JP2009246683A - 通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信装置に複数の通信端末を多重接続した場合であっても干渉の発生を防ぐことができる通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法を提供する。
【解決手段】通信装置と通信端末とを備える通信システムであって、前記通信装置は、前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信手段と、前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信手段とを備え、前記通信端末は、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】通信装置と通信端末とを備える通信システムであって、前記通信装置は、前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信手段と、前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信手段とを備え、前記通信端末は、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法に関する。
従来から、携帯電話機に用いられている無線通信システムでは、通信装置である基地局と、通信端末である携帯電話機との間で信号の送受信を行っている(特許文献1、特許文献2)。この無線通信システムでは、基地局から携帯電話機に送信する信号が、携帯電話機において所定の電力で受信されるように、基地局において信号の送信電力を制御している。
上記特許文献1には、通信路の変化に対して干渉電力を考慮して電力制御を行う技術が記載されている。また、上記特許文献2には、固有変数のフィルタを用いることで、非同期端末の干渉を考慮して電力制御を行う技術が記載されている。
特開2002−44017
特開2001−177506号公報
上記特許文献1には、通信路の変化に対して干渉電力を考慮して電力制御を行う技術が記載されている。また、上記特許文献2には、固有変数のフィルタを用いることで、非同期端末の干渉を考慮して電力制御を行う技術が記載されている。
しかしながら、電力線通信に用いられている有線通信システムでは、通信装置と各通信端末の間の線路特性(線路の分岐によるインピーダンスの不整合など)が異なるため、通信装置から送信された信号を各通信端末で受信する際の周波数領域における受信電力の減衰量に違いが生じるという問題があった。
また、通信端末から通信装置に信号を送信する場合にも同様に通信装置と通信端末の間の線路特性によって送信電力に減衰が生じ、通信装置が受信する信号の電力が一定にならず、通信端末から送信された信号を通信装置で正常に復号することができないという問題があった。
また、従来の技術では、通信路における周波数特性の影響を受けるため、通信装置に複数の通信端末を多重接続した場合に干渉が生じるという問題があった。
また、通信端末から通信装置に信号を送信する場合にも同様に通信装置と通信端末の間の線路特性によって送信電力に減衰が生じ、通信装置が受信する信号の電力が一定にならず、通信端末から送信された信号を通信装置で正常に復号することができないという問題があった。
また、従来の技術では、通信路における周波数特性の影響を受けるため、通信装置に複数の通信端末を多重接続した場合に干渉が生じるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信装置に複数の通信端末を多重接続した場合であっても干渉の発生を防ぐことができる通信端末から送信された信号を通信装置において正常に復号することができる通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、通信装置と通信端末とを備える通信システムであって、前記通信装置は、前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信手段と、前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信手段とを備え、前記通信端末は、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段とを備えることを特徴とする通信システムである。
また、請求項2に記載の発明の前記通信端末は、前記通信装置に送信する複数の信号を多重して前記第2の信号を生成する信号多重手段を更に備え、前記電力制御手段は、前記信号多重手段が生成した第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行うことを特徴とする通信システムである。
また、請求項3に記載の発明の前記第1の信号送信手段は、電力線通信を利用して前記通信端末に第1の信号を送信し、前記第2の信号送信手段は、電力線通信を利用して前記通信端末に第2の信号を送信することを特徴とする通信システムである。
また、請求項4に記載の発明の前記第1の信号送信手段は、前記通信端末に第1の信号を直交周波数分割多重方式により送信することを特徴とする通信システムである。
また、請求項5に記載の発明の前記第2の信号送信手段は、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を符号分割多重方式により前記通信装置に送信することを特徴とする通信システムである。
また、請求項6に記載の発明は、通信装置と通信する通信端末であって、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段とを備えることを特徴とする通信端末である。
また、請求項7に記載の発明は、通信装置と通信する通信端末のコンピュータを、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項8に記載の発明は、通信装置と通信端末とを用いた通信方法であって、前記通信装置は、前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信過程と、前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信過程とを実行し、前記通信端末は、前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信過程と、前記信号受信過程で受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出過程と、前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出過程で算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御過程と、前記電力制御過程で電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信過程とを実行することを特徴とする通信方法である。
本発明の通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法では、通信装置に複数の通信端末を多重接続した場合であっても干渉の発生を防ぐことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による通信システム100の概略構成図である。通信システム100は、マスタ10(通信装置)、スレーブ20−1〜20−3(通信端末)を備えている。
マスタ100とスレーブ20−1〜20−3とは、それぞれ電力線50により接続されており、相互に電力線通信によって信号の送受信を行うことができる。
なお、ここでは、通信システム100に3台のスレーブが接続されている場合について説明するが、スレーブの台数はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態による通信システム100の概略構成図である。通信システム100は、マスタ10(通信装置)、スレーブ20−1〜20−3(通信端末)を備えている。
マスタ100とスレーブ20−1〜20−3とは、それぞれ電力線50により接続されており、相互に電力線通信によって信号の送受信を行うことができる。
なお、ここでは、通信システム100に3台のスレーブが接続されている場合について説明するが、スレーブの台数はこれに限定されるものではない。
図2は、本発明の実施形態によるマスタ10とスレーブ20−1〜20−3との間の通信方式を示す図である。図2において、横軸は時間である。マスタ10とスレーブ20−1〜20−3とは時分割複信(TDD;Time Division Duplex)により通信する。つまり、図2に示すように、マスタ10からスレーブ20−1〜20−3に送信する信号a1と、スレーブ20−1〜20−3からマスタ10に送信する信号b1とが時間領域を交互に占有する。
図3は、本発明の実施形態による通信システム100の構成を示す概略ブロック図である。マスタ10は、データ生成部11、SP(Serial Parallel;直並列)変換部12、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)信号送信部13(第1の信号送信手段)、CDMA(Code Division Multiple Access;符号分割多元接続)信号受信部14(第2の信号受信手段)、データ取得部15を備えている。
スレーブ20−1は、OFDM信号受信部21(第1の信号受信手段)、データ取得部22、伝送路推定部23(逆特性算出手段)、CDMA信号送信部24、送信フィルタ部25(電力制御手段、第2の信号送信手段)を備えている。なお、スレーブ20−2、20−3は、スレーブ20−1と同様の構成を有するため、それらの説明を省略する。
データ生成部11は、マスタ10からスレーブ20−1〜20−3に送信する信号を生成し、その信号をSP変換部12に出力する。
SP変換部12は、データ生成部11から出力される信号を、シリアル信号からパラレル信号に変換して、OFDM信号送信部13に出力する。
OFDM信号送信部13は、SP変換部12から出力された信号をOFDM信号(第1の信号)として、電力線50を介して、スレーブ20−1〜20−3のOFDM信号受信部21に送信する。
SP変換部12は、データ生成部11から出力される信号を、シリアル信号からパラレル信号に変換して、OFDM信号送信部13に出力する。
OFDM信号送信部13は、SP変換部12から出力された信号をOFDM信号(第1の信号)として、電力線50を介して、スレーブ20−1〜20−3のOFDM信号受信部21に送信する。
CDMA信号受信部14は、電力線50を介して、スレーブ20−1〜20−3の送信フィルタ部25から送信されるCDMA信号(第2の信号)を受信し、その信号をデータ取得部15に出力する。
データ取得部15は、CDMA信号受信部14から出力される信号から、スレーブ20−1〜20−3が送信したデータを取得する。
データ取得部15は、CDMA信号受信部14から出力される信号から、スレーブ20−1〜20−3が送信したデータを取得する。
OFDM信号受信部21は、電力線50を介して、マスタ10のOFDM信号送信部13から送信されるOFDM信号を受信し、その信号をデータ取得部22と伝送路推定部23とに出力する。
データ取得部22は、OFDM信号受信部21から出力される信号から、マスタ10が送信したデータを取得する。
伝送路推定部23は、OFDM信号受信部21が出力する信号に基づいて、マスタ10とスレーブ20−1との間の電力線50の伝送路特性を推定する。また、伝送路推定部23は、OFDM信号受信部21が出力する信号の周波数特性の逆特性を算出し、送信フィルタ25に出力する。
データ取得部22は、OFDM信号受信部21から出力される信号から、マスタ10が送信したデータを取得する。
伝送路推定部23は、OFDM信号受信部21が出力する信号に基づいて、マスタ10とスレーブ20−1との間の電力線50の伝送路特性を推定する。また、伝送路推定部23は、OFDM信号受信部21が出力する信号の周波数特性の逆特性を算出し、送信フィルタ25に出力する。
CDMA信号送信部24は、スレーブ20−1からマスタ10に送信する信号を生成し、その信号を送信フィルタ25に出力する。
送信フィルタ部25は、伝送路推定部23から出力される周波数特性の逆特性に基づいて、CDMA信号送信部24から出力される信号に対して電力制御を行った後、電力線50を介して、マスタ10のCDMA信号受信部14に送信する。
送信フィルタ部25は、伝送路推定部23から出力される周波数特性の逆特性に基づいて、CDMA信号送信部24から出力される信号に対して電力制御を行った後、電力線50を介して、マスタ10のCDMA信号受信部14に送信する。
図4は、本発明の実施形態による通信システムの処理を示すシーケンス図である。なお、ここでは、マスタ10とスレーブ20−1との間の通信方法について説明するが、マスタ10とその他のスレーブとの間についても同様の通信方法を用いることができる。
始めに、マスタ10のOFDM信号送信部13は、データ生成部11で生成され、SP変換部12でSP変換されたOFDM信号(第1の信号)を、電力線50を介して、スレーブ20−1のOFDM信号受信部21に送信する(ステップS01)。
次に、スレーブ20−1のOFDM信号受信部21は、マスタ10のOFDM信号送信部13から送信されたOFDM信号を、電力線50を介して受信する(ステップS02)。
次に、スレーブ20−1の伝送路推定部23は、ステップS02でOFDM信号受信部21が受信したOFDM信号の周波数特性の逆特性を算出する(ステップS03)。
次に、スレーブ20−1の伝送路推定部23は、ステップS02でOFDM信号受信部21が受信したOFDM信号の周波数特性の逆特性を算出する(ステップS03)。
次に、スレーブ20−1の送信フィルタ部25は、スレーブ20−1からマスタ10に送信するCDMA信号(第2の信号)に対してステップS03で伝送路推定部23が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う(ステップS04)。
次に、スレーブ20−1の送信フィルタ部25は、ステップS04で電力制御を行ったCDMA信号を、電力線50を介して、マスタ10のCDMA信号受信部14に送信する(ステップS05)。
次に、スレーブ20−1の送信フィルタ部25は、ステップS04で電力制御を行ったCDMA信号を、電力線50を介して、マスタ10のCDMA信号受信部14に送信する(ステップS05)。
次に、マスタ10のCDMA信号受信部14は、電力線50を介して、スレーブ20−1からCDMA信号を受信する(ステップS06)。そして、マスタ10のデータ取得部15は、ステップS06でCDMA信号受信部14が受信したCDMA信号から、スレーブ20−1がマスタ10に送信したデータを取得する。
図5(a)〜図5(c)は、本発明の実施形態によるスレーブ20−1〜20−3のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示す図である。図5(a)〜図5(c)において、横軸は周波数であり、縦軸は電力である。
図5(a)はスレーブ20−1のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示しており、図5(b)はスレーブ20−2のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示しており、図5(c)はスレーブ20−3のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示している。
図5(a)〜図5(c)に示すように、スレーブ20−1〜20−3がマスタ10から受信する信号の周波数特性は、マスタ10と各スレーブとの距離や伝送路の違いによって異なる波形となっている。
図5(a)はスレーブ20−1のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示しており、図5(b)はスレーブ20−2のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示しており、図5(c)はスレーブ20−3のOFDM受信部21がマスタ10から受信する信号を示している。
図5(a)〜図5(c)に示すように、スレーブ20−1〜20−3がマスタ10から受信する信号の周波数特性は、マスタ10と各スレーブとの距離や伝送路の違いによって異なる波形となっている。
図6(a)〜図6(c)は、本発明の実施形態によるスレーブ20−1〜20−3の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示す図である。図6(a)〜図6(c)において、横軸は周波数であり、縦軸は電力である。
図6(a)はスレーブ20−1の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示しており、図6(b)はスレーブ20−2の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示しており、図6(c)はスレーブ20−3の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示している。
図6(a)はスレーブ20−1の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示しており、図6(b)はスレーブ20−2の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示しており、図6(c)はスレーブ20−3の送信フィルタ部25からマスタ10に送信する信号を示している。
スレーブ20−1の伝送路推定部23は、マスタ10から自端末のスレーブに送信された信号の波形と、OFDM信号受信部21から出力される信号(図5(a)参照)との差分を算出することにより、周波数特性の逆特性(図6(a)参照)を算出する。なお、マスタ10から自端末のスレーブに送信された信号の波形は、予めスレーブ20−1に記憶しておくようにしても良いし、マスタ10からスレーブ20−1に送信する信号にその波形の情報を含めるようにしても良い。
スレーブ20−1の送信フィルタ部25は、伝送路推定部23から出力される逆特性(図6(a)参照)の波形に基づいて、CDMA信号送信部24から出力される信号の送信電力を制御してマスタ10に送信する。つまり、送信フィルタ部25は、周波数特性の逆特性が小さい周波数は小さな送信電力でCDMA信号をマスタ10に送信し、周波数特性の逆特性の大きな周波数は大きな送信電力でCDMA信号をマスタ10に送信する。このような電力制御の処理は、スレーブ20−2、スレーブ20−3の伝送路推定部23や送信フィルタ部25においても同様に行われる。
本発明の実施形態による通信システムでは、このような電力制御をスレーブ20−1〜20−3で行うことにより、マスタ10から送信される信号の電力を、スレーブ20−1〜20−3とマスタ10との伝送路の特性によらず一定とすることができるので、スレーブ20−1〜20−3から送信された信号をマスタ10において正常に復号することができる。
また、本発明の実施形態による通信システムでは、マスタ10側からスレーブ20−1〜20−3側に電力制御の指示を送信しなくても、各スレーブ20−1〜20−3がマスタ10に送信する信号の電力の大きさを制御するので、マスタ10と各スレーブ20−1〜20−3との間で電力の制御に関する情報を送受信する必要がなく、通信処理を簡略化することができる。
なお、上述した実施形態では、スレーブ20−1〜20−3を図3に示すような構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、スレーブ20−1〜20−3を、図7や図8に示すような構成としても良い。
図7は、本発明の実施形態によるスレーブ20−Aの構成を示す概略ブロック図である。スレーブ20−Aは、OFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、CDMA信号送信部24−1、24−2、送信フィルタ部25、信号多重部(信号多重手段)を備えている。
図7のスレーブ20−Aが、図3のスレーブ20−1と異なる点は、CDMA信号送信部を2つ備えることと、信号多重部26を備えることである。それ以外のOFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、送信フィルタ部25の構成は図3のスレーブ20−1と同じであるため、それらの説明を省略する。
CDMA信号送信部24−1、24−2はそれぞれ、スレーブ20−1からマスタ10に送信する信号を生成して、信号多重部26に出力する。
信号多重部26は、CDMA信号送信部24−1、24−2からそれぞれ出力された信号を多重してCDMA信号を生成し、送信フィルタ25に出力する。
図7のスレーブ20−Aが、図3のスレーブ20−1と異なる点は、CDMA信号送信部を2つ備えることと、信号多重部26を備えることである。それ以外のOFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、送信フィルタ部25の構成は図3のスレーブ20−1と同じであるため、それらの説明を省略する。
CDMA信号送信部24−1、24−2はそれぞれ、スレーブ20−1からマスタ10に送信する信号を生成して、信号多重部26に出力する。
信号多重部26は、CDMA信号送信部24−1、24−2からそれぞれ出力された信号を多重してCDMA信号を生成し、送信フィルタ25に出力する。
図8は、本発明の実施形態によるスレーブ20−Bの構成を示す概略ブロック図である。スレーブ20−Bは、OFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、CDMA信号送信部24−1、24−2、24−3、送信フィルタ部25、信号多重部(信号多重手段)を備えている。
図7のスレーブ20−Bが、図7のスレーブ20−Aと異なる点は、CDMA信号送信部を3つ備えることである。それ以外のOFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、送信フィルタ部25、信号多重部26の構成は図7のスレーブ20−Aと同じであるため、それらの説明を省略する。
CDMA信号送信部24−1〜24−3はそれぞれ、スレーブ20−1からマスタ10に送信する信号を生成して、信号多重部26に出力する。
図7のスレーブ20−Bが、図7のスレーブ20−Aと異なる点は、CDMA信号送信部を3つ備えることである。それ以外のOFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、送信フィルタ部25、信号多重部26の構成は図7のスレーブ20−Aと同じであるため、それらの説明を省略する。
CDMA信号送信部24−1〜24−3はそれぞれ、スレーブ20−1からマスタ10に送信する信号を生成して、信号多重部26に出力する。
図7のスレーブ20−Aや図8のスレーブ20−Bを用いれば、複数の信号を1つのCDMA信号に多重してマスタ10に送信することができ、通信効率を高めることができる。
なお、スレーブにCDMA信号送信部を4つ以上設けるようにしても良い。
なお、スレーブにCDMA信号送信部を4つ以上設けるようにしても良い。
なお、以上説明した実施形態において、図3のマスタ10のデータ生成部11、SP変換部12、OFDM信号送信部13、CDMA信号受信部14、データ取得部15や、図3のスレーブ20−1〜20−3のOFDM信号受信部21、データ取得部22、伝送路推定部23、CDMA信号送信部24、送信フィルタ部25の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりマスタ10やスレーブ20−1〜20−3の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
10・・・マスタ、11・・・データ生成部、12・・・SP変換部、13・・・OFDM信号送信部、14・・・CDMA信号受信部、15・・・データ取得部、20−1〜20−3・・・スレーブ、21・・・OFDM信号受信部、22・・・データ取得部、23・・・伝送路推定部、24・・・CDMA信号送信部、25・・・送信フィルタ部、50・・・電力線、100・・・通信システム
Claims (8)
- 通信装置と通信端末とを備える通信システムであって、
前記通信装置は、
前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信手段と、
前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信手段とを備え、
前記通信端末は、
前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、
前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、
前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、
前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段とを備えることを特徴とする通信システム。 - 前記通信端末は、前記通信装置に送信する複数の信号を多重して前記第2の信号を生成する信号多重手段を更に備え、
前記電力制御手段は、前記信号多重手段が生成した第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記第1の信号送信手段は、電力線通信を利用して前記通信端末に第1の信号を送信し、
前記第2の信号送信手段は、電力線通信を利用して前記通信端末に第2の信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記第1の信号送信手段は、前記通信端末に第1の信号を直交周波数分割多重方式により送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記第2の信号送信手段は、前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を符号分割多重方式により前記通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 通信装置と通信する通信端末であって、
前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、
前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、
前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、
前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。 - 通信装置と通信する通信端末のコンピュータを、
前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信手段と、
前記信号受信手段が受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出手段と、
前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出手段が算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、
前記電力制御手段が電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信手段として機能させるためのプログラム。 - 通信装置と通信端末とを用いた通信方法であって、
前記通信装置は、
前記通信端末に第1の信号を送信する第1の信号送信過程と、
前記通信端末から第2の信号を受信する第2の信号受信過程とを実行し、
前記通信端末は、
前記通信装置から第1の信号を受信する第1の信号受信過程と、
前記信号受信過程で受信した信号の周波数特性の逆特性を算出する逆特性算出過程と、
前記通信装置に送信する第2の信号に対して前記逆特性算出過程で算出した逆特性に基づいて電力制御を行う電力制御過程と、
前記電力制御過程で電力制御を行った第2の信号を前記通信装置に送信する第2の信号送信過程とを実行することを特徴とする通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008090835A JP2009246683A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008090835A JP2009246683A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009246683A true JP2009246683A (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=41308121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008090835A Withdrawn JP2009246683A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 通信システム、通信端末、プログラム及び通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009246683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010177A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 伝送端末 |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008090835A patent/JP2009246683A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012010177A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 伝送端末 |
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