JP2009267998A - ハンドオーバ方法、無線基地局及び移動局 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動局UEが「第2セル」を想定しているセルと「第1セル」が「第2セル」を想定しているセルとが異なっていることを検知して、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したか否かについて正確に判断する。
【解決手段】ハンドオーバ方法は、第2セルが、第1セルによって通知された第1セキュリティ情報及び移動局UEによって通知されたハンドオーバ完了応答メッセージに含まれている第2セキュリティ情報を用いて移動局UEに対する検証処理を行い、検証処理に成功した場合、移動局UEに対して、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを送信する工程と、移動局UEが、所定タイマが満了する前に、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信した場合に、所定タイマを停止する工程と、移動局UEが、所定タイマが満了する前に、肯定的な上位レイヤ用送達確認情報を受信しなかった場合には、再接続手順に遷移する工程とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動局が第1セルから第2セルにハンドオーバを行うハンドオーバ方法、無線基地局及び移動局に関する。
図4を参照して、従来のLTE(Long Term Evolution)方式のシステムにおいて、移動局UEが「第1セル(Source cell)」から「第2セル(Target cell)」にハンドオーバを行う動作について説明する。
図4に示すように、ステップS2001において、移動局UEは、第1セルに対して、「RRC Measurement Report」を送信する。
ステップS2002において、第1セルが、第2セルに対して、「第1セキュリティ情報」を含む「HO Preparation」を送信する。
この「第1セキュリティ情報」は、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの通信に適用するセキュリティ鍵であってもよいし、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間で予め決められたルールに基づき算出された「秘密情報(shared secret)」であってもよい。
ステップS2003において、第2セルが、第1セルに対して、第2セル内における移動局UEの識別情報である「new C-RNTI」を含む「HO Preparation Ack」を送信する。「HO Preparation Ack」には、「個別プリアンブル」の指定情報が含まれてもよい。
ステップS2004において、第1セルが、移動局UEに対して、「new C-RNTI」を含む「RRC Reconfiguration(HO Command)」を送信する。
ステップS2003において「個別プリアンブル」が指定されていた場合は、ステップS2004の「RRC Reconfiguration(HO Command)」においても「個別プリアンブル」の指定情報が含まれる。
ステップS2005において、移動局UEが、第1セルに対して、MACレイヤ(レイヤ2)における「RRC Reconfiguration(HO Command)」の受信処理が成功したことを通知するための「HARQ Ack」を送信する。
ステップS2006において、移動局UEは、「RRC Reconfiguration(HO Command)」によって指示された第2セルに移り、第2セルに対して下り同期を確立する。
ステップS2007において、RACH(Random Access Channel)を介して、第2セルに対して、個別プリアンブル又は共通(ランダム)プリアンブルである「RA Preamble」を送信する。
移動局UEは、ステップS2004において「個別プリアンブル」が指定されていた場合は、個別プリアンブルを用い、個別プリアンブル」が指定されない場合は、共通プリアンブルを用いる。
また、移動局UEは、「個別プリアンブル」の使用期限が満了した場合は、共通プリアンブルを用いる。
ステップS2008において、第2セルが、移動局UEに対して、「RA Response」を送信する。「RA Response」により、次のステップ2009において用いるべき上りリソースが割り当てられる。
ステップS2009において、移動局UEが、第2セルに対して、「RA Response」によって割り当てられた上りリソースを用いて、「第2セキュリティ情報」を含む「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」を送信する。
ステップS2010において、第2セルが、第1セルによって通知された「第1セキュリティ情報」及び「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」に含まれる「第2セキュリティ情報」を用いて移動局UEに対する検証処理を行う。
ステップS2011において、第2セルが、移動局UEに対して、MACレイヤ(レイヤ2)における「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」の受信処理が成功したことを通知するための「HARQ Ack」を送信する。
ステップS2012において、第2セルが、交換機MMEに対して、「Path Switch」を送信する。
ステップS2013において、第2セルが、移動局UE宛てのデータが発生した場合に、「new C-RNTI」を用いた「PDCCH(Physical Downlink Control Channel)」を用いて、移動局UEに対して、スケジューリング情報を送信する。
ステップS2014において、第2セルが、前記スケジューリング情報によって割り当てた下りリソースを用いて、移動局UEに対して、移動局UE宛てのデータ(U-Plane Data)を送信する。
或いは、移動局UEが、ステップ2014において、第2セルが、前記スケジューリング情報によって割り当てた上りリソースを用いて、第2セルに対して、第2セル宛てのデータ(U-Plane Data)を送信する。
ステップS2015において、第2セルが、移動局UEに対して、RLCレイヤの送達確認情報である「RLC Status」を送信する。
ステップS2016において、第2セルが、第1セルに対して、「Release Resource」を送信する。
ここで、従来のLTE方式の移動通信システムでは、移動局UEが、「個別プリアンブル」を用いた場合には、第2セルから「RA Response」を受信した時点で、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したと判断するように構成されている。
これは、「個別プリアンブル」が、第2セルにおいて移動局UEのハンドオーバアクセス用に事前にリザーブされており、第2セルが、かかる「個別プリアンブル」を受信することで、かかる移動局UEの到着を検出することができ、移動局UEが、第2セルからの「個別プリアンブル」に対する「RA Response」を受信することで、第2セルが「個別プリアンブル」を受信したものと看做なせるからである。
また、従来のLTE方式の移動通信システムでは、移動局UEが、「共通プリアンブル」を用いた場合には、第2セルによってPDCCHを介して所定情報(図4のステップS2013)を受信した時点で、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したと判断するように構成されている。
これは、「共通プリアンブル」が、同時に複数の異なる移動局UEがランダムに選択して送信するものであり、移動局UEが、「RA Response」を受信した時点や「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」に対する「HARQ Ack」を受信した時点では、衝突(contention)が発生していた可能性があるためである。
したがって、移動局UEは、「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」に対する「HARQ Ack」を受信した後に、自身の第2セルにおけるIDである「new C-RNTI」宛てのPDCCHを受信した場合にのみ、第2セルに対するアクセスが成功したものと看做すことができる。
なお、LTE方式では、RAプリアンブルが64通りあり、セル毎に個別プリアンブルとしてリザーブする分と、共通プリアンブルとして用いる分に分けることができる。
例えば、RAプリアンブル#0〜#47を共通プリアンブルとし、RAプリアンブル#48〜#63を個別プリアンブルといった具合に区分することができる。かかる区分は、セル毎に異なってよい。
3GPP TS36.300 V8.4.0、2008年3月 3GPP TS36.331 V8.1.0、2008年3月
しかしながら、従来のLTE方式の移動通信システムでは、各セルを識別するための識別情報である「PCI(Physical Cell ID)」は、隣接していない複数のセルに対して繰り返し割り当てられるように構成されているため、図5に示すように、移動局UEが「第2セル(Target cell)」を想定しているセルと、「第1セル(Source cell)」が「第2セル(Target cell)」を想定しているセルとが異なる場合が存在し得る。
上述の通り、従来のLTE方式の移動通信システムでは、移動局UEは「RA Response」或いは「PDCCH」を介した所定情報を受信した場合に、ハンドオーバが成功したと看做してしまうため、移動局UEが「第2セル(Target cell)」を想定しているセルと、「第1セル(Source cell)」が「第2セル(Target cell)」を想定しているセルとが異なる場合であっても、移動局UEが、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したと判断してしまうという問題点があった。
これは、移動局UEが、「個別プリアンブル」を用いた場合であって、かつ、第2セルが、たまたま同じ「個別プリアンブル」を、他の移動局UEに割り当てていた場合、第2セルが、かかる「個別プリアンブル」を検出して「RA Response」を返す場合があるためである。
また、移動局UEが、「個別プリアンブル」を用いた場合であって、かつ、第2セルにおいて、当該「個別プリアンブル」が、「共通プリアンブル」として区分されている場合、第2セルが、かかる「共通プリアンブル」を受信したと思い、「RA Response」を返す場合があるためである。
また、移動局UEが、「共通プリアンブル」を用いた場合であって、かつ、第2セルにおいて、既に「new C-RNTI」と同一の「C-RNTI」を用いる他の移動局UEが存在した場合、かかる移動局UEが、第2セルによって他の移動局UE宛てに「PDCCH」を介して送信された所定情報を、誤って受信してしまう場合があるためである。
移動局UEは、第1セルが意図しない第2セルへハンドオーバを行い、ハンドオーバが成功したと判断してしまうと、誤った第2セルへ在圏してしまい、誤りを検出できないという問題があった。
特に、意図しない第2セルにおいて、既に「new C-RNTI」と同一の「C-RNTI」を用いる他の移動局UEが存在した場合、誤ってハンドオーバしてきた移動局UEが、他の移動局UEに宛てられたPDCCH情報を、あたかも自分宛てのPDCCH情報のように受信し、PDCCHによって割り当てられて下りリソースを使ってデータを受信したり、PDCCHによって割り当てられて上りリソースを使ってデータを送信したりする場合があるという問題点があった。
特に、移動局UEが、下りデータに対するHARQ Ackや上りデータを送信した場合、他の移動局UEの通信を妨げてしまうという問題点があった。
このような問題は、特にフェムト基地局やホーム基地局、CSG(closed subscriber cell)といった小型基地局が数多く設置される場合に顕在化する可能性が特に高い。
また、このような問題は、各セルが自律的に「PCI(Physical Cell ID)」を選択設定するような自己設定機能や自己最適化機能が導入された場合に、顕在化する可能性がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、移動局UEによって個別プリアンブルが送信された場合であっても、当該移動局UEが「第2セル(Target cell)」を想定しているセルと、「第1セル(Source cell)」が「第2セル(Target cell)」を想定しているセルとが異なっていることを検知して、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したか否かについて正確かつ速やかに判断することができるハンドオーバ方法、無線基地局及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局が、第1セルから第2セルにハンドオーバを行うハンドオーバ方法であって、前記第1セルが、前記第2セルに対して、第1セキュリティ情報を通知する工程と、前記第1セルが、前記移動局に対して、該第1セルから前記第2セルへのハンドオーバ指示メッセージを通知する工程と、前記移動局が、前記第2セルに対して、第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了メッセージを通知する工程と、前記第2セルが、前記第1セルによって通知された前記第1セキュリティ情報及び前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記第2セキュリティ情報を用いて前記移動局に対する検証処理を行い、該検証処理に成功した場合、前記移動局に対して、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを通知する工程と、前記移動局が、所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信した場合に、該所定タイマを停止する工程と、前記移動局が、前記所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信しなかった場合には、再接続手順に遷移する工程とを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記ハンドオーバ指示メッセージ、前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であってもよい。
本発明の第1の特徴において、前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、前記検証処理は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて行われてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記第2セルが、受信した前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記移動局の識別情報が、該第2セルにおいて割り当てられていない移動局の識別情報であった場合には、前記検証処理を行うことなく、該ハンドオーバ完了メッセージを破棄してもよい。
本発明の第2の特徴は、移動局が、第1セルから第2セルにハンドオーバを行うように構成されている移動通信システムにおいて、該第2セルを管理する無線基地局であって、前記第1セルによって通知された第1セキュリティ情報を受信するように構成されている第1セキュリティ情報受信部と、前記移動局によって通知された第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了メッセージを受信するように構成されている第2セキュリティ情報受信部と、前記第1セルによって通知された前記第1セキュリティ情報及び前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記第2セキュリティ情報を用いて前記移動局に対する検証処理を行い、該検証処理に成功した場合、前記移動局に対して、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを通知するように構成されている検証処理部とを具備することを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であってもよい。
本発明の第2の特徴において、前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、前記検証処理部は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて、前記検証処理を行うように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記検証処理部は、受信した前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記移動局の識別情報が、該第2セルにおいて割り当てられていない移動局の識別情報であった場合には、前記検証処理を行うことなく、該ハンドオーバ完了メッセージを破棄するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴は、第1セルから第2セルにハンドオーバを行うように構成されている移動局であって、前記第1セルから、該第1セルから前記第2セルへのハンドオーバ指示メッセージを受信した場合に、第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了応答メッセージを、該第2セルに対して送信するように構成されており、所定タイマが満了する前に、前記第2セルによって第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報を用いて行われた検証処理の成功を示すハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信した場合に、該所定タイマを停止するように構成されており、前記所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信しなかった場合には、再接続手順に遷移するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴において、前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であってもよい。
本発明の第3の特徴において、前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、前記検証処理は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて行われてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、移動局UEが「第2セル(Target cell)」を想定しているセルと、「第1セル(Source cell)」が「第2セル(Target cell)」を想定しているセルとが異なっている場合であっても、かかる事実を検知して、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したか否かについて正確かつ速やかに判断することができるハンドオーバ方法、無線基地局及び移動局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムでは、移動局UEが、「第1セル(Serving cell、Source cell)」から「第2セル(Target cell)」にハンドオーバを行うように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムには、複数の無線基地局eNBによって管理されているセルが形成されている。
ここで、図2に示すように、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UE及び無線基地局eNBは、それぞれ、物理(PHY)レイヤとMACレイヤとRLCレイヤとPDCPレイヤとRRCレイヤとからなるプロトコルスタックを具備している。
図3に示すように、第2セルを管理する無線基地局eNBは、第1セキュリティ情報受信部11と、第2セキュリティ情報受信部12と、検証処理部13とを具備している。
第1セキュリティ情報受信部11は、第1セルによって通知された「第1セキュリティ情報」を受信するように構成されている。
例えば、第1セキュリティ情報受信部11は、「HO Preparation」によって通知された「第1セキュリティ情報」を受信するように構成されている。
第2セキュリティ情報受信部12は、移動局UEによって通知された「第2セキュリティ情報」を含む「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を受信するように構成されている。
検証処理部13は、第1セルによって通知された「第1セキュリティ情報」及び「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に含まれている「第2セキュリティ情報」を用いて移動局UEに対する検証処理を行い、かかる検証処理に成功した場合、移動局UEに対して、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を通知するように構成されている。
ここで、「第1セキュリティ情報」は、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、「第2セキュリティ情報」は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護(Integrity Protection)情報であってもよい。
また、「第1セキュリティ情報」及び「第2セキュリティ情報」は、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間で予め決められたルールに基づき算出された「秘密情報(shared secret)」であってもよい。
なお、検証処理部13は、「第1セキュリティ情報」と「第2セキュリティ情報」とが一致するか否かに基づいて、上述の検証処理を行うように構成されていてもよい。
図4に示すように、移動局UEは、ハンドオーバ関連信号送受信部21と、タイマ管理部22と、再接続部23とを具備している。
ハンドオーバ関連信号送受信部21は、無線基地局eNB配下のセルとの間で、ハンドオーバ処理に関連する信号(RRCプロトコルのメッセージ)を送受信するように構成されている。
例えば、ハンドオーバ関連信号送受信部21は、第1セルから、第1セルから第2セルへの「RRC Reconfiguration(HO Command)、ハンドオーバ指示メッセージ」を受信した場合に、「第2セキュリティ情報」を含む「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を、第2セルに対して送信するように構成されている。
タイマ管理部22は、所定タイマの起動、満了及び停止について管理するように構成されている。
例えば、タイマ管理部22は、所定タイマが満了する前に、第2セルによって「第1セキュリティ情報」及び「第2セキュリティ情報」を用いて行われた検証処理の成功を示す「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を受信した場合に、所定タイマを停止するように構成されている。
また、タイマ管理部22は、所定タイマが満了する前に、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を受信しなかった場合には、再接続部23に対して、その旨を通知するように構成されている。
再接続部23は、タイマ管理部22からの通知に応じて、再接続手順を行うように構成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
具体的には、図3を参照して、従来のLTE(Long Term Evolution)方式のシステムにおいて、移動局UEが「第1セル(Serving cell、Source cell)」から「第2セル(Target cell)」にハンドオーバを行う動作について説明する。
図3に示すように、ステップS1001において、移動局UEは、第1セルに対して、周辺セルにおける無線品質の測定結果を報告するための「RRC Measurement Report(測定報告)」を送信する。
ステップS1002において、第1セルが、第2セルに対して、「第1セキュリティ情報」を含む「HO Preparation」を送信する。
すなわち、第1セルが、第2セルに対して、「HO Preparation」によって、「第1セキュリティ情報」を通知する。
なお、「第1セキュリティ情報」は、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間の通信に適用されるセキュリティ鍵であってもよいし、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間で予め決められたルールに基づき算出された「秘密情報(shared secret)」であってもよい。
ステップS1003において、第2セルが、第1セルに対して、第2セル内における移動局UEの識別情報である「new C-RNTI」を含む「HO Preparation Ack」を送信する。「HO Preparation Ack」には、「個別プリアンブル」の指定情報が含まれてもよい。
ステップS1004において、第1セルが、移動局UEに対して、「new C-RNTI」を含む「RRC Reconfiguration(HO Command、ハンドオーバ指示メッセージ)」を送信する。
ステップS1003において「個別プリアンブル」が指定されていた場合には、ステップS1004の「RRC Reconfiguration(HO Command、ハンドオーバ指示メッセージ)」においても、「個別プリアンブル」の指定情報が含まれる。
ステップS1005において、移動局UEが、第1セルに対して、MACレイヤ(レイヤ2)における「RRC Reconfiguration(HO Command)」の受信処理が成功したことを通知するための「HARQ Ack」を送信する。
ステップS1006において、移動局UEは、「RRC Reconfiguration(HO Command)」によって指示された第2セルに移り、第2セルに対して下り同期を確立する。
ステップS1007において、RACHを介して、第2セルに対して、個別プリアンブル又は共通(ランダム)プリアンブルである「RA Preamble」を送信する。
移動局UEは、ステップS1004において「個別プリアンブル」が指定されていた場合には「個別プリアンブル」を用い、「個別プリアンブル」指定されていない場合には「共通プリアンブル」を用いる。
また、移動局UEは、「個別プリアンブル」の使用期限が満了した場合は、「共通プリアンブル」を用いる。
ステップS1008において、第2セルが、移動局UEに対して、「RA Response」を送信する。「RA Response」により、次のステップ1009において用いるべき上りリソースが割り当てられる。
ステップS1009において、移動局UEが、第2セルに対して、「RA Response」によって割り当てられた上りリソースを用いて、「第2セキュリティ情報」を含む「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を送信する。
なお、「第2セキュリティ情報」は、移動局UEと第2セルとの間の通信に適用されるセキュリティ鍵に基づき算出された改竄保護(Integrity Protection)情報であってもよいし、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間で予め決められたルールに基づき算出された「秘密情報(shared secret)」であってもよい。
ステップS1010において、第2セルが、第1セルによって通知された「第1セキュリティ情報」及び「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete)」に含まれる「第2セキュリティ情報」を用いて移動局UEに対する検証処理を行う。
ここで、「第1セキュリティ情報」は、「HO Preparation」における情報要素に含まれていてもよい。
また、「第2セキュリティ情報」は、「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」における情報要素に含まれていてもよい。
また、「第2セキュリティ情報」は、「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を含むPDCP-PDUのヘッダに含まれていてもよい。
ステップS1011において、第2セルが、移動局UEに対して、MACレイヤ(レイヤ2)における「RRC Reconfiguration Complete(HO Command Complete)」の受信処理が成功したことを通知するための「HARQ Ack」を送信する。
また、第2セルが、ステップS1010における検証処理に成功した場合、ステップS1012において、交換機MMEに対して、「Path Switch」を送信し、ステップS1013において、「new C-RNTI」を用いた「PDCCH(Physical Downlink Control Channel)」を用いて、移動局UEに対して、スケジューリング情報を送信する。
第2セルが、前記スケジューリング情報によって割り当てた下りリソースを用いて、移動局UEに対して、ステップS1014において、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を送信する。
かかる「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」は、PDCPレイヤにおいて秘匿処理(ciphering)が施され、さらに改竄保護情報(integrity protection)が付与されてよい。
なお、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、PDCPレイヤにおけるステータスレポートで代用されてもよい。
また、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、他のRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)で代用されてもよい。
かかる場合、かかる他のRRCメッセージには、ハンドオーバ完了確認応答を示す情報要素或いは移動局UEを一意に識別できるID(例えば、「S−TMSI」や「ハンドオーバ元の第1セルのIDとC−RNTI」など)が含まれる。
また、第2セルが、必要に応じて、ステップS1015において、移動局UE宛てのデータ(U-Plane Data)を送信し、ステップS1016において、第2セルが、移動局UEに対して、RLCレイヤの送達確認情報である「RLC Status」を送信する。
ステップS1017において、第2セルが、第1セルに対して、「Release Resource」を送信する。
ここで、移動局UEは、所定タイマが満了する前に、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を受信した場合に、かかる所定タイマを停止する、すなわち、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したと判断する。
なお、かかる所定タイマは、移動局UEにおいて「RRC Reconfiguration(HO Command、ハンドオーバ指示メッセージ)」が受信された際に起動されるものとする。
或いは、かかる所定タイマは、ステップS1006において、移動局UEが第2セルに下り同期確立した際に起動されてもよいし、ステップS1011において、第2セルが送信した「HARQ Ack」を、移動局UEにおいて受信した際に起動されてもよい。また、かかる所定タイマは、他の契機に起動されてもよい。
一方、移動局UEは、かかる所定タイマが満了する前に、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を受信しなかった場合には、第1セルから第2セルへのハンドオーバが失敗したと判断し、再接続手順に遷移する。 移動局UEは、再接続手順に遷移した場合、セル選択を行い、選択したセルの報知情報を受信してアクセス可能であるかを確認し、再接続のため該選択したセルへアクセスを行う。
ステップS1010における検証処理は、「第2セキュリティ情報」が、移動局UEと第2セルとの間の通信に適用されるセキュリティ鍵に基づき算出された改竄保護(Integrity Protection)情報であった場合は、「第1セキュリティ情報」、即ち、セキュリティ鍵に基づいて、改竄保護情報を解読して、受信したメッセージの改竄チェックを行う。かかる処理は、PDCPレイヤで行われてもよい。
PDCPレイヤで改竄チェックにより改竄されていないことが確認された場合に、PDCPレイヤは、RRCレイヤに、受信したメッセージ、即ち、「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を通知する。
RRCレイヤは、PDCPレイヤによる改竄チェックが保証された事実に基づき、検証処理が成功したと判断する。
また、ステップS1010における検証処理は、「第1セキュリティ情報」及び「第2セキュリティ情報」が、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局UEとの間で予め決められたルールに基づき算出された「秘密情報(shared secret)」であった場合は、「HO Preparation」によって第1セルから受け取った「第1セキュリティ情報」と「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に含まれる「第2セキュリティ情報」とが一致するか否かについて確認する。
「第1セキュリティ情報」と「第2セキュリティ情報」とが一致した場合に、検証処理が成功したと判断する。この処理は、RRCレイヤにて行われてもよい。
「秘密情報(shared secret)」は、「セキュリティ鍵」や「C-RNTI」等に基づいて計算されてもよく、具体的な計算方法は、予め第1セルと移動局との間で、或いは、第1セル及び第2セルを含む移動通信システムと移動局との間で取り決めておく。例えば、特定の計算式が、該移動通信システムにおいて規定されていてもよい。
ここで、予期しない移動局UEが、ハンドオーバしてきた場合、第2セルは、該移動局UEから受信した「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」の検証処理に失敗する。
したがって、第2セルは、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」を送信しない。
移動局UEは、所定タイマが満了する前に、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(ハンドオーバ完了確認応答メッセージ)」が受信されないことを検出し、第1セルが意図した第2セルへのハンドオーバが失敗したものと判断することができる。
これにより、移動局UEは、ネットワークが意図しないセルに誤ってハンドオーバし、該セルに誤って在圏し続ける問題を解消できる。
なお、第2セルは、RRCやPDCPよりも下位のRLCレイヤやMACレイヤにおいて、移動局UEからの「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」を、予期しない移動局UEからの信号、或いは、予期しない信号として破棄してもよい。
「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」破棄されるケースの例としては、以下が挙げられる
・ 「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に付与されるMACヘッダに含まれる「C-RNTI」が、第2セルにおいて割り当てられていない「C-RNTI」であった場合
・ 「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に付与されるMACヘッダに含まれる「C-RNTI」が、第2セルにおいて割り当てられている「C-RNTI」であった場合で、かつ、かかる「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に付与されるRLC-AM(Acknowledge Mode)ヘッダに含まれる「SN(Sequence Number、シーケンスナンバー)」が、第2セルにおいて割り当てられている「C-RNTI」に対応した他の移動局UEのRLC-AMの受信ウィンドウ外である場合
・ 「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に付与されるMACヘッダに含まれる「C-RNTI」が、第2セルにおいて割り当てられている「C-RNTI」であった場で、かつ、かかる「RRC Reconfiguration Complete(HO Complete、ハンドオーバ完了メッセージ)」に付与されるRLC-AM(Acknowledge Mode)ヘッダに含まれる「SN(Sequence Number、シーケンスナンバー)」が、第2セルにおいて割り当てられている「C-RNTI」に対応した他の移動局UEのRLC-AMの受信ウィンドウ内に収まるが、SDUが正常に組み上がらない場合
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEが、「RRC Reconfiguration Complete Acknowledge(肯定的な上位レイヤ用送達確認情報)」を受信して初めて、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したと判断するように構成されているため、移動局UEによって個別プリアンブルが送信された場合であっても、当該移動局UEが「第2セル(Target cell)」を想定しているセルと、「第1セル(Source cell)」が「第2セル(Target cell)」を想定しているセルとが異なっていることを検知して、第1セルから第2セルへのハンドオーバが成功したか否かについて正確に判断することができる。
(変更例)
なお、上述の移動局UEや無線基地局eNBの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UEや無線基地局eNB内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UEや無線基地局eNB内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 従来の移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。
符号の説明
UE…移動局
21…ハンドオーバ関連信号送受信部
22…タイマ管理部
23…再接続部
eNB…無線基地局
11…第1セキュリティ情報受信部
12…第2セキュリティ情報受信部
13…検証処理部

Claims (14)

  1. 移動局が、第1セルから第2セルにハンドオーバを行うハンドオーバ方法であって、
    前記第1セルが、前記第2セルに対して、第1セキュリティ情報を通知する工程と、
    前記第1セルが、前記移動局に対して、該第1セルから前記第2セルへのハンドオーバ指示メッセージを通知する工程と、
    前記移動局が、前記第2セルに対して、第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了メッセージを通知する工程と、
    前記第2セルが、前記第1セルによって通知された前記第1セキュリティ情報及び前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記第2セキュリティ情報を用いて前記移動局に対する検証処理を行い、該検証処理に成功した場合、前記移動局に対して、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを通知する工程と、
    前記移動局が、所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信した場合に、該所定タイマを停止する工程と、
    前記移動局が、前記所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信しなかった場合には、再接続手順に遷移する工程とを有することを特徴とするハンドオーバ方法。
  2. 前記ハンドオーバ指示メッセージ、前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  3. 前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、
    前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバ方法。
  4. 前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、
    前記検証処理は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバ方法。
  5. 前記第2セルが、受信した前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記移動局の識別情報が、該第2セルにおいて割り当てられていない移動局の識別情報であった場合には、前記検証処理を行うことなく、該ハンドオーバ完了メッセージを破棄することを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバ方法。
  6. 移動局が、第1セルから第2セルにハンドオーバを行うように構成されている移動通信システムにおいて、該第2セルを管理する無線基地局であって、
    前記第1セルによって通知された第1セキュリティ情報を受信するように構成されている第1セキュリティ情報受信部と、
    前記移動局によって通知された第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了メッセージを受信するように構成されている第2セキュリティ情報受信部と、
    前記第1セルによって通知された前記第1セキュリティ情報及び前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記第2セキュリティ情報を用いて前記移動局に対する検証処理を行い、該検証処理に成功した場合、前記移動局に対して、ハンドオーバ完了確認応答メッセージを通知するように構成されている検証処理部とを具備することを特徴とする無線基地局。
  7. 前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されることを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、
    前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線基地局。
  9. 前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、
    前記検証処理部は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて、前記検証処理を行うように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線基地局。
  10. 前記検証処理部は、受信した前記ハンドオーバ完了メッセージに含まれている前記移動局の識別情報が、該第2セルにおいて割り当てられていない移動局の識別情報であった場合には、前記検証処理を行うことなく、該ハンドオーバ完了メッセージを破棄するように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線基地局。
  11. 第1セルから第2セルにハンドオーバを行うように構成されている移動局であって、
    前記第1セルから、該第1セルから前記第2セルへのハンドオーバ指示メッセージを受信した場合に、第2セキュリティ情報を含むハンドオーバ完了応答メッセージを、該第2セルに対して送信するように構成されており、
    所定タイマが満了する前に、前記第2セルによって第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報を用いて行われた検証処理の成功を示すハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信した場合に、該所定タイマを停止するように構成されており、
    前記所定タイマが満了する前に、前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージを受信しなかった場合には、再接続手順に遷移するように構成されていることを特徴とする移動局。
  12. 前記ハンドオーバ完了メッセージ及び前記ハンドオーバ完了確認応答メッセージは、RRCプロトコルのメッセージとして送信されることを特徴とする請求項11に記載の移動局。
  13. 前記第1セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間の通信に用いるためのセキュリティ鍵であり、
    前記第2セキュリティ情報は、前記セキュリティ鍵に基づく改竄保護情報であることを特徴とする請求項11又は12に記載の移動局。
  14. 前記第1セキュリティ情報及び前記第2セキュリティ情報は、前記第1セル及び前記第2セルを含む移動通信システムと前記移動局との間で予め決められたルールに基づき算出された秘密情報であり、
    前記検証処理は、前記第1セキュリティ情報と前記第2セキュリティ情報とが一致するか否かに基づいて行われることを特徴とする請求項11又は12に記載の移動局。
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