JP2009239872A - 携帯電話の外付けキーボード入力における入力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末に外付けのキーボードを接続し文字を入力する場合、外付けキーボードと、携帯端末本体のダイヤルキーとの入力が競合した場合にはユーザの意図する文字の入力方法(かな入力、ローマ字入力など)での入力を行なうためには、適宜入力方法の切替等の操作が必要となり、煩雑であるという課題がある。
【解決手段】本発明は、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う電子機器を提案するものである。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う電子機器を提案するものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、携帯電話の外付けキーボード入力における入力制御方法に関するものである。
多くの携帯端末はテンキーを用いて文字を入力する必要があるが、外付けのキーボードを接続することで、多くの文字を入力する際の煩わしさを軽減していた(特許文献1参照。)。
特開2005−202837号公報
しかしながら、上記特許文献1で示される手法では、キーボードから文字入力中に、携帯端末本体のダイヤルキーによる入力があった場合には、文字の入力方法(かな入力、ローマ字入力など)や、変換状態(確定済み、未確定)に拘わらず、ダイヤルキーに割り当てられた数字が画面に表示される。したがって、ユーザは文字入力操作をキーボードから携帯端末本体キーに移行しても継続したい場合には、適宜入力方法の切替等の操作が必要となり、煩雑であるといえる。
本発明はかかる実情に鑑み、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う電子機器を提案するものである。
以上、説明したように本件発明に係る電子機器は、文字入力信号を受け付ける入力部が切り替わった場合には、切り替わり前の表示状態(文字の入力方法(かな入力、ローマ字入力など)や、変換状態(確定済み、未確定)など)に応じて、押下されたキーに割り当てられたアルファベット、あるいは、かなが適宜画面に表示される。したがって、ユーザは文字入力操作を外付けキーボードから電子機器本体キーに移行する(あるいはその逆の場合もある。)際に、入力方法の切替等の操作をする必要がなくなり、簡便である。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
また、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、またはメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの両方として実現されうる。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU、メモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROM/DVD−ROMなどの読み取りドライブ、各種通信用の送受信ポート・インターフェイス・その他の周辺装置などのハードウェア構成部、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラム、その他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
さらに、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。またこのような発明の一部をソフトウェアとして構成することもできる。さらにそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である。)
<<実施形態>>
<概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う電子機器である。
図1は、本実施形態の電子機器の一例を示すものである。図では、電子機器と外付けのキーボードが接続され、それぞれの機器のキー押下に応じて、文字の入力が行なわれる場面を示したものである。今、ユーザは「とうきょう」という文字列を入力している途中であるとする。図示した状態「とうky」までは外付けのキーボードを用いて入力し、残りの文字列「o(O)」「u(U)」については電子機器(内蔵キーボード)に切り替えて入力するものとする。
ここで、文字入力を受け付ける入力部が外付けキーボードから内蔵キーボードへと切り替わったため、切り替わり前の表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールに基づいて文字を表示する。具体的には、「o」を入力するためには電子機器の数字キーのうち6を押下することになるが、切り替わり前の表示状態が「とうky」であり、入力方法がローマ字入力方法で、入力文字の確定状態が未確定であるため、表示ルールの設定を切り替わり前と同じローマ字入力方法のままにし、「M」の表示を行なう。なお、同一キーを再度押下することで、「N」、「O」と順次表示が替わり、入力結果として「とうきょ」が表示される。さらに「U」の入力をするためには、数字キーの8を2回押下すると、「T」、「U」と順次表示が替わり、入力結果として「とうきょう(東京)」が表示される。
別の例として、ここでもし、「とうきょ」まで表示されている場合には、入力文字の確定状態が確定済であるため、表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替えて、数字キーの1の押下を「あ」と表示する。なお、同一キーを再度押下することで、「い」、「う」と順次表示が替わり、入力結果として「とうきょう(東京)」が表示される。
これによって、以前に入力した結果を利用して、より簡便に文字入力を実行することができる。
<構成1> 図2は、本実施形態における電子機器の機能ブロックの一例を示したものである。 図2に示す本実施形態の「電子機器」(0200)は、「外部信号入力部」(0201)と、「内部信号入力部」(0202)と、「表示部」(0203)と、「判断部」(0204)と、「設定部」(0205)と、を有する。
(電子機器 0200) 「電子機器」(0200)は、文字入力装置を内蔵しつつ、外付けのキーボードによる文字入力信号も受け付ける機能等を有する装置一般を広く含む。主に携帯電話機能を有する小型の装置を想定している。
(外部信号入力部 0201) 「外部信号入力部」(0201)は、外付キーボードからの文字入力信号を受け付ける。外付キーボードは、キー入力機能や、電子機器を接続するための外部機器接続機能を有する。たとえば、外付キーボードからは、キーに対応付けられたアルファベットの組み合わせをひらがなに変換して入力文字とするローマ字入力方法にて入力を実行する。
なお、図1にて外付けキーボードの接続形態は、USBなどの有線での接続形態となっているが、BlueToothなどの無線機器の形態でもよい。また、外付けキーボードを接続した場合であっても、後述する内蔵キーボードは動作する。
(内部信号入力部 0202) 「内部信号入力部」(0202)は、内蔵キーボードからの文字入力信号を受け付ける。内蔵キーボードは、主に携帯電話のダイヤルキーであることを想定している。例えば、内蔵キーボードからは、キーに対応付けられたひらがなを直接入力文字とするかな入力方法にて入力を実行する。ただし、外付キーボードからローマ字入力方法にて入力された入力文字の確定状態が未確定な状態で、入力部の切替が行なわれた場合など、ローマ字入力方法にて入力を実行してもよい。入力文字の確定状態については後述する。
また、文字入力可能な機能としては、テキストエディタだけに限定されるものではなく、携帯電話に一般的に備わっている、メール作成エディタやテキストメモエディタ、スケジュール帳などでもよい。
電子機器は、構成要素として記載していないが制御部を有し、制御部は、それぞれの入力部(0201、0202)にて受け付けた文字入力信号に基づいて、入力された文字を特定し、文字入力方法に応じて確定する入力文字列を漢字などに変換する。なお、文字入力方法とは、キーに対応付けられたアルファベットの組み合わせをひらがなに変換して入力文字とするローマ字入力方法や、キーに対応付けられたひらがなを直接入力文字とするかな入力方法をいう。
(表示部 0203) 「表示部」(0203)は、入力部(0201、0202)で受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する。所定の表示ルールとは、文字を表示するために定められる一定のルールであり、前述の文字入力方法に基づくものだけでなく、文字入力モードに基づくルールもある。なお、文字入力モードとは、全角/半角と、ひらがな/カタカナ/英数との組み合わせにより構成される文字種にて入力する状態遷移のことをいう。
表示の具体例としては、外付けキーボードにて、「K」、「O」とのキーを押下した場合に、ローマ字入力方法によれば「こ」と表示され、かな入力方法によれば「のら」と表示される。また内蔵キーボードにて、「2」、「5」とのキーを押下した場合に、ローマ字入力方法によれば「AJ」と表示され、かな入力方法によれば「かな」と表示される。
(判断部 0204) 「判断部」(0204)は、文字入力を受け付ける入力部(0201、0202)が切り替わったか判断する。入力部の切り替わりは、文字入力イベントの検出によって判断する。文字入力イベントとは、電子機器の内蔵キーボードや、外付けキーボードのキーを押下したことを示す情報などが該当する。電子機器の内蔵キーボード、あるいは、外付けキーボードのいずれのキーを押下したかを示す識別情報は、文字入力信号に含まれているとしてもよい。したがって、文字入力イベントを検出すると、その入力元が判定できる。
(設定部 0205) 「設定部」(0205)は、判断結果が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部(0203)での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う。表示状態とは、キー操作に応じて入力された文字列が表示される様をいう。したがって、特にローマ字入力方法の場合には、成立した文字列ばかりではなく、文字が未確定な状態(例えば、文字列「きょ」の入力途中である「ky」等)が含まれる場合がある。また後述するように設定部は、確定状態別設定手段を有する場合がある。
表示ルールの設定は、文字入力方法や、文字入力モードの切替を指定するための設定などが該当する。一般に、電子機器の内蔵キーボードにおいてはかな入力方法が、外付けキーボードにおいてはローマ字入力方法が用いられる。したがって、文字入力信号の受付が切り替わった場合には、対応する入力方法へ切り替えると入力しやすく便利である。
図2で示した例では、表示ルールとして、内部信号入力部から外部信号入力部への切替が行なわれた場合には、文字入力方法をかな入力方法からローマ字入力方法へと切り替えるルールが設定されている。ここで、入力部が切り替わり、外部信号入力部から「O、ら」のキー入力に基づく文字入力信号を受け付けたとすると、判断部では切り替わったとの判断結果となるため、表示ルールの設定が実行される。表示部では、この表示ルールに従って、受け付けた文字入力信号に応じて文字を表示する。「O、ら」のキー入力に基づく文字入力信号を受け付けていたので、文字入力方法をローマ字入力方法とする表示ルールに従うと、「お」と表示されることになる。
なお、電子機器は、構成要素として記載していないが、無線アンテナ部や、外付けキーボードを接続するための外部機器接続部を有する。さらに、文字変換時に必要な辞書データなどを記憶する記憶部や、音声を入力するマイク、マイクから入力された音声を音声データに符号化する音声符号化部、音声を出力するスピーカ、スピーカに音声データを出力する音声複合化部を有する。
<構成2> 図3は、本実施形態における電子機器の機能ブロックの一例を示したものである。 図3に示す本実施形態の「電子機器」(0300)は、「外部信号入力部」(0301)と、「内部信号入力部」(0302)と、「表示部」(0303)と、「判断部」(0304)と、「設定部」(0305)と、を有し、さらに設定部(0305)は、「確定状態別設定手段」(0306)を有する。
(確定状態別設定手段 0306) 「確定状態別設定手段」(0306)は、表示部(0303)での表示状態としての入力方法がローマ字入力方法の場合に、入力文字の確定状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う。切り替わり前の表示部での表示状態がローマ字入力方法であれば、切り替わり後にはかな入力方法へ変更する表示ルールが例示できる。切り替わり前にローマ字入力した文字については、文字として確定していない状態(例えば、文字列「きょ」の入力途中である「ky」等)の場合もあり、このような場合にかな文字の入力を行なうと、以前に入力した文字がローマ字のまま残留することになる(例えば、「ky」の後に文字列「お」を入力しても「kyお」と表示される)。これは、必ずしもユーザの意図している入力結果とはいえないため、入力文字の確定状態に応じて表示ルールの設定を行う。
入力文字の確定状態は、キー押下に応じて文字が割り当てられた段階での文字の未確定と、確定済みの2種類の状態をいう。未確定の状態とは、ローマ字入力方法にて、最終入力文字が子音のものが該当する。一方、確定済みの状態とは、最終入力文字が母音のものが該当する。また、入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とし、入力文字の確定状態が確定済である場合には表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替えるとしてもよい。
図3で示した例では、入力方法がローマ字入力方法で、入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とし、入力文字の確定状態が確定済である場合には表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替えるルールが設定されている。また、入力方法がかな入力方法の場合には、ローマ字入力方法に切り替える。なお、以前には「ky」との入力が行なわれているものとする。ここで、入力部が切り替わり、内部信号入力部から「6、は、MNO」のキー入力に基づく文字入力信号を受け付けたとすると、判断部では切り替わったとの判断結果となるため、表示ルールの設定が実行される。最終入力文字は子音であるため、入力文字は未確定の状態であり、表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とする表示ルールが設定される。表示部では、この表示ルールに従って、受け付けた文字入力信号に応じて文字を表示する。「6、は、MNO」のキー入力に基づく文字入力信号を受け付けていたので、文字入力方法をローマ字入力方法とする表示ルールに従うと、「M」と表示されることになる。
なお、その他各部の処理については、構成1と同様である。
<ハードウェア構成> 図4は、本実施形態のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、電子機器の処理実行におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。電子機器(0400)は、判断部と、設定部等における処理を実現するために「CPU(中央演算装置)」(0401)と、「メインメモリ」(0402)と、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0403)と、を備える。また、上記ハードウェア構成部に加えて、外部信号入力部と、内部信号入力部における処理を実現するために「I/O」(0404)を備え、表示部における処理を実現するために記載していないがI/O(出力インターフェイス)を介してディスプレイ等と接続している。これらは、「システムバス」(0405)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置(0403)は、CPU(0401)にて実行される各種プログラム(アドレス01〜05)や、表示ルール(アドレス06)などを記憶している。また、メインメモリ(0402)は記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために、そのプログラムを読み出して展開する領域であるワーク領域(アドレス11〜15)と、データなどを一時的に格納するデータ領域(アドレス100〜300)とを提供する。さらに、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理することが可能となっている。以上が各ハードウェア構成の機能である。
まず、電子機器(0400)の電源を入れると、記憶装置(04603)に記憶されている外部信号入力プログラム(外部信号入力部)(アドレス01)と、内部信号入力プログラム(内部信号入力部)(アドレス02)と、判断プログラム(判断部)(アドレス03)と、設定プログラム(設定部)(アドレス04)と、表示プログラム(表示部)(アドレス05)と、がメインメモリのワーク領域(アドレス11〜15)にそれぞれ展開される。
第一段階としては、電子機器はI/O(入力インターフェイス)(0404)を介するなどして、文字入力イベントを受け付け、これをトリガとして、メインメモリのワーク領域に展開された入力プログラム(アドレス11、12)がCPUによって実行される。このとき、受け付けた文字入力イベントは、一旦メインメモリのデータ領域(アドレス100)などに格納しておく。文字入力イベントとは、電子機器の内蔵キーボードや、外付けキーボードのキーを押下したことを示す情報などが該当する。格納された文字入力イベントを読み出して解析し、文字入力イベントが示す情報に応じて、受け付けた文字入力信号が外付けキーボードからの入力である場合には、外部信号入力プログラム(アドレス11)が、内蔵キーボードからの入力である場合には、内部信号入力プログラム(アドレス12)がCPUによって実行される。また、文字入力イベントの受け付けをトリガとして、判断プログラム(アドレス13)がCPUによって実行される。これについては、後述する。
外部信号入力プログラム、あるいは、内部信号入力プログラムの実行によって、I/O(入力インターフェイス)を介するなどして、文字入力信号が受け付けられる。受け付けられた文字入力信号は、一旦メインメモリのデータ領域(アドレス200)などに格納しておく。文字入力信号がメインメモリなどに格納されたことがトリガとなり、メインメモリのワーク領域に展開された表示プログラム(アドレス15)がCPUによって実行される。表示プログラムは、メインメモリなどに格納された文字入力信号と、記憶装置に記憶されている表示ルール(アドレス06)と、を読み出して、表示ルールに従った文字の表示を実行する。文字入力信号は押下されたキーを特定することはできるが、通常一のキーに対して複数の文字が割り当てられている。従って、いずれの文字を表示出力するかは、表示ルールに基づいて決定される。表示ルールにて指定されている文字入力方法や、文字入力モードを示す識別情報と、各キーに紐付けられている文字コードとを、予め用意されているテーブルなどに照らし合わせて文字に変換し、グラフィックメモリに出力することによって、表示画面への表示を実現する。具体的には、表示ルールにて文字入力方法がローマ字入力方法と指定されている場合において、外付けキーボードの「O、ら」のキー入力に基づく文字入力信号を受け付けた際には、「お」と表示されることになる。
第二段階としては、文字入力イベントの受け付けをトリガとして、判断プログラム(アドレス03)がCPUによって実行される。判断プログラムは、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する。具体的には、格納された文字入力イベントを読み出して解析する際に、前回受け付けた入力部とは異なる入力部からの入力でないか、前回と今回の文字入力イベントが示す情報を比較して判断する。異なる入力部からの入力である、つまり、入力部が切り替わったとの判断結果の場合には、メインメモリのワーク領域に展開された設定プログラム(アドレス14)がCPUによって実行される。
設定プログラムは、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う。具体的には、表示ルールにて指定されている文字入力方法や、文字入力モードを示す識別情報を書き換えるなどすることで設定処理は実現できる。例えば、内部信号入力部から外部信号入力部へと切り替わった場合には、文字入力方法をかな文字入力方法からローマ字入力方法へと変更する例などが列挙できる。
その他、表示部での表示状態としての入力方法がローマ字入力方法の場合に、入力文字の確定状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行うとしてもよい。入力文字の確定状態は、受け付けた文字入力信号の示す文字が、母音であるか、子音であるかに応じて判定できる。母音(a、i、u、e、o)であれば、入力文字の確定状態は確定済であると判定し、子音(上記母音以外)であれば、入力文字の確定状態は未確定であると判定する。入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定をローマ字入力方法のままにし、入力文字の確定状態が確定済である場合にはかな入力方法に切り替える。
なお、以上の説明においては、各部はソフトウェアで構成されているものとして説明したがハードウェアで構成されていてもよい。
<実施形態1:処理の流れ> 図5は、本実施形態の電子機器における文字入力制御方法の一例を示したものである。なお、以下に示す処理の流れは、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、またこのプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書のその他の処理の流れについても同様である。)
まずは、文字入力信号を受け付ける(S0501)。次に、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する(S0502)。切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う(S0503)。切り替わっていないとの判断結果である場合には、表示ルールの設定ステップを実行しないで、次のステップに移行する。最後に、受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する(S0504)。
なお、S0503の設定ステップについては、表示状態としての入力方法がローマ字入力方法の場合に、入力文字の確定状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行うとしてもよい。具体的には、表示状態としての入力方法がローマ字入力方法で、入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とし、入力文字の確定状態が確定済である場合には表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替える。以下にフローチャートを用いて、詳細に説明する。
図6は、本実施形態の電子機器における文字入力制御方法の別の例を示したものである。まず前提として、電子機器は、文字入力可能なアプリケーション(例えば、テキストエディタなど)を起動し、その際に内部信号入力部も起動する。また、テキストエディタ起動時に、外付けキーボードの接続処理を行い、文字入力方式をローマ字入力方法に設定した後に、外部信号入力部を起動する。
まず、文字入力イベントの入力を待つ(S0601)。文字入力イベントを検出すると、入力元を判定する(S0602)。このとき文字入力を受け付ける入力部が切り替わったかについても判断する。入力元が外付けキーボードに切り替わった場合は、表示ルールとしての文字入力方式をローマ字入力方法に設定変換し(S0603)、アルファベット文字種の判定を行う(S0604)。アルファベット文字種別とは、アルファベットが子音であるか母音であるかを指す。ローマ字入力の場合、子音と母音の組み合わせでひらがな1文字を確定するが、キー1回の押下はアルファベット1文字、つまり子音か母音のどちらかを入力している状態であり、母音まで入力された状態を文字確定状態が確定済みと判定し、子音のみ入力された状態は未確定と判定する。アルファベット文字種が母音である場合は、文字確定状態を確定済みとし(S0605)、子音である場合は、文字確定状態を未確定(S0606)とする。その後、表示部に対して文字表示通知を出し(S0609)、通知を受け取った表示部が画面に入力文字を表示する。
入力元が内蔵キーボードに切り替わった場合は、文字確定状態の判定を行う(S0607)。文字確定状態判定(S0607)の結果が確定済みの場合、表示ルールとしての文字入力方式をかな入力方法に設定変換し(S0608)、表示部に対して文字表示通知を出す(S0609)。文字確定状態判定(S0607)の結果が未確定の場合、文字入力方式はローマ字入力方法のままで変更せず、表示部に対して文字表示通知を出し(S0609)、通知を受け取った表示部が画面に入力文字を表示する。
<効果> 本実施形態は、文字入力を受け付ける入力部が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う電子機器である。文字入力信号を受け付ける入力部が切り替わった場合には、文字の入力方法(かな入力、ローマ字入力など)や、変換状態(確定済み、未確定)に応じて、押下されたキーに割り当てられたアルファベット、あるいは、かなが適宜画面に表示される。したがって、ユーザは文字入力操作を外付けキーボードから電子機器本体キーに移行する(あるいはその逆の場合もある。)際に、入力方法の切替等の操作をする必要がなくなり、簡便である。
0200 電子機器
0201 外部信号入力部
0202 内部信号入力部
0203 表示部
0204 判断部
0205 設定部
0201 外部信号入力部
0202 内部信号入力部
0203 表示部
0204 判断部
0205 設定部
Claims (8)
- 外付キーボードからの文字入力信号を受け付ける外部信号入力部と、
内蔵キーボードからの文字入力信号を受け付ける内部信号入力部と、
入力部で受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する表示部と、
文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する判断部と、
判断結果が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示部での表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う設定部と、
を有する電子機器。 - 設定部は、表示部での表示状態としての入力方法がローマ字入力方法の場合に、入力文字の確定状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う確定状態別設定手段を有する請求項1に記載の電子機器。
- 確定状態別設定手段は、入力方法がローマ字入力方法で、入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とし、入力文字の確定状態が確定済である場合には表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替える請求項2に記載の電子機器。
- 電子機器は携帯電話機能を有する請求項1から3のいずれか一に記載の電子機器。
- 内蔵キーボードは、ダイヤルキーである請求項4に記載の電子機器。
- 外付キーボードからの文字入力信号を受け付ける外部信号入力部と、
内蔵キーボードからの文字入力信号を受け付ける内部信号入力部と、を有する電子機器における文字入力制御方法であって、
入力部で受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する表示ステップと、
文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する判断ステップと、
判断結果が切り替わったとの判断結果である場合に、切り替わり前の表示状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う設定ステップと、
を有する文字入力制御方法。 - 外付キーボードからの文字入力信号を受け付ける外部信号入力部と、
内蔵キーボードからの文字入力信号を受け付ける内部信号入力部と、を有する電子機器における文字入力制御方法であって、
入力部で受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する表示ステップと、
文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する判断ステップと、
判断結果が切り替わったとの判断結果である場合に、表示状態としての入力方法がローマ字入力方法の場合に、入力文字の確定状態に応じて切り替わり後に利用する表示ルールの設定を行う確定状態別設定ステップと、
を有する文字入力制御方法。 - 外付キーボードからの文字入力信号を受け付ける外部信号入力部と、
内蔵キーボードからの文字入力信号を受け付ける内部信号入力部と、を有する電子機器における文字入力制御方法であって、
入力部で受付けた入力信号に応じて所定の表示ルールで文字を表示する表示ステップと、
文字入力を受け付ける入力部が切り替わったか判断する判断ステップと、
判断結果が切り替わったとの判断結果である場合に、表示状態としての入力方法がローマ字入力方法で、入力文字の確定状態が未確定である場合には表示ルールの設定を切り替わり前と同じ状態とし、入力文字の確定状態が確定済である場合には表示ルールの設定としての文字入力方法をかな入力方法に切り替える確定状態別切替ステップと、
を有する文字入力制御方法。
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---|---|---|---|---|
JP2010092320A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Sharp Corp | 携帯端末およびその文字入力方法 |
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- 2008-03-28 JP JP2008086968A patent/JP2009239872A/ja active Pending
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