JP2009258368A - 再帰性反射体 - Google Patents

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JP2009258368A
JP2009258368A JP2008106962A JP2008106962A JP2009258368A JP 2009258368 A JP2009258368 A JP 2009258368A JP 2008106962 A JP2008106962 A JP 2008106962A JP 2008106962 A JP2008106962 A JP 2008106962A JP 2009258368 A JP2009258368 A JP 2009258368A
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JP2008106962A
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English (en)
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Shinichi Sakaguchi
普一 坂口
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ADVANCE TECHNO KK
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ADVANCE TECHNO KK
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Abstract

【課題】主に交通標識などで見かける輝度の平均化した再帰性反射とは異なり、輝度の強弱がある(キラキラ感)美的な輝きを放ちつつ、背景の文字及び色彩若しくは画像を認識出来る再帰性反射体を提供する。
【解決手段】150μm以上のガラスビーズを単層に適度な隙間を保ちながら配置することで、背景を透過し、意匠的な輝きを放つようになった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、看板・建具類の表面材・工作物の内外装材・装飾品などに最適に使用
される。
周囲の照度が低く、スポットライトなどの一部照明があるところで特に効果を発
揮する。
従来から再帰性反射といえば、主に交通標識等で使用されているため、夜間の安
全管理というイメージが強い。
構造的には、微細なビーズを隙間無く塗布するか、内面に幾何学状にプリズム形
状のものを作製するという二種類あるが、いずれも反射光の輝度は均一であり、こ
れは近距離・遠距離同様に観測される。
プリズム形状のものは形状・サイズ共に様々あるが、ガラスビーズを使用する場
合は20〜70μm程度のビーズの使用が最も多く、120μmを超えるものの使用は少な
い。
また、脱落防止の観点からビーズ高さの半分以上は接着剤に埋没しているため、
ビーズの露出面積は50%未満である。
本発明に関する公知技術として以下の特許文献を挙げることができる。
特開2003−344626 特開2004−20736
本発明の目的は、交通機材に限らず、インテリア等にも使える美観性の高い再帰
性反射体を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の再帰性反射体は、板状の支持体と、前記支持
体の表面に形成された基板層と、前記基板層の表面に透過性のある径の揃った多数
のビーズが単層に配置されたビーズ層と、前記ビーズ層の上面を被覆して設けられ
た透明な板状の透明カバーを備え、前記ビーズ層は各ビーズの間に空間が形成され
ている空気層があることを特徴とする。
このような構成としたことにより、背面にある基板層の反射材又は夜行塗料若し
くは画像を損ねることなく適度な光の乱反射を生じ、見た目に多数の輝きを生じて
、意匠的に美しくなる。
径の揃ったビーズを単層に配置することで、透明カバー外面からの圧力を分散し
て支持体に伝えることができる。
前記「径の揃ったビーズ」とは、直径差異が平均直径±15%以内のビーズを全
体の90%以上占めるものをいう。
ここで「ビーズ」とは、球形であっても、プリズム状にカットされていても、多
角面体でもよく、材質はガラスでもプラスチックでもよい。
また、本発明の請求項2に関わる再帰性反射体は、請求項1記載のビーズの露出
率が表面積の50%以上となるように、基板層とビーズ層の間に透明な接着層を設
けることを特徴とする。
このような構成にすることで、ビーズに対する入射・反射光の範囲及び量を減ら
すことなくビーズを固定し透明カバーを薄くすることが出来る。
また、本発明の請求項3に関わる再帰性反射体は、平均直径を150μm以上とした
透明ビーズを使用することを特徴とする。
このようなビーズを使用することで、密接して配置されても適度な隙間を保ち、
かつビーズを通して背面の画像を透かして見ることができる。
また、本発明の請求項4に関わる再帰性反射体は、前記透明カバーは表面又は裏
面全体又は一部に多数の溝又は凸部が形成されていることを特徴とする。
透明カバーに溝又は凸部を設けることで、ビーズの反射との相乗効果がある。
ここでいう「溝」とはV字形でも多角形でもよく、多数の溝や凹凸が、文字・形
を表現することが出来る。
前記請求項に記載する透明カバーは、導光板として使用することが出来る。
本発明の請求項1及び2に記載する空気層と接着層に、請求項1に記載された支
持体上に形成された反射材とは異なる細かく切断された紙状の反射材を、分散・配
合させることが出来る。
また、本発明の請求項5に関わる再帰性反射体は、前記基板層に反射材若しくは
夜光塗料を用いて画像を表示したことを特徴とする。
以上のように本発明は、平均150μm以上のビーズを使用することで、ビーズ
が接近した場合も適度な隙間(図4)を保つことが出来、且つビーズ本体も背景を
透過出来る為、背景の画像を透過しつつ、輝度に強弱をつける(キラキラ感)こと
で美的な輝きを放つ、デザイン性の高い再帰性反射体を実現できた。
カバーをつけることで脱落防止になるため、接着層を薄くすることが出来るので
、入射光を広く受け入れることが出来、広い角度に反射できるようになった。
径のそろったビーズを単層で配置することで、透明カバー外面からの圧力を分散
して支持体に伝えるため、荷重に強くなり用途が広がった。
比較例1・2・3は、図1の状態で、「1」は3mmのアクリル板「4」はアクリ
ル性透明接着剤「5」は艶のある銀紙「6」は4mmの合板を使用し「3」のビー
ズは、それぞれ平均直径33・44・63μmのものを使用して10cm角の試験体を作
製した。
検査方法は、目視で光源(正面輝度100W相当・1370 lm)と同位置で観測し、
周囲の照度と観測点及び光源までの距離を変えて調査した。
実施例1・2・3・4は、図1の状態で、「1」は3mmのアクリル板「4」はア
クリル性透明接着剤「5」は艶のある銀紙「6」は4mmの合板を使用し「3」の
ビーズは、それぞれ平均直径150・350・500・840μmのものを使用して10cm
角の試験体を作製した。
検査方法は、目視で光源(正面輝度100W相当・1370 lm)と同位置で観測し、
周囲の照度と観測点及び光源までの距離を変えて調査した。

Figure 2009258368


Figure 2009258368


表1・表2の実験結果を踏まえ、平均直径150μm以上のものを使用することとす
る。
本発明の再帰性反射体は、看板及びインテリア関連の素材として利用することがで
きる。
本発明の一実施の形態のおける断面図である。 本発明の一実施の形態のおける断面図である。 本発明の一実施の形態のおける断面図である。 ※透明カバー(1)を導 光板として使用 本発明の一実施の形態のおける平面図である。
符号の説明
1 透明カバー
1−1 V字カット・凹凸付透明カバー
2 空気層
3 ガラスビーズ
4 接着層
5 基板層
6 支持体
7 プリズム形状反射体
8 多角面体
9 紙状反射材
21 LED
101 隙間

Claims (5)

  1. 板状の支持体と、前記支持体の表面に形成された基板層と、前記基板層の表面に透過
    性のある径の揃った多数のビーズが単層に配置されたビーズ層と、前記ビーズ層の上面
    を被覆して設けられた透明な板状の透明カバーを備え、前記ビーズ層は各ビーズの間に
    空間が形成されている空気層があることを特徴とする再帰性反射体。
  2. 請求項1記載のビーズの露出率が表面積の50%以上となるように、基板層とビーズ
    層の間に透明な接着層を設けることを特徴とする再帰性反射体。
  3. 平均直径を150μm以上とした透明ビーズを使用することを特徴とする、請求項1
    から2の何れかに記載の再帰性反射体。
  4. 前記透明カバーは表面又は裏面全体又は一部に多数の溝又は凸部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の再帰性反射体。
  5. 前記基板層に反射材若しくは夜光塗料を用いて画像を表示したことを特徴とする請
    求項1から4の何れかに記載の再帰性反射体
















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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025207A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Pentel Corp 再帰性反射塗装物

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JP2011025207A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Pentel Corp 再帰性反射塗装物

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