JP2009239551A - ワイヤレス通信システム及びワイヤレス通信システムの制御装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システム及びワイヤレス通信システムの制御装置 Download PDF

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HOAN DENSHI TSUSHIN GIJUTSU KY
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Abstract

【課題】無線機の装着感を向上すると共に、通話していることが第三者に容易に看取されないようにし得るワイヤレス通信システム及びその制御装置を提供する。
【解決手段】プレストーク方式の無線機本体と、Bluetoothにより音声信号及び制御信号を送受信可能な無線機側送受信部20と、無線機側送受信部20と音声信号を送受信する音声信号送受信部31と、無線機側送受信部20に制御信号を送受信する制御ユニット40と、制御ユニット40から受信した制御信号に基づいて無線機本体10の送信モード・受信モードを切替える制御装置50とを備え、制御装置50は、送信モードでは、音声信号送受信部31から無線機側送受信部20に音声信号を受信させ、該音声信号を他の無線機100に対して無線機本体10に送信させ、受信モードでは、無線機本体10から音声信号送受信部31に音声信号を無線機側送受信部20に送信させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤレス通信システム及びワイヤレス通信システムの制御装置に関し、特に、プレストーク方式の無線機を用いる場合に適用して有用なものである。
従来、いわゆるプレストーク方式の無線機として、無線機本体と、スピーカ及びマイクと、無線機本体の送信・受信を切り替えるプレストークスイッチとを備え、ハンズフリーで通話が行えるように構成されたものが知られている。
例えば、スピーカ、マイク及びプレストークスイッチが一体的に形成されたものである外部ユニットを有線で無線機本体に接続したものや、マイクとプレストークスイッチが一体的に形成され、スピーカは別途イヤホンを接続するものがある。他にも、マイク及びスピーカが設けられたヘッドセットを有線で無線機本体に接続したものがある(例えば、特許文献1参照)。
このように、マイク等が無線機本体から分離されていることで、通話時に無線機本体を口元や耳元に近づける必要がなく、通話の利便性を向上させている。
しかしながら、マイク等と無線機本体とは有線で接続されていることから、移動しながら無線機を使用する際に、有線部分を家具等に引っ掛けてしまうことがある。また、有線部分が身体にまとわりつくという煩わしさがある。
さらに、無線機の利用目的によっては、無線機を用いて他者と通話していることが第三者に知られてしまうことを避けなければならない場合がある。このような場合、従来のような無線機を用いると次のような問題がある。
例えば、マイク及びスピーカがヘッドセット形式である場合は、マイク部分が口元の近くに常に位置することになるため、第三者から容易に、無線機で通話していることを知られてしまう。同様に、スピーカ、マイク及びプレストークスイッチ等が一体的に形成された外部ユニットでは、発話のたびに外部ユニットを口元に寄せるので、やはり第三者に通話していることを知られてしまう。また、プレストークスイッチを押す動作についても、プレストークスイッチを操作しながら音声を発していれば、無線機を使用して通話していることが第三者に容易に看取されてしまう。
また、第三者に通話を看取されないようにすべく、マスクで口元の動きを隠しながらマイクを使用する場合、マスク越しの音声であることから音声を明瞭に集音できなくなってしまうし、小声でマイクに発声する場合、周囲の音の大きさにより明瞭に集音できないという問題が生じる。
特開平9−172697号公報
本発明は、上述した事情に鑑み、無線機の装着感を向上すると共に、通話していることが第三者に容易に看取されないようにし得るワイヤレス通信システム及びワイヤレス通信システムの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、第1の無線通信方式により、送信モードにおいて他の無線機に音声信号を送信すると共に受信モードにおいて当該他の無線機から音声信号を受信する無線機本体と、前記無線機本体に接続され、第2の無線通信方式により、前記音声信号及び前記無線機本体に送信モードと受信モードとを切り替えさせるための制御信号を送受信可能に構成された無線機側送受信部と、前記第2の無線通信方式により前記無線機側送受信部と音声信号を送受信する音声信号送受信部、音声を取得して前記音声信号送受信部に音声信号として入力する音声入力手段、及び前記音声信号送受信部からの音声信号を音声として出力する音声出力手段から構成された音声入出力ユニットと、前記第2の無線通信方式により前記制御信号を前記無線機側送受信部に送信する制御ユニットと、前記制御ユニットから受信した制御信号が送信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を送信モードに設定し、当該制御信号が受信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を受信モードに設定する制御装置とを具備し、前記制御装置は、送信モードにおいて、前記音声信号送受信部に入力された音声信号を前記無線機側送受信部に受信させると共に該音声信号を他の無線機に対して前記無線機本体に送信させる一方、受信モードにおいて、前記無線機本体が受信した音声信号を前記音声信号送受信部に対して前記無線機側送受信部に送信させることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第1の態様では、無線機本体と音声入出力ユニットとの間、及び無線機本体と制御ユニットとの間が、第2の無線通信方式で音声信号や制御信号が送受信されるため、ワイヤレス通信システムを装着したときにおいても有線が身体にまとわり付くような煩わしさがない。また、有線による制約がないことから、これらのユニットを身体の任意の部位に装着できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記第2の無線通信方式は、前記音声信号が前記無線機側送受信部及び前記音声信号送受信部以外の機器に傍受されない方式であることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第2の態様では、音声信号が無線機器側送受信部及び音声信号送受信部以外の機器に傍受されないため、通信内容を秘匿して安全に通信することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記制御ユニットは、人体により隠蔽される大きさに形成されたスイッチ手段を備え、当該スイッチ手段がオフのとき前記無線機本体を受信モードにさせ、オンのとき前記無線機本体を送信モードにさせる制御信号を前記無線機側送受信部に送信することを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第3の態様では、スイッチ手段の操作を秘匿できるため、本発明のワイヤレス通信システムの使用を第三者から容易に看取され難くなっている。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の何れか一つの態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記音声入出力ユニットは、人体に装着されると共に被服又は帽子により隠蔽される大きさに形成されていることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第4の態様では、音声入出力ユニットと無線機本体との間、及び制御ユニット及び無線機本体との間は第2の無線通信方式を採用しているため、これらのユニットの装着位置の自由度が高い。これにより、音声入出力ユニットや制御ユニットを衣服や帽子などで外部から見えないように構成することができ、この結果、ワイヤレス通信システムを使用中であることを、第三者に容易に知られてしまうことを避けられる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の何れか一つの態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記音声入出力ユニットは、人体の首部に装着可能な馬蹄状の固定具に、前記音声信号送受信部、前記音声入力手段、及び前記音声出力手段が固定されて構成されたものであることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第5の態様では、音声信号送受信部、音声入力手段及び音声出力手段を首部近傍に固定することができ、衣服の襟部でこれらを隠すことができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5の何れか一つの態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記音声入力手段は、骨伝導マイク又は咽喉マイクであることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第6の態様では、使用者がマスク等を利用しながら本発明を使用した場合や、周辺環境の音が大きい場合でも、確実に音声を取得し、明瞭な音声信号を送信できる。
本発明の第7の態様は、第1〜第6の何れか一つの態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記音声出力手段は、前記音声信号送受信部と有線で接続されたイヤホン、電磁コイルを用いて前記音声信号送受信部と無線で接続されたワイヤレスイヤホン、及び前記音声信号送受信部と無線又は有線で接続された骨伝導スピーカからなる群から選択される一種であることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第7の態様では、使用目的、環境に応じて適切なイヤホンを用いることができる。
本発明の第8の態様は、第1〜第7の何れか一つの態様に記載するワイヤレス通信システムにおいて、前記制御装置は、前記音声信号が前記音声信号送受信部から一定時間受信しないことを検知したとき前記無線機本体の機能を停止させ、その後、前記音声信号が前記音声信号送受信部から受信したとき前記無線機本体の機能を再開させることを特徴とするワイヤレス通信システムにある。
かかる第8の態様では、無線機本体の電力を節約することができる。
本発明の第9の態様は、第1の無線通信方式により、送信モードにおいて他の無線機に音声信号を送信すると共に受信モードにおいて当該他の無線機から音声信号を受信する無線機本体と、前記無線機本体に接続され、第2の無線通信方式により前記音声信号及び前記無線機本体に送信モードと受信モードとを切り替えさせるための制御信号を送受信可能に構成された無線機側送受信部と、前記第2の無線通信方式により前記無線機側送受信部と音声信号を送受信する音声信号送受信部、音声を取得して前記音声信号送受信部に音声信号として入力する音声入力手段、及び前記音声信号送受信部からの音声信号を音声として出力する音声出力手段から構成された音声入出力ユニットと、前記第2の無線通信方式により前記制御信号を前記無線機側送受信部に送信する制御ユニットとを具備するワイヤレス通信システムの制御装置であって、前記制御ユニットから受信した制御信号が送信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を送信モードに設定し、当該制御信号が受信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を受信モードに設定するモード設定手段と、送信モードにおいて、前記音声信号送受信部に入力された音声信号を前記無線機側送受信部に受信させると共に該音声信号を他の無線機に対して前記無線機本体に送信させる一方、受信モードにおいて、前記無線機本体が受信した音声信号を前記音声信号送受信部に対して前記無線機側送受信部に送信させる送受信制御手段とを具備することを特徴とするワイヤレス通信システムの制御装置にある。
かかる第9の態様では、無線機本体と音声入出力ユニットとの間を無線により音声信号を授受できると共に、第2の無線通信方式により送受信される制御信号により送信モード・受信モードを切り替えることができる。
本発明の第10の態様は、第9の態様に記載するワイヤレス通信システムの制御装置において、前記音声信号が前記音声信号送受信部から一定時間受信しないことを検知したとき前記無線機本体の機能を停止させ、その後、前記音声信号が前記音声信号送受信部から受信したとき前記無線機本体の機能を再開させる省電力手段を具備することを特徴とするワイヤレス通信システムの制御装置にある。
かかる第10の態様では、無線機本体の電力を節約することができる。
無線機の装着感が向上し、通話していることが第三者に容易に看取されないワイヤレス通信システム及びワイヤレス通信システムの制御装置が提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
図1は、本実施形態に係る無線機本体及び無線機側送受信部の概略構成図、図2は、本実施形態に係る音声入出力ユニットの概略構成図、図3は、本実施形態に係る制御ユニットの概略構成図、図4は、本実施形態に係るワイヤレス通信システムの概略構成図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るワイヤレス通信システムは、無線機本体10と、無線機側送受信部20と、音声入出力ユニット30と、制御ユニット40、制御装置50とを具備する。
無線機本体10は、第1の無線通信方式により、他の無線機100との間で音声信号の送受信を行う。無線機本体10は、いわゆるプレストーク方式であり、送信モードと受信モードとを排他的に切り替えて音声信号の送受信を行う。すなわち、無線機本体10は、送信モードにおいては、専ら他の無線機100に音声信号を送信し、受信モードにおいては、専ら他の無線機100からの音声信号を受信するように構成されている。
なお、第1の無線通信方式は、特に限定されず、他の無線機100との間で音声信号を送受信し得るものであればよい。例えば、所定周波数の電波をAM、FMなどのアナログ変調方式で変調して音声信号を送受信すればよい。
無線機側送受信部20は、第2の無線通信方式により、後述する音声入出力ユニット30の音声信号送受信部31との間で音声信号を送受信し、制御ユニット40との間で制御信号を送受信する。ここで、制御信号とは、無線機本体10に送信モードと受信モードとを切り替えさせるための信号をいう。
第2の無線通信方式としては、無線機側送受信部20及び音声信号送受信部31以外の機器に音声信号が傍受されない方式のものを用いることが好ましい。例えば、BlueTooth、スペクトラム拡散方式を用いることができる。他にも、音声信号の内容が解読されないように、音声信号を暗号化して送受信する方式であってもよい。
本実施形態では、無線機側送受信部20は、第2の無線通信方式として、BlueToothを用いた。無線機側送受信部20は、音声信号送受信部31及び制御ユニット40と予めペアリングが実施されており、これらの間でしか通信が行えないようになっている。また、無線機側送受信部20は、HFP(Hands-Free Profile)を用いて音声信号送受信部31との間で音声信号を送受信し、SPP(Serial Port Profile)を用いて制御ユニット40との間で制御信号を送受信するように構成されている。なおHFPの代わりにHSP(Headset Profile)など音声信号を送受信しうるプロファイルであってもよい。
本実施形態では、無線機側送受信部20と制御装置50とは、筐体12内に実装されている。一方、無線機本体10には、外部マイク端子、外部スピーカ端子及び外部プレストークスイッチ端子(図示せず)が設けられており、これらの端子に接続されたコネクタ部11を介して無線機側送受信部20及び制御装置50が無線機本体10に接続されている。
後述するように、外部マイク端子を介して無線機側送受信部20から無線機本体10に音声信号が入力され、外部スピーカ端子を介して無線機本体10から無線機側送受信部20に音声信号が出力され、外部プレストークスイッチ端子を介して制御装置50が無線機本体10の送信モード・受信モードの切替を行えるようになっている。
なお、無線機側送受信部20は、無線機本体10から給電されてもよいし、筐体12内に設けた電池により給電されてもよい。
音声入出力ユニット30は、音声信号送受信部31と、音声入力手段の一例である咽喉マイク32と、音声出力手段の一例であるイヤホン33とから構成されている。
音声信号送受信部31は、音声入力手段から入力された音声信号を、第2の無線通信方式により無線機側送受信部20に送信すると共に、無線機側送受信部20から受信した音声信号を音声出力手段に出力する。本実施形態では、音声信号送受信部31は、無線機側送受信部20と同様にBluetoothのHFPで音声信号を送受信し得るように構成されている。
音声入力手段としては、音声を取得して音声信号に変換し、音声信号送受信部31に入力しうるものであれば特に限定されない。例えば、音声信号送受信部31と有線乃至無線で接続された骨伝導マイク又は咽喉マイクを挙げることができる。骨伝導マイクや咽喉マイクは、喉元の振動を捉えて音声を音声信号にするものであるため、小声でも確実に音声を捉えて明瞭な音声信号とすることができる。
音声出力手段としては、音声信号送受信部31から音声信号を取得し、音声として出力しうるものであれば特に限定されない。音声信号送受信部31で接続されたイヤホンや、電磁コイルを用いて音声信号送受信部31と無線で接続されたワイヤレスホン、または、有線乃至無線で音声信号送受信部31と接続された骨伝導スピーカを挙げることができる。
本実施形態では、音声入出力ユニット30は、人体の首部に装着可能な馬蹄状の固定具34の中央部に、音声信号送受信部31が固定され、固定具34の一端部に咽喉マイク32が設けられ、音声信号送受信部31から有線でイヤホン33が接続されて構成されている。
この音声入出力ユニット30を、首部に装着すると、音声信号送受信部31は、首部と衣服の襟部との間に隠れ、咽喉マイク32も喉元と襟部との間に隠れるようになる。これにより、音声信号送受信部31や咽喉マイク32が露出することで、本発明に係るワイヤレス通信システムを使用していることが第三者に容易に看取され難くなっている。
制御ユニット40は、第2の無線通信方式により、無線機側送受信部20との間で制御信号の送受信を行う。本実施形態では、制御ユニット40に有線を介してスイッチ手段の一例であるプレストークスイッチ42が接続されており、このプレストークスイッチ42のオン・オフに応じて制御信号が送信される。すなわち、制御ユニット40は、プレストークスイッチ42が押されたとき、無線機本体10を送信モードに切り替えさせる制御信号を無線機側送受信部20に送信し、プレストークスイッチ42の押し下げが解除されると、無線機本体10を受信モードに切り替えさせる制御信号を無線機側送受信部20に送信するよう構成されている。
また、制御ユニット40には、人体の手首部に装着可能なリストバンド部41が設けられており、またプレストークスイッチ42にも指部に装着可能なリング部43が設けられている。これにより、例えば、リストバンド部41を手首部に装着すれば、衣服の袖部により制御ユニット40が隠される。また、例えば人差し指にリング部43を装着すれば親指の動作だけでプレストークスイッチ42の押し下げ・解除が行える。このように制御ユニット40自体を秘匿すると共に、そのプレストークスイッチ42の操作も秘匿できるため、本発明のワイヤレス通信システムの使用を第三者から容易に看取され難くなっている。また、制御ユニット40やプレストークスイッチ42は、手首部や指部に装着される構成であるため、両手が塞がらないという利点もある。
なお、スイッチ手段としては、上記構成のようなプレストークスイッチ42に限定されない。例えば、足で踏みつけることによりオン/オフを切り替えられるスイッチであってもよい。
制御装置50は、制御ユニット40から無線機側送受信部20を介して受信した制御信号に基づいて、無線機本体10の送信モード・受信モードの設定を行い、音声入出力ユニット30と無線機本体との間の音声信号の授受の制御を行う。
図5及び図6は、本実施形態に係る制御装置による音声信号の送受信のフローを説明する図である。図5に示すように、無線機本体10が初期状態として受信モードであるとき、無線機本体10は第1の無線通信方式により他の無線機100から音声信号を受信する(ステップS1)。次に、制御装置50は、無線機側送受信部20を制御して、無線機本体10からの音声信号を音声信号送受信部31に送信させる(ステップS2)。音声信号送受信部31は、受信した音声信号をイヤホン33で出力する(ステップS3)。
その後、本実施形態に係るワイヤレス通信システムの利用者がプレストークスイッチ42を押して発話すると、次のように処理される。
制御ユニット40は、プレストークスイッチ42の押し下げにより、無線機本体10を送信モードにする制御信号を無線機側送受信部20に送信する(ステップS10)。次に、制御装置50は、無線機側送受信部20を介して当該制御信号を受信し、無線機本体10を送信モードに設定する(ステップS11)。無線機本体10は送信モードに設定されると、第1の無線通信方式により他の無線機100に対して音声信号を送信可能となる。そして、音声信号送受信部31は、咽喉マイク32を介して音声信号が入力され、この音声信号を無線機側送受信部20に送信する(ステップS12)。次に、制御装置50は、無線機側送受信部20を制御して、音声信号を無線機本体10に送信させ(ステップS13)、無線機本体10は、第1の無線通信方式により他の無線機100に対して音声信号を送信する(ステップS14)。
その後、プレストークスイッチ42の押し下げが解除されると、次のように処理される。
図6に示すように、制御ユニット40は、プレストークスイッチ42の押し下げの解除により、無線機本体10を受信モードにする制御信号を無線機側送受信部20に送信する(ステップS20)。次に、制御装置50は、無線機側送受信部20を介して当該制御信号を受信し、無線機本体10を受信モードに設定する(ステップS21)。無線機本体10は受信モードに設定されると、第1の無線通信方式により音声信号を他の無線機100から受信可能となる。以降、初期状態と同様に、無線機本体10は第1の無線通信方式により他の無線機100から音声信号を受信する(ステップS22)。次に、制御装置50は、無線機側送受信部20を制御して、無線機本体10からの音声信号を音声信号送受信部31に送信させる(ステップS23)。音声信号送受信部31は、受信した音声信号をイヤホン33で出力する(ステップS24)。
以上の処理により、利用者がプレストークスイッチ42を押していない状態(初期状態)のときは、他の無線機100からの音声信号がイヤホン33に出力される。利用者がプレストークスイッチ42を押した状態では、咽喉マイク32に入力された音声が無線機本体10を介して他の無線機100に送信される。そしてプレストークスイッチ42の押し下げが解除されると、初期状態と同様に他の無線機100からの音声信号がイヤホン33に出力される。
なお、制御装置50は、音声信号送受信部31から一定時間、音声信号を受信しないことを検知したとき無線機本体10の機能を停止させ、その後、音声信号が音声信号送受信部31から受信したことを検知したとき無線機本体10の機能を再開させる機能を有している。これにより、通話がないときにおける無駄な電力消費を抑えることができる。
以上に説明した本発明のワイヤレス通信システムでは、無線機本体10と咽喉マイク32やイヤホン33等の音声入出力ユニット30との間、及び無線機本体10とプレストークスイッチ42を有する制御ユニット40との間が、第3者には傍受し得ない第2の無線通信方式で音声信号や制御信号が送受信されるため、ワイヤレス通信システムを装着したときにおいても有線が身体にまとわり付くような煩わしさがない。
また、音声入出力ユニット30や制御ユニット40は、無線機本体10とは無線で接続されているので、これらのユニット30、40を身体の任意の部位に装着できる。このように装着位置の自由度が高いため、音声入出力ユニット30や制御ユニット40を衣服や帽子などで外部から見えないように構成することができ、この結果、ワイヤレス通信システムを使用中であることを、第三者に容易に知られてしまうことを避けられる。
更に、咽喉マイクなどを用いた場合、使用者の音声を、使用者の首元で取得するので、使用者がマスク等を利用しながら本発明を使用した場合や、周辺環境の音が大きい場合でも、確実に音声を取得し、明瞭な音声信号を送信できる利点がある。
マイクを口に当てる動作が不要となるので、警備、防衛活動等秘匿通信が必要な活動に利用できる。また、医療現場、消防活動、建設現場、各種工場などマスク等を着用しながら活動したり、騒音下で活動したりする場合に利用できる。
本実施形態に係る無線機本体及び無線機側送受信部の概略構成図である。 本実施形態に係る音声入出力ユニットの概略構成図である。 本実施形態に係る制御ユニットの概略構成図である。 本実施形態に係るワイヤレス通信システムの概略構成図である。 本実施形態に係る制御装置による音声信号の送受信のフローを説明する図である。 本実施形態に係る制御装置による音声信号の送受信のフローを説明する図である。
符号の説明
10 無線機本体
11 コネクタ部
12 筐体
20 無線機側送受信部
30 音声入出力ユニット
31 音声信号送受信部
32 咽喉マイク
33 イヤホン
34 固定具
40 制御ユニット
41 リストバンド部
42 プレストークスイッチ
43 リング部
50 制御装置
100 他の無線機

Claims (10)

  1. 第1の無線通信方式により、送信モードにおいて他の無線機に音声信号を送信すると共に受信モードにおいて当該他の無線機から音声信号を受信する無線機本体と、
    前記無線機本体に接続され、第2の無線通信方式により、前記音声信号及び前記無線機本体に送信モードと受信モードとを切り替えさせるための制御信号を送受信可能に構成された無線機側送受信部と、
    前記第2の無線通信方式により前記無線機側送受信部と音声信号を送受信する音声信号送受信部、音声を取得して前記音声信号送受信部に音声信号として入力する音声入力手段、及び前記音声信号送受信部からの音声信号を音声として出力する音声出力手段から構成された音声入出力ユニットと、
    前記第2の無線通信方式により前記制御信号を前記無線機側送受信部に送信する制御ユニットと、
    前記制御ユニットから受信した制御信号が送信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を送信モードに設定し、当該制御信号が受信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を受信モードに設定する制御装置とを具備し、
    前記制御装置は、送信モードにおいて、前記音声信号送受信部に入力された音声信号を前記無線機側送受信部に受信させると共に該音声信号を他の無線機に対して前記無線機本体に送信させる一方、受信モードにおいて、前記無線機本体が受信した音声信号を前記音声信号送受信部に対して前記無線機側送受信部に送信させる
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  2. 請求項1に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記第2の無線通信方式は、前記音声信号が前記無線機側送受信部及び前記音声信号送受信部以外の機器に傍受されない方式である
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記制御ユニットは、人体により隠蔽される大きさに形成されたスイッチ手段を備え、当該スイッチ手段がオフのとき前記無線機本体を受信モードにさせ、オンのとき前記無線機本体を送信モードにさせる制御信号を前記無線機側送受信部に送信する
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記音声入出力ユニットは、人体に装着されると共に被服又は帽子により隠蔽される大きさに形成されている
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記音声入出力ユニットは、人体の首部に装着可能な馬蹄状の固定具に、前記音声信号送受信部、前記音声入力手段、及び前記音声出力手段が固定されて構成されたものである
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記音声入力手段は、骨伝導マイク又は咽喉マイクである
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記音声出力手段は、前記音声信号送受信部と有線で接続されたイヤホン、電磁コイルを用いて前記音声信号送受信部と無線で接続されたワイヤレスイヤホン、及び前記音声信号送受信部と無線又は有線で接続された骨伝導スピーカからなる群から選択される一種である
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載するワイヤレス通信システムにおいて、
    前記制御装置は、前記音声信号が前記音声信号送受信部から一定時間受信しないことを検知したとき前記無線機本体の機能を停止させ、その後、前記音声信号が前記音声信号送受信部から受信したとき前記無線機本体の機能を再開させる
    ことを特徴とするワイヤレス通信システム。
  9. 第1の無線通信方式により、送信モードにおいて他の無線機に音声信号を送信すると共に受信モードにおいて当該他の無線機から音声信号を受信する無線機本体と、
    前記無線機本体に接続され、第2の無線通信方式により前記音声信号及び前記無線機本体に送信モードと受信モードとを切り替えさせるための制御信号を送受信可能に構成された無線機側送受信部と、
    前記第2の無線通信方式により前記無線機側送受信部と音声信号を送受信する音声信号送受信部、音声を取得して前記音声信号送受信部に音声信号として入力する音声入力手段、及び前記音声信号送受信部からの音声信号を音声として出力する音声出力手段から構成された音声入出力ユニットと、
    前記第2の無線通信方式により前記制御信号を前記無線機側送受信部に送信する制御ユニットとを具備するワイヤレス通信システムの制御装置であって、
    前記制御ユニットから受信した制御信号が送信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を送信モードに設定し、当該制御信号が受信モードに切り替えさせるものであるときは前記無線機本体を受信モードに設定するモード設定手段と、
    送信モードにおいて、前記音声信号送受信部に入力された音声信号を前記無線機側送受信部に受信させると共に該音声信号を他の無線機に対して前記無線機本体に送信させる一方、受信モードにおいて、前記無線機本体が受信した音声信号を前記音声信号送受信部に対して前記無線機側送受信部に送信させる送受信制御手段とを具備する
    ことを特徴とするワイヤレス通信システムの制御装置。
  10. 請求項9に記載するワイヤレス通信システムの制御装置において、
    前記音声信号が前記音声信号送受信部から一定時間受信しないことを検知したとき前記無線機本体の機能を停止させ、その後、前記音声信号が前記音声信号送受信部から受信したとき前記無線機本体の機能を再開させる省電力手段を具備する
    ことを特徴とするワイヤレス通信システムの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015177228A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 アイコム株式会社 無線機装置、無線機、および通信方法

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