JP2009242250A - 血糖低下剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 副作用の心配のない、新規な血糖低下剤を提供すること。
【解決手段】 シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を主成分とすることを特徴とする血糖低下剤を使用する。ここで、前記一種以上は、シュロの葉を含むことが好ましい。また、抽出物は、乾燥させたシュロの葉等からの水抽出物であることが好ましい。前記血糖低下剤は、さらに、桑葉又は桑葉からの抽出物、及び/又は、蕃ザクロ(グァバ)の果実又は蕃ザクロ(グァバ)の果実からの抽出物を含有していてもよい。ここで、桑葉は乾燥させた桑葉であり、蕃ザクロの果実は、その果実全体の乾燥物であってよい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を主成分とする血糖低下剤に関する。
現代社会においては、栄養過多や運動不足から肥満となり、その肥満やストレス等を誘因として、糖尿病、特に2型糖尿病を発症する人が増えてきている。糖尿病は、進行すると、動脈硬化等の血管障害や自立神経障害、網膜症、糖尿病性腎症等の合併症を引き起こすため、早期に発見し、適切な食事療法、運動療法、薬物療法等を実行する必要がある。
現在、糖尿病の治療薬としては、チアゾリジン誘導体であるピオグリタゾンや、メトホルミンやブホルミンといったビグアナイドが使用されており、この投与によっても血糖値の低下が見られない場合には、インシュリン注射が採用される。
ところで、2型糖尿病は、いきなり発症するわけではない。インスリンの分泌低下やインスリン抵抗性の増大によってインスリンの作用が不足すると、発症するのである。従って、糖尿病発症前において、換言すれば、糖尿病予備軍であるときに、適切な食事療法、運動療法、薬物療法等を実行すれば、2型糖尿病の発症を避けられる可能性がある。
このような糖尿病予備軍の人々の中には、糖尿病発症予防を目的として、スギナやヨツバヒヨドリ等の薬草や野草(以下、単に「薬草」という)からの抽出物の飲用等の方法による薬草の使用や、それらの薬効成分を含有するサプリメントの摂取を行っている人も多い。
また、非特許文献1には、シュロの葉、実及び花が、高血圧及び鼻血の止血に有効である旨が記載されている。
http://www.e−yakusou.com/sou/sou237.htm
本発明の目的は、従来は血糖低下作用を有することが知られていなかった薬草を主成分として使用した、新たな血糖低下剤を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討し、下記の本発明を完成させた。
即ち、本発明は、シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を主成分として含有することを特徴とする血糖低下剤に関する。
ここで、「主成分」とは、薬効を期待して使用されているものの中、最も多く使用されているものをいう。より具体的には、薬草混合物の場合、使用されている薬草の中で、最も多く使用されている(好ましくは50重量%以上の量で使用されている)ものが主成分である。また、二種以上の薬草に由来する抽出物の場合には、抽出に使用した薬草混合物において、最も多く使用されている(好ましくは50重量%以上の量で使用されている)ものが主成分である。
本発明では、シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を使用するが、当該一種以上が、少なくともシュロ葉を含むものであることが好ましく、シュロ葉であることが更に好ましい。また、シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上として、当該一種以上の乾燥物を使用することが好ましい。抽出物を使用する場合には、水抽出物、特に熱水抽出物が好ましい。
本発明の血糖低下剤は、さらに、桑葉又は桑葉からの抽出物、及び/又は、蕃ザクロ(グァバ)の果実又は蕃ザクロ(グァバ)の果実からの抽出物を含有していてもよい。ここで、桑葉は乾燥させた桑葉であり、蕃ザクロの果実はその果実全体の乾燥物であることが好ましい。
本発明により、新規な血糖低下剤が提供される。本発明の血糖低下剤は、例えば茶を飲用すると同様の方法で摂取できるので、その使用が容易である。また、本発明の血糖低下剤からの熱水抽出物を1日に数回飲用した場合には、副作用の心配や低血糖の心配もない。
以下に、本発明を、その実施のための最良の形態に基づいて説明する。
本発明の血糖低下剤は、シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を主成分とする。ここで、「シュロ」とは、ヤシ目ヤシ科シュロ属の植物であり、和棕櫚(学名:Trachycarpus fortunei)と唐棕櫚(学名:Trachycarpus wagnerianus)とがある。本発明では、いずれのシュロも使用することができるが、和棕櫚の使用がより好ましい。
シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上(以下においては、「薬用シュロ」ということがある)は、乾燥したものであっても、生(非乾燥)のものであってもよい。薬用シュロをそのまま血糖低下剤として使用する場合には、乾燥したものが好ましい。葉を乾燥したものは棕櫚葉、果実を乾燥したものは棕櫚実、雄花と雌花の若い花穂を乾燥したものは棕櫚花、葉鞘の基部で幹に巻きついている皮を乾燥したものは棕櫚皮、根を乾燥したものは棕櫚根として知られている。なお、棕櫚葉には、茎に由来する部分が含まれていてもよい。
乾燥方法や乾燥条件は、特に限定されないが、一例を挙げると、熱風乾燥機を用い、30乃至80℃、好ましくは35乃至70℃、更に好ましくは40乃至60℃での乾燥である。乾燥時間は、乾燥温度に依存するが、40乃至60℃での乾燥の場合には、約0.5乃至5時間、好ましくは1乃至3時間、更に好ましくは2時間程度である。
また、天日干しを行ってもよい。天日干しは、通常は、晴天又は曇りの日に、昼間のみ、1乃至20日間程度、好ましくは2乃至10日間程度の期間で行う。
生又は乾燥された薬用シュロは、好ましくは、細切され又は粉末とされる。あるいは、細切後に乾燥してもよい。細切する場合の長さは、特に限定されないが、取扱い及び有効成分の抽出効率の観点から、1乃至30mm程度が好ましく、3乃至20mm程度が更に好ましい。また、果実や根の場合には、上記の長さ及び幅であって、厚さは0.1乃至10mmであることが好ましく、0.5乃至5mmであることが更に好ましい。
薬用シュロを主成分とする血糖低下剤の摂取は、細切物を使用する場合には、例えば次のようにして行う。ポットに熱水(70乃至100℃程度)を注ぎ、適量の薬用シュロ(好ましくは乾燥されたもの)を入れ、8乃至10時間程度放置して薬用シュロから抽出された成分を含む水溶液を得、これを、好ましくは食間に飲用する。また、冷水に適量の薬用シュロ(好ましくは乾燥されたもの)を入れ、加熱し、沸騰直前で弱火にし、水溶液の量が当初の冷水の量の1/2乃至1/3となるまで弱火で煮詰め、得られた水溶液を、好ましくは食間に飲用してもよい。
乾燥された薬用シュロを粉末とする方法は、特に限定されない。公知の方法により、破砕すればよい。薬用シュロの粉末を主成分とする血糖低下剤は、例えば、その粉末をそのまま、粉末を水等に分散させたりヨーグルト等に混ぜて、あるいはパン等の食品の一部として(パンの製造の際に、原料の一部としてシュロの葉の粉末を用いる)、摂取することができる。なお、細切物も、粉末の場合と同様の方法で摂取することが可能である、
薬用シュロを主成分とする血糖低下剤は、乾燥された薬用シュロの量に換算して、1日あたり、好ましくは2乃至30g、更に好ましくは5乃至20g、更により好ましくは6乃至15gから抽出された成分を、上記のようにして調製された水溶液として摂取するか、又は、そのような重量の乾燥された薬用シュロそのもの(細切物や粉末)や、上記重量に対応する量の生(非乾燥)の薬用シュロそのもの(細切物や粉末)を摂取する。
次に、薬用シュロからの抽出物を主成分とする血糖低下剤について説明する。シュロの葉等の薬用シュロからの有効成分の抽出溶媒は、水やエタノール等の医薬品や食品に使用することが許されている溶媒である。抽出方法の一例は、溶媒に、薬用シュロ、好ましくは乾燥された薬用シュロを入れ、適当な温度で撹拌する方法である。有効成分の抽出効率を高めるために、生又は乾燥された薬用シュロは、細切して使用することが好ましい。
抽出方法の具体例としては、熱水(70乃至100℃程度)に適量の薬用シュロ(好ましくは乾燥されたもの)を入れ、温度を保ちながら3乃至10時間(好ましくは8乃至10時間)程度撹拌する方法、水/エタノール(50〜95:50〜5(v/v)程度;温度:0乃至35℃程度)に適量の薬用シュロを入れ、3乃至10時間程度撹拌する方法が挙げられる。
抽出の際の薬用シュロと溶媒との比率は、特に限定されないが、溶媒の容量を基準として、生の場合は1乃至50w/v%程度、乾燥物の場合には0.1乃至10w/v%程度である。
抽出が終了したら、濾過等の公知の方法で、薬用シュロを除去し、薬用シュロ由来の成分を含有する溶液を得る。このような溶液は、そのままで、濃縮させて、又は乾燥させて、血糖低下剤として使用する。濃縮方法は、溶媒の一部を除去できる方法であればよい。具体的方法としては、加熱や減圧下での溶媒の留去が挙げられる。また、乾燥の具体的方法としては、溶液の噴霧乾燥や凍結乾燥が挙げられる。薬用シュロ由来の成分を含有する溶液は、飲料として摂取され得る。また、濃縮物は、例えばカプセルに充填して提供される。さらに、乾燥物は、例えば、粉末(散剤)として、又は賦型剤等と共に成形して錠剤として、提供される。なお、錠剤を調製する際、賦型剤の一部として、食用炭を使用してもよい。
薬用シュロからの抽出物を主成分とする血糖低下剤の摂取量は、乾燥された薬用シュロの量に換算して、1日あたり、好ましくは2乃至30g、更に好ましくは5乃至20g、更により好ましくは6乃至15gから抽出された成分を含有するような量である。血糖低下剤の剤型(水溶液、濃縮物、乾燥粉末等)により、血糖低下剤自体の具体的摂取量は異なるが、原料である薬用シュロ(乾燥物)の上記量に対応する有効成分量となるような量を摂取する。
シュロには、各種植物ステロール類、遊離脂肪酸類、脂肪酸エステル類、オクタコサノール(C2857OH)、ロイコアントシアニン等の縮合型タンニン類が含有されている。これらの成分又は未知の成分が、血糖低下作用を示すものと考えられる。
本発明の血糖低下剤は、薬用シュロ又は薬用シュロからの抽出物を主成分とするものであるが、薬用シュロ又は薬用シュロからの抽出物に加え、種々の民間茶で使用されている野草や各種の薬草、漢方薬、あるいはそれらからの抽出物も含有していてもよい。本発明の血糖低下剤に使用することができる薬草等の例を、以下に示す。
(1)ドクダミ ドクダミ(Houttuynia cordata)の花期の地上部
(2)霊芝 マンネンタケ(Ganoderma lucidum)の子実体
(3)高麗ニンジン オタネニンジン(Panax ginseng)の根
(4)ベニバナ 紅花(Carthamus tinctorius)の頭状花
(5)クコの実 ナガバクコ(Lycium barbarum)の果実
(6)キダチアロエ キダチアロエ(Aloe arborescens)の葉
(7)アシタバ アシタバ(Angelica keiskei)の葉
(8)クマザサ クマザサ(Sasa veitchii)の葉
(9)ハトムギ ハトムギ(Coix lacryma−jobi)の種子
(10)ハブ茶 エビスグサ(Cassia obtusifolia)の種子
(11)アマチャヅル アマチャヅル(Gynostemma pentaphyllum)の茎及び葉
(12)柿葉 カキ(Diospyros kaki var.sylvestris)の葉
(13)枇杷葉 ビワ(Eriobotrya japonica)の葉
(14)陳皮 ウンシュウミカン(Citrus unshiu)の外果皮
(15)ローズヒップ ロサカニナ(Rosa canina)の偽果皮
(16)ローズマリー マンネンロウ(Rosmarinus officinalis)の全草
(17)スギナ スギナ(Equisetum arvense)の栄養茎の全草
(18)ヨモギ ヨモギ(Artemisia princeps)の葉
(19)アガリクス茸 カワリハラタケ(Agaricus blazei Murrill)
(20)アカヤジオウ アカヤジオウ(Rehmannia glutinosa)の根茎
(21)タラノキ タラノキ(Aralia elata)の根皮、木皮
(22)冬虫夏草 冬虫夏草(Cordyceps sinensis Saccardo)という菌類
(23)蘭草 フジバカマ(Eupatorium fortunei)の全草
(24)連銭草 カキドウシ(Glechoma hederacea var. grandis)の全草
(25)ウーロン茶
(26)ジャスミン茶
(27)杜仲茶
(28)桑葉 マクワ(Morus alba)又はヤマグワ(Morus bombycis)の葉
(29)蕃ザクロ(グァバ) バンジロウ(Psidium guajava L.)の果実
上記の中、アカヤジオウの根茎、蘭草、連銭草、タラノキの根皮、木皮、冬虫夏草、杜仲茶、桑葉等は、民間薬として糖尿病に使用されることがある。
本発明の血糖低下剤が薬用シュロを主成分とするものである場合には、他の薬草等もそのまま(生又は乾燥物であって、それらからの抽出物ではない)用い、薬用シュロからの抽出物を主成分とするものである場合には、他の薬草等もその薬草等からの抽出物を用いることが好ましい。
上記の中、桑葉には、血糖値の上昇を抑制する効果のある1−デオキシノジリマイシンが含有されている。また、蕃ザクロ(グァバ)の葉には、糖の吸収を穏やかにする効果のあるポリフェノールが含有されている。しかし、蕃ザクロの果実の薬効は、これまでは特に知られてはいない。
本発明の血糖低下剤は、薬用シュロ又は薬用シュロからの抽出物に加え、(a)桑葉又は桑葉からの抽出物も含有するもの、(b)蕃ザクロの果実又は蕃ザクロの果実からの抽出物も含有するもの、(c)(a)及び(b)も含有するものであってもよい。なお、蕃ザクロの果実は、全体を乾燥させた後、細切して使用することが好ましい。
薬用シュロに対する桑葉や蕃ザクロの果実の使用割合は、薬用シュロが主成分となる(最も多い)量である限り、特に限定されない。例えば、何れも乾燥物を使用する場合、桑葉や蕃ザクロの果実は、それぞれ、薬用シュロの重量の1/50乃至3/4程度の重量となる量を用いる。
桑葉や蕃ザクロの果実の乾燥は、常法によればよい。例えば、熱風乾燥機を用い、30乃至80℃、好ましくは35乃至70℃、更に好ましくは40乃至60℃で乾燥する。乾燥時間は、乾燥温度に依存するが、40乃至60℃での乾燥の場合には、約0.5乃至5時間、好ましくは1乃至3時間、更に好ましくは2時間程度である。
また、天日干しを行ってもよい。天日干しは、通常は、晴天又は曇りの日に、昼間のみ、1乃至20日間程度、好ましくは2乃至10日間程度の期間で行う。
桑葉や蕃ザクロの果実からの抽出物の調製方法は、例えば、前記した、薬用シュロからの抽出物の調製方法と同様であってよい。桑葉や蕃ザクロの果実の細切、粉末化等の加工は、常法によればよい。
薬用シュロを主成分とし、他の薬草等も含む本発明の血糖低下剤の使用方法や、薬用シュロからの抽出物を主成分とし、他の薬草等からの抽出物も含む本発明の血糖低下剤の製造方法、剤型、使用方法等は、特に限定されない。例えば、薬用シュロ又は薬用シュロからの抽出物を主成分とする血糖低下剤の製造方法、剤型、使用方法等として先に説明した内容を、同様に当てはめることができる。
以下に、実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例1: シュロの葉の乾燥、細切物の調製
和棕櫚の葉を収穫し、短冊切りにし、熱風乾燥機で50℃で約2時間乾燥した。得られた乾燥物を、約1乃至5mm×1乃至5mmとなるように細切した。
実施例2: 桑の葉の乾燥、細切物の調製
マクワの葉を収穫し、短冊切りにし、熱風乾燥機で50℃で約3時間乾燥した。得られた乾燥物を、約1乃至5mm×1乃至5mmとなるように細切した。
実施例3: 蕃ザクロの果実の乾燥、細切物の調製
蕃ザクロの果実を、約1乃至2mmの厚さで薄切りし、その薄片を熱風乾燥機で50℃で約2時間乾燥した。得られた乾燥物を、さらに1乃至5mm×1乃至5mmとなるように細切した。
実施例4: 血糖低下剤の調製
実施例1乃至3で調製したものを使用し、以下の血糖低下剤1乃至4を調製した。
血糖低下剤1: 実施例1のシュロの葉の乾燥、細切物
血糖低下剤2: 実施例1のシュロの葉の乾燥、細切物+実施例2の桑の葉の乾燥、細切物(重量比で2:1)
血糖低下剤3: 実施例1のシュロの葉の乾燥、細切物+実施例3の蕃ザクロの果実の乾燥、細切物(重量比で2:1)
血糖低下剤4: 実施例1のシュロの葉の乾燥、細切物+実施例2の桑の葉の乾燥、細切物+実施例3の蕃ザクロの果実の乾燥、細切物(重量比で7:1:2)
実施例5: 血糖低下作用の測定
以下のようにして血糖低下剤から有効成分を抽出し、1日3回、被験者に摂取させた。この飲用を、3月間継続し、飲用開始前と3月後の血糖値(空腹時血糖)とグリコヘモグロビン(HbA1c)値を測定した。結果を表1に示す。
(抽出、摂取方法)
1日分の抽出、摂取方法は、次のとおりとした。陶器製やかんに、水1Lと血糖低下剤約10乃至12gを入れ、やかんを加熱した。沸騰直前に弱火にし、そのまま、液量が300乃至500mLとなるまで加熱を続けた。有効成分が抽出された水溶液を湯飲みに注ぎ、3回に分けて飲用した。なお、飲用は食間(空腹時)に行った。
Figure 2009242250
注: 空腹時血糖の基準値は、70〜109mg/mlである。
HbA1cの基準値は、4.3〜5.8%である。
また、HbA1cについて、5.8%超6.5%以下は軽度基準外、6.5%超8.
0%以下は中度基準外、8.0%超は重度基準外であり、一般的には6.5%超で
あると、糖尿病と診断されている。

Claims (6)

  1. シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上又は当該一種以上からの抽出物を主成分として含有することを特徴とする血糖低下剤。
  2. 少なくともシュロ葉又はシュロ葉からの抽出物を含む、請求項1に記載の血糖低下剤。
  3. シュロの葉、果実(種子を含む)、花、皮、茎及び根からなる群から選択される一種以上が、当該一種以上の乾燥物である、請求項1又は2に記載の血糖低下剤。
  4. 抽出物が水抽出物である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の血糖低下剤。
  5. さらに、桑葉又は桑葉からの抽出物、及び/又は、蕃ザクロ(グァバ)の果実又は蕃ザクロ(グァバ)の果実からの抽出物を含有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の血糖低下剤。
  6. 桑葉が乾燥させた桑葉であり、蕃ザクロの果実がその果実全体の乾燥物である、請求項5に記載の血糖低下剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102552469A (zh) * 2011-12-28 2012-07-11 林健 一种对糖尿病、高血脂、高血压的有辅助治疗作用的保健品
CN107625901A (zh) * 2017-09-19 2018-01-26 江苏七0七天然制药有限公司 一种半夏止咳颗粒及其制备方法
JP2019127439A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 株式会社お茶村 桑葉を含むサプリメント

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