JP2009259174A - ポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 ポイント情報処理を簡易かつ安価なシステム構成で構成し、また店舗、会員間での有益な情報のやり取り等を行えるようにするとともに、ポイント原資をボランティア団体等に対しオーディションを実施して助成を行う。
【解決手段】 商品、サービスの売買等で発生するポイントに対する処理を行う処理システム１０を、ポイント会員１に対して商品、サービス等を提供する店舗１１に設けられクレジットカード決済を行うクレジット端末１２と、ここでの決済データをクレジット会社１４に送る決済ネットワーク１３と、クレジット端末と決済ネットワークを介して接続され該クレジット端末を利用したポイント運用及び個人情報を管理するポイント情報処理センター２０と、この処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理するポイントサービス本部２２とで構成する。
【選択図】図１

Description

本発明は、商品またはサービスの売買などによって発生するポイントに対する処理、管理を行うポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法に関する。

近年、様々な商店、店舗、企業等が顧客の囲い込み、および顧客への還元などを目的として、ポイント制を採用したポイントカードが盛んに用いられるようになっている。

すなわち、小売店が、例えば「ポイントカード」と呼ばれるカードを発行し、商品等の購入代金に応じてポイントを発行し、蓄積されたポイントと商品等との交換を行う場合も少なくない。

このようなポイントカードを用いたポイント処理としては、ポイントカード処理専用のカードリーダを小売店に設置したり、ＰＯＳ装置などを用いて処理したりするものが知られている。

また、近年クレジットカードの普及がめざましく、最近では、１人のユーザが複数のクレジットカードを所持することも一般化しつつある。このようなクレジットカードを利用すれば、現金を取り扱う必要がないため、ユーザと加盟店との双方に大きなメリットが得られ、クレジットカードの利用は、今後も益々普及してゆくものと予想される。

このようなクレジットカードを用いた決済処理は、古くは加盟店でクレジット決済用の伝票を作成し、この伝票をクレジットカード会社へ送る方法が採られていたが、最近は、各加盟店に設置されたクレジット端末装置とクレジットカード会社の管理するホストコンピュータとをオンライン接続し、オンラインで情報のやり取りを行う方法が主流となってきている。

上述したようなクレジットカード等の決済カードにおいて、カードの使用代金に応じて、カード会社がいわゆる「ポイント」を顧客に発行し、ポイントが一定量蓄積された場合には、商品またはサービス等と交換するサービスが提供される場合が少なくない。

また、たとえば１枚のカードに現金、クレジット、プリペイドのいずれかでの決済機能を付設し、これに併せてポイントサービスを行うようにしたカードシステムが従来既に提案されている（例えば、特許文献１参照）。

特開平４−７０９９２号公報

しかしながら、従来から知られているカードシステムでは、カードのポイントカードとしての機能を働かせるために、カードリーダ等の専用端末を用いており、構成が煩雑となり、商品等の決済との関連において操作も面倒かつ煩雑であるという問題があった。

特に、中小零細企業である店舗等では、専用端末などを準備することが難しく、この種のポイントカードシステムを簡単かつ安価に構成することが望まれる。

また、最近、ボランティア団体やＮＰＯ法人では原資を確保することが難しく、この種のポイントカードシステムにおいて、生活支援、環境保全、防犯防災活動、介護サービス等の各種福祉支援サービスに役立たせるとともに、地域経済をも活性化し得るシステムの出現が求められている。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ポイント情報処理を、簡易なシステム構成により行えるようにするとともに、ポイント操作や処理、管理を簡単かつ確実に行え、また店舗、会員間での有益な情報のやり取り等を行えるようにするとともに、ポイント原資をボランティア団体等に対しオーディションを実施し助成を行うことが可能となるポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法を得ることを目的とする。

このような目的に応えるために本発明（請求項１記載の発明）に係るポイント情報処理システムは、商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理システムであって、ポイント会員に対して商品またはサービスを提供する店舗に設けられクレジットカードの決済を行うクレジット端末と、このクレジット端末で決済されたクレジットデータをクレジット会社に送る決済ネットワークと、前記クレジット端末とこの決済ネットワークを介して接続され該クレジット端末を利用したポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターと、このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理するポイントサービス本部とを備えたことを特徴とする。

本発明（請求項２記載の発明）に係るポイント情報処理システムは、請求項１において、店舗にレジ会計時に提示されるポイントカードは、専用のポイントカードを始め、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等とポイントカードが一体型のカードのいずれかであることを特徴とする。

本発明（請求項３記載の発明）に係るポイント情報処理方法は、商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理方法であって、ポイント会員がレジ会計時にポイントカードを提示することにより、店舗に設けられ決済されたクレジットデータを決済ネットワークを介してクレジット会社に送るクレジット端末を用い、該クレジット端末を決済ネットワークを介してポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターを接続し、このポイント情報処理センターからポイントサービス本部に、ポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを送って蓄積、処理することを特徴とする。

本発明（請求項４記載の発明）に係るポイント情報処理方法は、請求項３において、店舗にレジ会計時に提示されるポイントカードは、専用のポイントカードを始め、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等とポイントカードが一体型のカードのいずれかであることを特徴とする。

本発明（請求項５記載の発明）に係るポイント情報処理システムは、商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理システムであって、ポイント会員に対して商品またはサービスを提供する店舗に準備されＱＲコードを提示するＱＲポイント媒体と、このＱＲポイント媒体からＱＲコードを読み取って該データを送信する携帯端末と、この携帯端末で読み取られて送信されたＱＲコードを基に、ポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターと、このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理するポイントサービス本部とを備えたことを特徴とする。

本発明（請求項６記載の発明）に係るポイント情報処理方法は、商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理方法であって、商品またはサービスを提供する店舗は、ポイント会員に対してＱＲポイント媒体のＱＲコードを提示し、ポイント会員は、携帯端末によりこのＱＲポイント媒体からＱＲコードを読み取って該データを、ポイント情報処理センターに送信し、このポイント情報処理センターでは、送信されてきたＱＲコードを基に、ポイント運用及び個人情報を管理し、ポイントサービス本部において、このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理することを特徴とする。

以上説明したように本発明に係るポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法によれば、商品またはサービスの売買によって発生するポイントの管理を、店舗に装備されているクレジット端末およびクレジット会社のホストコンピュータとの間を接続する決済ネットワークを利用して行うように構成しているから、システム構成が簡単かつ安価であり、しかもこのシステムに付け加えるポイント情報処理センター、ポイントサービス本部により簡単かつ確実なポイントサービス処理、管理を行うことができ、またデータベース化されたＣＲＭ機能を発揮させることができる。

特に、このような構成では、ポイントサービス本部での機能により、店舗やユーザ間での広告、各種のお知らせ等といった情報のやり取りを簡単かつ安価に行うことができるのであり、これは福祉支援活動における各種のコミュニティの構築に役立つといった利点がある。

また、本発明によれば、クレジット端末を含む決済ネットワークにポイント情報処理センター、ポイントサービス本部を組み合わせることによりシステムを構成しているから、システムとしてのセキュリティ機能に優れ、ユーザが安心して使用することができるポイント情報処理システムを得ることができるという優れた効果がある。

さらに、本発明によれば、クレジット端末を装備していない店舗にあっても、ＱＲコードを明示したＱＲポイント媒体を利用し、携帯端末でイント情報処理センター、ポイントサービス本部によるポイントサービスを発揮させるようにしているから、安価なポイントサービスシステムを構成することができ、その利点は大きい。

図１は本発明に係るポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法の一実施形態を示す。
図において、全体を符号１０で示すものはポイント情報処理システムである。このポイント情報処理システム１０は、クレジットカードの決済に関する処理を実行するためのカード決済用のクレジット端末１２を各店舗１１に備え、このクレジット端末１２は、決済ネットワーク１３を介してクレジット会社１４のホストコンピュータとネットワーク接続され、クレジットデータを処理するようになっている。

また、２０はポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センター（ポイントセンター）であり、このポイントセンター２０は、前記決済ネットワーク１３を介してクレジット端末１２と接続されるとともに、ポイント会員１がレジ会計時に提示するポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析してユーザのビジネスプランに有効な各種支援データをＡＳＰ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）方式でポイントサービス本部２２に提供するようになっている。
なお、このポイントサービス本部２２は、会員マスタ登録や販売ＤＭ発送、さらに各ポイント会員１への販促メールの送付などの付帯業務も行う。

このような構成によるポイント情報処理システム１０において、当該システム１０の店舗１１のメンバー会員となるためには、ポイント会員の入会申し込みを行い、ポイント機能付きのクレジットカードまたは専用のポイントカードを作成する。

そして、ポイント会員１が店舗１１にて商品またはサービスの提供を受ける際にポイントカードを提示すると、当該店舗１１では、商品またはサービスの購入時等の支払い、決済を行う。

ここで、当該店舗１１においては、該カードをクレジット端末１２に装填して該カードや商品等の購入金額等の入力を行うことにより、購入金額に応じたポイントの付与、加算を行う。クレジットカード、その他の決済カードの場合は、決済も同時に行われる。
また、ポイント処理情報は、決済ネットワーク１３を介してポイントセンター２０に伝送され、ポイントデータの処理、管理が行われる。

ここで、店舗１１にレジ会計時に提示されるポイントカードとしては、専用のポイントカードを始め、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等とポイントカードが一体型のカードなどがあり、必要に応じて用いられる。この場合において、クレジットカード等の決済カードが用いられた場合には、前記クレジット端末１２から決済ネットワーク１３を介してクレジット会社１４のホストコンピュータにクレジットデータが送られることは言うまでもない。

また、このポイントセンター２０での処理データは、ＡＳＰ方式でポイントサービス本部２２に送られ、ポイント会員１の追加、変更、ポイント履歴照会、ポイント期間集計、ポイント失効予定、経過、会員の実績動向分析、会員ランク推移分析、さらにカードの再発行、ポイント調整、各種分析等といったＣＲＭ機能を行うようになっている。
このポイントセンター２０からは、インターネット等の通信ネットワークを介して各ポイント会員１に対して販促メールなどの送付が必要に応じて行われる。

なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、ポイント情報処理システム１０を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。

たとえば上述した実施形態では、ポイントの加算等の処理を、クレジット端末を用いて行っているが、この種のクレジット端末を準備していない店舗において、ポイントサービスシステムを構築するには、たとえばＱＲコードを記載したシートやポスター等のＱＲポイントを利用してもよいものである。

すなわち、ポイント会員に対して商品またはサービスを提供する店舗に準備されＱＲコードを提示するＱＲポイント媒体と、このＱＲポイント媒体からＱＲコードを読み取って該データを送信する携帯端末とを利用し、ポイント処理を行うようにするとよい。

このようにすると、システムを安価に構築できるとともに、携帯端末で読み取って送信されたＱＲコードを基に、ポイント情報処理センターで、ポイント運用及び個人情報を管理することができる。また、ポイントサービス本部では、このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理することができる。

ここで、このようなポイントサービス本部で、ユーザ向けに各種のメールやＷＥＢを介した情報の報知を行うことにより、所用の広告、広報活動を行うことができ、その利点は大きい。

また、本発明によるポイント情報処理システム１０でのポイント付与、ポイント加算、ポイント交換、ポイント照会等といったポイント処理内容としては、従来から周知のポイント処理を適用すればよく、その詳細な説明はここでは省略する。

本発明に係るポイント情報処理システム及びポイント情報処理方法の一実施形態を示す概略構成図である。

符号の説明

１…ポイント会員、１０…ポイント情報処理システム、１１…店舗、１２…カード決済用クレジット端末、１３…決済ネットワーク、１４…クレジット会社（ホストコンピュータ）、２０…ポイント情報処理センター（ポイントセンター）、２２…ポイントサービス本部。

Claims (6)

1. 商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理システムであって、
   ポイント会員に対して商品またはサービスを提供する店舗に設けられクレジットカードの決済を行うクレジット端末と、
   このクレジット端末で決済されたクレジットデータをクレジット会社に送る決済ネットワークと、
   前記クレジット端末とこの決済ネットワークを介して接続され該クレジット端末を利用したポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターと、
   このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理するポイントサービス本部とを備えたことを特徴とするポイント情報処理システム。
2. 請求項１記載のポイント情報処理システムにおいて、
   店舗にレジ会計時に提示されるポイントカードは、専用のポイントカードを始め、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等とポイントカードが一体型のカードのいずれかであることを特徴とするポイント情報処理システム。
3. 商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理方法であって、
   ポイント会員がレジ会計時にポイントカードを提示することにより、店舗に設けられ決済されたクレジットデータを決済ネットワークを介してクレジット会社に送るクレジット端末を用い、
   該クレジット端末を決済ネットワークを介してポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターを接続し、
   このポイント情報処理センターからポイントサービス本部に、ポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを送って蓄積、処理することを特徴とするポイント情報処理方法。
4. 請求項３記載のポイント情報処理方法において、
   店舗にレジ会計時に提示されるポイントカードは、専用のポイントカードを始め、クレジットカード、デビットカード、電子マネー等とポイントカードが一体型のカードのいずれかであることを特徴とするポイント情報処理方法。
5. 商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理システムであって、
   ポイント会員に対して商品またはサービスを提供する店舗に準備されＱＲコードを提示するＱＲポイント媒体と、
   このＱＲポイント媒体からＱＲコードを読み取って該データを送信する携帯端末と、
   この携帯端末で読み取られて送信されたＱＲコードを基に、ポイント運用及び個人情報を管理するためのポイント情報処理センターと、
   このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理するポイントサービス本部とを備えたことを特徴とするポイント情報処理システム。
6. 商品またはサービスの売買によって発生するポイントに対する処理を行うポイント情報処理方法であって、
   商品またはサービスを提供する店舗は、ポイント会員に対してＱＲポイント媒体のＱＲコードを提示し、
   ポイント会員は、携帯端末によりこのＱＲポイント媒体からＱＲコードを読み取って該データを、ポイント情報処理センターに送信し、
   このポイント情報処理センターでは、送信されてきたＱＲコードを基に、ポイント運用及び個人情報を管理し、
   ポイントサービス本部において、このポイント情報処理センターでのポイントカードのお買い上げ履歴を処理、集計、分析して各種支援データを蓄積、処理することを特徴とするポイント情報処理方法。

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