JP2009252627A - ガスケット付セパレータおよびその製造方法、積層部材ガスケット一体型セパレータおよびその製造方法 - Google Patents

ガスケット付セパレータおよびその製造方法、積層部材ガスケット一体型セパレータおよびその製造方法 Download PDF

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健二 壷阪
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Abstract

【課題】この発明は、燃料電池スタック形成時に隣り合うセパレータが電気的にショートするのを防止することができる、ガスケット付セパレータおよびその製造方法を提供することを目的とする。また、燃料電池スタック形成時に隣り合うセパレータが電気的にショートするのを防止することができる積層部材ガスケット一体型セパレータおよびその製造方法を提供することを他の目的とする。
【解決手段】金型50、60によってセパレータ本体14の縁部80を挟持しつつシール材料の注入によりガスケット18を形成し、セパレータ本体14とMEGA16を一体化する。その後、金型50、60により挟持されていたセパレータ本体14の縁部80を、セパレータ本体14の端面とガスケット18の端面とが揃うように切断する。
【選択図】図6

Description

この発明は、燃料電池用のガスケット付セパレータおよびその製造方法、並びに、燃料電池用の積層部材ガスケット一体型セパレータおよびその製造方法に関する。
従来、例えば、特開2002−231264号公報に開示されているように、燃料電池スタックの構成部材の1つであるセパレータに、ガスケットを一体化する技術が知られている。上記従来の技術によれば、先ず金属製の板材に溝状のガス流路を形成したものが、セパレータ本体として準備される。このセパレータ本体を、一対の金型で挟持する。
金型には、予め、ガスケット形成位置と対応するように凹部が設けられている。セパレータ本体を金型で挟持した状態で、この凹部にシール材料を注入することにより、セパレータ本体とガスケットとを一体に形成することができる。特許文献1では、このような手法により、ガスケットの位置精度を高めたり、燃料電池組み付け時の工数削減を図ったりしている。
特開2002−231264号公報 特開2005−235630号公報 特開2004−127699号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ガスケット形成時、セパレータ本体の縁の部分が金型によって挟持されている。その結果、ガスケット形成後、セパレータ本体の縁の部分が、ガスケット形成位置よりも外側に突き出て外部に露出する。このような場合、セパレータを重ね合わせて燃料電池スタックを形成する際に、隣り合うセパレータ間で、セパレータ本体の縁の突出部分が接触してしまうおそれがある。その結果、隣り合うセパレータが電気的にショートするおそれがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、燃料電池スタック形成時に隣り合うセパレータが電気的にショートするのを防止することができるガスケット付セパレータ、およびその製造方法を提供することを目的とする。
また、この発明の他の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、燃料電池スタック形成時に隣り合うセパレータが電気的にショートするのを防止することができる積層部材ガスケット一体型セパレータ、およびその製造方法を提供することを他の目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、ガスケット付セパレータであって、
燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材と、
前記板材の表面の外周側部分に、該板材の端面と並んでその端面が位置するように一体化された、絶縁材料からなるガスケットと、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、積層部材ガスケット一体型セパレータであって、
上記第1の発明のガスケット付セパレータと、
前記ガスケット付セパレータの前記ガスケットが一体化された側の面における該ガスケットの内側の領域に一体化され、燃料電池を構成するために前記板材に重ねて用いられる部材である積層部材と、
を備えることを特徴とする。
第3の発明は、上記の目的を達成するため、積層部材ガスケット一体型セパレータの製造方法であって、
燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材を準備する準備工程と、
その外形が前記板材よりも小さく、燃料電池を構成するために該板材に重ねて用いられる部材である積層部材を準備する工程と、
第1金型と第2金型が組み合わされてなり、該第1金型に、前記板材の外形よりも小さく、かつ前記積層部材の外形よりも大きな口径の凹部が設けられた金型を準備する工程と、
前記第1金型、前記積層部材、前記板材、前記第2金型の順にそれらを重ね、該第1金型の前記凹部の側面と該積層部材の端面とを離間しつつ該板材と該積層部材とを該第1、2金型に収納し、かつ、該凹部の縁と該第2金型とによって該板材の縁を挟持する収納工程と、
前記収納工程により前記第1、2金型に前記板材および前記積層部材が収納されている状態で、該積層部材の端面と前記凹部の側面との間の空間にシール材料を注入することにより、該積層部材の外周を囲うようにガスケットを形成するガスケット作成工程と、
前記ガスケット作成工程の後に、該ガスケット作成工程中に前記第1金型の前記凹部の縁と前記第2金型とによって挟持されていた前記板材の縁の部分を、該板材の端面と前記ガスケットの端面とが揃うように切断する端部除去工程と、
を有することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記端部除去工程が、前記板材の前記ガスケット外周側において露出する部位を、該ガスケットの外周側の一部分とともに切断する工程であることを特徴とする。
第5の発明は、上記の目的を達成するため、ガスケット付セパレータの製造方法であって、
燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材を準備する工程と、
前記板材の一方の面上に、該一方の面に設けられるガスケットに対応した位置に凹部を備える第1金型を配置し、該板材の他方の面上に第2金型を配置し、該第1金型と該第2金型とによって該板材の縁の部分を挟んだ状態で前記凹部にシール材料を注入することにより、該板材にガスケットを形成するガスケット作成工程と、
前記ガスケット作成工程の後に、前記板材の端面と前記ガスケットの端面とが揃うように、該板材の縁の部分を切断する端部除去工程と、
を有することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記端部除去工程が、前記板材の前記ガスケット外周側において露出する部位を、該ガスケットの外周側の一部分とともに切断する工程であることを特徴とする。
第1の発明によれば、導電性の板材の端面の位置まで、ガスケットが存在している。このため、第1の発明にかかるガスケット付セパレータが複数枚重ねられた時に、隣り合うセパレータ間のショートを防止することができる。
第2の発明によれば、隣り合うセパレータの縁の部分が接触して電気的にショートするのを防止可能な、積層部材ガスケット一体型セパレータが提供される。
第3の発明によれば、燃料電池用の積層部材と板材とをガスケットを介して板材に固定するとともに、このガスケットの作成工程に伴い発生してしまう板材の縁の露出部分を、板材の端面とガスケットの端面とが揃うように切断することができる。これにより、燃料電池スタック形成時に、隣り合うセパレータ間のショートを防止可能な、積層部材ガスケット一体型セパレータを製造することができる。
第4の発明によれば、板材の端面とガスケットの端面とを、それらの断面を揃えながら切断することができる。これにより、板材の縁の最端部まで確実にガスケットを設けることができる。
第5の発明によれば、ガスケット作成時に発生してしまう導電性の板材の縁の露出部分を、板材の端面とガスケットの端面とが揃うように切断することができる。これにより、燃料電池スタック形成時に隣り合うセパレータ間のショートを防止可能な、ガスケット付セパレータを製造することができる。
第6の発明によれば、板材の端面とガスケットの端面とを、それらの断面を揃えながら切断することができる。これにより、板材の縁の最端部まで確実にガスケットを設けることができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明にかかる実施の形態1のMEAガスケット一体型セパレータ12を用いて構成した、燃料電池スタック10の斜視図である。ここでは、燃料電池セパレータとして用いるために準備された導電性の板材(以下「セパレータ本体」とも称す)の片面に、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)と、ガスケットとが一体化されたものを、「MEAガスケット一体型セパレータ」と呼称する。膜電極接合体は、固体高分子電解質膜の両面に電極触媒層が形成されたものである。
燃料電池スタック10は、複数のMEAガスケット一体型セパレータ12を図1紙面上下方向に積み重ねたものである。燃料電池スタック10の紙面上下の端部にはそれぞれ図示しないエンドプレートが配置され、また、図示しないテンションシャフト等の部材によって燃料電池スタック10に対して紙面上下方向に沿う押圧力が付与されている。これにより、複数のMEAガスケット一体型セパレータ12が積層された状態で挟持され、燃料電池スタック10が形成されている。
図2は、実施の形態1のMEAガスケット一体型セパレータ12の断面図である。図2に示すように、1つのMEAガスケット一体型セパレータ12は、セパレータ本体14と、MEGA16と、ガスケット18により構成されている。MEGA16は、膜電極接合体の各面に、さらにカーボンシート等のガス拡散層が一体化されたものである。セパレータ本体14とMEGA16とは、ガスケット18を介して一体化(接着固定)されている。
セパレータ本体14は、実施の形態1では、3枚の金属の板材を重ねて構成したものである。複数枚の板材を重ねてセパレータを構成する技術に関しては既に多くの文献が公知となっているため、ここでは説明を省略する。また、実施の形態1では説明の簡略化のため省略するが、MEGA16とセパレータ本体14との間に多孔質体層をガス流路用の層として挿入しても良い。多孔質体層は、例えば、発泡金属やエキスパンドメタル等の多孔質体を用いて形成すればよい。また、セパレータ本体14が、その表面に溝状のガス流路を有するタイプのセパレータであってもよい。
ガスケット18は、弾性を有する絶縁材料、具体的にはゴムによって形成されている。ガスケット18は、MEGA16の端面に沿って、MEGA16を囲うように設けられている。例えば、ガスケット18は、図2の紙面奥行方向にも延びている。実施の形態1では、図2に示すように、セパレータ本体14の端部までガスケット18が存在している。このような構成によれば、隣り合うセパレータ本体14が接触してそれらがショートするのを確実に防止することができる。
[実施の形態1の製造方法]
以下、図3乃至6を用いて、実施の形態1の製造方法について説明する。以下述べるように、実施の形態1では、セパレータ本体14とMEGA16とを重ねて、MEGA16の端面にシール材料を供給してガスケット18を形成することにより、セパレータ本体14とMEGA16とをガスケット18を介して一体化させる。
先ず、図3に模式的に示すような、凹部54とこの凹部54に連通する樹脂注入経路52とを備える、金型50を準備する。また、金型50と対になる金型60も準備する。凹部54の口径(開口断面積)は、セパレータ本体14の外形よりは小さく、かつ、MEGA16の外形よりは大きくされる。凹部54の開口断面形状は、MEGA16の外形と同様の形、例えば矩形とすることができる。これにより、図3に示すように金型50、MEGA16、セパレータ本体14、金型60の順にそれらを重ねることにより、図4に示すように、凹部54の側面とMEGA16の端面とを離間した状態で、MEGA16およびセパレータ本体14を金型50、60内に収納することができる。
図4の状態となることで、金型50、60によりセパレータ本体14の縁の部分が挟持される。また、MEGA16の端面と金型50の凹部54側面との間に、空間70が形成される。ここでは図示を省略するが、空間70はMEGA16の端面に沿ってその外周を囲うように延びているものとする。実施の形態1では、樹脂注入経路52から空間70に絶縁性のシール材料を注入して、ガスケット18を形成する。このように、実施の形態1の製造方法によれば、シール材料の注入工程によって、セパレータ本体14とMEGA16の一体化と、ガスケット18の形成とを、一括して行うことができる。
次に、図4で述べたシール材料の注入工程を経て一体化された構成(すなわちガスケット形成直後のMEAガスケット一体型セパレータ12)を、金型50、60から取り出す。図5には、便宜上、取り出されたMEAガスケット一体型セパレータ12を2つ重ねて図示している。図4に示したように、空間70へのシール材料注入の際には、セパレータ本体14の縁の部分が金型50、60で挟持されている。従って、シール材料注入終了後、金型50、60から取り出された時点では、セパレータ本体14の縁の部分(以下符号80を付して「縁部80」とも称す)が、外部に露出(言い換えれば外側に突出)している。
実施の形態1では、この縁部80を切断することにより、図6に示すようにガスケット18の端面とセパレータ本体14の端面とを揃える。具体的には、MEAガスケット一体型セパレータ12の最終外形寸法に合わせて予め準備された型に合わせて、縁部80を裁断する。つまり、予め準備されるセパレータ本体14は、裁断分を見越して、最終外形寸法に比してある程度大きなものとされる。なお、図5、6では便宜上2つのMEAガスケット一体型セパレータ12に対して一括に縁部80の切断を施したが、本発明はこれに限定されず、個々のMEAガスケット一体型セパレータ12に対して1つずつ縁部80の切断を行っても良い。
以上説明した製造方法によれば、MEGA16とセパレータ本体14とをガスケット18を介して固定し、このガスケット18の作成工程に伴い発生してしまう縁部80を切断することができる。これにより、隣り合うセパレータ間のショートを防止可能な、MEAガスケット一体型セパレータ12を製造することができる。
その後、得られた複数のMEAガスケット一体型セパレータ12を例えば数百枚程度積層する。この積層体をテンションシャフト等の押圧固定用構成部材で挟持することにより、燃料電池スタック10を構成する。MEAガスケット一体型セパレータ12を用いることにより、セパレータ間の絶縁性に優れた燃料電池スタック10を得ることができる。
尚、上述した実施の形態1では、セパレータ本体14が前記第1の発明における「導電性の板材」に、ガスケット18が前記第1の発明における「ガスケット」に、MEGA16が前記第1の発明における「積層部材」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1の製造方法では、MEGA16が前記第3の発明における「積層部材」に、金型50が前記第3の発明における「第1金型」に、金型60が前記第3の発明における「第2金型」に、凹部54が前記第3の発明における「凹部」に、空間70が前記第3の発明における「該積層部材の端面と前記凹部の側面との間の空間」に、それぞれ相当している。
[実施の形態1の比較例]
図9は、実施の形態1の効果説明のために示す比較例セパレータ212の断面図である。図9(a)の比較例セパレータ212では、セパレータ本体14の縁がガスケット218の端面よりも外側に突出している。この場合、図9(b)に模式的に示すように一部の比較例セパレータ212にズレや反りが生じると、隣り合うセパレータ同士のセパレータ本体14が接触してしまう恐れがある。
この点、実施の形態1によれば、図2に示すようにセパレータ本体14の端まで絶縁材料からなるガスケット18が設けられている。このため、仮に図9(b)に示すような事態が生じたとしても、隣り合うセパレータ本体14が接触してそれらがショートしてしまう事態を防止できる。
[実施の形態1の変形例]
(第1変形例)
実施の形態1では、MEGA16を、セパレータ本体14に一体化した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。燃料電池を構成するために用いる積層部材としては、例えば膜電極接合体(MEA)、ガス拡散層、多孔質体層などが挙げられる。これらの積層部材を挟持するようにセパレータが位置することで、燃料電池が形成される。
そこで、セパレータ本体14に対して、ガス拡散層と多孔質体層のみを一体化したり、多孔質体層のみを一体化したりすることができる。また、多孔質体層を用いずにセパレータ本体に溝を設けるタイプの燃料電池では、セパレータ本体に直接ガス拡散層を一体化することもできる。具体的には、第1変形例として、MEGA16に代えて、ガス拡散層として用いるカーボンシートのみを、セパレータ本体14に一体化しても良い。また、多孔質体層として用いる種々のシート状の部材を、セパレータ本体14に一体化してもよい。
第1変形例により得られる、積層部材とガスケットとをセパレータに一体化したもの(つまり積層部材ガスケット一体型セパレータ)と、膜電極接合体とを、交互に重ねることにより、燃料電池スタックを構成することができる。なお、この変形例は、図3におけるMEGA16を、カーボンシート等に交換することにより、実施の形態1と同様の製造方法により製造することができる。
(第2変形例)
図7は、実施の形態1の第2変形例にかかる製造方法を示す図である。第2変形例の製造方法では、実施の形態1の製造方法と同様の工程を経て、MEAガスケット一体型セパレータ112を作成する。但し、MEAガスケット一体型セパレータ112のガスケット118が、実施の形態1のガスケット18に比して若干大きめに(図7の紙面右方に長めに)なるように、金型50の凹部54のサイズを変更しておく。その後、第2変形例の製造方法では、図7(b)に示すように、セパレータ本体14の縁部180を、ガスケット118の端部182ごと切断する。これにより、セパレータ本体14の端面とガスケット118の端面とを精度良く揃えることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、MEAガスケット一体型セパレータについて述べた。実施の形態2では、MEAは一体化されておらずガスケットとセパレータ本体が一体化された構成(以下、「ガスケット付セパレータ」と称す)を述べる。なお、実施の形態2では構成や製造方法について図示を省略し、実施の形態1の図面を適宜参照しながら説明する。
実施の形態2の構成は、図2に示したMEAガスケット一体型セパレータ12からMEGA16を除いたものと同じである。このような構成によっても、実施の形態1と同様に、燃料電池スタック形成時に、隣り合うセパレータ間のショートを防止することができる。燃料電池スタックを構成する際には、実施の形態2にかかるガスケット付セパレータと、MEGA16とを、交互に積み重ねながら積層する。
図8を用いて、実施の形態2の製造方法について述べる。実施の形態2では、図8の金型150に、ガスケットの形状に対応させた凹部154を形成しておく。凹部154を有する金型150と金型60とにより、実施の形態1と同様にセパレータ本体14の縁を挟持して、当該凹部154が生じさせる空間170にシール材料を注入する。なお、ガスケットの形成位置に対応する凹部を設ける技術は、特開2002−231264号公報にも記載されており、新規な事項ではないため、ここでは説明を省略する。
その後、シール材料注入の際に教示されていたセパレータ本体14の縁の部分を、実施の形態1の図5、6で述べたのと同様に、裁断する。これにより、隣り合うセパレータ間のショートを防止しつつ燃料電池スタックを構成可能な、ガスケット付セパレータを得ることができる。
なお、実施の形態2において、実施の形態1の変形例と同様に、セパレータ本体の縁部をガスケットの端部ごと切断してもよい。
本発明にかかる実施の形態1のMEAガスケット一体型セパレータを用いた、燃料電池スタックの斜視図である。 実施の形態1のMEAガスケット一体型セパレータの断面図である。 実施の形態1の製造方法を説明する図である。 実施の形態1の製造方法を説明する図である。 実施の形態1の製造方法を説明する図である。 実施の形態1の製造方法を説明する図である。 実施の形態1の変形例を示す図である。 実施の形態2の製造方法を説明する図である。 実施の形態1に対する比較例を示す図である。
符号の説明
10 燃料電池スタック
12、112 MEAガスケット一体型セパレータ
14 セパレータ本体
16 MEGA
18、118 ガスケット
50、60、150 金型
52 樹脂注入経路
54、154 凹部
70、170 空間
80、180 縁部
182 端部
212 比較例セパレータ
218 ガスケット

Claims (6)

  1. 燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材と、
    前記板材の表面の外周側部分に、該板材の端面と並んでその端面が位置するように一体化された、絶縁材料からなるガスケットと、
    を備えることを特徴とするガスケット付セパレータ。
  2. 請求項1に記載のガスケット付セパレータと、
    前記ガスケット付セパレータの前記ガスケットが一体化された側の面における該ガスケットの内側の領域に一体化され、燃料電池を構成するために前記板材に重ねて用いられる部材である積層部材と、
    を備えることを特徴とする、積層部材ガスケット一体型セパレータ。
  3. 燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材を準備する準備工程と、
    その外形が前記板材よりも小さく、燃料電池を構成するために該板材に重ねて用いられる部材である積層部材を準備する工程と、
    第1金型と第2金型が組み合わされてなり、該第1金型に、前記板材の外形よりも小さく、かつ前記積層部材の外形よりも大きな口径の凹部が設けられた金型を準備する工程と、
    前記第1金型、前記積層部材、前記板材、前記第2金型の順にそれらを重ね、該第1金型の前記凹部の側面と該積層部材の端面とを離間しつつ該板材と該積層部材とを前記第1、2金型に収納し、かつ、該凹部の縁と該第2金型とによって該板材の縁を挟持する収納工程と、
    前記収納工程により前記第1、2金型に前記板材および前記積層部材が収納されている状態で、該積層部材の端面と前記凹部の側面との間の空間にシール材料を注入することにより、該積層部材の外周を囲うようにガスケットを形成するガスケット作成工程と、
    前記ガスケット作成工程の後に、該ガスケット作成工程中に前記第1金型の前記凹部の縁と前記第2金型とによって挟持されていた前記板材の縁の部分を、該板材の端面と前記ガスケットの端面とが揃うように切断する端部除去工程と、
    を有することを特徴とする、積層部材ガスケット一体型セパレータの製造方法。
  4. 前記端部除去工程が、前記板材の前記ガスケット外周側において露出する部位を、該ガスケットの外周側の一部分とともに切断する工程であることを特徴とする請求項3に記載の積層部材ガスケット一体型セパレータの製造方法。
  5. 燃料電池セパレータとして用いるための導電性の板材を準備する工程と、
    前記板材の一方の面上に、該一方の面に設けられるガスケットに対応した位置に凹部を備える第1金型を配置し、該板材の他方の面上に第2金型を配置し、該第1金型と該第2金型とによって該板材の縁の部分を挟んだ状態で前記凹部にシール材料を注入することにより、該板材にガスケットを形成するガスケット作成工程と、
    前記ガスケット作成工程の後に、前記板材の端面と前記ガスケットの端面とが揃うように、該板材の縁の部分を切断する端部除去工程と、
    を有することを特徴とするガスケット付セパレータの製造方法。
  6. 前記端部除去工程が、前記板材の前記ガスケット外周側において露出する部位を、該ガスケットの外周側の一部分とともに切断する工程であることを特徴とする請求項5に記載のガスケット付セパレータの製造方法。
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