JP2009249072A - エレベータの行先階登録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、視覚障がい者及び目が不自由でない利用者の双方が利用する場合にも高い利便性を実現することができるエレベータの行先階登録装置を得る。
【解決手段】タッチパネルディスプレイに、エレベータのサービス階床に対応する行先釦を表示する表示制御部13と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が触れた行先釦を検出する釦検出部8と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が手書き入力した文字を検出する文字認識部9とを備える。そして、上記表示制御部13は、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、釦入力方式による行先階の入力が実施できないように、タッチパネルディスプレイの表示内容を変更する。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータ利用者が自分の行先階を登録するために使用するエレベータの行先階登録装置に関するものである。
エレベータの乗場や、昇降路内を昇降するかごには、エレベータ利用者が操作して自分の行先階を登録する行先階登録装置が設置されている。このような行先階登録装置では、その入力方式として、従来から機械的な押釦式のものが一般的に採用されている。
また、近年では、エレベータが設置されるビルの仕様や様々な客先要求等に対応するため、押釦式以外の入力方式を採用した行先階登録装置も数多く開発されている。例えば、行先階登録装置にタッチパネルディスプレイを採用することにより、サービス可能な階床をタッチパネルに釦表示させたものがある。このようなエレベータの行先階登録装置では、行先釦の表示方法や釦配置を自由に設定及び変更することができるため、ビルの仕様に合わせて柔軟に対応できるという利点がある。
また、従来技術として、行先階登録装置にタッチパネルディスプレイを採用するとともに、タップパネルに指やペンで直接手書き入力することによって、行先階を登録できるように構成したものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる行先階登録装置では、手書き入力によって行先階が登録されると、表示エリア内の所定の領域を点灯させて、行先階が登録されたことを利用者に対して報知している。
特開2004−277119号公報
特許文献1記載のものでは、例えば、視覚障がい者であっても自分の行先階を容易に登録できるといった利点がある。しかし、行先階の登録が手書き入力に限定されてしまうため、目が不自由でない利用者にとっては操作性が悪いという問題があった。目が不自由でない利用者は、階床数が多く行先釦を探す手間が掛かる場合であっても、一般に、手書き入力で行先階を登録するよりも釦操作によって行先階を登録する方に利便性を感じることが多い。このため、特許文献1記載のものは改善が必要であった。
また、エレベータのかご内に設置された行先階登録装置は、特に、複数の乗客が同時若しくは短時間に集中して利用することが多いため、視覚障がい者と目が不自由でない利用者との双方が不便なく利用するための対策を講じる必要があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、操作性に優れ、視覚障がい者及び目が不自由でない利用者の双方が利用する場合にも高い利便性を実現することができるエレベータの行先階登録装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの行先階登録装置は、タッチパネルディスプレイを用いることにより、行先階の入力方式として、エレベータ利用者に希望階床の行先釦に触れさせる釦入力方式と、手書き入力させる手書き入力方式との双方を採用したエレベータの行先階登録装置であって、タッチパネルディスプレイに、エレベータのサービス階床に対応する行先釦を表示する表示制御部と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が触れた行先釦を検出する釦検出部と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が手書き入力した文字を検出する文字認識部と、を備え、表示制御部は、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、釦入力方式による行先階の入力が行われないように、タッチパネルディスプレイの表示内容を変更するものである。
また、この発明に係るエレベータの行先階登録装置は、タッチパネルディスプレイを用いることにより、行先階の入力方式として、エレベータ利用者に希望階床の行先釦に触れさせる釦入力方式と、手書き入力させる手書き入力方式との双方を採用したエレベータの行先階登録装置であって、タッチパネルディスプレイに、エレベータのサービス階床に対応する行先釦を表示する表示制御部と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が触れた行先釦を検出する釦検出部と、タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が手書き入力した文字を検出する文字認識部と、を備え、文字認識部は、タッチパネルディスプレイによる検出位置の軌跡から、不連続な部分を検出する不連続軌跡検出部と、不連続軌跡検出部によって検出された不連続部分の前後の検出位置に基づいて、文字入力している利用者が、不連続部分が検出された期間にタッチパネルディスプレイに触れた位置を推定する連続点推定部と、不連続部分、及び、連続点推定部による推定位置に基づいて、誰かが不連続部分が検出された期間にタッチパネルディスプレイに触れた位置であって、推定位置とは異なる他の接触位置を推定する接触位置推定部と、接触位置推定部によって推定された接触位置に基づいて、釦入力方式による行先階の入力の有無を判定する行先釦入力判定部と、を備えたものである。
この発明によれば、操作性に優れ、視覚障がい者及び目が不自由でない利用者の双方が利用する場合にも高い利便性を実現することができるようになる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はエレベータ装置の構成を示す図である。図1において、1はエレベータの運行制御全体を司る主制御装置、2はエレベータのかごに設けられた行先階登録装置、3はエレベータの乗場に設けられた行先階登録装置である。行先階登録装置2及び3は、エレベータの利用者がかご内或いは乗場で自分の希望する行先階を登録するために備えられたものであり、伝送ライン4及び5によって主制御装置1に接続されている。即ち、利用者が行先階登録装置2を操作することにより、利用者の希望する行先階に対応する行先呼びが、また、行先階登録装置3を操作することにより、その乗場に対応する乗場呼びと利用者の希望する行先階に対応の行先呼びとが、伝送ライン4或いは5を介して主制御装置1に送信される。
なお、上記行先階登録装置2及び3の基本的な構成は同じであるため、以下においては、行先階登録装置2の構成についてのみ具体的に説明し、行先階登録装置3についてはその説明を省略する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの行先階登録装置を示す構成図、図3は図2に示す行先階登録装置の画面例を示す図である。行先階登録装置2は、タッチパネルディスプレイを用いた情報の表示及び行先階の入力方式を採用し、例えば、入力部6、入力方式識別部7、釦検出部8、文字認識部9、管理階床変換データベース10、管理階床変換部11、登録制御部12、表示制御部13、表示部14を備えている。なお、行先階登録装置2は、行先階の入力方式として、タッチパネルディスプレイ上にサービス階床毎の釦(行先釦)を表示して、エレベータの利用者に自分の希望する階床の行先釦に触れさせる釦入力方式と、タッチパネルディスプレイ上に、希望する行先階を直接手書き入力させる手書き入力方式との双方を採用している。
入力部6は、エレベータ利用者が自分の希望する行先階を登録するために操作する部分であり、タッチパネルで構成される。また、表示部14は、利用者に対して所定の情報を表示する部分であり、液晶等のディスプレイで構成される。即ち、この入力部6と表示部14とが適切に重ねて配置されること等により、タッチパネルディスプレイが構成される。
入力方式識別部7は、行先階の入力方式を識別する機能を有する。即ち、入力方式識別部7は、入力部6からの情報に基づいて、利用者が釦入力方式によって行先階を入力したのか、或いは、手書き入力方式によって行先階を入力したのかを判断する。例えば、入力方式識別部7は、利用者が入力部6(タッチパネル)に触れた位置、触れていた時間、最初に触れてから連続して軌跡を描くか否か等の所定の条件に基づいて、その入力方式を識別する。
釦検出部8は、入力方式識別部7によって釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、入力部6からの情報に基づいて、利用者が入力した行先釦を検出する機能を有する。即ち、釦検出部8により、利用者が何階の行先釦を押した(何階の行先釦に触れた)のかが検出される。また、文字認識部9は、入力方式識別部7によって手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、入力部6からの情報に基づいて、手書き入力された文字を認識する機能を有する。即ち、文字認識部9により、利用者が何の文字や記号を入力したのかが検出される。
管理階床変換データベース10には、文字認識部9によって認識された文字情報を管理階床に変換するための情報が記憶されている。上記管理階床とは、エレベータがその建物のサービス階床を管理するために付与された情報である。即ち、管理階床変換部11は、管理階床変換データベース10内の情報に基づいて、文字認識部9によって認識された文字を管理階床に変換する。
登録制御部12は、エレベータ利用者が入力した行先階を呼び登録するための機能を有する。即ち、登録制御部12は、釦検出部8によって行先釦が検出された場合、又は、管理階床変換部11によって利用者が手書き入力した文字が管理階床に変換された場合に、対応の行先呼びを伝送ライン4を介して主制御装置1に送信する。
表示制御部13は、表示部14の表示を制御する機能を有する。図3は表示制御部13の機能によって表示部14に表示された画面例を示したものであり、エレベータが備えられた建物に、地下1階から9階の各階、屋上階(R)、4階及び5階の間の中間階(M4)にサービス階床がある場合を示している。
次に、図4乃至図12に基づき、上記構成を有するエレベータの行先階登録装置の具体的な動作とその操作方法とについて説明する。図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの行先階登録装置の動作を示すフローチャート、図5乃至図10は図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図、図11は管理階床変換データベースの構成例を示す図、図12は行先階登録装置から主制御装置に出力されるデータの構成例を示す図である。
行先階登録装置2では、通常時、表示制御部13により、エレベータの各サービス階床に対応する行先釦が表示部14に表示される。なお、ここでは図3に示す場合を例にとって説明する。
先ず、入力方式識別部7により、利用者が行先階を入力する操作を行ったか否かが判定される。具体的に、利用者が図5に示すように3階を表す行先釦を押した場合、入力方式識別部7は、入力部6からの情報に基づいて、利用者が釦入力方式による行先階の入力を行ったことを検出する(S101)。釦入力方式による行先階の入力が行われたことが検出されると、次に、釦検出部8によって利用者が押した(触れた)行先釦が検出され、登録制御部12によって、対応の行先呼びが主制御装置1に送信される(S102)。即ち、押された行先釦階が呼び登録される。
また、登録制御部12によって行先呼びが登録されると、表示制御部13は、図6に示すように、対応の行先釦の表示部分を点灯させ、呼び登録が行われたことを利用者に対して報知する。
一方、利用者が図7に示すようにタッチパネル上で指を動かした場合は、入力方式識別部7は、入力部6からの情報に基づいて、利用者が手書き入力方式によって行先階を入力していることを検出する(S103)。手書き入力方式による行先階の入力が検出されると、表示制御部13は、図8に示すように、表示部14に表示されていた各行先釦を消去し、手書き入力を行い易いように、また、他の利用者が行先釦を操作できないように、表示部14の表示を変更する(S104)。更に、S105において、釦検出部8による行先釦の検出機能が無効化される。したがって、S103において文字入力が検出されると、釦入力方式による行先階の入力は実施できなくなる。
なお、上記説明では、S105において各行先釦を画面上から消去したが、この消去の代わりに、或いは消去と共に、釦入力方式による行先階の入力が一時的に行えない旨を画面上に表示しても良い。また、図8では利用者がタッチパネルに触れた軌跡を画面上に表示する場合を示したが、この手書きの軌跡は表示しなくても良い。
そして、S106において手書き入力の終了が検出されると(図9参照)、文字認識部9によって手書き入力された文字の認識処理が行われる(S107、S108)。その後、文字認識部9によって認識された文字が管理階床に変換され(S109、S110)、登録制御部12によって、変換された管理階床による呼び登録が行われる(S111)。
また、S108で文字認識ができない場合、S110で管理階床に変換できない場合、S111で呼び登録が行われた場合は、S101に戻るため、各サービス階床に対応する行先釦を表示部14に表示し、釦検出部8による行先釦の検出機能を有効にする(S112、S113)。即ち、利用者が釦入力方式によって行先階を入力することができるように、表示部14の表示と行先釦の検出機能を元に戻す。なお、S105で行先釦が一時的に無効である旨を画面上に表示した場合は、S112において、この表示を消去する。
また、登録制御部12によって管理階床による呼び登録が行われると、表示制御部13は、図10に示すように、各サービス階床に対応する行先釦を表示部14に表示した後、対応の行先釦の表示部分を点灯させて、呼び登録が行われたことを利用者に対して報知する。
なお、図11は管理階床変換データベース10の構成例を示しており、例えば、管理階床に対して手書き入力の文字数と文字が表形式で定義されている。したがって、図4のS109では、管理階床変換部11が、S108で認識された文字をこの表に基づいて探し出し、管理階床に変換する。
また、図12は、図4のS111において、伝送ライン4を介して主制御装置1に送信されるデータの構成例を示している。図12に示すように、例えば、各管理階床の行先釦が押されたか否かを、ON/OFF=1/0の1bitとし、これを数階床分まとめたデータとして送信する。即ち、このようなデータ構成であれば、1Byteあたり8階床分のデータを送信することができる。
この発明の実施の形態1によれば、操作性に優れ、視覚障がい者及び目が不自由でない利用者の双方が利用する場合にも高い利便性を実現することができるエレベータの行先階登録装置を提供することが可能となる。
即ち、目が不自由ではない利用者は、従来通り、釦入力方式によって行先階を登録することができるため、操作性が損なわれることはない。また、視覚障がい者は、手書き入力により、自分の希望する行先階を容易に入力することができる。更に、視覚障がい者が手書き入力している間は、他の利用者が釦操作(釦入力方式によって行先階を登録)することができないように、表示部14の表示内容が制御され、行先釦の検出機能も停止される。このため、視覚障がい者と目が不自由でない利用者との双方が同時に利用して、双方或いは一方の行先階が認識されなくなるといった事態も防止できる。
また、手書き入力された文字を認識した後、この認識された文字を管理階床に変換して主制御装置1に送信するため、認識された文字コードを送信する場合に必要となる数Byteのデータ容量を、1階床あたり1bitに減らすことが可能である。更に、行先釦が押されたか否かの情報も同じフォーマットで送信することができるようになる。
また、入力部6としてタッチパネルを採用することにより、入力部6を無接点化でき、行先階登録装置2の長寿命化も期待できる。
実施の形態2.
図13はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの行先階登録装置の要部を示す構成図であり、文字認識部9の詳細を示したものである。なお、文字認識部9以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、具体的な説明は省略する。
実施の形態1では、入力方式識別部7によって手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、釦入力方式による行先階の入力が行われないように、表示部14の表示内容を変更し、行先釦の検出機能を停止する場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、手書き入力方式によって行先階が入力されている間も、釦入力方式による行先階の入力が行えるように構成する。
図13において、行先階登録装置2の文字認識部9は、手書き入力された文字を認識する機能と、手書き入力されている間に押された行先釦を検出する機能とを有し、例えば、不連続軌跡検出部15、連続点推定部16、接触位置推定部17、行先釦入力判定部18を備えている。
不連続軌跡検出部15は、入力部6による検出位置(入力部6(タッチパネル)が指等の接触を検出した位置)の軌跡から、不連続な部分(以下、「不連続点」ともいう)を検出する機能を有する。
また、連続点推定部16は、不連続軌跡検出部15によって不連続点が検出された場合に、その不連続点の直前及び直後の検出位置に基づいて、文字入力している利用者が、上記不連続点が検出された期間にタッチパネルに触れていた位置(以下、「連続点」ともいう)を推定する。
接触位置推定部17は、他の利用者等が、上記不連続点が検出された期間にタッチパネルに触れた位置であって、上記連続点とは異なる他の接触位置を推定する機能を有する。即ち、接触位置推定部17は、文字入力中に誰かがタッチパネルの他の部分に触れたために、上記不連続点が検出されたと判断し、上記接触位置を算出する。具体的には、この接触位置と連続点推定部16によって推定された連続点との中間点が不連続軌跡検出部15によって検出された不連続点であるとして、上記接触位置を算出する。
そして、行先釦入力判定部18は、接触位置推定部17によって推定された接触位置と、表示部14に表示された行先釦の位置とを比較して、手書き入力中に、釦入力方式による行先階の入力があったのか否かを判定する。
次に、図14乃至図19に基づき、上記構成を有するエレベータの行先階登録装置の具体的な動作とその操作方法について説明する。図14はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの行先階登録装置の動作を示すフローチャート、図15乃至図19は、図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。
図14において、S201乃至S203の動作は、上記S101乃至S103の動作と同様であるため、具体的な説明は省略する。S203において、入力方式識別部7によって手書き入力方式による行先階の入力が検出されると、文字認識部9は、不連続軌跡検出部15により、検出位置の軌跡に不連続な部分が存在するか否かを、文字入力が終了するまで繰り返し判定する(S204、S205)。
例えば、入力部6は、利用者の指が触れた位置を一定周期で検出する。かかる場合、利用者が手書き入力によって「3」の文字を入力すると、入力部6により、図15の黒丸で示すような検出位置が得られる。この時、他の利用者が、ある行先釦(例えば、1階を示す行先釦)の表示位置に触れると、入力部6は、「3」の文字を入力している利用者の指の位置と、1階の行先釦を押した利用者の指の位置との中間点を、検出位置として出力する(図15参照)。そして、1階の行先釦を押した利用者の指が離れると、入力部6は、「3」の文字を入力している利用者の指の位置を検出位置として出力する。即ち、「3」の文字を入力している利用者と1階の行先釦を押した利用者との双方の指がタッチパネルに触れている間は、検出位置がその前後の検出位置とずれてしまう。このため、不連続軌跡検出部15は、この期間の検出位置を不連続点として検出する。
S204において不連続点が検出されると、文字認識部9は、次に、連続点推定部16により、上記連続点の推定を行う。そして、連続点の推定を行った後、文字認識部9は、接触位置推定部17によって、他の利用者の押し位置(接触位置)を推定する(S206)。
上記連続点推定部16は、図16に示すように、不連続点の直前及び直後の検出位置に基づいて連続点を推定する。例えば、連続点推定部16は、前後の検出位置の中間点を連続点と推定する。そして、接触位置推定部17は、推定された連続点と他の利用者が触れた位置との中間点が検出位置であるとして、他の利用者の押し位置(接触位置)を推定する。
S206において他の利用者の押し位置が推定されると、文字認識部9は、行先釦入力判定部18により、推定された押し位置が、表示部14に表示された行先釦の有効範囲にあるか否かを判定する(S207)。即ち、利用者が、行先階を入力しようとしてタッチパネルに触れたものであるか否かを判定する。そして、上記推定された押し位置が、表示部14に表示された行先釦の有効範囲内にある場合は、推定された押し位置の行先釦を検出した後、登録制御部12によって、対応の行先呼びが主制御装置1に送信される(S208)。即ち、押された行先釦階が呼び登録される。
また、登録制御部12によって行先呼びが主制御装置1に送信されると、表示制御部13は、図17に示すように、対応の行先釦の表示部分を点灯させ、呼び登録が行われたことを利用者に対して報知する。
そして、S205において手書き入力の終了が検出されると、図18に示すように、上記推定された連続点も考慮して、文字認識部9による文字の認識処理が行われる(S209、S210)。その後、文字認識部9によって認識された文字が管理階床に変換され(S211、S212)、登録制御部12によって、変換された管理階床による呼び登録が行われる(S213)。
また、登録制御部12によって管理階床による呼び登録が行われると、表示制御部13は、図19に示すように、対応の行先釦の表示部分を点灯させて、呼び登録が行われたことを利用者に対して報知する。
次に、図20及び図21に基づき、上記不連続点の検出方法を具体的に説明する。図20及び図21は不連続点の検出方法を説明するための図であり、利用者が「4」を手書き入力している時に他の利用者が行先釦を押した場合を示している。なお、図20の矢印は手書き入力している利用者の指の軌跡であり、実線はタッチパネルに接触している時を、破線はタッチパネルから離して指を移動させている時を示している。
図20及び図21において、利用者がタッチパネルに触れると、入力部6からの情報は、図20に示すX軸及びY軸の位置データとして出力される。図21は、時間を横軸にして上記位置データを表したものである。利用者が「4」の文字を入力中、極僅かな時間(時間taからtbの間)に他の利用者が五角形マークの位置を押すと、この期間、入力部6は、白丸マークで示す位置を検出位置として出力する。したがって、図21に示すグラフは、時間ta及びtbで大きく跳ぶことになる。したがって、不連続軌跡検出部15は、入力部6の検出位置が瞬間的に所定距離を超えて移動したとして、不連続点を検出する。
これに対し、「4」の文字を書く場合等、文字入力の途中で一度タッチパネルから指を離す必要がある場合は、次に書き始める位置に指を移動させるために所定の時間(例えば、数msec乃至数sec)が必要となる。即ち、検出位置の軌跡に連続性がない場合であっても、その連続性がない部分の間に所定閾値以上の時間が経過している場合は、不連続軌跡検出部15はその部分を不連続部分として検出せず、入力している文字の続きであると認識する。なお、上記閾値は、文字を書く際に必要な指の移動に要する上記時間等に基づいて、適切に設定される。
かかる構成によれば、不連続軌跡検出部15による誤検出を確実に防止できる。
この発明の実施の形態2によれば、操作性に優れ、視覚障がい者及び目が不自由でない利用者の双方が利用する場合にも高い利便性を実現することができるエレベータの行先階登録装置を提供することが可能となる。特に、手書き入力方式によって行先階が入力されている間も、釦入力方式による行先階の入力を実施できるようになり、更に利便性が向上する。なお、このような構成は、かご内に設置された行先階登録装置等、短時間に多数の呼びを登録する必要がある場合に、特に有効な手段となる。
その他は、実施の形態1と同様の効果を奏する。
エレベータ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの行先階登録装置を示す構成図である。 図2に示す行先階登録装置の画面例を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの行先階登録装置の動作を示すフローチャートである。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図2に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 管理階床変換データベースの構成例を示す図である。 行先階登録装置から主制御装置に出力されるデータの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの行先階登録装置の要部を示す構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの行先階登録装置の動作を示すフローチャートである。 図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 図13に示す行先階登録装置の操作方法を説明するための図である。 不連続点の検出方法を説明するための図である。 不連続点の検出方法を説明するための図である。
符号の説明
1 主制御装置
2、3 行先階登録装置
4、5 伝送ライン
6 入力部
7 入力方式識別部
8 釦検出部
9 文字認識部
10 管理階床変換データベース
11 管理階床変換部
12 登録制御部
13 表示制御部
14 表示部
15 不連続軌跡検出部
16 連続点推定部
17 接触位置推定部
18 行先釦入力判定部

Claims (5)

  1. タッチパネルディスプレイを用いることにより、行先階の入力方式として、エレベータ利用者に希望階床の行先釦に触れさせる釦入力方式と、手書き入力させる手書き入力方式との双方を採用したエレベータの行先階登録装置であって、
    前記タッチパネルディスプレイに、エレベータのサービス階床に対応する行先釦を表示する表示制御部と、
    前記タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が触れた行先釦を検出する釦検出部と、
    前記タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が手書き入力した文字を検出する文字認識部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、釦入力方式による行先階の入力が行われないように、前記タッチパネルディスプレイの表示内容を変更することを特徴とするエレベータの行先階登録装置。
  2. 表示制御部は、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、タッチパネルディスプレイに表示されている行先釦を消去する、又は、前記タッチパネルディスプレイに、釦入力方式による行先階の入力が行えない旨を表示することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの行先階登録装置。
  3. 釦検出部は、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、行先釦の検出機能を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの行先階登録装置。
  4. タッチパネルディスプレイを用いることにより、行先階の入力方式として、エレベータ利用者に希望階床の行先釦に触れさせる釦入力方式と、手書き入力させる手書き入力方式との双方を採用したエレベータの行先階登録装置であって、
    前記タッチパネルディスプレイに、エレベータのサービス階床に対応する行先釦を表示する表示制御部と、
    前記タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、釦入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が触れた行先釦を検出する釦検出部と、
    前記タッチパネルディスプレイからの情報に基づいて、手書き入力方式による行先階の入力が検出された場合に、利用者が手書き入力した文字を検出する文字認識部と、
    を備え、
    前記文字認識部は、
    前記タッチパネルディスプレイによる検出位置の軌跡から、不連続な部分を検出する不連続軌跡検出部と、
    前記不連続軌跡検出部によって検出された不連続部分の前後の検出位置に基づいて、文字入力している利用者が、前記不連続部分が検出された期間に前記タッチパネルディスプレイに触れた位置を推定する連続点推定部と、
    前記不連続部分、及び、前記連続点推定部による推定位置に基づいて、誰かが前記不連続部分が検出された期間に前記タッチパネルディスプレイに触れた位置であって、前記推定位置とは異なる他の接触位置を推定する接触位置推定部と、
    前記接触位置推定部によって推定された前記接触位置に基づいて、釦入力方式による行先階の入力の有無を判定する行先釦入力判定部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの行先階登録装置。
  5. 不連続軌跡検出部は、検出位置の軌跡に連続性がない場合であっても、その連続性がない部分の間に所定閾値以上の時間が経過している場合は、不連続部分として検出しないことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの行先階登録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013051000A (ja) * 2012-12-11 2013-03-14 Sharp Corp 操作機器、その操作機器を備えた画像処理装置および操作方法
JP2013184791A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Toshiba Elevator Co Ltd 乗場行先階登録装置
JP2017007828A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 東芝エレベータ株式会社 エレベータの呼び登録装置

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