JP2009237237A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光源からの高熱に影響されることなく、精度良く光源に付された無線タグを読み取ることが可能な、無線タグ読取装置を備えたプロジェクタを提供する。
【解決手段】光源ユニット20は、プロジェクタ筺体2に設けられた吸気口31の近傍に配置される。そして、UHFタグ132は、光源ユニット20の吸気口31と対向する位置に設けられる。そのため、光源ユニット20を冷却する冷却流は、同時にUHFタグ132も冷却する。UHFタグ読取装置133は、吸気口31に接するようにして筺体2外部に設けられる。これにより、UHFタグ読取装置133は、UHFタグ132よりも効率的に冷却される。UHFタグ読取装置133は、吸気口31を挟んでUHFタグ132に対向するため、光源ユニット20に設けられたUHFタグ132を精度よく読み取ることが可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線タグを利用して光源装置の制御を行うプロジェクタに関し、特に無線タグ及び無線タグ読取装置の冷却のためにそれらの配置を工夫したプロジェクタに関する。
今日、画像をスクリーン等に投影して表示するプロジェクタが、広く知られている。プロジェクタは、大画面に画像を投影できるため、例えば会議におけるプレゼンテーション等、大勢で画像を見る用途において頻繁に用いられる。一般にプロジェクタにおいては、ランプ等の光源からの光が液晶等の光変調素子に照射され、この光変調素子上に形成された画像が投影レンズを用いてスクリーン等に拡大投影される。
プロジェクタを構成する部品のうち、一般に光源は他の部品に比べ寿命が短いため、しばしば交換が必要とされる。光源を駆動するために設定される印加電圧、電流量、光束量などのパラメタの最適値(以下、最適パラメタという)は光源の種類によって異なる。そのため、光源を交換した場合には、新たな光源に対応した最適パラメタをその都度設定する必要がある。
使用者にとって、光源の最適パラメタの設定は簡単であるのが望ましい。即ち、使用者が最適パラメタを手動で入力して設定する方法よりも、何らかの方法で最適パラメタが自動的に設定される方法が望まれる。自動的に設定を行う技術として、例えばアナモフィックレンズの縦横拡大比をプロジェクタが認識するために、アナモフィックレンズに付された無線タグをプロジェクタ内の無線タグ読取装置で読み取る技術が挙げられる(特許文献1)。
特開2005−72887号公報
無線タグを無線タグ読取装置で読み取るには、以下の理由により、両者をなるべく近接させるのが望ましい。
(1) 極超短波帯の電波(以下、UHFという)を通信に用いる無線タグ(以下、UHFタグという)の場合、もしUHFタグと無線タグ読取装置との間に金属等の導体や水分といったUHF帯の電磁波を吸収する遮蔽物が存在すると、その遮蔽物によって通信が遮断される。プロジェクタ内には数多くの部品が配置され、その中には電源のシールドケース等の金属で構成される部品も存在する。それらの遮蔽物によって通信が遮断されないためには、UHFタグと無線タグ読取装置とを近接させ、その間に部品が存在しない構成が理想的である。
(2)短波帯の電波(以下、HFという)を通信に用いる無線タグ(以下、HFタグという)の場合、HFタグの読み取り可能な距離はUHFタグに比べて短く、多くのHFタグでは10cm程度である。そのため、HFタグと無線タグ読取装置とを近接させる必要がある。
特許文献1に記載されたアナモフィックレンズは、無線タグ読取装置の機能に物理的な影響を及ぼさないため、無線タグ読取装置に近接させて配置されることが可能である。一方、光源に無線タグが付される場合は、無線タグ読取装置が光源近傍に配置されると、光源から生じる高熱によって無線タグ読取装置が損傷する恐れがある。しかしながら、この高熱を避けるために無線タグ読取装置が光源と離れた状態で配置されると、前記した理由により無線タグを読み取ることが困難になる。即ち、光源に付された無線タグを読み取るためには、無線タグ読取装置が光源からの高熱の影響を受けないように配置される一方で、無線タグに近接させて配置されるという、相反する課題を同時に解決する必要がある。さらに、無線タグに含まれるICチップも高熱によって損傷する可能性があるため、無線タグも高熱の影響をある程度避けて光源に付される必要がある。
本発明は、光源からの高熱に影響されることなく、精度良く光源に付された無線タグを読み取ることが可能な、無線タグ読取装置を備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、通気用開口部が形成された筐体と、前記筐体内に収容された画像を投影するための光源装置と、前記通気用開口部と対向するように前記光源装置に設けられた無線タグと、その無線タグと対向するとともに前記無線タグよりも前記通気用開口部の近くに配置され、前記無線タグに記録された情報を無線通信によって読み取る無線タグ読取装置と、画像の投影動作を制御するとともに、その無線タグ読取装置により読み取られた情報に従って前記光源装置の作動を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
ここで、無線タグ読取装置は、無線タグに記憶された情報を、無線通信によって読み取る読取機能を有する。しかし、無線タグ読取装置は、この読取機能だけを持つ構成に限定されない。即ち、無線タグ読取装置は、読み取り機能だけを有するものと、読取機能と無線通信によって無線タグに情報を書き込む書込機能とを有するものとの両方の構成を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光源装置は、前記通気用開口部の近傍に配置される、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記無線タグ読取装置は、前記通気用開口部を挟んで前記無線タグと対向する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記無線通信は、極超短波帯の電磁波を用いる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記無線タグ読取装置は、前記無線タグと前記通気用開口部との間に位置する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記無線通信は、短波帯の電磁波を用いる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記筺体は、その筺体内部の空気を排出する排気用開口部を有し、前記排気用開口部に設けられた排気用ファンを備え、前記通気用開口部は、前記筺体内に外気を取り込む吸気用開口部である、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記光源装置からの光を変調して画像を形成する光変調素子を含み、その形成された画像を被投影面に投影する投影部を備え、前記筺体は、前記排気用開口部が設けられた第1の壁面と、その第1の壁面に隣接するとともに前記吸気用開口部が設けられた第2の壁面とを有し、前記光源装置及び前記吸気用開口部は、前記投影部よりも前記排気用開口部の近くに配置される、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、無線タグは通気用開口部と対向するように光源装置に設けられるので、通気用開口部から流入又は流出することによって光源装置を冷却する空気は、同時に無線タグも冷却する。無線タグ読取装置は、無線タグと対向するとともに無線タグよりも通気用開口部の近くに配置される。そのため、無線タグ読取装置は、無線タグを読み取ることが可能であると同時に、光源装置及び無線タグを冷却する空気の流れの上流側に位置することにより、無線タグよりも効率的に冷却される。従って、無線タグは光源装置からの高熱の影響をある程度回避でき、無線タグ読取装置は高熱の影響を受けない状態で光源装置に設けられた無線タグを精度よく読み取ることが可能になる。
無線タグと通気用開口部とが対向する目的は、光源装置を冷却する空気の流れを利用して無線タグの冷却を行うことである。また、無線タグと無線タグ読取装置とが対向する目的は、両者間で無線通信を行うことである。従って、対向とはこれらの目的を達成可能な位置関係を意味し、光源装置を冷却する空気が流れる経路や無線通信の経路を介して互いに向き合うように位置する構成も含む。
請求項2に記載の発明では、高熱を発生する光源装置を冷却するために、光源装置が通気用開口部の近傍に配置される。通気用開口部から空気が流入又は流出するので、その近傍に置かれた光源装置は、より効率的に冷却される。
通気用開口部の近傍とは、光源装置の冷却効果が十分に得られる通気用開口部からの距離的範囲であればよく、例えば通気用開口部の形状や光源装置の形状及び種類に応じてその範囲が変化する。
請求項3に記載の発明では、無線タグ読取装置が、通気用開口部を挟んで前記無線タグと対向する。即ち、無線タグ読取装置は筺体の外部に位置する。これにより、無線タグ読取装置はより効率的に冷却される。
請求項4に記載の発明では、無線通信にUHFが用いられる。無線タグ読取装置と無線タグとが通気用開口部を挟んで対向しているため、両者の間は若干距離が開く。そこで、一般に読み取り可能な距離が数メートル程度であるUHFタグが、無線タグとして用いられる。無線タグ読取装置と無線タグとの間に遮蔽物が存在しないため、問題なく無線通信が可能となる。
請求項5に記載の発明では、無線タグ読取装置が、無線タグと通気用開口部との間に位置する。無線タグと無線タグ読取装置との間隔が、請求項2に記載の発明に比べて近くなるので、無線タグが読み取り易くなる。
請求項6に記載の発明では、無線通信にHFを用いる。HFはUHFよりも波長が長いため、仮にHFタグと無線タグ読取装置との間に遮蔽物が存在しても、回折により通信は遮断され難い。即ち、部品配置の自由度が増す。
一般にプロジェクタにおいては、排気用開口部は送風ファンを備えるが、吸気用開口部は送風ファンを備えない。もし排気用開口部の近傍に光源装置が配置されると、送風ファンが邪魔をするため、光源装置と排気用開口部との距離が送風ファンの厚みよりも短くならない。一方、請求項7に記載の発明では、通気用開口部が吸気用開口部であるため送風ファンが存在せず、光源装置を吸気用開口部のより近傍に配置できる。これは、請求項2に記載の発明のように、無線タグ読取装置が筺体外部に存在する場合に特に有用である。
請求項8に記載の発明では、排気用開口部が設けられた第1の壁面と、吸気用開口部が設けられた第2の壁面とが隣接する。さらに、光源装置及び吸気用開口部が、投影部よりも排気用開口部の近く配置される。即ち、吸気用開口部から流入した空気は、投影部により遮られることなく排気用開口部から排出される。そのため、光源装置と共に、無線タグ及び無線タグ読取装置の冷却が効率良く行われる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳述する。
<1.第1の実施形態>
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1の外観構成を示す斜視図であり、図1(b)は、プロジェクタ1の筺体2を取り外し、内部に配置された機器を示す斜視図である。筺体2の壁面には吸気口30が設けられ、その吸気口30と対向する壁面には排気ファン41を有する排気口40が設けられる。筺体2の内部には、画像を投影するための投影ユニット10、その投影ユニット10に光を照射する光源ユニット20、プロジェクタ1の各部を制御する回路基板100及び各部に電源を供給する電源ユニット50が含まれる。尚、前記した筺体2,排気ファン41,排気口40,投影ユニット10,光源ユニット20が、それぞれ本発明の筺体,排気用ファン,排気用開口部,投影部,光源装置の一例である。
図2は、プロジェクタ1の内部の部品配置を示す模式図で、回路基板100と後述のUHFタグ読取装置133およびUHFタグ132とを除いてプロジェクタ1の内部を上面から見た状態を示す。光源ユニット20は筺体2の壁面2aに設けられた吸気口31の近傍に位置し、光源ユニット20及び吸気口31は、投影ユニット10よりも筺体2の壁面2bに設けられた排気口40の近くに配置される。投影ユニット10は、照明光学系123,プリズム121,光変調素子114及び結像光学系124から構成される。光源ユニット20から放射された光は、投影ユニット10を構成する前記の各要素を順に通過し、プロジェクタ1から画像光として出射する。以下、この光の経路(図2の点線矢印)に沿って各部品を説明する。尚、前記した壁面2a,吸気口31,壁面2bが、それぞれ本発明の第2の壁面,通気用開口部及び吸気用開口部,第1の壁面の一例である。
[光学系]
光源ユニット20は、ランプカートリッジ122cと、その内部に設けられたランプ122a及びリフレクタ122bとで構成される。ランプ122aは、画像を投影するための光を生成する光源であり、超高圧水銀ランプが用いられる。超高圧水銀ランプの寿命は数千時間程度で、プロジェクタ1を構成する他の部品に比べて短い。そのため、光源ユニット20の交換を容易にするために、光源ユニット20は筺体2に対して着脱可能に構成される。リフレクタ122bは、ランプ122aの周囲に設けられる。リフレクタ122bは反射面が楕円面の凹面鏡で、その一方の焦点位置にランプ122aが配置される。ランプ122aから放射される光は、照明光学系123に集光する。
照明光学系123は、ライトパイプ123a,カラーホイール123b及び照明レンズ系123cで構成される。ライトパイプ123aは、その一端面がリフレクタ122bの他方の焦点位置に配置される。ライトパイプ123aに入射した光は、反射を繰り返しながらライトパイプ123a内部を伝搬し、略一様な輝度分布を持つ光としてライトパイプ123aの他端面から出射する。ライトパイプ123aからの出射光は、カラーホイール123bに入射する。カラーホイール123bは、赤,緑,青に対応する波長の光を透過する3種類のフィルタを備える。回転するカラーホイール123aに入射した光は、時分割で赤,緑,青の光として照明レンズ系123cに入射する。照明レンズ系123cで集光された光は、プリズム121を通過した後に、光変調素子114に入射する。ここで、ライトパイプ123aの光が出射する他端面と、光変調素子114の表面とは共役の関係にある。言い換えれば、ライトパイプ123aの光が出射する他端面は、略一様な輝度分布を持つ面光源と見なすことが可能で、その面光源の像が光変調素子114の表面に結像する。
光変調素子114に焦点を結んだ光は、光変調素子114によって画像光に変調される。光変調素子114は、Digital Micro−mirror Device(DMD)素子を用いる。DMD素子はマトリクス状に配置された微細なミラーを有し、この微細なミラーが各画素に相当する。DMD素子の各ミラーの傾きは二値化されており、DMD素子に入射した光のオン/オフ切り替え制御が可能である。即ち、DMD素子は、入射光がプリズム121へ反射するようにミラーを傾けたオンの状態と、入射光がプリズム121へ反射しないようにミラーを傾けたオフの状態との、2つの状態を取ることが可能である。また、オンにしている時間とオフにしている時間の比率によって、プリズム121へ入射する光の階調を変化させることができるので、画像データに基づいた階調表示が可能になる。光変調素子114によって画像光として変調された光は、プリズム121によって反射され、結像光学系124に入射する。
光変調素子114で変調された光は、画像光として結像光学系124に入射する。画像光は、結像光学系124によって所定の方向に向かって拡げられ、被投影面上に結像される。即ち、光変調素子114上に形成された画像は、結像光学系124によって被投影面であるスクリーン200に拡大投影される。結像光学系124は可動レンズ群を有し、投影像を所望する大きさに拡大又は縮小することが可能である。
[無線タグの配置]
図3は、光源ユニット20周囲を示す拡大図である。筺体2は樹脂で形成されており、その壁面2aと壁面2bとは互いに隣接し、壁面2aには吸気口31が、壁面2bには排気ファン41を備えた排気口40が、それぞれ設けられる。吸気口31の近傍には、光源ユニット20が配置される。ランプカートリッジ122cも樹脂で形成されており、その吸気口31に対向する一方の面には、排熱スリット122c1が設けられ、その一方の面と対向する他方の面には、排熱スリット122c2が設けられる。UHFタグ132は、リフレクタ122bの吸気口31に対向する位置、即ちUHFタグ132の冷却が十分になされる位置に取り付けられる。具体的には、UHFタグ132は、吸気口31の開口領域および排熱スリット122c1の開口領域とそれぞれ対面する位置に取り付けられる。UHFタグ読取装置133は、UHFタグ132と無線通信が可能なように、筺体2の外壁であって吸気口31に近接する位置に取り付けられる。具体的には、UHFタグ読取装置133が、UHFタグ132、吸気口31の開口領域および排熱スリット122c1の開口領域とそれぞれ対面する位置に取り付けられる。即ち、UHFタグ読取装置133は、吸気口31及び排熱スリット122c1を挟んでUHFタグ132に対面する。UHFタグ読取装置133が筺体2の外部に備えられているので、UHFタグ読取装置133は、より効果的に冷却される。尚、前記したUHFタグ132,UHFタグ読取装置133が、本発明の無線タグ,無線タグ読取装置の一例である。ここで、対面とは、UHFタグ読取装置133とUHFタグ132となどの2つの対象物が、互いに向き合う方向において投影面が少なくとも部分的に重なり合う位置関係を意味する。
本実施形態で用いられるUHFタグ132は、UHFタグ読取装置からの電波をエネルギー源として動作する、所謂パッシブタグである。また、UHFタグ読取装置133は、UHFタグ132に記憶された情報を読み取る読取機能と、UHFタグ132に情報を書き込む書込機能との、両方の機能を有する。UHFタグ読取装置133は、電波の送受信を行うアンテナ部によって構成され、電波を発生させるための高周波回路、信号処理を行う信号処理回路及びそれらを制御する制御回路等は、回路基板100に設けられる。そして、UHFタグ132とUHFタグ読取装置133との通信には、極超短波帯の電磁波であるUHF(Ultra High Frequency)が用いられる。UHFタグ132とUHFタグ読取装置133との間には、吸気口31及び樹脂製のランプカートリッジ122cに設けられた排熱スリット122c1が存在するだけなので、UHFタグ132とUHFタグ読取装置133との通信は遮断されない。尚、無線タグ及び無線タグ読取装置は周知のシステムであるので(例えば、特開2005−094584号公報を参照)、本明細書中において詳細な記載は省略される。
排気ファン41が筺体2内部の空気を排気口40から排出するため、筺体2内部の圧力が低下し、吸気口30,31から空気が筺体2内部に流入する。この流入した空気は、筺体2内部の各部品を冷却する冷却流として働く。以下、UHFタグ読取装置133及びUHFタグ132を冷却する冷却流に注目して説明する。冷却流は、UHFタグ読取装置133を冷却した後に、吸気口31を通過して筺体2内部に流入する。筺体2内部に流入した冷却流は、(1)ランプカートリッジ122cを迂回して排気口40に向かう冷却流、(2)排熱用スリット122c1を通過してランプカートリッジ122c内部に流入する冷却流、の2つに分かれる。(1)の冷却流は、そのまま排気口40を通過して筺体2の外に排出される。(2)の冷却流は、UHFタグ132,リフレクタ122b及びランプ122aを冷却し、排熱用スリット122c2を通過してランプカートリッジ122cの外に流出した後に、排気口40を通過して筺体2の外に排出される。
[制御回路構成]
図4は、本発明の第1の実施形態に係る回路構成を示すブロック図である。プロジェクタ1は入出力バス101を備え、その入出力バス101にCPU102,制御パネル103,ROM104,RAM105,画像処理回路111,ランプ制御回路120及びUHFタグ読取装置133が接続される。ここで、CPU102及びランプ制御回路120が、本発明の制御部の一例である。
CPU102は、入出力バス101を介して制御パネル103,ROM104,RAM105,画像処理回路111,ランプ制御回路120及びUHFタグ読取装置133との間で信号の送受信を行い、プロジェクタ1の全般的な制御及び操作に関する処理を実行する。例えば、CPU102は、プロジェクタ1の電源投入後に、ROM104に記憶された所定の起動処理プログラムをRAM105に格納し、実行する。その起動処理の終了後、CPU102は、制御パネル103からの操作信号に基づいて投影画像の調整や設定等を制御する。
ROM104は、例えば電源投入後の一連の起動処理や、図5に示される光源制御のためにCPU102が行う一連の処理等の、プロジェクタを制御するために必要なプログラムを記憶する。また、ROM104は、ランプの点灯に必要な印加電圧、電流量、光束量等の共用パラメタを記憶する。この共用パラメタは、後述するUHFタグ132からの最適パラメタの読み出しに失敗した場合に、その最適パラメタの代わりとして用いられる。
制御パネル103は、使用者がプロジェクタ1を操作するためのパネルである。制御パネル103は、例えばプロジェクタ1の電源オン/オフの制御や、投影画像の調整を行うための操作部を有する。制御パネル103から発せられた操作信号は、入出力バス101を介してCPU102に送信される。
画像信号入力回路110は、外部からの入力信号を画像処理回路111に送信する。画像処理回路111は、その入力信号をCPU102からの制御信号に応じて投影用データに変換し、その投影用データを画像記憶メモリ112に記憶する。さらに、画像処理回路111は、CPU102からの制御信号に応じて、画像記憶メモリ112に記憶された投影用データに基づいて画像信号を作成し、その画像信号を光変調素子ドライブ回路113に送信する。光変調素子ドライブ回路113は、その画像信号から光変調素子114を駆動する駆動信号を作成し、光変調素子114に送信する。前記した光変調素子114の各画素に対応するミラーの傾きは、その駆動信号によってオン/オフ制御される。
UHFタグ132が記憶するランプ122aの印加電圧、電流量、光束量、総点灯時間等の最適パラメタは、UHFタグ読取装置133によって読み取られ、入出力バス101を介してRAM105に格納された後に、ランプ制御回路120に送信される。ランプ制御回路120は、CPU102からの制御信号に応じて、ランプ122の発光強度をこの最適パラメタに従って制御する。最適パラメタはランプ122の種類によって異なるので、UHFタグ132が記憶する最適パラメタを利用する本実施形態は、ランプ122の最適な制御を簡単に行うことを可能にする。一旦最適パラメタがRAM105に記憶されると、ランプ制御回路120は、RAM105が保持する最適パラメタに従ってランプ122を制御する。即ち、UHFタグ読取装置133を用いてUHFタグ132の記録情報を再び読み取る必要がなくなる。
[光源制御処理の動作]
図4及び図5を用いて、プロジェクタ1の光源制御処理を説明する。まず、UHFタグ読取装置133は、CPU102からの制御信号に応じて、UHFタグ132を読み出す(ステップS100)。UHFタグ132の読み出しに成功した場合(ステップS101がY)、UHFタグ読取装置133はUHFタグ132から最適パラメタの取得し、その最適パラメタをCPU102に送信する(ステップS102)。CPU102は、その最適パラメタをRAM105に記憶する(ステップS103)。UHFタグ132の読み出しに失敗した場合(ステップS101がN)、最適パラメタを取得することができないので、CPU102は、ROM104から光源制御用の共通パラメタを取得し、RAM105に記憶する(ステップS104)。次に、CPU102は、RAM105に記憶された最適又は共用パラメタを、制御信号としてランプ制御回路120に送信する。その制御信号を受けたランプ制御回路120は、ランプ122aへの電力供給を制御することで、ランプ122aを所望の明るさで点灯させる(ステップS105)。CPU102は、ランプ122aの点灯時間をモニターするために、ランプ点灯時間のカウントを開始する(ステップS106)。その後、CPU102は、画像処理回路111に制御信号を送信することで、画像の投影を開始する(ステップS107)。画像の投影は、制御パネル103から電源オフの操作信号が送信されるまで続けられる(ステップS108がN)。
制御パネル103から電源オフの操作信号が送信されると(ステップS108がY)、CPU102は、ランプ制御回路120にランプ122aを消灯させる旨の制御信号を送信する(ステップS109)。CPU102は、ランプ122aの消灯に合わせて、ランプ点灯時間のカウントを停止する。その後、CPU102は、RAM105に記憶された最適パラメタを更新する(ステップS110)。具体的には、CPU102は、ランプ122aの総点灯時間にランプ点灯時間を加算することで、総点灯時間を更新する。光源は総点灯時間が長くなるほど劣化が進み、その特性が変化する。そのため、CPU102は、ランプ122aの印加電圧、電流量、光束量等の最適パラメタを、更新された総点灯時間を用いて更新する。具体的には、総点灯時間に従い印加電圧を上げる等の更新を行う。CPU102は、更新された最適パラメタを制御信号としてUHFタグ読取装置133に送信する。UHFタグ読取装置133は、その最適パラメタを、UHFタグ132に書き込む(ステップS111)。UHFタグ132への書き込みが成功したか否かを問わず、以上で一連の光源制御の処理が終了する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、光源ユニット20周囲における部品配置が僅かに異なるだけであり、その他制御方法等は同一である。ここでは、第2の実施形態における光源ユニット20周囲の部品配置を、図6を参照して説明する。
本実施形態において、吸気口31,排気口40及び光源ユニット20の配置は図3に示される第1の実施形態と同様であるが、無線タグおよび無線タグ読取装置として、HFタグ232およびHFタグ読取装置233が使用される点で、第1の実施形態と相違する。HFタグ232が使用されることから、HFタグ読取装置233の配置も第1の実施形態と異なる。HFタグ読取装置233は、HFタグ232よりも吸気口31の近くに位置するように、吸気口31とHFタグ232との間で筐体2の一部に取り付けられる。本実施形態では、HFタグ読取装置233は、吸気口31の開口領域および排熱スリット122c1の開口領域と対面する位置関係で取り付けられる。HFタグ232は、第1の実施形態におけるUHFタグ132と同様に、リフレクタ122bの吸気口31に対向する位置に設けられる。即ち、HFタグ232は、排熱スリット122c1のみを挟んでHFタグ読取装置233に対向する。尚、前記したHFタグ232,HFタグ読取装置233が、それぞれ本発明の無線タグ,無線タグ読取装置の一例である。
本実施形態で用いられるHFタグ232は、HFタグ読取装置233からの電波をエネルギー源として動作する、所謂パッシブタグである。また、HFタグ読取装置233は、電波の送受信を行うアンテナ部によって構成され、電波を発生させるための高周波回路、信号処理を行う信号処理回路及びそれらを制御する制御回路等は、回路基板100に設けられる。そして、HFタグ232とHFタグ読取装置233との通信には、短波帯の電磁波であるHF(High Frequency)が用いられる。HFタグの読み取り可能な距離は、UHFタグに比べて短い。しかし、本実施形態では、HFタグ232とHFタグ読取装置233との距離が第1の実施形態よりも近いため、HFを用いても十分な精度で通信が可能である。さらに、HFはUHFよりも波長が長いため、HFタグと無線タグ読取装置との間に存在するランプカートリッジ122cの壁面等の影響を受けにくく、通信は遮断されない。
本実施形態における、HFタグ読取装置233及びHFタグ232を冷却する空気(冷却流)の流れを説明する。吸気口31から流入した冷却流は、(1)HFタグ読取装置233を冷却する冷却流、(2)HFタグ332を冷却する冷却流、の2つに分かれる。(1)の冷却流は、HFタグ読取装置233の吸気口31に対向する面及びランプカートリッジ122cに対向する面を冷却した後に、排気口40を通過して筺体2の外に排出される。(2)の冷却流は、排熱用スリット122c1を通過してランプカートリッジ122c内部に流入し、HFタグ232,リフレクタ122b及びランプ122aを冷却し、排熱用スリット122c2を通過してランプカートリッジ122cの外に流出した後に、排気口40を通過して筺体2の外に排出される。
<第3の実施形態>
本実施形態は、第1及び第2の実施形態と比較して、制御方法等は同一であるものの、光源ユニット20周囲における部品配置が異なる。特に、吸気口が光源ユニット20の近傍に存在しないという点において大きく異なる。ここでは、本実施形態における光源ユニット20周囲の部品配置を、図7を参照して説明する。
本実施形態において、排気口42が筺体3の壁面3bに設けられ、吸気口32が壁面3bと対向する壁面3cに設けられる。壁面3b及び3cに隣接する壁面3aには、第1及び第2の実施形態とは異なり吸気口が存在しない。HFタグ332は、ランプカートリッジ122cの吸気口32に対向する面に設けられる。HFタグ読取装置333は、光源ユニット20と吸気口32との間の筐体2の一部であって、HFタグ332と対向する位置に取り付けられる。具体的には、ライトパイプ123aと光源ユニット20との間に取り付けられる。ランプ冷却ファン341は、光源ユニット20の排熱スリット122c1に対向する位置に設けられる。HFタグ332とHFタグ読取装置333との通信には、第2の実施形態と同様に、HFが用いられる。尚、前記した吸気口32、HFタグ332、HFタグ読取装置333が、それぞれ本発明の通気用開口部及び吸気用開口部、無線タグ、無線タグ読取装置の一例である。
本実施形態における、HFタグ読取装置333及びHFタグ332を冷却する空気(冷却流)の流れを説明する。吸気口32から流入した冷却流は、投影ユニット10を通過した後にHFタグ読取装置333を冷却する。HFタグ読取装置333を冷却した冷却流は、(1)排熱用スリット122c1を通過してランプカートリッジ122c内部に流入する冷却流と、(2)排気口42を通過して筺体2の外に排出される冷却流とに分かれる。(1)の冷却流は、リフレクタ122b及びランプ122aを冷却し、排熱用スリット122c2を通過してランプカートリッジ122cの外に流出した後に、排気口42を通過して筺体2の外に排出される。尚、本実施形態においては、第1及び第2の実施形態と比較して吸気口32と光源ユニット20との距離が離れている。そのため、ランプカートリッジ122c内部に流入する冷却流の風量を確保する目的で、ランプ冷却ファン341が用いられる。本実施形態では、特別にランプ冷却ファン341を設けていることから、プロジェクタの内部構成が複雑となる。しかし、ランプ冷却ファン341が光源ユニット20の近傍に設けられているので、第1及び第2の実施形態と比較して風量の大きな冷却流が得られるとともに、光源ユニット20を吸気口の近傍に配置する必要がなくなるために設計の自由度が増す。一方、第1及び第2の実施形態は、ファンなどの特別な光源ユニット20専用の冷却流発生手段を有せず、通気用開口部を利用して無線タグ及び無線タグ読取装置の冷却を行う構成であることから、簡易な構成により冷却効果と精度のよい読み取りとを実現できる長所がある。
<変形例>
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
前記した光源ユニット20は、(1)筺体2に対して着脱可能、(2)一体として交換可能、(3)無線タグを設けることが可能、の要件を満たす構成であれば何でもよい。例えば、ランプ122a及びリフレクタ122bが光源ユニット20を構成する場合、ランプカートリッジ122cは存在せず、ランプ122a及びリフレクタ122bが筺体2に対して着脱可能に構成されても良い。あるいは、ランプ122a及びリフレクタ122bがランプカートリッジに対して着脱可能に構成され、ランプカートリッジ122cは筺体2に対して着脱可能に構成されても良い。または、ランプ122aのみが光源ユニット20を構成してもよい。この場合、ランプカートリッジ122cが筺体2に対して着脱可能に構成されるとともに、ランプ122aがリフレクタ122b及びランプカートリッジ122cに対して着脱可能に構成される。あるいは、リフレクタ122bのみが筐体2に固定され、ランプ122aがそのリフレクタ122bに対して着脱可能に構成されてもよい。
前記した第3の実施形態では、ランプカートリッジ122c内部に流入する冷却流の風量を確保する目的で、ランプ冷却ファン341が光源ユニット20の排熱スリット122c1に対向する位置に設けられる。従って、吸気口30から流入する空気でランプ122a及びリフレクタ122bの冷却が十分に行われれば、ランプ冷却ファン341は無くても構わない。
前記した実施形態では、超高圧水銀ランプがランプ122aとして用いられるが、例えばハロゲンランプ、メタルハライドランプ、発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LED)等あるゆる光源を用いることができる。特にLEDが用いられる場合、より高輝度のLEDと交換することによってプロジェクタの投影画像を明るくできる。LEDに流れる電流量は、交換するLEDの種類に応じて制御される必要があるため、本発明は、LEDが光源に用いられる場合に特に適している。本発明によれば、LEDを含む光源ユニットに設けられた無線タグが光源制御用の最適パラメタを記憶する。そのため、使用者は、LEDユニットを交換するだけで良く、回路定数を変更したり、制御プログラムを更新するという手間等を省くことができる。
リフレクタ122bの反射面形状は、ランプ122aが放射する光を集光可能な凹面であれば何でもよく、例えば球面、放物面、双曲面などであってもよい。また、LEDが光源として用いられるときは、リフレクタ122bが用いられずに、ライトパイプ123aの光入射面にLEDが密着して設けられる構成でも良い(例えば、特開2003−262795号公報を参照)。この場合、LEDとライトパイプ123aとが光源ユニット20を構成し、無線タグはLED又はライトパイプ123aに付される。
照明光学系123が有する光学要素は、前記した実施形態に限定されない。例えば、ライトパイプ123aの代わりにインテグレータ(例えば、米国特許5,098,184参照)を用いて、略一様な強度分布を持つ光を得る構成にしてもよい。カラーホイール123bが備えるフィルタは、赤,緑,青の3色に限定されず、例えばこれらのフィルタに加えて、画像の輝度を補う目的で白のフィルタ(全波長域の光を透過)を追加しても良い。また、カラーホイール123bを用いない構成であってもよい。この場合、例えばダイクロイックプリズム等を用いて光路を赤,緑,青に対応する3つの光路に分離し、各光路にそれぞれ光変調素子を設ける方式、いわゆる3板方式等が考えられる。
前記した実施形態においては、DMD素子が光変調素子114として用いられる。しかし、例えば反射型液晶表示素子や透過型液晶表示素子等が、DMD素子の代わりに用いられてもよい。用いられる枚数も1枚に限定されず、例えば前記した3板方式の場合は、3枚の光変調素子が用いられる。また、プリズム121を設けることなく、照明光学系123から光変調素子114に入射した光が、光変調素子114によって結像光学系124に直接反射される構成であっても良い。
前記した実施形態では、パッシブタグが無線タグとして用いられる。しかし、電源を内蔵することで自ら電波を発する、所謂アクティブタグが用いられてもよい。
前記した実施形態において、HFタグ232,332及びUHFタグ132は、リフレクタ122bの吸気口31に対向又は対面する位置に設けられる。しかし、これらの無線タグは、光源ユニット20の吸気口31に対向又は対面する位置であればどこに設けられても良い。例えば、ランプカートリッジ122cが光源ユニット20の構成要素である場合は、無線タグがランプカートリッジ122cの吸気口31に対向又は対面する面に設けられても良い。また、ランプ122aのみが光源ユニット20を構成する場合、無線タグはランプ122aの吸気口31に対向又は対面する面に設けられる。
前記した実施形態においては、無線タグ読取装置は、電波の送受信を行うアンテナ部によって構成され、無線通信に必要な他の要素、例えば電波を発生させるための高周波回路、信号処理を行う信号処理回路及びそれらを制御する制御回路等は、回路基板100に設けられる。しかし、例えばアンテナ部と前記した各回路とが一体として読取装置を構成してもよい。
HFタグ読取装置233,333及びUHFタグ読取装置133の配置される場所は、前記した実施形態に限定されない。例えば、図3に示される第1の実施形態において、UHFタグ読取装置133は吸気口31に接している。しかし、UHFタグ読取装置133から吸気口31までの距離が、UHFタグ132から吸気口31までの距離よりも短くなればよいので、UHFタグ読取装置133は吸気口31に接する必要はなく、多少離れていても良い。また、図6に示される第2の実施形態においては、吸気口31とHFタグ232との間に配置されたHFタグ読取装置233は、吸気口31又はランプカートリッジ122cに接してもよい。
前記した第2及び第3の実施形態において、無線通信にHFが用いられる。しかし、UHFを用いる構成であっても良い。
第1及び第2の実施形態において、光源ユニット20は吸気口31の近傍に位置している。光源ユニット20と吸気口31との間には、第1の実施形態においてはいかなる部品も存在せず、第2の実施形態においては、唯一HFタグ読取装置233のみが存在する。しかし、光源ユニット20の配置される位置はこれらの実施形態に限定されない。例えば、光源ユニット20と吸気口31との距離が離れ、その間に吸気用ファンやランプ用ファン等の部品が配置されたとしても、吸気口31から流入する冷却流が無線タグ,リフレクタ122b及びランプ122aを十分に冷却でき、無線タグ読取装置が無線タグを精度よく読み取ることが可能な配置であれば、本発明の要旨を逸脱しない。
プロジェクタ1の外観構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1の筺体2内部の部品配置を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ1の光源ユニット20近傍の部品配置を示す図。 プロジェクタ1の機能の概略を示すブロック図。 プロジェクタ1において実行されるランプ122aの制御処理のフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るプロジェクタ1の光源ユニット20近傍の部品配置を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るプロジェクタ1の光源ユニット20近傍の部品配置を示す図。
符号の説明
1 プロジェクタ
2,3 筺体
2a 吸気口31が形成された壁面
2b 排気口40が形成された壁面
3a 壁面3bに隣接する壁面
3b 排気口42が形成された壁面
3c 吸気口32が形成された壁面
10 投影ユニット
20 光源ユニット
30,31,32 吸気口
40,42 排気口
41 排気ファン
50 電源ユニット
100 回路基板
101 バス
102 CPU
103 制御パネル
104 ROM
105 RAM
110 画像信号入力回路
111 画像処理回路
112 画像記憶メモリ
113 光変調素子ドライブ回路
114 光変調素子
120 ランプ制御回路
121 プリズム
122a ランプ
122b リフレクタ
122c ランプカートリッジ
122c1,122c2 排熱スリット
123 照明光学系
123a ライトパイプ
123b カラーホイール
123c 照明レンズ系
124 結像光学系
132 UHFタグ
133 UHFタグ読取装置
200 スクリーン
232,332 HFタグ
233,333 HFタグ読取装置
341 ランプ用ファン

Claims (8)

  1. 通気用開口部が形成された筐体と、
    前記筐体内に収容された画像を投影するための光源装置と、
    前記通気用開口部と対向するように前記光源装置に設けられた無線タグと、
    その無線タグと対向するとともに前記無線タグよりも前記通気用開口部の近くに配置され、前記無線タグに記録された情報を無線通信によって読み取る無線タグ読取装置と、
    画像の投影動作を制御するとともに、その無線タグ読取装置により読み取られた情報に従って前記光源装置の作動を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記光源装置は、前記通気用開口部の近傍に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記無線タグ読取装置は、前記通気用開口部を挟んで前記無線タグと対向する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記無線通信は、極超短波帯の電磁波を用いる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記無線タグ読取装置は、前記無線タグと前記通気用開口部との間に位置する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。
  6. 前記無線通信は、短波帯の電磁波を用いる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
  7. 前記筺体は、その筺体内部の空気を排出する排気用開口部を有し、
    前記排気用開口部に設けられた排気用ファンを備え、
    前記通気用開口部は、前記筺体内に外気を取り込む吸気用開口部である、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  8. 前記光源装置からの光を変調して画像を形成する光変調素子を含み、その形成された画像を被投影面に投影する投影部を備え、
    前記筺体は、前記排気用開口部が設けられた第1の壁面と、その第1の壁面に隣接するとともに前記吸気用開口部が設けられた第2の壁面とを有し、
    前記光源装置及び前記吸気用開口部は、前記投影部よりも前記排気用開口部の近くに配置される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
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