JP2009265759A - 位置検出装置及び位置検出用部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる駆動方式の検出部を、1つの制御部で制御して、回路規模を小さくしてコストの削減を図ると共に駆動時の電力の消費を軽減する。
【解決手段】印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部13と、位置指示器2と、ループコイル24が配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、位置指示器2と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部14を有している。そして、第1の検出部13及び第2の検出部14に接続されており、電流を出力する制御部16と、この制御部16から出力される電流を電圧に変換して第1の検出部13に電圧を印加する電流電圧変換部17とを備えている。これにより、異なる駆動方式の検出部を、1つの制御部で制御することができ、回路規模を小さくしてコストの削減を図ると共に駆動時の電力の消費を軽減することができる。
【選択図】図2
【解決手段】印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部13と、位置指示器2と、ループコイル24が配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、位置指示器2と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部14を有している。そして、第1の検出部13及び第2の検出部14に接続されており、電流を出力する制御部16と、この制御部16から出力される電流を電圧に変換して第1の検出部13に電圧を印加する電流電圧変換部17とを備えている。これにより、異なる駆動方式の検出部を、1つの制御部で制御することができ、回路規模を小さくしてコストの削減を図ると共に駆動時の電力の消費を軽減することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電圧で駆動するタッチセンサの第1の検出部と電磁誘導方式(EMR)の第2の検出部を有し、位置指示器または人体(手指)により指示された座標位置を検出する位置検出装置及びこの位置検出装置に用いられる位置検出用部品に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ装置等の情報処理装置における位置入力を行うための装置として、マウスや位置検出装置が用いられている。この位置検出装置は、例えば、ペン型に形成された位置指示器、または人体(手指)からなる入力手段によりポインティング操作や文字及び図等の入力情報が入力される。
位置指示器を入力手段として用いた入力方式としては、位置指示器に位置検出装置から送信される特定周波数の電磁波に対して共振する共振回路を設け、この共振回路によって生じた共振信号を位置検出装置に送信することにより位置検出装置に対して位置を指示する電磁誘導方式がある。これに対し、人体(手指)を用いた入力方式としては、静電容量方式や抵抗膜方式等の電圧で駆動するタッチセンサが挙げられる。静電容量方式は、人体と検出部の間に生じた静電容量の増減を制御部で測定することにより、人体(手指)が接近又は接触した座標を検出するものである。
一般的に、電磁誘導方式の検出部は、細かい文字や図等の入力に適している。これに対し、静電容量方式や抵抗膜方式のタッチセンサの検出部は、入力手段として人体(手指)を用いることができるため、手軽に入力することができる。そのため、入力手段としてペン型の位置指示器を用いた電磁誘導方式の検出部と、人体を用いた静電容量方式や抵抗膜方式等のタッチセンサの検出部の双方の利点を生かした新しいタイプの位置検出装置が考案され、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−123928号公報
図14は、従来の電磁誘導方式を用いた検出部と電圧で駆動するタッチセンサである検出部とを有する位置検出装置の回路構成を模式的に説明したブロック図である。
この図14に示すように、従来の位置検出装置200は、第1の検出部203と、電磁誘導方式(EMRセンサ)の第2の検出部204と、第1の制御部206Aと、第2の制御部206Bと、第1の処理回路205Aと、第2の処理回路205Bを有している。
この図14に示すように、従来の位置検出装置200は、第1の検出部203と、電磁誘導方式(EMRセンサ)の第2の検出部204と、第1の制御部206Aと、第2の制御部206Bと、第1の処理回路205Aと、第2の処理回路205Bを有している。
第1の検出部203は、例えば静電容量方式や抵抗膜方式により、人体(手指)等の接近又は接触を検出し、その接近又は接触した点の座標を検出するタッチセンサである。第1の制御部206Aは、アナログスイッチ208を介して第1の検出部203と、第1の処理回路205Aとに接続されている。そして、この第1の制御部206Aは、タッチセンサである第1の検出部203に電圧を印加すると共に第1の制御部206Aの電流の変化を検出する回路である。第1の処理回路205Aは、第1の制御部206Aにより検出した、人体により指示された点を座標データとして算出するための回路である。
これに対し、第2の検出部204は、ペン型の位置指示器により指示した点の座標を検出するためのものである。第2の制御部206Bは、第2の検出部204と第2の処理回路205Bとに接続されている。そして、この第2の制御部206Bは、EMRセンサである第2の検出部204に電流を出力すると共に位置指示器が指示した点の位置を検出する回路である。第2の処理回路205Bは、第2の制御部206Bにより検出した、位置指示器により指示された点を座標データとして算出するための回路である。
しかしながら、従来の電磁誘導方式及びタッチセンサの2つの検出方法が利用可能な位置検出装置200では、上記したようにタッチセンサである第1の検出部203は、電圧で駆動し、電磁誘導方式の第2の検出部204は、電流で駆動している。そのため、第1の検出部203に電圧を印加する第1の制御部206Aと、第2の検出部204に電流を出力する第2の制御部206Bが必要であった。これにより、従来の位置検出装置では、2つの異なる駆動方式の検出部を駆動するために、少なくとも2つの制御部が必要であった。その結果、回路規模が大きくなりコストアップを招くだけでなく、駆動時における電力の消費も高まる、という問題があった。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、回路規模を小さくしてコストの削減を図ると共に駆動時における電力の消費を軽減することができる位置検出装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の位置検出装置は、印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部と、少なくとも1つのコイルを有する位置指示器を有している。更に、少なくとも1のループコイルが配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、位置指示器と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部を備えている。そして、この第1の検出部及び第2の検出部に接続されており、電流を出力する制御部と、制御部から出力される電流を電圧に変換して第1の検出部に電圧を印加する電流電圧変換部とを備えている。
また、本発明の位置検出用部品は、入力手段から指示された座標位置を検出するものである。そして、印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部を有している。更に、少なくとも1のループコイルが配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、入力手段の一つである位置指示器と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部を備えている。そして、この第1の検出部及び第2の検出部に接続されており、電流を出力する制御部と、制御部から出力される電流を電圧に変換して第1の検出部に電圧を印加する電流電圧変換部とを備えている。
本発明の位置検出装置及び位置検出用部品によれば、電流電圧変換部によって制御部から出力される電流を電圧に変換している。これにより、電磁誘導方式の第2の検出部だけでなく電圧で駆動する第1の検出部という異なる駆動方式の検出部を、1つの制御部で駆動することができる。その結果、回路規模を小さくできるだけでなく、電力の消費を軽減することができると共にコストの削減を図ることができる。
以下、本発明の位置検出装置の実施形態例について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
まず、本発明が適用される位置検出装置の概略構成を図1に従って説明する。図1は、本発明が適用される位置検出装置の第1の実施形態の例を示す斜視図である。
この図1に示すように、本発明の第1の実施形態の例(以下、「本例」という。)である位置検出装置1は、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の図示しない外部装置にケーブル10を介して接続することによって、これら外部装置の入力装置として用いられるものである。なお、特に図示して説明していないが、かかる位置検出装置1をパーソナルコンピュータ等に内蔵しても良い。
この図1に示すように、本発明の第1の実施形態の例(以下、「本例」という。)である位置検出装置1は、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の図示しない外部装置にケーブル10を介して接続することによって、これら外部装置の入力装置として用いられるものである。なお、特に図示して説明していないが、かかる位置検出装置1をパーソナルコンピュータ等に内蔵しても良い。
そして、この位置検出装置1は、静電容量方式の検出部である第1の検出部13と電磁誘導方式の検出部である第2の検出部14を有している。さらに、この座標検出装置1は、入力手段である位置指示器2または人体(手指)を介したポインティング操作による文字及び図等の入力が行われる。
位置指示器2は、電磁誘導方式により位置検出装置1に対して位置を指示するものである。即ち、位置指示器2は、位置検出装置1から送信される特定周波数の電磁波に対して共振する、コイルとコンデンサからなる共振回路を有している。そして、この共振回路で検出した共振信号を位置検出装置1に送信することにより位置検出装置1に対して位置を指示するようになっている。なお、本例では、位置指示器2をペン型に形成した例を説明したが、位置指示器2をマウス型に形成してもよいことは、勿論である。
位置検出装置1は、入力情報が入力される入力部4と、この入力部4を有する中空の薄い略直方体をなす筐体5等から構成されている。筐体5は、入力部4の入力面を露出させるための開口部6を有する上ケース7と、この上ケース7に重ね合わされる図示しない下ケースを有している。そして、上ケース7は、入力部4の入力面を露出させる四角形の開口部6を有しており、この開口部6に、入力部4が嵌め込まれる。なお、この位置検出装置1にペン型の位置指示器2を収納するペン立て器を一体に設けてもよい。
次に、本例を適用した位置検出装置の回路構成の概略を、図2〜4を参照して説明する。図2は位置検出装置の構成とその動作を説明するためのブロック構成図、図3は位置検出装置の回路構成を説明するためのブロック図、図4は制御部と第1の検出部及び第2の検出部の接続状態を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、位置検出装置1は、入力部4と、処理回路15と、制御部16と、電流電圧変換部17とを有している。入力部4は、絶縁体であるカバー12と、静電容量方式の第1の検出部13と、電磁誘導方式の第2の検出部14から構成されている。第1の検出部13は、人体(手指)等の接近又は接触を検出し、その接近又は接触した点の座標を検出するタッチセンサである。そして、第1の検出部13は、電圧が印加されることで駆動する。即ち、この第1の検出部13は、電極に電圧が印加されると共にこの電極の電流変化を検出するものである。これに対し、第2の検出部14は、位置指示器2により指示した点の座標を検出するためのものであり、電流が後述されるループコイル24に出力されることで駆動する。
制御部16は、第2の検出部14と処理回路15に電気的に接続されている。また、制御部16は、電流電圧変換部17を介して第1の検出部13とも電気的に接続されている。制御部16は、電流を第2の検出部14及び電流電圧変換部17に出力している。そして、この制御部16は、静電容量方式により人体(手指)が指示した点の位置、及び電磁誘導方式により位置指示器2が指示した点の位置を検出するための回路である。処理回路15は、制御部16により検出した、人体又は位置指示器2により指示された点を座標データとして算出するための回路である。そして、この処理回路15は、図示しない外部装置(例えば、パーソナルコンピュータやPDA)や、この位置検出装置1を内蔵したパーソナルコンピュータの中央演算装置(MPU)等にその算出した座標データを出力するようになっている。
図3に示すように、電流電圧変換部17は、本例では一端が接地又は、任意の電圧に接続された抵抗器である。そのため、電流電圧変換部17に制御部16から電流が供給されることで、電流を電圧に変換することができる。また、電流電圧変換部17は、アナログスイッチ18を介してタッチセンサである第1の検出部13と電気的に接続されている。人体(手指)などが接触すると、第1の検出部13に電流の変化が生じ、この電流変化は制御部16に伝達される。そして、この第1の検出部13、第2の検出部14、制御部16及び電流電圧変換部17が、位置検出用部品を構成している。
また、図4に示すように、制御部16には、電圧印加端子の一具体例を示す送信端子21と、検出端子の一具体例を示す受信端子22と、複数の送受信端子群23とを有している。送信端子21は、電流電圧変換部17とアナログスイッチ18を介して第1の検出部13と接続されており、送信端子21は、電流電圧変換部17に電流を出力することで第1の検出部13に電圧を印加している。受信端子22は、第1の検出部13と接続しており、第1の検出部13の電流変化の検出信号を受信している。また、送受信端子群23は、第2の検出部14と接続しており、制御部16から第2の検出部14に電流を出力し、且つ第2の検出部14からの検出信号を受信している。
次に、本例の位置検出装置1の入力部4の構成を、図5を参照して説明する。図5は入力部4を示す分解斜視図である。
この図5に示すように、入力部4は、薄い平板状をなしており、絶縁体であるカバー12と、一方の面に検出領域26を有する第1の検出部13と、複数のループコイル24を有する第2の検出部14とから構成されている。そして、この入力部4は、カバー12の一方の面と第1の検出部13の一方の面が対向するように配置されている。そして、この第1の検出部13の他方の面に対向するように第2の検出部14が配置されている。このようにして、入力部4は、カバー12と第1の検出部13と第2の検出部14が重なり合っている。
この図5に示すように、入力部4は、薄い平板状をなしており、絶縁体であるカバー12と、一方の面に検出領域26を有する第1の検出部13と、複数のループコイル24を有する第2の検出部14とから構成されている。そして、この入力部4は、カバー12の一方の面と第1の検出部13の一方の面が対向するように配置されている。そして、この第1の検出部13の他方の面に対向するように第2の検出部14が配置されている。このようにして、入力部4は、カバー12と第1の検出部13と第2の検出部14が重なり合っている。
なお、本例では、第1の検出部13と第2の検出部14を重ね合わせた例を説明したが、第1の検出部13と第2の検出部14は、重ね合わせなくてもその目的を達成できるものである。例えば、第1の検出部と第2の検出部を面方向に並べて配置してもよい。即ち、筐体に開口部を2つ設け、この2つの開口部に第1の検出部の入力部と第2の検出部の入力部を嵌め込むように構成してもよい。
次に、図6〜図9を参照して第1の検出部13の構成について説明する。図6は第1の検出部の一具体例を示す説明図、図7は第1の検出部の他の具体例を示す説明図、図8は第1の検出部の更に他の具体例を示す説明図、図9は第1の検出部の更に他の具体例を示す説明図である。なお、図6〜図8に示す第1の検出部は、一般的にアナログ静電容量結合方式と言われるものである。
図6に示す第1の検出部13は、検出領域における一軸方向の位置を検出するタッチセンサである。この実施の例に係る第1の検出部13は、略長方形をなす検出領域26の長手方向の一側に第1の電極27aを配設し、長手方向の他側に第2の電極27bを配設している。第1の電極27a及び第2の電極27bは、それぞれ直線状の導体である。そして、この第1の電極27a及び第2の電極27bは、それぞれ接続端子29を介して電流電圧変換部17及び制御部16と電気的に接続している。
この実施の例に係る第1の検出部13の位置検出は、次のようにして行われる。まず、制御部13から電流電圧変換部17に電流を出力する。電流電圧変換部17は、出力された電流を電圧に変換して、第1の検出部13における第1の電極27aに所定の電圧を印加する。このとき、第1の検出部13の第2の電極27bの電位は、一定の値に固定する。これにより、検出領域26には、第1の電極27aから第2の電極27bにかけて電位の傾斜が形成される。この状態で人体(手指)が検出領域26に接近又は接触すると、人体(手指)は接地体とみなされるため、微弱な電流が人体を通して流れる。そのため、第1の電極27aの電流が変化する。そして、この第1の電極27aの電流変化の検出し、制御部16にこの検出信号を送る。
次に、上記と同様に、第2の電極27bに所定の電圧を印加すると共に第1の電極27aの電位を一定の値に固定する。そして、人体が検出領域26に接近又は接触することによる第2の電極27bの電流変化を検出する。制御部16は、検出した第1の電極27aの電流変化と第2の電極27bの電流変化の比から、人体(手指)が接近又は接触した位置を検出する。これにより、人体(手指)が検出領域26に接触した一軸方向に関する位置を検出することができる。
図7に示す第1の検出部13Aは、検出領域における互いに直交するX軸方向とY軸方向の位置を検出することができるタッチセンサである。この実施の例に係る第1の検出部13Aは、略長方形をなす検出領域26Aの四隅に点状の導体である第1の電極27aA、第2の電極27bA、第3の電極27cA及び第4の電極27dAを配設している。即ち、検出領域26Aの長手方向であるX軸方向の一側に第1の電極27aA及び第2の電極27bAを配置し、X軸方向の他側に第3の電極27cA及び第4の電極27dAを配置している。そして、X軸方向と直交する短手方向であるY軸方向の一側には、第1の電極27aA及び第3の電極27cAが配置され、Y軸方向の他側には、第2の電極27b及び第4の電極27dAが配置されている。
なお、第1〜第4の電極27aA〜27dAは、図6に示す第1の実施の例に係る第1の検出部13と同様に、それぞれ接続端子29Aを介して電流電圧変換部17及び制御部16と電気的に接続している。
この実施の例に係る第1の検出部13Aの位置検出は、次のようにして行われる。まず、制御部16から電流電圧変換部17に電流を出力する。電流電圧変換部17は、出力された電流を電圧に変換して、第1の検出部13AにおけるX軸方向の一側に配置された第1の電極27aA及び第2の電極27bAに所定の電圧を印加する。このとき、第1の電極27aA及び第2の電極27bAとはX軸方向の反対側に配設されている第3の電極27cA及び第4の電極27dAの電位は、一定の値に固定する。これにより、検出領域26Aには、X軸方向の一側から他側にかけて電位の傾斜が形成される。この状態で人体(手指)が検出領域26Aに接近又は接触すると、第1及び第2の電極27aA,27bAの電流が変化する。そして、この第1及び第2の電極27aA,27bAの電流変化を検出する。
上記と同様に、X軸方向の他側に配置された第3の電極27cA及び第4の電極27dAに所定の電位を印加すると共に第1の電極27aA及び第2の電極27bAの電位を一定の値に固定する。そして、人体(手指)が検出領域26Aに接近又は接触することによる第3及び第4の電極27cA,27dAの電流変化を検出する。制御部16は、検出した第1及び第2の電極27aA,27bAの電流変化と第3及び第4の電極27cA,27dAの電流変化を比較して、人体(手指)が接近又は接触した検出領域26AにおけるX軸方向の位置を検出する。
次に、Y軸方向の一側に配置された第1の電極27aA及び第3の電極27cAに所定の電位を印加すると共に第2の電極27bA及び第4の電極27dAの電位を一定の値に固定する。そして、第1及び第3の電極27aA,27cAの電流変化を検出する。同様に、Y軸方向の他側に配置された第2の電極27bA及び第4の電極27dAに所定の電位を印加すると共に第1の電極27aA及び第3の電極27cAの電位を一定の値に固定する。そして、第2及び第4の電極27bA,27dAの電流変化を検出する。次に、X軸方向と同様に、第1及び第3の電極27aA,27cAの電流変化と第2及び第4の電極27bA,27dAの電流変化を比較して、人体(手指)が接近又は接触した検出領域26AにおけるY軸方向の位置を検出する。これにより、人体(手指)が検出領域26Aに接近又は接触したX軸方向とY軸方向という2軸方向の位置を検出することができる。
図9に示す第1の検出部13Bは、図7に示す第1の検出部13Bと同様に、検出領域における互いに直交するX軸方向とY軸方向の位置を検出することができるタッチセンサである。この実施の例に係る第1の検出部13Bは、検出領域26Bの長手方向の一側に第1の電極27aBが配置され、長手方向の他側に第2の電極27bBが配置されている。また、検出領域26Bの短手方向の一側に、第3の電極27cBが配置され、短手方向の他側に第4の電極27dBが配置されている。第1〜第4の電極27aB〜27dBは、それぞれ直線状の導体である。そして、この第1〜第4の電極27aB〜27dBは、それぞれ接続端子29Bを介して電流電圧変換部17及び制御部16と電気的に接続している。
この実施の例に係る第1の検出部13Bの位置検出は、次のようにして行われる。まず、第1の検出部13と同様に、第1の検出部13BにおけるX軸方向の一側に配置された第1の電極27aBに所定の電圧を印加すると共に第2の電極27bBの電位を一定の値に固定する。これにより、検出領域26Bには、X軸方向の一側から他側にかけて電位の傾斜が形成される。そして、人体(手指)が検出領域26Bに接近又は接触することによる第1の電極27aBの電流変化を検出する。
そして、第2の電極27bBに所定の電圧を印加すると共に第1の電極27aBの電位を一定の値に固定する。そして、人体が検出領域26Bに接近又は接触することによる第2の電極27bBの電流変化を検出する。制御部16は、検出した第1の電極27aBの電流変化と第2の電極27bBの電流変化の比から、人体(手指)が接近又は接触した位置を検出する。これにより、人体(手指)が検出領域26Bに接触したX軸方向に関する位置を検出する。
次に、Y軸方向における位置の検出もX軸方向と同様に行う。まず、第1の検出部13BにおけるY軸方向の一側に配置された第3の電極27cBに所定の電圧を印加すると共に第4の電極27dBの電位を一定の値に固定する。これにより、検出領域26Bには、Y軸方向の一側から他側にかけて電位の傾斜が形成される。そして、人体(手指)が検出領域26Bに接近又は接触することによる第3の電極27cBの電流変化を検出する。
そして、第4の電極27dBに所定の電圧を印加すると共に第3の電極27cBの電位を一定の値に固定する。そして、人体が検出領域26Bに接近又は接触することによる第4の電極27dBの電流変化を検出する。制御部16は、検出した第3の電極27cBの電流変化と第4の電極27dBの電流変化の比から、人体(手指)が接近又は接触した位置を検出する。これにより、人体(手指)が検出領域26Bに接触したY軸方向に関する位置を検出する。その結果、人体(手指)が検出領域26Bに接近又は接触したX軸方向とY軸方向という2軸方向の位置を検出することができる。
図9に示す第1の検出部13Cは、図8に示す第1の検出部13B及び図7に示す第1の検出部13Aと同様に、検出領域における互いに直交するX軸方向とY軸方向の位置を検出することができるタッチセンサである。この実施の例に係る第1の検出部13Cは、複数のX電極31Cと複数のY電極32Cを有している。X電極31Cは、Y軸方向に沿って延びる直線状の導体である。複数のX電極31Cは、互いに平行にX軸方向に所定の間隔を開けて配設されている。また、Y電極32Cは、X軸方向に沿って延びる直線状の導体である。複数のY電極32Cは、互いに平行にY軸方向に所定の間隔を開けて配設されている。そして、この複数のX電極31CとY電極32Cは、検出領域26C内で互いに直交している。更に、複数のX電極31CとY電極32Cは、接続端子29Cを介して電流電圧変換部17及び制御部16と電気的に接続している。
この実施の例に係る第1の検出部13Cの位置検出は、次のようにして行われる。まず、制御部16から電流電圧変換部17に電流を出力する。電流電圧変換部17は、出力された電流を電圧に変換して、複数のX電極31C及びY電極32Cに所定の電圧を印加する。これにより、X電極31CとY電極32Cとの間には、所定の静電容量が生じる。そして、人体(手指)が検出領域26Cに接近又は接触すると、人体(手指)が接近又は接触したX電極31CとY電極32Cとの間の静電容量が変化する。制御部16は、この静電容量が変化したX電極31CとY電極32Cを特定し、その位置及び静電容量の変化の度合い等をもとに演算処理を実行して、人体(手指)が検出領域26Cに接触した位置を検出する。
次に、第2の検出部14の構成とその動作について図10を参照して説明する。第2の検出部14は、第1の検出部13の裏面と対向する側の面に複数のループコイル24が配置されており、この複数のループコイル24は、送受信端子23を介して制御部16に接続されている。
図10に示すように、第2の検出部14は、例えば、X軸方向に並べて配置される40本のループコイル24X1〜24X40と、Y軸方向に並べて配置される40本のループコイル24Y1〜24Y40とを有している。これらループコイル24X1〜24X40及びループコイル24Y1〜24Y40は、各々のループコイル24を選択する電磁誘導検出部23の選択回路106に接続されている。なお、この実施の形態では、ループコイル24の数を40本としたが、これに限定されるものではない。
制御部16は、選択回路106、送受切替回路107、アンプ108、検波回路109、ローパスフィルタ(LPF)110、サンプルホールド回路112を備えている。選択回路106は、送受切替回路107に接続されており、この送受切替回路107の受信側にアンプ108が接続されている。アンプ108は、検波回路109に接続されており、検波回路109がローパスフィルタ(LPF)110を介してサンプルホールド回路112に接続されている。更に、サンプルホールド回路112は、アナログ/デジタル変換回路(AD変換回路)113に接続され、このアナログ/デジタル変換回路113はCPU(中央処理装置)114に接続されている。そして、CPU114は、上述した選択回路106と、サンプルホールド回路112と、アナログ/デジタル変換回路113及び送受切替回路107にそれぞれ制御信号を供給している。
また、制御部16は、周波数f0の交流信号を発生する発振器116と、交流信号を電流に変換する電流ドライバ117が設けられており、この電流ドライバ117が送受切替回路107の送信側に接続されている。即ち、CPU114から供給される制御信号によって送受切替回路107の接点が送信側に切り替えられると、第2の検出部14のループコイル24X1〜24X40及びループコイル24Y1〜24Y40から磁界が発生する。
そして、位置指示器2が入力部4に接近すると、位置指示器2に内蔵された共振回路が共振し、誘導電圧が発生する。その後、入力部4の第2の検出部14は、CPU114から供給される制御信号によって送受切替回路107の接点が受信側に切り替えられると、位置指示器2へ磁界が供給されなくなる。すると、受信時に発生した誘導電圧により位置指示器2に内蔵されたコイルから磁界が発生する。そして、第2の検出部14がこの位置指示器2に内蔵されたコイルが発生した磁界を検出することで、位置指示器2の位置を検出するようになっている。なお、本例では、1つのループコイルで送信・受信を行っているが、X軸又はY軸の一方のループコイルを送信用として用い、他方を受信用に用いてもよい。また、受信用コイルとしてのループコイルに対して、送信コイルをその外周に配置した構造でもよい。
ここで、第1の検出部13は、上記したように電極の電位の変化で指示した点の位置を検出している。そのため、第1の検出部13は、駆動の際に常に電極に電位が印加されていることが好ましい。なお、本例では図4に示すように、制御部16に信号の送信用の送信端子21と、信号の受信用の受信端子22が設けられている。これにより、第1の検出部13を動作させる際には、送信端子21により制御部16から電流を電流電圧変換部17に出力して第1の検出部13に常に電圧を印加することができ、受信端子22によって検出面の電流変化を検出することができる。その結果、第1の検出部13における電流変化を即時検出することができ、第1の検出部13による検出精度を高めることができる。
また、本例では、制御部16に設けた送信端子21及び受信端子22の組み合わせを1つとしたが、送信端子21及び受信端子22の組み合わせは、2つ以上設けてもよい、ことは勿論である。
これに対し、第2の検出部14は、上記したように、ループコイル24に磁界を発生させることと置指示器2に発生した磁界の検出を周期的に切り換えて、位置を検出している。そして、第2の検出部14が接続される送受信端子23は、1つの端子で信号の送信用としての送信端子と信号の受信用としての受信端子の両方の役割を果たしている。
このような構成からなる位置検出装置1により、静電容量方式のタッチセンサ及び電磁誘導方式で入力操作を行うことが可能となり、操作性の向上を図ることができる。また、1つの制御部16で、電圧で駆動する第1の検出部13と電流で駆動する第2の検出部14という2つの異なる駆動方式の検出部を制御している。その結果、図14に示すような従来の位置検出装置と比べて制御部の数を削減することができ、コストの削減を図ることができる。更に、回路規模を小さくすることができると共に駆動時における電力の消費を軽減することもできる。
次に、図11を参照して、第1の検出部13と第2の検出部14を制御するタイミングについて説明する。図11は、第1の検出部13及び第2の検出部14の動作タイミングを説明するタイミングチャートである。図11Aは、入力部4に位置指示器2及び人体(手指)が接近又は接触していない状態(以下、「待機状態」という。)における位置検出装置1の動作状態を示すものである。図11Bは、入力部4に位置指示器2が接近又は接触した状態(以下、「第1の状態」という。)における位置検出装置1の動作状態を示すものである。また、図11Cは、入力部4に人体(手指)が接近又は接触した状態(以下、「第2の状態」という。)における位置検出装置1の動作状態を示すものである。
待機状態では、図11Aに示すように、制御部16は、第1の検出部13及び第2の検出部14を、例えば、1/8秒間のうち4/133秒間駆動させて、入力部4に位置指示器2又は人体(手指)が接近しているか否かを検出する。このように、待機状態では、1/8秒間のうち4/133秒間だけ駆動しているため、位置検出装置1の待機電力を軽減を図ることができる。
詳しくは、まず制御部16は、第2の検出部14を3/133秒間駆動させて第2の検出部14の検出領域全体を走査し、位置指示器2の先端が入力部4に接近しているか否かを検出する(G)。次に、制御部16は、第1の検出部13を1/133秒間駆動させて人体(手指)が入力部4に接近しているか否かを検出する。即ち、第1の検出部13の検出領域26を、X軸方向の一側から他側にかけて走査(X0)すると共にX軸方向の他側から一側にかけて走査(X1)して、X軸方向の検出をする。また、第1の検出部13の検出領域26を、Y軸方向の一側から他側にかけて走査(Y0)すると共にY軸方向の他側から一側にかけて走査(Y1)して、Y軸方向の検出をする。
そして、位置検出装置1は、この待機状態で、位置指示器2の接近又は接触を検出すると第1の状態になり、人体の接近又は接触を検出すると第2の状態になる。
図11Bに示す第1の状態では、制御部16は、第2の検出部14を駆動させる。詳しくは、1/133秒周期で、第2の検出部14の検出領域のX軸方向とY軸方向を走査し、位置指示器2の位置を検出する。そして、位置指示器2が入力部4から離れると待機状態に戻る。なお、位置指示器2で入力操作する場合に位置指示器2を把持する手が入力部4に接触するおそれがある。そのため、本例では、第1の状態で第1の検出部13を、駆動させていない。これにより、位置指示器2で入力操作するときに、人体(手指)が入力部4に接近又は接触しても、その位置を検出されることがない。即ち、第1の状態からは、第2の状態へ移行しない。
また、図11Cに示す第2の状態では、制御部16は、まず第2の検出部14を駆動させて第2の検出部14を部分的に走査する(G0)。次に、制御部16は、第1の検出部13を駆動させて人体(手指)が入力部4に接近しているか否かを検出する。即ち、第1の検出部13の検出領域26を、X軸方向の一側から他側にかけて走査(X0)すると共にX軸方向の他側から一側にかけて走査(X1)して、X軸方向の検出をする。また、第1の検出部13の検出領域26を、Y軸方向の一側から他側にかけて走査(Y0)すると共にY軸方向の他側から一側にかけて走査(Y1)して、Y軸方向の検出をする。このような動作を1/128秒間周期で行う。そして、人体が入力部4から離れると待機状態に戻り、位置指示器2の接近又は接触を検出すると第1の状態になる。
そして、第2の検出部14は、検出領域を12分割し、部分的に走査を行う(G0〜G11)。即ち、第1の検出部13を駆動させた後に、第2の検出部14を駆動させて前回検出した領域とは異なる領域を部分的に走査する。なお、検出領域の分割は、検出領域の大きさや検出精度等に適宜設定されるものである。
ここで、位置指示器2で入力操作する場合、位置指示器2を把持する手が位置指示器2よりも先に入力部4に接触するおそれがある。そのため、本例では、第2の状態において第1の検出部13だけでなく、第2の検出部14を駆動させて、人体(手指)の位置を検出しながら位置指示器2の位置も検出している。そして、位置指示器2の接近を検出したときには、位置検出装置1は、第1の状態になり、第1の検出部13の動作を停止させる。これにより、位置指示器2よりも先に位置指示器2を把持する手が入力部4に接触したときでも、位置指示器2の位置を正確に検出することができる。
また、本例では、第2の状態において第2の検出部14を第1の検出部13よりも先に駆動させた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の検出部13を駆動させた後に第2の検出部14による検出領域26の部分的な検出(G0〜G11)を行ってもよい。または、第1の検出部13におけるX軸方向の検出(X0,X1)とY軸方向の検出(Y0,Y1)の間に第2の検出部14による検出領域26の部分的な検出(G0〜G11)を行ってもよい。
更に、第1の検出部13及び第2の検出部14を駆動させる時間は、上記に示したものに限定されるものではなく、入力部4の大きさや検出精度等により適宜設定されるものである。
また、入力部4における検出方法の切り替えは、上述したものに限定されるものではない。例えば、入力部4の検出方法を第1の検出部13と第2の検出部14とでユーザが任意に切り替えるための検出切替スイッチを設けてもよい。または、位置指示器2及び人体(手指)が入力部4に接近又は接触している領域毎で、検出方法を第1の検出部13又は第2の検出部14に切り替えてもよい。
なお、本例では、電流電圧変換部として抵抗器を用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図12に示す抵抗器33と増幅器34からなる電流電圧変換回路17Aを用いてもよい。この電流電圧変換回路17Aに電流Iが入力されると、帰還抵抗33を通じてオペアンプ34の出力側には電圧Vが発生する。そして、このオペアンプ34の出力側に発生した電圧Vが第1の検出部13に印加される。
次に、図13を参照して本発明の位置検出装置の第2の実施形態の例を説明する。この図13は、第2の実施形態の例に係る位置検出装置40を示すブロック構成図である。
この図13に示すように、第2の実施形態の例に係る位置検出装置40は、第1の実施形態の例に係る位置検出装置1に、更に電圧で駆動するタッチセンサである第3の検出部43を設けたものである。即ち、位置検出装置40は、第1の検出部13と、第2の検出部14と、第1の検出部13に接続している電流電圧変換部17に加えて、第3の検出部43と、この第3の検出部43に接続する第2の電流電圧変換部47を有している。
この図13に示すように、第2の実施形態の例に係る位置検出装置40は、第1の実施形態の例に係る位置検出装置1に、更に電圧で駆動するタッチセンサである第3の検出部43を設けたものである。即ち、位置検出装置40は、第1の検出部13と、第2の検出部14と、第1の検出部13に接続している電流電圧変換部17に加えて、第3の検出部43と、この第3の検出部43に接続する第2の電流電圧変換部47を有している。
第3の検出部43は、第1の検出部13と同様に、例えば、静電容量方式又は抵抗膜方式からなる電圧で駆動するタッチセンサである。第3の検出部43は、第2のアナログスイッチ48を介して第2の電流電圧変換部47に接続している。第2の電流電圧変換部43は、電流電圧変換部17と同様の構成を有している。そして、この第2の電流電圧変換部47は、制御部46から供給された電流を電圧に変換して第3の検出部43に印加している。
また、制御部46には、第3の検出部43が接続する第2の送信端子51と、第2の検出端子52を有している。第2の送信端子51は、電流電圧変換部47を介して第3の検出部43と接続しており、制御部46からの信号を第3の検出部43に送信している。即ち、第2の送信端子51は、電流電圧変換部47に電流を出力することで第3の検出部43に電圧を印加している。第2の受信端子52は、第3の検出部43と接続しており、第3の検出部53の電流変化の検出信号を受信している。
その他の構成は、前記第1の実施の形態にかかる位置検出装置1と同様であるため、同一の符号を付し且つそれらの説明は省略する。このような、構成を有する位置検出装置40によっても、前述した第1の実施の形態にかかる位置検出装置1と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。また、筐体及び入力部の形状を四角形として説明したが、筐体及び入力部の形状は、円形、三角形、六角形、八角形等でもよいことは勿論である。更に、第1の検出部を静電容量方式のタッチセンサとして説明したが、抵抗膜方式のタッチセンサ等のその他各種の電圧駆動の検出方式を適用してもよいことは言うまでもない。
更に、本発明は、電流駆動の制御部に対して、電圧駆動のセンサを接続しているが、逆に電圧駆動の制御部に対して、電流駆動のセンサを接続することも考えられることは、言うまでもない。
1,40…位置検出装置、 2…位置指示器、 4…入力部、 5…筐体、 6…開口部、13…第1の検出部、 14…第2の検出部、 15…処理回路、 16…制御部、 17…電流電圧変換部、 21…送信端子(電圧印加端子)、 22…受信端子(検出端子)、 23…送受信端子、 26…検出領域 、27a…第1の電極、 27b…第2の電極、 43…第3の検出部、 47…第2の電流電圧変換部、 51…第2の送信端子(電圧印加端子)、 52…第2の受信端子(検出端子)
Claims (6)
- 印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部と、
少なくとも1つのコイルを有する位置指示器と、
少なくとも1のループコイルが配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、前記位置指示器と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部と、
前記第1の検出部及び前記第2の検出部に接続されており、電流を出力する制御部と、
前記制御部から出力される前記電流を電圧に変換して前記第1の検出部に前記電圧を印加する電流電圧変換部と
を備える位置検出装置。 - 前記電流電圧変換部は、抵抗器である
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記制御部は、
前記電流電圧変換部を介して前記第1の検出部に電圧を印加するための電圧印加端子と、
前記第1の検出部の電流変化の検出信号を受信するための検出端子と、を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記第1の検出部は、静電容量方式センサである
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記第1の検出部は、抵抗膜方式センサである
ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。 - 入力手段から指示された座標位置を検出する位置検出用部品において、
印加される電圧により電流変化を検出する第1の検出部と、
少なくとも1のループコイルが配置され、電流が流されることで磁界を発生させ、前記入力手段の一つである位置指示器と電磁結合により生じた磁界を検出する電磁誘導方式の第2の検出部と、
前記第1の検出部及び前記第2の検出部に接続されており、電流を出力する制御部と、
前記制御部から出力される前記電流を電圧に変換して前記第1の検出部に前記電圧を印加する電流電圧変換部と
を備える位置検出用部品。
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