JP2009236060A - 翼回転装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロット23に差し込まれた動翼22の一部22aに差し込み方向から当接されて固定されることで動翼22のディスク21の回転軸方向への移動を規制する規制部材24と、ディスク21に一体に形成され、規制部材24をディスク21の半径方向外側から及び差し込み方向から支持する支持部25とを備える。
【選択図】図2
Description
そして、動翼がディスクに対して回転軸方向にずれないように、動翼の根元部分には、動翼の差し込み方向から保持リング(規制部材)が当接されている。
そこで、従来の翼回転装置では、特許文献1に示すように、保持リングが上記力により外れ、動翼がディスクに対してずれてしまわないように、保持リングを別の部材(環状体26及び大型のネジ28)を用いてディスクに対して強固に固定している。
つまり、ディスクと一体に形成されることによってディスクに対して強固に固定された支持部によって、規制部材に作用する遠心力及び動翼がディスクのスロットから抜け出そうとする力を受けることができる。よって、規制部材は、落下しない程度にディスクに対して固定すれば良い。
このように本発明によれば、規制部材をディスクに対して強固に固定するための別部材を必要とすることなく、規制部材に作用する遠心力及び動翼がディスクのスロットから抜け出そうとする力を受けることができる。したがって、回転駆動されるディスクの回転方向回りに動翼が複数配列された翼回転装置において、装置の大型化及び重量増加を抑制しながら動翼のディスクに対するずれを防止することが可能となる。
また、以下の説明においては、本発明の翼回転装置をターボファンエンジンのファンに適用して例について説明する。
圧縮機3は、ファン2によって取り込まれた空気を圧縮するものであり、回転駆動される動翼と固定された静翼とが空気の流れ方向に交互に複数段配列された構成を有する。
燃焼器4は、圧縮機3によって圧縮された空気を燃料と共に燃焼するものであり、不図示の燃料供給機構と着火装置とを備えている。
タービン5は、燃焼器4にて空気及び燃料が燃焼されることによって生じた燃焼ガスが有する速度エネルギの一部を回転エネルギに変換するものであり、当該回転エネルギによってファン2及び圧縮機3を駆動するものである。
また、ターボファンエンジン1は、ファン2にて取り込まれた外気の一部を圧縮機3に送り込むことなく排気するためのバイパス流路6を備えている。
ファン2は、図2に示すように、上述のように回転駆動されるディスク21と、該ディスク21に対して固定される動翼22とを有している。なお、動翼22は、ディスク21の回転方向周りに複数配列されているが、図2においては、説明の便宜上、1つの動翼22の一部のみを図示している。また、図2においては、ディスク21も一部のみが図示されている。
そして、動翼22は、ディスク21の周面部に回転軸方向に延在して形成されたスロット23に対して、回転軸方向からダブテール22a(一部)が差し込まれることでディスク21に対して固定されている。
ファン2は、この規制部材24を複数備えている。そして、これらの規制部材24は、当接部24aがリング状に繋がるように配列されて固定されている。
また、1つの規制部材24が備える当接部24aは、複数の動翼22のダブテール22aと当接可能な長さに設定されている。
より詳細には、ファン2は、支持部25を複数有している。そして、各支持部25は、図4に示すように、スロット23間においてディスク21から回転軸方向に突設されると共に規制部材24の当接部24aに対して半径方向外側から当接する突設部25aと、該突設部25aから回転軸に向けて突出すると共に規制部材24の当接部24aに対して差し込み方向から当接する爪部25bとを有する。
なお、ディスク21と支持部25とは、単体の材料体を削り出すことによって一体とされている。
続いて、このように形成されたディスク21のスロット23に、動翼22のダブテール22aを回転軸方向から差し込む。その後、支持部25の突設部25a及び爪部25bに当接部24aが当接するように規制部材24をディスク21の内径側から差し込む。ここで、ファン2においては、複数の規制部材24を備えている、つまり動翼22のダブテール22aを抑える部材が複数に分割されている。このため、複数の規制部材24を、当接部24aがリング状に繋がるように容易に配列することができる。
このようにして全ての規制部材24を配置したら、規制部材24の固定部24bをディスク21に対して固定することによって、図1に示すように、規制部材24の当接部24aを動翼22のダブテール22aに差し込み方向から当接させた状態にて固定することができる。
以上の工程にてファン2が組み立てられる。なお、このファン2の組み立て工程には、必要に応じて、規制部材24の固定部24bが露出するディスク21の面を覆うスピナーを配置する工程を含む。
つまり、ディスク21と一体に形成されることによってディスク21に対して強固に固定された支持部25によって、規制部材24に作用する遠心力及び動翼22がディスク21のスロットから抜け出そうとする力を受けることができる。よって、規制部材24は、落下しない程度にディスク21に対して固定すれば良い。
このように本実施形態のファン2によれば、規制部材24をディスク21に対して強固に固定するための別部材を必要とすることなく、規制部材24に作用する遠心力及び動翼がディスク21のスロット23から抜け出そうとする力を受けることができる。したがって、回転駆動されるディスク21の回転方向回りに動翼22が複数配列された翼回転装置において、装置の大型化及び重量増加を抑制しながら動翼22のディスク21に対するずれを防止することが可能となる。
一方で、1つの規制部材24が備える当接部24aは、複数の動翼22のダブテール22aと当接可能な長さに設定されている。このため、1つの規制部材24を配置することによって複数の動翼22のダブテール22aを抑えることができ、1つ1つの動翼22のダブテール22aに対して規制部材を配置する場合と比較して、配置工程を容易にすることができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ターボファンエンジン1の圧縮機3及びタービン5に適用することもできる。
また、ターボファンエンジン1のみでなく、ディスク周りに配列された動翼を回転させる翼回転装置を備える全ての装置に本発明を適用することができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、規制部材24が円弧形状の当接部24aのみからなる構成を採用することもできる。このような場合であっても、規制部材24は、落下しない程度にディスク21に対して固定すればよく、装置の大型化及び重量増加を抑制しながら動翼22のディスク21に対するずれを防止することが可能となる。
Claims (5)
- 回転駆動されるディスクと、該ディスクの回転方向周りに複数配列されると共に個々が該ディスクの周面部に回転軸方向に延在して形成されたスロットに対して前記回転軸方向から一部が差し込まれることで前記ディスクに対して固定される動翼とを備える翼回転装置であって、
前記スロットに差し込まれた前記動翼の前記一部に前記差し込み方向から当接されて固定されることで前記動翼の前記ディスクの回転軸方向への移動を規制する規制部材と、
前記ディスクに一体に形成され、前記規制部材を前記ディスクの半径方向外側から及び前記差し込み方向から支持する支持部と
を備えることを特徴とする翼回転装置。 - 前記支持部を複数備え、各前記支持部は、
前記スロット間において前記ディスクから前記回転軸方向に突設されると共に前記規制部材に対して前記半径方向外側から当接する突設部と、
該突設部から前記回転軸に向けて突出すると共に前記規制部材に対して前記差し込み方向から当接する爪部と
を有することを特徴とする請求項1記載の翼回転装置。 - 単体の材料体を削り出すことによって前記ディスクと前記支持部とが一体とされていることを特徴とする請求項1または2記載の翼回転装置。
- 前記規制部材を複数備え、複数の前記規制部材が全体としてリング状に配列されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の翼回転装置。
- 単一の前記規制部材が、複数の前記動翼の前記一部に対して当接されていることを特徴とする請求項4記載の翼回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008085078A JP5120014B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 翼回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008085078A JP5120014B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 翼回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009236060A true JP2009236060A (ja) | 2009-10-15 |
JP5120014B2 JP5120014B2 (ja) | 2013-01-16 |
Family
ID=41250297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008085078A Active JP5120014B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 翼回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5120014B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10577935B2 (en) | 2015-05-15 | 2020-03-03 | Ihi Corporation | Turbine blade mounting structure |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0726905A (ja) * | 1993-07-12 | 1995-01-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ジェットエンジンのブレード保持構造 |
JP2007298036A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Snecma | ロータのブレードを保持するシステム |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008085078A patent/JP5120014B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007298036A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Snecma | ロータのブレードを保持するシステム |
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US10577935B2 (en) | 2015-05-15 | 2020-03-03 | Ihi Corporation | Turbine blade mounting structure |
Also Published As
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JP5120014B2 (ja) | 2013-01-16 |
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