JP2009233450A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣低下の抑制を図ることにある。
【解決手段】パチンコ機1の正面左側にはカードサンド48が付設され、パチンコ機1にはカード関連ユニット49が設けられている。カード関連ユニット49は、カードサンド48に差し込まれるプリペイドカードに記録された情報に基づいて貸球を得るために操作される貸球用ボタンスイッチ49aと、差し込まれたカードの返却を求めるために操作される返却用ボタンスイッチ49bとを備えている。貸球スイッチ49aと返却スイッチ49bは一体的に構成され、貸球操作ボタンの内部に返却操作ボタンが設けられた構成となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種として、遊技媒体を用いて遊技を行い、所定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与する遊技機が知られている。例えば、遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチンコ機や、メダルを遊技媒体として遊技を行うスロットマシン等がある。
このような遊技機の中には、遊技者が操作可能な各種ボタンを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−202125号公報
しかしながら、ボタンが複数ある場合、遊技者が、意図しないボタンを誤って操作してしまうおそれがあった。また、遊技中などにおいて各種ボタン操作が必要となった場合、遊技者はその操作に気を取られ、本来の遊技自体に集中しづらくなるおそれがある。結果として、遊技者にとっての興趣が阻害されるおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、パチンコ機等の遊技機において、興趣低下の抑制を図ることのできる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用等についても説明する。
手段1.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、
遊技者の指示に基づき各種処理を行うために、遊技者が操作可能な複数の操作手段を備え、
前記複数の操作手段のうちの特定の操作手段が他の操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機。
上記手段1によれば、特定の操作手段が他の操作手段に比べて操作困難となっている。このため、遊技者による前記特定の操作手段の誤操作を抑制することができる。例えば、上記特定の操作手段が、遊技中において行われることがあまり好ましくない処理に関わるものである場合であって、その近傍にある上記他の操作手段を遊技者が遊技中において操作しなくてはならない状況におかれた場合において、特に上記効果は高められる。ひいては、遊技者が前記特定の操作手段の誤操作を気にせず、前記他の操作手段の操作を行うことができるため、例えば前記他の操作手段が、遊技中において比較的頻繁に行われる処理に関わるものである場合でも、遊技者は本来の遊技自体に集中しやすい。なお、以下の手段においても同様だが、上記「遊技中において行われることがあまり好ましくない処理」としては、例えば所定の遊技演出を行うか否かについて遊技者に意思決定を求める際に、遊技演出を行わない旨を遊技者が決定する処理が挙げられる。つまり、上記特定の操作手段が遊技演出の実行を解除する処理に関連している場合が挙げられる。遊技演出の実行を解除することは、遊技者にとっての興趣の向上を妨げるおそれがあるため、遊技者としては慎重にその決定を行うことが多い。従って、このような処理が比較的容易に行われるようであると、遊技者の意に反して遊技演出の実行が解除されてしまうといった不具合が発生するおそれがある。結果として、上記手段により興趣低下の抑制を図ることができる。また、前記特定の操作手段が遊技者の利益に関わる処理に関連したものである場合(例えば、遊技媒体の管理媒体の返却処理等)には、前記特定の操作手段が操作容易になっていると、例えば遊技者が遊技機から離れた隙に他人によって操作され、遊技者が不利益をこうむるといった不具合の発生する可能性が大きくなる。そこで、上記手段のように、特定の操作手段を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。なお、上記「各種処理」には、例えば変動表示される識別情報を停止させる処理、複数の選択対象の中からいずれかを選択する処理、遊技媒体の払出処理又は貸出処理、遊技媒体の管理媒体を返却する処理等が含まれる。さらに、上記「特定の操作手段が他の操作手段に比べて操作困難となっていること」には、「特定の操作手段が他の操作手段に比べて視認困難となっていること」又は「所定の処理(又は操作)が行われない限りは、特定の操作手段が視認不能となり、他の操作手段が視認可能となっていること」、「特定の操作手段が他の操作手段に比べ、前記遊技機に対し奥まった位置にあること」、「特定の操作手段の大きさが他の操作手段に比べて小さいこと」のうち少なくとも1つが含まれる(手段2において同様とする)。なお、以下の手段でも同様であるが、上記遊技価値の付与には、現実の遊技価値としての遊技媒体の払出しが含まれる。また、前記遊技価値の付与には、仮想的な遊技価値として、遊技媒体の数を記憶すること又は記憶された遊技媒体の数を所定の表示手段において表示させることが含まれることとしてもよい。
手段2.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、
特定の処理対象に関連した各種処理を遊技者の指示に基づき行うために、遊技者が操作可能な複数の操作手段を備え、
前記複数の操作手段のうちの特定の操作手段が他の操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機。
上記手段2によれば、手段1と同様の効果を奏する。なお、上記「特定の処理対象」には、例えば遊技球やメダル等の遊技媒体、又は、例えばプリペイドカード等の管理媒体等が含まれることとしてもよい。従って、それに関連した処理としては遊技媒体の払出処理又は貸出処理や、管理媒体の返却処理等が含まれる。
手段3.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、
第1の処理を行うために遊技者が操作可能な第1操作手段と、第2の処理を行うために遊技者が操作可能な第2操作手段とを備え、
前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機。
上記手段3によれば、第2操作手段が第1操作手段に比べて操作困難となっている。このため、遊技者による第2操作手段の誤操作を抑制することができる。例えば、上記第2の処理が遊技中において行われることがあまり好ましくない処理である場合であって、その近傍にある第1操作手段を遊技者が遊技中において操作しなくてはならない状況におかれた場合等において、特に上記効果は高められる。ひいては、遊技者が第2操作手段の誤操作を気にせず、第1操作手段の操作を行うことができるため、例えば上記第1の処理が遊技中において比較的頻繁に行われる処理である場合でも、遊技者は本来の遊技自体に集中しやすい。結果として、興趣低下の抑制を図ることができる。また、前記第2の処理が遊技者の利益に関わる処理である場合(例えば、遊技媒体の管理媒体の返却処理等)には、前記第2操作手段が操作容易になっていると、例えば遊技者が遊技機から離れた隙に他人によって操作され、遊技者が不利益をこうむるといった不具合の発生する可能性が大きくなる。そこで、上記手段のように、第2操作手段を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。なお、前記第1の処理には、例えば所定の管理媒体に記憶された情報に基づいて行われる遊技媒体の貸出処理が含まれる。この場合、第1操作手段に代えて貸出操作手段としてもよい。第2の処理には、例えば管理媒体の返却処理が含まれる。この場合、第2操作手段に代えて返却操作手段としてもよい。従って、上記手段3を「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行うとともに、管理媒体の返却処理を行うよう構成され、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備え、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機」又は「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能でかつ前記貸出操作手段に比べて操作困難となっている返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機」と言い換えることもできる。
手段4.手段3において、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、第2操作手段が第1操作手段に比べて視認困難となっていることが含まれること。
上記手段4によれば、第2操作手段が視認困難であることにより、遊技者(又は上記他人)が第2操作手段を操作しようとする場合には、一旦第2操作手段を探さなくてはならず、第2操作手段が操作困難となる。また、換言すれば、第1操作手段が第2操作手段に比べて視認容易となっていることから、第1操作手段をより使用頻度の多い操作手段(例えば上記貸出操作手段)として用いれば利便性が増す。なお、上記手段3の効果で述べたのと同様に、上記手段4の構成から、「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行うとともに、管理媒体の返却処理を行うよう構成され、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備え、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて視認困難となっていることを特徴とする遊技機」又は「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能でかつ前記貸出操作手段に比べて視認困難となっている返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機」と言うこともできる。
手段5.手段3において、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、所定の処理又は操作が行われない限りは前記第2操作手段が視認不能となり、前記第1操作手段が視認可能となっていることが含まれること。
上記手段5によれば、所定の処理又は操作が行われない限りは、第2操作手段が視認不能であることにより、遊技者(又は上記他人)が第2操作手段を操作しようとする場合には、上記処理又は操作を行わなければならず、手間がかかり第2操作手段が操作困難となる。さらに、第1操作手段が通常時において常に視認可能となっている場合、第1操作手段をより使用頻度の多い操作手段として用いれば利便性が増す。なお、所定の処理又は操作が行われない限りは前記第2操作手段が視認不能となり、前記第1操作手段が視認可能となっていること、すなわち前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、所定の処理又は操作が行われない限りは前記第2操作手段が特定の収容手段に収容され、前記第1操作手段は露出した状態にあることが含まれる。この場合、第2操作手段を操作する際には前記収容手段を開状態とする。そして、この行為が上記所定の処理又は操作に相当する。また、この場合において、前記第1操作手段を前記収容手段として、所定の処理又は操作が行われない限りは前記第2操作手段が前記第1操作手段内に収容されていることとしてもよい。また、上記手段3の効果で述べたのと同様に、上記手段5の構成から、「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行うとともに、管理媒体の返却処理を行うよう構成され、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備え、所定の処理又は操作が行われない限りは前記返却操作手段が視認不能となり、前記貸出操作手段が視認可能となっていること」又は「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が視認可能かつ操作可能な貸出操作手段と、所定の処理又は操作が行われない限りは視認不能で、かつ、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機」と言うこともできる。
手段6.手段3乃至手段5のいずれかにおいて、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べ、前記遊技機に対して奥まった位置にあることが含まれる。
上記手段6によれば、第2操作手段が第1操作手段に比べ、遊技機に対して奥まった位置にあることにより、遊技者(又は上記他人)にとっては第2操作手段がより操作しにくい。また、換言すれば、第1操作手段が第2操作手段に比べて、遊技機に対してより手前側に位置していることから、第1操作手段をより使用頻度の多い操作手段として用いれば利便性が増す。なお、上記手段3の効果で述べたのと同様に、上記手段6の構成から、「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行うとともに、管理媒体の返却処理を行うよう構成され、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備え、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて、前記遊技機に対し奥まった位置にあることを特徴とする遊技機」又は「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能でかつ前記貸出操作手段に比べて前記遊技機に対し奥まった位置にある返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機」と言うこともできる。
手段7.手段3乃至手段6のいずれかにおいて、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記第2操作手段の大きさが前記第1操作手段に比べて小さいことが含まれる。
上記手段7によれば、第2操作手段の大きさが第1操作手段に比べて小さくなっていることにより、遊技者(又は上記他人)にとっては第2操作手段がより操作しにくい。また、換言すれば、第1操作手段の大きさが第2操作手段に比べて大きくなっていることから、第1操作手段をより使用頻度の多い操作手段として用いれば利便性が増す。なお、上記手段3の効果で述べたのと同様に、上記手段7の構成から、「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行うとともに、管理媒体の返却処理を行うよう構成され、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能な返却操作手段とを備え、前記返却操作手段の大きさが前記貸出操作手段に比べて小さくなっていることを特徴とする遊技機」又は「所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能でかつ前記貸出操作手段に比べて大きさが小さい返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機」と言うこともできる。
手段8.手段3乃至手段7のいずれかにおいて、前記第1操作手段及び第2操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていることを特徴とする遊技機。
上記手段8によれば、第1操作手段及び第2操作手段が特定の操作ユニットに設けられている。従って、前記第1操作手段及び第2操作手段の組付け作業が簡素化され、作業効率を高めることができる。また、両者が比較的近い位置に設けられているため、上述したような不具合が発生しやすい。そのため、上記各手段とした効果がさらに高まる。なお、上記手段8において、「前記第1操作手段及び第2操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていること」に代えて、「前記第1操作手段及び第2操作手段が特定の操作ユニットにおいて並設されていること」としてもよい。
手段9.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、第1の状態において前記返却処理を行うために遊技者が操作可能となり、かつ、第2の状態において操作不能又は操作困難となる返却操作手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
上記手段9によれば、前記第2の状態においては前記返却操作手段が操作不能又は操作困難となる。このため、第2の状態において遊技者による返却操作手段の誤操作を抑制することができる。例えば、遊技者の意に反して上記返却処理が遊技中に行われることはあまり好ましくない。そのような場合であって、例えば、その近傍にある貸出操作手段を遊技者が遊技中において操作しなくてはならない状況におかれた場合等において、特に上記効果は高められる。ひいては、遊技者が返却操作手段の誤操作を気にせず、貸出操作手段の操作を行うことができる。そのため、上記貸出処理が遊技中において比較的頻繁に行われる場合でも、遊技者は本来の遊技自体に集中しやすい。結果として、興趣低下の抑制を図ることができる。また、前記返却処理が遊技者の利益に関わる処理であるため、前記返却操作手段が操作容易になっていると、例えば遊技者が遊技機から離れた隙に他人によって操作され、上記管理媒体が盗まれるといった不具合の発生する可能性が大きくなる。そこで、上記手段のように、返却操作手段を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。
手段10.手段9において、前記第2の状態において、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて視認困難又は視認不能となることを特徴とする遊技機。
上記手段10によれば、上記手段9の効果がさらに高まる。
手段11.手段9又は手段10において、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べ前記遊技機に対して奥まった位置にあることを特徴とする遊技機。
上記手段11によれば、上記手段10又は手段11の効果がさらに高まる。
手段12.手段9乃至手段11のいずれかにおいて、前記返却操作手段の大きさが前記貸出操作手段に比べて小さくなっていることを特徴とする遊技機。
上記手段12によれば、上記手段9乃至手段11のいずれかの効果がさらに高まる。
手段13.手段9乃至手段12のいずれかにおいて、前記返却操作手段を覆う開閉可能な被覆手段を備え、
前記被覆手段が開状態である場合には前記第1の状態となり、閉状態である場合には前記第2の状態となるよう構成されていることを特徴とする遊技機。
上記手段13によれば、上記被覆手段を備えることにより、手段9乃至手段12のいずれかの効果をより確実なものとすることができる。なお、前記被覆手段は、前記開状態において、前記閉状態よりも前記遊技機に対して前方に突出した状態となるよう構成されていることとしてもよい。
手段14.手段13において、前記被覆手段は、遊技者に操作可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段14によれば、遊技者の意思に基づいて前記返却処理を行うことができる。
手段15.手段13において、前記第2の状態において、前記被覆手段を閉状態に維持する制御を行う操作制御手段を備えていることを特徴とする遊技機。
上記手段15によれば、より確実に上記各手段の効果を高めることができる。なお、前記第2の状態には、前記貸出処理手段によって前記貸出処理が行われている状態が含まれる。
手段16.手段9乃至手段15のいずれかにおいて、前記貸出操作手段及び返却操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていることを特徴とする遊技機。
上記手段16によれば、貸出操作手段及び返却操作手段が特定の操作ユニットに設けられている。つまり、両者が比較的近い位置に設けられているため、上述したような不具合が発生しやすい。そのため、上記各手段の効果がさらに高まる。なお、上記手段16において、「前記貸出操作手段及び返却操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていること」に代えて、「前記貸出操作手段及び返却操作手段が特定の操作ユニットにおいて並設されていること」としてもよい。
手段17.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能でかつ開閉可能に構成された中空状の貸出操作手段と、前記貸出操作手段の内部に設けられ、前記貸出操作手段の閉状態において遊技者が操作不能となり、前記貸出操作手段の開状態において操作可能となる前記返却処理を行うための返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
上記手段17によれば、貸出操作手段の閉状態において返却操作手段は操作不能となり、貸出操作手段の開状態において返却操作手段が操作可能となる。例えば遊技中において遊技者の意に反して返却処理が行われることはあまり好ましくない。そのため、このような場合には、貸出操作手段を閉状態としておくことにより、遊技者による返却操作手段の誤操作を防止することができる。また、遊技中において比較的頻繁に操作される貸出操作手段の操作を、返却操作手段の誤操作を気にせず行うことができる。結果として、遊技者は本来の遊技自体に集中しやすくなり、興趣低下の抑制を図ることができる。また、前記返却処理が遊技者の利益に関わる処理であるため、前記返却操作手段が操作容易になっていると、例えば遊技者が遊技機から離れた隙に他人によって操作され、上記管理媒体が盗まれるといった不具合の発生する可能性が大きくなる。そこで、上記手段のように、返却操作手段を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。なお、上記構成によれば、前記返却操作手段が前記貸出操作手段より前記遊技機に対して奥まった位置に位置していることとなる。さらに、前記返却操作手段の大きさが前記貸出操作手段に比べて小さいこととなる。
手段18.手段17において、前記貸出操作手段の閉状態において、前記返却操作手段が視認困難又は視認不能となることを特徴とする遊技機。
上記手段18によれば、上記手段17の効果がさらに高まる。
手段19.手段17又は手段18において、前記貸出操作手段は、開閉可能な蓋部を備え、前記蓋部の開閉に基づき、前記貸出操作手段が開状態又は閉状態となることを特徴とする遊技機。なお、前記蓋部は、前記開状態において、前記閉状態よりも、前記遊技機に対して前方に突出した状態となるよう構成されていることとしてもよい。
手段20.手段19において、前記蓋部は、遊技者に操作可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段20によれば、遊技者の意思に基づいて前記返却処理を行うことができる。
手段21.手段19において、前記貸出処理手段によって前記貸出処理が行われている状態において、前記蓋部を閉状態に維持する制御を行う操作制御手段を備えていることを特徴とする遊技機。
上記手段21によれば、より確実に返却操作手段の誤操作を抑制することができる。
手段22.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、遊技媒体の貸出情報を記憶した管理媒体を参酌して遊技媒体の貸出処理を行う貸出処理手段と、前記管理媒体の返却処理を行う返却処理手段と、前記貸出処理を行うために遊技者が操作可能な貸出操作手段と、前記返却処理を行うために遊技者が操作可能でかつ前記貸出操作手段に比べて操作困難となっている返却操作手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
上記手段22によれば、返却操作手段が貸出操作手段に比べて操作困難となっている。遊技者は、遊技を行う遊技機を変更する時以外に一時的に遊技機から離れる際にはわざわざ管理媒体の返却を行わないことが多い。従って、仮に返却操作手段が操作容易になっていると、遊技者が遊技機から離れた隙に他人によって操作され、管理媒体を盗難されるといった不具合の発生するおそれがある。そこで、上記手段のように、返却操作手段を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。
手段23.手段22において、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて視認困難となっていることが含まれること。
上記手段23によれば、上記手段4と同様の効果を奏する。
手段24.手段22において、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて操作困難となっていることには、所定の処理又は操作が行われない限りは前記返却操作手段が視認不能となり、前記貸出操作手段が視認可能となっていることが含まれること。
上記手段24によれば、上記手段5と同様の効果を奏する。
手段25.手段22乃至手段24のいずれかにおいて、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べ、前記遊技機に対して奥まった位置にあることが含まれる。
上記手段25によれば、上記手段6と同様の効果を奏する。
手段26.手段22乃至手段26のいずれかにおいて、前記返却操作手段が前記貸出操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記返却操作手段の大きさが前記貸出操作手段に比べて小さいことが含まれる。
上記手段26によれば、上記手段7と同様の効果を奏する。
手段27.手段22乃至手段26のいずれかにおいて、前記貸出操作手段及び返却操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていることを特徴とする遊技機。
上記手段27によれば、上記手段8と同様の効果を奏する。
手段28.所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、
遊技中において特定の遊技又は遊技演出を行うか否かを遊技者に選択させるよう構成され、
前記特定の遊技又は遊技演出を行うことを選択又は決定する第1操作手段と、前記特定の遊技又は遊技演出を行わないことを選択又は決定する第2操作手段とを備え、
前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機。
上記手段28によれば、第2操作手段が第1操作手段に比べて操作困難となっている。このため、遊技者による第2操作手段の誤操作を抑制することができる。遊技又は遊技演出を行わないことは、遊技者にとっての興趣の向上を妨げるおそれがあるため、遊技者としては慎重にその決定を行うことが多い。従って、このような処理が比較的容易に行われるようであると、遊技者の意に反して遊技又は遊技演出が行われないといった不具合が発生するおそれがある。結果として、上記手段により興趣低下の抑制を図ることができる。なお、上記「特定の遊技又は遊技演出を行わないことを選択又は決定する」ことには、「特定の遊技又は遊技演出を行うことを選択又は決定したことを取り消す」ことが含まれる。すなわち、第2操作手段は、第1操作手段によって行われた選択決定を取り消す操作手段となる。
手段29.手段28において、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、第2操作手段が第1操作手段に比べて視認困難となっていることが含まれること。
上記手段29によれば、上記手段4と同様の効果を奏する。
手段30.手段28において、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、所定の処理又は操作が行われない限りは前記第2操作手段が視認不能となり、前記第1操作手段が視認可能となっていることが含まれること。
上記手段30によれば、上記手段5と同様の効果を奏する。
手段31.手段28乃至手段30のいずれかにおいて、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べ、前記遊技機に対して奥まった位置にあることが含まれる。
上記手段31によれば、上記手段6と同様の効果を奏する。
手段32.手段28乃至手段31のいずれかにおいて、前記第2操作手段が前記第1操作手段に比べて操作困難となっていることには、前記第2操作手段の大きさが前記第1操作手段に比べて小さいことが含まれる。
上記手段32によれば、上記手段7と同様の効果を奏する。
手段33.手段28乃至手段32のいずれかにおいて、前記第1操作手段及び第2操作手段が特定の操作ユニットとして一体的に設けられていることを特徴とする遊技機。
上記手段33によれば、上記手段8と同様の効果を奏する。
手段34.手段1乃至手段33のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であること。中でも、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて、遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内に設けられた所定の入球手段に入球することに基づいて、特定条件が成立した場合には遊技価値が付与される。
手段35.手段1乃至手段33のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報である場合には遊技者に遊技価値を付与するよう構成されてなる回胴式遊技機」となる。
手段36.手段1乃至手段33のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ機と回胴式遊技機とを融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報である場合には遊技者に遊技価値を付与するよう構成され、遊技媒体として遊技球を使用するよう構成されてなる遊技機」となる。
本発明によれば、興趣低下の抑制を図ることができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 遊技盤を示す部分正面図である。 貸球操作ボタンの閉状態におけるカード関連ユニットを示す部分断面図である。 貸球操作ボタンの閉状態における貸球スイッチ及び返却スイッチの態様を説明するための断面斜視図である。 貸球操作ボタンの開状態におけるカード関連ユニットを示す部分断面図である。 貸球操作ボタンの開状態における貸球スイッチ及び返却スイッチの態様を説明するための断面斜視図である。 パチンコ機を示す背面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
以下に、遊技機としてパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、その前部に設けられた前面枠3とを備えている。前面枠3は外枠2の一側部にて開閉可能に装着されている。前面枠3の前面側には、ガラス扉枠4が一側部にて開閉可能に装着されている。ガラス扉枠4の下部には、遊技媒体としての遊技球B(図2参照)を貯留するための上皿5が設けられている。上皿5は、本実施の形態における貯留手段を構成し、後述する遊技球発射機構部60(図7参照)へ遊技球Bを案内可能なように構成されている。遊技球発射機構部60(以下、発射機構部60という)は、本実施の形態における発射手段を構成する。
また、前面枠3の前面側には、ガラス扉枠4の下方において下皿6が設けられている。下皿6の側方にはハンドル7が設けられており、ハンドル7は発射機構部60に連結されている。
前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤8(図2参照)が着脱可能に装着されている。なお、発射機構部60は、遊技者がハンドル7を回転させることにより、上皿5から供給される遊技球Bを遊技盤8の上部に向けて発射可能とするものである。
前面枠3内部(上皿5の側方)には、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態等を音声にて報知するためのスピーカ46(図8参照)が埋設されている。
図2に示すように、遊技盤8の一側部には、発射機構部60によって発射された遊技球Bを遊技盤8の上部に案内する内レール9a及び外レール9bが設けられている。
遊技盤8の下部には、作動口10及び大入賞口11が設けられている。作動口10及び大入賞口11は、本実施の形態における入球手段を構成する。作動口10は遊技球B用の通路を備え、その通路入口には羽根12が開閉可能に支持されている。作動口10の一側部には羽根用ソレノイド13が設けられている。通常、羽根用ソレノイド13は非励磁状態となっている。このとき、羽根12は閉状態となっている。羽根用ソレノイド13が励磁状態となると、羽根12は開状態となる。つまり、遊技球Bが作動口10へ入賞しやすい状態となる。
大入賞口11の奥にはシーソー14が設けられているとともに、シーソー14の側部においてVゾーン15及び入賞通路16が設けられている。
大入賞口11は、本実施の形態における可変入球手段であって、その前部には大入賞口11を開閉するシャッタ17が設けられている。シャッタ17は大入賞口11の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド18により作動する。詳しくは、大入賞口ソレノイド18が励磁状態となると、シャッタ17が略水平状態となり大入賞口11が開かれる。また、大入賞口ソレノイド18が非励磁状態となると、シャッタ17が略垂直状態となり大入賞口11が閉鎖される。
大入賞口11の一側部には、シーソー用ソレノイド19が設けられている。通常、シーソー用ソレノイド19は非励磁状態となっている。このとき、シーソー14はVゾーン15の方へ傾いた状態となっている。また、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となると、シーソー14は入賞通路16の方へ傾いた状態となる。つまり、遊技球Bが大入賞口11に入賞した場合、遊技球Bはシーソー14の傾きにより、Vゾーン15又は入賞通路16のどちらか一方へ導かれるようになっている。なお、本実施の形態では、シャッタ17の開状態において、遊技球Bが1つでもVゾーン15を通過すると、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となる。そして、シャッタ17が閉じられると再び非励磁状態にもどるように構成されている。
本実施の形態では、遊技盤8のうち内レール9a及び外レール9bによって囲まれ、作動口10等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域となっている。
遊技盤8の中央部には、表示手段としての特別図柄表示装置20が組込まれている。特別図柄表示装置20は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部20aを備えており、識別情報としての識別図柄や、各種キャラクタ等を表示可能とする。本実施の形態では、例えば表示部20aの変動領域としての左図柄表示領域21、中図柄表示領域22及び右図柄表示領域23において、複数種の識別図柄が変動表示される。ここでは、各図柄表示領域21〜23に確定停止表示される識別図柄の停止態様(組合せ)によって、各種遊技状態が導出される。各種遊技状態としては、大当たり状態、リーチ状態、外れ状態等が例として挙げられる。
ここで、大当たり状態とは、本実施の形態における特定遊技状態に相当し、遊技者に比較的不利な状態である通常遊技状態(遊技球Bが徐減する状態)から特定条件が成立することに基づいて発生する遊技者に有利な状態をいう。大当たり状態が発生する際には、識別図柄が特定の停止態様で確定停止表示される。例えば、「7」・「7」・「7」というような特定の組合せで停止表示される。なお、大当たり状態が導出される際に確定停止表示される識別図柄を大当たり図柄という。
リーチ状態とは、大当たり状態に至る過程にある一状態をいい、表示部20aにおいて、複数の識別図柄の停止態様に基づいて特定表示態様としてのリーチ態様が成立した状態を指す。なお、リーチ態様を成立させる識別図柄をリーチ図柄という。
また、識別図柄の変動表示とともに、種々のリーチ演出に代表される様々な表示演出も行われるようになっている。なお、上述した図柄表示領域は仮想的なものであり、遊技状態の変化に伴い適宜変化するようになっている。従って、図柄表示領域の数は本実施の形態のように3つに限定されることなく、それ以外の数の図柄表示領域が形成されるようにしてもよい。また、識別図柄の変動パターンも後述するように適宜変化するようになっている。
外れ状態とは、各図柄表示領域21〜23に異なる種類の図柄(これを「外れ図柄」という)が停止して、大当たり状態とならない状態のことである。なお、本実施の形態における外れ状態には、リーチ状態を経た後、外れ状態となる外れリーチ状態が含まれる。
なお、識別図柄の変動表示は、遊技球Bが作動口10へ入賞することに基づいて行われるようになっている。但し、変動表示中や大当たり状態の発生中において、遊技球Bが新たに作動口10に入賞した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後又は大当たり状態の終了後に行われるようになっている。つまり、変動表示がひかえられる(待機又は保留される)。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められており、本実施の形態では保留最大回数が4回に設定されている。しかし、保留最大回数は、これに限られるものではない。
表示部20aの上方には、前述したような識別図柄の変動表示の保留回数を示す保留ランプ24a,24b,24c,24dが組み込まれている。保留ランプ24a〜24dは、変動表示の保留毎に点灯し、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯するようになっている。
特別図柄表示装置20上部には、普通図柄表示装置31が併設されている。普通図柄表示装置31は、保留ランプ32と、7セグ表示部33とを有している。また、特別図柄表示装置20の左右両側方には、一対の通過ゲート34が配設されている。遊技球Bが通過ゲート34を通過すると普通図柄表示装置31が作動するようになっている。普通図柄表示装置31は、7セグ表示部33において「0」から「9」までの数字を可変表示する。その数字が所定値で停止した場合には、作動口10の羽根12が所定秒数開放する。普通図柄表示装置31は、遊技球Bの通過ゲート34の通過回数を記憶することができ、保留ランプ32でその保留数を表示する。従って、すべての保留ランプ32が点灯している状態では、遊技球Bが通過ゲート34を通過してもカウントされない。また、保留ランプ32が点灯している限り、遊技球Bが通過ゲート34を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置31は作動する。
また、遊技盤8には、遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するための各種スイッチが設けられている。例えば、本実施の形態においては、スルースイッチ40、作動口用スイッチ41、Vゾーン用スイッチ42及びカウントスイッチ43が設けられている。ここで、スルースイッチ40は、遊技球Bが通過ゲート34を通過したことを検出するものである。作動口用スイッチ41は、遊技球Bが作動口10へ入賞したことを検出するものである。Vゾーン用スイッチ42は、遊技球Bが大入賞口11内のVゾーン15へ入賞したこと検出するものである。カウントスイッチ43は、遊技球Bが大入賞口11へ入賞したことを検出するものである。
また、パチンコ機1各部には、遊技効果を高めるための図示しない各種演出用ランプや電飾部材等が取付けられている。これらの演出用ランプや電飾部材等は、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。演出用ランプや電飾部材等を、以下、単にランプ45(図8参照)と称する。
さて、パチンコ機1の正面左側にはカードサンド48が付設されている。なお、カードサンド48は遊技店等においてパチンコ機1が設置される際に、パチンコ機1に隣接して設置されるものである。カードサンド48にはカード挿入口48aが形成されている。
これに対して、パチンコ機1には、ガラス扉枠4の正面下部で上皿5の左側方位置において特定の操作ユニットとしてのカード関連ユニット49が設けられている。カード関連ユニット49は貸球用ボタンスイッチ49a、返却用ボタンスイッチ49b及び残額表示器49cを具備している。貸球用ボタンスイッチ(以下貸球スイッチという)49aは専用の管理媒体としてのプリペイドカードに記録された情報に基づいて貸球を得るために操作されるものであり、カード挿入口48aに差し込まれたプリペイドカードに残額が存在する限り遊技者の操作に応じて貸球が上皿5に供給される。返却用ボタンスイッチ(以下返却スイッチという)49bは、カード挿入口48aに差し込まれたプリペイドカードの返却を求める場合に操作されるものである。残額表示器49cはカードの残額情報を表示するものである。従って、カード関連ユニット49には、特定の処理対象としてのプリペイドカードに関連した各種処理を遊技者の指示に基づき行うために、遊技者が操作可能な複数のスイッチ(ボタン)が設けられているということができる。なお、プリペイドカードに記録された情報に基づいて行われる遊技媒体としての貸球の払出処理(貸出処理)が、本実施の形態における第1の処理に相当する。また、プリペイドカードの返却処理が、本実施の形態における第2の処理に相当する。
ここで、本実施の形態における貸球スイッチ49a及び返却スイッチ49bの構成について図3乃至図6を参照して詳しく説明する。なお、図3は、貸球スイッチ49a及び返却スイッチ49bがカード関連ユニット49に取付けられた状態を示す部分断面図である。なお、図3(図4乃至図6も同様)では、便宜上、パチンコ機1の前面側を図の上側に向けている。また、図4は、両スイッチ49a,49bの態様をより分かりやすく説明するための断面斜視図であり、図5は、貸球スイッチ49aの開状態における両スイッチ49a,49bの部分断面図であり、図6は、貸球スイッチ49aの開状態における両スイッチ49a,49bの態様をより分かりやすく説明するための断面斜視図である。
カード関連ユニット49内には、ボタン収容部Kが設けられ、その前面側には円形状の開口部Tが設けられている。そして、ボタン収容部K内に貸球スイッチ49a及び返却スイッチ49bが収容されている。
貸球スイッチ49aは、ボタン収容部K内に固定された図示しないスイッチ本体部と、前記スイッチ本体部からパチンコ機1の前方に向けて突設された円筒状の円筒基部100と、円筒基部100の外周部に嵌め込まれたコイルばね101と、コイルばね101の前端部に取付けられた略円筒状の貸球操作ボタン103とを備えている。貸球操作ボタン103が本実施の形態における第1操作手段,貸出操作手段,収容手段を構成する。
貸球操作ボタン103の一部はコイルばね101の軸方向に差し込まれている。貸球操作ボタン103には、コイルばね101の前端部が当接するばね受け部104が外周部の周方向に沿って突設されている。また、貸球操作ボタン103には、コイルばね101の内側において、ばね受け部104から後方に向けて突出し、かつ、円筒基部100の外周部に嵌め込まれた円筒状の摺動補助部115が設けられている。なお、摺動補助部115は、貸球操作ボタン103の本体部の下端部より後方に突出している。
貸球操作ボタン103には、後述する返却操作ボタン203が当接するボタン受け部105が内周部の周方向に沿って突設されている。また、貸球操作ボタン103内には、ボタン受け部105によって形成された円形状の開口部Sが形成されている。
また、貸球操作ボタン103はその前端部において略円盤状の被覆手段としての蓋部106を備えている。蓋部106は貸球操作ボタン103の本体部とヒンジ107によって連結され、開閉可能となっている。従って、蓋部106の開閉により、貸球操作ボタン103は開状態又は閉状態となる。
コイルばね101は、圧縮された状態で前記ボタン収容部K内に収容されており、その後端部は前記スイッチ本体部に当接し、前端部はばね受け部104の背面側に当接している。従って、通常時にはコイルばね101の付勢力によって、貸球操作ボタン103がパチンコ機1の前方向に押し出され、ばね受け部104が前記開口部T周縁のフランジ部108に当接している。そして、貸球操作ボタン103の上部は開口部Tに挿通され、カード関連ユニット49(パチンコ機1)の前面部より前方へ突出している。上記構成により、貸球操作ボタン103はボタン収容部K内でパチンコ機1の前後方向に摺動可能となる。
円筒基部100の前端部には一対の固定接点110が突設されている。貸球操作ボタン103の本体部の下端部には、前記各固定接点110に対応するように一対の可動接点111が突設されている。そして、貸球スイッチ49aは固定接点110と可動接点111とが離れた状態においてオフ状態となり、接した状態においてオン状態となる。なお、スイッチ本体部の構成については従来の押しボタンスイッチと同様のためその説明を省略する。
一方、返却スイッチ49bは、前記貸球スイッチ49aのスイッチ本体部と一体的に形成された図示しないスイッチ本体部と、当該スイッチ本体部からパチンコ機1の前方に向けて突設され前記貸球スイッチ49aの円筒基部100内に収容された略円柱状の円柱基部200と、円柱基部200の外周部に嵌め込まれたコイルばね201と、コイルばね201の前端部に取付けられた略円柱状の返却操作ボタン203とを備えている。返却操作ボタン203が本実施の形態における特定の操作手段,第2操作手段,返却操作手段を構成する。
返却操作ボタン203の一部はコイルばね201の軸方向に差し込まれている。返却操作ボタン203には、コイルばね201の前端部が当接するばね受け部204が外周部の周方向に沿って突設されている。また、返却操作ボタン203には、コイルばね201の内側において、ばね受け部204から後方に向けて突出し、かつ、円柱基部200の外周部に嵌め込まれた円筒状の摺動補助部215が設けられている。なお、摺動補助部215は、返却操作ボタン203の本体部の下端部より後方に突出している。
コイルばね201は、圧縮された状態で前記円筒基部100及び貸球操作ボタン103内に収容されており、その後端部は返却スイッチ49bのスイッチ本体部に当接し、前端部はばね受け部204の背面側に当接している。従って、通常時にはコイルばね201の付勢力によって、返却操作ボタン203がパチンコ機1の前方向に押し出され、ばね受け部204が前記貸球操作ボタン103のボタン受け部105の背面側に当接している。そして、返却操作ボタン203の上部は前記開口部Sに挿通され、前記ボタン受け部105の前面部より前方へ突出している。上記構成により、返却操作ボタン203は貸球操作ボタン103内において独自にパチンコ機1の前後方向に摺動可能となっているとともに、前記貸球操作ボタン103の摺動に連動して摺動するようになっている。
円柱基部200の上端部には一対の固定接点210が設けられている。返却操作ボタン203の本体部の下端部には、前記各固定接点210に対応するように一対の可動接点211が設けられている。そして、返却スイッチ49bは接点210と可動接点211とが離れた状態においてオフ状態となり、接した状態においてオン状態となる。なお、返却スイッチ49bの本体部の構成については、貸球スイッチ49aの本体部同様にその説明を省略する。
なお、貸球操作ボタン103の摺動可能範囲は、返却操作ボタン203の摺動可能範囲より狭くなっている。すなわち、貸球操作ボタン103が押され、貸球操作ボタン103の可動接点111が固定接点110に当接した場合(貸球スイッチ49aがオン状態となった場合)でも、返却操作ボタン203の可動接点211は固定接点210と接しないようになっている。つまり、返却スイッチ49bがオン状態とならないようになっている。
上述したように、貸球操作ボタン103と返却操作ボタン203とをパチンコ機1の正面から見て比較しても分かるように、返却操作ボタン203は貸球操作ボタン103に比べて小さくなっている。また、図3や図5を参照しても分かるように、返却操作ボタン203は貸球操作ボタン103に比べて奥まった位置に配置されている。また、本実施の形態では、返却操作ボタン203は、貸球操作ボタン103の蓋部106が閉じられている状態では視認不能となる。但し、蓋部106に例えば半透明部材を用い、前記閉状態において視認困難となるようにしてもよい。
次に、パチンコ機1の裏側の機構について図7を参照しつつ説明する。パチンコ機1の裏側には遊技球B(賞球又は貸球)を遊技者に対し払出すための機構が設けられている。
パチンコ機1の裏側上部において、タンク51が設けられている。タンク51は、上面が略矩形状に開放された箱状をなし、その底部には遊技球Bを下方へ導出するための図示しない開口部が形成されている。タンク51は、パチンコ機1の上方に設けられた図示しない球補充装置により適宜補充される多数の遊技球Bを貯留することができる。
タンク51の下方には、タンク51から下降導出された遊技球Bを下流側へと案内するためのタンクレール52が設けられている。タンクレール52は、一側部(図7の右側部)に向かって下方傾斜し、かつ、図示しない複数列の誘導路を備えている。これにより、遊技球Bを列状に整列させつつ前記一側部へ案内できるようになっている。
タンクレール52の下流側には、該タンクレール52の下流側端部と連接されるように、払出球貯留部53が設けられている。払出球貯留部53には、遊技球Bを整列させた状態で一時的に貯留しておく図示しない複数の流路が形成されている。本実施の形態において、これらの流路は1列の貸球用流路と2列の賞球用流路とから構成されている。
払出球貯留部53の下流側には、払出球貯留部53に連接するように、払出手段としての球払出装置54が設けられている。球払出装置54は、賞球払出部55と貸球払出部56とにより構成されている。賞球払出部55及び貸球払出部56は、それぞれ賞球又は貸球を払出すための図示しない払出モータを備えており、該払出モータの駆動に基づいて賞球又は貸球(遊技球B)の払出処理が行われる。賞球払出部55は、作動口10等に遊技球Bが入賞した場合に作動し、貸球払出部56は所定数の貸球を遊技者に対し払出す場合に作動するようになっている。
各払出部55,56の払出口は、図示しない払出流路を介して上記上皿5と接続されている。従って、各払出部55,56が作動すると、遊技球Bが上皿5へと払出される。但し、上皿5が遊技球Bで満杯となっているような場合には、遊技球Bは下皿6の方へ案内される。
さて、パチンコ機1の裏側下部には、上記発射機構部60が設けられている。発射機構部60は、モータ61と、遊技球Bを打撃可能なアーム62と、アーム部62の打撃力を調節可能な調節部63とから構成されている。
なお、ハンドル7及びモータ63は、後述する発射制御基板75と電気的に接続されている。そして、遊技者がハンドル7に触れ操作することにより、所定の電気信号がハンドル7から発射制御基板75へ出力される。この電気信号に基づき、発射制御基板75がモータ61をオンオフ制御する。モータ61は発射制御基板75からのパルス駆動電流に基づいて回転駆動し、パルス駆動電流のパルス数によってその回転量が制御される。
アーム部62は、回動可能に軸支されるとともに、その軸心より上部が調節部63の上端部とバネ65により連結されている。これにより、通常、アーム部62は所定位置に付勢された状態となる。
さらに、アーム部62には、その軸心より下部において、図示しない爪部が設けられている。これに対応して、モータ61の回転軸には図示しないカムが取着されている。前記カムは所定位置において前記爪部に掛かるように構成されている。これにより、モータ61が駆動すると、前記カムが前記爪部に掛かり、バネ65の付勢力に逆らうようにしてアーム部62が回動する。さらにカムの回転が進むと、カムが爪部よりはずれ、アーム部62がバネ65の引張力により前記所定位置まで勢いよく戻る。そして、アーム部62により遊技球Bが打撃され、当該遊技球Bが上述したようにレール9a,9bによって遊技盤8面上へと案内される。
なお、モータ61は、原則として、ハンドル7が回動保持されている間、一定方向に連続して回転し続ける。つまり、アーム部62が所定範囲内で往復動を繰り返し、遊技球Bが所定間隔で連続して発射される。
一方、調節部63は、回動可能に軸支されるとともに、その下端部とハンドル7の軸とがワイヤ64により連結されている。従って、遊技者がハンドル7を操作することで調節部63が回動する。このため、ハンドル7の回動量に応じてバネ65がアーム部62を引く引張力が変化し、アーム部62による遊技球Bを打撃する力(打撃力)が変化する。つまり、遊技者はハンドル7の回動量を調節することにより、遊技球Bの発射力を調節することができる。
次に、パチンコ機1の裏側に装着された各種制御装置(制御基板)について図7,8を参照しつつ説明する。図8は、パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。なお、各制御基板は、所定の保護ケースに被覆された状態で取着されているが、便宜上、図7における保護ケースの符号は省略する。
パチンコ機1の裏側には、主制御装置(主基板)70、表示制御基板71、ランプ制御基板72、音声制御基板73、払出制御基板74、発射制御基板75等の各種制御基板が設けられている。なお、表示制御基板71は特別図柄表示装置20内に組み込まれている。もちろん、特別図柄表示装置20と表示制御基板71とを別体としてもよい。主基板70は、払出制御基板74等の各種制御基板や、作動口用スイッチ41等の各種スイッチと電気的に接続されている。
主基板70は、各スイッチ40〜43の検出結果に基づいて、各種遊技状態を発生させるための処理を行ったり、各ソレノイド13,18,19、各保留ランプ24a〜24d、普通図柄表示装置31等を駆動制御したり、払出制御基板74等の各種制御基板に指示を出したりするものである。
表示制御基板71は、特別図柄表示装置20における表示制御を行うものである。ランプ制御基板72はランプ45等を制御するものである。音声制御基板73はスピーカ46等を制御するものである。払出制御基板74は球払出装置54を制御するものである。発射制御基板75は発射機構部60を制御するものである。
ここで、主基板70について詳しく説明する。主基板70は、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)及びランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMには所定の制御プログラムや初期データが予め記憶されており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。CPUによる演算結果はRAMに一時的に記憶される。
さらに、主基板70には各種カウンタが設定されている。具体的には、大当たり状態を決定する内部乱数カウンタ、大当たり図柄を決定する大当たり図柄乱数カウンタ、識別図柄の変動パターン(リーチパターン等を含む)を決定するための変動パターンカウンタ、各図柄表示領域21〜23における停止図柄を決定するための各図柄乱数カウンタ等の各種乱数カウンタが設定されている。
また、後述するような大当たり中のラウンド回数をカウントするラウンドカウンタ、大入賞口11への遊技球Bの入賞個数をカウントする入賞カウンタ等の各種計数カウンタが設定されている。

上記各乱数カウンタは、それぞれ所定時間(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新される。各カウンタの各値は所定の条件に従って乱数として読み出され、各カウンタに対応した乱数バッファに格納されるようになっている。例えば、作動口10に入賞した遊技球Bが作動口用スイッチ41によって検出されたとき、読み出された内部乱数カウンタの値が特定値であれば大当たり状態の発生が決定される。また、各カウンタにおいて、カウンタの値がそれぞれ所定の値になった場合には初期値に戻るようになっている。
次に、払出制御基板74について説明する。払出制御基板74は、主基板70と同様にCPU,ROM,RAM等を備えているが、以下の説明では、それらの現実の構成自体に拘束されず、払出制御基板74を機能実現手段の集合体として捉えて説明する。
払出制御基板74は、「賞球払出制御手段」としての機能を備えている。賞球払出制御手段は、上記各種スイッチの検出結果に基づいて主基板70から出力される賞球の払出コマンドを入力すると、当該払出コマンドに応じた賞球の払出しを行うべく上記賞球払出部55の駆動制御を行う。
払出制御基板74は、「貸球払出制御手段」としての機能を備えている。貸球払出制御手段は、本実施の形態における貸出処理手段を構成する。貸球払出制御手段は、主基板70の統括下におかれることなく、独自に制御を実行するよう構成されている。払出制御基板74は、カードサンド48、貸球払出部56及びカード関連ユニット49と電気的に接続されており、貸球払出制御手段は、カード挿入口48aにプリペイドカードが挿入された際のカードに関わる情報の受信、カード関連ユニット49の操作に基づくカードに書き込むべき情報の送信、同じくカード関連ユニット49の操作に基づく貸球払出部56の駆動制御、カード情報に基づく残額表示器48cの表示制御等を行う。つまり、貸球払出制御手段は、遊技媒体の貸出情報を記憶したプリペイドカードを参酌して遊技媒体の貸出処理を行う。また、払出制御基板74は、プリペイドカードの返却処理を行う「返却制御手段」としての機能を備えている。返却制御手段は、本実施の形態における返却処理手段を構成する。
発射制御基板75は、上記ハンドル7からの所定電気信号に基づいて上記モータ61にパルス駆動電流を出力し、上記モータ61の回転駆動制御を行う。なお、ハンドル7から所定電気信号が入力され続ける間、すなわち遊技者がハンドル7を操作している状態が続いている間、モータ61にパルス駆動電流が出力され続ける。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の基本的な作用について説明する。
本実施の形態では、遊技者のハンドル7の操作に基づき、発射制御手段は所定のパルス駆動電流を継続してモータ61へ出力する。このパルス駆動電流に基づいてモータ61が所定の回転速度で回転し、アーム部62によって遊技球Bが遊技盤8面上へ発射される。そして、発射された遊技球Bのうちのいくつかは作動口10に入球することとなる。
主基板70は、作動口用スイッチ41からの検出信号に基づき遊技球Bが作動口10へ入賞した旨を検出すると、その検出結果に基づいて対応する保留ランプ24a〜24dを点灯させる。例えば、それまで3つの保留ランプ24a〜24cが点灯されている場合には4つ目の保留ランプ24dを点灯させる。但し、保留ランプ24a〜24dが全て点灯している場合(変動表示の保留数が上限に達している場合)、遊技球Bが作動口10へ入球したとしても、当該入球は検出されるが、前記入球に対応する分の変動表示は保留されない、すなわち、この分の変動表示は行われない。
また、主基板70は、作動口用スイッチ41からの検出信号に基づいて、各カウンタから読み出された値を各乱数バッファに格納する。主基板70は、各乱数バッファに格納された各カウンタの値に基づいた各種コマンドを各制御基板へ出力する。そして、コマンドを受け取った各制御基板では、各コマンドに対応した制御が行われる。
例えば、主基板70は、作動口用スイッチ41からの検出信号に基づいて、上記変動パターンカウンタの値を選出するとともに、当該カウンタ値を変動パターンカウンタに対応する乱数バッファに格納する。そして、主基板70は、前記カウンタ値に対応する変動パターンコマンドを表示制御基板71へと出力する。
さて、表示制御基板71は、図柄変動に関する一群のコマンド(1回の図柄変動に際して送られてくるデータ群)を入力すると、識別図柄が変動する表示画像を順次生成し表示部20aに表示する。このとき、表示制御基板71は、変動パターンコマンドに含まれるパターン情報に基づいて種々の変動パターン(リーチ演出パターン等)を実行する。これら変動パターンは、識別図柄の変動開始から確定表示までの間、又は別途設定された時間データの秒数分だけ実行される。
表示部20aでは、各図柄表示領域21〜23において変動表示されている識別図柄がその変動速度を徐々に減速するように表示され、識別図柄の変動が順次停止させられる。本実施の形態においては、選出された所定の停止図柄が左右両図柄表示領域21,23において順に停止表示される。
ここで、表示制御基板71は、現在リーチ状態が発生しているか否かを確認する。具体的には、左右両図柄表示領域21,23において停止表示された識別図柄が少なくとも1つのライン上において同種であるか否かを確認する。そして、リーチ状態となる場合には、上記変動パターンコマンドに基づいた各種リーチ動作処理を行う。
主基板70は、変動パターンコマンドを出力した後、変動パターン毎に設定された所定時間経過後に表示制御基板71に対し確定コマンドを出力する。
表示制御基板71は、その確定コマンドを受け取ると、変動パターンコマンドの図柄情報に応じた図柄を確定表示させる。例えば、大当たり状態が発生する場合には、大当たり図柄カウンタによって決定された大当たり図柄の図柄情報を含んだコマンドが、リーチ演出の最終段階で送信され、大当たり図柄が表示部20aに確定表示される。
さて、主基板70は、表示制御基板71に確定コマンドを送信した後、表示部20aに確定表示された識別図柄の停止態様(組合せ)が大当たりのものであるか否かを確認する。そして、識別図柄の停止態様(組合せ)が大当たりのものでない場合には、主基板70は、図柄変動が保留されていること確認すると、上記図柄変動に関連した処理を繰り返し行う。ここで、図柄変動が保留されていないことが確認されると、主基板70は、作動口用スイッチ41から新たな検出信号が入力されるまで待機する。
識別図柄の停止態様(組合せ)が大当たりのものである場合には、主基板70は、ラウンドカウンタを「0」にクリヤするとともに、大当たり状態を報知する旨のコマンドを表示制御基板71等に出力する。これにより、表示部20aでは大当たり報知表示が行われる。
次に、主基板70は、入賞カウンタを「0」にクリヤするとともに、入賞判定用の所定フラグを「0」に設定する。ラウンドカウンタを「1」だけ加算する。続いて、主基板70は、大入賞口用ソレノイド18を励磁させることで、シャッタ17を倒して略水平状態とし大入賞口11を開放する。これにより、遊技球BがVゾーン15及び入賞通路16へ入賞するようになり、遊技者が多数個のパチンコ球を取得できるような大当たり状態となる。つまり、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値が付与されることとなる。
この大当たり状態中に、主基板70は、入賞カウンタの値が予め定められた所定値よりも小さいか否かを適宜判定する。この判定条件が満たされている場合には、主基板70は、未だ大入賞口11の閉鎖予定時期が到来していないか否かを判定する。そして、閉鎖予定時期が到来していない場合には、主基板70は、継続してこの判定処理を繰り返す。従って、大入賞口11の開放開始後に所定値よりも多くの遊技球Bが入賞するか、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大入賞口11が開放され続ける。所定値よりも多くの遊技球Bが入賞するか、閉鎖予定時期が到来すれば、主基板70は、大入賞口用ソレノイド18を消磁する。これにより、シャッタ17が起こされて略垂直状態となり、大入賞口11が閉鎖される。
その後、主基板70は、ラウンドカウンタの値が予め定められた所定値よりも小さいか否かを判定する。そして、ラウンドカウンタの値が所定値よりも小さい場合には、主基板70は、入賞があるか否かを判定する。ここで、入賞がある場合には、主基板70は、この処理を繰り返し行う。従って、一旦大当たり遊技状態が発生すると、遊技球BがVゾーン15に入賞することによる継続条件が、所定回数満たされるまでは、大入賞口11が開閉のサイクルを繰り返すこととなる。例えば、ここで入賞カウンタの所定値を「10」、大入賞口4の開放時間を「約29.5秒」、ラウンドカウンタの所定値を「16」に設定したとする。このような場合には、大入賞口11の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口11へ10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか一方の条件が満たされた時点で大入賞口11が閉鎖される。この大入賞口11の開閉のサイクルが遊技球BのVゾーン15への入賞を条件に最大で16回繰り返されることとなる。
ラウンドカウンタの値が所定値以上となるか、入賞がない場合には、主基板70は、大当たり状態が終了したものとして、その旨を報知するコマンドを表示制御基板71等に出力する。そして、表示部20aには大当たり状態が終了した旨の表示がなされる。この際(大当たり状態の終了後の所定期間中)、本実施の形態では、仮に遊技球Bが作動口10へ入球したとしても、当該入球は検出はされるが、これに付随する変動表示は行われないようになっている。
また、本実施の形態においては、遊技モードが所定条件の成立に基づいて切換えられるようになっている。この遊技モードとして、本実施の形態においては2つのモードが用意されている。例えば300分の1程度の低確率で大当たり遊技状態を発生させる通常モードと、その約5倍である60分の1程度の高確率で大当たり遊技状態を発生させる高確率モード(以降、便宜上「確変モード」と称する)とがある。次回の遊技モードは、大当たり図柄の種類に基づき決定されるように構成されている。なお、パチンコ機1の電源投入時においては、通常モードに設定されるようになっている。
そして、大当たり終了とともに次回の遊技モードを報知する処理が実行される。本実施の形態において、遊技モードを報知する際には、表示部20aにおいて遊技モードを選出するような選択的な表示演出が行われる。但し、前記選択的な表示演出を行わない構成としてもよい。
一般的に、確変モードの概念としては、(1)7セグ表示部33に所定値が表示される確率を通常時に比べて高め、作動口10の羽根12を開放させる機会を増やすこと、(2)7セグ表示部33における数字の変動時間を短くすること、(3)羽根12の開放時間を長くすること(及び/又は入賞個数を多くすること)、(4)特別図柄表示装置20の表示部20aの識別図柄の変動時間を短くすること、(5)大当たり確率が通常モードに比べて高くなること等が挙げられるが、本実施の形態における確変モードにおいては、(5)に加えて、(1)〜(4)の全ての事項が実行される。
さて、ここで遊技球B(賞球及び貸球)の払出処理について説明する。主基板70は、作動口10又は大入賞口11への遊技球Bの入球を検出すると、作動口10又は大入賞口11に対応する所定数の賞球を払出すための払出コマンドを賞球払出制御手段(払出制御基板74)へ出力する。本実施の形態では、作動口10に対応する賞球数は5個であり、大入賞口11に対応する賞球数は15個である。
賞球払出制御手段は、前記払出コマンドを入力すると、当該払出コマンドに応じた賞球の払出しを行うべく上記賞球払出部55の駆動制御を行う。これにより所定数の賞球が上皿5又は下皿6へ払出される。
また、遊技者がカード挿入口48aにプリペイドカードを挿入すると、貸球払出制御手段(払出制御基板74)はカードサンド48よりそのカードに関わる情報を受信する。そして、挿入されたカードが利用可能である場合には、貸球払出制御手段は、そのカードの残額を残額表示器48cに表示させる。この状態で遊技者が貸球スイッチ49a(操作ボタン101)を押すことにより、貸球払出制御手段が貸球払出部56の駆動制御を行い、所定数の貸球が上皿5又は下皿6へ払出される。貸球払出制御手段は、この払出処理を行うとともに新たにカードに書き込むべき情報(残額等)をカードサンド48に送信する。これに基づきカードサンド48はカードに新たな情報を書き込む。
また、遊技者が 貸球操作ボタン103の蓋部106を開け、その中の返却操作ボタン203を押すと、返却制御手段(払出制御基板74)はカードの返却処理を行い、カード挿入口48aからカードが排出される。なお、蓋部106が開けられた貸球操作ボタン103の開状態が本実施の形態における第1の状態に相当し、蓋部106が閉じられた貸球操作ボタン103の閉状態が本実施の形態における第2の状態に相当する。また、蓋部106を開ける操作が、本実施の形態における所定の処理又は操作に相当する。
以上詳述したように、蓋部106を閉じた状態(貸球操作ボタン103の閉状態)において返却操作ボタン203は操作不能となり、蓋部106を開けた状態(貸球操作ボタン103の開状態)において返却操作ボタン203が操作可能となる。例えば遊技中において遊技者の意に反して上記カードの返却処理が行われることはあまり好ましくない。そのため、上述したように、通常、蓋部106が閉じられていることにより、遊技者による返却操作ボタン203の誤操作を防止することができる。また、遊技中において比較的頻繁に操作される貸球操作ボタン103の操作を、返却操作ボタン203の誤操作を気にせず行うことができる。結果として、遊技者は本来の遊技自体に集中しやすくなり、興趣低下の抑制を図ることができる。また、カードの返却処理が遊技者の利益に関わる処理であるため、返却操作ボタン203が操作容易になっていると、例えば遊技者がパチンコ機1から離れた隙に他人によって操作され、上記カードが盗まれるといった不具合の発生する可能性が大きくなる。そこで、本実施の形態のように、返却操作ボタン203を比較的に操作が困難なものとすることにより、そのような不具合の発生を低減することができる。
また、本実施の形態では、カード関連ユニット49の配置が、上皿5を介してハンドル7とは反対側となる上皿5の左側方位置に設けられている。従って、カード関連ユニットが上皿5やその上方位置に設けられている場合に比べて、遊技中等においも比較的容易にハンドル7を操作しつつ、他方の手で操作ボタン103,203を操作することができる。結果として、さらに本来の遊技自体に集中することができる。但し、カード関連ユニット49を上皿5やその上方位置に設けた構成としても何ら差し支えない。
また、本実施の形態では、蓋部106を開けると、蓋部106がパチンコ機1の前面側に突出した状態となる。従って、他の被覆手段例えばスライドタイプのものや、パチンコ機1の前後方向を軸として左右方向に回動するタイプのものに比べて、その開状態が目立つこととなる。そのため、上記カードの盗難等の不正行為をより抑制することができる。もちろん、本実施の形態の蓋部106に代えて、上記各タイプの被覆手段を採用してもよい。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態において、パチンコ機1に付設されているカードサンド48は管理媒体としてプリペイドカードを使用可能なものであるが、これに限らず、遊技店専用の顧客管理カード等を管理媒体として使用するカードサンドを付設可能な構成としてもよい。この場合も同様に顧客管理カードに記憶された情報に基づく貸球の貸出処理やカードの返却処理がカード関連ユニットの操作に基づいて行われる。
(b)上記実施の形態では、貸球操作ボタン103と返却操作ボタン203とが一体的に構成されているが、これに限らず、カード関連ユニット49おいて、例えば上下に並設された構成としてもよい。その際、「返却操作ボタンが貸球操作ボタンに比べて小さくなっていること」、「返却操作ボタンが貸球操作ボタンに比べて奥まった位置に配置されていること」、及び、「返却操作ボタンが蓋部によって覆われ、視認困難又は視認不能となっていること」のうち少なくとも1つを含んだ構成となっていることとしてもよい。
(c)上記実施の形態では、貸球操作ボタン103及び返却操作ボタン203の2つの操作手段が設けられているが、操作手段の数はこれに限られるものではなく、3つ以上でもよい。
(d)上記実施の形態では、カード関連ユニット49の操作ボタン103,203に対し本発明を適用しているが、これに限らず、遊技演出用のストップボタンや選択ボタンに適用してもよい。例えば、特定の遊技又は遊技演出を行うことを選択又は決定する第1操作手段としての第1ボタンと、前記第1ボタンに比べて操作困難で、かつ、前記特定の遊技又は遊技演出を行わないことを選択又は決定する第2操作手段としての第2ボタンとを備え、遊技中において特定の遊技又は遊技演出を行うか否かを遊技者に選択又は決定させるような構成としてもよい。遊技又は遊技演出を行わないことは、遊技者にとっての興趣の向上を妨げるおそれがあるため、遊技者としては慎重にその決定を行うことが多い。従って、このような処理が比較的容易に行われるようであると、遊技者の意に反して遊技又は遊技演出が行われないといった不具合が発生するおそれがある。なお、上記「特定の遊技又は遊技演出を行わないことを選択又は決定する」ことには、「特定の遊技又は遊技演出を行うことを選択又は決定したことを取り消す」ことが含まれる。すなわち、第2ボタンを、第1ボタンによって行われた選択又は決定をキャンセルする(取り消す)ためのボタンとしてもよい。
(e)上記実施の形態では、操作手段として押しボタン式のスイッチが採用されているが、これに代えて、スライド式スイッチ、回動式スイッチやレバー等を採用してもよい。
(f)上記実施の形態では、蓋部106を遊技者が常時操作可能なように構成されているが、これに限らず、蓋部106の閉状態を維持する制御を行う操作制御手段を備え、例えば上記貸球の払出処理が行われている際には、蓋部106が開状態とならないような構成としてもよい。
(g)上記実施の形態に代えて、返却操作ボタン203の大きさや前後方向の位置を、遊技者の指先等では操作できず、操作するためには所定の治具等を利用しなければならないような構成としてもよい。
(h)上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機等として実施してもよい。また、パチンコ機以外にも、雀球、回胴式遊技機(スロットマシン)、パチンコ機と回胴式遊技機とを融合させた遊技機等の各種遊技機として実施することも可能である。
回胴式遊技機の基本構成としては、「複数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示した後に識別図柄を確定表示する表示手段としてのリールを備え、遊技者が始動用操作手段としてのスタートレバーを叩き、リールが回転することにより識別図柄が変動し、遊技者が停止用操作手段としてのストップボタンを押すことによって、又は、所定時間が経過することによってリールが停止し、この停止時に停止識別図柄が特定識別図柄である場合には、遊技者に遊技価値を付与するよう構成されてなる遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。そして、停止用操作手段としての複数のストップボタンがそれぞれ異なる態様となるようにしてもよい。または、上記実施の形態と同様に、コイン、メダル等の貸出ボタンスイッチと、カード返却ボタンスイッチとを有するカード関連ユニットを備え、両ボタンスイッチの態様が異なる構成としてもよい。
また、パチンコ機と回胴式遊技機とを融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示した後に識別図柄を確定表示する表示手段としてのリールを備え、遊技者が始動用操作手段としてのスタートレバーを叩き、リールが回転することにより識別図柄が変動し、遊技者が停止用操作手段としてのストップボタンを押すことによって、又は、所定時間が経過することによってリールが停止し、この停止時に停止識別図柄が特定識別図柄である場合には遊技者に遊技価値を付与するよう構成され、遊技媒体として遊技球を使用するよう構成されてなる遊技機」となる。
1…遊技機としてのパチンコ機、7…ハンドル、8…遊技盤、54…球払出装置、55…賞球払出部、56…貸球払出部、70…主制御装置(主基板)、74…払出制御基板、48…カードサンド、49…カード関連ユニット、49a…貸球用ボタンスイッチ、49b…返却用ボタンスイッチ、103…第1操作手段,貸出操作手段,収容手段を構成する貸球操作ボタン、106…被覆手段としての蓋部、203…特定の操作手段,第2操作手段,返却操作手段を構成する返却操作ボタン、B…遊技媒体としての遊技球。

Claims (1)

  1. 所定の遊技媒体を用いて遊技を行い、特定条件の成立に基づき遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機であって、
    遊技者の指示に基づき各種処理を行うために、遊技者が操作可能な複数の操作手段を備え、
    前記複数の操作手段のうちの特定の操作手段が他の操作手段に比べて操作困難となっていることを特徴とする遊技機。
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