JP2009239210A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ生成用螺旋共振器の螺旋状共振コイルと給電部、接地部との接続作業が容易で、安定した接続状態が得られ、又異常放電による前記給電部、前記接地部の溶解、焼損等を防止する基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板を保持するサセプタと、該サセプタを収納する処理室と、該処理室に連通する反応容器と、該反応容器内にプラズマを発生させる螺旋状共振コイル25とを具備し、該螺旋状共振コイル25には少なくとも一方が位置調整可能な接地部58、給電部が設けられ、前記接地部58、前記給電部は、前記螺旋状共振コイル25を挾持するコイルホルダ65及びコイル押え66とを有し、前記コイルホルダ65及び前記コイル押え66間には、断面が前記螺旋状共振コイル25の断面と合致する円形であり、又該螺旋状共振コイル25の径と同等に湾曲したコイル保持孔が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマを生成し、シリコンウェーハ等の基板に薄膜の生成、エッチング、アッシング等の処理を施す基板処理装置に関するものである。
プラズマを生成し、プラズマにより処理ガスを活性化させ、基板に薄膜の生成、エッチング、アッシング等の処理を施す基板処理装置として、プラズマ生成用螺旋共振器を具備するものがある。
図4に於いて、プラズマ生成用螺旋共振器の概略を説明する。
図4中、1は円筒形の気密容器であり、内部に処理ガスを供給可能である。前記気密容器1と同心に螺旋状共振コイル2が配設され、更に該螺旋状共振コイル2は保護シールド3に覆われている。
前記螺旋状共振コイル2には前記保護シールド3に支持された給電部4、接地部5が接続され、更に前記給電部4には高周波電源6が電気的に接続されている。前記給電部4、前記接地部5は銅を主体とした金属で構成されている。
前記気密容器1内を減圧し、ガスを供給して、前記螺旋状共振コイル2に高周波電力を印加することでプラズマを発生する様になっている。
尚、前記給電部4、前記高周波電源6は、前記螺旋状共振コイル2との接続位置を調整することで、プラズマを発生させる原理である整数倍長周波数を作出す調整機構を兼ねている。
図5、図6により、従来の前記接地部5について説明する。尚、前記給電部4については前記接地部5と基本的に同構造であるので説明を省略する。
コイル支持体11と固定プレート12が保護シールド3を挾んで設けられ、前記コイル支持体11と前記固定プレート12とをボルト13によって螺着することで、前記保護シールド3を挾持し、又該保護シールド3を挾持することで、前記コイル支持体11が前記保護シールド3に固定される様になっている。
尚、前記ボルト13を緩めた状態では、前記コイル支持体11、前記固定プレート12は周方向に移動させることができる。
前記コイル支持体11には固定ボルト14が螺合貫通しており、該固定ボルト14にはロックナット15が螺合し、該ロックナット15を締付けることで、前記固定ボルト14のロックが可能である。
前記コイル支持体11の先端には、板材をU字状に屈曲成形したコイルホルダ16がボルト17により取付けられている。又、前記固定ボルト14の先端にはコイル押え18が設けられている。該コイル押え18の先端側には台形状の保持溝19が直線に刻設され、該保持溝19に前記螺旋状共振コイル2が嵌合する様になっている。
前記コイルホルダ16と前記コイル押え18との間に前記螺旋状共振コイル2が挿通され、前記固定ボルト14を締込むことで前記コイル押え18が前記螺旋状共振コイル2に押圧され、前記コイルホルダ16と前記コイル押え18間に前記螺旋状共振コイル2が挾持され、該螺旋状共振コイル2が前記接地部5に接続される。
尚、前記螺旋状共振コイル2と前記接地部5間の位置調整を行う場合は、前記固定ボルト14を緩め、前記コイルホルダ16、前記コイル押え18を前記螺旋状共振コイル2に対してスライドさせる。
前記接地部5と前記螺旋状共振コイル2との位置調整が完了すると、前記ロックナット15を締込み、前記接地部5の位置をロックする。
前記接地部5では、前記コイルホルダ16を屈曲成形しているので、該コイルホルダ16と前記螺旋状共振コイル2との接触部は直線となり、前記螺旋状共振コイル2の内周では両端の2点で接触し、中央部では隙間を生ずることになる。前記コイル押え18については前記螺旋状共振コイル2の外周では中央1点に接触となる。又、前記保持溝19の断面形状が台形であるので、前記螺旋状共振コイル2との嵌合も完全に密着するとはいえない。この為、前記コイル押え18と前記螺旋状共振コイル2間にも隙間を生じることになる。
前記螺旋状共振コイル2と前記給電部4、前記高周波電源6との接触は局部的となり、接触状態は、前記固定ボルト14の締付け状態に影響を受け易く、該固定ボルト14の締付け調整は微妙な作業となる。
又、前記給電部4、前記接地部5を介して前記螺旋状共振コイル2に大電力を給電すると、発熱により変形、螺子の緩みを生じる。特に、前記コイルホルダ16、前記コイル押え18と前記螺旋状共振コイル2との接触は局部的であるので、発熱による変形、螺子の緩みの影響を受け易い。
この為、前記コイルホルダ16、前記コイル押え18と前記螺旋状共振コイル2間の隙間が拡大し、異常放電が発生し、前記給電部4、前記接地部5の溶解、焼損等の事故が発生する虞れがある。
溶解、焼損等の事故が発生した場合には、基板処理装置を停止させ、交換修理を行う必要があり、稼働率低下の原因となる。
尚、プラズマ生成用の螺旋共振装置については、特許文献1に示されるものがある。
特開2003−37101号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、プラズマ生成用螺旋共振器の螺旋状共振コイルと給電部、接地部との接続作業が容易で、安定した接続状態が得られ、又給電部、接地部の異常放電による溶解、焼損等を防止するものである。
本発明は、基板を保持するサセプタと、該サセプタを収納する処理室と、該処理室に連通する反応容器と、該反応容器内にプラズマを発生させる螺旋状共振コイルとを具備し、該螺旋状共振コイルには少なくとも一方が位置調整可能な接地部、給電部が設けられ、前記接地部、前記給電部は、前記螺旋状共振コイルを挾持するコイルホルダ及びコイル押えとを有し、前記コイルホルダ及び前記コイル押え間には、断面が前記螺旋状共振コイルの断面と合致する円形であり、又該螺旋状共振コイルの径と同等に湾曲したコイル保持孔が形成される基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、基板を保持するサセプタと、該サセプタを収納する処理室と、該処理室に連通する反応容器と、該反応容器内にプラズマを発生させる螺旋状共振コイルとを具備し、該螺旋状共振コイルには少なくとも一方が位置調整可能な接地部、給電部が設けられ、前記接地部、前記給電部は、前記螺旋状共振コイルを挾持するコイルホルダ及びコイル押えとを有し、前記コイルホルダ及び前記コイル押え間には、断面が前記螺旋状共振コイルの断面と合致する円形であり、又該螺旋状共振コイルの径と同等に湾曲したコイル保持孔が形成されるので、前記螺旋状共振コイルは、前記コイルホルダ及び前記コイル押えにより面接触で挾持され、前記螺旋状共振コイルは前記コイルホルダと前記コイル押えとの間に隙間が生じることなく、異常放電が防止され、又発熱による変形、螺子の緩みが生じにくく、前記螺旋状共振コイルの挾持力が安定するという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、本発明が実施される基板処理装置について説明する。
図1には、基板処理装置のプラズマ処理ユニットの一例が示されている。
プラズマ処理ユニット21は、半導体基板や半導体素子に乾式処理でアッシングを施す高周波無電極放電型のプラズマ処理ユニットである。
前記プラズマ処理ユニット21は、プラズマを生成する為のプラズマソース22、半導体基板等のウェーハ23を収容する処理室24、前記プラズマソース22(特に螺旋状共振コイル25)にRFセンサ28を介して高周波電力を供給する高周波電源26、及び該高周波電源26の発振周波数を制御する周波数整合器27を備えている。例えば、架台としての水平なベースプレート29の上部に前記プラズマソース22を配置し、前記ベースプレート29の下部に前記処理室24を配置して構成される。又、前記螺旋状共振コイル25と保護シールド31とで、螺旋共振器が構成される。
前記プラズマソース22は、減圧可能に構成され且つプラズマ用の反応ガスが供給され、反応容器32と、該反応容器32の外周に同心に配設された前記螺旋状共振コイル25と、該螺旋状共振コイル25の外周に同心に配置され且つ電気的に接地された前記保護シールド31とから構成される。
前記反応容器32は、通常、高純度の石英硝子やセラミックスにて円筒状に形成された所謂チャンバである。前記反応容器32は、通常、軸線が垂直になる様に配置され、トッププレート33及び前記処理室24によって上下端が気密に封止される。
前記反応容器32の下方の前記処理室24の底面には、複数(例えば4本)の支柱34によって支持されるサセプタ35が設けられ、該サセプタ35には、サセプタテーブル36及び前記サセプタ35上のウェーハ23を加熱する基板加熱部(以下、ヒータ)37が具備される。
前記サセプタ35の下方に、排気板38が配設される。該排気板38は、ガイドシャフト39を介して底板41に支持され、該底板41は前記処理室24の下面に気密に設けられる。昇降基板42が前記ガイドシャフト39をガイドとして昇降自在に動く様に設けられる。前記昇降基板42は、少なくとも3本のリフターピン43を支持している。
該リフターピン43は、前記サセプタ35を貫通し、前記リフターピン43の頂端には、ウェーハ23を支持するウェーハ支持部44が設けられている。
該ウェーハ支持部44は、前記サセプタ35の中心方向に延出している。前記リフターピン43の昇降によって、ウェーハ23を前記サセプタテーブル36に載置し、或は該サセプタテーブル36から持上げることができる。
前記底板41を経由して、昇降駆動部(図示せず)の昇降シャフト45が前記昇降基板42に連結されている。昇降駆動部が前記昇降シャフト45を昇降させることで、前記昇降基板42と前記リフターピン43を介して前記リフトピン支持部44が昇降する。
前記サセプタ35と前記排気板38の間に、円筒状のバッフルリング46が設けられる。該バッフルリング46、前記サセプタ35、前記排気板38で第1排気室47が形成される。前記バッフルリング46には、通気孔(図示せず)が多数均一に設けられている。従って、前記第1排気室47は、前記処理室24と仕切られ、又通気孔(図示せず)によって、前記処理室24と連通している。
前記排気板38に排気連通孔48が設けられ、該排気連通孔48によって前記第1排気室47と第2排気室49が連通される。該第2排気室49には、排気管51が連通されており、該排気管51には排気装置52が設けられている。
反応容器32の上部のトッププレート33には、ガス供給ユニット(図示せず)から伸長され且つ所要のプラズマ用の反応ガスを供給する為のガス供給管53が接続されている。該ガス供給管53には、ガスの流量を制御する機能を持ち、具体的には流量制御部であるマスフローコントローラ54及び開閉弁55が設けられている。前記マスフローコントローラ54及び前記開閉弁55を制御することで、ガスの供給量を制御する。
前記反応容器32内には、反応ガスを該反応容器32の内壁に沿って流れる様にする為の略円板形で、石英から成るバッフル板56が設けられている。
尚、流量制御部及び前記排気装置52によって反応ガスの供給量、排気量を調整することにより、前記処理室24の圧力が調整される。
尚、本装置は、以上の構成に限らず、次の様にして前記サセプタ35を支持しても良い。
該サセプタ35下面中心部に、柱状の第2のサセプタ支持部を設け、前記サセプタ35を支持する。第2のサセプタ支持部の内側には、前記ヒータ37に電力を供給するヒータ線(図示せず)等が格納されている。このような構成とすることにより、各線がプラズマや処理ガスに曝されることがない為、前記サセプタ35の耐性を向上することができる。
前記螺旋状共振コイル25は、所定の波長の定在波を形成する為、一定波長モードで共振する様に巻径、巻回ピッチ、巻数が設定される。即ち、前記螺旋状共振コイル25の電気的長さは、前記高周波電源26から供給される電力の所定周波数における1波長の整数倍(1倍、2倍、…)又は半波長もしくは1/4波長に相当する長さに設定される。
例えば、1波長の長さは、13.56MHzの場合約22メートル、27.12MHzの場合約11メートル、54.24MHzの場合約5.5メートルになる。
前記螺旋状共振コイル25は、絶縁性材料にて平板状に形成され且つ前記ベースプレート29の上端面に鉛直に立設された複数のサポートによって支持される。
前記螺旋状共振コイル25の両端は電気的に接地されるが、該螺旋状共振コイル25の少なくとも1端は、基板処理装置の最初の設置の際又は処理条件の変更の際に前記螺旋状共振コイルの電気的長さを微調整する為、移動可能な接地部58を介して接地される。図1中の59は他方の固定接地部を示す。更に、基板処理装置の最初の設置の際又は処理条件の変更の際に前記螺旋状共振コイル25のインピーダンスを微調整する為、該螺旋状共振コイル25の接地された両端の間には、移動可能な給電部61が設けられる。
前記螺旋状共振コイル25は、電気的に接地された接地部58,59を両端に備え、且つ前記高周波電源26から電力供給される前記給電部61を前記接地部58,59の間に備え、而も、少なくとも一方の前記接地部58及び前記給電部61は、位置調整可能とされる。
前記螺旋状共振コイル25が可変式接地部及び可変式給電部を備えている場合には、後述する様に、前記プラズマソース22の共振周波数及び負荷インピーダンスを調整するに当り、より一層簡便に調整することができる。
前記保護シールド31は、前記螺旋状共振コイル25の外側への電磁波の漏れを遮蔽すると共に、共振回路を構成するのに必要な容量成分を前記螺旋状共振コイル25との間に形成する為に設けられる。前記保護シールド31は、一般的には、アルミニウム合金、銅又は銅合金等の導電性材料を使用して円筒状に形成される。該保護シールド31は、前記螺旋状共振コイル25の外周から、例えば5〜150mm程度隔てて配置される。
前記高周波電源26の出力側には前記RFセンサ28が設置され、進行波、反射波等をモニタしている。前記RFセンサ28によってモニタされた反射波電力は、前記周波数整合器27に入力される。該周波数整合器27は、反射波が最小となる様周波数を制御する。
コントローラ62は、単に前記高周波電源26のみを制御するものではなく、プラズマ処理ユニット21全体の制御を行っている。前記コントローラ62には、表示部であるディスプレイ63が接続されている。該ディスプレイ63は、例えば、前記RFセンサ28による反射波のモニタ結果等、前記プラズマ処理ユニット21に設けられた各種検出部で検出されたデータ等を表示する。
ウェーハ23の載置工程を説明する。搬送装置がウェーハ23を前記処理室24に進入させる。前記リフターピン43が上昇し、ウェーハ23が前記リフターピン43に載置される。
搬送工程にて、室温に保持されたウェーハ23を載置した後、アッシングガスを、前記ガス供給管53から前記プラズマソース22に供給する。アッシングガスは酸素、水素、水、アンモニア、四フッ化炭素(CF4 )等がある。ガス供給後、前記高周波電源26が、前記螺旋状共振コイル25に電力を供給する。
該螺旋状共振コイル25内部に励起される誘導磁界によって自由電子を加速し、ガス分子と衝突させることでガス分子を励起してプラズマを生成する。この様にして、プラズマ化されたアッシングガスにより、アッシング処理を行う。
ところで、プラズマ生成時や、プラズマ処理中に処理条件を変動した場合(ガス種を増やす等)等、ガス流量やガス混合比、圧力が変化する場合がある。この為、高周波電源26の負荷インピーダンスが変動してしまうことがある。この様な場合でも、前記周波数整合器27を有する為、ガス流量やガス混合比、圧力の変化に直ぐに追従して前記高周波数電源26の発振周波数を整合することができる。
具体的には次の動作が行われる。
プラズマ生成時、前記螺旋状共振コイル25の共振周波数に収束される。この時、前記RFセンサ28が前記螺旋状共振コイル25からの反射波をモニタし、モニタされた反射波のレベルを前記周波数整合器27に送信する。該周波数整合器27は、反射波電力がその反射波が最小となる様、前記高周波電源26の発振周波数を調整する。
次に、本発明に用いられる前記接地部58について、図2、図3を参照して説明する。
尚、前記給電部61は、前記接地部58と基本的に同一構成であるので、説明を省略する。
尚、図2、図3中で、図5、図6で示したものと同等のものには同符号を付してある。
銅製のコイル支持体11と銅製の固定プレート12が前記保護シールド31を挾んで設けられ、前記コイル支持体11と前記固定プレート12とをボルト13によって螺着することで、前記接地部58が前記保護シールド31に取付けられる。
尚、前記ボルト13を緩めた状態では、前記コイル支持体11、前記固定プレート12は前記保護シールド31に対して周方向に移動させることができる。
前記コイル支持体11には固定ボルト14が螺合貫通しており、該固定ボルト14にはロックナット15が螺合し、該ロックナット15を締付けることで、前記固定ボルト14のロックが可能である。
前記コイル支持体11の先端には、銅製のコイルホルダ65がボルト17により取付けられている。又、前記固定ボルト14の先端には銅製のコイル押え66が設けられ、該コイル押え66は後述する様に前記コイルホルダ65に摺動自在に嵌合する。
該コイルホルダ65は、ブロック材が切削加工されたものであり、該コイルホルダ65には湾曲した断面U字形の嵌合溝67が刻設されている。
該嵌合溝67の断面は、前記螺旋状共振コイル25と当接する部分は、該螺旋状共振コイル25の外径と同一径となる半円であり、又前記嵌合溝67の長手方向については前記螺旋状共振コイル25の内周と同一曲率となる様に湾曲している。従って、該螺旋状共振コイル25を前記嵌合溝67に嵌合させると、両者は密着し、隙間が生じない様になっている。尚、前記螺旋状共振コイル25の断面が楕円形状、4角形状の場合も同様に、コイルの接触面形状に合わせて前記嵌合溝67を形成する。
又、前記コイル押え66は、ブロック材が切削加工されたものであり、該コイル押え66には湾曲した断面半円形の保持溝68が刻設されている。
該保持溝68の断面の半径は前記螺旋状共振コイル25の外径と同じであり、又前記保持溝68の長手方向については前記螺旋状共振コイル25の外周と同一曲率となる様に湾曲している。従って、該螺旋状共振コイル25に前記保持溝68を嵌合させると、両者は密着し、隙間が生じない様になっている。尚、前記螺旋状共振コイル25の断面が楕円形状、4角形状の場合も同様に、コイルの接触面形状に合わせて前記保持溝68を形成する。
又、前記コイル押え66の幅は、前記コイルホルダ65の溝幅と略同一となっており、前記コイル押え66は前記コイルホルダ65に摺動自在に嵌合する。
前記コイルホルダ65と前記コイル押え66とを対向させた場合、前記嵌合溝67と前記保持溝68とで前記螺旋状共振コイル25の外径と等しい内径を有し、該螺旋状共振コイル25のコイル径と同一曲率で湾曲したコイル保持孔が形成さる。
而して、前記コイルホルダ65と前記コイル押え66との間に形成されるコイル保持孔に前記螺旋状共振コイル25が挿通され、前記固定ボルト14を締込むことで前記螺旋状共振コイル25は前記コイルホルダ65と前記コイル押え66との間に隙間なく挾持される。
前記螺旋状共振コイル25の挾持力は、前記固定ボルト14の締込み量で決定され、前記螺旋状共振コイル25と、前記コイルホルダ65、前記コイル押え66とは、面で接触しているので、前記固定ボルト14の締込み量で微妙に挾持力が変動することはなく、安定している。又、同様に前記螺旋状共振コイル25は前記コイルホルダ65、前記コイル押え66に面で挾持されているので、発熱による変形、螺子の緩みの影響は受け難い。
尚、前記螺旋状共振コイル25と前記接地部58間の位置調整を行う場合は、前記固定ボルト14を緩め、前記コイルホルダ65、前記コイル押え66を前記螺旋状共振コイル25に対して相対的にスライドさせる。
前記接地部58と前記螺旋状共振コイル25との位置調整が完了すると、前記ロックナット15を締込み前記接地部58の位置をロックする。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の断面概略図である。 該基板処理装置に用いられる接地部の立断面図である。 図2のA−A矢視図である。 プラズマ生成用螺旋共振器の概略を示す説明図である。 従来の接地部の立断面図である。 図5のB−B矢視図である。
符号の説明
2 螺旋状共振コイル
3 保護シールド
11 コイル支持体
12 固定プレート
14 固定ボルト
22 プラズマソース
23 ウェーハ
24 処理室
25 螺旋状共振コイル
26 高周波電源
32 反応容器
35 サセプタ
53 ガス供給管
58 接地部
61 給電部
65 コイルホルダ
66 コイル押え
67 嵌合溝
68 保持溝

Claims (1)

  1. 基板を保持するサセプタと、該サセプタを収納する処理室と、該処理室に連通する反応容器と、該反応容器内にプラズマを発生させる螺旋状共振コイルとを具備し、該螺旋状共振コイルには少なくとも一方が位置調整可能な接地部、給電部が設けられ、前記接地部、前記給電部は、前記螺旋状共振コイルを挾持するコイルホルダ及びコイル押えとを有し、前記コイルホルダ及び前記コイル押え間には、断面が前記螺旋状共振コイルの断面と合致する円形であり、又該螺旋状共振コイルの径と同等に湾曲したコイル保持孔が形成されることを特徴とする基板処理装置。
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