JP2009265124A - 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置 - Google Patents

集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009265124A
JP2009265124A JP2008110824A JP2008110824A JP2009265124A JP 2009265124 A JP2009265124 A JP 2009265124A JP 2008110824 A JP2008110824 A JP 2008110824A JP 2008110824 A JP2008110824 A JP 2008110824A JP 2009265124 A JP2009265124 A JP 2009265124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
negative
linearly polarizing
light
condensing sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008110824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5078724B2 (ja
Inventor
Kuniaki Ishibashi
邦昭 石橋
Minoru Miyatake
宮武  稔
Hiroyuki Takemoto
博之 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2008110824A priority Critical patent/JP5078724B2/ja
Publication of JP2009265124A publication Critical patent/JP2009265124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5078724B2 publication Critical patent/JP5078724B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】液晶テレビなどに使用できる大面積の集光シートを実現すると共に、さらに表面が平滑で、他の部材に積層できる集光シートを実現する。
【解決手段】集光シート10は、負の複屈折層13,15と反射型直線偏光層12,14とが交互に、それぞれ2層または3層積層されたものである。この構成の集光シートは、バックライト11からの入射光のうち、集光シートに垂直入射し、かつ各透過軸と平行な電界ベクトル振動面を有する透過偏光だけを出射することができるため、集光性に優れる。また表面が平滑なため他の部材に容易に積層できる。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置に使用されるシート状の集光素子(集光シート)、前記の集光シートを備えたバックライトユニット、そして前記のバックライトユニットを備えた液晶表示装置に関する。
従来、視野角を制御する液晶表示装置として、液晶セルの視認側の表面に光拡散素子を配置し、液晶セルの視認側とは反対側(代表的にはバックライト側)に集光素子を配置した液晶表示装置が知られている(特許文献1、2)。このような液晶表示装置に用いられる集光素子としては、直角プリズムやコリメートレンズなどが知られている。
しかしながら上記の集光素子は、レーザー用に小型のものを製造することはできても、液晶テレビに使用できるほどの大面積で薄手のシート状のものは実現が難しいという問題があった。また上記の集光素子は表面に凹凸加工が施されているため、集光素子を他の部材に積層し難いという問題もあった。そのため、かかる問題を解決したシート状の集光素子(集光シート)が望まれていた。
特開平5−341270号公報 特開平9−197405号公報
本発明の課題は、例えば液晶テレビなどに使用できる大面積の集光シートを実現することである。さらに表面が平滑で、他の部材に積層できる集光シートを実現することである。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)本発明の集光シートは、吸収型直線偏光層と負の複屈折層と反射型直線偏光層とを備え、前記吸収型直線偏光層の片側に、前記負の複屈折層と前記反射型直線偏光層とが交互に、それぞれ2層または3層積層されてなり、前記吸収型直線偏光層の透過軸方向と各前記反射型直線偏光層の透過軸方向とが互いに平行であることを特徴とする。
(2)本発明の集光シートは、前記負の複屈折層のうち、前記吸収型直線偏光層に最も近い負の複屈折層が負の二軸性複屈折層であることを特徴とする。
(3)本発明のバックライトユニットは、バックライトと、上記の集光シートとを備え、前記集光シートの前記吸収型直線偏光層が、前記バックライトから遠い側になるように配置されたことを特徴とする。
(4)本発明の液晶表示装置は、バックライトと、上記の集光シートと、液晶セルとをこの順に備え、前記集光シートの前記吸収型直線偏光層側が、前記液晶セルと対向するように配置されたことを特徴とする。
本発明により、例えば液晶テレビなどに使用できるような大面積であって、表面が平滑で他の部材に積層できる集光シートが実現された。
本発明の集光シートは、負の複屈折層と反射型直線偏光層とが交互に、それぞれ2層または3層積層されたものである。この構成の集光シートは、バックライトからの入射光のうち、集光シートに垂直入射し、かつ各透過軸と平行な電界ベクトル振動面を有する透過偏光だけを出射することができるため、集光性に優れる。
図1は本発明の集光シート10の作用原理を模式的に示したものである。
(ア)バックライト11からの光(自然光)を、電界ベクトルの振動面が第2の反射型直線偏光層12の透過軸に平行な偏光(p1、p2、p3)と、透過軸に直交する偏光(r1、r2、r3)とに分けて考える。第2の反射型直線偏光層12の透過軸に平行な偏光(p1、p2、p3)は第2の反射型直線偏光層12を透過するが、透過軸に直交する偏光(r1、r2、r3)は反射される。
(イ)第2の反射型直線偏光層12を透過した偏光のうち、第2の負の複屈折層13に垂直入射する偏光(p1)は何ら偏光状態を変換されない。しかし第2の負の複屈折層13に浅い角度で斜め入射する偏光(p2)は、第2の負の複屈折層13によって、振動面が第1の反射型直線偏光層14の透過軸と直交するように変換される。一方、第2の負の複屈折層13に深い角度で斜め入射する偏光(p3)は、第2の負の複屈折層13によって、振動面が第1の反射型直線偏光層14の透過軸と平行となるように変換される。
(ウ)第2の負の複屈折層13を透過した偏光のうち、振動面が第1の反射型直線偏光層14の透過軸と平行な偏光(p1、p3)は第1の反射型直線偏光層14を透過するが、振動面が第1の反射型直線偏光層14の透過軸と直交する偏光(p2)は第1の反射型直線偏光層14により反射される。
(エ)第1の反射型直線偏光層14を透過した偏光のうち、第1の負の複屈折層15に垂直入射する光(p1)は何ら偏光状態を変換されない。しかし深い角度で斜め入射する偏光(p3)は、第1の負の複屈折層15によって、振動面が吸収型直線偏光層16の透過軸と直交するように変換される。
(オ)第1の負の複屈折層15を透過した偏光のうち、振動面が吸収型直線偏光層16の透過軸と平行な偏光(p1)は吸収型直線偏光層16を透過するが、振動面が吸収型直線偏光層16の透過軸と直交する偏光(p3)は吸収型直線偏光層16により吸収される。
以上の結果、原理的には、バックライト11から集光シート10に垂直入射する光のみが集光シート10を透過できる。図1の集光シート10は負の複屈折層13、15と反射型直線偏光層12、14を2組備えたものであるが、負の複屈折層と反射型直線偏光層をさらにもう1組積層した構成とすると、より広い角度にわたって斜め方向の偏光を反射または吸収できるようになり、より一層優れた集光性を示す。
図2は本発明の要件を備えない、負の複屈折層22と反射型直線偏光層21を1組積層した集光シート20の作用原理を模式的に示したものである。この集光シート20においては、反射型直線偏光層21を透過した斜め方向の偏光(p2、p3)のうち、浅い角度の偏光(p2)は吸収型直線偏光層23で吸収することができるが、深い角度の偏光(p3)は吸収することができずに透過してしまう。このため十分な集光性を得ることができない。
負の複屈折層と反射型直線偏光層を交互にそれぞれ4層以上積層した集光シート(図示しない)は、集光作用は高くなるが、各層の界面反射が大きすぎて透過強度が小さくなってしまうため、好ましくない。
[集光シート]
本発明の集光シートは図3(A)および(B)に示すように、吸収型直線偏光層と負の複屈折層と反射型直線偏光層とを備える。吸収型直線偏光層の片側には、負の複屈折層と反射型直線偏光層とが交互に、それぞれ2層(図3(A))または3層(図3(B))積層されている。吸収型直線偏光層の透過軸方向と各反射型直線偏光層の透過軸方向は互いに平行である。
図3(A)に示す本発明の集光シート10は、吸収型直線偏光層16の片側に、第1の負の複屈折層15、第1の反射型直線偏光層14、第2の負の複屈折層13、第2の反射型直線偏光層12が積層されてなる。
図3(B)に示す本発明の集光シート30は、吸収型直線偏光層37の片側に、第1の負の複屈折層36、第1の反射型直線偏光層35、第2の負の複屈折層34、第2の反射型直線偏光層33、第3の負の複屈折層32、第3の反射型直線偏光層31が積層されてなる。
本発明の集光シートは広い角度にわたって斜め方向の偏光を反射または吸収することができるため、優れた集光性を示す。また表面にレンズシートのような凹凸加工が施されていないため、他の部材と積層しやすく、かつ大面積化が可能である。
本発明の集光シートは上記の部材を有するものであれば、他の部材が積層されていてもよい。他の部材としては、例えば粘着剤層やカバーシートなどが挙げられる。あるいは輝度をさらに高めるために、吸収型直線偏光層と第1の負の複屈折層との間に第4の反射型直線偏光層を配置してもよい。
本発明の集光シートの厚みは、好ましくは5μm〜1000μmであり、さらに好ましくは50μm〜500μmである。
本発明の集光シートは、好ましくは方位角45°における輝度の半値角を60°以下とすることが可能であり、さらに好ましくは50°以下とすることが可能である。
[吸収型直線偏光層]
本発明に用いられる吸収型直線偏光層は、入射光を2つの偏光成分に分けたとき、一方の偏光成分を透過し、他方の偏光成分を吸収する偏光子である。このような吸収型直線偏光層に特に制限はなく、例えばポリビニルアルコールフィルムを延伸し、ヨウ素で染色したものが用いられる。あるいは市販の吸収型直線偏光板(吸収型直線偏光子を透明保護フィルムで挟持したもの)でもよい。吸収型直線偏光層の厚みは、好ましくは1μm〜500μmであり、さらに好ましくは10μm〜200μmである。
[負の複屈折層]
本発明に用いられる負の複屈折層は、屈折率楕円体がn=n>nの関係を満足する負の一軸性複屈折層、または屈折率楕円体がn>n>nの関係を満足する負の二軸性複屈折層である。ここでnは遅相軸方向の屈折率を表わし、nは遅相軸と直交する方向(進相軸方向)の屈折率を表わし、nは厚み方向の屈折率を表わす。
上記の各負の複屈折層のRe[590]およびRth[590]は、それぞれ同一であってもよいし、異なっていてもよい。Re[590]は波長590nmにおける面内の位相差を表わし、Re[590]=(n−n)×dにより求められる。ここでdは層の厚み(単位nm)である。またRth[590]は波長590nmにおける厚み方向の位相差を表わし、Rth[590]=(n−n)×dにより求められる。
また図3(A)および(B)の構成において各負の複屈折層は、負の一軸性複屈折層のみ、または負の二軸性複屈折層のみを用いてもよいし、両者を組み合わせて用いてもよい。好ましくは、第1および第2の負の複屈折層は負の二軸性複屈折層であり、第3の負の複屈折層は負の一軸性複屈折層である。その理由は、負の二軸性複屈折層を第1の負の複屈折層とすれば、負の二軸性複屈折層で偏光状態を変換した偏光をそのまま吸収型直線偏光層へ入射させることができるからである。
負の一軸性複屈折層のRe[590]は10nm未満である。またRth[590]は、好ましくは500nm〜6000nmであり、さらに好ましくは600nm〜5000nmである。Rth[590]が大きすぎたり小さすぎたりすると、斜め方向の偏光の振動面が、第1の反射型直線偏光層ないし吸収型直線偏光層の透過軸と直交するように変換されないことがある。
負の二軸性複屈折層のRe[590]は10nm以上であり、好ましくは100nm〜2000nmであり、さらに好ましくは150nm〜1000nmである。Rth[590]は、好ましくは500nm〜6000nmであり、さらに好ましくは1000nm〜5000nmである。Re[590]やRth[590]が小さすぎると目的の集光性が得られない場合がある。一方、Re[590]やRth[590]が大きすぎると、位相差による干渉現象(モアレ縞)が発生する場合がある。
負の複屈折層は、好ましくは透明材料により形成される。負の複屈折層を形成する材料としては、イミド系樹脂、エステル系樹脂、セルロース系樹脂、カーボネート系樹脂、およびそれらの混合樹脂などが挙げられる。あるいは特開2003−287623号公報に記載された、選択反射波長帯域が紫外線領域にあるコレステリック層を含む光学フィルムや、特開2005−331597号公報に記載された、ポリイミドなどを含む光学フィルムを用いることもできる。
負の複屈折層の厚みは、好ましくは1μm〜200μmであり、さらに好ましくは2μm〜100μmである。
[反射型直線偏光層]
本発明に用いられる反射型直線偏光層は、入射光を2つの偏光成分に分けたとき、一方の偏光成分を透過し、他方の偏光成分を反射する偏光子である。
反射型直線偏光層として特に制限はなく、例えば特開2006−145884号公報に記載されているような、複屈折性の誘電体材料と、等方性の誘電体材料とを交互に積層したものや、特開2001−305312号公報に記載されているような、2種類の樹脂からなる共押し出しフィルムを一軸延伸したものが用いられる。あるいは市販の反射型直線偏光板(例、スリーエム社製 商品名「D−BEF」)を用いてもよい。
反射型直線偏光層の厚みは、好ましくは5μm〜200μmであり、さらに好ましくは10μm〜100μmである。
[バックライトユニット]
図4に示す本発明のバックライトユニット40は、バックライト11と、本発明の集光シート10とを備え、集光シート10の吸収型直線偏光層16が、前記バックライト11から遠い側になるように配置されてなる。バックライト11と集光シート10との間には、好ましくはバックライト11からの光を均一にするための拡散シート41を備える。
[液晶表示装置]
図5に示す本発明の液晶表示装置50は、バックライト11と、本発明の集光シート10、30と、液晶セル51とをこの順に備え、集光シート10、30の吸収型直線偏光層側が、液晶セル51と対向するように配置されてなる。本発明の液晶表示装置50は、好ましくは液晶セル51の、集光シート10、30とは反対側に、第2の吸収型直線偏光層52と拡散層53とを備える。
[参考例1]
機械式攪拌装置、ディーンスターク装置、窒素導入管、温度計および冷却管を取り付けた反応容器(500ml)内にて、2,2’−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物[クラリアントジャパン(株)製]17.77g(40mmol)に、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル[和歌山精化工業(株)製]12.81g(40mmol)を加えた。続いて、イソキノリン2.58g(20mmol)をm−クレゾール275.21gに溶解させた溶液を加え、23℃で1時間攪拌して(600rpm)、均一な溶液を得た。次に反応容器をオイルバスを用いて反応容器内の温度が180℃になるように加温し、温度を保ちながら5時間攪拌して黄色溶液を得た。さらに3時間攪拌を行なったのち、加温および攪拌を停止し、放冷して室温に戻すと、ポリマーがゲル状となって析出した。
反応容器内の黄色溶液にアセトンを加えてゲルを完全に溶解させ、希釈溶液(7重量%)を作製した。この希釈溶液を2Lのイソプロピルアルコール中に攪拌を続けながら少しずつ加えると、白色粉末が析出した。この粉末を濾取し、1.5Lのイソプロピルアルコール中に投入して洗浄した。さらにもう一度同様の操作を繰り返して洗浄した後、前記の粉末を再び濾取した。これを60℃の空気循環式恒温オーブンで48時間乾燥した後、150℃で7時間乾燥して、下記構造式(1)のポリイミド粉末を得た(収率85%)。上記のポリイミドの重合平均分子量(Mw)は124,000であった。
Figure 2009265124
上記のポリイミド粉末をメチルイソブチルケトンに溶解し、15重量%のポリイミド溶液を調製した。このポリイミド溶液を、厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製 商品名「ルミラーS27−E」]の表面に、コンマコータにより一方向に塗工した。次に120℃の空気循環式恒温オーブンで20分間乾燥して溶剤を蒸発させ、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して厚み5μmのポリイミドからなる負の一軸性複屈折層を作製した。上記の負の一軸性複屈折層は、Re[590]が1nm、またRth[590]が200nmであった。
[参考例2]
参考例1で用いたポリイミド溶液を、厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製 商品名「ルミラーS27−E」]の表面に、コンマコータにより一方向に塗工した。次に150℃の空気循環式恒温オーブンで20分間乾燥して、そのまま塗工方向に1.04倍延伸した。ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して厚み7.8μmのポリイミドからなる負の二軸性複屈折層を作製した。上記の負の二軸性複屈折層は、Re[590]が80nm、Rth[590]が345nmであった。
[実施例1]
市販の吸収型直線偏光板(日東電工社製 商品名「NPF−SEG1224DU」)の片側に、アクリル系粘着剤を介して、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層7枚(第1の負の複屈折層)/第1の反射型直線偏光層/参考例2で作製した負の二軸性複屈折層7枚(第2の負の複屈折層)/第2の反射型直線偏光層/参考例1で作製した負の一軸性複屈折層3枚(第3の負の複屈折層)/第3の反射型直線偏光層、をこの順に積層して集光シートを作製した。
第1〜第3の反射型直線偏光層としては、いずれも日東電工社製 商品名「APF−35」を用いた。吸収型直線偏光層の透過軸方向と、第1〜第3の反射型直線偏光層の透過軸方向は、それぞれ平行とした。吸収型直線偏光層の透過軸方向を0°としたとき、負の二軸性複屈折層(第1の負の複屈折層)の遅相軸方向は45°とし、負の二軸性複屈折層(第2の負の複屈折層)の遅相軸方向は135°とした。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例2]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を9枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を9枚用いた以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例3]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を12枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を12枚用いた以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例4]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を2枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を2枚用いたことと、第3の複屈折層および第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例5]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を7枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を7枚用いたことと、第3の複屈折層および第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例6]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を9枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を9枚用いたことと、第3の複屈折層および第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[実施例7]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を12枚、第2の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を12枚用いたことと、第3の複屈折層および第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[比較例1]
第1の負の複屈折層として、参考例2で作製した負の二軸性複屈折層を7枚用いたことと、第2ならびに第3の負の複屈折層、および第2ならびに第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
[比較例2]
第1〜第3の負の複屈折層、および第1〜第3の反射型直線偏光層を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で集光シートを作製した。この集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
実施例1〜7、比較例1〜2の集光シートの主要部構成を表1に示す。
Figure 2009265124
実施例1〜7、比較例1〜2の集光シートの各複屈折層の位相差値と集光性を表2に示す。
Figure 2009265124
[測定方法]
[Re[590]、Rth[590]の測定]
自動複屈折測定装置(王子計器社製 製品名「KOBRA−21ADH」)を用いて測定した。
[半値角の測定]
VAモードの20インチテレビ(ソニー社製 商品名「KDL−20J3000」)から、液晶パネルを取り出し、液晶セルの裏面に貼着された光学フィルムを全て剥離して、代わりに各実施例の集光シートを、集光シートの吸収型直線偏光層側が液晶セルと対向するように配置した。このように作製した液晶パネルを元のテレビに組み込んで液晶表示装置を作製した。
この液晶表示装置に白画像を表示させて、コノスコープ(GmbH社製 商品名「autronic−MELCHERS」)を用いて、方位角45°および135°の極角0°〜80°輝度を測定し、法線方向の輝度(最大値)が半分になる角度を求めた。表1に示した値は、方位角45°および135°の半値角の平均値である。
本発明の集光シートの作用原理の模式図 本発明の要件を備えない集光シートの作用原理の模式図 本発明の集光シートの模式図 本発明のバックライトユニットの模式図 本発明の液晶表示装置の模式図
符号の説明
10 集光シート
11 バックライト
12 第2の反射型直線偏光層
13 第2の負の複屈折層
14 第1の反射型直線偏光層
15 第1の負の複屈折層
16 吸収型直線偏光層
20 集光シート
21 反射型直線偏光層
22 負の複屈折層
23 吸収型直線偏光層
30 集光シート
31 第3の反射型直線偏光層
32 第3の負の複屈折層
33 第2の反射型直線偏光層
34 第2の負の複屈折層
35 第1の反射型直線偏光層
36 第1の負の複屈折層
37 吸収型直線偏光層
40 バックライトユニット
41 拡散シート
50 液晶表示装置
51 液晶セル
52 第2の吸収型直線偏光層
53 拡散層

Claims (4)

  1. 吸収型直線偏光層と負の複屈折層と反射型直線偏光層とを備え、
    前記吸収型直線偏光層の片側に、前記負の複屈折層と前記反射型直線偏光層とが交互に、それぞれ2層または3層積層されてなり、
    前記吸収型直線偏光層の透過軸方向と各前記反射型直線偏光層の透過軸方向とが互いに平行であることを特徴とする集光シート。
  2. 前記負の複屈折層のうち、前記吸収型直線偏光層に最も近い負の複屈折層が、負の二軸性複屈折層であることを特徴とする請求項1に記載の集光シート。
  3. バックライトと、請求項1または2に記載の集光シートとを備え、前記集光シートの前記吸収型直線偏光層が、前記バックライトから遠い側になるように配置されたことを特徴とするバックライトユニット。
  4. バックライトと、請求項1または2に記載の集光シートと、液晶セルとをこの順に備え、前記集光シートの前記吸収型直線偏光層側が、前記液晶セルと対向するように配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
JP2008110824A 2008-04-22 2008-04-22 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置 Expired - Fee Related JP5078724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008110824A JP5078724B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008110824A JP5078724B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009265124A true JP2009265124A (ja) 2009-11-12
JP5078724B2 JP5078724B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=41391105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008110824A Expired - Fee Related JP5078724B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5078724B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090769A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 シャープ株式会社 光学素子、及び、液晶表示装置
CN103838029A (zh) * 2014-02-18 2014-06-04 京东方科技集团股份有限公司 一种显示装置
US9348176B2 (en) 2012-08-27 2016-05-24 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
JP2016143026A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 住友化学株式会社 複合偏光板及び液晶表示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309618A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Nitto Denko Corp 光学素子、液晶セル、照明装置および液晶表示装置
JP2006133385A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Nitto Denko Corp 平行光化システム、集光バックライトシステム及び液晶表示装置
WO2007121064A2 (en) * 2006-03-31 2007-10-25 3M Innovative Properties Company Contrast ratio enhancement optical stack
JP2008026781A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sony Corp 液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309618A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Nitto Denko Corp 光学素子、液晶セル、照明装置および液晶表示装置
JP2006133385A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Nitto Denko Corp 平行光化システム、集光バックライトシステム及び液晶表示装置
WO2007121064A2 (en) * 2006-03-31 2007-10-25 3M Innovative Properties Company Contrast ratio enhancement optical stack
JP2008026781A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sony Corp 液晶表示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090769A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 シャープ株式会社 光学素子、及び、液晶表示装置
US9348176B2 (en) 2012-08-27 2016-05-24 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
CN103838029A (zh) * 2014-02-18 2014-06-04 京东方科技集团股份有限公司 一种显示装置
CN103838029B (zh) * 2014-02-18 2016-05-18 京东方科技集团股份有限公司 一种显示装置
JP2016143026A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 住友化学株式会社 複合偏光板及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5078724B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI578031B (zh) A liquid crystal display device and a laminated polarizing plate and a polarizing light source device
US6762811B2 (en) Laminated quarter-wave plate or circularly polarizing plate, liquid-crystal display device using the same and method for producing the same
JP5000717B2 (ja) 液晶表示装置及び偏光板
JP3894537B2 (ja) 反り応力の測定方法およびそれを用いた偏光板の製造方法
TW201017236A (en) Liquid crystal display device
KR20150113907A (ko) 광학 부재, 편광판 세트 및 액정 표시 장치
US8174646B2 (en) Liquid crystal panel and liquid crystal display
JP5232465B2 (ja) 長尺光学積層体の製造方法、長方形状光学積層体の製造方法、及び液晶パネル
KR100904124B1 (ko) 액정 패널 및 액정 표시 장치
JP5078724B2 (ja) 集光シート、バックライトユニットおよび液晶表示装置
KR20180026341A (ko) 광학 부재
TW200835980A (en) Liquid crystal panel, and liquid crystal display
JP3331150B2 (ja) 表示素子の照明方法及び液晶表示装置
KR101384875B1 (ko) 위상차 필름, 편광판 및 액정 표시 장치
US10678083B2 (en) Optical member comprising a polarizing plate and a low-refractive index layer having a porous layer
JP7549939B2 (ja) 表面保護フィルム用基材、該基材を用いた表面保護フィルム、および表面保護フィルム付光学フィルム
TW202304711A (zh) 光學層壓體和包括其的光學顯示裝置
JP2024122665A (ja) 表示システム、光学積層体、および表示システムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120828

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5078724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees