JP2009240601A - 光走査型内視鏡プロセッサ - Google Patents

光走査型内視鏡プロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】表示する画像上の位置と光の走査位置を関連付ける。
【解決手段】光走査型内視鏡プロセッサ20はスキャン駆動回路21、タイミングコントローラ23、システムコントローラ24、タッチパネルモニタ25、およびタイマ29を有する。システムコントローラ24はタイミングコントローラ23を介してスキャン駆動回路21を制御する。スキャン駆動回路21によって光の走査を開始させると、システムコントローラ24はタイマ29の計時する時間とモニタおよびタッチパネルモニタ25上における画素信号の位置とを関連付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、光を走査して、1点に向けた光の照射と反射光の受光とを繰返し、被写体を撮像する光走査型内視鏡を駆動する光走査型内視鏡プロセッサに関する。
挿入管の先端から照射する光を観察対象領域において走査しながら、瞬間的に光が照射される点における反射光などを受光して、全体の画像を形成可能な光走査型内視鏡ユニットが知られている(特許文献1参照)。
光走査型内視鏡では、振幅を変えながら光供給用のファイバの先端を2次元方向に振動させることにより、撮影対象領域に対して光を走査している。そのため、光供給用ファイバの先端を特定の方向に向かせること、および光供給用ファイバの先端の向く方向を簡易な方法で検知することが困難であった。
ところで、内視鏡を用いたPDT(光線力学的療法)やESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの治療法が提案されている。これらのPDTやESDを行なうために、レーザの照射やマーキングなどを体内の特定の部位に施す必要がある。光走査型内視鏡では、照明光を伝達する光供給用ファイバを用いてレーザの照射やマーキングのための光の照射を実行可能である。
光供給用のファイバを用いてレーザやマーキング用の光を特定の部位に正確に照射するためには、観察視野内における特定の位置の方向に光供給用ファイバが向くときにレーザなどの光を出射する必要がある。しかし、前述のように、使用者が指定する特定の位置の方向に光供給用ファイバが向いているかを簡易な方法で判断することが難しかった。
国際公開第2007/084915号パンフレット
したがって、本発明では、光走査型内視鏡を用いた観察画像における特定の位置に、光供給用ファイバが向いているか否かを簡易な方法で判別する光走査型内視鏡プロセッサの提供を目的とする。
本発明の光走査型内視鏡プロセッサは、所定の走査経路への光の走査を繰り返す光走査型内視鏡を駆動する内視鏡プロセッサであって、光走査型内視鏡により撮像された撮像画像をモニタ上に表示させた表示画像上における任意の位置と所定の走査経路において走査開始地点から走査する光が表示画像上の各位置に対応する撮像画像上の位置に到達するまでの到達時間を関連付けるマッチング手段を備えることを特徴としている。
なお、表示画像上の任意の位置を指定入力する入力手段を備えることが好ましい。
また、モニタは内視鏡プロセッサに接続され、入力手段はポインティングデバイスであることが好ましい。あるいは、表示画像を表示し、入力手段として機能するタッチパネルモニタを備えることが好ましい。
また、光走査型内視鏡による第1の走査中に前記入力手段により指定入力された表示画像上の位置に対応する実際の被写体の位置を第1の走査後の第2の走査中に撮像された撮像画像において追跡する追跡部を備えることが好ましい。
本発明によれば、モニタに表示された画像上の任意の位置と所定の走査経路において任意の位置に対応する光の走査位置に到達するまでの到達時間とが関連付けられる。画像上の任意の位置と到達時間とを関連付けることにより、画像上の任意の位置と光の走査位置、すなわち光供給ファイバの向く位置が関連付けられる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した光走査型内視鏡および光走査型内視鏡プロセッサを有する光走査型内視鏡ユニットの外観を概略的に示す外観図である。
光走査型内視鏡ユニット10は、光走査型内視鏡プロセッサ20、光走査型内視鏡50、およびモニタ11によって構成される。なお、以下の説明において光供給ファイバ(図1において図示せず)および反射光ファイバ(図1において図示せず)の先端とは光走査型内視鏡50の挿入管51の先端側に配置される端部であり、基端とは光走査型内視鏡プロセッサ20と接続されるコネクタ52に配置される端部である。光走査型内視鏡プロセッサ20は、光走査型内視鏡50、およびモニタ11に接続される。
光走査型内視鏡プロセッサ20から観察対象領域OAに照射する光が供給される。供給された光は光供給ファイバ(供給光伝送路)により挿入管51の先端に伝達され、観察対象領域内の一点(符号P1参照)に向かって照射される。光が照射された観察対象領域上の一点における反射光が、光走査型内視鏡50の挿入管51の先端から光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達される。
光供給ファイバの先端の方向が、ファイバ駆動部(図1において図示せず)により変えられる。先端の方向を変えることにより、光供給ファイバの先端から照射される光が観察対象領域上に走査される。ファイバ駆動部は、光走査型内視鏡プロセッサ20により制御される。
光走査型内視鏡プロセッサ20は光供給ファイバの先端方向において散乱する反射光を受光し、受光量に応じた画素信号を生成する。走査する領域全体の画素信号を生成することにより、1フレームの画像信号を生成する。生成した画像信号がモニタ11に送信され、画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
図2に示すように、光走査型内視鏡プロセッサ20には、光源ユニット30、受光ユニット40、スキャン駆動回路21(内視鏡駆動部)、画像信号処理回路22(追跡部)、タイミングコントローラ23、システムコントローラ24(マッチング手段)、およびタッチパネルモニタ25などが設けられる。
後述するように、光源ユニット30から観察対象領域に照射する光が光供給ファイバ53に供給される。スキャン駆動回路21は、ファイバ駆動部54に光供給ファイバ53を駆動させる。光が照射された観察対象領域の反射光が、光走査型内視鏡50により光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達される。光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達された光は、受光ユニット40に受光される。
受光ユニット40により、受光量に応じた画素信号が生成される。画素信号は、画像信号処理回路22に送信される。画像信号処理回路22では、画素信号が画像メモリ26に格納される。観察対象領域全体に対応する画素信号が格納されると、画像信号処理回路22は画素信号に所定の信号処理を施し、1フレームの画像信号としてエンコーダ27を介してモニタ11に送信する。また、1フレームの画像信号は、画像信号処理回路22から直接タッチパネルモニタ25に送信される。
光走査型内視鏡プロセッサ20と光走査型内視鏡50とを接続すると、光源ユニット30と光走査型内視鏡50に設けられる光供給ファイバ53とが、および受光ユニット40と反射光ファイバ55とが光学的に接続される。また、光走査型内視鏡プロセッサ20と光走査型内視鏡50とを接続すると、スキャン駆動回路21と光走査型内視鏡50に設けられるファイバ駆動部54とが電気的に接続される。
なお、光源ユニット30、受光ユニット40、画像信号処理回路22、スキャン駆動回路21、およびエンコーダ27は、タイミングコントローラ23により各部位の動作の時期が制御される。
また、タイミングコントローラ23および光走査型内視鏡ユニット10の各部位の動作はシステムコントローラ24により制御される。また、キーボード(図示せず)やマウス(図示せず)などにより構成される入力部28およびタッチパネルモニタ25により、使用者によるコマンド入力が可能である。
図3に示すように、光源ユニット30は、赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、青色光レーザ31b、PDT用レーザ31p、第1〜第3のフィルタ32a〜32c、集光レンズ33、およびレーザ駆動回路34などによって構成される。
赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、青色光レーザ31bは、それぞれ、赤色光レーザービーム、緑色光レーザービーム、青色光レーザービームを発する。また、PDT用レーザ31pは用いる光感受性物質を活性化させる波長のPDTレーザービームを発する。
第1のフィルタ32aは、青色光レーザ31bが発する帯域の青色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。第2のフィルタ32bは、緑色光レーザ31gが発する帯域の緑色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。第3のフィルタ32cは、赤色光レーザ31rが発する帯域の赤色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。
光供給ファイバ53と光源ユニット30とが接続された状態における光供給ファイバ53の基端側に集光レンズ33、第1のフィルタ32a、第2のフィルタ32b、第3のフィルタ32c、およびPDT用レーザ31pが配置される。
第1〜第3のフィルタ32a〜32cは光供給ファイバ53の基端側の光の出射方向に対して45°傾斜させた状態で固定されており、青色光レーザ31bが発する青色光レーザービームは第1のフィルタ32aによって、緑色光レーザ31gが発する緑色光レーザービームは第2のフィルタ32bによって、赤色光レーザ31rが発する赤色光レーザービームは第3のフィルタ32cによって光供給ファイバ53の基端に向かって反射される。
第1のフィルタ32aによって反射された青色光レーザービーム、第2のフィルタ32bによって反射され第1のフィルタ32aを透過した緑色光レーザービーム、第3のフィルタ32cによって反射され第1、第2のフィルタ32a、32bを透過した赤色光レーザービーム、および第1〜第3のフィルタ32a〜32cを透過したPDTレーザービームは集光レンズ33により集光されて、光供給ファイバ53の基端に入射する。
通常の画像観察時には、青色光レーザービーム、緑色光レーザービーム、および赤色光レーザービームが混合されたビーム状の白色光が光供給ファイバ53に供給される。光走査型内視鏡ユニット10ではPDTを行うことが可能であり、後述するように使用者により指定された領域に光供給ファイバ53が向くときに、PDTレーザービームが光供給ファイバ53に供給される。
赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、青色光レーザ31b、およびPDT用レーザ31pはレーザ駆動回路34により駆動される。なお、レーザ駆動回路34は、光走査型内視鏡プロセッサ20に設けられるタイミングコントローラ23により発光と消灯の時期を制御する。
次に、光走査型内視鏡50の構成について詳細に説明する。図4に示すように、光走査型内視鏡50には、光供給ファイバ53、反射光ファイバ55、集光レンズ56、およびファイバ駆動部54などが設けられる。
光供給ファイバ53および反射光ファイバ55は、コネクタ52から挿入管51の先端まで延設される。前述のように、光源ユニット30から出射される白色光またはPDTレーザービームが、光供給ファイバ53の基端に入射する。基端に入射した光は先端まで伝達され、出射される。なお、光供給ファイバ53はシングルモード光ファイバであり、基端において入射したビーム状の光をビーム状の光のまま出射する。
ファイバ駆動部54が、光供給ファイバ53の先端付近に設けられる。ファイバ駆動部54は圧電素子を有する。圧電素子は、光供給ファイバ53の径方向である第1、第2の径方向、すなわち光供給ファイバ53の先端の軸方向と垂直な方向に光供給ファイバ53を傾斜させる。光供給ファイバ53の傾斜量は、スキャン駆動回路21から送信されるファイバ駆動信号により調整される。
光供給ファイバ から出射した光は、観察対象領域の一点(図5符号P2参照)に向けて出射する。光が照射された観察対象領域OAの一点における反射光が散乱し、散乱した反射光が反射光ファイバ の先端に入射する。
光走査型内視鏡50には複数の反射光ファイバ55が設けられる。反射光ファイバ55の先端は、集光レンズ56の周囲を囲むように配置される(図5参照)。観察対象領域OA上の一点における散乱光は、各反射光ファイバ55に入射する。
反射光ファイバ55に入射した反射光は、反射光ファイバ55の基端まで伝達される。前述のように、反射光ファイバ55は基端において受光ユニット40に接続される。反射光ファイバ55に伝達された反射光は、受光ユニット40に向かって出射する。
図6に示すように、受光ユニット40は、コリメータレンズ41、第1、第2のビームスプリッタ42a、42b、赤色光電子倍増管43r、緑色光電子倍増管43g、および青色光電子倍増管43bが設けられる。
反射光ファイバ55の基端から出射される光の出射方向に、コリメータレンズ41、第1、第2のビームスプリッタ42a、42bが配置される。複数の反射光ファイバ55が束ねられたバンドルから出射する光は、コリメータレンズ41により平行光として第1のビームスプリッタ42aに到達する。
第1のビームスプリッタ42aはコリメータレンズ41から出射する光に対して傾斜しており、青色光成分を反射して青色光電子倍増管43bに入射させる。また、第1のビームスプリッタ42aは青色光帯域以外の成分の光を透過して、第2のビームスプリッタ42bに到達させる。
第2のビームスプリッタ42bは第1のビームスプリッタ42bから出射する光に対して傾斜しており、緑色光成分を反射して緑色光電子倍増管43gに入射させる。また、第2のビームスプリッタ42bは緑色光帯域以外の成分の光を透過して、赤色光電子倍増管43rに入射させる。
赤色光電子倍増管43r、緑色光電子倍増管43g、および青色光電子倍増管43bは、それぞれ反射光ファイバ55により伝達された観察対象領域上の一点における散乱光の青色光成分、緑色光成分、および赤色光成分の受光量に応じた画素信号を生成する。
赤色光電子倍増管43r、緑色光電子倍増管43g、および青色光電子倍増管43bが生成した画素信号は、画像信号処理回路22に送信される。また、画像信号処理回路22には、タイミングコントローラ23からアドレス信号も送信される。
なお、アドレス信号とは、画素信号として生成される光学情報の位置を示す信号であって、以下に説明するようにシステムコントローラ24において生成され、タイミングコントローラ23を介して、画像信号処理回路22に送信される。
スキャン駆動回路21は、タイミングコントローラ23の制御に基づいて、図7に示すように渦巻状の経路で光を走査させる。走査開始位置SPの座標を(X、0)、第1、第2の方向への振動の周波数をfHz、走査開始位置から渦巻きの中央点である走査終了位置EP(0、0)に到達するまでT秒で走査させると、1フレームの画像信号に相当する走査の開始からt秒後の光の走査位置は(X(1−t/T)cos(2πft)、X(1−t/T)sin(2πft))である。
システムコントローラ24は、タイミングコントローラ23に走査開始の制御を開始させると、タイマ29に計時を開始させる。システムコントローラ24は走査開始後に光の走査位置に到達するまでの到達時間tと、そのときの光の走査位置をモニタ11上における画素信号の位置として関連付ける。到達時間tに関連付けられたモニタ11上における画素信号の位置がアドレス信号として生成され、前述のように画像信号処理回路22に送信される。
画像信号処理回路22は、アドレス信号に対応する画像メモリ26のアドレスに受信した画素信号を格納する。前述のように、照射する光を観察対象領域上に走査し、それぞれの位置における反射光に基づいて、画素信号が生成され、対応する画像メモリ26のアドレスに格納される。走査始点から走査終点までの間に格納した各位置における画素信号により、観察対象領域の像に対応する画像信号が形成される。
1フレームの画像信号が生成されると、画像信号処理回路22は画像信号に所定の信号処理を施し、エンコーダ27に送信する。エンコーダ27により画像信号が符号化され、モニタ11に送信される。前述のように、モニタ11には、受信した画像信号に基づいて、通常の肉眼での視界と同程度の範囲の観察対象領域の画像が表示される。
なお、所定の信号処理の施された画像信号は、タッチパネルモニタ25にも送信される。タッチパネルモニタ25には、送信された画像信号に基づく画像Imと様々な操作ボタンBtmの画像が表示される(図8参照)。
光走査型内視鏡ユニット10では、モニタ11および/またはタッチパネルモニタ25に表示される画像において特定した位置に様々な処置を施すことが可能である。例えば、特定の領域を容易に識別するためのマーキングや、PDTのためのレーザ照射などを、特定の位置に施すことが可能である。
モニタ11に表示される画像上の特定の位置をマウスなどのポインティングデバイス(図示せず)を用いて指定入力すると、またはタッチパネルモニタ25に表示される画像上の特定の位置をタッチパネルモニタ25に触れることにより指定入力すると、指定入力したモニタ11またはタッチパネルモニタ25の座標がシステムコントローラ24により認識される。
システムコントローラ24では、認識された座標に対応する位置となる光の走査位置に対応する到達時間tが認識される。指定入力した座標に対応する到達時間tを認識すると、フレーム毎の走査開始後から到達時間tが経過するときに、使用者により指定された処置を施すための各部位の制御がシステムコントローラ24によって実行される。
例えば、PDT実行指示を光走査型内視鏡プロセッサ20に入力していた場合に、認識した到達時間tが経過するときにPDT用レーザ31pにPDTレーザービームを出射させるように、タイミングコントローラ24を介して光源ユニット30の制御を行なう。
または、マーキング実行指示を光走査型内視鏡プロセッサ20に入力していた場合に、認識した到達時間tが経過するときに生成した画素信号を、黒などの特定の色に相当する信号成分に置換えて画像メモリ26に格納する。信号成分を置き換えることにより、モニタ11およびタッチパネルモニタ25には、指定入力した位置が黒色で表示される。
また、マーキング実行指示を入力していた場合には、指定入力された領域内の任意の座標がシステムコントローラ24によりマーカ基準点として選択される。システムコントローラ24から画像信号処理回路22に、選択されたマーカ基準点の座標に対応するアドレス信号が送信される。
画像信号処理回路22では、受信したアドレス信号に基づいて、マーカ基準点のアドレスが認識される。画像信号処理回路22では、マーカ基準点近傍の画像の特徴抽出が行なわれる。
図9に示すように、走査開始地点から走査終了地点に到達するまでの間に、観察対象領域を構成する各点における画素信号が受光ユニット40から画像信号処理回路22に送信される。画像信号処理回路22では、マーカ基準点(符号M参照)の近傍において特徴的な信号パターンを有する画素信号のグループが検出される(符号G参照)。また、検出された画素信号のグループのマーカ基準点に対する相対的な位置も検出される。
検出された画素信号の信号パターンおよび相対的位置が画像信号処理回路22に設けられるRAM(図示せず)に記憶される。画素信号のグループを検出した走査の次の走査、すなわち次のフレームにおける画素信号を画像信号処理回路22が受信すると、画像信号処理回路22によって記憶された画素信号のグループと同じ信号パターンを有する画素信号のグループが検知される(図10参照)。
検知された画素信号のグループおよびRAMに記憶された相対的位置に基づいて、次の走査におけるマーカ基準点の位置が検知される。検知したマーカ基準点の位置に基づいて、使用者が元の画像において指定した領域における被写体が次の走査において撮像される領域が検出される。撮像された領域が前述のように、例えば、黒色で表示される。
挿入管51の先端が動いたり、生体が動いたりすることにより、マーキングを望んだ実際の生体の位置とモニタ11およびタッチパネルモニタ25に表示されるマーキングの位置とがずれることがある。しかし、マーカ基準点のずれを追跡し、マーキングの位置が動くので、このずれの発生を防止することが出来る。
以上のように、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサによれば、モニタ11およびタッチパネルモニタ25に表示される観察対象領域の画像上の任意の点を、走査開始地点から任意の点に対応する地点である光の走査位置に到達するまでにかかる到達時間を関連付けることが可能である。任意の点と到達時間とを関連付けることにより、表示された画像における任意の点に対応する観察対象領域上の点と光の走査位置が重なるときを簡易に判断することが可能である。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサによれば、モニタなどに表示された画像に対して一端マーキングを施すと、以後の走査において観察対象領域が挿入管51に対して相対的に移動した場合であっても、前の走査においてマーキングを施した対象領域にマーキングが移動する。マーキングが移動するので、使用者が指定した領域を視認不能になることが防がれる。
なお、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、マーカ基準点近傍の特徴的な信号パターンを有する画素信号のグループの特徴抽出により以後の操作におけるマーカ基準点の移動した位置を推定する構成であるが、実際の被写体を着色させる光をマーカ基準点として選択した位置に照射して、その着色光を認識することによりマーキングした位置を追跡する構成であってもよい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、マーキングした位置を以後の走査において追跡する構成であるが、追跡機能を省いてもよい。本実施形態のように、表示した画像の任意の点と到達時間とを関連付ける機能があれば、光走査型内視鏡ユニットに設ける他の機能にも適用可能である。
例えば、観察対象領域における特定の位置に対して生体を切除するためのレーザ光を照射したり、生体に実際のマーキングを施すために着色用のレーザ光を照射する機能に適用してもよい。なお、このような目的に応じて光源ユニット30に、PDT用レーザ31pでなく、切除用レーザまたは着色用レーザを設けてもよい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、タッチパネルモニタ25またはマウスを用いて、表示している画像上の任意の位置を指定入力可能な構成であるが、他の入力手段によって、位置の指定入力を行なってもよい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、光供給ファイバ53はシングルモード光ファイバであるが、他の種類の光ファイバであってもよい。ただし、光走査型内視鏡および共焦点型内視鏡では観察対象領域に対して照射される光の集光径を小さくすることが好ましく、そのためには光供給ファイバ53にシングルモード光ファイバを用いることが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、複数の反射光ファイバ55が設けられる構成であるが、単数であっても構わない。ただし、反射光の検出感度を高くするためには、多数の反射光ファイバ55を設けることが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、赤色光、緑色光、青色光、およびPDTレーザビームを出射する光源にレーザを用いる構成であるが、他の種類の光源を用いてもよい。ただし、前述のように、観察対象領域に対して照射される光の集光性を小さくすることが好ましく、強い指向性を有する光を出射するためにレーザを用いることが好ましい。
本発明の一実施形態を適用した光走査型内視鏡プロセッサを有する光走査型内視鏡ユニットの外観を概略的に示す外観図である。 光走査型内視鏡プロセッサの内部構成を概略的に示すブロック図である。 光源ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 光走査型内視鏡の内部構成を概略的に示すブロック図である。 観察対象領域に光が出射された状態を説明するための図である。 受光ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 光の走査経路を示す図である。 タッチパネルモニタに撮像した画像および操作用ボタンが表示された状態を示す図である。 1回の走査における走査開始から走査終了までの間に送信される画素信号の信号レベルを示すグラフである。 検出された画素信号のグループの移動を説明するためのグラフである。
符号の説明
10 光走査型内視鏡ユニット
20 光走査型内視鏡プロセッサ
22 画像信号処理回路
24 システムコントローラ
25 タッチパネルモニタ
28 入力部
29 タイマ
30 光源ユニット
40 受光ユニット
50 光走査型内視鏡
53 光供給ファイバ
55 反射光ファイバ

Claims (5)

  1. 所定の走査経路への光の走査を繰り返す光走査型内視鏡を駆動する内視鏡プロセッサであって、
    前記光走査型内視鏡により撮像された撮像画像をモニタ上に表示させた表示画像上における任意の位置と、前記所定の走査経路において走査開始地点から走査する光が前記表示画像上の各位置に対応する撮像画像上の位置に到達するまでの到達時間を関連付けるマッチング手段を備える
    ことを特徴とする光走査型内視鏡プロセッサ。
  2. 前記表示画像上の任意の位置を指定入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
  3. 前記モニタは前記内視鏡プロセッサに接続され、前記入力手段はポインティングデバイスであることを特徴とする請求項2に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
  4. 前記表示画像を表示し、前記入力手段として機能するタッチパネルモニタを備えることを特徴とする請求項2に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
  5. 前記光走査型内視鏡による第1の走査中に前記入力手段により指定入力された前記表示画像上の位置に対応する実際の被写体の位置を、前記第1の走査後の第2の走査中に撮像された前記撮像画像において追跡する追跡部を備えることを特徴とする請求項2〜請求項4に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125598A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Hoya Corp 内視鏡装置
WO2014119563A1 (ja) 2013-01-29 2014-08-07 オリンパス株式会社 走査型観察装置とその制御方法

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JP2011125598A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Hoya Corp 内視鏡装置
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