JP2009243769A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機械的除霜によってもほぼ完全に霜を除去できるようにする。
【解決手段】 所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、平板形状として、着霜Qが比較的たやすく落とせるとともに、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間に入り込み易くなるようにしている。
【選択図】 図4
【解決手段】 所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、平板形状として、着霜Qが比較的たやすく落とせるとともに、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間に入り込み易くなるようにしている。
【選択図】 図4
Description
本願発明は、クロスフィンコイル型の熱交換器に関し、さらに詳しくは機械的除霜手段を付設したクロスフィンコイル型の熱交換器に関するものである。
冷凍冷蔵庫の蒸発器や暖房運転時のヒートポンプ式エアコンの室外熱交換器は、所定の間隙を有して並設される多数のフィンと該フィンを貫通する伝熱管とによって構成されたクロスフィンコイル型の熱交換器とされており、伝熱管内を流れる冷媒とフィン間や伝熱管外を流れる空気とが熱交換を行う(即ち、空気が冷却され、冷媒は熱を得る)ようになっている。このような熱交換器が、流入する空気の温度が0℃以下の条件、あるいは流入する空気の温度が0℃以上であってもフィンや伝熱管の表面温度が0℃以下の条件で使用される場合には、空気中の水滴や氷晶がより低温なフィンや伝熱管の表面に凝結・付着して霜が生成される。該霜の成長に伴い、熱抵抗の増加や空気流路の閉塞が起こって熱交換性能が次第に低下するという不具合が生ずる。このような不具合を解消するために、熱交換器に生ずる霜を除去する除霜が行われる。
上記除霜方法としては、冷凍冷蔵庫の蒸発器では電気ヒータにより、エアコンの室外熱交換器ではサイクルの逆運転により霜を融解させる方式のものが知られている。しかしながら、このような除霜方式では、完全な除霜ができるものの、除霜時には通常の運転が中断されるという新たな不具合が発生し、大部分の霜を完全に融解除去するためには多くの余分な電力を消費しなければならなくなるという大きな欠点がある。
そこで、このような融解による一般的な除霜方式に代わり、実用性があり且つ省電力な除霜方式がいくつか提案されている。例えば、フィンや伝熱管の表面に難着氷性の被膜を形成して着霜量を減らす方法がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示されている方法の場合、除霜のために余分な電力消費を必要とせず、ある程度の効果も得られるという利点があるが、除霜効果が現れるには難着氷性を極限近くまで高めた被膜の場合であり、そのような高い難着氷性をもつ被膜は耐久性に劣るという大きな欠点があり、また、被膜材の多くは熱伝導率が低いため、厚くなると熱交換性能に悪影響を及ぼす等の問題もある。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、機械的除霜によってもほぼ完全に霜を除去できるようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、平板形状としている。
上記のように構成したことにより、平板形状の伝熱面Mに着霜Qが発生することとなり、着霜Qが比較的たやすく落とせるとともに、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間に入り込み易くなる。従って、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第2の手段として、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、粗面により構成している。
上記のように構成したことにより、着霜の土台となる氷が張り付く面積が小さくなり、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3による外力によっても霜を剥がし易くなる。従って、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第3の手段として、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1における空気流Aの流れ方向に直交する方向の前記伝熱管2の管径を小さくしている。
上記のように構成したことにより、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間の奥にまで入り込み易くなり、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が通常の熱交換器よりも減少することとなる。従って、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路Pを容易に確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第3の手段を備えた熱交換器において、前記伝熱管2として、管径の小さい細径管を用いることもでき、そのように構成した場合、伝熱管2として細径管を採用するだけで、機械的除霜手段Xを用いた除霜でも十分に熱交換性能を確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第3の手段を備えた熱交換器において、前記伝熱管2として、空気流の流れ方向に偏平な形状の偏平管を用いることもでき、そのように構成した場合、伝熱管2として、空気流の流れ方向に偏平な形状の偏平管を採用するだけで、機械的除霜手段Xを用いた除霜でも十分に熱交換性能を確保することができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第6の手段として、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1における前記伝熱管2の配列を1列となしている。
上記のように構成したことにより、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛が各フィン1の風下端にまで入り込み易くなり、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が減少することとなる。従って、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路Pを容易に確保することができる。
本願発明の第1の手段によれば、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、平板形状として、平板形状の伝熱面Mに着霜Qが発生するようにしたので、着霜Qが比較的たやすく落とせるとともに、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間に入り込み易くなり、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができるという効果が得られる。
本願発明の第2の手段によれば、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1の伝熱面Mを、粗面により構成して、着霜の土台となる氷が張り付く面積が小さくなるようにしたので、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3による外力によっても霜を剥がし易くなり、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができるという効果が得られる。
本願発明の第3の手段によれば、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1における空気流Aの流れ方向に直交する方向の前記伝熱管2の管径を小さくして、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛がフィン1,1・・間の奥にまで入り込み易くなるようにしたので、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が通常の熱交換器よりも減少することとなり、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路を容易に確保することができるという効果が得られる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第3の手段を備えた熱交換器において、前記伝熱管2として、管径の小さい細径管を用いることもでき、そのように構成した場合、伝熱管2として細径管を採用するだけで、機械的除霜手段Xを用いた除霜でも十分に熱交換性能を確保することができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第3の手段を備えた熱交換器において、前記伝熱管2として、空気流の流れ方向に偏平な形状の偏平管を用いることもでき、そのように構成した場合、伝熱管2として、空気流の流れ方向に偏平な形状の偏平管を採用するだけで、機械的除霜手段Xを用いた除霜でも十分に熱交換性能を確保することができる。
本願発明の第6の手段によれば、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成され、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xを付設してなる熱交換器において、前記各フィン1における前記伝熱管2の配列を1列となして、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛が各フィン1の風下端にまで入り込み易くなるようにしたので、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が減少することとなり、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路Pを容易に確保することができるという効果が得られる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明を幾つかの好適な実施の形態について説明する。
まず、本願発明の各実施の形態にかかる熱交換器の全体構造について説明する。
この熱交換器は、図1に示すように、所定の間隙を有して並設される多数のフィン1,1・・と該フィン1,1・・を貫通する伝熱管2とによって構成されたクロスフィンコイル型の熱交換器とされており、前記フィン1,1・・の間に差し込まれて該フィン1,1・・間の霜を掻き落とすブラシ3と、該ブラシ3を前記フィン1,1・・の間隙に沿って移動させる駆動手段4とによって構成された機械的除霜手段Xが付設されている。そして、前記ブラシ3としては、図2に示すように、前記駆動手段4によって移動される支持体5の片面に多数の毛6,6・・を植生した固定ブラシを採用してもよく、図3に示すように、前記駆動手段4によって移動される回転軸7の周りに多数の毛6,6・・を植生した回転ブラシを採用してもよい。
第1の実施の形態
図4には、本願発明の第1の実施の形態にかかる熱交換器の要部が示されている。
図4には、本願発明の第1の実施の形態にかかる熱交換器の要部が示されている。
この場合、フィン1の伝熱面Mは、平板形状とされている。このようにすると、平板形状の伝熱面Mに着霜Qが発生することとなり、着霜が比較的たやすく落とせるとともに、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・がフィン1,1・・間に入り込み易くなる。従って、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができる。
比較のために、図5に示すように、各フィン1に切り起こし片1a,1a・・が形成されている熱交換器の場合、ブラシ3の毛6,6・・の一部が切り起こし片1aに当たって奥まで届かないこととなり、奥の方に着霜した霜を除去するのが難しくなる。また、切り起こし片1aとフィン1との間の隙間にブリッジを形成して強固に固着する着霜Qが生じることとなり、ブラシ3では除去しにくくなる。このことからも、フィン1の伝熱面Mを、平板形状とするのが、有利なことが分かる。
第2の実施の形態
図6には、本願発明の第2の実施の形態にかかる熱交換器のフィンの部分拡大図が示されている。
図6には、本願発明の第2の実施の形態にかかる熱交換器のフィンの部分拡大図が示されている。
この場合、各フィン1の伝熱面Mは、粗面により構成されている。なお、該粗面は、水が入り込まない程度の大きさの凹部1b,1b・・を有するものとするのが望ましい。このようにすると、着霜の土台となる氷Qが張り付く面積が、斜線図示のように、粗面を形成する凹部1b,1b・・が存在することにより小さくなる。従って、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3による外力によっても霜を剥がし易くなり、機械的除霜手段Xを用いてもほぼ完全に除霜することができる。
ちなみに、図7に示すように、フィン1の伝熱面Mを平滑面とした場合には、着霜の土台となる氷Qの付着面が、斜線図示のように、広くなるところから、氷Qの付着力が強くなり、ブラシ3では掻き取りにくくなる。このことからも、フィン1の伝熱面Mを水が入り込まない程度の粗面とするのが、有利なことが分かる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを併用したフィンを有する熱交換器とすると、機械的除霜手段Xで除霜するにより適した熱交換器となる。
第3の実施の形態
図8には、本願発明の第3の実施の形態にかかる熱交換器の部分拡大図が示されている。
図8には、本願発明の第3の実施の形態にかかる熱交換器の部分拡大図が示されている。
この場合、伝熱管2として、管径の小さい細径管が用いられている。このようにすると、各フィン1における空気流Aの流れ方向に直交する方向の前記伝熱管2の管径が小さくなり、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・がフィン1,1・・間の奥にまで入り込み易くなる。従って、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が通常の熱交換器よりも減少することとなり、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路Pを容易に確保することができる。
ちなみに、図9に示すように、通常の管径の伝熱管2を用いた熱交換器の場合、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・がフィン1,1・・間の奥にまで入り込みにくくなり、図10に示すように、ブラシ3の毛6,6・・が通らなかった部分に着霜Qが残置されることとなって、空気通路Pを確保するのが難しくなる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを併用したフィンおよび第3の実施の形態の伝熱管を有する熱交換器とすると、機械的除霜手段Xで除霜するにより一層適した熱交換器となる。
第4の実施の形態
図11には、本願発明の第4の実施の形態にかかる熱交換器の部分拡大図が示されている。
図11には、本願発明の第4の実施の形態にかかる熱交換器の部分拡大図が示されている。
この場合、伝熱管2として、空気流Aの流れ方向に偏平な形状の偏平管が用いられている。このようにすると、各フィン1における空気流Aの流れ方向に直交する方向の前記伝熱管2の管径が小さくなり、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・がフィン1,1・・間の奥にまで入り込み易くなる。従って、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が通常の熱交換器よりも減少することとなり、フィン1の伝熱面Mに着霜Qが存在しない空気通路Pを容易に確保することができる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを併用したフィンおよび第4の実施の形態の伝熱管を有する熱交換器とすると、機械的除霜手段Xで除霜するにより一層適した熱交換器となる。
第5の実施の形態
図12には、本願発明の第5の実施の形態にかかる熱交換器のフィンの部分拡大図が示されている。
図12には、本願発明の第5の実施の形態にかかる熱交換器のフィンの部分拡大図が示されている。
この場合、各フィン1における伝熱管2の配列を1列となしている。このようにすると、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・が各フィン1の風下端にまで入り込み易くなる。従って、除霜後にブラシ3が通らず、着霜Qが残着される領域が減少することとなり、フィン1の伝熱面Mに着霜が存在しない空気通路Pを容易に確保することができる。なお、着霜Qを完全に除去できなくても、空気通路Pさえ確保できれば、熱交換性能を維持することができる。
ちなみに、図13に示すように、伝熱管2の配列を2列となし熱交換器の場合、空気流Aの流れ方向の奥行きが大きくなることに加えて、伝熱管2が千鳥配列となっているため、機械的除霜手段Xを構成するブラシ3の毛6,6・・が風下側端部にまで入り込みにくくなり、ブラシ3の毛6,6・・が通らなかった部分(即ち、風下側端部全体)に着霜Qが残置されることとなる。つまり、空気通路の形成が不可能となる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを併用したフィンおよび第3の実施の形態と第5の実施の形態とを併用した伝熱管を有する熱交換器とすると、機械的除霜手段Xで除霜するにより一層適した熱交換器となる。
ところで、本願発明の熱交換器は、クロスフィンコイルタイプの他、積層タイプの熱交換器とすることもできる。その場合、機械的除霜手段は、結露水の除去にも用いることができる。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
1はフィン
2は伝熱管
3はブラシ
4は駆動手段
6は毛
Aは空気流
Mは伝熱面
Pは空気通路
Qは着霜
Xは機械的除霜手段
2は伝熱管
3はブラシ
4は駆動手段
6は毛
Aは空気流
Mは伝熱面
Pは空気通路
Qは着霜
Xは機械的除霜手段
Claims (6)
- 所定の間隙を有して並設される多数のフィン(1),(1)・・と該フィン(1),(1)・・を貫通する伝熱管(2)とによって構成され、前記フィン(1),(1)・・の間に差し込まれて該フィン(1),(1)・・間の霜を掻き落とすブラシ(3)と、該ブラシ(3)を前記フィン(1),(1)・・の間隙に沿って移動させる駆動手段(4)とによって構成された機械的除霜手段(X)を付設してなる熱交換器であって、前記各フィン(1)の伝熱面(M)を、平板形状としたことを特徴とする熱交換器。
- 所定の間隙を有して並設される多数のフィン(1),(1)・・と該フィン(1),(1)・・を貫通する伝熱管(2)とによって構成され、前記フィン(1),(1)・・の間に差し込まれて該フィン(1),(1)・・間の霜を掻き落とすブラシ(3)と、該ブラシ(3)を前記フィン(1),(1)・・の間隙に沿って移動させる駆動手段(4)とによって構成された機械的除霜手段(X)を付設してなる熱交換器であって、前記各フィン(1)の伝熱面(M)を、粗面により構成したことを特徴とする熱交換器。
- 所定の間隙を有して並設される多数のフィン(1),(1)・・と該フィン(1),(1)・・を貫通する伝熱管(2)とによって構成され、前記フィン(1),(1)・・の間に差し込まれて該フィン(1),(1)・・間の霜を掻き落とすブラシ(3)と、該ブラシ(3)を前記フィン(1),(1)・・の間隙に沿って移動させる駆動手段(4)とによって構成された機械的除霜手段(X)を付設してなる熱交換器であって、前記各フィン(1)における空気流(A)の流れ方向に直交する方向の前記伝熱管(2)の管径を小さくしたことを特徴とする熱交換器。
- 前記伝熱管(2)として、管径の小さい細径管を用いたことを特徴とする請求項3記載の熱交換器。
- 前記伝熱管(2)として、空気流(A)の流れ方向に偏平な形状の偏平管を用いたことを特徴とする請求項3記載の熱交換器。
- 所定の間隙を有して並設される多数のフィン(1),(1)・・と該フィン(1),(1)・・を貫通する伝熱管(2)とによって構成され、前記フィン(1),(1)・・の間に差し込まれて該フィン(1),(1)・・間の霜を掻き落とすブラシ(3)と、該ブラシ(3)を前記フィン(1),(1)・・の間隙に沿って移動させる駆動手段(4)とによって構成された機械的除霜手段(X)を付設してなる熱交換器であって、前記各フィン(1)における前記伝熱管(2)の配列を1列となしたことを特徴とする熱交換器。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012082989A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 熱交換器 |
CN104697258A (zh) * | 2015-02-03 | 2015-06-10 | 天津大学 | 适用于圆形翅片管蒸发器的机械式自动刮霜装置 |
CN106403067A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-02-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调室外机及具有其的空调系统 |
CN107940839A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-04-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 热泵空调用除霜装置及其控制方法 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008091066A patent/JP2009243769A/ja active Pending
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