに基づいて前記複数の処理方法のうち特定の処理方法で前被検体の先行画像を構成する先行構成手段と、
    前記先行構成手段とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成する後行構成手段と、
    前記先行構成手段で構成した先行画像を表示した後に前記後行構成手段で構成した後行画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする医療用画像処理装置。
  2. 前記先行画像を構成する際に用いる撮影画像データの数が、前記後行画像を構成する際に用いる撮影画像データの数よりも少ないことを特徴とする請求項1記載の医療用画像処理装置。
  3. 前記先行画像及び前記後行画像のうちの少なくとも一方は、前記被検体の複数方向からの撮影画像に基づいて、coronary tree手法、VCT手法、ECG gated VCT手法、multiple pass ECG gated VCT手法、及び動き補正処理を伴う手法、のうち少なくともいずれかの手法を用いて3次元再構成されることを特徴とする請求項1記載の医療用画像処理装置。
  4. 前記先行画像を構成する手順の少なくとも一部と、前記後行画像を構成する手順の一部が共通することを特徴とする請求項1記載の医療用画像処理装置。
  5. 前記先行画像及び前記後行画像は、前記被検体内にデバイスを配して前記被検体の関心領域の治療をする血管内治療時に表示され、
    前記先行画像を構成する処理は前記後行画像を構成する処理よりも先に終わることを特徴とする請求項1記載の医療用画像処理装置。
  6. 被検体の撮影画像データに基づいて特定の処理方法で被検体の先行画像を構成し、
    前記特定の処理方法とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成し、
    先行画像を表示した後に後行画像を表示することを特徴とする画像処理方法。
  7. 被検体に対してX線の照射と検出を複数回行なうことにより前記被検体の撮影画像を複数取得し、
    先に取得した所定の撮影画像である先行撮影画像に基づいて被検体の前記先行画像を構成し、
    前記先行撮影画像よりも後に撮影した後行撮影画像の取得後に、前記先行撮影画像と前記後行撮影画像とから、前記後行画像を構成することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記先行画像の構成処理は前記後行画像の構成処理よりも先に終わることを特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  9. 被検体に対してX線の照射と検出を行ない被検体の撮影画像データを得る撮影手段と、
    前記撮影画像データに基づいて前記被検体の先行画像を構成する先行構成手段と、
    先行構成手段とは異なる処理方法で前記被検体の後行画像を構成する後行構成手段と、
    を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  10. 前記撮影手段を前記被検体の周囲に設定された所定の回動経路に沿って複数回回動させる移動手段をさらに備え、
    前記先行構成手段において、前記撮影手段が被検体の周囲で回動しながら被検体に対してX線の照射と検出を行なうことにより得られる前記被検体の所定の動作状況における前記被検体のデータから、前記先行画像が構成され、
    前記後行構成手段において、前記所定の動作状況における被検体のデータに動き補正処理がなされて前記後行画像が生成されることを特徴とする請求項9記載のX線診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014054660A1 (ja) * 2012-10-01 2014-04-10 株式会社東芝 画像処理装置及びx線ct装置

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