JP2009245319A - 情報処理装置及びそのログ収集プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】分散コンピューティング環境下において指定イベントの証跡ログを効率的に取得するとともに、処理手順再現に係る汎用性を向上させることを課題とする。
【解決手段】サーバ装置が内在するサービス処理部では、SOA環境下で全サービス共通のキー番号及び1以上の配列要素で表現される一連番号を含む共通ヘッダをサービス間で受け渡し、サービスが同期連動または派生連動時であるかによってインクリメントする要素を変えて一連番号を更新する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置及びそのログ収集プログラムに関する。
近年、SOA(Service Oriented Architecture)、いわゆるサービス指向アーキテクチャの広がりにより、独立した複数の業務システムで提供される機能を組み合わせ、1つの業務処理として提供する処理形態へのニーズが高まっている。
業務システム間の連携には、相手側の業務システムの結果を待ち受ける同期連動と、突き放しで処理の依頼を行う一方で自身の処理を続ける派生連動との2種類が存在する。
これらの連動においては、各業務システムがそれぞれ自由に相手先を指定可能であり、分散コンピューティング環境下で業務処理が動的に連動するため、1つのイベントが実際にどのような経路で処理されているのかを把握するのが難しくなっている。
そして、最近では、内部統制の法整備が進むに伴ってイベントの証跡を記録し、必要な時に指定したイベントの証跡を抽出する仕組みが要求されている。
例えば、特許文献1には、予め処理手順が規定されたシナリオに沿って一連の複数の処理を含むトランザクションを処理するに際して、親と子のトランザクションの履歴情報を関連付けておき、親のトランザクションにおける障害時に、子のトランザクションまで遡って打消処理を実行するトランザクション処理装置が開示されている。
これを具体的に説明すると、インスタンスに一意に付与されたキー番号、キー番号に一意に付与された連番、そして次のシナリオに派生連動が規定されている場合には子のインスタンスに付与された子キー番号をさらに含むログを出力するとともに、これらキー番号、連番及び子キー番号を含むログ管理情報をトランザクションを構成する各処理(アビリティ)間で受け渡す。
すなわち、同期連動のアビリティを呼び出す場合には、キー番号はそのまま引き継いで連番をカウントアップし、該カウントアップした連番及びキー番号を呼び出し先のアビリティに受け渡し、また、派生連動のアビリティを呼び出す場合には、新たに採番された子のキー番号を親のキー番号に紐付けてログとして保持しておくとともに当該子キー番号及び新たな連番を呼び出し先のアビリティに受け渡す。
例えば、依頼元から受け付けたイベントが図16に示すアビリティ(1)〜(9)が規定されているとした時には、まずアビリティ(1)の実行時にキー番号101及び連番1をログとして出力し、アビリティ(1)の実行後に同期連動のアビリティ(2)を呼び出す。このとき、キー番号101をそのままにして連番1を2にカウントアップし、キー番号101及び連番2を含むログ管理情報を業務データに併せてアビリティ(2)に受け渡す。
また、アビリティ(2)の実行時には、キー番号101及び連番1をログとして出力し、アビリティ(2)の実行後に派生連動のアビリティ(5)を呼び出すこととなるが、この際には、新たに採番した子のキー番号102を親のキー番号101に対応付けてログとして保持しておく一方で該子のキー番号102を用いて新たな連番1からアビリティ(5)を継続させる。
このようにして、依頼元から受け付けたイベントに対し、予め規定されたアビリティ(1)〜(9)が遂行されるとともに、必要に応じてキー番号(親)との子のキー番号が紐付けられながら各アビリティのログが記憶管理されることになる。
特開2003−345609号公報
しかしながら、上述した従来技術において収集しておいたログから当該イベントの証跡ログを検索するためには、分散環境において複数のコンピュータ上から出力される膨大な量の収集ログに対して、派生連動で処理が分岐する回数に比例して子キー番号で再検索をかけねばならず、証跡ログを効率的に取得することができないという問題があった。
例えば、図16に示したようにイベントに係るトランザクション処理が行われた場合には、図17に示すように、まずキー番号101を条件に収集ログを検索し、検索結果であるトランザクション処理(1)〜(4)の証跡ログから子キー番号102及び104を抽出する。
そして、子キー番号102及び104を条件に収集ログを再検索し、その検索結果であるアビリティ(5)、(6)及び(9)の証跡ログから子キー番号103を抽出し、さらには、子キー番号103を条件に収集ログを再検索し、その検索結果であるアビリティ(7)及び(8)を得てその証跡ログに子キー番号がないことを確認して初めて全証跡ログの取得が終了する。
また、上述した従来技術は、あくまでも予め規定されたシナリオに沿ってトランザクション処理を呼び出すことを前提にしたものであるため、呼び出す処理が動的に変更されるものでは処理順序を再現することができず、その汎用性には自ずから限界があるという問題もある。
すなわち、上記の従来技術では、一連の処理が1つでも成功しなかった場合に全ての処理を打ち消すこととしているが、必ずしも打消処理を実行させる必要はなく、1つの処理が失敗しても代替処理を試行する要件が存在する場合には対応することができない。
以上のように、分散環境において複数のコンピュータ上から出力される膨大な量の収集ログに対して検索を行う場合にいかにして検索量を低減させるか、さらには、いかにして処理手順再現を制約条件なしに実現するかが課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、分散コンピューティング環境下において指定イベントの証跡ログを効率的に取得するとともに、処理手順再現に係る汎用性を向上させることができる情報処理装置及びそのログ収集プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、開示の装置は、分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置であって、イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段と、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新手段と、呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新手段と、前記第1の一連番号更新手段または前記第2の一連番号更新手段の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し手段とを有することを要件とする。
開示の装置によれば、分散コンピューティング環境下において指定イベントの証跡ログを効率的に取得するとともに、処理手順再現に係る汎用性を向上させるが可能になる。さらに、時系列な処理順序のみならず、論理的な呼び出し関係処理順を再現することも可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報処理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例にかかる情報処理装置(以下では、サーバ装置とする)の概要および特徴について説明する。図1は、本実施例に係るサーバ装置を含む分散コンピューティングシステムの構成を示す図である。
同図に示すように、分散コンピューティングシステム1は、サーバ装置10Xと、サーバ装置10Yと、サーバ装置10Zとを有しており、業務上の一処理に相当するソフトウェアの機能をサービスと見立てそのサービスをこれらのサーバ装置10X、10Y及び10Z上で連携させるSOA環境を構築している。
図1に示す例では、サーバ装置10Xには、サービスAに関する処理を行うサービスA処理部100Aが内在し、サーバ装置10Yには、サービスB、C及びDに関する処理を行うサービスB処理部100B、サービスC処理部100C及びサービスD処理部100Dそれぞれが内在し、また、サーバ装置10Zには、サービスα及びβに関する処理を行うサービスα処理部100α及びサービスβ処理部100βそれぞれが内在する。
説明の便宜上、サーバ装置10X、10Y及び10Z間で特に機能的に差異がない場合には、サーバ装置10と総称し、また、サービスA処理部100A〜サービスD処理部100D、サービスα処理部100α及びサービスβ処理部100βの間で特に機能的に差異がない場合には、サービス処理部100と総称する。
ここで、本実施例に係るサービス処理部100は、SOA環境下で全サービス共通のキー番号及び1以上の配列要素で表現される一連番号を含む共通ヘッダをサービス間で受け渡し、サービスが同期連動または派生連動時であるかによってインクリメントする要素を変えて一連番号を更新することを骨子とする。
各サービス処理部100の間では、イベントを一意に識別可能なキー番号(要求元通番)と配列要素である一連番号1〜n(図2参照)を保持する共有ヘッダに、呼び出し先のサービスへの業務データを併せて電文が生成され、その電文が受け渡しされる。
このように電文を授受させるに際して、各サービス処理部100によって後述するログ記憶部20に出力される一連番号の配列要素が完全重複しないように、サービス処理部100では、呼び出し先の処理が同期連動または派生連動であるかによって更新対象とする一連番号の要素を変えてインクリメントを行う。
すなわち、サービス処理部100は、呼び出し先の処理が同期連動である場合には、共通ヘッダ上の一連番号をnから1に向かって降順に検索し、0でない値を最初に検出した要素をカウントアップする(図6参照)。
また、サービス処理部100は、呼び出し先の処理が派生連動である場合には、共通ヘッダ上の一連番号を1からnに向かって昇順に検索し、0の値を最初に検出した項目をカウントアップする(図9参照)。
その上で、各サービス処理部ごとに所定の記憶部に少なくとも共通ヘッダ部分の情報(キー番号及び一連番号)を含むログを出力して追加記憶させておけば、各サーバ装置10ごとにログを収集することができる。
したがって、本実施例では、キー番号及び一連番号を含むログを収集することにより、指定イベントに対応するキー番号をして収集ログに検索を行えば、分散環境において複数のコンピュータ上から出力される膨大な量の収集ログに対して検索を行う場合でも検索量を低減させることができ、上記の従来技術のように、処理が分岐する派生連動を含むイベントであっても子キー番号で再検索を行う必要がなくなる結果、必要な証跡ログを一度に抽出することができる。
また、本実施例では、共通ヘッダにキー番号に併せて一連番号を保持させておくため、指定イベントの証跡ログ取得後に各レコードを並び替える場合に当該一連番号を用いてソートすることができ、論理的な呼び出し関係処理順を再現することが可能になる。
例えば、図3に示すように、タイムスタンプで証跡ログをソートした場合には、同じ時刻に処理が実行されたレコードが存在し、また、業務処理の流れもわからない。
加えて、各サーバ装置10間での時刻同期の信頼度が必ずしも担保されているとは限らず、この点においても、タイムスタンプで証跡ログをソートしても業務処理の流れが把握しにくいものとなる。
一方、一連番号で証跡ログをソートした場合には、論理的な呼び出し関係が明確に再現されており、また、同期処理と派生処理との関係も明確に区別されているので、業務処理の遷移を一目で把握することができる。
また、本実施例では、同期連動及び派生連動が組み合わさった取引であってもキー番号及び一連番号を含むログを収集できるため、処理手順再現を行うに際して制約がなくなる結果、処理手順再現に係る汎用性を向上させることもできる。
続いて、本実施例に係るサーバ装置が内在するサービス処理部の構成について説明する。図4は、実施例1に係るサーバ装置が内在するサービス処理部の構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、サービスB処理部100Bは、業務アプリ110Bと、連動受付部120Bと、証跡ログ出力部130Bと、連動呼出部140Bとを有する。なお、ここでは、サービスB処理部100Bに重点を置いてその詳細な構成を説明するが、他のサービス処理部100も同様の構成を有する。
業務アプリ110Bは、サービスBに関する業務処理を行うアプリケーションである。具体的には、他のサービス処理部100から受け付けた依頼電文に含まれる業務データを用いて業務処理を行う。
連動受付部120Bは、他のサービス処理部100からの呼び出しを受け付ける処理部である。詳細は図5及び図6を用いて後述するが、サービスBの呼び出しを受け付けると、他のサービス処理部100からの電文に含まれる共通ヘッダ及び業務データを証跡ログ出力部130を通じてログ記憶部20に出力する。なお、呼び出しが同期連動である場合には、当該サービスB処理部100Bで持ち回った共通ヘッダを呼び出し元のサービス処理部100に返却する。
証跡ログ出力部130Bは、連動受付部120B又は連動呼出部140Bから渡された電文をログ記憶部20に出力して該ログ記憶部20に記憶された情報を更新するとともに、該電文に含まれる一連番号の配列の、空でない、最下位の要素の値をインクリメントする第1のカウントアップを行って一連番号を更新する処理部である。なお、業務アプリ110BよるサービスB実行後に業務処理が同期連動及び派生連動せずに終了する場合、終了証跡ログをログ記憶部20に格納するのであれば、業務アプリ110Bから供給される共通ヘッダ内の一連番号に第1のカウントアップを行ってからログ記憶部20に格納する必要がある。なお、証跡ログ出力部130Bは、特許請求の範囲における第1の一連番号更新手段及び証跡ログ出力手段の両方を併せたものに相当する。
連動呼出部140Bは、他のサービス処理部100を呼び出す処理部である。詳細は図8及び図9を用いて後述するが、呼び出し先の処理が派生連動である場合には、証跡ログ出力部130Bから受け取った一連番号の最下位の要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2のカウントアップを行う。なお、連動呼出部140Bは、特許請求の範囲における第2の一連番号更新手段及び呼び出し手段の両方の機能を有する。
次に、本実施例に係るサービス処理部の処理の流れについて説明する。なお、ここでは、(1)連動受付処理を説明してから(2)連動呼出処理を説明する。
(1)連動受付処理
前述したように、ここでは、本実施例に係る連動受付処理について説明する。図5は、実施例1に係る連動受付処理の手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、連動受付部120によって他のサービス処理部100からのサービスの依頼電文が受け付けられると(ステップS101肯定)、証跡ログ出力部130は、連動受付部120から渡された依頼電文、すなわち共通ヘッダ及び業務データをログ記憶部20に出力して該ログ記憶部20に記憶された情報を更新する(ステップS102)。
そして、証跡ログ出力部130は、当該電文に含まれる一連番号の配列の、空でない、最下位の要素の値をインクリメントする第1のカウントアップを行って一連番号を更新する(ステップS103)。
その後、連動受付部120は、第1のカウントアップが行われた一連番号を依頼電文に含めて業務アプリ110に受け渡して業務処理を行うように要請し(ステップS104)、処理を終了する。
図6を用いて具体的に説明すると、証跡ログ出力部130は、図6に示すように、キー番号「101」及び一連番号「310」である共通ヘッダ及び業務データを含む依頼電文を連動受付部120を介して受け付けると、そのまま依頼電文をログ記憶部20に出力し、当該依頼電文を受付証跡ログとしてログ記憶部20に格納する。
そして、証跡ログ出力部130は、共通ヘッダ上の一連番号をnから1に向かって降順に検索し、0でない値を最初に検出した要素をカウントアップする第1のカウントアップを行い、第1のカウントアップ後の一連番号「320」を含む依頼電文を連動受付部120に渡す。なお、ここでは、一連番号の要素数が3つである場合を例示したが、一連番号の要素数は任意に設定することができる。
第1のカウントアップを図7を用いて具体的に説明すると、図7に示す例では、一連番号1から一連番号5までの5つの要素が設けられており、一連番号5、一連番号4、一連番号3、一連番号2の降順に0以外の値を検索し、一連番号2で初めて値「1」が検出されるので、一連番号2の値「1」を1インクリメントし、一連番号を「32000」とする。
このようにして、受付証跡ログをログ記憶部20に格納するとともに、呼出証跡ログを出力する際に一連番号が重複しないように一連番号を同期連動と同様にカウントアップする。
(2)連動呼出処理
続いて、本実施例に係る連動呼出処理について説明する。図8は、実施例1に係る連動呼出処理の手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、業務アプリ110から共通ヘッダ及び次の呼び出し先に処理させるべき業務データを受け付けると(ステップS301肯定)、連動呼出部140は、図5のS102、S103に示す証跡ログ出力の処理と同様に、共通ヘッダ及び業務データを証跡ログ出力部130を通じてログ記憶部20に出力する(ステップS302)。なお、この時、証跡ログ出力部130によって共通ヘッダ内の一連番号に対して第1のカウントアップが行われる。
そして、連動呼出部140は、証跡ログ出力部130によって第1のカウントアップが行われた一連番号、そしてキー番号の複製を行って連動電文の共通ヘッダの元データを生成する(ステップS303)。
ここで、呼び出し先の処理が同期連動である場合(ステップS304肯定)には、連動呼出部140は、上記のステップS303で生成した連動電文の共通ヘッダをそのまま用いて他のサービス処理部100に同期連動呼出を行い(ステップS305)、呼出先から返却された連動電文共通ヘッダを当該サービス処理部100内の共通ヘッダに転記し(ステップS306)、処理を終了する。
一方、呼び出し先の処理が派生連動である場合(ステップS304否定)には、連動呼出部140は、上記のステップS303で生成した連動電文の共通ヘッダ内の一連番号に対して当該一連番号の最下位の要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2のカウントアップを行う(ステップS307)。
その後、連動呼出部140は、第2のカウントアップを行った一連番号を含む共通ヘッダ及び次の呼び出し先に処理させるべき業務データを有する連動電文を他のサービス処理部100に派生連動呼出を行い(ステップS308)、処理を終了する。
第2のカウントアップを図9を用いて具体的に説明すると、図9に示す例では、一連番号1から一連番号5までの5つの要素が設けられており、一連番号1、一連番号2、一連番号3の昇順に0の値を検索し、一連番号3で初めて値「0」が検出されるので、一連番号3の値「0」を1インクリメントし、一連番号を「31100」とする。
このようにして、呼出証跡ログをログ記憶部20に格納するとともに、同期連動と派生連動であるかによって第1のカウントアップ及び第2のカウントアップを切り分けて一連番号を採番する。
図10は、依頼元からイベント(キー番号101)が呼び出された場合における一連番号の遷移例を示す図である。図10に示す例では、依頼元30から受け付けたイベントに対し、業務処理がサービスAからサービスB及びサービスCに派生連動し、また、業務処理がサービスAからサービスCに同期連動し、業務処理が同一サービスC内で派生連動した場合を示している。
図10に示した例において、キー番号101を検索条件として各サーバ装置10のログ記憶部20からログを検索し、この検索により取得した証跡ログを一連番号で並び替えると、図11に示す呼び出し関係処理順を再現することができ、図10及び図11に示す例からは、サービスを行うに際して受証跡ログ及び呼出証跡ログをログ記憶部20に格納させつつも同期連動と派生連動を切り分けて一連番号を緻密に採番できることが把握できる。
上述してきたように、本実施例では、SOA環境下で全サービス共通のキー番号及び1以上の配列要素で表現される一連番号を含む共通ヘッダをサービス間で受け渡し、サービスが同期連動または派生連動時であるかによってインクリメントする要素を変えて一連番号を更新するように構成したので、分散環境において複数のコンピュータ上から出力される膨大な量の収集ログに対して検索を行う場合でも検索量を低減させるとともに、処理手順再現を制約条件なしに実現することができ、指定イベントの証跡ログを効率的に取得するとともに、処理手順再現に係る汎用性を向上させることが可能になる。
また、本実施例では、共通ヘッダにキー番号に併せて一連番号を保持させる用に構成したので、指定イベントの証跡ログ取得後に各レコードを並び替える場合に当該一連番号に用いてソートすることができ、論理的な呼び出し関係処理順を再現することも可能になる。
さらに、本実施例では、呼び出し元から渡されたキー番号と一連番号を少なくとも含む依頼電文をログとして追加記憶し、連動処理の呼び出し受付時または呼び出し時に渡された電文を出力して記憶したログを更新するとともに、その電文に含まれる一連番号に第1のカウントアップを行い、同期連動を呼び出す場合には、第1のカウントアップ後の一連番号を含む電文をそのまま呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、派生連動を呼び出す場合には、第1のカウントアップ後の一連番号に第2のカウントアップをさらに行って第2のカウントアップ後の一連番号に更新して、呼び出し先の処理を呼び出すように構成したので、他の処理の呼び出しを行うソフトウェア構成を簡易なものにするとともに、受付証跡ログ及び呼出証跡ログを適確に追加記憶しつつも一連番号の重複採番を防止することが可能になる。
さて、上述した実施例1では、呼び出し時において呼び出し先の処理が同期連動であるか、或いは派生連動であるかを問わず、証跡ログ出力部130に一連番号の第1のカウントアップを行わせた後にその一連番号をログ記憶部20に出力する例を説明したが、連動呼出部140のソフトウェア構成が簡易になる反面で、派生先のサービス処理部100で取られるログの一連番号が呼び出し元の直前の一連番号ではなく、図10に示した(一)、(二)及び(四)の部分のごとく、呼び出し後に取得したログの一連番号の枝番に見えてしまう。
そこで、実施例2では、視聴者に誤認識を与えるのを防止する観点から、他の処理を呼び出すにあたって呼び出し先の処理が同期連動或いは派生連動であるのかを最初に判定し、以降の処理を同期連動または派生連動であるのかを完全に区別して行うことに、実施例1との相違点がある。
以下では、図12に示すフローチャートを用いてこの相違点を具体的に説明する。図12は、実施例2に係る連動呼出処理の手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、業務アプリ110から共通ヘッダ及び次の呼び出し先に処理させるべき業務データを受け付けると(ステップS501肯定)、連動呼出部140は、呼び出し先の処理が同期連動であるか否かを判定する(ステップS502)。
ここで、呼び出し先の処理が同期連動である場合(ステップS502肯定)には、連動呼出部140は、図5のS102、S103に示す証跡ログ出力の処理と同様に、共通ヘッダ及び業務データを証跡ログ出力部130を通じてログ記憶部20に出力する(ステップS503)。なお、この時、証跡ログ出力部130によって共通ヘッダ内の一連番号に対して第1のカウントアップが行われる。
そして、連動呼出部140は、証跡ログ出力部130によって第1のカウントアップが行われた一連番号、そしてキー番号の複製を行って連動電文の共通ヘッダの元データを生成し(ステップS504)、該生成した連動電文の共通ヘッダを用いて他のサービス処理部100に同期連動呼出を行い(ステップS505)、呼出先から返却された連動電文共通ヘッダを当該サービス処理部100内の共通ヘッダに転記し(ステップS506)、処理を終了する。
一方、呼び出し先の処理が派生連動である場合(ステップS502否定)には、連動呼出部140は、証跡ログ出力部130に呼出証跡ログを出力するに先立って、業務アプリ110から受け取った共通ヘッダの複製を行って連動電文の共通ヘッダの元データを生成する(ステップS507)。
そして、連動呼出部140は、上記のステップS507で生成した連動電文の共通ヘッダ内の一連番号に対して当該一連番号の最下位の要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2のカウントアップを行い(ステップS508)、ここで初めて、図5のS102、S103に示す証跡ログ出力の処理と同様に、業務アプリ110から受け取った共通ヘッダ及び業務データを証跡ログ出力部130を通じてログ記憶部20に出力する(ステップS509)。なお、この時、証跡ログ出力部130によって共通ヘッダ内の一連番号に対して第1のカウントアップが行われる。
その後、連動呼出部140は、第2のカウントアップを行った一連番号を含む共通ヘッダ及び次の呼び出し先に処理させるべき業務データを有する連動電文を他のサービス処理部100に派生連動呼出を行い(ステップS510)、処理を終了する。
このように、呼び出し先の処理が同期連動或いは派生連動であるのかを最初に判定し、以降の処理を同期連動または派生連動であるのかを完全に区別して行う。
図13に示す例では、図10と同様に、依頼元30から受け付けたイベントに対し、業務処理がサービスAからサービスB及びサービスCに派生連動し、また、業務処理がサービスAからサービスCに同期連動し、業務処理が同一サービスC内で派生連動した場合を示している場合を示している。
そして、図13に示した例において、キー番号101を検索条件として各サーバ装置10のログ記憶部20からログを検索し、この検索により取得した証跡ログを一連番号で並び替えると、図14に示す呼び出し関係処理順を再現することができる。
ここで、図13及び図14に示した例においては、図10及び図11に示したものとは、依頼元からイベント(キー番号101)が呼び出された場合における一連番号の遷移が異なる。
すなわち、図13及び図14に示した(一)、(二)及び(四)の部分においては、図10及び図11に示した(一)、(二)及び(四)の部分のごとく、派生先のサービス処理部100で取られるログの一連番号が呼び出し後に取得したログの一連番号の枝番に誤認されることなく、呼び出し元の直前の一連番号の枝番であることを明示されていることがわかる。
上述してきたように、呼び出し元から渡されたキー番号と一連番号を少なくとも含む依頼電文をログとして追加記憶し、連動処理の呼び出し受付時または呼び出し時に渡された電文を出力して記憶したログを更新するとともに、その電文に含まれる一連番号に第1のカウントアップを行い、同期連動を呼び出す場合には、第1のカウントアップ後の一連番号を含む電文をそのまま呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、派生連動を呼び出す場合には、第2のカウントアップを行って第2のカウントアップ後の一連番号を含む電文を生成してから第1のカウントアップを伴うログ更新を行うように構成したので、派生連動後に採番される一連番号を呼び出し元の直前の一連番号と関連付けることができ、論理的な呼び出し関係処理順をより正確に再現することが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例1及び2以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例3として、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)一連番号
例えば、上記の実施例1及び2では、配列要素である一連番号1〜nのうち最下位の値から第1及び第2のカウントアップを行う場合を例示したが、必ずしも最下位の値からカウントアップを行う必要はなく、最上位の値から第1及び第2のカウントアップを行う場合にも本発明を同様に適用することができる。
(2)システム構成等
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図1、図4、図10、図13に示したサーバ装置10の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
図15は、実施例1にかかるサーバ装置10を構成するコンピュータ200のハードウェア構成を示す図(一例)である。図15に示すように、このコンピュータ200は、入力装置201、ディスプレイ202、信号を復調する復調装置203、信号を変調する変調装置204、記憶媒体からデータを読み取る媒体読取装置205、他の装置(例えば、分散環境に存在する他のサーバ装置)との間でデータの送受信を行う通信装置206、CPU(Central Processing Unit)207、メモリ208をバス209で接続して構成される。
ここで、メモリ208には、上記したサーバ装置10の機能と同様の機能を発揮するサービス処理プログラム208bが記憶されている。CPU207が、サービス処理プログラム208bを読み出して実行することにより、サービス処理プロセス207aが起動される。ここで、サービス処理プロセス207aは、図4に示した、サービス処理部100が内在する業務アプリ110、連動受付部120、証跡ログ出力部130、連動呼出部140に対応する。
また、メモリ208は、上述のサーバ装置10が利用する各種データ208aを記憶する。CPU207は、メモリ208に格納された各種データ208aを読み出し、読み出した各種データ208aを利用して、上述した連動受付処理や連動呼出処理を行う。
ところで、図15に示したサービス処理プログラム208bは、必ずしも最初からメモリ208に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにサービス処理プログラム208bを記憶しておき、コンピュータがこれらからサービス処理プログラム208bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施例1及び2を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置であって、
イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段と、
前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新手段と、
呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新手段と、
前記第1の一連番号更新手段または前記第2の一連番号更新手段の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2)呼び出し元から渡された、イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を少なくとも含む依頼電文を追加記憶するログ記憶手段と、
渡された電文を前記ログ記憶手段に出力して該ログ記憶手段に記憶された情報を更新するとともに、前記第1の一連番号更新手段を呼び出す証跡ログ出力手段と、
他の処理からの呼び出しを受け付けるとともに、該呼び出し元からの電文に含まれる一連番号を前記一連番号記憶手段に格納して前記証跡ログ出力手段を呼び出す処理受付手段とをさらに備え、
前記呼び出し手段は、
復帰を待つべき他の処理を呼び出す場合は、前記証跡ログ出力手段を呼び出し、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号を前記第1の更新処理後の一連番号に更新して電文を生成し、該生成した電文を呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、
復帰を待たない他の処理を呼び出す場合は、前記第2の一連番号更新手段を呼び出して前記第2の更新処理後の一連番号を含む電文を生成して、前記証跡ログ出力手段を呼び出すことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)呼び出し元から渡された、イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を少なくとも含む依頼電文を追加記憶するログ記憶手段と、
渡された電文を前記ログ記憶手段に出力して該ログ記憶手段に記憶された情報を更新するとともに、前記第1の一連番号更新手段を呼び出す証跡ログ出力手段と、
他の処理からの呼び出しを受け付けるとともに、該呼び出し元からの電文に含まれる一連番号を前記一連番号記憶手段に格納して前記証跡ログ出力手段を呼び出す処理受付手段とをさらに備え、
前記呼び出し手段は、
前記証跡ログ出力手段を呼び出し、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号を前記第1の更新処理後の一連番号に更新して電文を生成し、
復帰を待つべき他の処理を呼び出す場合は、該生成した電文を呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、
復帰を待たない他の処理を呼び出す場合は、該生成した電文に含まれる一連番号を、前記第2の一連番号更新手段を呼び出して前記第2の更新処理後の一連番号に更新して、呼び出し先の処理を呼び出すことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記4)分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置のログ収集プログラムであって、
前記情報処理装置に、
イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新手順と、
呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新手順と、
前記第1の一連番号更新手順または前記第2の一連番号更新手順の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し手順と
を実行させることを特徴とする情報処理装置のログ収集プログラム。
(付記5)分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置のログ収集方法であって、
前記情報処理装置が、
イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新工程と、
呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新工程と、
前記第1の一連番号更新工程または前記第2の一連番号更新工程の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し工程と
を実行することを特徴とする情報処理装置のログ収集方法。
実施例1に係るサーバ装置を含む分散コンピューティングシステムのシステム構成を示すシステム構成図である。 共通ヘッダ上の保有項目の一例を示す図である。 タイムスタンプまたは一連番号でソートした場合の処理手順再現結果の相違を説明する説明図である。 実施例1に係るサーバ装置が内在するサービス処理部の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る連動受付処理の手順を示すフローチャートである。 証跡ログ出力部の処理内容を説明するための説明図である。 第1のカウントアップの一例を示す図である。 実施例1に係る連動呼出処理の手順を示すフローチャートである。 第2のカウントアップの一例を示す図である。 依頼元からイベントが呼び出された場合における一連番号の遷移例を示す図である。 一連番号による処理手順再現の一例を示す図である。 実施例2に係る連動呼出処理の手順を示すフローチャートである。 依頼元からイベントが呼び出された場合における一連番号の遷移例を示す図である。 一連番号による処理手順再現の一例を示す図である。 実施例1にかかるサーバ装置を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 従来技術における各アビリティ間で受け渡しされるログ管理情報の一例を示す図である。 従来技術における証跡ログの検索要領を説明するための説明図である。
符号の説明
1 分散コンピューティングシステム
10 サーバ装置
100 サービス処理部
110 業務アプリ
120 連動受付部
130 証跡ログ出力部
140 連動呼出部
200 コンピュータ
201 入力装置
202 ディスプレイ
203 復調装置
204 変調装置
205 媒体読取装置
206 通信装置
207 CPU
207a サービス処理プロセス
208 メモリ
208a 各種データ
208b サービス処理プログラム
209 バス

Claims (4)

  1. 分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置であって、
    イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段と、
    前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新手段と、
    呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新手段と、
    前記第1の一連番号更新手段または前記第2の一連番号更新手段の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 呼び出し元から渡された、イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を少なくとも含む依頼電文を追加記憶するログ記憶手段と、
    渡された電文を前記ログ記憶手段に出力して該ログ記憶手段に記憶された情報を更新するとともに、前記第1の一連番号更新手段を呼び出す証跡ログ出力手段と、
    他の処理からの呼び出しを受け付けるとともに、該呼び出し元からの電文に含まれる一連番号を前記一連番号記憶手段に格納して前記証跡ログ出力手段を呼び出す処理受付手段とをさらに備え、
    前記呼び出し手段は、
    復帰を待つべき他の処理を呼び出す場合は、前記証跡ログ出力手段を呼び出し、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号を前記第1の更新処理後の一連番号に更新して電文を生成し、該生成した電文を呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、
    復帰を待たない他の処理を呼び出す場合は、前記第2の一連番号更新手段を呼び出して前記第2の更新処理後の一連番号を含む電文を生成して、前記証跡ログ出力手段を呼び出すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 呼び出し元から渡された、イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を少なくとも含む依頼電文を追加記憶するログ記憶手段と、
    渡された電文を前記ログ記憶手段に出力して該ログ記憶手段に記憶された情報を更新するとともに、前記第1の一連番号更新手段を呼び出す証跡ログ出力手段と、
    他の処理からの呼び出しを受け付けるとともに、該呼び出し元からの電文に含まれる一連番号を前記一連番号記憶手段に格納して前記証跡ログ出力手段を呼び出す処理受付手段とをさらに備え、
    前記呼び出し手段は、
    前記証跡ログ出力手段を呼び出し、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号を前記第1の更新処理後の一連番号に更新して電文を生成し、
    復帰を待つべき他の処理を呼び出す場合は、該生成した電文を呼び出し先の処理に渡して、該呼び出し先の処理から復帰すると後続処理を呼び出し、
    復帰を待たない他の処理を呼び出す場合は、該生成した電文に含まれる一連番号を、前記第2の一連番号更新手段を呼び出して前記第2の更新処理後の一連番号に更新して、呼び出し先の処理を呼び出すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 分散コンピューティング環境下で動作する情報処理装置のログ収集プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    イベントを一意に識別可能なイベント識別子と1以上の配列要素で表現される一連番号を記憶する一連番号記憶手段に記憶された一連番号の配列の、空でない、最下位または最上位の少なくともいずれかの要素の値をインクリメントする第1の更新処理を行う第1の一連番号更新手順と、
    呼び出し先の処理が復帰を待たない他の処理である場合は、前記一連番号記憶手段に記憶された一連番号の最下位または最上位の少なくともいずれかの要素に隣接する、空である要素の値を1インクリメントする第2の更新処理を行う第2の一連番号更新手順と、
    前記第1の一連番号更新手順または前記第2の一連番号更新手順の少なくともいずれか1つによって更新された一連番号を含む電文を生成して、呼び出し先の処理を呼び出す呼び出し手順と
    を実行させることを特徴とする情報処理装置のログ収集プログラム。
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