JP2009246089A - マイクロ波励起ガスレーザ装置 - Google Patents

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究 武久
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Abstract

【課題】効率良くレーザ発振できるマイクロ波励起ガスレーザ装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置100は、略直線状の貫通孔10aを有する誘電体からなるマイクロ波共振器10と、貫通孔10a上に光軸を配置したレーザ共振器と、貫通孔10a中に満たされたレーザガスとを備える。また、マイクロ波共振器10は円筒状であり、貫通孔10aは、マイクロ波共振器10の中心軸上に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波励起ガスレーザ装置に関し、特に紫外域のレーザ光を連続的に発生できるマイクロ波励起ガスレーザ装置に関する。
従来から、ガスレーザの励起源としてマイクロ波を用いたマイクロ波励起ガスレーザが知られている。このマイクロ波励起ガスレーザ装置としては、例えばXeClエキシマレーザなどがある。特許文献1に記載のマイクロ波励起ガスレーザでは、マイクロ波導波管内にレーザガスを導いて共振器を構成する構造がとられている。
また、他の従来のマイクロ波励起ガスレーザでは、図8に示すように、レーザガスを満たした細長いガラスチューブ1を2枚の細長い板状の電極2で挟み、これらの電極2をマイクロ波の電源3と接続する構造をとる場合もある。このマイクロ波励起ガスレーザにおいては、一対の電極2板の間でマイクロ波放電が発生する。これによりガラスチューブ1内のレーザガスに対して電界が印加され、プラズマが発生しレーザ動作する。これに関しては、特許文献2に示されている。
米国特許第4955035号明細書 米国特許第5062116号明細書
従来のマイクロ波励起ガスレーザでは、レーザ共振器を空洞状のマイクロ波導波管あるいはマイクロ波共振器中に配置する構造になっていた。このため、マグネトロン等のマイクロ波発生源から導かれたマイクロ波を、レーザガスが満たされるレーザ共振器内に供給するために、マイクロ波は通過できるがレーザガスを遮断する絶縁体等から成るウインドで仕切る必要がある。しかしながら、レーザ出力を増大させるために、マイクロ波のパワーを増大させると、該ウインドが温度上昇して熱的に破壊することがあり、レーザの高出力化が困難であるという問題があった。
また、図8に示すようなガラスチューブ1を用いた場合、向かい合った一組の電極2間で形成された電界が印加される空間に対して、ガラスチューブ1内のガスが満たされた領域が占める体積の割合が小さい。このため、ガラスチューブ1内で生成させるプラズマの発生効率が悪かった。特に、細長いプラズマを形成しようとして、ガラスチューブ1の内径を小さくすると(すなわち細長いガラスチューブ1を用いると)、体積的な割合がさらに小さくなるため、プラズマの発生効率が悪化するという問題がある。
本発明は、このような事情を背景としてなされたものであり、本発明の目的は、効率良くレーザ発振できるマイクロ波励起ガスレーザ装置を提供することである。
本発明の第1の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、略直線状の貫通孔を有する誘電体からなるマイクロ波共振器と、前記貫通孔上に光軸を配置したレーザ共振器と、前記貫通孔中に満たされたレーザガスとを備えるものである。これにより、効率良くレーザ発振できる。
本発明の第2の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、上記のマイクロ波励起ガスレーザ装置において、前記マイクロ波共振器は円筒状であり、前記貫通孔は、前記マイクロ波共振器の中心軸上に形成されていることを特徴とするものである。これにより、貫通孔の中心軸上において、マイクロ波の電界強度を大きくすることができる。このため、強いプラズマを発生でき、より効率良くレーザ発振することが可能である。
本発明の第3の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、上記のマイクロ波励起ガスレーザ装置において、前記レーザガスとしてエキシマレーザガスを用いることを特徴とするものである。本発明は、このような場合に特に有効である。
本発明の第4の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、上記のマイクロ波励起ガスレーザ装置において、前記マイクロ波共振器は、TM01pモード(ただし、pは0又は正の整数)で共振することを特徴とするものである。このように、マイクロ波共振器をTM01pモードで共振させることで、貫通孔の中心軸上において、マイクロ波の電界強度をさらに大きくすることができる。このため、強いプラズマを発生でき、より効率良くレーザ発振することが可能である。
本発明の第5の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、上記のマイクロ波励起ガスレーザ装置において、前記マイクロ波共振器は、TM010モードで共振することを特徴とするものである。このように、特にマイクロ波共振器をTM010モードで共振させることで、貫通孔の中心軸上において、マイクロ波の電界強度を極大化することができる。このため、強いプラズマを発生でき、より効率良くレーザ発振することが可能である。
本発明の第6の態様に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置は、上記のマイクロ波励起ガスレーザ装置において、複数の前記マイクロ波共振器を備え、複数の前記マイクロ波共振器の前記貫通孔が略直線状に並ぶように配置されていることを特徴とするものである。これにより、さらに効率よくレーザ発振することが可能である。
本発明によれば、効率良くレーザ発振できるマイクロ波励起ガスレーザ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものを実質的に同様の内容を示している。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置100の構成を示す図である。また、図2は、マイクロ波励起ガスレーザ装置100に用いられるマイクロ波共振器10の構成を示す図である。なお、図2において、円筒状のマイクロ波共振器10の円筒座標系において、高さ方向をz、半径方向をr、円周方向をθとする。図1に示すように、マイクロ波励起ガスレーザ装置100は、マイクロ波共振器10、メタルコート11、電源12、導線13、金属ホルダー14、リアミラー15、フロントミラー16、Oリング17、注入管18、排気管19を備えている。
本実施の形態に用いられるマイクロ波共振器10は、円筒状の誘電体からなる。マイクロ波共振器10としては、例えば、アルミナセラミックで形成されたものを用いることができる。アルミナを含有することにより、マイクロ波共振器10の誘電体損失を小さくすることができる。図2に示すように、マイクロ波共振器10には、貫通孔10aが設けられている。貫通孔10aは略直線状であり、マイクロ波共振器10の中心軸上に、両端面間を貫通するように設けられている。従って、本実施の形態に用いられるマイクロ波共振器10は、円筒状の中空誘電体である。貫通孔10aの直径は1mm程度が望ましい。
マイクロ波共振器10の周囲には、メタルコート11が設けられている。メタルコート11は、マイクロ波共振器10の円筒の周囲面及び両端面に設けられている。メタルコート11としては、例えば、厚さ10μm以上の金コート等が適する。これにより、マイクロ波共振器10内にマイクロ波を閉じ込めることができる。
マイクロ波共振器10の両端面側には、リアミラー15とフロントミラー16とが設けられている。リアミラー15とフロントミラー16とはレーザ共振器を構成する。従って、マイクロ波共振器10は、レーザ共振器間に設けられている。リアミラー15とフロントミラー16とからなるレーザ共振器の光軸は、マイクロ波共振器10の貫通孔10a上に配置されている。
マイクロ波共振器10とリアミラー15との間、及び、マイクロ波共振器10とフロントミラー16との間には、それぞれ金属ホルダー14がOリング17により密着して設けられている。金属ホルダー14には、略直線状の貫通孔14aが設けられている。貫通孔14aは、マイクロ波共振器10の貫通孔10aと直線状に並ぶように配置される。従って、貫通孔14aは、リアミラー15とフロントミラー16とからなるレーザ共振器の光軸上に配置される。
また、金属ホルダー14には、注入管18、排気管19が設けられている。レーザガスは、注入管18を介してマイクロ波共振器10の貫通孔10a内に注入され、排気管19から排気される。従って、マイクロ波共振器10の貫通孔10aは、レーザガスにより満たされる。レーザガスとしては、例えば、ArFエキシマガスを用いることができる。ArFエキシマガスは、例えば、Ar、F2(フッ素)、Neの混合ガスが好ましい。また、これらの混合比としては、例えば、Ar:F2:Ne=3:0.1:96.9などが適する。
マイクロ波共振器10には、導線13を介して、電源12が接続されている。電源12としては、例えば発振周波数2.45GHzの高周波電源を用いることができる。マイクロ波共振器10の内部には、電源12から導線13を介してマイクロ波が供給され、常時、インピーダンス整合が取られている。これにより、円筒状のマイクロ波共振器10の貫通孔10aに満たされたエキシマガスが放電し、プラズマ20(すなわちエキシマ)が発生してレーザ光Lを発振させることができる。なお、電源12が接続されている回路中にインピーダンスマッチング素子を挿入しても良い。
このように、本発明のマイクロ波励起ガスレーザ装置では、連続的にレーザ光を発生でき、しかもレーザガスとしてエキシマガスを用いることで、波長200nm以下の紫外域で動作できる。従って、微小な領域を拡大して光学的に検査するような検査装置の光源として最適であり、例えば、マスク検査装置やウエハ検査装置における検査光源として適している。
ここで、本実施の形態に係るマイクロ波共振器10内に発生する電界分布について説明する。マイクロ波共振器10内での電界分布は、以下の式で表される。
Figure 2009246089
Figure 2009246089
Figure 2009246089
ただし、J(x)は第一種m次のベッセル関数、ρmnはm次のベッセル関数のn番目の根を示し、k=ρmn/a、k=pπ/L(p=0、1、2、・・・)である。
これらの式(1)〜(3)から分かるように、マイクロ波共振器10をTM01p(ただし、pは0又は正の整数)モード(Transverse Magnetic Mode)で共振させることで、貫通孔10aが形成されたマイクロ波共振器10の中心軸上に置いて、マイクロ波の電界強度を極大にすることができる。図3に、マイクロ波共振器10の中心軸を含む断面内における共振モードの電界分布を示す。図3(a)〜(d)に示すように、TM01pモードでは、円筒の中心軸に近いほど等電位線の間隔が密になる電界が強くなる部分が存在する。これにより、マイクロ波共振器10の貫通孔10aの中心軸上において、マイクロ波の電界強度を極大値とすることができる。このため、強いプラズマを発生でき、より効率良くレーザ発振することが可能である。
図3(b)〜(d)にそれぞれ示されるTM011モード、TM012モード、TM013モードでは、円筒の中心軸において、等電位線の間隔が密になる部分と疎になる部分とがある。すなわち、これらのモードでは、マイクロ波共振器10の中心軸において、電界強度が極大値となる部分と、極大値とならない部分が存在する。一方、図3(a)に示すように、TM010モードでは、マイクロ波共振器10のz方向に平行な電界が発生し、円筒の中心軸に近いほど等電位線の間隔が密になり電界が強くなる。このように、特にp=0で共振させることで、マイクロ波共振器10の中心軸上の全てにわたって、電界強度を極大値とすることができる。このため、マイクロ波共振器10の共振モードは、TM010モードであることが好ましい。これにより、貫通孔10aを形成したマイクロ波共振器10の中心軸上の全てにわたって、マイクロ波の電界強度を極大にすることができ、強いプラズマ20を発生させ、さらに効率よくレーザ発振することが可能となる。
ただし、以下に説明するように、マイクロ波共振器10をTM010モードとする場合、z方向(軸方向)の長さ(すなわち円筒の長さ)を、あまり長くすることができない。ここで、図4及び図5を参照して、マイクロ波共振器10のサイズについて説明する。図4に示すように、マイクロ波共振器10のz方向の長さをLとし、直径を2aとする。マイクロ波共振器10を所定のサイズに調整することにより、TM01pモードの共振を実現することができる。fをマイクロ波の周波数、cをマイクロ波共振器10中での光の速さとすると、以下の式が成り立つ。
Figure 2009246089
図5に、比誘電率が9.8のセラミックを用いて、周波数2.45GHzのマイクロ波を共振させる場合に関して、式(4)により計算した結果を示す。図5中、実線上ではTM010モードで共振する。また、長鎖線上ではTM011モード、短鎖線上ではTM012モードで共振し、一点鎖線上ではTM013モードで共振する。
図4に示すように、直径2a=30mm、長さL=17mmのサンプルAは、図5中A点で示される。また、直径2a=30mm、長さL=30mmのサンプルBは、図5中B点で示される。サンプルA及びサンプルBは、いずれもTM010モードで共振する。直径2a=40mm、長さL=30mmのサンプルCはC点で示され、TM011モードで共振する。また、直径2a=50mm、長さL=50mmのサンプルDはD点で示され、TM012モードで共振する。
図5に示すように、B点ではA点と比較すると、他の共振モードが立ちやすい。このため、A点のほうが、安定的にTM010モードで共振させることができる。このように、特定のTM01pモードで共振している場合、一般的に長さが短いほど安定して、当該共振モードで共振することができる。このため、マイクロ波共振器10のz方向の長さLは、なるべく短いほうが好ましい。
従って、マイクロ波共振器10としては、例えば、直径約30mm、長さ約17mmのものを用いることができる。マイクロ波共振器10の比誘電率が9.7であることから、2.45GHzのマイクロ波を供給することで、TM010モードで共振させることができ、効率よくレーザ発振させることができる。
ここで、マイクロ波励起ガスレーザ装置100に用いられるマイクロ波共振器10の他の構成について、図6を参照して説明する。図6は、円筒状のマイクロ波共振器10'の他の構成を示す図である。図6(a)はマイクロ波共振器10'の中心軸を含む面で切断した断面図、同図(b)は中心軸に垂直な面で切断した断面図を示す。
図6に示すように、マイクロ波共振器10'は、半円筒状の2枚の誘電体を組み合わせた構成を有している。それぞれの半円筒状の誘電体の対向する面には、2つの誘電体を組み合わせてマイクロ波共振器10を形成するときにその中心軸上に貫通孔10aが形成されるように、凹部が設けられている。このように、円筒状の誘電体を2分割した形状の誘電体を組み合わせてマイクロ波共振器10'を形成することにより、マイクロ波共振器10'の中心軸上に貫通孔10aを形成する作業が容易になる。
また、ここでは、上述したマイクロ波共振器10のように周囲にメタルコート11を施す代わりに、マイクロ波共振器10'の周囲を金属ケース21で覆っている。つまり、2枚の半円筒状の誘電体は、凹部が形成された面が対向するように配置され、円筒状の金属ケース21内に収められている。金属ケース21としては、例えば、ステンレス鋼で形成されたものを用いることができる。従って、金属ケース21の内部に配置されたマイクロ波共振器10'は、メタルコートされていない通常のアルミナセラミックからなる。なお、金属ケース21はステンレス鋼だけでなく、アルミニウム、銅等他の金属により形成されていてもよい。このように、凹部を有する誘電体を組み合わせて、金属ケースに収納することにより、容易に貫通孔10aを備えるマイクロ波共振器10'を作製することができる。なお。誘電体の分割数は2つに限らず、さらに多くの分割数としてもよい。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置200について、図7を参照して説明する。図7は、本実施の形態に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置200の構成を示す図である。実施の形態1において説明したように、マイクロ波共振器10をレーザ発振器として利用する場合、マイクロ波共振器10の円筒の長さが短くなると、ゲイン長が短くなる。本実施の形態では、上述の円筒状中空誘電体からなるマイクロ波共振器10を直列に複数個並べ、レーザの高出力化を図る。
図7に示すように、マイクロ波励起ガスレーザ装置200は、複数個のマイクロ波共振器10を備えている。ここでは、3個のマイクロ波共振器10が直列に配置されている例について説明する。各マイクロ波共振器10の貫通孔10aは、リアミラー15とフロントミラー16からなるレーザ共振器の光軸上に配置される。各マイクロ波共振器10は、上述のようにTM010モードで共振することができる円筒状中空誘電体と同じ構造、サイズとする。これにより、これら3個のマイクロ波共振器10のそれぞれの中心軸上の貫通孔10aにおいて、強いプラズマ20を発生させることができる。このため、レーザ光Lの出力を大幅に増大させることができる。
このように、本実施の形態によれば、マイクロ波共振器10をTM010モードとする場合においても、マイクロ波共振器10をz方向に多数並べて、これらをレーザ共振器内に配置することで、利得を増大でき、効率良くレーザ発振できる。
以上説明したように、本発明によれば、共振させたマイクロ波における電界強度の強い場所にレーザガスを流すことができるため、効率良くレーザ発振できる。しかも、レーザ光が通過する空間(貫通孔10a)以外に存在するマイクロ波は、誘電体(マイクロ波共振器10)中だけである。このため、マイクロ波がレーザガス以外の気体(例えば空気)中で放電するようなことはない。
なお、上述の説明においては、円筒状のマイクロ波共振器について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、方形状のマイクロ波共振器を用い、所定の位置に貫通孔を設けることにより、同等の効果を得ることができる。
実施の形態1に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置に用いられるマイクロ波共振器の構成を示す図である。 マイクロ波共振器における各共振モードの電界分布を示す図である。 TM01pモードを実現するためのマイクロ波共振器のサイズを示すチャートである。 実施の形態1に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置に用いられるマイクロ波共振器における発振モードを説明するための図である。 実施の形態1に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置に用いられるマイクロ波共振器の他の構成を説明するための図である。 実施の形態2に係るマイクロ波励起ガスレーザ装置の構成を示す図である。 従来のマイクロ波励起レーザの構成を示す図である。
符号の説明
10 マイクロ波共振器
10' マイクロ波共振器
10a 貫通孔
11 メタルコート
12 電源
13 導線
14 金属ホルダー
15 リアミラー
16 フロントミラー
17 Oリング
18 注入管
19 排気管
20 プラズマ
21 金属ケース
100 マイクロ波励起ガスレーザ装置
200 マイクロ波励起ガスレーザ装置
L レーザ光

Claims (6)

  1. 略直線状の貫通孔を有する誘電体からなるマイクロ波共振器と、
    前記貫通孔上に光軸を配置したレーザ共振器と、
    前記貫通孔中に満たされたレーザガスとを備えるマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  2. 前記マイクロ波共振器は、円筒状であり、
    前記貫通孔は、前記マイクロ波共振器の中心軸上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  3. 前記レーザガスとしてエキシマレーザガスを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  4. 前記マイクロ波共振器は、TM01pモード(ただし、pは0又は正の整数)で共振することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  5. 前記マイクロ波共振器は、TM010モードで共振することを特徴とする請求項4に記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
  6. 複数の前記マイクロ波共振器を備え、
    複数の前記マイクロ波共振器の前記貫通孔が略直線状に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロ波励起ガスレーザ装置。
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