JP2009244092A - 携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法、携帯型コンピュータ、記録媒体及びプログラム - Google Patents

携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法、携帯型コンピュータ、記録媒体及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来、AC電源接続/非接続を切り替えるためには、手動によりノート型PC本体装置1からACアダプタ6を抜き差しするか、また、自動化する場合でも、AC電源への接続/非接続を切り替える外部機器を用意する必要があった。
【解決手段】電源切り替え制御部12からの制御信号により、電源制御部4のPSC部18が有するピークシフトコントロール機能を利用して2種類の電源の切り替えを行うことで、バッテリ5の充放電プロセスの繰り返しを自動的に行なわせる手順と、バッテリ5の放電中に、バッテリ5の放電時間を測定する手順と、バッテリ5の放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が有効に動作しているか否かを試験する手順とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、単に「ノート型PC」と記す)に搭載されたピークシフトコントロール機能を利用して、バッテリ充放電の試験の自動化及びバッテリ残量が少ない状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を自動的に行う携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法、携帯型コンピュータ、記録媒体及びプログラムに関する。
§1:従来例1の説明
以下、従来例1を説明する。従来、携帯型コンピュータの一つとしてノート型PCが知られていた。このノート型PCは次のようになっていた。
(1) :ノート型PCは、バッテリと商用交流電源(以下「AC電源」又は「交流電源」と記す)の2種類の電源供給に対応しており、通常は以下の様に動作する。
(a) :ノート型PCがAC電源に接続されていない場合、PC本体装置はバッテリによる動作を行い、該バッテリは放電状態となる。
(b) :ノート型PCがACアダプタを介してAC電源に接続されている場合、PC本体装置はAC電源からの電力供給を受けて動作を行い、バッテリは充電状態となる。
(2) :PC本体装置がバッテリで動作する場合、バッテリからの出力電圧は電流消費とともに低下し、PC本体装置の消費電力によっても変化する特性を持っている。このため、PC本体装置は安定した電源供給が受けにくく、バッテリの特性を考慮した設計が行なわれている。
(3) :PC本体装置は、高性能化に伴う消費電力の増加により、装置の消費電力を抑えてバッテリでの動作時間を長くするために省電力機能を持つための設計が行われている。バッテリが供給される全電力量は一定であるため、バッテリ駆動で動作できる時間は省電力機能の設定(PC本体装置の消費電力)によって変化する。
(4) :これらのバッテリ動作(放電状態)におけるノート型PCの製品評価を行うためには、充電されたバッテリ又は試験機器を準備する必要である。
§2:従来例2、3の説明
図7は従来例2、3の説明図であり、A図は従来例2の説明図、B図は従来例3の説明図である。以下、図7に基づいて従来例2、3を説明する。
(1) :従来例2の説明
従来例2は図7のA図に示したように、ノート型PC本体装置1に、DC入力端子2、電源回路3、電源制御部4、バッテリ5等が設けてある。そして、外部のAC電源8からの電力供給を受けて直流低電圧に変換して電力を出力(DC出力)するACアダプタ6の出力側の端子を前記DC入力端子2に着脱自在に接続する。また、AC電源8とACアダプタ6との間には外部機器7を接続する。
(2) :従来例3の説明
従来例3は図7のB図に示したように、ノート型PC本体装置1に、DC入力端子2、電源回路3、電源制御部4等が設けてある。そして、外部のAC電源8からの電力供給を受けて直流低電圧に変換して電力を出力(DC出力)するACアダプタ6の出力側の端子を前記DC入力端子2に着脱自在に接続する。また、従来例2のバッテリ5は設けず、その位置には、擬似バッテリ試験機9の出力端子を接続し、該擬似バッテリ試験機9の入力側には外部のAC電源8を接続する。
§3:従来例4の説明
以下、特許文献1を従来例4として説明する。
従来例4は、情報処理装置内に制御部から電圧制御のできる電源部と、試験する設定電圧値を書き込むためのバッテリバックアップメモリと、ウォッチドックタイマ回路とを設け、電圧を変化させる前に試験電圧値をバッテリバックアップメモリに書き込みその後に電圧を変化させ、試験プログラムを実行するというものである。
§4:従来例5の説明
以下、特許文献2を従来例5として説明する。
従来例5は、電池のリフレッシュ中に電池が取り外された場合でも、本体のシャットダウンを防ぐというものである。
§5:従来例6の説明
以下、特許文献3を従来例6として説明する。
従来例6は、充電、放電、休止に応じて試験温度を変更でき、かつ、それらの温度を試験電池個々に独立して設定できる機構を備えた二次電池充放電自動試験装置に関するものである。
特開平5−2502号公報 特開2003−143773号公報 特開平8−189954号公報
(1) :従来、本体装置の省電力機能を確認するために、バッテリを放電状態にするには、充電された状態から放電させる必要がある。バッテリを放電させるためには、ノート型PC本体装置をACアダプタを介して供給されるAC電源に接続又は非接続を切り替える必要である。
従来、AC電源接続/非接続を切り替えるためには、手動によりノート型PC本体装置1からACアダプタ6を抜き差しするか、また、自動化する場合でも、AC電源への接続/非接続を切り替える外部機器を用意する必要があった。
(2) :従来例2において、バッテリからの電流消費とともに低下する特性を持っている。このため、バッテリからノート型PC本体装置に供給される電圧マージンの試験を行うためには、バッテリの残量が少ない(出力電圧が低下する)状態を保持する必要がある。バッテリを一定の残量(検証したい状態)に保つためには、前記課題の(1) と同様に外部機器を使用する必要があった。
また、従来例3のように、ノート型PC本体装置のバッテリの部分に擬似バッテリ試験機を接続し、バッテリから供給される出力電圧を擬似的に変更するような構成の擬似バッテリ試験機を用意する必要があった。
(3) :従来例4、5、6には、本発明のように、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯型コンピュータに搭載されたピークシフトコントロール機能を利用して、バッテリ充放電の試験の自動化を行うことに関して何ら記載がなく、本発明の背景技術程度の内容である。
本発明は、前記従来の課題を解決するためになされたものであり、ノート型PC等の携帯型コンピュータに搭載されたピークシフトコントロール機能を利用して、バッテリ充放電の試験の自動化及びバッテリ残量が少ない状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を自動的に行えるようにすることを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
すなわち、交流電源とバッテリの2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法であって、前記制御信号により、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記2種類の電源の切り替えを行うことで、前記バッテリの充放電プロセスの繰り返しを行なわせる手順と、前記バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定する手順と、前記バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が有効に動作しているか否かを試験する手順とを有する。
また、交流電源とバッテリの2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法であって、前記バッテリの残量をモニタリングする手順と、前記モニタリングにより前記バッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する手順と、前記バッテリ残量が前記検証したい残量により低下したと判断したら、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、前記バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したら前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返すことにより、バッテリ残量を前記検証したいバッテリ残量と上限値の間で変化させるように制御する手順とを有し、前記バッテリ残量が低い状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を自動的に行う。
(作用)
(a) :制御信号により、ピークシフトコントロール機能を利用して2種類の電源の切り替えを行うことで、バッテリの充放電プロセスの繰り返しを自動的に行なわせる。そして、バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定し、バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が有効に動作しているか否かを試験する。
このようにすれば、従来のように試験機器を用意することなく、かつ製品環境と同じ装置構成(バッテリ)で、ノート型PC本体装置の省電力機能の試験を自動化することが可能である。
(b) :バッテリの残量をモニタリングし、モニタリングによりバッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する。そして、バッテリ残量が検証したい残量により低下したと判断したら、ピークシフトコントロール機能を利用して交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したらピークシフトコントロール機能を利用して交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返す。
このようにして、バッテリ残量を検証したいバッテリ残量と上限値の間で変化させるように制御することで、バッテリ残量が低い状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を自動的に行う。
このようにすれば、バッテリ出力が低電圧の状態で、ノート型PC本体装置にバッテリから供給される出力電圧に対する電圧マージン試験を自動化することが可能になる。
本発明によれば、次のような効果がある。
(1) :ノート型PC等の携帯型コンピュータに搭載されたピークシフトコントロール機能(制御信号によりバッテリと外部の交流電源との切り替えを自動的に行うことで交流電源のピークの消費電力をシフトできる機能)を利用して、バッテリ充放電の試験の自動化及びバッテリ残量が少ない状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を自動的に行えるようにできる。
(2) :従来のように試験機器を用意することなく、かつ製品環境と同じ装置構成(バッテリ)で、携帯型コンピュータ(例えば、ノート型パーソナルコンピュータ)の本体装置の省電力機能の試験を自動化することが可能である。
(3) :バッテリ出力が低電圧の状態で、ノート型PC本体装置にバッテリから供給される出力電圧に対する電圧マージン試験を自動化することが可能になる。
(4) :間欠で、結果がNGとなるようなタイミング障害がある場合に、試験動作を全て自動化可能であるため、試験時間を長時間繰り返すような仕組みを容易に構築可能である。
以下、携帯型コンピュータの一例としてノート型パーソナルコンピュータ(以下「ノートPC」と記す)を例として説明する。
§1:ノート型PCの構成の説明
図1はバッテリ充放電試験自動化の構成例を示した図である。以下、図1を参照しながらバッテリ充放電試験自動化の構成例を説明する。なお、以下に説明する例は、バッテリ充放電試験自動化の構成例としてノート型PC(ノート型パーソナルコンピュータ)を使用した例である。
以下に説明するノート型PCは次の前提条件を備えているものとする。
1.2種類の電源供給(ACアダプタ6又はバッテリ5)に対応している。
2.ノート型PC本体装置1のハードウェアは、バッテリ5の残量及び充放電電流値、電圧値をソフトウェアから取得できる機能を有している。
3.ノート型PC本体装置1のハードウェアは、供給電源についてACアダプタ6又はバッテリ5のどちらをソフトウェアから切り替える機能(この例では、PSC部18をサポートするために、ノート型PC本体装置1が持っている機能)を有している。
図1に示した例では、ノート型PC本体装置1に、充放電試験制御部11とメモリ15を設けると共に、DC入力端子2、電源回路3、電源制御部4、バッテリ5等が設けてある。そして、外部の商用交流電源(以下、「AC電源」と記す)8からの電力供給を受けて直流の小電圧に変換して電力を出力(DC出力)するACアダプタ6の出力側の端子を前記DC入力端子2に着脱自在に接続する。
また、前記充放電試験制御部11には、電源切り替え制御部12と、バッテリ容量モニタリング部13と、試験補助用プログラム14と、主制御部16を設ける。そして、充放電試験制御部11の各部はそれぞれメモリ15にアクセスできるようになっている。また、電源制御部4にはピークシフトコントルール(以下「PSC」と記す)部18が設けてある。前記各部は次の通りである。
(a) :充放電試験制御部11は、ノート型PCに搭載されたPSC(ピークシフトコントロール)機能を利用して、バッテリ5の充放電動作の試験及びバッテリ残量が少ない状態での試験を行う際の制御を行うもの(制御用のプログラムを含むソフトウェア)である。
(b) :DC入力端子2は、ACアダプタ6のDC出力端子からDC入力を行うものである。
(c) :電源回路3は、ノート型PCの各部に安定した直流電力を供給するための回路である。
(d) :電源制御部4は、電源回路3に対する制御を行うものであり、その内部には、PSC部18も含まれている。前記PSC部18は従来からノート型PCには設けられているものを使用する。
(e) :バッテリ5は、AC電源8を切断した場合にノート型PCに電力を供給するためのものであり、AC電源8がノート型PC本体装置1に接続された場合に充電されるものである。
(f) :ACアダプタ6は、AC電源8からの電力供給を受けて直流の小電圧に変換して電力を出力(DC出力)するものである。
(g) :DC入力端子2は、ACアダプタ6の出力側の端子を接続するための端子である。
(h) :充放電試験制御部11は、ノート型PC本体装置1に対し、バッテリ5の充放電試験を制御するもの(プログラム等)である。
(i) :電源切り替え制御部12は、電源制御部4に対し制御信号を送り、AC電源8とバッテリ5との切り替えを制御するもの(プログラム)である。
(j) :バッテリ容量モニタリング部13は、電源制御部4にアクセスしてバッテリ5の容量をモニタリングして現在の容量を獲得するもの(プログラム)である。
(k) :試験補助用プログラム14は、充放電試験制御部11の指示によりバッテリ5の充放電試験を行う際の補助制御を行うものである。例えば、充放電試験制御部11の指示によりメモリ15に省電機能の設定を行う処理等を行うものである。
(l) :PSC部18は、ノート型PCに備えてある既存の機能である。このPSC部18は、充放電試験制御部11の電源切り替え制御部12からの制御信号に応答して、AC電源8とバッテリ5との切り替えを自動的に行う機能を備えている。
なお、前記PSC部18は、ピークシフトコントロールプログラム(peak shift control program)で構成されており、次のような内容のものである。
すなわち、ピークシフトコントロールプログラムとは、オフィスなどでAC電源で常時稼働しているノートパソコンを、盛夏期の午後など電力需要のピークに合わせてバッテリ駆動に切り替え、その間AC電源の使用を抑える技術である。ピークシフトコントロールプログラムは、ピークシフトの手法により幾つかの世代に分類できるが、最新の第三世代ではピーク時間帯に消費したバッテリの充電開始時間を任意に設定できるようになっている。
図1に示した例では、充放電試験制御部11内の電源切り替え制御部12からPSC部18へ制御信号(AC電源8の使用/非使用の切り替え信号)を送り、この制御信号に基づき、PSC部18がAC電源8の使用又は非使用の状態に自動的に切り替えることができるようになっている。
主制御部16は、充放電試験制御部11内の各部を起動したり、指示を与えたりするためのものである。
§2:動作概要の説明
(a) :図1に示した例では、ノート型PC本体装置1に搭載されている電源制御部4のPSC部18を利用することにより、ノート型PC本体装置1のみでバッテリ5の充電及び放電動作の切り替えを自動化し、前記課題を解決する。
(b) :電源制御部4は、PSC部18の機能をサポートするために、ACアダプタ6を通って供給されるAC電源8の使用/非使用を切り替える機能を持っている。また、充放電試験制御部11は、電源制御部4に対してAC電源8の使用/非使用を切り替えを指示及びバッテリ5の充電量のモニタリングを行う。
(c) :ACアダプタ6は、ノート型PC本体装置1に接続され、AC電源は常に供給されている状態であるとする。
(d) :充放電試験制御部11がAC電源8の使用を指示すると、ACアダプタ6より供給されるAC電源8を使用してノート型PC本体装置1は動作する。この時、バッテリ5は充電状態となる。
(e) :充放電試験制御部11がAC電源8の非使用を指示すると、バッテリ5を使用してノート型PC本体装置1は動作する。この時、バッテリ5は放電状態となる。
§3:例1の動作の詳細な説明
(1) :例1の動作の説明
例1では、図1に示した構成の装置を使用し、電源制御部4が持っているPSC部18の機能を利用して、ノート型PC本体装置1でのバッテリ5の充放電動作を自動化して試験する。なお、PSC部18のPSCは、ピークシフトコントロールのことである。
前記試験を行う場合、充放電試験制御部11は、バッテリ5の現在のバッテリ残量をモニタリングし、電源制御部4が持っているPSC部18の機能を利用して、バッテリ残量がMAXの場合は、AC電源8を未使用(放電動作)に、バッテリ残量がMINの場合は、AC電源8を使用(充電動作)に切り替えることにより、充放電プロセスの繰り返しを自動化する。
この時、以下の例のノート型PC本体装置1が持っている省電力機能の設定を変更(ノート型PC本体装置1の消費電力の変更)と組み合わせて、充放電プロセスの繰り返しを制御しながらバッテリ5の放電時間を測定することで、省電力機能が有効に動作していることの試験を自動化することが可能となる。
(2) :省電力機能の説明
前記省電力機能としては次のようなことである。
(a) :CPUパフォーマンス(動作クロック)
(b) :ディスプレイ装置の画面輝度の設定、消灯動作、LCDバックライトのON/OFF
(c) :その他、ノート型PC本体装置1に搭載されているデバイスのON/OFF
(3) :試験手順の基本動作
(a) :PSC部18の機能を利用して、ノート型PC本体装置1をAC電源8に切り替えて、バッテリ充電量がMAXになるまで充電する。
(b) :充放電試験制御部11により試験補助用プログラム14を起動して、該試験補助用プログラム14の処理により省電力機能を設定し、ノート型PC本体装置1の消費電力を変更する。
(c) :PSC部18の機能を利用して、ノート型PC本体装置1をバッテリ5の駆動に切り替えて、バッテリ容量モニタリング部13により、バッテリ5の充電量がMINに放電されるまでの時間を計測する。
(d) :バッテリ容量モニタリング部13により、測定結果をメモリ15に格納する。
(e) :前記(a) 〜(e) を複数回繰り返し実施し、試験結果をメモリ15に保存した後、判定する。
(f) :上記手順を、前記省電力機能の設定内容を変更しながら、バッテリ5で動作する時間(放電時間)の計測をPSC部18の機能を利用して自動化する。
(4) :判定方法の説明
異なる省電力機能で動作させた場合のバッテリ5の放電時間を計測し、時間に差異が発生することから省電力機能が有効に動作していることを確認する。(省電力機能の設定内容が異なる場合は、消費電力が多い設定でのバッテリ5の動作時間(放電時間)の方が短くなる)及び同一省電力設定で動作させた場合のバッテリ5の放電時間を複数回(最低2回)計測し、時間に差異が無いことから省電力機能が常に有効に動作していることを確認する。
また、本試験結果でNGとなった場合は、省電力機能が有効に動作していないため、ノート型PC本体装置1のメインボード回路に問題があることが考えられる。このため、ノート型PC本体装置1に対して設計不具合箇所の特定及び修正が行なわれる。但し、本試験方法では、ノート型PC本体装置1の設計不具合を判定するまでの方法であり、判定後の処置は含まない。
(3) :フローチャートによる例1のノート型PC本体装置の処理説明
図2は試験例1のノート型PC本体装置の処理フローチャート(その1)、図3は試験例1のノート型PC本体装置の処理フローチャート(その2)である。以下、図2、図3に基づいて、試験例1のノート型PC本体装置処理を説明する。なお、図2、図3においてS1〜S15は各処理ステップを示す。
先ず、オペレータはメモリ15に初期値を設定する(S1)。この場合、初期値としては充放電の回数、バッテリ残量のMAX(最大値)、MIN(最小値)等である。次に、バッテリ5の充電を開始する(S2)。この時、電源切り替え制御部12から電源制御部4のPSC部18へAC電源8からの電力供給に切り替えるための電源切り替え信号(AC電源:ON)を送り、AC電源8からの電源供給側へ切り替えることで、バッテリ5は充電を継続する(S3)。
次に、バッテリ容量モニタリング部13は電源制御部4へアクセスしてバッテリ5の残量を取得し(S4)、メモリ15の設定情報と比較して、バッテリ残量がMAX(最大値)か否かを判断する。その結果、バッテリ残量がMAXでないと判断したら、S3の処理へ移行し、バッテリ残量がMAXであると判断したら、充電終了とする(S6)。この時、電源切り替え制御部12から電源制御部4のPSC部18へAC電源8からの電力供給を切断しバッテリ5からの電源供給に切り替える。
そして、充放電試験制御部11は、バッテリ5の放電試験を開始し(S7)、試験補助用プログラム14によりメモリ15に省電力機能を設定する(S8)。この場合のメモリ15に設定する省電力機能としては、CPUパフォーマンス(動作クロック)、ディスプレイ装置の画面輝度の設定、消灯動作などである。そして、電源制御部4にAC電源8の非使用を指示してバッテリ5の放電を継続する(S9)。
次に、バッテリ容量モニタリング部13は電源制御部4にアクセスしてバッテリ5の残量を取得し(S10)、バッテリ残量がMIN(最小値)かどうかを判定する(S11)。その結果、バッテリ残量がMINでないと判断したら、S9の処理へ移行し、バッテリ残量がMINであると判断したら、バッテリ容量モニタリング部13により電源制御部4へアクセスしてバッテリ5の放電時間を計測し、メモリ15に保存する(S12)。そして、バッテリ5の放電試験を終了する(S13)。
次に、充放電試験制御部11は、メモリ15に設定した充放電の繰り返し回数を取得し、充放電を終了するか否かを判断し(S14)、充放電を終了する繰り返し回数に達していなければ、S2の処理へ移行し、充放電を終了する繰り返し回数に達していたら、試験結果の判定を行い(S15)、この試験を終了する。
(前記処理の補足説明)
(a) :前記S2の処理において、充電動作は、ノート型PC本体装置1のバッテリ5による動作での試験準備のため、バッテリ5の満充電を行う。
(b) :前記S6の処理において、放電動作は、ノート型PC本体装置1の省電力機能により消費電力を変化させて動作させた場合の放電時間を測定する。
(c) :前記S15の処理において、試験結果の判定は、メモリ15の設定情報に基づき、バッテリ放電時間の測定結果から省電力機能の動作を判定する。判定不合格となった場合、省電力機能が有効に動作していないため、ノート型PC本体装置1のメインボード回路の設計に問題があることが考えられる。このため、ノート型PC本体装置1に対して設計不具合箇所の特定及び修正が行なわれる。但し、本試験方法は、ノート型PC本体装置1の不具合を判定するまでの方法であり、判定後の処置は含まない。
(4) :バッテリ残量の変化例の説明
図4は試験例1のバッテリ残量変化を示した図である。前記図2、図3の処理フローチャートで説明した充放電試験を繰り返した場合のバッテリ残量の変化をグラフ化した例を図4に示す。図4において、縦軸はバッテリ残量、横軸は経過時間t0、t1、t2、t3・・・、A、B、Cはそれぞれバッテリ残量=100%、0%、100%のポイントを示す。
PSC部18のピークシフトコントロール機能を利用して充放電サイクルを自動化し、バッテリ放電時間の測定結果から、ノート型PC本体装置1の省電力機能の動作を確認する。
A:バッテリ放電試験の開始(t0)
ノート型PC本体装置1の省電力機能をメモリ15に設定し、充放電試験制御部11は、PSC部18のピークシフトコントロール機能を利用してバッテリ動作に切り替えて、バッテリ残量が0%になるまでの放電時間を測定する。
B:充放電試験制御部11は、バッテリ5の残量を監視し、残量が0%(装置が最低限動作可能な残量)になったところで、PSC部18のピークシフトコントロール機能を利用してAC電源8からの電力供給による動作に切り替えて、バッテリ5を充電する(t1)。
C:充放電試験制御部11は、バッテリ5の残量を監視し、充電量が100%になったところで、PSC部18のピークシフトコントロール機能を利用してバッテリ動作に切り替えて、前記Aと同様に放電時間を測定する。(前記A、B、Cは図4の符号)(t2)。
§4:例2の動作の詳細な説明
(1) :試験例2のノート型PC本体装置の処理
図1において、電源制御部4のPSC部18が持っているピークシフトコントロール機能を利用して、バッテリ5の残量が少ない状態でのノート型PC本体装置1の電圧マージン試験を自動化する。
図1において、充放電試験制御部11のバッテリ容量モニタリング部13は、バッテリ5の現在のバッテリ容量をモニタリングし、電源制御部4のPSC部18が持っているピークシフトコントロール機能を利用して、バッテリ残量が検証したい残量を超えた場合はAC電源8を未使用(放電動作)に、低い場合はAC電源8を使用(充電動作)に切り替えることにより、バッテリ残量を一定状態に保持する。
バッテリ5からの出力電圧は、電流消費とともに低下する特性を持っている。このため、特にバッテリ残量が少ない(バッテリ5からの出力電圧が低下する)状態を保持しながら、ノート型PC本体装置1を操作(消費電力を変更)してもハングアップすることなく動作することを確認する(人手により確認する)ことにより、バッテリ5から供給される出力電圧に対するノート型PC本体装置1の電圧マージンを試験する。
また、本試験結果でNGとなった場合は、ノート型PC本体装置1の電圧マージンに不具合があることが考えられる。このため、ノート型PC本体装置1に対して設計不具合箇所の特定及び修正が行なわれる。但し、本試験方法は、ノート型PC本体装置1の設計不具合を判定するまでの方法であり、判定後の処置は含まない。
(2) :フローチャートによる試験例2のノート型PC本体装置の処理説明
図5は試験例2のノート型PC本体装置の処理フローチャートである。以下、図5に基づいて、試験例2のノート型PC本体装置処理を説明する。なお、図5においてS21〜S27は各処理ステップを示す。
先ず、処理が開始されると、オペレータ等は、メモリ15に初期値を格納する。この場合の初期値としては、検証したいバッテリ容量、テスト終了時間等であり、これらの初期値をメモリ15に格納しておく(S21)。その後、充放電試験制御部11の主制御部16の指示により、バッテリ容量モニタリング部13が電源制御部4へアクセスして、バッテリ5の残量を取得する(S22)。
そして、バッテリ容量モニタリング部13は、メモリ15の設定情報を基に、検証したいバッテリ残量以下か否かを判定する(S23)。その結果、検証したいバッテリ残量以下でなければ、電源切り替え制御部12から電源制御部4にAC電源8の非使用を指示して、バッテリ5の放電動作を行い(S27)、メモリ15の設定情報を基に、充放電を終了するか否かを判定する(S26)。その結果、充放電を終了しないと判定した場合は、S22の処理へ移行し、充放電を終了すると判定した場合は、この処理を終了する。
また、S23の処理において、検証したいバッテリ残量以下である場合は、電源切り替え制御部12から電源制御部4にAC電源8の使用を指示してバッテリ5の充電動作を行う(S25)。そして、バッテリ容量は上限値に達したか否かを判断し、バッテリ容量が上限値に達していればS27の処理へ移行し、バッテリ容量が上限値に達していなければ、メモリ15の設定値を基に、充放電を終了するか否かを判断する(S26)。その結果、充放電を終了するのでなければS22の処理へ移行し、充放電を終了する場合はこの処理を終了する。
(3) :バッテリ容量の変化例の説明
図6は試験例2のバッテリ残量変化を示した図である。図6において、縦軸はバッテリ残量(満充電状態に対する%)であり、横軸は経過時間(t)secを示す。また、N%は、検証したいバッテリ残量、Xは上限値を示す。なお、前記N%、X等の値は初期値としてメモリ15に予め設定しておく。
(a) :充放電試験制御部11は、検証したいバッテリ残量(N%)を超えたと判断した場合(t2、t4等)は、電源制御部4のPSC部18を起動して、AC電源8への非接続(バッテリ5の放電動作)に切り替える。この時、バッテリ5からの出力電圧が低下している状態であり、本状態の時にノート型PC本体装置1を動作させてもハングアップしないことを確認する(オペレータ等により確認する)ことにより、バッテリ5から供給される出力電圧(残量でも同じ)に対するノート型PC本体装置1の電圧マージンを確認する。
(b) :充放電試験制御部11は、バッテリ残量が検証したいバッテリ残量(N%)以下であると判断した場合(t1、t3、t5等)は、電源制御部4のPSC部18を起動して、AC電源8への接続(バッテリ5の充電動作)に切り替える。
§5:記録媒体及びプログラムの説明
図1の装置において、ノート型PC本体装置には、内部の各種制御や処理を行うCPUと、プログラムや各種データを格納しておくためのROM(不揮発性メモリ)と、メモリと、インタフェース制御部(「I/F制御部」という)と、通信制御部と、ハードディスク装置と、リムーバブルディスクドライブ等が設けてある。
例えば、前記ハードディスク装置の磁気ディスク(記録媒体)に、充放電試験制御部11の処理や制御を実現するためのプログラムを格納しておき、このプログラムを前記CPUが読み出して実行することにより、前記充放電試験を実行する。
しかし、本発明は、このような例に限らず、例えば、前記ハードディスク装置の磁気ディスクに、次のようにしてプログラムを格納し、このプログラムをCPUが実行することで前記処理を行うことも可能である。
(a) :他の装置で作成されたリムーバブルディスクに格納されているプログラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、リムーバブルディスクドライブにより読み取り、ハードディスク装置の記録媒体に格納する。
(b) :通信回線を介して他の装置から伝送されたプログラム等のデータを、通信制御部を介して受信し、そのデータをハードディスク装置の記録媒体(磁気ディスク)に格納する。
また、携帯型コンピュータとして、実施例のようなノート型パソコンの他、携帯電話、ゲーム機器などを含む。
本発明の実施の形態におけるバッテリ充放電試験自動化の構成例である。 本発明の実施の形態における試験例1のノート型PC本体装置の処理フローチャート(その1)である。 本発明の実施の形態における試験例1のノート型PC本体装置の処理フローチャート(その2)である。 本発明の実施の形態における試験例1のバッテリ残量変化を示した図である。 本発明の実施の形態における試験例2のノート型PC本体装置の処理フローチャートを示した図である。 本発明の実施の形態における試験例2のバッテリ残量変化を示した図である。 従来例2、3の説明図であり、A図は従来例2の説明図、B図は従来例3の説明図である。
符号の説明
1 ノート型PC本体装置
2 DC入力端子
3 電源回路
4 電源制御部
5 バッテリ
6 ACアダプタ
7 外部機器
8 AC電源
9 擬似バッテリ試験機
11 充放電試験制御部
12 電源切り替え制御部
13 バッテリ容量モニタリング部
14 試験補助用プログラム
15 メモリ
16 主制御部
18 PSC部(ピークシフトコントロール部)

Claims (8)

  1. 交流電源とバッテリの2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法であって、
    前記制御信号により、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記2種類の電源の切り替えを行うことで、前記バッテリの充放電プロセスの繰り返しを行なわせる手順と、
    前記バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定する手順と、
    前記バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が有効に動作しているか否かを試験する手順と、
    を有することを特徴とする携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法。
  2. 交流電源とバッテリの2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法であって、
    前記バッテリの残量をモニタリングする手順と、
    前記モニタリングにより前記バッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する手順と、
    前記バッテリ残量が前記検証したい残量により低下したと判断したら、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、前記バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したら前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返すことにより、バッテリ残量を前記検証したいバッテリ残量と上限値の間で変化させるように制御する手順と、
    を有し、前記バッテリ残量が低い状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を行うことを特徴とする携帯型コンピュータのバッテリ充放電試験方法。
  3. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を有する電源制御手段を備えた携帯型コンピュータであって、
    前記制御信号により、電源制御部のピークシフトコントロール機能を利用して前記2種類の電源の切り替えを行うことで、前記バッテリの充放電プロセスの繰り返しを行わせる手段と、
    前記バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定する手段と、
    前記バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が正常に有効に動作しているか否かを試験する手段と、
    を備えていることを特徴とする携帯型コンピュータ。
  4. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を有する電源制御手段を備えた携帯型コンピュータであって、
    前記バッテリの残量をモニタリングする手段と、
    前記モニタリングにより前記バッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する手段と、
    前記バッテリ残量が前記検証したい残量により低下したと判断したら、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、前記バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したら前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返すことにより、前記バッテリ残量を前記検証したいバッテリ残量と上限値の間となるように制御する手段と、
    を備え、前記バッテリの残量が低い状態での携帯型コンピュータ本体装置の電圧マージン試験を行うことを特徴とする携帯型コンピュータ。
  5. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータに、
    前記制御信号により、ピークシフトコントロール機能を利用して前記2種類の電源の切り替えを行うことで、前記バッテリの充放電プロセスの繰り返しを行わせる手順と、
    前記バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定する手順と、
    前記バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が正常に有効に動作しているか否かを試験する手順と、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータに、
    前記バッテリの残量をモニタリングする手順と、
    前記モニタリングにより前記バッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する手順と、
    前記バッテリ残量が前記検証したい残量により低下したと判断したら、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、前記バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したら前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返すことにより、前記バッテリ残量を前記検証したいバッテリ残量と上限値の間となるように制御する手順と、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは放電状態になる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータに、
    前記制御信号により、ピークシフトコントロール機能を利用して前記2種類の電源の切り替えを行うことで、前記バッテリの充放電プロセスの繰り返しを行なわせる手順と、
    前記バッテリの放電中に、バッテリ放電時間を測定する手順と、
    前記バッテリ放電時間の測定結果から、予め設定した携帯型コンピュータ本体装置の省電力機能が正常に有効に動作しているか否かを試験する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  8. 交流電源とバッテリ電源の2種類の電源からの電力供給が可能で、前記交流電源が接続状態では前記バッテリは充電状態になり、前記交流電源が非接続状態では前記バッテリは電力供給により放電状態となる機能を備えると共に、
    制御信号に基づき、前記2種類の電源の切り替えを行うピークシフトコントロール機能を備えた携帯型コンピュータに、
    前記バッテリの残量をモニタリングする手順と、
    前記モニタリングにより前記バッテリの残量が満充電時より低く、予め設定した検証したい残量になったか否かを判断する手順と、
    前記バッテリ残量が前記検証したい残量により低下したと判断したら、前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を使用状態にしてバッテリを充電状態とし、前記バッテリ残量が予め設定した上限値に達したと判断したら前記ピークシフトコントロール機能を利用して前記交流電源を非使用状態にしてバッテリを放電状態とする制御を繰り返すことにより、前記バッテリ残量を前記検証したいバッテリ残量と上限値の間となるように制御する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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