JP2009250664A - 斜面監視装置および斜面監視システム - Google Patents

斜面監視装置および斜面監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009250664A
JP2009250664A JP2008096039A JP2008096039A JP2009250664A JP 2009250664 A JP2009250664 A JP 2009250664A JP 2008096039 A JP2008096039 A JP 2008096039A JP 2008096039 A JP2008096039 A JP 2008096039A JP 2009250664 A JP2009250664 A JP 2009250664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
pillar
column
inclination angle
slope monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008096039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5118537B2 (ja
Inventor
Hayashi O
林 王
一郎 ▲瀬▼古
Ichiro Seko
Taro Uchimura
太郎 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Kaihatsu Corp
Original Assignee
Chuo Kaihatsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Kaihatsu Corp filed Critical Chuo Kaihatsu Corp
Priority to JP2008096039A priority Critical patent/JP5118537B2/ja
Publication of JP2009250664A publication Critical patent/JP2009250664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118537B2 publication Critical patent/JP5118537B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

【課題】 円弧滑り型などの各種の斜面崩壊を監視することができる斜面監視装置および斜面監視システムを提供する。
【解決手段】 斜面監視装置は、斜面Aに対して立った状態で互いに離れて設置される不動柱11および可動柱12を備え、不動柱11と可動柱12とがワイヤ13で連結されている。可動柱12は、ワイヤ13が上端部に固定される上部柱12Aと、上部柱12Aに設置されて、上部柱12Aの傾斜を検出する傾斜角センサ12Eと、下端部が斜面Aに埋設される下柱部12Bと、下柱部12Bに設置されて、下柱部12Bの傾斜を検出する傾斜角センサ12Dと、上部柱12Aが正逆両方向に動くように、上部柱12Aの下端と下柱部12Bの上端とを接続するヒンジ部12Cとを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、斜面の状態を監視する斜面監視装置と、この装置を用いて斜面崩壊を監視する斜面監視システムに関する。
斜面は山間部などに多数在り、雨季になると斜面崩壊が多発している。斜面崩壊の多くが表層崩壊である。こうした斜面崩壊による災害を防ぐために、斜面を監視して警報を出すシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。このシステムは、地表面に打ち込まれる検出装置を備えている。この検出装置は上部の杭と下部の杭とを備え、上部の杭と下部の杭とはスプリングを介在して連結されている。これにより、上部の杭が任意の方向に傾くことが可能である。さらに、検出装置が打ち込まれている地点とは異なる場所に、別の杭が打ち込まれている。そして、この杭と検出装置の上部の杭とがワイヤで連結されている。
検出装置の上部の杭には、傾斜センサを備える検出部が取り付けられている。傾斜センサは、上部の杭のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の3方向の変動を検出する。このとき、検出装置の上部の杭は、異なる場所に設置されている杭とワイヤで連結され、かつ、下部の杭に対してスプリングを介在して取り付けられているので、斜面の変位を検出装置が検出することになる。
特開2006−184278号公報
ところで、従来の検出装置を用いて斜面の変位を検出し、検出結果を基にして斜面の崩壊を監視する。一方、斜面の崩壊には、円弧滑り型の崩壊や表層滑り型の崩壊など各種のものがある。従来の検出装置は、上部の杭の傾斜により、斜面の崩壊を監視する。このために、従来の検出装置では、下部の杭が傾斜しない場合の斜面崩壊、つまり、表層滑りの監視に用途が限定され、斜面の各種の崩壊までは監視することができない。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、円弧滑り型などの各種の斜面崩壊を監視することができる斜面監視装置および斜面監視システムを提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、斜面に対して立った状態で互いに離れて設置される第1の柱および第2の柱を備え、前記第1の柱と前記第2の柱とが連結具で連結されている斜面監視装置において、前記第2の柱は、前記連結具が上端部に固定される上柱部と、下端部が斜面に埋設される下柱部と、前記下柱部に設置されて、該下柱部の傾斜を検出する第1の検出部と、前記上柱部が正逆両方向に動くように、前記上柱部の下端と前記下柱部の上端とを接続する接続部と、を備えることを特徴とする斜面監視装置である。
請求項1の発明では、第2の柱は、連結具が上端部に固定される上柱部と、下端部が斜面に埋設される下柱部と、上柱部が正逆両方向に動くように、上柱部の下端と下柱部の上端とを接続する接続部とから成る。これにより、斜面の動きに応じて、第2の柱の上柱部と下柱部とが傾斜する。下柱部には第1の検出部が設置されているので、斜面の各種の崩壊に対応した下柱部の傾斜角が発生する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の斜面監視装置において、前記上柱部に設置されて、該上柱部の傾斜を検出する第2の検出部を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の斜面監視装置において、前記連結具を斜面に固定する固定具を、前記第1の柱の代わりに備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の斜面監視装置を少なくとも1つ用いた斜面監視システムであって、前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角であり、かつ、該斜面の動きに応じて該下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値を基にして、前記斜面の崩壊の種別を判定する処理装置を備える、ことを特徴とする斜面監視システムである。
請求項5の発明は、請求項2に記載の斜面監視装置を少なくとも1つ用いた斜面監視システムであって、前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角であり、かつ、該斜面の動きに応じて該下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値と、前記第2の検出部が検出した前記上柱部の傾斜角であり、かつ、前記斜面の動きに応じて該上柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値とを基にして、前記斜面の崩壊の種別を判定する処理装置を備える、ことを特徴とする斜面監視システムである。
請求項4および請求項5の発明では、この発明による斜面監視装置を利用している。システムの処理装置は、第1の検出部が検出した下柱部の傾斜角の正負の値、または、第1の検出部が検出した下柱部の傾斜角の正負の値と、第2の検出部が検出した上柱部の傾斜角の正負の値とを基にして、斜面の崩壊の種別を判定する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の斜面監視システムにおいて、前記処理装置は、前記第2の検出部が検出した前記上柱部の傾斜角と、前記連結具の固定点から前記接続部までの前記上柱部の長さと、前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角と、前記接続部から地表面までの前記下柱部の長さと、該連結具の長さとを基にして、前記第1の柱と前記第2の柱との間の距離を算出する、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の斜面監視システムにおいて、前記処理装置は、前記第1の柱と前記第2の柱との間の距離を算出した結果から、該第1の柱と該第2の柱との間の距離の変化を算出する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1の柱と第2の柱を斜面に設置して用いることにより、斜面の各種崩壊に対応した下柱部の傾斜角、特に、斜面の動きに応じて下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値を得ることができる。
請求項2の発明によれば、第1の柱と第2の柱を斜面に設置して用いることにより、斜面の各種崩壊に対応した上柱部および下柱部の傾斜角、特に、斜面の動きに応じて上柱部および下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値を得ることができる。
請求項3の発明によれば、第1の柱の代わりに、連結具を斜面に固定する固定具を用いるので、斜面監視装置の搬送時のほかに設置や、上柱部が変位しないように保持するなどの機能の維持が容易になる。
請求項4の発明によれば、斜面の各種崩壊に対応した下柱部の傾斜角の正負を基にして、斜面崩壊の種別を判定する。この結果、斜面崩壊の種別の情報を提供することができる。
請求項5の発明によれば、斜面の各種崩壊に対応した上柱部および下柱部の傾斜角の正負を基にして、斜面崩壊の種別を判定する。この結果、斜面崩壊の種別の情報を提供することができる。
請求項6の発明によれば、第1の柱と第2の柱との間の距離を算出するので、斜面の動きを把握することが可能になり、また、請求項7の発明によれば、第1の柱と第2の柱との間の距離の変化を算出するので、斜面の動きの速さ、つまり斜面崩壊の速さを把握することが可能になる。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態による斜面監視システムを図1に示す。この斜面監視システムでは監視センタが斜面監視サービスを提供する。斜面監視サービスは、斜面の状態を監視して監視結果や斜面崩壊の警報などを提供するものであり、この実施の形態では、斜面Aの崩壊を監視して、監視結果などを住宅Bの住人に提供する。図1の斜面監視システムは、斜面監視装置10〜10と、中継装置20と、監視センタに備えられている監視サーバ31、データサーバ32および管理端末33とを備えている。
斜面監視装置10〜10は、図2に示すように、斜面Aで監視を必要とする監視部分Aを監視するために、斜面Aに散在されて設置されている。斜面監視装置10は斜面Aの状態から崩壊を監視する。斜面監視装置10〜10は同じ構造であるので、以下では斜面監視装置10を代表例として説明する。斜面監視装置10は不動柱11と可動柱12とワイヤ13とを備えている。
斜面監視装置10の不動柱11は、斜面Aに対して不動点を形成する柱状体であり、図3に示すように、不動柱11の下端部が斜面Aに埋め込まれて、不動柱11は使用される。このとき、不動柱11が鉛直になるように、不動柱11が斜面Aに設置されている。
斜面監視装置10のワイヤ13としては、熱収縮率が小さいものであれば、金属製など各種のものがある。例えば、ワイヤ13として、熱収縮率が小さい合金でできたインバー線が利用される。ワイヤ13の一端部が不動柱11の先端部に固定され、他端部が可動柱12の先端部に固定されている。つまり、ワイヤ13は、不動柱11の先端部と可動柱12の先端部とを連結している。ワイヤ13の固定には、ワイヤ13を結び付ける、専用の取付け器具を用いるなど、各種の方法がある。斜面監視装置10を設置する際に、ワイヤ13は張った状態にされている。これにより、地表面のわずかな変位も可動柱12の傾斜として反映される。ワイヤ13が不動柱11に固定されている位置(以下、「ワイヤ固定位置」という)は、地表から距離Hの所である。
斜面監視装置10の可動柱12は、柱状体であるが、不動柱11とは異なる構造である。可動柱12の下端部が斜面Aに埋め込まれて、可動柱12が使用される。可動柱12は上柱部12Aと下柱部12Bとヒンジ部12Cとで構成されている。さらに、可動柱12は、図4(a)に示すように、傾斜を測定するための傾斜角センサ12D、12Eと、無線ユニット12Fと電源12Gを備えている。
可動柱12のヒンジ部12Cは、下柱部12Bに対して上柱部12Aを正逆両方向に傾斜するように、上柱部12Aを下柱部12Bに接続する。ヒンジ部12Cは、下柱部12Bに設けられている一対の保持板12Cを備えている。保持板12Cは、板面が互いに向き合うように、下柱部12Bに配置されている。保持板12Cの間には、上柱部12Aに設けられている突起部分12Cが配置されている。突起部分12Cの両側には、板状の壁面が形成されている。この壁面が保持板12Cと摺りあうように、突起部分12Cが配置されている。保持板12Cの一方から他方に向かって、棒状の軸部分12Cが設けられている。軸部分12Cは、保持板12Cと突起部分12Cとを貫通している。かつ、軸部分12Cの両端部は、外れないように、保持板12Cにそれぞれ固定されている。こうした構造により、上柱部12Aが下柱部12Bに対してX−Y平面を正逆両方向に傾斜することが可能になる。さらに、ヒンジ部12Cを取り囲むように、スプリング12Cが配置されている。スプリング12Cの両端部は、上柱部12Aの下端部および下柱部12Bの上端部にそれぞれ固定されている。
これにより、保持板12Cと突起部分12Cの側面とが摺り合って上柱部12Aは下柱部12Bに対して可動状態になっているが、通常はスプリング12Cにより、上柱部12Aが下柱部12Bに対して直線状に保持されている。斜面Aの変位でワイヤ13により上柱部12Aに力が加わると、上柱部12Aは、スプリング12Cの弾性に抗して、下柱部12Bに対して正逆両方向に傾斜する。
可動柱12の下柱部12Bは、図4(b)に示すように円筒体である。下柱部12Bの一端が塞がれ、他端には先に述べた一対の保持板12Cが設けられている。下柱部12Bの内壁面には傾斜角センサ12Dが設置されている。傾斜角センサ12Dは、下柱部12Bが傾斜した場合の傾斜角を、重力加速度を利用して検出している。傾斜角センサ12Dが検出した傾斜角を表す信号は、信号線12Dに送られる。信号線12Dは、ヒンジ部12Cの突起部分12Cを貫通して、上柱部12Aに至っている。そして、信号線12Dは無線ユニット12Fに接続されている。
可動柱12の上柱部12Aは、下柱部12Bと同様に円筒体である。上柱部12Aの一端が塞がれ、他端には先に述べた突起部分12Cが設けられている。上柱部12Aの内壁面には、傾斜角センサ12Dと同じ傾斜角センサ12Eが設置されている。傾斜角センサ12Eが検出した傾斜角を表す信号は、信号線12Eに送られる。信号線12Eは無線ユニット12Fに接続されている。
こうした可動柱12は先に述べたように斜面Aに設置される。このとき、不動柱11が斜面Aの監視部分Aの外側に位置するように、かつ、可動柱12が監視部分Aの内側に位置するように、不動柱11および可動柱12が設置される。このように設置された可動柱12では、図5(a)に示すように、ワイヤ13が固定されている位置であるワイヤ固定位置からヒンジ部12Cの軸部分12Cの中心までの間が、上柱部12Aの高さHである。また、ヒンジ部12Cの軸部分12Cの中心から地表面までの間が、下柱部12Bの高さHである。さらに、上柱部12Aが不動点つまり不動柱11と反対側に向かって傾斜した場合、傾斜角センサ12Eが計測した傾斜角Iが正(+)であり、上柱部12Aが不動点側つまり不動柱11に向かって傾斜した場合、図5(b)に示すように、傾斜角センサ12Eが計測した傾斜角Iが負(−)である。傾斜角Iは、鉛直方向Dと上柱部12Aの長手方向Dとが成す角度である。
同じようにして、図6(a)に示すように、下柱部12Bが不動点と反対側に向かってに傾斜した場合、傾斜角センサ12Dが計測した傾斜角Iが正(+)であり、下柱部12Bが不動点側に傾斜した場合、図6(b)に示すように、傾斜角センサ12Dが計測した傾斜角Iが負(−)である。傾斜角Iは、鉛直方向Dと下柱部12Bの長手方向Dとが成す角度である。
斜面監視装置10の無線ユニット12Fは、上柱部12Aの内部に設置されて、電源12Gから供給されるバッテリ電圧で動作する。無線ユニット12Fは、傾斜角センサ12D、12Eから傾斜角を表す信号を受け取ると、これらの信号を基にした検出信号を無線によって、中継装置20に送信する。検出信号は、斜面監視装置10〜10からの傾斜角I、Iを表す傾斜角と、斜面監視装置10〜10に付けられている識別番号とを含む。
中継装置20は、電波の送受信が良好な建物の屋上や鉄塔等に設置されている。中継装置20は、無線でデータを中継する装置であり、斜面監視装置10〜10から検出信号を受信すると、通信網NWを経て監視センタの監視サーバ31に検出信号を送信する。通信網NWは、携帯電話機などの携帯端末やパーソナルコンピュータなどを利用したデータの送受信を可能にする。通信網NWには、通信衛星を利用した衛星回線なども含まれる。
監視センタは各地域にある斜面、例えば斜面Aを監視し、監視結果や警報などを、斜面Aの近隣にある住宅Bの住人に連絡する。監視センタの監視サーバ31、データサーバ32および管理端末33は組織内LAN(Local Area Network)34によって相互にデータの送受信が可能な状態にある。
管理端末33は、監視サーバ31に監視対象を設定し、また、監視結果や警報などの送信先を監視サーバ31に設定するためのコンピュータである。この実施の形態では、管理端末33から監視サーバ31に対して、斜面Aが監視対象として設定され、住宅Bを送信先として設定されている。また、管理端末33は、通信網NWおよび中継装置20を経て、斜面監視装置10〜10のパラメータ調整などの制御を行う。データサーバ32は、監視サーバ31が受信した斜面監視装置10〜10からの検出信号を、識別番号を用いて斜面監視装置毎に、長期間記録するためのコンピュータである。
監視サーバ31は斜面監視サービスを提供するコンピュータである。監視サーバ31は、中継装置20、通信網NWおよび組織内LAN34を経て、斜面監視装置10〜10から検出信号を受け取ると、斜面監視装置10〜10が設置されている斜面Aの変化をそれぞれ監視する。斜面監視装置10〜10は同じであるので、以下では斜面監視装置10を用いた監視について説明する。
監視サーバ31は、斜面監視装置10から検出信号を受信すると、この検出信号をデータサーバ32に送る。また、監視サーバ31は、検出信号を受信すると、地表面の変位計算処理をする。監視サーバ31は、変位計算処理により、不動柱11から可動柱12までの距離(以下、「杭間距離」という)を算出する。つまり、監視サーバ31は、斜面監視装置10から検出信号を受信すると、検出信号に含まれる、可動柱12の上柱部12Aの傾斜角Iと、下柱部12Bの傾斜角Iを抽出する。
この実施の形態では杭間距離を値λとする。また、図7に示すように、不動柱11および可動柱12の位置に応じた次の値がある。
a.上柱部12Aのワイヤ固定位置から地表面までの鉛直距離C
b.上柱部12Aのワイヤ固定位置から下柱部12Bの埋設位置までの水平距離S
c.下柱部12Bの埋設位置から不動柱11の埋設位置までの鉛直距離E
d.下柱部12Bの埋設位置から不動柱11の埋設位置までの水平距離E
これらの値は、
杭間距離λ
上柱部12Aの傾斜角I
下柱部12Bの傾斜角I
ワイヤ13の長さL
を用い、さらに、先に述べた、
不動柱11のワイヤ固定位置から地表までの距離H
上柱部12Aの高さH
下柱部12Bの高さH
を用いて、次のように表される。
Figure 2009250664
Figure 2009250664
Figure 2009250664
Figure 2009250664
なお、値αは斜面Aの傾斜角度(ラジアン)であり、例えば斜面監視装置10を設置したときに、ワイヤ13の傾斜から求めることができる。
上記aの鉛直距離Cと上記cの鉛直距離Eから、図8に示すように、
e.不動柱11の埋設位置から可動柱12のワイヤ固定位置までの垂直距離E
が表される。この値は、式(3)の関係を用いると、
Figure 2009250664
である。
上記eの垂直距離Eと、先に述べた、不動柱11のワイヤ固定位置から埋設位置までの距離Hとにより、
f.不動柱11のワイヤ固定位置から可動柱12のワイヤ固定位置までの垂直距離E
が表される。この値は、図9に示すように、式(5)の関係を用いると、
Figure 2009250664
である。また、上記dの水平距離Eと、上記bの水平距離Sの値を基にして、
g.不動柱11の埋設位置から可動柱12のワイヤ固定位置までの水平距離E
が表される。この値は、
Figure 2009250664
である。そして、ワイヤ13の長さLと、上記fの垂直距離Eと、上記gの水平距離Eとから、
Figure 2009250664
の関係が成り立つ。この式(8)から、
Figure 2009250664
が導かれる。監視サーバ31は、この式(9)を用いて、杭間距離λを算出する。監視サーバ31は、算出した杭間距離λをデータサーバ32に記録する。
不動柱11と可動柱12とが図9に示す場合より離れて設置された場合、この実施の形態では次のようにする。つまり、図10に示すように、リング状やU字状のような形状をした支持具14Aを先端に備える支持部14で、ワイヤ13を支持する。これにより、ワイヤ13が長くなっても、ワイヤ13の自重による垂れ下がりにより、可動柱12の上柱部12Aが不動点側に傾斜することを防止する。
また、監視サーバ31は、変位計算処理により、図11に示すように、不動柱11と可動柱12との距離の変化量である、杭間距離λの変化dλ(以下、「杭間の変化dλ」という)を算出する。つまり、監視サーバ31は、杭間距離λを算出すると、式(9)を用いて、
Figure 2009250664
の計算と、
Figure 2009250664
の計算とを行う。この後、監視サーバ31は、式(10)で求めた値と、式(11)で求めた値とから、
Figure 2009250664
の式を用いて杭間の変化dλを算出する。監視サーバ31は、式(12)で算出した杭間の変化dλをデータサーバ32に記録する。
監視サーバ31は、斜面監視装置10から検出信号を受信すると、崩壊パターン判定処理をする。監視サーバ31は、崩壊パターン判定処理により、斜面Aの崩壊パターンを判定する。崩壊パターン判定処理で監視サーバ31は、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIの正負を調べる。そして、傾斜角Iおよび傾斜角Iが、
dI<0
dI<0
の両方を満たす場合に、監視サーバ31は「円弧滑り型の崩壊」と判定する。この円弧滑り型の崩壊は、図12に示すように、斜面Aが円弧状に崩壊する。斜面Aの斜面部分Aが円弧状に崩壊することにより、可動柱12の下柱部12Bは円弧方向101に移動し、かつ、上柱部12Aがワイヤ13で引っ張られている。この結果、上柱部12Aと下柱部12Bは、不動点側に傾斜することになる。こうした状態が、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIに反映される。監視サーバ31は、円弧滑り型の崩壊を判定すると、判定結果をデータサーバ32に記録する。
また、傾斜角Iおよび傾斜角Iが、
dI<0
dI=0
の両方を満たす場合に、監視サーバ31は「表層滑り型の崩壊」と判定する。この表層滑り型の崩壊は、図13に示すように、斜面Aの表層Aが崩壊する。斜面Aの表層Aが崩壊することにより、可動柱12の下柱部12Bは表層Aと共に鉛直な状態を保って表層滑り方向102に移動し、かつ、上柱部12Aがワイヤ13で引っ張られている。この結果、上柱部12Aは不動点側に傾斜し、下柱部12Bは鉛直状態を保って動くことになる。こうした状態が、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIに反映される。監視サーバ31は、表層滑り型の崩壊を判定すると、判定結果をデータサーバ32に記録する。
さらに、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIが、
dI<0
dI>0
の両方を満たす場合に、監視サーバ31は「崩落・転倒型の崩壊」と判定する。この崩落・転倒型の崩壊は、図14に示すように、斜面Aの斜面部分Aが崩れ落ちる。斜面Aの斜面部分Aが崩れ落ちることにより、可動柱12の下柱部12Bは斜面部分Aと共に崩落方向103に転倒し、かつ、上柱部12Aがワイヤ13で引っ張られている。この結果、上柱部12Aは不動点側に傾斜し、下柱部12Bは不動点と反対側に向かって傾斜することになる。こうした状態が、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIに反映される。監視サーバ31は、崩落・転倒型の崩壊を判定すると、判定結果をデータサーバ32に記録する。
なお、可動柱12を鉛直に設置した場合の傾斜角Iおよび傾斜角Iの初期値がゼロであれば、傾斜角Iの変化分dIおよび傾斜角Iの変化分dIの代わりに、傾斜角Iの正負および傾斜角Iの正負を用いることができる。また、傾斜角Iの変化分dIの正負にかかわらず、傾斜角Iの変化分dIの負、正の値に応じて、「円弧滑り型の崩壊」、「崩落・転倒型の崩壊」を判定してもよい。この場合には、傾斜角センサ12Eの設置を不要にすることもできる。
監視サーバ31は、こうした変位計算処理や崩壊パターン判定処理を、斜面監視装置10から得た検出信号について行い、処理結果をデータサーバ32に記録する。同じようにして、監視サーバ31は残りの斜面監視装置についても同様の処理を行い、処理結果をデータサーバ32に記録する。監視サーバ31は、データサーバ32に記録している、斜面監視装置10〜10の処理結果を用いて、斜面Aの各変位の様子から、斜面Aの全体の状態を把握する。そして、監視サーバ31は、斜面Aの全体の状態を定期的に住宅Bに報告する。
また、監視サーバ31は、変位計算処理や崩壊パターン判定処理で得た、斜面監視装置10〜10の各処理結果である杭間距離λおよび杭間の変化dλと、あらかじめ設定されている警報基準とを比較し、処理結果が警報基準を超えると、崩壊パターン判定処理で得た崩壊パターンによる崩壊の危険性を知らせる警報を、通信網NWを経由して住宅Bに出す。なお、警報基準は、管理端末33によって、あらかじめ監視サーバ31に設定されている値である。
次に、この実施の形態を用いた斜面監視について説明する。斜面Aを監視する場合、監視センタの職員は斜面Aに斜面監視装置10〜10を設置する。例えば斜面監視装置10を設置する場合、不動柱11を鉛直にして、斜面Aで監視を必要とする監視部分Aの外側に、不動柱11の下端部を埋設する。また、監視部分Aの内側に、可動柱12を鉛直にして下柱部12Bの下端部を埋設する。そして、可動柱12の上柱部12Aの上端部と不動柱11の上端部とを連結するように、かつ、斜面Aに対して平行になるように、張った状態でワイヤ13を不動柱11と可動柱12に固定する。残りの斜面監視装置も同様にして斜面Aに設置する。
こうして、斜面監視装置10〜10の設置が終了すると、監視サーバ31は斜面監視装置10〜10から検出信号を受信する。監視サーバ31は、各検出信号に対して変位計算処理や崩壊パターン判定処理を行い、斜面Aを監視する。監視サーバ31は、斜面監視装置10〜10の処理結果から、斜面Aの全体の状態を把握して、定期的に住宅Bに報告する。また、変位計算処理や崩壊パターン判定処理で得た、斜面監視装置10〜10の各処理結果である杭間距離λや杭間の変化dλが警報基準を超えると、監視サーバ31は、崩壊パターン判定処理で得た崩壊パターンによる崩壊の危険性を知らせるための警報を、通信網NWを経由して住宅Bに出す。
こうして、この実施の形態により、可動柱の上柱部の傾斜と下柱部の傾斜とを調べることにより、杭間距離λや杭間の変化dλを監視すると共に、斜面Aの円弧滑り型の崩壊、表層滑り型の崩壊および崩落・転倒型の崩壊を監視することができる。また、この実施の形態により、崩壊の種別を含む警報を住宅Bに送るので、住宅Bでは、崩壊に応じた対策を行うことを可能にする。
(実施の形態2)
この実施の形態では、実施の形態1で行った、杭間の変化dλの算出を次のようにしている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。杭間の変化dλを算出する際に、上柱部12Aの傾斜角Iと下柱部12Bの傾斜角Iとが次の条件を満たす場合、つまり、斜面Aの変位がわずかである場合がある。
〜0(傾斜角Iが小さな値)
〜0(傾斜角Iが小さな値)
この場合には、実施の形態1の式(10)の代わりに、
Figure 2009250664
の関係が成り立ち、実施の形態1の式(11)の代わりに、
Figure 2009250664
の関係が成り立つ。監視サーバ31は、式(13)で求めた値と、式(14)で求めた値とから、実施の形態1で用いた式(12)を用いて杭間の変化dλを算出する。
この実施の形態によれば、杭間の変化dλの算出を簡略化することができ、監視サーバ31の負担を軽減することができる。
(実施の形態3)
この実施の形態では、実施の形態2で行った、杭間の変化dλの算出を次のようにしている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。杭間の変化dλを算出する際に、上柱部12Aの傾斜角Iと下柱部12Bの傾斜角Iとが、
〜0(傾斜角Iが小さな値)
〜0(傾斜角Iが小さな値)
の条件を満たし、かつ、次の条件を満たす場合がある。
Figure 2009250664
この場合には、式(13)の代わりに、
Figure 2009250664
の関係が成り立ち、式(14)の代わりに、
Figure 2009250664
の関係が成り立つ。監視サーバ31は、式(16)で求めた値と、式(17)で求めた値とから、実施の形態1で用いた式(12)を用いて杭間の変化dλを算出する。つまり、監視サーバ31は、
Figure 2009250664
の式を用いて杭間の変化dλを算出する。
この実施の形態によれば、杭間の変化dλの算出をさらに簡略化することができ、監視サーバ31の負担を軽減することができる。
(実施の形態4)
この実施の形態では、実施の形態1〜3の不動柱11の代わりに、図15に示すように、固定具15を用いる。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。固定具15は、斜面Aの地表面の近傍にワイヤ13を固定している。この実施の形態によれば、監視サーバ31は、実施の形態1の変位計算処理で、
Figure 2009250664
として、杭間距離λと杭間の変化dλとを算出する。
また、実施の形態3と同じように、杭間の変化dλを算出する際に、上柱部12Aの傾斜角Iと下柱部12Bの傾斜角Iとが、
〜0(傾斜角Iが小さな値)
〜0(傾斜角Iが小さな値)
の条件を満たす場合、
Figure 2009250664
Figure 2009250664
が成り立つ。監視サーバ31は、式(20)で求めた値と、式(21)で求めた値とから、実施の形態1で用いた式(12)を用いて杭間の変化dλを算出する。
この実施の形態によれば、杭間の変化dλの算出を簡略化することができ、監視サーバ31の負担を軽減することができる。また、この実施の形態によれば、長尺の不動柱11を不要にするので、斜面監視装置10の搬送を容易にすることができる。さらに、この実施の形態によれば、不動柱11を鉛直に設置するための作業を不要にして、作業性の向上を可能にする。
以上、この発明の各実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は各実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、各実施の形態では、通信網NWを経て警報を住宅Bの住人に送信したが、住宅Bがある地区を管理する管理者に送信するなど、各種の通報の形態がある。
実施の形態1による斜面監視システムを示す基本構成図である。 斜面監視装置の配置の様子を示す図である。 斜面監視装置を示す基本構成図である。 可動柱を示す図であり、図4(a)は可動部を示す斜視図、図4(b)は可動柱の断面図である。 可動柱の上柱部の傾斜角を説明する図である。 可動柱の下柱部の傾斜角を説明する図である。 杭間距離の計算を説明する図である。 杭間距離の計算を説明する図である。 杭間距離の計算を説明する図である。 不動柱と可動柱との距離が長い場合の様子を示す図である。 杭間の変化の計算を説明する図である。 円弧滑り型の崩壊を説明する図である。 表層滑り型の崩壊を説明する図である。 崩落・転倒型の崩壊を説明する図である。 実施の形態4による斜面監視装置を示す基本構成図である。
符号の説明
10〜10 斜面監視装置
11 不動柱(第1の柱)
12 可動柱(第2の柱)
12A 上柱部
12B 下柱部
12C ヒンジ部(接続部)
12D 傾斜角センサ(第1の検出部)
12E 傾斜角センサ(第2の検出部)
13 ワイヤ(連結具)
20 中継装置
31 監視サーバ(処理装置)
32 データサーバ
33 管理端末

Claims (7)

  1. 斜面に対して立った状態で互いに離れて設置される第1の柱および第2の柱を備え、前記第1の柱と前記第2の柱とが連結具で連結されている斜面監視装置において、
    前記第2の柱は、
    前記連結具が上端部に固定される上柱部と、
    下端部が斜面に埋設される下柱部と、
    前記下柱部に設置されて、該下柱部の傾斜を検出する第1の検出部と、
    前記上柱部が正逆両方向に動くように、前記上柱部の下端と前記下柱部の上端とを接続する接続部と、
    を備えることを特徴とする斜面監視装置。
  2. 前記上柱部に設置されて、該上柱部の傾斜を検出する第2の検出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の斜面監視装置。
  3. 前記連結具を斜面に固定する固定具を、前記第1の柱の代わりに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の斜面監視装置。
  4. 請求項1に記載の斜面監視装置を少なくとも1つ用いた斜面監視システムであって、
    前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角であり、かつ、該斜面の動きに応じて該下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値を基にして、前記斜面の崩壊の種別を判定する処理装置を備える、
    ことを特徴とする斜面監視システム。
  5. 請求項2に記載の斜面監視装置を少なくとも1つ用いた斜面監視システムであって、
    前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角であり、かつ、該斜面の動きに応じて該下柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値と、前記第2の検出部が検出した前記上柱部の傾斜角であり、かつ、前記斜面の動きに応じて該上柱部が動く正逆の方向に対応した傾斜角の正負の値とを基にして、前記斜面の崩壊の種別を判定する処理装置を備える、
    ことを特徴とする斜面監視システム。
  6. 前記処理装置は、前記第2の検出部が検出した前記上柱部の傾斜角と、前記連結具の固定点から前記接続部までの前記上柱部の長さと、前記第1の検出部が検出した前記下柱部の傾斜角と、前記接続部から地表面までの前記下柱部の長さと、該連結具の長さとを基にして、前記第1の柱と前記第2の柱との間の距離を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の斜面監視システム。
  7. 前記処理装置は、前記第1の柱と前記第2の柱との間の距離を算出した結果から、該第1の柱と該第2の柱との間の距離の変化を算出する、ことを特徴とする請求項6に記載の斜面監視システム。
JP2008096039A 2008-04-02 2008-04-02 斜面監視装置および斜面監視システム Active JP5118537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008096039A JP5118537B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 斜面監視装置および斜面監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008096039A JP5118537B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 斜面監視装置および斜面監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009250664A true JP2009250664A (ja) 2009-10-29
JP5118537B2 JP5118537B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=41311549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008096039A Active JP5118537B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 斜面監視装置および斜面監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118537B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154708A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Chuo Kaihatsu Kk 斜面崩壊感知装置
CN103266588A (zh) * 2013-04-28 2013-08-28 青岛理工大学 利用位移监测测定边坡非圆弧滑移面的方法
CN109751951A (zh) * 2019-03-06 2019-05-14 湖南联智监测科技有限公司 一种边坡形变监测装置的安装装置
JP2020071194A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 西松建設株式会社 計測装置、計測システムおよび計測方法
CN112267496A (zh) * 2020-10-13 2021-01-26 中建海峡建设发展有限公司 一种公路高陡坡在线监测装置
CN112482448A (zh) * 2020-11-18 2021-03-12 国网山东省电力公司泰安供电公司 一种基坑液压支护监测机构
CN113356284A (zh) * 2021-06-23 2021-09-07 中国地质大学(武汉) 一种岩质边坡锁固段裂缝变形监测装置及布设方法
CN116070675A (zh) * 2023-03-06 2023-05-05 西南交通大学 边坡神经网络模型选取方法、装置、设备及可读存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184278A (ja) * 2004-11-30 2006-07-13 Sanko Denshi Kk 地滑り等の検出装置
JP2007225334A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 National Institute Of Occupation Safety & Health Japan 斜面崩壊予知システム
JP2007285989A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Wako Sokki:Kk 地滑りの計測方法及び計測装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184278A (ja) * 2004-11-30 2006-07-13 Sanko Denshi Kk 地滑り等の検出装置
JP2007225334A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 National Institute Of Occupation Safety & Health Japan 斜面崩壊予知システム
JP2007285989A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Wako Sokki:Kk 地滑りの計測方法及び計測装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154708A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Chuo Kaihatsu Kk 斜面崩壊感知装置
CN103266588A (zh) * 2013-04-28 2013-08-28 青岛理工大学 利用位移监测测定边坡非圆弧滑移面的方法
JP2020071194A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 西松建設株式会社 計測装置、計測システムおよび計測方法
JP7139220B2 (ja) 2018-11-02 2022-09-20 西松建設株式会社 計測装置、計測システムおよび計測方法
CN109751951A (zh) * 2019-03-06 2019-05-14 湖南联智监测科技有限公司 一种边坡形变监测装置的安装装置
CN109751951B (zh) * 2019-03-06 2024-01-30 湖南联智监测科技有限公司 一种边坡形变监测装置的安装装置
CN112267496A (zh) * 2020-10-13 2021-01-26 中建海峡建设发展有限公司 一种公路高陡坡在线监测装置
CN112482448A (zh) * 2020-11-18 2021-03-12 国网山东省电力公司泰安供电公司 一种基坑液压支护监测机构
CN113356284A (zh) * 2021-06-23 2021-09-07 中国地质大学(武汉) 一种岩质边坡锁固段裂缝变形监测装置及布设方法
CN116070675A (zh) * 2023-03-06 2023-05-05 西南交通大学 边坡神经网络模型选取方法、装置、设备及可读存储介质
CN116070675B (zh) * 2023-03-06 2023-06-09 西南交通大学 边坡神经网络模型选取方法、装置、设备及可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5118537B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5118537B2 (ja) 斜面監視装置および斜面監視システム
US10401169B2 (en) Enhanced power transmission tower condition monitoring system for overhead power systems
US20200284930A1 (en) Building integrity assessment system
JP4953430B2 (ja) ダムの外部変形評価方法、評価装置および評価プログラム
JP5156503B2 (ja) 計測システム並びに傾斜計
KR101457649B1 (ko) 비탈면 붕괴 사전 감지시스템
KR20100053830A (ko) 산사태 및 낙석 조기경보 시스템 및 방법
CN112789486B (zh) 具有自定位识别的力和倾斜度监视系统
JP5270232B2 (ja) 計測システム並びに傾斜計
JP2008215913A (ja) 落石危険度判定システム
KR20140042087A (ko) 지진 정보 감지 및 통보 시스템
JP6750915B1 (ja) 斜面変位量測定システム
JP2018004387A (ja) 傾斜監視システムおよび方法
JP6532016B2 (ja) 混雑測定システムおよび混雑測定方法
JP2007078602A (ja) 鉄塔材変位計測方法および鉄塔材変位計測装置
JP2020197082A (ja) 計測システム、計測方法および間隔決定方法
JP2007228478A (ja) 震災情報提供システム及び基地局装置
JP2008293056A (ja) 災害事前検知システム
JP2020057254A (ja) 盗難監視システム及びその監視方法
JP2016017325A (ja) 地震時早期利用再開支援システム及び地震時早期利用再開支援システム構築方法
JP5599349B2 (ja) 地盤監視システム
WO2018069897A1 (en) Measurement system and method for measuring displacements of a structure elements
JP4117258B2 (ja) 傾斜スイッチ型センサおよび異常傾斜検知通報システム
KR101044605B1 (ko) 위치기반 시스템을 이용한 장대교량 케이블 형상관리 시스템 및 그 방법
JP5027635B2 (ja) 斜面変動検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5118537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250