JP2009239571A - タイマー機能付き宅内通信装置、集合通信装置及びリンク接続設定方法 - Google Patents

タイマー機能付き宅内通信装置、集合通信装置及びリンク接続設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009239571A
JP2009239571A JP2008082523A JP2008082523A JP2009239571A JP 2009239571 A JP2009239571 A JP 2009239571A JP 2008082523 A JP2008082523 A JP 2008082523A JP 2008082523 A JP2008082523 A JP 2008082523A JP 2009239571 A JP2009239571 A JP 2009239571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
link connection
start time
home
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008082523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5059671B2 (ja
Inventor
Kazutomo Hasegawa
一知 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2008082523A priority Critical patent/JP5059671B2/ja
Publication of JP2009239571A publication Critical patent/JP2009239571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5059671B2 publication Critical patent/JP5059671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】タイマー機能付き宅内通信装置、集合通信装置及びリンク接続状態設定方法に関し、宅内通信装置の電力消費量を低減させ、再使用時の初期化プロセスの待ち時間を無くし、また、電話回線間の干渉量の変動による通信状態の劣化を防ぐ。
【解決手段】通信開始時刻表示部120、通信開始時刻設定ボタン130、通信開始時刻確定ボタン140、通信停止ボタン150を有するタイマー操作パネルを備え、これらのボタンにより通信開始時刻を設定し、通信不実施時はDSL信号通信ブロックの給電を停止し、タイマー機能により通信開始時刻になったときに初期化プロセスを実施してリンク接続状態にする。該通信開始時刻の設定情報を集合通信装置に通知しておき、集合通信装置は干渉し合う回線の通信開始時刻毎にS/N比を測定して最低値のS/N比を記録し、次のリンク接続時に該最低値のS/N比を参照して初期化プロセスを実施してリンクを接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイマー機能付き宅内通信装置、集合通信装置及びリンク接続設定方法に関し、消費電力を削減すると共に干渉量の変動による通信状態の劣化を防ぎ、特に、メタリック電話線上で高速データ伝送を可能とするADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やVDSL(Very high-speed Digital Subscriber Line)等のxDSL伝送システムの通信装置等の技術分野で好適に適用される技術に関する。
メタリック電話線上で高速データ伝送を可能とするADSLやVDSL等のディジタル加入者線(xDSL;以下DSLと呼ぶ)の伝送システムは、通常は主に集合通信装置と宅内モデム等の宅内通信装置とにより構成される。図8及び図9は、DSL伝送システム800を模式的に表した図である。集合通信装置810は、図8に示すように電話局舎内に設置されるか、或いは図9に示すように電話局舎と加入者宅の間の建造物等に設置される。
電話局舎と加入者宅の間に設置される場合として、電柱の上部等に設置されるFTTR(Fiber To The Remote terminal)の形態や、集合住宅の加入者を対象として集合住宅の入り口付近に設置されるFTTB(Fiber To The Building)の形態がある。図8及び図9の何れの設置形態の場合においても、集合通信装置810に対する電力は常に供給されている。
加入者(エンド・ユーザ)がDSL伝送システムを介してインターネット等へのアクセスを開始する場合には、加入者宅内において宅内モデム830等の宅内通信装置に接続されている差し込みプラグを電源コンセントに差し込むなどして、宅内通信装置に電力を供給する必要がある。なお、宅内通信装置として、モデム単体装置の他にモデム機能を具備したルータ等種々の通信装置が存在するが、ここでは、宅内通信装置として宅内モデム830を例に説明する。
宅内モデム830に電力が供給されると、後は加入者が何も操作しなくても、宅内モデム830からの信号を集合通信装置810が検出するか、或いはその逆に、集合通信装置810からの信号を宅内モデム830が検出することをトリガとして、初期化プロセスが開始される。
初期化プロセスは、通常、20秒〜1分程度の時間を要する。電話線を分岐するブリッジタップや雑音の影響により、電話回線820の信号品質状態が良くない場合には、初期化プロセスに1分以上を要することもある。初期化プロセスが終了すると、データ通信が可能な状態(以下、リンク接続状態と呼ぶ)となり、加入者はインターネット等へアクセスし、インターネット通信等を行うことができる。
ところで、DSL伝送システムでは、一旦リンク接続状態となった場合には、データ通信を行っていなくても、或いはインターネットに接続していなくても、更には宅内モデム830に接続されるべきパーソナルコンピュータ840等が接続(無線経由を含む)されていなくても、集合通信装置810と宅内モデム830との間においては、DSL信号の送受信(以下、DSL信号通信と呼ぶ)が、データ通信を行っているときと同じように行われる。
DSL信号通信が行われているときには、集合通信装置810のみならず、宅内モデム830にも電力が消費され、インターネットに接続していない状態のときでも、宅内モデム830の差し込みプラグを電源コンセントから抜くなどして宅内モデム830の電力供給をOFFとしない限り、宅内モデム830は電力を消費し続けることになる。
ところで、昨今、地球環境に対する危機意識の高まりを受けて、二酸化炭素の排出量削減が世界的な関心事となっており、二酸化炭素の排出に繋がる電力の消費についても極力抑制することが求められている。現状では、インターネットにアクセスするなどのためにDSL伝送システムを使用するときのみ、手動で宅内モデム830に電力を供給し、使用後には電力供給を停止する加入者が少なからず存在するものと推定される。
このようにDSL伝送システムを使用するときのみ宅内モデム830に電力を供給することは、宅内モデム830の電力消費量削減の観点からは大変望ましいが、宅内モデム830に電力を供給するたびに、初期化プロセスが最初から開始されるため、インターネットにアクセスするまでの待ち時間が生じる。逆に、この待ち時間が生じるために、使用後においても宅内モデム830の電力供給を停止しない加入者も多数存在するものと推定される。
ADSL2のITU勧告G.992.3では、電力管理機能を設け、低パワーモードを規定している。低パワーモードには、集合通信装置810のみ低い電力出力でADSL信号を送信するL2状態と、集合通信装置810及び宅内モデム830共に信号を送信しないL3状態とが規定されている。何れの状態に関しても、該勧告では集合通信装置810と宅内モデム830との間での状態遷移のためのプロトコルの規定等に留まっており、上位のアプリケーションソフトウェアは規定の対象外としている。
下記の特許文献1は、ADSL伝送システムの使用後の電力消費量を低減すべく、遠隔操作にてADSL回線を電気的に接続又は切断することを提案している。また、該特許文献1記載のものは、タイムスケジュールの形でWAKE UPの予定を設定することも可能とし、また、ADSL回線の接続、切断を、ADSL信号の出力開始、停止により実施するとしている。
特許3487820号公報
ところで、図8及び図9に示すように、各加入者宅に接続されている電話回線820は、集合通信装置810付近で束ねられて集合通信装置810に接続される場合が多い。これは、集合通信装置810のコネクタに複数の電話回線をまとめて差し込むためであり、ケーブル850の形態で束ねられることもある。このとき、各電話回線間において遠端漏話と呼ばれる干渉が発生する。その様子を図10に示す。
図10では、電話回線820と電話回線821との間において、遠端漏話860により互いに干渉を与えている様子を示している。電話回線821と電話回線822との間においても同様に遠端漏話861による干渉を与える。遠端漏話による干渉は、隣接した電話回線間で静電誘導又は電磁誘導により互いの電話回線に信号が漏れることによって生じる。干渉はDSL信号の通信速度や安定性等の通信状態に影響を与え、その影響は干渉発生タイミングと初期化プロセスの開始タイミングとの関係、また、干渉の大きさにより左右される。
電話回線820が電話回線821から干渉を受けるケースを例に取り、図11の表2に示すように整理する。表2のケースAは、電話回線821が電話回線820よりも先に初期化プロセスを開始したケースである。この場合、電話回線820が初期化プロセスを開始するときには、既に電話回線821からの干渉が発生している状態であるため、電話回線820は、その干渉の大きさに応じて速度が低下した状態でリンク接続状態となる。しかし、その後の電話回線820の通信状態は、低下した速度でリンクを設定したため、安定して推移する。
ケースB〜Eでは、電話回線820が電話回線821よりも先に初期化プロセスを開始したケースである。これらの場合、電話回線820の初期化プロセス中には、電話回線821はリンク切断状態であるため、電話回線821からの干渉量は比較的小さい。(電話回線821の宅内モデムの電力供給がOFFの状態の場合でも、集合通信装置810からは初期化プロセス開始用の信号が送出されているため、干渉は存在する。)
そのため、電話回線820は、ケースAの通信速度と比較して高速の状態でリンク接続状態となる。その後、電話回線821もリンク接続状態となった場合には、その干渉の大きさによって更にケース分けされる。ケースBでは、リンク接続状態となった電話回線821からの干渉が小さい場合である。この場合は、既にリンク接続状態となっている電話回線820の安定性が多少損なわれるものの、データ通信への影響は余りない。
ケースCでは、リンク接続状態となった電話回線821からの干渉の大きさが中程度の場合である。この場合は、電話回線820の安定性は損なわれ、受信側のエラー訂正機能によって訂正しきれないエラーが散発的に発生する状態となり、データ通信が正しく行われない場合が起こる。しかし、データ通信は十分に継続できる範囲である。
ケースDでは、ケースCよりも大きな干渉により、継続的にエラーが発生している状態である。このような場合では、通信品質が十分に確保されなくなるため、DSL通信装置が自らリンク切断状態に移行し、再度初期化プロセスを開始する構成が多くの場合採られている。
再度初期化プロセスを開始するときには、ケースAの状態と同様となり、既に電話回線821からの干渉が発生しているため、電話回線820をリンク接続状態とするときは、電話回線821から受けている大きな干渉に応じて、速度を低下させたリンク接続状態となるが、その後の電話回線820の通信状態は安定して推移する。
ケースEでは、リンク接続状態となった電話回線821からの干渉が非常に大きい場合である。この場合は、電話回線820のDSL信号通信の維持に必要な同期情報が正常に伝達できなくなるほど安定性は大きく損なわれる。そのため、即座にリンク切断状態となり、ケースDと同様に再度初期化プロセスを開始し、電話回線821から受けている干渉の大きさに応じて、速度を低下させたリンク接続状態が設定される。
前述したように宅内モデム等の宅内通信装置の電力供給について、二酸化炭素の排出に繋がる電力消費の低減化が求められている。しかし、従来のようにインターネット等にアクセスするなど、DSL伝送システムを使用するときのみ、手動で宅内通信装置に電力を供給し、使用後には電力供給を停止することで、宅内通信装置の電力消費量を低減する手法では、宅内通信装置の電力供給をONにしてからリンク接続状態に設定する初期化プロセスが完了するまで長い待ち時間を要することとなる。
本発明は、加入者(エンド・ユーザ)が余り手間を掛けることなく、宅内通信装置の使用後の電力消費量を低減させるとともに、該宅内通信装置を再度使用開始するときに、初期化プロセスの待ち時間がなく、インターネット等へのネットワークアクセスを可能にすることを第1の目的とする。
更に、タイマー機能に設定された宅内通信装置の使用開始時刻の情報を有効利用し、電話回線相互の干渉量を予想して初期化プロセスを実施させ、これにより、干渉量の変動に起因する通信状態の劣化を防ぐことを第2の目的とする。
本発明のタイマー機能付き宅内通信装置は、少なくとも通信開始時刻表示部、通信開始時刻設定ボタン及び通信停止ボタンを有するタイマー操作パネルを備え、前記通信停止ボタンの押下時に、ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロックへの電力供給を停止する電力供給停止手段と、前記通信開始時刻設定ボタンで設定された通信開始時刻の情報を保持し、該通信開始時刻になったとき、前記ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロックへの電力供給を開始してリンク接続を設定するリンク設定手段と、を備えたものである。
また、タイマー機能に特化したタイマーCPUブロックを備え、前記通信停止ボタンの押下時に前記タイマーCPUブロックのみに電力を供給し、ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロック、LAN接続機能ブロック及び装置全体を制御するCPUブロックへの電力供給を停止し、前記タイマーCPUブロックは、前記通信開始時刻設定ボタンで設定された通信開始時刻の情報を保持し、該通信開始時刻になったとき、前記ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロック、LAN接続機能ブロック及び装置全体を制御するCPUブロックへの電力供給を開始するものである。
また、前記通信開始時刻の情報を、LANで接続されたパーソナルコンピュータのタイマー操作アプリケーションソフトウェアによって出力される設定情報に従って設定する手段を備えたものである。
また、本発明の集合通信装置は、複数のタイマー機能付き宅内通信装置と電話回線を介して接続され、各タイマー機能付き宅内通信装置と初期化プロセスを実行してリンク接続を設定する集合通信装置において、前記各タイマー機能付き宅内通信装置から各通信開始時刻の情報を取得して記録しておき、リンク接続状態中の電話回線と相互に干渉し合う他の各電話回線に接続された各タイマー機能付き宅内通信装置の通信開始時刻毎に、リンク接続状態中の電話回線のS/N比の測定を実行し、該リンク接続状態中に測定されたS/N比の最低値を記録し、リンク切断後も該S/N比の最低値を保持し、リンク接続の設定時に、前回のリンク接続状態のときに保持されたS/N比の最低値と今回の初期化プロセス実行時に測定したS/N比とを比較し、その低い方の値を用いて初期化プロセスを実行し、リンク接続を設定するものである。
また、本発明のリンク接続状態設定方法は、複数のタイマー機能付き宅内通信装置と集合通信装置とが電話回線を介して接続され、各タイマー機能付き宅内通信装置と集合通信装置との間で、初期化プロセスを実行してリンク接続を設定するリンク接続設定方法において、前記各タイマー機能付き宅内通信装置で設定した各通信開始時刻の情報を、各タイマー機能付き宅内通信装置から前記集合通信装置に通知するステップと、前記集合通信装置で各タイマー機能付き宅内通信装置から通知された各通信開始時刻の情報を記録しておき、リンク接続状態中の電話回線と相互に干渉し合う他の各電話回線に接続された各タイマー機能付き宅内通信装置の通信開始時刻毎に、リンク接続状態中の電話回線のS/N比の測定を実行し、該リンク接続状態中に測定されたS/N比の最低値を記録し、リンク切断後も該S/N比の最低値を保持するステップと、前記集合通信装置は、リンク接続の設定時に、前回のリンク接続状態のときに保持されたS/N比の最低値と今回の初期化プロセス実行時に測定したS/N比とを比較し、その低い方の値を用いて初期化プロセスを実行し、リンク接続を設定するステップを含むものである。
本発明によれば、宅内通信装置にタイマー機能を導入し、通信の不実施時にDSL信号通信ブロックの給電を停止することにより、宅内通信装置の電力消費量を抑えつつ、タイマー機能に設定された通信化意思時刻に、DSL信号通信ブロックに給電して初期化プロセスを自動的に実行させることにより、通信開始時に待ち時間なくインターネット等へのアクセスが可能になる。
なお、前述の特許文献1に記載のものは、遠隔操作にてADSL回線を電気的に接続又は切断するに対し、本発明はDSL信号の変復調や出力の制御を担うLSI等のDSL信号通信に関連する部品への電力供給を停止することで、宅内通信装置の電力消費量を大幅に低減することができる。
加えて、通信開始時刻の設定情報を集合通信装置に通知しておき、集合通信装置は干渉し合う回線の通信開始時刻毎にS/N比を測定して最低値のS/N比を記録し、次のリンク接続時に該最低値のS/N比を基に初期化プロセスを実施してリンクを接続することにより、干渉量の変動に起因するDSL信号通信への影響を低減することが可能となる。
本発明によるタイマー機能付き宅内通信装置の実施形態を図1に示す。以下、宅内通信装置を宅内モデムとして説明する。図1では宅内モデム830に設置されるタイマー操作パネル100の一例を示している。宅内モデム830への電力供給状態及びDSL信号通信状態等を表示する従来と同様の発光ダイオード(LED)群110に加え、宅内モデム830に本発明によるタイマー操作パネル100を設置する。タイマー操作パネル100は、通信開始時刻表示部120、通信開始時刻設定ボタン130、通信開始(ON)時刻確定ボタン140、通信停止(OFF)ボタン150を備える。
宅内モデム830内のDSL信号通信に関連するDSL用LSI群等で構成されるDSL用LSIブロックへ電力供給を開始する時刻(時、分)を、通信開始時刻設定ボタン130の[時][分]のボタンで設定する。具体的には、通信開始時刻設定ボタン130の[時]ボタン及び[分]ボタンを押す毎に、それぞれ時及び分の値を増加させ、それら時及び分の値を通信開始時刻表示部120に表示する。
加入者が通信開始時刻表示部120に表示された時刻設定内容を確認し、通信開始(ON)時刻確定ボタン140を押下したとき、該時刻設定内容を確定する。通信開始時刻表示部120の表示については、通信開始時刻設定ボタン130で時刻設定中のときは点滅表示とし、通信開始(ON)時刻確定ボタン140押下による確定後には点灯とする等、区別可能に表示することが望ましい。
ここで設定された時刻情報は、宅内モデム830に接続されている差し込みプラグ160を電源コンセントから抜くなどして、宅内モデム830へ電力が供給されなくならない限り保持される。また、一度、通信開始(ON)時刻確定ボタン140押下による確定後にも、通信開始時刻設定ボタン130で時刻を設定して、再度、通信開始(ON)時刻確定ボタン140を押下することで、設定時刻を変更することも可能である。
通信開始時刻設定は、DSL信号通信中に行ってもよいし、通信停止(OFF)ボタン150押下後のDSL信号通信停止中に行ってもよい。しかし、後述するように、隣接電話回線との間の干渉によるDSL信号通信への影響低減の観点からは、DSL信号通信中に通信開始時刻の設定を行い、その設定時刻情報をDSL信号によって集合通信装置810に通知する構成とすることが望ましい。
なお、通信開始(ON)時刻確定ボタン140押下後に、通信停止(OFF)ボタン150が押下されることなく、通信状態を維持したまま通信開始設定時刻になった場合は、初期化プロセスを開始することなく、通信状態は維持されたままとなる。
本発明による宅内モデム830の内部構成の第1の構成例を図2に示す。同図において、DSL信号送受信用LSIブロック210は、電話回線820を介して集合通信装置810との間でDSL信号通信を行う。DSL信号送受信用LSIブロック210は、通常、複数個のLSI等で構成されるブロックである。
LAN接続機能ブロック230は、パーソナルコンピュータ840等と接続される。パーソナルコンピュータ840等の宅内機器とは、イーサネット(登録商標)のフレーム形式でデータ通信が行われることが多いが、必ずしもイーサネット(登録商標)のフレーム形式である必要はない。また、パーソナルコンピュータ840等との接続は有線でも無線でもよい。また、その両方を併用することも可能であり、LAN接続機能ブロック230は、それぞれの接続形態に適したLSI構成となる。
CPUブロック220は、DSL信号送受信用LSIブロック210とLAN接続機能ブロック230との間のフレーム形式の変換を行い、集合通信装置810とパーソナルコンピュータ840等との間でのデータ通信を可能とするのみならず、発光ダイオード(LED)群110の点滅制御等を行うなど、宅内モデム830内の装置全体の各機能部を制御する。
CPUブロック220は、更にタイマー操作パネル100と接続され、通信開始時刻設定ボタン130で設定された時刻を通信開始時刻表示部120に表示させる機能、該設定時刻の情報を、DSL信号送受信用LSIブロック210を通して集合通信装置810へ通知する機能を有する。また、CPUブロック220の制御により、通信開始時刻設定ボタン130での設定時刻に、DSL信号送受信用LSIブロック210への電力の供給を開始させる。
インターネットへのアクセスを終了するなど、DSL信号通信を終了するときは、通信停止(OFF)ボタン150を押下することで、宅内モデム830内の図示省略の電源系統に対するCPUブロック220の制御により、DSL信号送受信用LSIブロック210への電力供給を停止し、DSL信号通信を停止状態とし、これにより宅内モデム830の電力消費量が低減する。
DSL信号送受信用LSIブロック210以外のCPUブロック220等に対しては、引き続き電力が供給されるので、この電力を利用して発光ダイオード(LED)群110内の電力供給状態を示す発光ダイオード(LED)を特定の色で点灯させることで、差し込みプラグ160を電源コンセントから抜いた場合と区別可能な表示にする。
なお、通信停止(OFF)ボタン150を押下した後に、再度、通信停止(OFF)ボタン150が押下されると、DSL信号通信OFFの設定を取り消し、通信開始時刻設定ボタン130による設定内容に拘わらず、即座に初期化プロセスを開始する構成とすることができる。
本発明による宅内モデム830の内部構成の第2の構成例を図3に示す。第2の構成例は、タイマー機能に特化したタイマーCPUブロック320を設け、該タイマーCPUブロック320をタイマー操作パネル100と接続する。タイマーCPUブロック320とCPUブロック220との間では、通信開始設定時刻の情報を共有する。タイマーCPUブロック320を構成するCPUは、CPUブロック220を構成するCPUと比べて、タイマー機能に特化している分、小型化、低消費電力化することが可能である。
通信停止(OFF)ボタン150押下時には、タイマーCPUブロック320が宅内モデム830内の図示省略の電源系統を制御し、DSL信号送受信用LSIブロック210、CPUブロック220及びLAN接続機能ブロック230への電力供給を停止することで、図2の第1の構成と比べて、宅内モデム830の電力消費量をより低減することができる。
このとき、発光ダイオード(LED)群110内の電力供給状態を示す発光ダイオード(LED)は消灯としてもよいが、その制御をタイマーCPUブロック320に引き継ぎ、特定の色で点灯させる構成としてもよい。図3の構成例では、通信開始時刻設定ボタン130での設定時刻に、DSL信号送受信用LSIブロック210、CPUブロック220及びLAN接続機能ブロック230への電力供給を、タイマーCPUブロック320の制御により開始させる。
また、別の第3の構成例となるが、CPUの機能が全てDSL信号送受信用LSIブロック210に配備される宅内モデム830では、CPUブロック220が存在しない構成となる。このような構成の場合には、図2の構成ではなく、図3に示したようなタイマーCPUブロック320を設ける構成となる。
本発明によるタイマー設定に関する別の実施形態を図4に示す。図4は宅内モデム830に接続(無線経由による接続を含む)されているパーソナルコンピュータ840内のタイマー操作アプリケーションソフトウェア400による操作画面の一例を示している。タイマー操作アプリケーションソフトウェア400による操作画面は、通信開始時刻表示部420、通信開始時刻設定ボタン430、通信開始時刻確定ボタン440、通信停止(OFF)ボタン450を有する。
それぞれの表示画像の機能は、宅内モデム830に設置されているタイマー操作パネル100の表示部及びボタンの機能と同一であり、マウスやキーボード(Tabキー、リターンキー等)で操作される。加えて、通信開始時刻設定ボタン430と通信開始時刻確定ボタン440のクリックによる通信開始時刻の設定に代えて、通信開始時刻表示部420にカーソルを合わせ、通信開始時刻の数字を直接キーボードで入力してリターンキーを押下することで、通信開始時刻を設定する構成とすることもできる。
タイマー操作アプリケーションソフトウェア400による設定内容は、通信開始時刻確定ボタン440のクリック時、通信開始時刻表示部420への数値入力後のリターンキーの押下時、及び通信停止(OFF)ボタン450のクリック時に、宅内モデム830へ通知される。また、タイマー操作アプリケーションソフトウェア400による設定内容は、タイマー操作パネル100と連動し、発光ダイオード(LED)群110内の電力供給状態を示す発光ダイオード(LED)の表示にも反映される。
図2の第1の構成例においては、通信停止(OFF)ボタン150(又は450)の押下(又はクリック)によるDSL信号通信の停止状態においても、CPUブロック220及びLAN接続機能ブロック230への電力供給は継続しているので、通常通り、タイマー操作アプリケーションソフトウェア400による設定内容が宅内モデム830へ通知され、有効に機能する。
一方、図3の第2の構成例では、タイマー操作アプリケーションソフトウェア400での通信開始時刻の設定は、通信停止(OFF)ボタン150(又は450)を押下(又はクリック)する前に行う必要がある。これは、通信停止(OFF)ボタン150(又は450)の押下(又はクリック)した後には、CPUブロック220及びLAN接続機能ブロック230への電力供給が停止し、タイマー操作アプリケーションソフトウェア400での設定内容が宅内モデム830へ通知されなくなるためである。再度、CPUブロック220及びLAN接続機能ブロック230へ電力が供給されるまでは、その後の設定はタイマー操作パネル100で行うことになる。
ところで、これらの実施形態において、タイマー操作パネル100又はタイマー操作アプリケーションソフトウェア400で設定した通信開始時刻に達すると、DSL信号送受信用LSIブロック210等への電力が供給され始め、初期化プロセスが終了した後、リンク接続状態となる。初期化プロセスには、最長で1分以上掛かることがあることを考慮して、通信開始時刻(設定時刻)までにリンク接続状態となっているよう、通信開始時刻として設定した時刻の例えば2〜3分前から、初期化プロセスを開始する構成としても良い。
タイマー操作パネル100又はタイマー操作アプリケーションソフトウェア400で設定した通信開始時刻の情報は、通信開始(ON)時刻確定ボタン140(又は440)を押下(又はクリック)したときに、電話回線820がリンク接続状態である場合に、宅内モデム830から電話回線820を介して集合通信装置810に通知する。
集合通信装置810は、複数の電話回線のリンク設定を制御監視する。また、集合通信装置810は、電話回線820に隣接する例えば電話回線821や電話回線822のそれぞれの通信開始時刻を把握している。本発明による集合通信装置810は、干渉量の変動に起因するDSL信号通信への影響を低減するために、相互に干渉し合う電話回線の通信開始時刻の設定情報を利用し、リンク接続の初期化プロセスで参照される伝送品質(S/N比)を、以下に述べる手法で決定する。
集合通信装置810が管理している電話回線のDSL信号通信状態の一覧表の例を図5の表1に示す。集合通信装置810には、数千回線にも及ぶ電話回線が接続される場合があり、干渉し合う電話回線の集合がユニット単位や基板単位であったりするが、ユニット単位又は基板単位に、DSL信号通信状態の一覧表を設ける。ユニット単位又は基板単位の電話回線数がなお多すぎる場合には、干渉量に応じて更に細かな単位に分けてもよい。
表1は、互いに干渉し合う可能性のある電話回線820〜824のDSL信号通信状態の一覧表の例である。表1において、通信状態欄の「通信中」は、データ通信が可能なリンク接続状態中であり、「通信設定」は、現在はリンク切断状態であるが、タイマー操作パネル100又はタイマー操作アプリケーションソフトウェア400により通信開始時刻の設定情報が集合通信装置810に通知されており、その設定時刻にリンク接続状態となることが期待されている状態である。また、「通信断」は、リンク切断状態でかつ通信開始時刻の設定情報が集合通信装置810に通知されていない状態である。
タイマー操作パネル100又はタイマー操作アプリケーションソフトウェア400による通信開始時刻の設定を行ったにも拘わらず、その設定を通信停止(OFF)ボタン150(又は450)の押下(又はクリック)後に行ったために、該設定内容が集合通信装置810に通知されていない場合には、通信状態欄上では「通信断」の状態となる。通信ON設定時刻欄は、「通信設定」の状態の電話回線の通信開始設定時刻が格納する。
表1によれば、例えば18時00分になると、電話回線821で初期化プロセスが開始され、一例として図6に示す初期化プロセスが実行される。図6はADSLのITU勧告G.992.1に規定されている初期化プロセスである。該初期化プロセスは、ハンドシェーク610及びトレーニング620のプロセスの後、チャネル解析プロセス630が実施される。
チャネル解析プロセス630には、S/N比測定プロセス640が含まれる。本発明では、S/N比測定プロセス640に続いて、S/N比の比較プロセス650を追加している。S/N比の比較プロセス650では、S/N比測定プロセス640の測定結果と前回のリンク接続状態時に測定したS/N比の最低値とをDSLのサブキャリアごとに比較し、値の低い方を今回のリンク接続に参照される各サブキャリアのS/N比として出力する。なお、メモリ量の制限等のため、サブキャリアを複数まとめて比較することも可能である。
ITU勧告G.992.1では、S/N比測定の後、情報交換プロセス660にて、S/N比等に基づいて算出した各サブキャリアへの割り当てビット数等のリンク設定情報を、集合通信装置810と宅内モデム830との間で交換してリンク接続を実施するプロセスを規定している。本発明では、前回のリンク接続状態において後述する図7に示す処理フローにより決定されたS/N比の最低値を、今回のリンク接続時のS/N比に反映させて情報交換プロセス660を実行し、リンク接続を実施する。
S/N比の比較プロセス650で用いられる過去のS/N比の決定プロセスを図7に示す。なお、「過去のS/N比」とは、電話回線821の場合では、電話回線821の初期化プロセス及びリンク接続状態(データ通信状態)中に測定され、メモリに記録された最低値のS/N比であり、次回のリンク接続時の初期化プロセスで参照されるS/N比である。
リンク接続の状態において図7に示すように、まず、今回のリンク接続の際に実施された初期化プロセスのS/N比測定プロセス640(図6参照)で測定された電話回線821のS/N比を、過去のS/N比の初期値としてメモリに記録する(710)。次に、電話回線821のリンク接続状態を確認し(720)、リンク接続状態が維持されていれば、他回線の通信開始設定時刻に合わせてS/N比を測定する(730)。表1の例では、20時30分に電話回線822がリンク接続状態となることが期待されるので、20時30分に(即ち、電話回線822がリンク接続状態となったときに)再度、S/N比を測定する。
上記のプロセス730で測定したS/N比測定結果を、メモリに記録された過去のS/N比の値とサブキャリア毎に比較し、値の低い方の値をメモリに上書きする(740)。なお、メモリ量の制限等のため、サブキャリアを複数まとめて取り扱うことも可能である。そして、リンク接続状態確認プロセス720に戻り、上述したプロセスを、電話回線821が通信断(リンク切断)の状態となるまで繰り返し実施する。
そして、通信断(リンク切断)となったときに、過去のS/N比の決定プロセスが終了し(750)、このときメモリに記録されているS/N比が過去のS/N比となり、過去のS/N比が決定される。この過去のS/N比を、次回のリンク設定時におけるS/N比の比較プロセス650で、S/N比測定プロセス640で測定されたS/N比と比較し、その低い方の値を用いて情報交換プロセス660を実行してリンク設定を行う。
このように、1回前のリンク接続状態におけるS/N比の最低値を参照してリンク設定を行うことにより、隣接回線からの干渉量の変動に対して、安定した通信状態でのリンク設定が可能となる。
図7に示す過去のS/N比決定プロセスでは、一度設定した通信開始設定時刻は、日々変わるものではなく、かつ、日々のDSL使用時刻は略同じであるという前提に基づいて過去のS/N比を決定している。この前提が成り立っている場合には、電話回線821の通信状態は、隣接回線からの干渉量の変動があるにも拘わらず、表2のケースAと同様の状態でリンク接続が実施され、通信状態が安定して推移する。但し、上述の前提が崩れた場合には、必ずしもケースAのようになるとは限らないが、過去のS/N比を全く反映しない従来の初期化プロセスに比べて、表2のケースD、Eの状態となる確率を低減させることができる。
以上、本発明のタイマー機能及び干渉量変動に対する安定した通信状態のリンク接続について、DSL装置を主対象として説明したがが、それらは初期化プロセスを必要とする他の通信装置にも同様に適用可能であり、他の通信装置への適用が制限されるものではない。また、干渉量変動により通信速度や安定性の影響を受ける無線通信装置等へも同様に適用可能である。
本発明によるタイマー機能付き宅内通信装置の実施形態を示す図である。 本発明による宅内モデムの内部構成の第1の構成例を示す図である。 本発明による宅内モデムの内部構成の第2の構成例を示す図である。 本発明によるタイマー設定の別の実施形態を示す図である。 表1(電話回線のDSL信号通信状態の一覧表の例)を示す図である。 ADSLのリンク接続の初期化プロセスを示す図である。 S/N比の比較による過去のS/N比の決定プロセスを示す図である。 集合通信装置が電話局内に設置されるDSL伝送システムを示す図である。 集合通信装置が電話局と加入者宅の間に設置されるDSL伝送システムを示す図である。 ケーブル内での電話回線間の遠端漏話を示す図である。 表2(電話回線間の干渉のケース分けの一覧表の例)を示す図である。
符号の説明
100 タイマー操作パネル
110 発光ダイオード(LED)群
120 通信開始時刻表示部
130 通信開始時刻設定ボタン
140 通信開始(ON)時刻確定ボタン
150 通信停止(OFF)ボタン
160 差し込みプラグ
210 DSL信号送受信用LSIブロック
220 CPUブロック
230 LAN接続機能ブロック
320 タイマーCPUブロック
400 タイマー操作アプリケーションソフトウェア
420 通信開始時刻表示部
430 通信開始時刻設定ボタン
440 通信開始時刻確定ボタン
450 通信停止(OFF)ボタン
810 集合通信装置
820〜824 電話回線
830 宅内モデム
840 パーソナルコンピュータ
850 ケーブル
860〜861 遠端漏話

Claims (5)

  1. 少なくとも通信開始時刻表示部、通信開始時刻設定ボタン及び通信停止ボタンを有するタイマー操作パネルを備え、
    前記通信停止ボタンの押下時に、ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロックへの電力供給を停止する電力供給停止手段と、
    前記通信開始時刻設定ボタンで設定された通信開始時刻の情報を保持し、該通信開始時刻になったとき、前記ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロックへの電力供給を開始してリンク接続を設定するリンク設定手段と、
    を備えたタイマー機能付き宅内通信装置。
  2. タイマー機能に特化したタイマーCPUブロックを備え、
    前記通信停止ボタンの押下時に前記タイマーCPUブロックのみに電力を供給し、ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロック、LAN接続機能ブロック及び装置全体を制御するCPUブロックへの電力供給を停止し、
    前記タイマーCPUブロックは、前記通信開始時刻設定ボタンで設定された通信開始時刻の情報を保持し、該通信開始時刻になったとき、前記ディジタル加入者線信号送受信用LSIブロック、LAN接続機能ブロック及び装置全体を制御するCPUブロックへの電力供給を開始することを特徴とする請求項1に記載のタイマー機能付き宅内通信装置。
  3. 前記通信開始時刻の情報を、LANで接続されたパーソナルコンピュータのタイマー操作アプリケーションソフトウェアによって出力される設定情報に従って設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイマー機能付き宅内通信装置。
  4. 複数のタイマー機能付き宅内通信装置と電話回線を介して接続され、各タイマー機能付き宅内通信装置と初期化プロセスを実行してリンク接続を設定する集合通信装置において、
    前記各タイマー機能付き宅内通信装置から各通信開始時刻の情報を取得して記録しておき、リンク接続状態中の電話回線と相互に干渉し合う他の各電話回線に接続された各タイマー機能付き宅内通信装置の通信開始時刻毎に、リンク接続状態中の電話回線のS/N比の測定を実行し、該リンク接続状態中に測定されたS/N比の最低値を記録し、リンク切断後も該S/N比の最低値を保持し、リンク接続の設定時に、前回のリンク接続状態のときに保持されたS/N比の最低値と今回の初期化プロセス実行時に測定したS/N比とを比較し、その低い方の値を用いて初期化プロセスを実行し、リンク接続を設定することを特徴とする集合通信装置。
  5. 複数のタイマー機能付き宅内通信装置と集合通信装置とが電話回線を介して接続され、各タイマー機能付き宅内通信装置と集合通信装置との間で、初期化プロセスを実行してリンク接続を設定するリンク接続設定方法において、
    前記各タイマー機能付き宅内通信装置で設定した各通信開始時刻の情報を、各タイマー機能付き宅内通信装置から前記集合通信装置に通知するステップと、
    前記集合通信装置で各タイマー機能付き宅内通信装置から通知された各通信開始時刻の情報を記録しておき、リンク接続状態中の電話回線と相互に干渉し合う他の各電話回線に接続された各タイマー機能付き宅内通信装置の通信開始時刻毎に、リンク接続状態中の電話回線のS/N比の測定を実行し、該リンク接続状態中に測定されたS/N比の最低値を記録し、リンク切断後も該S/N比の最低値を保持するステップと、
    前記集合通信装置は、リンク接続の設定時に、前回のリンク接続状態のときに保持されたS/N比の最低値と今回の初期化プロセス実行時に測定したS/N比とを比較し、その低い方の値を用いて初期化プロセスを実行し、リンク接続を設定するステップと、
    を含むことを特徴とするリンク接続設定方法。
JP2008082523A 2008-03-27 2008-03-27 タイマー機能付き宅内通信装置 Expired - Fee Related JP5059671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082523A JP5059671B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 タイマー機能付き宅内通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082523A JP5059671B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 タイマー機能付き宅内通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009239571A true JP2009239571A (ja) 2009-10-15
JP5059671B2 JP5059671B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=41253006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008082523A Expired - Fee Related JP5059671B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 タイマー機能付き宅内通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5059671B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011039987A1 (ja) 2009-09-29 2011-04-07 日本曹達株式会社 フェノール性化合物を用いた記録材料
WO2011155242A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 住友電気工業株式会社 データ中継装置及びその機能制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02224106A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Oki Electric Ind Co Ltd 通信処理装置の自動送受信装置
JP2002152312A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Nec Access Technica Ltd Adslwakeup制御システムおよび制御方法
JP2005323300A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dslモデム装置及びdslモデム装置の制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02224106A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Oki Electric Ind Co Ltd 通信処理装置の自動送受信装置
JP2002152312A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Nec Access Technica Ltd Adslwakeup制御システムおよび制御方法
JP2005323300A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dslモデム装置及びdslモデム装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011039987A1 (ja) 2009-09-29 2011-04-07 日本曹達株式会社 フェノール性化合物を用いた記録材料
WO2011155242A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 住友電気工業株式会社 データ中継装置及びその機能制御方法
US9204210B2 (en) 2010-06-09 2015-12-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Data relay apparatus and function control method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP5059671B2 (ja) 2012-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101409661B (zh) 利用音视频桥接管理节能网络的方法和系统
KR100431693B1 (ko) 상이한 주파수를 이용하여 전이중 통신을 수행하기 위한장치 및 방법
CN102057627B (zh) 用于在dsl系统中恢复dsl通信的方法和设备
CN102546640B (zh) 单账号多设备登录时的信息流通方法及服务器
US20120170591A1 (en) Advanced and Dynamic Physical Layer Device Capabilities Utilizing a Link Interruption Signal
CN109067556B (zh) 用于具有非对称流量剖析的节能以太网的系统和方法
CN103051462A (zh) 接入设备的供电方法及装置
EP2139167A1 (en) Communication terminal device
WO1999067891A1 (en) Digital modem fast retrain escape mechanism
Nordman Testing products with network connectivity
US8295194B2 (en) Wired network connection establishing method and network device for performing the method
CN103490905A (zh) 基于以太网磁性元件发热供电的物理层装置自动调节
JP5059671B2 (ja) タイマー機能付き宅内通信装置
CN102904671A (zh) 图像处理装置以及图像处理装置的通信方法
US20100321168A1 (en) Power line communication device and its communication control method
US8838186B2 (en) Method and system for increasing power savings in a DOCSIS device
EP1693985B1 (en) A system and method for testing the subscriber line
US20170019538A1 (en) Data communication
JP6006314B2 (ja) Xdsl伝送システムのための非規格モードを開始するための方法、およびその方法を使用したレジデンシャルゲートウェイ
US20060159119A1 (en) DSL detector
US20050254507A1 (en) DSL modem apparatus and control method for DSL modem apparatus
JP2015531576A (ja) 配布ポイントからの動的な不連続な動作の方法
US20090252069A1 (en) Point-to-multipoint network system
CN109981139B (zh) 一种降低g.fast端口串扰的方法、设备及存储介质
CN101005366A (zh) 于网页上产生即时通讯的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110916

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees