JP2009248811A - ハイブリッド車およびその制御方法 - Google Patents

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和也 土屋
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由浩 川島
Tomohiko Miyamoto
知彦 宮本
Yoshihiko Sasaki
芳彦 佐々木
Hiroshi Yoshida
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Abstract

【課題】複数の電動機に対する複数の平滑用コンデンサを備える車両において、短時間にシステム起動を完了する。
【解決手段】システム起動時には、エンジンを始動すると共に走行用の動力を出力する2つの前輪用モータや後輪用のモータに対する3つの平滑用コンデンサのうちの後輪用のモータに対する平滑用コンデンサだけを充電した状態でシステム起動を完了し、その後、2つの前輪用モータの逆起電圧とキャパシタ平均電圧との差分がいずれも閾値未満に至ったときに2つの前輪用モータに対するリレーをオンとして2つの前輪用モータの駆動準備を完了する。これにより、システム起動の完了を短時間に行なうことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車およびその制御方法に関し、詳しくは、走行用の動力を出力する内燃機関と走行用の動力を入出力する複数の電動機とこの複数の電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段とを備えるハイブリッド車およびこうしたハイブリッド車の制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、二つの走行用のモータの各々が平滑用コンデンサと昇圧コンバータとを介してバッテリに接続されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、各モータに対して個別に昇圧コンバータと平滑コンデンサとを設けることにより、各モータに対して個別に電力供給を行なうことができるようにしている。
また、走行用のモータのインバータとバッテリと接続するモータコネクタに並列に抵抗とプリチャージコネクタとを備え、モータコネクタをオンとする前にプリチャージコネクタをオンとしてインバータの平滑用コンデンサを充電するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−242371号公報 特開平9−19003号公報
複数の走行用のモータを備える車両をシステム起動するときに、各モータのインバータに取り付けられた複数の平滑用コンデンサの全てを充電すると、システム起動の完了に時間を要する場合がある。特に、レース用の車両では、システム起動をできる限り短時間に完了することができるのが望ましい。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、複数の電動機に対する複数の平滑用コンデンサを備える車両において、短時間にシステム起動を完了することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を入出力する複数の電動機と、該複数の電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車であって、
前記複数の電動機の各々の前記蓄電手段側への電気的な接続および接続の解除を行なう複数の電動機用リレーと、
前記複数の電動機用リレーより前記複数の電動機側に取り付けられた複数の平滑用コンデンサと、
システム起動時には、前記内燃機関を始動すると共に前記複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるよう該一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了し、該システム起動の完了後に前記複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が前記蓄電手段側に接続されるよう該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、システム起動時には、内燃機関を始動すると共に複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるようこの一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了する。これにより、システム起動を短時間に完了することができる。そして、システム起動の完了後に複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が蓄電手段側に接続されるよう未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する。これにより、未充電の平滑用コンデンサを充電して全ての電動機を駆動できる状態にすることができる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記制御手段は、走行に伴って前記未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機からの逆起電圧が前記蓄電手段の端子間電圧を含む所定電圧範囲内に至ったときに該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が該電動機に対応する電動機用リレーにより前記蓄電手段側に接続されるよう該電動機用リレーを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーの接続時に電圧が大きく異なることによる不都合、例えば突入電流が流れるなどの不都合を回避することができる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記蓄電手段の正極に接続されると共に前記複数の電動機側の各々の正極側端子に接続される正極用接続部材と、前記蓄電手段の負極に接続されると共に前記複数の電動機側の各々の負極側端子に接続される負極用接続部材と、前記蓄電手段の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を行なう電源用リレーと、を備え、前記複数の電動機用リレーは、前記複数の電動機の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を前記複数の電動機毎に行なうよう接続されてなる、ものとすることもできる。
こうした正極用接続部材と負極用接続部材とを備える態様の本発明のハイブリッド車において、抵抗とリレーとからなり、前記電源用リレーに対して並列に接続されてなるプリチャージ用リレー回路を備え、前記制御手段は、システム起動時には、前記プリチャージ用リレー回路におけるリレーをオンすることにより前記一部の平滑用コンデンサを充電する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、突入電流を生じることなく一部の平滑用コンデンサを充電することができる。
また、正極用接続部材と負極用接続部材とを備える態様の本発明のハイブリッド車において、前記電源用リレーは、前記蓄電手段の正極または負極の一方の電極と前記正極用接続部材および前記負極用接続部材のうち該一方の電極に接続される接続部材との接続と接続の解除を行なうリレーであり、前記電動機用リレーは、前記正極用接続部材および前記負極用接続部材のうち前記一方の電極に接続される接続部材とは異なる他方の接続部材と前記複数の電動機側の各々の正極側端子および負極側端子のうち前記他方の接続部材に接続される端子との接続と接続の解除を行なうリレーである、ものとすることもできる。こうすれば、正極用接続部材および負極用接続部材の双方に対する電気的な接続を解除することができるものに比して体格を小さくすることができ、小型化を図ることができる。しかも、システムオフ時には、電源用リレーと複数の電動機用リレーのすべてをオフとすることにより、蓄電手段と複数の電動機との完全な遮断を実現することができる。
さらに、正極用接続部材と負極用接続部材とを備える態様の本発明のハイブリッド車において、前記蓄電手段は複数のキャパシタであり、前記電源用リレーは前記複数のキャパシタの各々の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を行なう複数のリレーである、ものとすることもできる。こうすれば、複数のキャパシタのいずれかに異常が生じても異常が生じたキャパシタを切り離すことにより駆動を確保することができる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記内燃機関からの動力を変速して後輪側に伝達する変速機を備え、前記複数の電動機の1つは、前記変速機を介して前記後輪側に動力を出力する後輪用電動機であり、前記複数の電動機の1つは、前輪側に動力を出力する前輪用電動機であり、前記制御手段は、システム起動時には前記一部の平滑用コンデンサとして前記後輪用電動機に対応する平滑用コンデンサのみが充電されるよう制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車の制御方法は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を入出力する複数の電動機と、該複数の電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記複数の電動機の各々の前記蓄電手段側への電気的な接続および接続の解除を行なう複数の電動機用リレーと、前記複数の電動機用リレーより前記複数の電動機側に取り付けられた複数の平滑用コンデンサと、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
システム起動時には、前記内燃機関を始動すると共に前記複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるよう該一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了し、該システム起動の完了後に前記複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が前記蓄電手段側に接続されるよう該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド車の制御方法では、システム起動時には、内燃機関を始動すると共に複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるようこの一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了する。これにより、システム起動を短時間に完了することができる。そして、システム起動の完了後に複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が蓄電手段側に接続されるよう未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する。これにより、未充電の平滑用コンデンサを充電して全ての電動機を駆動できる状態にすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのレース用に開発されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、左右前輪29a,29bに取り付けられた二つの前輪用モータ24,26を有する前輪駆動系21と、エンジン32とエンジン32のクランクシャフト33にクラッチ33aを介して取り付けられたモータ36とからの動力をトランスミッション34とデファレンシャルギヤ38とを介して左右後輪39a,39bに出力する後輪駆動系31と、前輪用モータ24,26やモータ36と電力のやり取りを行なう二つのキャパシタ(第1キャパシタ,第2キャパシタ)50,51と、左右前輪29a,29bや左右後輪39a,39bに取り付けられたホイールシリンダ66a,66b,68a,68bに油圧を作用させることにより制動トルクを付与する電子制御式油圧ブレーキユニット(以下、「ECB」という。)60と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするメイン電子制御ユニット70とを備える。
前輪用モータ24,26は、同期発電電動機として構成された互いに同一のものであり、インバータ42,44およびジャンクボックス54を介して第1キャパシタ50および第2キャパシタ51と電力のやりとりを行なう。即ち、前輪用モータ24,26は、左右前輪29a,29bに対して制動力や駆動力を左右独立に分配して出力可能な動力ユニットとして機能する。前輪用モータ24,26は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という。)40により駆動制御を受けている。
モータ36は、発電機として作動することができると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ46およびジャンクボックス54を介して第1キャパシタ50および第2キャパシタ51と電力のやりとりを行なう。モータ36は、前輪用モータ24,26と同様に、モータECU40により駆動制御を受けている。モータECU40には、前輪用モータ24,26やモータ36を駆動制御するために必要な信号、例えば前輪用モータ24,26やモータ36の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ25,27,37からの信号や図示しない電流センサにより検出される前輪用モータ24,26やモータ36に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ42,44,46へのスイッチング制御信号が出力されている。インバータ42,44,46は、それぞれ6つのスイッチング素子と6つのダイオードとからなる周知のインバータ回路として構成されている。
第1キャパシタ50および第2キャパシタ51は、例えば電気二重層キャパシタとして構成されており、ジャンクボックス54を介してインバータ42,44,46に接続されている。
図2は、実施例のハイブリッド自動車20の電気系の構成の一例を示す構成図である。図示するように、ジャンクボックス54には、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子に接続されると共に前輪用モータ24,26やモータ36のインバータ42,44,46の正極側端子に接続され導電性材料(例えば銅)により形成された正極用バスバー54aと、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子に接続されると共に前輪用モータ24,26やモータ36のインバータ42,44,46の負極側端子に接続され導電性材料(例えば銅)により形成された負極用バスバー54bと、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在するリレー55、56と、リレー55をオンする際に突入電流を回避するためのリレー55に並列に接続されたリレー55aおよび抵抗55bと、負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在するリレー57a,58a,59aと、正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在するヒューズ57b,58b,59bと、が配置されている。このように、電源用のリレー55,55a,56については正極側に取り付け、モータ用のリレー57a,58a,59aについては負極側に取り付けることにより、全てのリレーをオフすることにより、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51と前輪用モータ24,26,モータ36とを完全に遮断することができる。また、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51には、端子間電圧を検出する電圧センサ50a,51aや充電電流を検出する電流センサ50b,51b,第1キャパシタ50および第2キャパシタ51自体の温度を検出する温度センサ50c、51cが取り付けられている。前輪用モータ24,26やモータ36のインバータ42,44,46の端子間には平滑用コンデンサ43,45,47が取り付けられており、平滑用コンデンサ43,45,47よりインバータ42,44,46側には端子間電圧を検出する電圧センサ42a,44a,46aやインバータ42,44,46への印加電流を検出する電流センサ42b,44b,46bが取り付けられている。各電圧センサ50a,51a,42a,44a,46aからの電圧Vc1,Vc2,Vcfr,Vcfl,Vcrや各電流センサ50b,51b,42b,44b,46bからの電流Ic1,Ic2,Ifr,Ifl,Ir,温度センサ50c,51cからの温度Tc1,Tc2は、モータECU40に入力されている。また、各リレー55,55a,56,57a,58a,59aはモータECU40からの駆動信号によりオンオフする。なお、モータECU40は、メイン電子制御ユニット70と通信しており、メイン電子制御ユニット70からの制御信号によって前輪用モータ24,26やモータ36を駆動制御すると共に必要に応じて前輪用モータ24,26やモータ36の運転状態に関するデータ,第1キャパシタ50や第2キャパシタ51の端子間電圧Vc1,Vc2,充電電流Ic1,Ic2,温度Tc1,Tc2,平滑用コンデンサ43,45,47の端子間電圧Vcfr,Vcfl,Vcr,インバータ42,44,46への印加電流Ifr,Ifl,Irなどをメイン電子制御ユニット70に出力する。また、モータECU40は、回転位置検出センサ25,27,37からの信号に基づいて前輪用モータ24,26やモータ36の回転数Nfl,Nfr,Nmも演算している。
エンジン32は、ガソリンまたは軽油等の炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン32の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するメイン電子制御ユニット70により燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受けている。
トランスミッション34は、例えば油圧駆動の6速の変速機として構成されており、ドライバーによるアップスイッチ81やダウンスイッチ82の操作に基づく信号を入力するメイン電子制御ユニット70によりアップシフトやダウンシフトが行なわれるよう変速制御される。
ECB60は、ブレーキペダル85の踏み込みにより加圧されるマスタシリンダ61と、マスタシリンダ61の圧力(ブレーキ踏力)に応じて車両に作用させるべき制動力のうちのECB60の分担割合に応じた制動トルクが左右前輪29a,29bや左右後輪39a,39bに作用するようにホイールシリンダ66a,66b,68a,68bへの油圧を調整するブレーキアクチュエータ64と、ブレーキアクチュエータ64を駆動制御するブレーキ用電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という。)62と、を備える。ブレーキECU62には、マスタシリンダ61に取り付けられたマスタシリンダ圧センサ61aにより検出されるマスタシリンダ圧(ブレーキ踏力Fb)や左右前輪29a,29bおよび左右後輪39a,39bに設けられた図示しない車輪速センサからの車輪速などが入力されており、ブレーキECU62からはブレーキアクチュエータ64への駆動信号が出力されている。ブレーキECU62は、メイン電子制御ユニット70と通信しており、メイン電子制御ユニット70からの制御信号によって左右前輪29a,29bや左右後輪39a,39bに制動トルクを作用させると共に必要に応じてECB60の状態に関するデータをメイン電子制御ユニット70に出力する。
メイン電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。メイン電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からイグニッション信号、ステアリングに取り付けられてトランスミッション34のアップシフトやダウンシフトを指示するアップスイッチ81やダウンスイッチ82からの信号、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなどが入力ポートを介して入力されている。メイン電子制御ユニット70は、上述したように、モータECU40やキャパシタECU52,ブレーキECU62と通信ポートを介して接続されており、モータECU40やブレーキECU62と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、アクセルペダル83の踏み込み量に応じてエンジン32の吸入空気量などを調整すると共に第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に蓄えられた電力を用いて前輪用モータ24,26やモータ36からトルク出力を行ない、ブレーキペダル85の踏み込み力(踏力)に応じたブレーキトルクをECB60と前輪用モータ24,26やモータ36とから出力し、前輪用モータ24,26,モータ36の回生トルクの出力により得られる回生電力を第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に蓄える。
次に、実施例のハイブリッド自動車20をシステム起動する際の動作について説明する。イグニッションスイッチ80がオンされると、メイン電子制御ユニット70のCPU72は、エンジン32を始動すると共にモータECU40にモータ36に対する平滑用コンデンサ47を充電するための制御信号をモータECU40に送信する。
図3は、モータ36に対する平滑用コンデンサ47を充電するための制御信号を受信したモータECU40が実行するプリチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンが実行されると、モータECU40は、モータ36に対するリレー57aとプリチャージ用リレー55aをオンとする(ステップS100)。そして、電圧センサ50aからの第1キャパシタ50の端子間電圧Vc1と電圧センサ46aからの平滑コンデンサ47の電圧Vcrを入力すると共に(ステップS110)、入力した第1キャパシタ50の端子間電圧Vc1と平滑用コンデンサ47の電圧Vcrとの差が閾値Vref1未満に至っているか否かを判定し(ステップS120)、第1キャパシタ50の端子間電圧Vc1と平滑コンデンサ47の電圧Vcrとの差が閾値Vref1未満に至るまでこうした入力処理と電圧差を閾値Vref1と比較する処理を繰り返す。ここで閾値Vref1は、平滑用コンデンサ47の充電がほぼ完了しているか否かを判定するための閾値であり、比較的小さな値を用いることができる。
第1キャパシタ50の端子間電圧Vc1と平滑コンデンサ47の電圧Vcrとの差が閾値Vref1未満に至ると、電源用のリレー55,56、即ち第1キャパシタ50と第2キャパシタ51に対応するリレー55,56をオンとすると共にプリチャージ用リレー55aをオフとして(ステップS130)、プリチャージ完了の制御信号をメイン電子制御ユニット70に送信して(ステップS140)、このルーチンを終了する。
プリチャージ完了の制御信号を受信したメイン電子制御ユニット70は、エンジン32の始動が完了しているときには直ちにシステム起動を完了し、エンジン22が始動していないときにはエンジン22の始動が完了するのを待ってシステム起動を完了し、走行を許可する。このとき、ハイブリッド自動車20は、前輪用モータ24,26に対する平滑用コンデンサ43,45は充電されていないため、前輪用モータ24,26は駆動することができないが、エンジン32からの動力とモータ36からの動力により走行することができる。
次に、システム起動を完了した後に前輪用モータ24,26を駆動できる状態にする際の動作について説明する。図4は、システム起動を完了した後に前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26を駆動できる状態とするためにモータECU40により実行される前輪用リレー接続制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンが実行されると、モータECU40は、回転位置検出センサ25,27からの信号に基づいて演算された前輪用モータ24,26の回転数Nfr,Nflや電圧センサ50a,51aからの第1キャパシタ50,第2キャパシタ51の電圧Vc1,Vc2を入力し(ステップS200)、第1キャパシタ50,第2キャパシタ51の電圧Vc1,Vc2の平均であるキャパシタ平均電圧Vcaveを計算すると共に(ステップS210)、回転数Nfr,Nflに基づいて前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlを求め(ステップS220)、求めた逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満であるか否かを判定し(ステップS230)、逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分の少なくとも一方が閾値Vref2以上のときには、ステップS200に戻り、ステップS200〜S230の処理を実行する。なお、平滑用コンデンサ43,45は、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlにより充電される。ここで、逆起電圧Vr,Vlは、予め実験などにより回転数Nfr,Nflと逆起電圧Vr,Vlとの関係を求めて逆起電圧導出用マップとしてモータECU40の図示しないROMに記憶しておき、回転数Nfr,Nflが与えられるとマップから対応する逆起電圧Vr,Vlを導出することにより求めるものとした。また、閾値Vref2は、リレー58a,59aをオンとしたときに前輪用モータ24,26側や第1キャパシタ50,第2キャパシタ51側に過大な電流が流れない程度の電圧として設定されるものであり、第1キャパシタ50,第2キャパシタ51やインバータ42,44などの性能などにより定めることができる。
そして、逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ると(ステップS230)、前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとし(ステップS240)、前輪用モータ24,26の駆動準備の完了の制御信号をメイン電子制御ユニット70に送信して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。なお、前輪用モータ24,26の駆動準備の完了の制御信号を受信したメイン電子制御ユニット70は、前輪用モータ24,26からの動力の入出力を開始する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電した状態でシステム起動を完了するから、前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47の全てを充電するまでシステム起動を完了しないものに比して、短時間にシステム起動を完了することができる。また、システム起動後に、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ったときに、前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26の駆動準備を完了するから、リレー58a,59aをオンとしたときに前輪用モータ24,26側や第1キャパシタ50,第2キャパシタ51側に過大な電流が流れることによる不都合を回避することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電した状態でシステム起動を完了し、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ったときに前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26の駆動準備を完了するものとしたが、リレー58a,59aに並列にプリチャージ用リレーと抵抗とからなるプリチャージ用回路を取り付け、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電した状態でシステム起動を完了し、その後、リレー58a,59aに並列に取り付けられたプリチャージ用回路のプリチャージ用リレーをオンとして前輪用モータ24,26に対する平滑用コンデンサ43,45を同時にあるいは順に充電して前輪用モータ24,26の駆動準備を完了するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電した状態でシステム起動を完了し、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ったときに前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26の駆動準備を完了するものとしたが、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちの前輪用モータ24,26に対する平滑用コンデンサ43,45を充電した状態でシステム起動を完了し、モータ36の逆起電圧とキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分が閾値Vref2未満に至ったときにモータ36に対するリレー57aをオンとしてモータ36の駆動準備を完了するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、前輪用モータ24,26,モータ36の3つのモータを第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に対して並列に接続するものとしたが、2つのモータを第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に対して並列に接続するものとしてもよく、4つ以上のモータを第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に対して並列に接続するものとしてもよい。また、実施例のハイブリッド自動車20では、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の2つのキャパシタを前輪用モータ24,26,モータ36に対して並列に接続するものとしたが、3つ以上のキャパシタを前輪用モータ24,26,モータ36に対して並列に接続するものとしてもよく、単一のキャパシタを前輪用モータ24,26,モータ36に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51を前輪用モータ24,26,モータ36に並列に接続するものとしたが、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に代えて二次電池を前輪用モータ24,26,モータ36に接続するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在するようリレー55,56を取り付けると共に負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在するようリレー57a,58a,59aを取り付けるものとしたが、負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在するようリレー55,56を取り付けると共に正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在するようリレー57a,58a,59aを取り付けるものとしてもよい。また、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在するようリレー55,56を取り付け、正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在するようリレー57a,58a,59aを取り付けるものとしてもよい。更に、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在するようリレー55,56を取り付け、正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在するようリレー57a,58a,59aを取り付けたり、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在するようリレー55,56を取り付け、負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在するようリレー57a,58a,59aを取り付けたりしてもよい。
実施例では、本発明を実施するための最良の形態としてハイブリッド自動車20に適用して説明したが、ハイブリッド自動車以外の車両の形態としてもよい。また、ハイブリッド車の制御方法の形態としても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン32が「内燃機関」に相当し、前輪用モータ24,26やモータ36が「複数の電動機」に相当し、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51が「蓄電手段」に相当し、リレー57a,58a,59aが「複数の電動機用リレー」に相当し、平滑用コンデンサ43,45,47が「複数の平滑用コンデンサ」に相当する。そして、システム起動時にはエンジン32を始動するメイン電子制御ユニット70と、リレー57a,プリチャージ用リレー55aをオンとして走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電してシステム起動を完了し、その後、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ったときに前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26の駆動準備を完了する図3のプリチャージ制御ルーチンと図4の前輪用リレー接続制御ルーチンとを実行するモータECU40と、が「制御手段」に相当する。また、正極用バスバー54aが「正極用接続部材」に相当し、負極用バスバー54bが「負極用接続部材」に相当し、リレー55,56が「電源用リレー」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「複数の電動機」としては、同期発電電動機として構成された前輪用モータ24,26やモータ36に限定されるものではなく、2つのモータや4つ以上のモータとしてもよく、モータの種類も同期発電電動機に限定されるものではない。「蓄電手段」としては、第1キャパシタ50および第2キャパシタ51に限定されるものではなく、単一のキャパシタとしたり、3つ以上のキャパシタとしたり、二次電池とするなど、複数の電動機と電力のやりとりが可能であれば如何なるものとしても構わない。「複数の電動機用リレー」としては、負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在するリレー57a,58a,59aに限定されるものではなく、正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在する3つのリレーとしたり、正極用バスバー54aと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと前輪用モータ24,26,モータ36のインバータ42,44,46の負極側端子とに介在する3つのリレーとするなど、複数の電動機の各々の蓄電手段側への電気的な接続および接続の解除を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「複数の平滑用コンデンサ」としては、平滑用コンデンサ43,45,47に限定されるものではなく、複数の電動機用リレーより複数の電動機側に取り付けられたものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、メイン電子制御ユニット70とモータECU40との組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、システム起動時には、エンジン32を始動すると共にリレー57a,プリチャージ用リレー55aをオンとして走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちのモータ36に対する平滑用コンデンサ47だけを充電してシステム起動を完了し、その後、前輪用モータ24,26の逆起電圧Vr,Vlとキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分がいずれも閾値Vref2未満に至ったときに前輪用モータ24,26に対するリレー58a,59aをオンとして前輪用モータ24,26の駆動準備を完了するものに限定されるものではなく、システム起動時には、エンジン22を始動すると共に走行用の動力を出力する前輪用モータ24,26,モータ36に対する平滑用コンデンサ43,45,47のうちの前輪用モータ24,26に対する平滑用コンデンサ43,45を充電した状態でシステム起動を完了し、モータ36の逆起電圧とキャパシタ平均電圧Vcaveとの差分が閾値Vref2未満に至ったときにモータ36に対するリレー57aをオンとしてモータ36の駆動準備を完了するものとするなど、システム起動時には、内燃機関を始動すると共に複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるようこの一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了し、システム起動の完了後に複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が蓄電手段側に接続されるよう未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。「正極用接続部材」としては、導電性材料により形成された正極用バスバー54aに限定されるものではなく、蓄電手段の正極に接続されると共に複数の電動機側の各々の正極側端子に接続されて導電性を有するものであれば如何なるものとしても構わない。「負極用接続部材」としては、導電性材料により形成された負極用バスバー54bに限定されるものではなく、蓄電手段の負極に接続されると共に複数の電動機側の各々の負極側端子に接続されて導電性を有するものであれば如何なるものとしても構わない。「電源用リレー」としては、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在するリレー55,56に限定されるものではなく、負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在する2つのリレーとしたり、正極用バスバー54aと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の正極側端子とに介在すると共に負極用バスバー54bと第1キャパシタ50および第2キャパシタ51の負極側端子とに介在する2つのリレーとするなど、蓄電手段の正極用接続部材および負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としてのレース用に開発されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド自動車20の電気系の構成の一例を示す構成図である。 モータECU40により実行されるプリチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータECU40により実行される前輪用リレー接続制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、21 前輪駆動系、24,26 前輪用モータ、25,27 回転位置検出センサ、29a,29b 前輪、31 後輪駆動系、32 エンジン、33 クランクシャフト、33a クラッチ、34 トランスミッション、36 モータ、37 回転位置検出センサ、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 後輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、42,44,46 インバータ、42a,44a,46a,50a,51a 電圧センサ、42b,44b,46b,50b,51b 電流センサ、43,45,47 平滑用コンデンサ、50 第1キャパシタ、51 第2キャパシタ、50c,51c 温度センサ、54 ジャンクボックス、55,55a,56,57a,58a,59a リレー、55b 抵抗、57b,58b,59b ヒューズ、60 電子制御式油圧ブレーキユニット(ECB)、61 マスタシリンダ、61a マスタシリンダ圧センサ、62 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、64 ブレーキアクチュエータ、66a,66b,68a,68b ホイールシリンダ、70 メイン電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 アップスイッチ、82 ダウンスイッチ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ。

Claims (8)

  1. 走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を入出力する複数の電動機と、該複数の電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車であって、
    前記複数の電動機の各々の前記蓄電手段側への電気的な接続および接続の解除を行なう複数の電動機用リレーと、
    前記複数の電動機用リレーより前記複数の電動機側に取り付けられた複数の平滑用コンデンサと、
    システム起動時には、前記内燃機関を始動すると共に前記複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるよう該一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了し、該システム起動の完了後に前記複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が前記蓄電手段側に接続されるよう該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド車。
  2. 前記制御手段は、走行に伴って前記未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機からの逆起電圧が前記蓄電手段の端子間電圧を含む所定電圧範囲内に至ったときに該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が該電動機に対応する電動機用リレーにより前記蓄電手段側に接続されるよう該電動機用リレーを制御する手段である請求項1記載のハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記蓄電手段の正極に接続されると共に前記複数の電動機側の各々の正極側端子に接続される正極用接続部材と、
    前記蓄電手段の負極に接続されると共に前記複数の電動機側の各々の負極側端子に接続される負極用接続部材と、
    前記蓄電手段の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を行なう電源用リレーと、
    を備え、
    前記複数の電動機用リレーは、前記複数の電動機の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を前記複数の電動機毎に行なうよう接続されてなる、
    ハイブリッド車。
  4. 請求項3記載のハイブリッド車であって、
    抵抗とリレーとからなり、前記電源用リレーに対して並列に接続されてなるプリチャージ用リレー回路を備え、
    前記制御手段は、システム起動時には、前記プリチャージ用リレー回路におけるリレーをオンすることにより前記一部の平滑用コンデンサを充電する手段である、
    ハイブリッド車。
  5. 請求項3または4記載のハイブリッド車であって、
    前記電源用リレーは、前記蓄電手段の正極または負極の一方の電極と前記正極用接続部材および前記負極用接続部材のうち該一方の電極に接続される接続部材との接続と接続の解除を行なうリレーであり、
    前記電動機用リレーは、前記正極用接続部材および前記負極用接続部材のうち前記一方の電極に接続される接続部材とは異なる他方の接続部材と前記複数の電動機側の各々の正極側端子および負極側端子のうち前記他方の接続部材に接続される端子との接続と接続の解除を行なうリレーである、
    ハイブリッド車。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1つの請求項に記載のハイブリッド車であって、
    前記蓄電手段は、複数のキャパシタであり、
    前記電源用リレーは、前記複数のキャパシタの各々の前記正極用接続部材および前記負極用接続部材への電気的な接続および接続の解除を行なう複数のリレーである、
    ハイブリッド車。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つの請求項に記載のハイブリッド車であって、
    前記内燃機関からの動力を変速して後輪側に伝達する変速機を備え、
    前記複数の電動機の1つは、前記変速機を介して前記後輪側に動力を出力する後輪用電動機であり、
    前記複数の電動機の1つは、前輪側に動力を出力する前輪用電動機であり、
    前記制御手段は、システム起動時には前記一部の平滑用コンデンサとして前記後輪用電動機に対応する平滑用コンデンサのみが充電されるよう制御する手段である、
    ハイブリッド車。
  8. 走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を入出力する複数の電動機と、該複数の電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記複数の電動機の各々の前記蓄電手段側への電気的な接続および接続の解除を行なう複数の電動機用リレーと、前記複数の電動機用リレーより前記複数の電動機側に取り付けられた複数の平滑用コンデンサと、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
    システム起動時には、前記内燃機関を始動すると共に前記複数の平滑用コンデンサのうちの一部の平滑用コンデンサのみが充電されるよう該一部の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御してシステム起動を完了し、該システム起動の完了後に前記複数の平滑用コンデンサのうち未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機が前記蓄電手段側に接続されるよう該未充電の平滑用コンデンサに対応する電動機用リレーを制御する、
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御方法。
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