JP2009263911A - 作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法 - Google Patents

作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マンホール蓋への着脱、運搬、及び収納が容易であり、強風の影響も少なく、マンホール蓋の大きさに合わせて設置することが可能な作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具を提供する。
【解決手段】軸方向に筒部貫通孔6を有する筒状中央体2と、筒状中央体2の軸方向に自在に移動する開度調整環3と、筒状中央体2のマンホール開口部9側に第1ピン12を介して接続され、円錐面上に相互に略等角度に配置される管状放射体4と、一端は第2ピン13を介して開度調整環3に接続され、他端は第3ピン14を介して各管状放射体4の中間部20に接続される管状支持体5とを備え、マンホール蓋10の径に合わせて筒部貫通孔6に貫通ピン8を貫通させることで開度調整環3を筒状中央体2上に係止させ、管状放射体4をマンホール開口部9のマンホール設置枠11に支持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法に係り、特に、作業中のマンホール開口部に設置して第3者がマンホールの開口部内に落下するのを防止する作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法に関する。
建物の設備管理業務において、建物の地下に設置された、例えば、受水槽、排水槽などの設備機器の保守点検作業、或いは修理作業を行う場合がある。この場合には、設備作業員が設置された円形のマンホールの蓋を開けてマンホール開口部の内部に入り込み作業を行う。このマンホールの蓋は、作業が完了して設備作業員がマンホール開口部内から抜け出るまで開けられたままである。従って、マンホール開口部内で作業が行われていることに気付かない通行者、例えば、建物の一般のテナントの従業員、或いはマンションの居住者などが通行中にマンホール開口部内に落下する虞がある。
例えば、設備機器の故障時、或いは緊急の点検時などの1次対応時では、設備作業員は、至急現状確認作業を行わなければならない。この場合に、設備作業員は、一般的に工事現場で設置される工事用安全柵を準備して持ち出すことは難しい。これは、緊急に対応しなければならないため、準備を行う時間的な余裕がないことによる。また、工事用安全柵は設備作業員が手で持ち運ぶには重すぎる或いは大き過ぎるため、運搬する車両を準備しなければならないことによる。さらに、一般的な工事用安全柵は、建物内の、例えば、エレベータ、エスカレータの保守点検工事に用いられることから、屋外での使用時には強風により移動してしまう虞があることによる。一方、一旦、現状確認作業を行った後に、設備作業員が本格的な修繕などを行う2次対応時には、準備に費やすだけの時間的余裕もあり、設備部品を運搬するために車両も準備されることから、工事用の安全器具を持ち込むのが一般的である。
現状確認作業時でのマンホールの開口部に関する安全対策についての応急処置として、設備作業員が、脚立を設置して紙に「作業中」と記載して張り出す場合がある。また、設備作業員が、その現場にあるベニヤ板、或いは鉄板などでマンホールの開口部の一部を覆う場合がある。しかし、これらは応急処置に過ぎず第3者への安全対策としては不十分である。
一方、特許文献1には、マンホール等の開口部落下防止用組立て器具が開示されている。ここでは、下部基盤と上部基盤の軸支部を上下で合わせ、これらの上部基盤と下部基盤の相応する各分割板を連結枠片で接続して二個以上の回転自在な分割部材とし、この分割部材を相互に拡げた際の下部基盤はマンホールの開口部の一部を塞ぐことが記載されている。また、特許文献2には、マンホール作業セフティーガード装置が開示されている。ここでは、マンホールにはめ込み可能なフレームに脚立体を形成する柱の下端をそれぞれ連結することが記載されている。
特開平09−165768号公報 特開2000−257095号公報
マンホールの円形蓋の大きさは、呼び径で約300mmから約900mmまでの多様な種類があり、円形蓋の大きさに合わせた開口部落下防止用安全器具を準備するには、何種類かの開口部落下防止用安全器具を保有し、現状確認作業ごとにマンホールの円形蓋の大きさを確認し、それらの中から選択しなければならないという問題がある。
また、開口部落下防止用安全器具は屋内のみならず屋外にも設置されることから、強風を受けても移動或いは転倒しない構造でなければならない。しかし、強風を受けても移動或いは転倒しない構造にすると開口部落下防止用安全器具全体の重量が増加する場合があり、現場への運搬、或いはマンホール蓋への着脱が容易でなくなるという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、マンホール蓋への着脱、運搬、及び収納が容易であり、強風の影響も少なく、マンホール蓋の大きさに合わせて設置することが可能な作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、マンホール蓋が開けられたマンホール開口部の中央に位置決めされ、その軸方向に複数の筒部貫通孔を有する筒状中央体と、筒状中央体に差し込まれて筒状中央体の軸方向に自在に移動する開度調整環と、回転自在な第1のピンを介して筒状中央体のマンホール開口部側に接続され、円錐面上に相互に略等角度に配置される複数の管状放射体と、一端は回転自在な第2のピンを介して開度調整環に接続され、他端は回転自在な第3のピンを介して各管状放射体の中間部に接続される複数の管状支持体と、を備え、マンホール蓋の径に合わせて筒部貫通孔に貫通ピンを貫通させることで開度調整環を筒状中央体上に係止させ、管状放射体をマンホール開口部のマンホール設置枠に支持させることを特徴とする。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、開度調整環が、環部貫通孔を有し、貫通ピンが、環部貫通孔を貫通して開度調整環を筒状中央体上に係止させることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、貫通ピンが、管状放射体が閉じないように開度調整環をマンホール開口部と反対側から筒状中央体上に係止させることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、筒状中央体のマンホール開口部側の先端部には連結紐取付け部が設けられ、連結紐取付け部とマンホール開口部内の定着部とが連結紐により連結されることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、管状放射体が、管状放射体により形成される円錐面上のマンホール開口部の直上部分の一部に落下物防止布が張られることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、管状放射体に張られる落下物防止布には、ホース貫通孔が設けられることが好ましい。これにより、マンホール内の排水作業に伴う排水ホースの貫通孔が確保できる。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、筒状中央体のマンホール開口部と反対側の先端部には、開口部であることを表示する着脱可能な落下防止用安全旗が差し込まれることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具は、管状放射体のマンホール開口部と反対側の先端部には、管状放射体同士を連結する連結部材が設けられることが好ましい。
また、本発明に係る作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法は、筒状中央体と、円錐面上に相互に略等角度に配置される複数の管状放射体と、筒状中央体に差し込まれた開度調整環と管状放射体の中間部とを接続する複数の管状支持体と、が筒状中央体と管状放射体と、管状支持体と開度調整環と、及び管状支持体と管状放射体の中間部とのそれぞれの接続部に設けられた回転自在なピンにより開閉自在となる作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具を用い、筒状中央体をマンホール開口部の中央に位置決めするステップと、マンホール蓋の径に合わせて筒状中央体の軸方向に自在に移動する開度調整環を位置決めするステップと、筒状中央体に設けられた筒部貫通孔に貫通ピンを貫通させて開度調整環を筒状中央体上に係止させるステップと、管状放射体をマンホール開口部のマンホール設置枠に支持させるステップと、を備えることを特徴とする。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法は、開度調整環に設けられた環部貫通孔に貫通ピンを貫通させて開度調整環を筒状中央体上に係止させることが好ましい。
また、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法は、貫通ピンにより、管状放射体が閉じないように開度調整環をマンホール開口部と反対側から筒状中央体上に係止させることが好ましい。
さらに、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法は、環状中央体のマンホール開口部側の先端部に設けられた連結紐取付け部と、マンホール開口部内の定着部とを連結紐により連結することが好ましい。
上記構成により、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法は、筒状中央体と管状放射体と、管状支持体と開度調整環と、及び管状支持体と管状放射体の中間部とのそれぞれの接続部に設けられた3つのピンにより開閉自在となる。また、筒状中央体に対する開度調整環の位置決めにより、管状支持体を介して管状放射体の開度が調整できる。これにより、マンホール蓋の大きさに合わせて開口部落下防止用安全器具の開度を調整して設置することができる。また、開口部落下防止用安全器具は、強風が当る部分が開口部内に収納されるため、強風の影響を受けにくい構造となる。さらに、開口部落下防止用安全器具は、筒状中央体に対する開度調整環の位置決めにより、管状支持体を介して管状放射体を閉じることができる。これにより、開口部落下防止用安全器具の運搬或いは収納が容易となる。
以上のように、本発明に係る作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具、及び開口部落下防止用安全器具設置方法によれば、マンホール蓋への着脱、運搬、及び収納が容易であり、強風の影響も少なく、マンホール蓋の大きさに合わせて設置することが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明に係る作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具の実施の形態につき、詳細に説明する。
(開口部落下防止用安全器具の全体構成)
図1に、作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具1の1つの実施形態の概略構成を示す。また、図2には、図1の開口部落下防止用安全器具1を上方からみたA−A断面を示す。開口部落下防止用安全器具1は、筒状中央体2、開度調整環3、管状放射体4、及び管状支持体5から構成される。本実施形態では、筒状中央体2、開度調整環3、管状放射体4、及び管状支持体5は、それぞれステンレス鋼製であるが、これに限らず、例えば、アルミニウム製であっても良い。この開口部落下防止用安全器具1は、マンホール蓋10が取り外されたマンホール開口部9の内部に設置され、管状放射体4がマンホール開口部9のマンホール設置枠11に支持される。すなわち、開口部落下防止用安全器具1は、番傘の機構を応用したものであり、マンホール開口部9に向かい番傘を逆向きにして差し込んだような構成となる。但し、開口部落下防止用安全器具1は、その使用時には、番傘のように全開とはせずに半開の状態とする。これは、開口部落下防止用安全器具1を任意のマンホール蓋10の大きさに合わせるためである。また、開口部落下防止用安全器具1がマンホール開口部9から移動するのを防止するためである。
図2に示すように、本実施形態では、管状放射体4及び管状支持体5は、それぞれ16本であり、中央の筒状中央体2及び開度調整環3から相互に略等角度を保ちながら放射状に拡がる。但し、この管状放射体4及び管状支持体5の本数はこれに限らず、例えば、8本、12本などであっても良い。ここで、管状支持体5は、中央の筒状中央体2を囲む開度調整環3から第2ピン13を介して放射状に延びる。また、管状支持体5は、それぞれ第3ピン14を介して管状放射体4に接続されて放射状に延びる。
図1に示すように、筒状中央体2は、マンホール開口部9の中央に位置決めされる。本実施形態では、この筒状中央体2はステンレス鋼などからなる中空の鋼管である。そして、筒状中央体2の軸方向には複数の筒部貫通孔6が筒状中央体2を貫通する。この筒部貫通孔6の筒状中央体2上での位置は、マンホール蓋9の大きさに合わせた開口部落下防止用安全器具1の開度により決定される。このように、筒状中央体2は、開口部落下防止用安全器具1において番傘の「中棒」の役割を担う構成要素である。
この筒状中央体2のマンホール開口部9と反対側の先端部には、マンホール蓋10が開けられ、マンホール蓋10が開けられていることを表示する着脱可能な落下防止用安全旗19が差し込まれる。また、筒状中央体2のマンホール開口部9側の先端部には、連結紐取付け部18が設けられ、連結紐取付け部18と、マンホール開口部9内の定着部であるタラップ16とが連結紐17により連結される。これにより、設備作業員がマンホール開口部9内部において作業を行っている間に、例えば、開口部落下防止用安全器具1が撤去されることなどが防止できる。
図3に、筒状中央体2に差し込まれる開度調整環3を示す拡大した断面を示す。開度調整環3は、筒状中央体2に差し込まれて筒状中央体2の軸方向に自在に移動する。すなわち、開度調整環3は、開口部落下防止用安全器具1において番傘の「下ロクロ」の役割を担う構成要素である。そして、この開度調整環3には環部貫通孔7が設けられる。
管状放射体4は、本実施形態ではステンレス鋼などからなる中空の鋼管であるが、中実の棒鋼であっても良い。管状放射体4は、図1に示すように、筒状中央体2のマンホール開口部9側に回転自在な第1ピン12を介して接続される。そして、筒状中央体2のマンホール開口部9側の先端部を中心にして相互に略等角度を保ちながら放射状に配置され、これらの管状放射体4により円錐面が形成される。すなわち、管状放射体4は、開口部落下防止用安全器具1において番傘の「親骨」の役割を担う構成要素である。また、管状放射体4のマンホール開口部9と反対側の先端部には、管状放射体4同士を連結する連結部材22が円状に設けられる。この連結部材22は、例えば、ロープ、テープなどの紐状のものであり、管状放射体4の先端部を安定させるとともに、通行者に対して開口部落下防止用安全器具1を認識させ安全性を高める。
管状支持体5は、本実施形態ではステンレス鋼などからなる中空の鋼管であるが、中実の棒鋼であっても良い。この管状支持体5は、一端は回転自在な第2ピン13を介して開度調整環3に接続され、他端は回転自在な第3ピン14を介して各管状放射体4の中間部20に接続される。すなわち、管状支持体5は、開口部落下防止用安全器具1において番傘の「受け骨」の役割を担う構成要素である。
このように、開口部落下防止用安全器具1は、筒状中央体2と管状放射体4と、管状支持体5と開度調整環3と、及び管状支持体5と管状放射体4の中間部20とのそれぞれの接続部に設けられたピン機構により管状放射体4が番傘のように開閉自在となる。そして、この開口部落下防止用安全器具1を番傘とは逆向きにしてマンホール開口部9に差し込むことで、マンホール蓋10の大きさに合わせて設置することができる。
また、図1に示すように、管状放射体4は、管状放射体4により形成される円錐面上において、マンホール開口部9の直上部分の一部に落下物防止布15が張られる。これにより、設備作業員がマンホール開口部9内で作業を行っている間に、上部から落下物が落ちてくるのを防止できる。また、管状放射体4相互を接続して円錐面の強度を高めることができる。また、管状放射体4に張られる落下物防止布15には、地下の排水処理用のホース31を地上に引き出すホース貫通孔21が設けられる。
この落下物防止布15は、図1に示すように、マンホール開口部9の内部に設置され、その周囲は管状放射体4に取り囲まれるために、強風による風圧の影響を受け難い。また、風圧力は主として開口部落下防止用安全器具1を下方に押し込む方向に加わるため、開口部落下防止用安全器具1を浮き上がらせる虞が少ない。
(筒状中央体に差し込まれる開度調整環の係止方法の1つの実施例)
ここで、筒状中央体2に差し込まれる開度調整環3の係止方法についての1つの実施例を示す。まず、管状放射体4を開閉してマンホール蓋10の径に合わせて開度調整環3を位置決めする。そして、貫通ピン8を環部貫通孔7といずれかの筒部貫通孔6とにそれぞれ貫通させることで開度調整環3を筒状中央体2上に係止させる。そして、各管状放射体4は、マンホール開口部9のマンホール設置枠11に支持される。この貫通ピン8は、図3(b)に示すように、開度調整環3から露出した部分に割りピン29が設けられ、貫通ピン8が外れるのを防止しても良い。
(開口部落下防止用安全器具の接合部)
次に、図3〜図5を用いて各接続部の接合方法を説明する。図3には第2ピン13による接合方法を示す。図3(a)に、管状支持体5の端部と開度調整環3に取付けられた第2ピンプレート27との接合方法を示し、図3(b)に、図3(a)のB−B断面を示す。なお、図3(b)では、管状支持体5は1つのみ記載し、他の管状支持体5は省略する。管状支持体5はその端部が平板となるようにつぶされ、接合用の孔(図示せず)が明けられる。一方、第2ピンプレート27には第2ピン孔24が明けられる。そして、管状支持体5の端部と第2プレート27とは、それぞれの孔に第2ピン13が差し込まれナット30とともに接合される。本実施形態では、第2プレート27は、開度調整環3のマンホール開口部9側である底面32に取付けられる。
図4には、第1ピン12による筒状中央体2と管状放射体4との接合方法を示す。管状放射体4はその端部が平板となるようにつぶされ、接合用の孔(図示せず)が明けられる。筒状中央体2に取付けられた第1ピンプレート26には第1ピン孔23が明けられる。そして、管状支持体5の端部と第1プレート26とは、それぞれの孔に第1ピン12が差し込まれナット(図示せず)とともに接合される。また、図5には、第3ピン14による管状放射体4と管状支持体5との接合方法を示す。管状支持体5はその端部が平板となるようにつぶされ、接合用の孔(図示せず)が明けられる。管状放射体4に取付けられた第3ピンプレート28には第3ピン孔25が明けられる。そして、管状支持体5の端部と第3プレート28とは、それぞれの孔に第3ピン14が差し込まれナット(図示せず)とともに接合される。
(筒状中央体に差し込まれる開度調整環の係止方法の他の実施例)
図6に、筒状中央体2に差し込まれる開度調整環3の係止方法についての他の実施例を示す。本実施例では、筒部貫通孔6に貫通させた貫通ピン8により、管状放射体4が閉じないように、開度調整環3をマンホール開口部9と反対側から筒状中央体2上に係止させる。すなわち、管状放射体4が閉じる場合には、開度調整環3は筒状中央体2上をマンホール開口部9と反対方向に移動する。従って、適当な位置の筒部貫通孔6に貫通ピン8を貫通させて開度調整環3を係止することができる。これにより、管状支持体5を介して管状放射体4の開度が調整できる。
この場合、第2ピンプレート27´は、上述したように、開度調整環3のマンホール開口部9側である底面32に取付けても良いが、図6に示すように、開度調整環3の側面33に取付けても良い。第2ピンプレート27´の開度調整環3への取付け位置以外は、図3の構成と同様なため説明を省略する。
(開口部落下防止用安全器具設置方法)
図7(a)〜図7(c)に、開口部落下防止用安全器具1のマンホール開口部9への設置方法を概略図で示す。まず、筒状中央体2をマンホール蓋10が開けられたマンホール開口部9の中央に位置決めする(図7(a))。この図7(a)では、開口部落下防止用安全器具1の管状放射体4は、搬送のために閉じた状態としている。そして、マンホール蓋10の径に合わせて筒状中央体2の軸方向に自在に移動する開度調整環3を位置決めする(図7(b))。さらに、筒状中央体2に設けられた筒部貫通孔に貫通ピン8を貫通させて開度調整環3を筒状中央体2上に係止させる(図7(b))。これにより、開口部落下防止用安全器具1の形状が固定される。設備作業員は、落下防止用安全旗19を筒状中央体2の頂部に取付け、連結部材22を管状放射体4の先端部に取付ける。そして、設備作業員は、マンホール開口部9内部に入り込み、開口部落下防止用安全器具1の連結紐取付け部18近傍をつかみ、管状放射体4をマンホール開口部9のマンホール設置枠11に支持させる(図7(c))。さらに、結紐取付け部18とマンホール開口部9内の定着部であるタラップ16とを連結紐17により連結し、開口部落下防止用安全器具1を定着させる(図7(c))。
また、マンホール開口部9内での作業が完了し、開口部落下防止用安全器具1を取り外す場合には、連結紐17を外し、連結紐取付け部18近傍をつかみ、上方へ持ち上げることで取り外すことができる。さらに、筒部貫通孔6に貫通させた貫通ピン8を抜き取ることで、開口部落下防止用安全器具1を閉じることができる。これにより、開口部落下防止用安全器具1は、コンパクトに畳むことができ、運搬、及び収納が容易となる。
本発明に係る開口部落下防止用安全器具の1つの実施形態の概略構成を示す側面図及び一部断面図である。 図1のA−A断面図である。 筒状中央体に差し込まれる開度調整環の係止方法の1つの実施例、及び第2ピンによる開度調整環と管状支持体との接合方法を示す拡大断面図である。 第1ピンによる筒状中央体と管状放射体との接合方法を示す拡大断面図である。 第3ピンによる管状放射体と管状支持体との接合方法を示す拡大断面図である。 筒状中央体に差し込まれる開度調整環の係止方法の他の実施例を示す拡大断面図である。 開口部落下防止用安全器具のマンホール開口部への設置方法の概略の説明図である。
符号の説明
1 開口部落下防止用安全器具、2 筒状中央体、3 開度調整環、4 管状放射体、5 管状支持体、6 筒部貫通孔、7 環部貫通孔、8 貫通ピン、9 マンホール開口部、10 マンホール蓋、11 マンホール設置枠、12 第1ピン、13 第2ピン、14 第3ピン、15 落下物防止布、16 タラップ、17 連結紐、18 連結紐取付け部、19 落下防止用安全旗、20 中間部、21 ホース貫通孔、22 連結部材、23 第1ピン孔、24 第2ピン孔、25 第3ピン孔、26 第1ピンプレート、27,27´ 第2ピンプレート、28 第3ピンプレート、29 割りピン、30 ナット、31 ホース、32 底面、33 側面。

Claims (12)

  1. マンホール蓋が開けられたマンホール開口部の中央に位置決めされ、その軸方向に複数の筒部貫通孔を有する筒状中央体と、
    筒状中央体に差し込まれて筒状中央体の軸方向に自在に移動する開度調整環と、
    回転自在な第1のピンを介して筒状中央体のマンホール開口部側に接続され、円錐面上に相互に略等角度に配置される複数の管状放射体と、
    一端は回転自在な第2のピンを介して開度調整環に接続され、他端は回転自在な第3のピンを介して各管状放射体の中間部に接続される複数の管状支持体と、を備え、
    マンホール蓋の径に合わせて筒部貫通孔に貫通ピンを貫通させることで開度調整環を筒状中央体上に係止させ、管状放射体をマンホール開口部のマンホール設置枠に支持させることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  2. 請求項1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、開度調整環は、環部貫通孔を有し、貫通ピンは、環部貫通孔を貫通して開度調整環を筒状中央体上に係止させることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  3. 請求項1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、貫通ピンは、管状放射体が閉じないように開度調整環をマンホール開口部と反対側から筒状中央体上に係止させることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、筒状中央体のマンホール開口部側の先端部には連結紐取付け部が設けられ、連結紐取付け部とマンホール開口部内の定着部とが連結紐により連結されることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、管状放射体は、管状放射体により形成される円錐面上のマンホール開口部の直上部分の一部に落下物防止布が張られることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  6. 請求項5に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、管状放射体に張られる落下物防止布には、ホース貫通孔が設けられることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、筒状中央体のマンホール開口部と反対側の先端部には、開口部であることを表示する着脱可能な落下防止用安全旗が差し込まれることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具であって、管状放射体のマンホール開口部と反対側の先端部には、管状放射体同士を連結する連結部材が設けられることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具。
  9. 筒状中央体と、円錐面上に相互に略等角度に配置される複数の管状放射体と、筒状中央体に差し込まれた開度調整環と管状放射体の中間部とを接続する複数の管状支持体と、が筒状中央体と管状放射体と、管状支持体と開度調整環と、及び管状支持体と管状放射体の中間部とのそれぞれの接続部に設けられた回転自在なピンにより開閉自在となる作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具を用い、
    筒状中央体をマンホール開口部の中央に位置決めするステップと、
    マンホール蓋の径に合わせて筒状中央体の軸方向に自在に移動する開度調整環を位置決めするステップと、
    筒状中央体に設けられた筒部貫通孔に貫通ピンを貫通させて開度調整環を筒状中央体上に係止させるステップと、
    管状放射体をマンホール開口部のマンホール設置枠に支持させるステップと、
    を備えることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法。
  10. 請求項9に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法であって、開度調整環に設けられた環部貫通孔に貫通ピンを貫通させて開度調整環を筒状中央体上に係止させることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法。
  11. 請求項9に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法であって、貫通ピンにより、管状放射体が閉じないように開度調整環をマンホール開口部と反対側から筒状中央体上に係止させることを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法。
  12. 請求項9乃至11に記載の作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法であって、環状中央体のマンホール開口部側の先端部に設けられた連結紐取付け部と、マンホール開口部内の定着部とを連結紐により連結することを特徴とする作業中のマンホールの開口部落下防止用安全器具設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106828775A (zh) * 2016-11-17 2017-06-13 上海外高桥造船有限公司 伸缩式孔洞防护装置
KR102307657B1 (ko) * 2020-06-11 2021-10-05 한국전력공사 맨홀 내부커버와 이를 이용한 맨홀의 커버 설치 구조

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